JPH0281387A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビデオテープレコーダなどの磁気記録再生装
置に係り、特に、指定位置へテープ送りすることを可能
とした磁気記録再生装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、磁気記録再生装置においては、１本の磁気テープ
に複数の番組を録画する場合、これら番組は録画時期の
順序で磁気テープの前から順番に録画されるのが一般的
である。しかしながら、番組の内容の重要度、番組相互
の関連などを考慮して、録画時期に関係なく、磁気テー
プでの各番組の記録領域の順序を所要に設定することが
望ましい場合もある。このような場合には、従来では、
−旦１本の磁気テープに所望の番組を録画時期の順序で
前から順番に録画し、しかる後、この磁気テープから配
列しようとする順番に番組を再生し、この再生順に他の
磁気テープに前から順番に記録するようにした編集技術
が用いられるのが一般的であった。しかし、この方法に
よると、２台の磁気記録再生装置と２本の磁気テープが
必要であるし、また、編集に手間と時間がかかるなどの
問題があった。

これに対して、磁気テープを早送りあるいは巻戻ししな
がらテープ送り量を検出し、これによって磁気テープ上
の記録位置を任意に選択できるようにした技術も知られ
ている。その−例として、特開昭６２−８４４７９号公
報記載の技術は、磁気テープに予じめインデックスを書
き込む操作を行ない、このインデックスをもとにテープ
送り量を検出して記録位置を選択するものである。また
、他の例としては、テープ送りとともにカウンタを動作
させ、このカウンタのカウント値によってテープ送り量
を検出して記録位置を選択するものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記公開公報に記載の技術は、インデックスをもとに所
望記録位置を選択し、その位置で磁気テープの早送り、
巻戻しを完了して記録を開始させることができるが、こ
れを行なうためには、予じめインデックスの書込み操作
を必要として手間がかかり、かかるインデックスの未記
録テープでは、テープ送り量が検出できずに、したがっ
て、記録位置を任意に選択するということはできない。

また、カウンタを用いてテープ送り量を検出する技術は
、未記録テープに対しても有効であるが、所望テープ送
り量の検出はカウンタの目盛を読んで行ない、所定のカ
ウント値で早送り、巻戻しの停止操作をしなければなら
ず、手間がかかる。

本発明の目的は、かかる問題点を解消し、手間を省いて
磁気テープを所望量送ることができるようにした磁気記
録再生装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は、早送り、巻戻し
でのテープ送り量を検出する手段と、早送りもしくは巻
戻しとともにテープ送り時間が指定され該テープ送り時
間から所望テープ送り量を算出して検出される該テープ
送り量と比較し両者が一致したとき早送りもしくは巻戻
しを停止させる手段を設ける。

〔作用〕

早送りもしくは巻戻しとテープ送り時間が指定されると
、磁気テープの走行速度から所要テープ送り量が算出さ
れ、これとともに早送りもしくは巻戻しが行なわれる。

このときの磁気テープを検出することにより、テープ送
り量が検出され、これと算出された所要テープ送り量が
比較される。

両者が一致すると、早送りもしくは巻戻しが停止される
。これにより、指定されたテープ送り時間に相当するテ
ープ散だけ送られることになる。

したがって、テープ送り時間を指定するだけで所要テー
プ量だけ磁気テープを走行させることができ、簡単な操
作でもって記録開始位置などの設定が正確に行なうこと
ができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面によって説明する。

第１図は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
す構成図であって、１は磁気テープ、２はテープカセッ
ト、３α、３ｂはリール、４はローラ、５は回転数検出
器、６はコントローラである。

同図において、磁気テープ１を所定テープ量早送りもし
くは巻戻しする場合には、ユーザの指示により、磁気テ
ープ１を早送りするか巻戻すかを表わすテープ送り方向
指示信号Ｃと早送りもしくは巻戻しのテープ送り量を時
間で表わす時間信号Ｔとがコントローラ６に供給される
。この時間信号Ｔは通常の記録、再生時のテープ走行速
度でのテープ送り時間を表わすようにしてもよいし、早
送り、巻戻し時のテープ走行速度でのテープ送り時間を
表わすようにしてもよいが、ここでは、前者の時間を表
わすものとする。

