JPH027825A - 回転動ケーブリングラック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明は高速増殖炉の回転プラグ等に使用されるもので
、低速で約３６０°または±１８０°回転する機器と固
定側とを電気的に接続する回転動ケーブリングラックに
係り、特にケーブルの軸方向への移動を吸収し得る回転
動ケーブリングラックに関する。

（従来の技術） 第３図Ａは従来の回転動ケーブリングラックを示す。こ
の図において、固定側１、回転側２のそれぞれにケーブ
ルベア支持台３．４が設けられ、これ等のケーブルベア
支持台には縦２列にケーブル支持用の開口Ｃａ　（外側
）、ｃｂ（内側）を設けた複数箇のケーブル支持枠５（
図示は各側１箇のみ）がキャスタ６を介して載置され、
各隣接する支持枠５同士はリンク機構７によって回転側
２の回転軸と並行な軸を中心として可回動に連結されて
いる。

第３図Ｂ−Ｄは上記構成の回転動ケーブリングラックの
作動を説明するための模式図である。第３図Ｂ、Ｃにお
いてケーブル支持枠５に支持されたケーブル８ａ、８ｂ
は回転側をほぼ半周し、それ等の一端は固定側１の電源
端子Ｆに、また他端は折り返して回転側の機器端子Ｍに
それぞれ接続固定されている。第３図Ｂに示すのは基準
状態で、前記電源端子Ｆと機器端子Ｍとが回転側２の回
転中心をを挟んで反対側にあり、しかも前記回転中心を
過る同一直線上に位置している。この状態ではケーブル
支持枠５の１箇のみが回転側２のケーブルベア支持台４
上にある。

この状態から回転側２が第３図Ｃに示すように矢符Ｐで
示す方向に１８０°回転すると１回転側の機器に引っ張
られて移動するケーブル８ａ、８ｂに伴って４箇のケー
ブル支持枠が回転側ケーブルベア支持台４上に移動する
１回転側２が前記と逆方向に回転すれば、ケーブル支持
枠５は前記とは逆方向に移動する。

また、第３図りはケーブル８ａ、８ｂが回転側をもほぼ
一周する長さで設けられ、回転側の３６０°の回転を許
容するようにした例であるが、この場合においても回転
側の回転の進行につれケーブル支持枠５は固定側から回
転側へ、またはその逆に移動する、 （９！明が解決しようとする課題） 上記構成の従来の回転動ケーブリングラックにおいては
、ケーブル８ａ、８ｂがケーブル支持枠５に縦２列に設
けた開口５ａに支持されているため、下記のような不都
合が生じる。今、隣接するケーブル支持枠５同士の連結
を行うリンク機構７の回転中心を一方のケーブル８ａの
列（固定側２においては外側ケーブル列）の中心に合わ
せたとすると、他方のケーブル８ｂの列（固定側２にお
いては内側ケーブル列）は前記リンク機構７の回転中心
から外れるため、第３図Ｂ−Ｄに示すように前記内側ケ
ーブル列のケーブル８ｂは外側ケーブル列のケーブル８
ａに対してずれを生じることとなる。ところが、各ケー
ブル８ａ、８ｂの端末はそれぞれ固定されているもので
あるがら、前記のずれによりケーブルが接続された端子
部に無理な張力が加わって断線の原因となったり、逆に
先端が押さえられて余ったケーブルがケーブル支持枠５
からはみ出してケーブルに過大な曲げが加わる等の開運
がある。

本発明は上記の事情に基づきなされたもので、ケーブル
に過大な張力や曲げが加わったりするおそれのない回転
動ケーブリングラックを得ることを目的としている。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明・の回転動ケーブリングラックは、回転側の回転
軸方向に拘束され縦１列のケーブル挿通用の開口を具え
た外側ケーブル支持板と、この外側ケーブル支持板の上
下端に固着された支持板押さえに前記回転軸方向に可摺
動に支持され縦１列のケーブル挿通用の開口を具えた内
側ケーブル支持板とにより形成した複数筒のケーブル支
持枠を、前記外側ケーブル支持板の開口列の中心線上に
回転中心を有するリンク機構により連結し、各ケーブル
支持枠の内側ケーブル支持板には下向き、上向きのばね
力を交互に印加したことを特徴とする。

