JPH0278038A - 情報記録媒体、光情報記録方法および情報が記録された情報記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体、光情報記録方法および情報が記録された情報記録媒体

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JPH0278038A
JPH0278038A JP1009374A JP937489A JPH0278038A JP H0278038 A JPH0278038 A JP H0278038A JP 1009374 A JP1009374 A JP 1009374A JP 937489 A JP937489 A JP 937489A JP H0278038 A JPH0278038 A JP H0278038A
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information recording
groove
recording medium
group
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JP1009374A
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English (en)
Inventor
Norihisa Haneda
典久 羽田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、高エネルギー密度のレーザービームを用いて
情報を記録または再生するために有利に使用できる情報
記録媒体および記録方法に関するものである。
[発明の技術的背景] 近年において、レーザー光等の高エネルギー密度のビー
ムを用いる情報記録媒体が開発され、実用化されている
。この情報記録媒体は光ディスクと称され、ビデオ・デ
ィスク、オーディオ・ディスク、さらには大容量静止画
像ファイルおよび大容量コンピュータ用ディスク・メモ
リーとして使用されつるものである。これらの情報記録
媒体のうちで、音楽等のオーディオ再生用としてコンパ
クトディスク(CD)が広く実用化されている。
首記再生専用CD(コンパクトディスク)は、CD規格
に基づいて、CDを、、2〜、、4m/秒の定線速度で
回転させながう読み取る(再生する)ように作られてお
り、信号面内径45mmおよび信号面外径116mmの
範囲内で、ピット幅0.8μm、  トラックピッチ、
、6μmにて最大74分の記録時間を有することが要求
されている。従来のオーディオ用CDは、予め基板にビ
ットが形成された(従って、記録層を有しない)再生専
用のものであり、情報の記録、編集等ができないとの欠
点を有していた。従ってD RAW(Direct R
ead After Write 、書き込み可能)型
CDの開発が行なわれ、その一部はすでに実用化されて
いる。また、文書、データ、静止画像等のファイルにお
いても、CD −ROM (Read OnlyMem
ory)またはCD −1(Interactive 
)用のDRAW型光ディスクの開発が行なわれている。
DRAW型の情報記録媒体(光ディスク)は既に知られ
ておりこの情報記録媒体は、基本構造として、プラスチ
ック、ガラス等からなる円盤状の透明基板と、この上に
設けられたBi、Sn、In、Te等の金属または半金
属からなる記録層とを有する。光ディスクへの情報の書
き込みは、たとえばレーザービームを光ディスクに照射
することにより行なわれ、記録層の照射部分がその光を
吸収して局所的に温度上昇する結果、ビット形成等の物
理的変化あるいは相変化等の化学的変化を生じてその光
学的特性を変えることにより情報が記録される。光ディ
スクからの情報の読み取りもまた、レーザービームを光
ディスクに照射することなどにより行なわれ、記録層の
光学的特性の変化に応じた反射光または透過光を検出す
ることにより情報が再生される。
従来のDRAW型情報記録媒体では、記録に際して、前
述のCD規格の回転速度に比べて速い線速度で光ディス
クを回転させる必要があり、このため広いビット間隔を
とらなければ情報を記録することができず、遅い線速度
で高密度の情報の記録を行なうCD方式による情報の書
き込みはに用いることは困難であった。また、仮に情報
を記録することができたとしても、再生時に用いるレー
ザービームに対する高い反射率が要求される市販のCD
プレーヤー(再生装置)では、従来型のDRAW型光デ
