JPH0281308A

JPH0281308A - 磁気ヘッド

Info

Publication number: JPH0281308A
Application number: JP23240388A
Authority: JP
Inventors: Tomohide Soribashi; 反橋　智英
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1988-09-19
Filing date: 1988-09-19
Publication date: 1990-03-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、磁気記録媒体に情報を記録・再生するための
磁気ヘッドに係り、特に高トラツク密度化を図る磁気記
録再生装置に用いて好適な磁気ヘッドに関する。

〔従来の技術〕

ハードディスク装置、フロッピディスク装置などの磁気
ディスク装置の小型化、大容量化が進められており、こ
れに伴って、高記録密度に適用できる磁気ヘッドの開発
が要望されている。

ところで、従来のフロッピディスク装置などでは、特開
昭５７−４４２１９号公報に記載されているようなトン
ネルイレーズタイプの磁気ヘッド（以下トンネルイレー
ズヘッドと呼ぶ）が用いられることが多い、第４図は斯
るトンネルイレーズヘッドを示す図である。

該種トンネルイレーズヘッドは、第４図示のように、情
報を記録・再生するための記録再生用ギャップ４０１と
、トラックの外側に、隣接トラックからのクロストーク
を防止し、再生信号のＳ／Ｎ　（Ｓｉ（ｎａｌ　ｔｏ　
Ｎｏ１ｓｅ　Ｒａｔｉｏ）の悪化を防止するガートバン
ドを生成する消去用ギャップ４０２とを具備したものと
なっている。なお、４０３は、記録再生用ギャップ４０
１を形成した磁気コアユニット４０４と消去用ギャップ
４０２を形成した磁気コアユニット４０５とを接合した
非磁性体層であり、同図中の矢印Ａは磁気記録媒体の走
行方向を示している。

第５図は、第４図のトンネルイレーズヘッドによって磁
気記録媒体上に情報が記録された状態を模式的に示す説
明図である。

第５図（ａ）に示すように、前記記録再生用ギャップ４
０１により記録された幅Ｗ１の情報５０１は、前記２つ
の消去用ギャップ４０２により外側の一部を消去され、
幅Ｗ８のデータトラック５０２が形成される。この結果
、第５図（ｂ）に示すように、隣接データトラック５０
２間に無記録領域５０３が形成される。なお、同図にお
いて、１点鎖線で示す５０４はトラックセンターを表わ
している。

ところで、磁気ヘラ１では、磁気記録再生装置並びに磁
気記録媒体の温度、湿度変化による膨張、収縮、あるい
は磁気ヘッドの送り精度等により、位置ずれを起こす。

しかしながら、この磁気ヘッドの位置決め誤差が生じて
も、上述したトンネルイレーズヘットにおいては、隣接
データトラック５０２間に前記無記録領域（ガートバン
ド）５０３が存在するため、隣接トラックの情報を誤再
生することがなく、クロストークが防止されて、再生信
号のＳ／Ｎの劣化を防止できるものとなっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上述したようなトンネルイレーズヘッド
を用いた場合、隣接トラック間に所定幅の無記録領域５
０３が必ず形成されるため、この無記録領域５０３の存
在がトラック密度の向上を図る際の阻害要因となる。ま
た、第４図に示すように、記録再生用ギャップ４０１と
消去用ギャップ４０２とはＬなる間隔をもつことを予儀
なくされるため、磁気記録媒体上への情報記録と消去（
トンネルイレーズ）との間には時間的なずれを生じ、情
報の再生は消去終了後に可能となる。このため、トラッ
ク上には、記録と消去との時間ずれを吸収し、記録・再
生の切替えタイミングを調整するバッファエリアが必要
となり、この分情報を記録する領域が減少するという不
都合もある。

本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とす
るところは、高トラツク密度化に好適な磁気ヘッドを提
供し、もって磁気記録再生装置の大容景化を可能とする
ことにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の上記した目的は、２つの記録再生用ギャップを
磁気記録媒体の走行方向に並べて設けると共に、前記２
つの記録再生用ギャップを、前記磁気記録媒体の走行方
向と略直交する方向に、かつトラックピッチに等しい間
隔で配設した磁気ヘッドによって達成することができる
。

〔作用〕

前記した２つの記録再生用ギャップのアジマス角をトラ
ック上で異なるものにし、この２つの記録再生用ギャッ
プで隣接するトラックを交互に記録するようになすこと
によって、再生時に磁気ヘッドの位置決め誤差が生じて
も隣接トラックからのクローストークはアジマスロスに
より防止でき。

再生信号のＳ／Ｎの劣化を防ぐことができる。この結果
、従来のトンネルイレーズヘッドの場合のように隣接ト
ラック間に無記録領域を設ける必要がなく、従来に較べ
てトラックピッチを狭く設定することができ、高トラツ
ク密度が可能となる。

また、消去用ギャップを設ける必要がないので、従来ト
ラック上に記録・再生の切替えタイミング調整のために
設けていたバッファエリアを排することができ、この分
情報記録領域を大きく確保することが可能となる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。

