JPH028058B2 - - Google Patents

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JPH028058B2
JPH028058B2 JP19484986A JP19484986A JPH028058B2 JP H028058 B2 JPH028058 B2 JP H028058B2 JP 19484986 A JP19484986 A JP 19484986A JP 19484986 A JP19484986 A JP 19484986A JP H028058 B2 JPH028058 B2 JP H028058B2
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JP
Japan
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heat
yarn
course
knitted
knitted fabric
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JP19484986A
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English (en)
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JPS6350554A (ja
Inventor
Masahiro Shima
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Shima Seiki Mfg Ltd
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Shima Seiki Mfg Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、メリヤス編地の編成に際して、編成
後の或いは編地切り離し後の編地端縁の触れを防
止するための触れ止め方法に関する。
〔従来の技術〕
メリヤス編地を編成する場合、編出し糸が針に
供給されてループが形成され、以下前コースのル
ープに次々とループが係止されて編地が編成され
るが、編成の終端にあつては、編地を編機から取
り外したままの状態では最終コースを構成する編
糸のループが固定されていないため、編地の解れ
を生ずることがある。
又、例えばセーター等の生地を連続して成形編
するような場合でも、編み込まれた抜き糸を編成
後抜き去り、単品に分離するような場合、単品の
編み終り端はそのまま放置すればループが外れて
解れが生ずることがある。
そのために、編み終り端縁部の解れ防止方法が
種々考えられた。
その一例である手袋の口編部分の編み終り端を
処理する方法では、熱溶融性繊維糸もしくは熱溶
融性繊維を混合した糸で口編部分の最終コース若
しくは、そのコースを含む数コースを編成して、
少なくとも最終の一周コースの編糸を熱セツト
し、前記熱溶融性糸条もしくは熱溶融性繊維を混
合した糸の編目を加熱溶着する(特開昭51−
122532号)。このとき隣接する編目を互いに溶着
し、或は、編目を加熱すると同時に偏平に押し潰
したりするが、単に編目を押し潰してもその押し
潰された編目が前コースの編目から抜けて脱落し
易く、また、隣接する編目も編目同志の溶着が切
れ易い。
また、横編地の編地端縁部の編成時に、端縁部
の1コース或は複数コースに、それよりも前段の
コース編成に用いた編糸に加え、或いは該編糸に
添えて熱収縮性繊維糸を編み込み、編成後熱処理
することによつて、熱収縮性繊維糸を収縮させ該
熱収縮性繊維糸のループによつてニードルループ
を緊縮束縛して編目の解れを防止する方法(特公
昭57−17992号)があるが、熱収縮性繊維糸によ
つてニードルループを束縛する際に、束縛される
ニードルループはその前コースのニードルループ
とは単に接触摩擦によつてのみ押さえられている
のみであつて、かつ、後段コースのニードルルー
プは前段コースのニードルループを容易にくぐり
抜けることの出来る大きさで、もし編地最終コー
スのループが引かれたような場合に、ややもする
と該ループが前コースのループから抜けて編地に
解れが生ずる恐れがあつた。
第3の方法として、少量の熱接着性糸条と少量
の常温で伸縮性を有する熱収縮性繊維糸と前記以
外のその他の第三の糸条とからなり、熱収縮性繊
維糸を第三の条条でカバリングし更にその上を熱
接着性糸条でカバリングしたかがり糸を伸した状
態で、編地の端縁部を編成し、編機より該編地を
取り去つた後に、加熱し、熱収縮性繊維糸の熱収
縮によつてかがり糸を収縮させ該部分の編目を収
縮させると共に、溶融した熱接着性糸条によつて
編目を形成しているかがり糸を部分的に接着させ
る方法(特公昭60−52222号)がある。しかし、
この方法をとるに当つては、カバリングヤーンを