ィスクに記録された情報を読み取ることが困難であった
従来のDRAW型の光ディスクであっても、CD方式の
光ディスクであっても、光ディスクへの情報の書き込み
および読み取りは、通常ディスク表面の所定の位置にレ
ーザビームを照射することにより行なわれている。一方
、光ディスクへの情報記録量の増加が強く望まれている
ところから、ピットなどの記録部位の密度の増大が図ら
れている。そして、このような記録部位の密度の増大に
より、レーザービームを正しく所定の位置に照射するこ
とが困難になるため、最近ではレーザビームを案内して
、該ビームが正確に照射予定位置をたどる(一般にトラ
ッキングと呼ばれる)ようにするために、添付図面の第
1図に示したような凹溝状のトラッキングガイド(プレ
グルーブ)が光デイスク表面に設けられることが多くな
っている。このような形状のトラッキングガイドは、C
D方式の光ディスクにおいても一般的に利用されている
上記凹溝状のグループは、記録により形成されたビット
の部分とビット以外の部分の反射光量の差が大きくとれ
ることから通常の光ディスク(特にl5O(国際標準規
格)対応型)の場合には極めて有用で、広く用いられて
いる。しかしながら、CD方式の光ディスクのおいては
、市販のCDプレーヤーで再生することが必要なため、
再生の際に高い反射率が要求される。ところが上記のよ
うな凹溝状のグループでは、本発明者の検討によると、
照射したレーザー光が回折し易く、このため反射光の内
CDプレーヤーの受光装置に戻らない割合が高いことが
判明した。従って、上記従来型の凹溝状のグループから
なるトラッキングガイドでは、充分に高い反射率を得る
ことは難しい。
[発明の目的] 本発明は、光により情報の記録が可能なトラッキングガ
イドを有するDRAW型情報記録媒体であって、グルー
プ部の反射率が高く、記録再生時のC/Nおよびトラッ
キング特性が向上した情報記録媒体を提供することを目
的とするものである。
また、本発明は、コンパクトディスク(CD)フォーマ
ット信号を記録することができるトラッキングガイドを
有するDRAW型情報記録媒体であって、上記特性に優
れ且つその信号を市販のCDプレーヤーによる再生する
ことができる情報記録媒体を提供することを目的とする
ものである。
また、本発明は、使用する基板や中間層の材料に関係な
く安定したグループ信号を得ることができる情報記録媒
体を提供することも目的とするものである。
さらに、上記情報記録媒体に情報を記録する方法、特に
コンパクトディスク(CD)フォーマツ信号を記録する
方法を提供することも目的とするものである。
[発明の要旨] 本発明は、 [1]らせん状の凹溝を表面に有する円盤状基板の上に
、レーザーによる情報の書き込みまたは読み取りが可能
な記録層が設けられた情報記録媒体において、該凹溝の
相対する両隅部および該凹溝の相対する両側の側壁頂部
のいずれもが円弧状をなすように丸められていることを
特徴とする情報記録媒体、 上記情報記録媒体を、定線速度で回転させながら該記録
層が設けられた該凹溝の底面にレーザー光を基板側から
照射して情報を記録することからなる光情報記録方法、
および: 上記情報記録媒体の該記録層に、該記録層材料に局所的
な除去または特性変化をもって情報が記録されてなる情
報記録媒体にある。
さらに本発明は、 [2]らせん状の凹溝を表面に有する円盤状基板の上に
、略同形のらせん状凹溝を上面に有するように形成され
た中間層上に、レーザーによる情報の書き込みまたは読
み取りが可能な記録層が設けられた情報記録媒体におい
て、該基板上の凹溝および該中間層上の凹溝の両方共、
それぞれの両隅部およびそれぞれの両側の側壁頂部のい
ずれもが円弧状をなすように丸められていることを特徴
とする情報記録媒体、 上記情報記録媒体を、定線速度で回転させながら該記録
層が設けられた該凹溝の底面にレーザー光を基板側から
照射して情報を記録することからなる光情報記録方法、
および: 上記情報記録媒体の該記録層に、該記録層材料に局所的
な除去または特性変化をもって情報が記録されてなる情
報記録媒体にある。
上記本発明の[1]および[2]の情報記録媒体の好ま
しい態様は以下の通りである。
1)上記凹溝の底面に、平面部を有することを特徴とす
る上記情報記録媒体。
2)該凹溝の基板の半径方向の形状が、凹溝の底面から
凹溝の頂部までの凹溝の深さ(d)、凹溝の底面から凹
溝の深さの90%高さ位置での凹溝の幅(Wu)、凹溝
の底面から凹溝のの深さの10%の高さ位置での凹溝の
幅(wi)、凹溝の底面から凹溝の深さの50%高さ位