第１図は本発明の実施例に係る磁気ヘッドの斜視図であ
る。

第１図において、１０１，１０２，１０３，１０４は磁
性材料からなるヘッドコアで、ヘッドコア１０１と１０
２、並びにヘッドコア１０３，１０４は各々その突合せ
面に非磁性ギャップ材を介して突合わされ、接合用ガラ
ス材１０５によって接合・一体化されて、それぞれ記録
再生用ギャップ１０６，１０７が形成されている。また
、上記ヘッドコア１０２と１０３とは、ガラス、セラミ
ック等の非磁性体層１０８を介して一体に結合されてお
り、これによって２つの記録再生用ギャップ１０６，１
０７を有する磁気ヘッドが構成されている。なお、１０
９，１１０は巻線窓、１１１゜１１２はその巻線窓１０
９，１１０に巻回されたコイルである。

第２図は、第１図の磁気ヘッドを磁気記録媒体との摺動
面から見た平面図である。

同図に示すように前記記録再生用ギャップ１０６と１０
７とは磁気記録媒体の走行方向（矢印Ａ）にＱなる間隔
をもって並んで配置され、また、磁気記録媒体の走行方
向と略直交する方向にトラックピッチｐｔに等しい間隔
で配置される。また、第２図において時計回り方向を正
としたとき、該実施例においては、記録再生用ギャップ
１０６は（＋）θ、のアジマス、いま一方の記録再生用
ギャップ１０７は（−）θ２のアジマスに設定されてお
り、２つの記録再生用ギャップ間のアジマスは［θ１＋
θ２］となっている。

なお、ハードディスク、フロッピディスクなどの円板状
の磁気記録媒体では、トラックが曲率を有しており、ま
た、２つの記録再生用ギャップ１０６．１０７が、トラ
ック方向に沿って前記した間隔ρをもって配置されてい
ることから、θ、＝０２＝Ｏとしても、トラック上２つ
の記録再生用ギャップ１０６，１０７間にアジマスが生
じる。

よってギャップ間の間隔Ｑを大きく設定できる場合は、
０１＝０２＝ｏとしても差し支えない。

前述したように、記録再生用ギャップ１０６゜１０７は
磁気記録媒体の走行方向と略直交する方向において、ト
ラックピッチＰｔに等しい間隔で隣接配置されていて、
この２つの記録再生用ギャップ１０６，１０７で隣接す
るトラックを交互に記録再生する。第３図は、第１，２
図に示した磁気ヘッドによって記録されたデータトラッ
クを模式的に示す図である。

第３図において、２０１Ａは例えば前記一方の記録再生
用ギャップ１０６で情報が記録されたデータトラックを
、２０１Ｂは他方の記録再生用ギャップ１０７で情報が
記録されたデータトラックをそれぞれ示しており、デー
タトラック２０１Ａ上の情報の再生は記録再生用ギャッ
プ１０６で、また、データトラック２０１Ｂの情報の再
生は記録再生用ギャップ１０７によって各々行なわれる
。

このデータトラック２０１Ａ、２０１Ｂ・・・は、それ
ぞれのデータトラック間に前記した無記録領域を設ける
ことなしに隣接しており、トラックピッチＰｔとデータ
トラックＩｌｌ　Ｔ　ｗとが等しいものとなっている。

なお、図中、２０２はトラックセンターを示している。

上述した構成において、再生時に磁気ヘッドの位置決め
誤差が生じ、例えばデータトラック２０１Ａ上の記録再
生用ギャップ１０６が隣接データトラック２０１Ｂに若
干かかっても、隣接データトラック２０１Ａ、２０１Ｂ
の記録情報はアジマスの異なる記録再生用ギャップ１０
６，１０７で記録されているため、アジマスロスによっ
てクロストークを防止することができる。従って、従来
のトンネルイレーズヘッドを用いた場合のように、隣接
データトラック間に無記録領域を設ける必要がないので
、トラックピッチｐｔを従来に比して小さく設定でき、
高トラツク密度化を達成できる。

また、トンネルイレーズヘッドのような消去用ギャップ
がなく、トラック上では１つの記録再生用ギャップのみ
が走行することから、従来トラック上に記録・再生の切
替えタイミングの調整用に設けていたバッファエリアの
必要がなく、トラック当りに記録する情報量を増加する
こともできる。

〔発明の効果〕

以上のように本発明の磁気ヘッドによれば、高トラツク
密度化が達成でき、もって磁気記録再生装置の大容量化
が可能にするという、産業上顕著な効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の実施例に係り、第１図は磁気
ヘッドの斜視図、第２図は第１図の磁気ヘッドを磁気記
録媒体との摺動面から見た平面図、第３図は第１．２図
に示した磁気ヘッドによって記録されたデータトラック
を模式的に示す説明図１０５・・・接合用ガラス材、１
０６，１０７・・・記録再生用ギャップ、１０８・・・
非磁性体層、１０９゜１１０・・・巻線窓、１１１，１
１２・・・コイル、２゜ＩＡ、２０１Ｂ・・・データト
ラック、２０２・・・トラックセンター、Ａ・・・磁気
記録媒体の走行方向、Ｐｔ・・トラックピッチ。

Claims

【特許請求の範囲】１、２つの記録再生用ギャップ（１０６、１０７）を磁
気記録媒体の走行方向に並べて設けると共に、上記２つ
の記録再生用ギャップ（１０６、１０７）を、上記磁気
記録媒体の走行方向（Ａ）と略直交する方向に、かつト
ラックピッチ（Ｐｔ）に等しい間隔で配設したことを特
徴とする磁気ヘッド。２、上記２つの記録再生用ギャップ（１０６、１０７）
は、トラック上、異なるアジマスをもつ構成である請求
項１に記載の磁気ヘッド。