用いなければならない。しかも上記方法において
使用するカバリングヤーンは、2度のカバリング
が行なはれるものであつて、その製造コストは高
いものとなる。更に、前記、第三の糸はその上を
熱接着性糸でカバリングされているために蛇行は
するがそれ自体は、収縮しないため、嵩高となり
糸条を膨化させることはなく、ひとつのループが
前コースのループから脱落し難くする効果が今一
つである。
第4の方法として、最終コースを含む連続した
複数コースを、弾性糸からなる芯糸に、熱融着性
および熱硬化性を有していない太めの下糸を撚り
合わせ、これに、熱融着糸を前記と反対方向に撚
りあわせてなる伸縮性編糸で編成し、編地端縁部
を加熱して前記伸縮性編糸を構成する熱融着糸の
みを互いに融着する解れ止め方法(特公昭61−
17938号)がある。
この方法も、前記第三の方法と同様にカバリン
グヤーンを用いているためにその製造コストは高
くなり、また、端縁処理糸にしめるウエイトが低
い為やや融着性に劣る欠点があつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
編地の編成終端縁部分或は成形編における複数
編地の切り離し端縁等の編地端縁の解れを防止す
るに際して、解れ防止コースにおけるループの脱
落或は、該部における編地の端縁の硬さの増加を
なくすと共に、カバリングヤーン等の嵩高な糸を
使用することなく、柔軟な編地端縁を持つ編地を
得ることの出来る解れ防止方法を目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
編地端縁コースを、熱溶融性繊維糸と熱収縮性
繊維糸とを引き揃えてなる端縁処理用糸で2コー
ス以上(通常2コースが適当である)編成してな
る編地を、熱溶融性繊維糸は溶融するが熱収縮性
繊維糸は溶融しない温度で熱処理することによ
り、端縁処理用糸による複数コースのニードルル
ープとシンカーループが熱収縮、熱融着の作用を
生じ最終コースが、前コースのニードルループを
くぐり抜けることをなくし、また、水溶性ビニロ
ン糸は熱処理時の蒸気により溶融されるが、ニー
ドルループの中になる部分は溶融せず楔の役割を
し、編目の解れの発生を防止する。
〔作用〕
熱溶融性繊維糸と熱収縮性繊維糸とよりなる端
縁処理用糸を編み込んだ端縁コースを熱溶融性繊
維糸は溶融するが熱収縮性繊維糸は溶融しない温
度で熱処理することによつて、該コースは熱収
縮、熱融着することにより最終コースのニードル
ループは前コースのニードルループをくぐり抜け
ることをなくし、編地端縁部の解れを防止する。
〔実施例〕
本発明メリヤス編地端縁部の解れ止め方法は、
以下説明する連続して編成された成形編地の切断
以外に、編地の編み終り部分端縁の処理のほか、
異なつた組織の編地(例えばゴム編と平編、ゴム
編と袋編等)を編み継ぐ際の継ぎ目の処理は、手
袋の編成時に親指の指袋と四本胴部分の間に出来
る捨編の端縁処理等に利用できる。
本発明方法を、第2図に示すごとき横編地の連
続した成形編地の編成に実施した例にもとずいて
次に説明する。
成形編地1は、裾部2から編成を開始されて胴
部3を経て肩端縁4で編み終り、その間編地の所
定形状にもとずいて1コースの編目数の増減が行
なわれる。肩端縁4に続いて編成される捨編部5
に続いて新たに次の編地の裾部2が編成され、こ
れを繰返して複数の成形編地1が連続して編成さ
れる。
上記複数成形編地1の接続部分は第1図に示す
如く次のように編成されている。
成形編地1は任意の編糸により編成された任意
組織で(図示の例は平編である)、成形編地1の
最終コース11に続いて端縁コース12を端縁処
理用糸13により2コース以上編成する。端縁処
理用糸13は熱溶融性繊維糸14と熱収縮性繊維
糸15とを引き揃えてなるもので、熱溶融性繊維
糸14には例えば130℃で溶融し、熱接着性を発
揮する東レエルダー(登録商標)が、熱収縮性繊
維糸15にはモビロン(登録商標)がある。モビ
ロンは130℃に加熱しても溶融はしないが、充分
熱収縮性を発揮する。
上記端縁処理用糸13により2コース以上端縁
コース12を編成してから、編地分離コース16
を水溶性ビニロン糸17により適宜コース(通常
は1コースで充分である)編成し、次に低廉な糸
で捨て編コース18により捨編部5を編成後、再
度成形編地1の裾部2の編成に移る。上記の編地
分離コース16を編成する水溶性ビニロン糸17
は一例としてソルブロン(登録商標)がある。ソ
ルブロンには水或は温水中で溶断するばかりでな
く、95℃以上の蒸気でも溶断する種類があり、そ
のような種類の糸を用いた場合には、編地の熱処
理時の蒸気処理により編地を溶断することも可能
である。
前記の編成を終了した成形編地1は、分離及び
編地端縁の解れ止めのため端縁コース12部分に
熱が加えられる。この加熱は前述の理由により水
蒸気によつても差し支えない。加熱された端縁コ
ース12の熱収縮性繊維糸15は熱で収縮するた