置での凹溝の幅(Wc)および凹溝の底面の中心位置で
の接線と該接線上にある凹溝の側壁の中心位置での接線
とがなす鋭角(θ)のそれぞれが下記の一般式%式%(
2) を満足する範囲にあることにより表わされることを特徴
とする上記情報記録媒体。
3)該凹溝の基板の半径方向の形状が、深さ(d)が2
00〜600又の範囲、凹溝の幅(We)が0.6〜、
、4μmの範囲にあり且っ凹溝の底面の直線部の長さが
0.2〜0.8μmの範囲にあり、モして該凹溝の間に
あるランドの該二つ中心を結ぶ距離が、、3〜、、9μ
mの範囲にあることにより表わされることを特徴とする
上記情報記録媒体。
4)円盤状基板がアクリル系樹脂もしくはポリカーボネ
ート樹脂であることを特徴とする上記情報記録媒体。
上記本発明の[2]の情報記録媒体の好ましい態様は以
下の通りである。
1)該中間層上の凹溝の両隅部および側壁頂部の円弧部
の基板の半径方向の形状が、曲率半径2X 102〜2
X10’又の範囲の円弧であることを特徴とする上記情
報記録媒体。
上記本発明の[1]および[2]光情報記録方法の好ま
しい態様は以下の通りである。
1)上記情報の記録が、該情報記録媒体を、、、2〜2
.8m/秒の定線速度で回転させながら該記録層が設け
られた該凹溝の底面にレーザー光を照射することにより
行なわれることを特徴とする上記光情報記録方法。
2)上記情報の記録が、該情報記録媒体を定線速度で回
転させながら該記録層が設けられた該該凹溝の底面にレ
ーザー光を照射してCDフォーマットのEFM信号を記
録することにより行なわれることを特徴とする上記光情
報記録方法。
[発明の効果] 本発明の情報記録媒体は従来の同種のプレグルーブ(凹
溝および凹溝間よりなる)付き情報記録媒体に比較して
トラッキングガイド(プレゲル7ブ)の反射率が顕著に
高くなっている。すなわち、本発明の情報記録媒体は従
来の同種のプレグルーブ付き情報記録媒体と異なり、上
記のように円弧状である(丸みを有する)特定のトラッ
キングガイドが設けられている。これにより、グループ
(凹溝)の反射率がランド(凹溝間)に近い値の反射率
を得ることができる。また、特にグループ底面の中央部
に平面部分を有する場合は、グループ底部にかなりの平
面性を確保できることから前記反射率向上に伴うトラッ
キング特性の低下がほとんど見られない。さらに、中間
層が設けられたトラッキングガイドの場合、中間層を設
けることによりグループ表面に存在する微小な凹凸がほ
とんどなくなるので、記録または再生時のノイズを低減
することができる。
また、本発明の中間層付き情報記録媒体は、基板と中間
層の界面の凹溝および中間層上の凹溝の両隅部および両
方の側壁頂部が共に円弧状であるため、中間層の層厚が
ほぼ均一なものであり、特にグループ(凹溝)の両隅部
で層厚の急激な変化が無い。このため、基板と中間層材
料との屈折率の差がグループ全域に互ってほぼ均一なも
のとなることから、中間層材料や基板材料に屈折率の異
なるものを用いても、得られる反射信号はこのような材
料による影響を殆ど受けることはない。また、アクセス
時のエラーやトラッキングエラーの発生が極めて少なく
、またグループの反射率の低下による記録信号のC/N
低下もほとんどないものであるということができる。
従って、本発明のトラッキングガイドの上に記録層を設
け、該記録層に情報を記録あるいは再生した場合、グル
ープ部の反射率が高く、記録再生時のトラッキング特性
が良好で且つ中間層が塗設された場合はアクセスエラー
も少なくトラッキングガイドノイズが低いものである。
また、特に該記録層にCDフォーマットのEFM信号を
記録した場合、上記のように再生時の反射率が高いので
、市販のCDプレーヤーにて再生することが可能であり
、さらに、反射率が高いことから、再生時のC/Nが向
上する。また、再生の際、トラッキング制御をプッシュ
プル方式で行なった場合は、プッシュプル信号のグルー
プ形状に対するマージンが向上する。
[発明の詳細な記述] 従来のデジタル信号を光により、記録または再生を行な
うトラッキングガイド(凹溝および凹溝間からなる)を
有する情報記録媒体は、第1図に示された前記凹溝状の
グループからなるトラッキングガイドが設けられている
。第1図において、S、が基板およびT、がトラッキン
グガイドであり、モしてWがグループ(凹溝)の半値幅
、hがグループ(凹溝)の深さである。このようなトラ
ッキングガイドは、ランド(凹溝間)とグループとの反
射光量の差が大きくとれ、高c/Nが得られる点で有利
であるが、照射したレーザー光が回折し易く、反射光の