コントローラ６は、テープ送り方向指示信号Ｃ２時間信
号Ｔが入力されると、第２図に示すように動作して所定
のテープ送り量だけ早送りもしくは巻戻し動作を行なわ
せる。

すなわち、いま、これら信号が入力されると、時間信号
Ｔで指定される時間磁気テープ１が走行したときのロー
ラ４の回転数Ｎを算出する。ここで、指定される時間を
ｔ２通常の記録再生時の磁気テープ１の走行速度をＶ、
ローラ４の直径をｄとすると、時間ｔでのテープ送り量
はｖｔであるから、これだけ磁気テープ１が走行する間
でのローラ４の回転数Ｎは、 ｖｔ Ｎ＝Ｔ丁 で表わされる。

これとともに、コントローラ６はローラ４によってテー
プカセット２から磁気テープ１を引き出し、テープ送り
方向指示信号Ｃに応じた制御信号りを発生して磁気テー
プ１を早送りもしくは巻き戻す。ここで、ローラ４は磁
気テープ１の走行とともにスリップせずに回転し、−回
転毎にパルスＡを発生する。回転数検出器５はこのパル
スＡを計数してローラ４の回転数ｎを検出し、この回転
数ｎを表わす信号Ｂをコントローラ６に送る。

コントローラ６はこの検出された回転数ｎと上記の算出
された回転数Ｎとを比較し、両者が一致したとき、制御
信号りによって磁気テープ１を停止させて早送りもしく
は巻戻し動作を終了させる。

しかる後、磁気テープ１をテープカセット１内に収納し
、記録モードや再生モードの指示に備える。

テープ送り量が等しいならば、磁気テープの走行速度が
いかなるものであっても、このテープ送り量に対するロ
ーラ４の回転数Ｎは等しい、したがって、通常の記録再
生時の磁気テープ１の走行速度でのテープ送り時間を指
定することによってテープ送り量を指定し、テープ送り
は早送りもしくは巻戻しで行なっても、指示されたテー
プ送り量だけ正確にテープ送りが行なわれる。

そこで、たとえば１本の磁気テープに複数の番組を録画
する場合、各番組の磁気テープ上での記録位置を時間で
もって予じめ指定し、夫々の番組の録画毎に時間を指定
することにより、各番組の磁気テープ上での記録開始位
置を正確に設定することができる。−例として、２０分
間の番組Ａ。

３０分間の番組Ｂ、１時間の番組Ｃの順で磁気テープの
始めから録画したいが、番組Ｂ、Ａ、Ｃの順で放送され
るものとすると、まず、磁気テープを完全に巻戻した状
態とし、上記の時間ｔを２０分、早送りと指定して上記
の動作を行なわせる。

この動作の終了後番組Ｂの録画を行なうと、この番組Ｂ
は磁気テープ上所定の位置に記録される。

次に１時間先を５０分（２２０分＋３０分）、巻戻しと
指定して上記の動作を行なわせると、磁気テープは番組
Ｂの記録開始位置よりも２０分前位置まで巻戻され、次
の番組Ａの録画が可能となる。

番組Ａの録画後、時間ｔを３０分（番組Ｂの録画時間）
、早送りと指示すると、磁気テープは番組Ｂの記録終了
位置、すなわち番組Ｃの記録開始位置まで早送りされ、
番組Ｃの記録が可能となる。

このようにして、順序不同で放送される複数の番組を磁
気テープ上で所定の順序で記録され、１本の磁気テープ
での編集が可能となる。

１本の磁気テープに順不同に記録されている番組を所定
の順序で再生する場合も同様である。

以上説明した実施例は各番組毎にテープ送り方向、テー
プ送り量をユーザが指示するものであったが、複数の番
組を予約して夫々の番組に対して自動的に記録位置設定
と録画とを行なわせるようにすることができる。これを
第３図によって説明する。