めに、そのニードルループ20は互いに引締めら
れる。
第3図に示すように、端縁処理コース12の第
1番目のコース12aのニードルループ20aは
そのループ内を通つている次コース(端縁コース
12の第2番目のコース12b)の糸のシンカー
ループ21bを強く把握する。端縁コース12の
第2番目のコース12bの糸も前記第1番目のコ
ースの糸12aと同様にニードルループ20bは
端縁コース12の1番目のコース12aのニード
ルループの収縮作用によつて把持され第1番目の
コース12aのニードルループ20aを抜けて脱
落することを防止されている。このように、第2
番目のコースで出来たニードルループを保持する
為に、端縁コースは最低2コースが必要である。
更に、これらの端縁処理用糸13によつて編ま
れたコースを熱処理することにより、引き揃えて
編み込まれた熱収縮性繊維糸15は更に収縮し熱
溶融性繊維糸14の融解によつて熱溶融性繊維糸
14の一部が互いのニードルループ並らびにシン
カーループに融着し端縁部の解れを防止すること
になる。
上記端縁コース12の第2番目のコース12b
に続く水溶性ビニロン糸17による編地分離コー
ス16は、前述の加熱処理時に蒸気を用いていれ
ばそれにより、また蒸気によらなければ熱水処理
により溶解し、その前後コース即ち、端縁処理用
糸13と捨て編コース18とは分離されるため、
従来の抜糸処理の工程が全面的に省力化される。
〔発明の効果〕
本発明方法にあつては、端縁コース12におい
て編み込む端縁処理用糸13に、熱溶融性繊維糸
14および熱収縮性繊維糸15を引き揃えて2コ
ース以上続けて編成してこれを加熱処理したため
に、端縁コース12の熱収縮性繊維糸15のニー
ドルループ20の収縮により最終コースのニード
ルループ20bは前コースのニードルループ20
aをくぐることが出来なくなり、完全に編目の解
れが防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施する編地の組織図、
第2図は連続した成形編による編地の正面図、第
3図は端縁処理をした編地のループ拡大図であ
る。 1……成形編地、12……端縁コース、13…
…端縁処理用糸、14……熱溶融性繊維糸、15
……熱収縮性繊維糸、19,19a,19b……
瘤状の塊、20,20a,20b……ニードルル
ープ、21,21a,21b……シンカールー
プ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 編地端縁コースを熱溶融性繊維糸と熱収縮性
    繊維糸とを引き揃えてなる端縁処理用糸で2コー
    ス以上編成し続いて水溶性ビニロン糸によつて1
    コースを編成してなる編地を、熱溶融性繊維糸は
    溶融するが熱収縮性繊維糸は溶融しない温度で熱
    処理することにより、端縁処理用糸による複数コ
    ースの内最終コースのニードルループと、シンカ
    ーループが、前コースのニードルループ及びシン
    カーループの熱収縮により把持され同時に熱融着
    し、更に蒸気或は温水処理により溶解する水溶性
    ビニロン糸のニードルループ内に残る部分は楔の
    役割を果し、前コースのニードルループをくぐり
    抜けることをなくし、編目の解れの発生を防止し
    てなるメリヤス編地端縁部の触れ止め方法。
JP19484986A 1986-08-20 1986-08-20 メリヤス編地端縁部の解れ止め方法 Granted JPS6350554A (ja)

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JPS6350554A JPS6350554A (ja) 1988-03-03
JPH028058B2 true JPH028058B2 (ja) 1990-02-22

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JP19484986A Granted JPS6350554A (ja) 1986-08-20 1986-08-20 メリヤス編地端縁部の解れ止め方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8173558B2 (en) 2004-06-09 2012-05-08 Nisshinbo Textile Inc. Weft knitted fabric including polyurethane elastomer fiber and process for producing the same

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JPS6350554A (ja) 1988-03-03

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