（作用） 上記構成の本発明回転動ケーブリングラックにおいては
、可摺動の内側ケーブル支持板は１箇おきに下向き、上
向きのばね力を印加されているから、基準状態において
内側ケーブルを折線状に保持している。従って、引張力
が作用すれば各内側ケーブル支持板がそれ等に印加され
ているばね力に抗して移動し、前記折線状を解消し過大
な張力の作用を防止する。また、内側ケーブルの長さに
余りが生じるような場合には、前記とは逆に各内側ケー
ブル支持板が印加されているばね力によりもとの位置に
戻り、内側ケーブルを折線状として前記の余った長さを
吸収する６ （実施例） 第３図Ａと同一部分には同一符号を付した第１図は本発
明一実施例要部を示す一部切断正面図である。この図に
おいて、ケーブル支持枠５は上下端に支持板押さえ５ｃ
を固定された外側支持板５ａと、前記上下の支持板押さ
え５ｃに上方２本、下方１本のサポートピン９で上下に
可摺動に支持され、上方のサポートピンに係合されたば
ね１０により下方に向かうばね力を印加された内側支持
板５ｂとを具え、キャスタ６は前記下方の支持板押さえ
に取付けられている。なお、図中７ａはケーブル支持枠
５間を連結するリンク機構７のリンクピン、７ｂはリン
クをそれぞれ示している。上記リンクピン７ａはその中
心を外側支持板５ａの開口Ｃａの中心を連ねる線上に位
置させである。

なお、これに隣接するケーブル支持枠５の内側ケーブル
支持板５ｂばね力が上、下交互に印加されている。

第２図Ａは前記実施例の模式的平面図、第２図Ｂは前回
Ｂ−Ｂ矢視図で、この図には前記の内側支持板５ｂのの
ばね力の交互印加が明瞭に示され、第２図Ａの基準状態
にあっては内側支持板５ｂの開口Ｃｂに挿通された内側
ケーブル８ｂは、山と谷とを交番させた折線形となって
いることが示されている。すなわち、内側ケーブル８ｂ
はその分だけ長さ方向に余裕を持っていることが分かる
。

上記構成の本発明回転動ケーブリングラックにおいては
、第３図Ｂ−Ｄについて説明したように内側ケーブルに
引張力が作用すると、内側ケーブル８ｂは各内側支持板
５ｂをそれ等に印加されているばね力に抗して、押し上
げまたは押し下げて側面から見て折線状から直線状に近
付き、端子Ｆ、Ｍ間に延在する見掛けの長さを増大させ
るので。

ケーブルに無理な張力が作用することはない。

また、内側ケーブル８ｂの長さに余りが生じるような場
合には、前記とは逆にばね１０の作用により内側支持板
５ｂがもとの位置に戻り、内側ケーブル８ｂを折線状と
して前記の余りを吸収するので、内側ケーブルが支持枠
５からはみ出して過大な曲げを生じるおそれはない。

［発明の効果］ 」二記から明らかなように本発明の回転動ケーブリング
ラックにおいては、ケーブル支持枠を回転側の回転軸に
平行な方向に拘束した外側支持板と。

前記方向に可動とされ隣接するもの同士のばね力印加方
向を逆方向とした内側支持板とにより構成したので、前
記内側支持板は基準状態にあっては内側ケーブルに弛み
を形成し、張力作用時には前記弛みを解消して過大な張
力の作用を防止することができる。また、内側ケーブル
の長さに余りを生じるような場合には、前記内側支持板
は印加されているばね力によりもとの状態に戻り、内側
ケーブルを折線状として前記の長さの余りを吸収するこ
とができるので、内側ケーブルがケーブル支持枠からは
み出してケーブルに過大な曲げを生じたりすることはな
い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例要部を示す一部切断正面図、
第２図Ａはその作用を説明するための模式的平面図、第
２図Ｂは前回矢視Ｂ−Ｂ図、第３図Ａは従来の回転動ケ
ーブリングラックの一部切断正面図、第３図Ｂ−Ｄはそ
の作用を説明するための模式的平面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転側の回転軸方向に拘束され縦１列のケーブル挿通用
   の開口を具えた外側ケーブル支持板と、この外側ケーブ
   ル支持板の上下端に固着された支持板押さえに前記回転
   軸方向に可摺動に支持され縦１列のケーブル挿通用の開
   口を具えた内側ケーブル支持板とにより形成した複数箇
   のケーブル支持枠を、前記外側ケーブル支持板の開口列
   の中心線上に回転中心を有するリンク機構により連結し
   、各ケーブル支持枠の内側ケーブル支持板には下向き、
   上向きのばね力を交互に印加したことを特徴とする回転
   動ケーブリングラック。