コントローラ６にはメモリとタイマとが備えてあり、ま
ず、このメモリに各番組についてのテープ送り方向指示
信号Ｃ４時間信号Ｔおよび録画開始、終了時刻が記憶さ
れる。次に、タイマーを始動させ、記憶されている録画
開始時刻から最初に録画すべき番組のこれらデータを読
み出し、第２図に示した動作を行なってこの番組の磁気
テープでの記録開始位置を設定する。その後、タイマー
の時刻が指定される録画開始時刻と一致するとこの番組
の録画が開始され、録画終了時刻になるとこの番組の録
画が終了する。以上の動作が各番組について録画開始時
刻が早い順に行なわれ、全ての番組の録画が終ると、タ
イマーが停止して動作が終了する。

このように、予約した番組に対して、自動的に録画開始
位置の設定と録画とが行なわれ、磁気テープ上には各番
組が前から所定の順序の配列で録画される。

ところで、録画済みの磁気テープの未記録部などに新た
な番組を録画するような場合、この録画がこの未記録部
分には記録できないときもあり、記録を継続すると、既
に記録されている番組に重ね記録されてしまうこともあ
る。第４図はこれを防止するための一実施例の動作を示
すものである。

この実施例は、既に番組が記録されている部分ではコン
トロール信号も記録されていることから。

このコントロール信号の有無により、磁気テープ上の既
記緑部分を検出するようにしたものである。

このために、第１図に示した状態で磁気テープ１上のコ
ントロール信号を検出するヘッドが設けられている。８
画開始とともに、第４図に示すように、ヘッドによって
磁気テープからコントロール信号が検出されない限り録
画が継続し、コントロール信号が検出されると、録画を
停止して磁気テープを早送りさせる。この早送り中もコ
ントロール信号の有無を検出しており、その後コントロ
ール信号が検出されなくなると、早送りを停止させて録
画を開始させる。

このようにして、誤って番組の重ね書きが行なの動作と
組み合わせることにより、既に記録されている各番組の
録画領域内に新たな番組の記録開始位置を誤って設定し
たとしても、この新たな番組は無記録領域に記録される
ことになる。なお、１つの番組が分割されて別々の位置
に記録されることもあるが、再生時の操作によってこれ
らを続けて再生することができるから問題ではない。

第５図は本発明による磁気ｖ２録再生装置の他の実施例
を示す要部構成図であって７α〜７ｄはガイドピン、８
α、８ｂはガイドローラ、９．１０はヘッドであり、第
１図に対応する部分には同一符号をつけている。

この実施例は、第１図でのローラ４の代りに、ヘッド９
，１ｏを用いてテープ送り量を検出するようにしたもの
であり、ヘッド９，１０の一方をパルスの記録用、他方
を再生用とするものである。

再生用のヘッドから得られるパルスは、第１図と同様に
、計数され、その計数値がコントローラに供給される。

第５図において、所定のテープ送り量だけ磁気テープ１
を早送りもしくは巻戻すときには、図示するように、磁
気テープ１はテープカセット２から引き出され、ガイド
ピン７０Ｌ〜７ｄ、ガイドローラ８α、８ｂにより、ヘ
ッド９，１０に当接したハーフローディング状態に置か
れる。そして。

早送り時にはヘッド９がパルスの記録用、ヘッド１０が
再生用となり１巻き戻し時にはヘッド１０が記録用、ヘ
ッド１０が再生用となる。また、ヘッド９，１０間の距
離は固定されている。

第６図はこの実施例のテープ送り量検出手段を示すブロ
ック図であって、１１は記録アンプ。

１２は再生アンプ、１３は入力端子、１４はカウンタ、
１５はコントローラである。

同図において、早送りの場合を説明すると、早送りの開
始とともに入力端子１３から１つのパルスが入力され、
記録アンプ１１で増幅された後、ヘッド９に供給されて
磁気テープ１に記録される。

いま、磁気テープ１の早送り策度をＶＦとし、ヘッド９
，１０間の距離をＣとすると、ヘッド９がパルス磁気テ
ープ１に記録した後、ｔ、＝　　Ｑｌｖｙ後にヘッド１
０がこのパルスを再生する。

この再生パルスは再生アンプ１２で増幅され、さらに記
録アンプ１１で増幅されてヘッド９に供給され、再び磁
気テープ１に記録される。以下、この動作が繰り返えさ
れ、ヘッド１０からの周期ｔ、のパルスが再生される。

また、再生アンプ１２から出力される周期ｔ、のパルス
はカウンタ１４でカウントされ、そのカウント１直がコ
ントローラ１５に供給される。

ここで、テープ走行速度■２が異なれば、ヘッド１ｏの
再生パルスの周期１．も異なる。第７図（α）はテープ
走行速度Ｖ、が低い場合であって、再生パルスの周期１
．は長い。第７図（ｂ）はテープ走行速度ｖ、が高い場
合であって、再生パルスの周期ｔ１は短い。しかし、テ
ープ走行速度Ｖ、のいかんにかかわらず、磁気テープ１
が距離ａだけ走行する毎にヘッド１０はパルスを再生す
る。したがって、このパルスをカウントすることにより
、磁気テープ１のテープ送り量Ｓを知ることができる。

すなわち、カウンタ１４のカウント値がｎとすると、テ
ープ送り量Ｓは、 Ｓ＝ｎ　　Ｘ　　Ω となる。

コントローラ１５は第１図におけるコントローラ６と同
様のものであり、先に説明した動作を行なう。

巻き戻し時には、ヘッド１０が記録用、ヘッド９が再生
用となるが、第６図において、ヘッド１０を図示しない
記録アンプに接続し、ヘッド９を図示しない再生アンプ
に接続してこの再生アンプの出力パルスをカウンタ１４
に供給するようにし、また、記録アンプに入力端子１３
からのパルスを供給するようにすればよい。

なお、第５図、第６図に示した実施例において、記録側
のヘッドに一定の周波数のパルスを供給して再生側のヘ
ッドでこれを再生し、カウンタに供給するようにしても
よい。磁気テープの早送り、巻戻し時の走行速度が常に
一定であれば、再生パルスをカウントすることによって
テープ送り量を検出することができる。また、テープ走
行速度が変化した場合やテープ走行速度を異ならせた場
合には、再生パルスの周期が変化するが、これとともに
再生パルスのレベルも変化し、これによってテープ走行
速度を判定しながら再生パルスのカウントにより、テー
プ送り量を検出することができる。

また、第５図、第６図のヘッド９，１０としては、コン
トロールヘッドと規準信号用ヘッドあるいは消去ヘッド
と規準信号用ヘッドで兼用させることができる。

さらにまた、上記時間信号Ｔによる時間先として、早送
りや巻戻し時のテープ走行速度での時間としてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、単に時間を指定
するだけで、低記録、未記録の磁気テープにかかわらず
該磁気テープを所望テープ量だけ送って停止させること
ができ、手間を省いて録画開始位置の設定を正確に行な
うことができて、１本の磁気テープでもって編集を簡単
に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
す構成図、第２図〜第４図は夫々この実施例の動作を示
すフローチャート、第５図は本発明による磁気記録再生
装置の他の実施例を示す構成図、第６図はこの実施例の
テープ送り量検出手段を示すブロック図、第７図は第６
図のパルス記録、再生動作を示す図である。 １・・・テープ、２・・・テープカセット。 ３α、３ｂ・・・リール、４・・・ローラ。 ５・・・回転数検出器、６・・・コントローラ。 ７ｃＬ〜７ｄ・・・ガイドピン。 ８ｏＬ、８ｂ・・・ガイドローラ。 ９．１０・・・ヘッド、１４・・・カウンタ。 １５・・・コントローラ。 第１図 第　２　図 纂 図 纂 仝 図 ａ Ｊｌ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、磁気テープ（１）の早送り、巻戻し機能を備えた磁
   気記録再生装置において、 該磁気テープ（１）の早送り、巻戻し時でのテープ送り
   量を検出する手段と、 早送りもしくは巻戻しとともにテープ送り時間が指定さ
   れ該テープ送り時間から所要テープ送り量を算出して検
   出される該テープ送り量と比較し両者が一致したとき早
   送りもしくは巻戻しを停止させる手段とを設け、 該磁気テープ（１）を指定する所要テープ量だけ送るこ
   とができるように構成したことを特徴とする磁気記録再
   生装置。