ロスが大きい等の問題があり、必ずしもCD方式の情報
記録媒体に用いられても有利であるとは言えない。すな
わち、CDフォーマットのEFM信号が記録された情報
記録媒体は、再生を市販のCDプレーヤーで行なう必要
があり、そのためには、再生時に高い反射率が要求され
る。さらに、記録感度の向上環のため、上記矩形型のグ
ループを有する基板上に中間層を設けた場合は、前記の
ように中間層の層厚変化が大きいことから、基板の屈折
率と使用する中間層材料の屈折率の差異の影響を受は易
く、これによってグループ信号も変化し易いとの問題が
あった。
本発明の情報記録媒体は、上記要求に応えたものもので
ある。本発明の基本的構成は、表面にグループ(凹溝)
とランドとからなるトラッキングガイドを有する円盤状
基板の上、または該トラッキングガイドを有する中間層
が設けられた円盤状基板の該中間層上に、レーザーによ
る情報の書き込みおよび読み取りが可能な記録層が設け
られたものであり、該グループ(凹溝)の相対する両隅
部およびグループの相対する両方の側壁頂部のいずれも
が円弧状をなすように丸められていることを特徴として
いる。そして基板上に中間層を有する場合は、該基板上
の凹溝および該中間層上の凹溝の両方共、それぞれの両
隅部および側壁頂部のいずれもが円弧状をなすように丸
められていることを特徴としている。好ましくはグルー
プ底面に平面部を有することである。そして本発明の情
報記録媒体は該記録層にCDフォーマットのEFM信号
を記録するために特に有用である。
上記隅部が円弧状であるトラッキングガイドの基板の半
径方向の断面は、例えば第2図、第3図、第4図または
第5図に示すような形状からなっている。第2図および
第3図は、ランドおよびグループが比較的直線部分の多
い形状の一態様が示されている。第4図および第5図は
、ランドおよびグループがほぼ曲線であって直線部分が
少なく、グループ底面の中央部にのみ直線°部を有する
形状で、さらにグループの1/2深さの位置のグループ
側壁に該白線の変曲点を有するものの−態様が示されて
いる。
また第2図および第4図は基板上にトラッキングガイド
を有する場合、第3図および第5図は中間層上にトラッ
キングガイドを有する場合である。
第2図は、基板S2とこの上に設けられた記録層R2ど
の界面が形成するトラッキングガイドT2の基板の半径
方向の断面形状を示す。第2図において、Gmはグルー
プ(凹溝)底面の平面部に当たる直線部、dはグループ
(凹溝)底面からランド中点までのグループ(凹溝)深
さ、Wuは該グループ(凹溝)底面からグループ(凹溝
)の深さの90%高さ位置でのグループ幅、Wl2はグ
ループ(凹溝)底面からグループの深さの10%の高さ
位置でのグループ(凹溝)幅、Wcはグループ(凹溝)
底面からグループの深さの50%高さ位置でのグループ
(凹溝)幅(半値幅)およびθは該基板の半径上にある
グループ(凹溝)底面の中心位置での接線と該接線上に
あるグループ(凹溝)側壁の中心位置での接線とがなす
鋭角を表わす。
第3図においては、基板S3上の中間層m3とこの上に
設けられた記録層R3との界面が形成するトラッキング
ガイドT3の形状が示されている。ここで、Gm、d、
Wu、Wl、Woおよびθは、第2図で規定された通り
の内容を表わす。
′fJJ図においては、基板S4とこの上に設けられた
記録層R4との界面が形成するトラッキングガイドT4
の形状が示されている。ここで、Gm、d%Wu、Wl
、Weおよびθは、第2図で規定された通りの内容を表
わす。第4図から分かるように、トラッキングガイドT
4は、ランドおよびグループがほぼ曲線であって直線部
分が少なく、グループ底面の中央部にのみ直線部を有す
る形状で、さらにグループの1/2深さの位置のグルー
プ側壁に該曲線の変曲点Cpを有している。
第5図においては、基板Ss上の中・間層m5とこの上
に設けられた記録層R5との界面が形成するトラッキン
グガイドT5の形状が示されている。ここで、d、Wu
、WJZ、Wcおよびθは、第2図で規定された通りの
内容を表わす。第5図から分かるように、中間層m5上
に設けられたトラッキングガイドT5は、第4図のトラ
ッキングガイドT4と同じ形状である、すなわち、ラン
ドおよびグループがほぼ曲線であって直線部分が少なく
、グループ底面の中央部にのみ直線部を有°する形状で
あって、さらにグループの1/2深さの位置のグループ
側壁に該曲線の変曲点Cpを有している。
上記第2図〜第5図で示されたd%Wu、Wffi、W
cおよびθは下記の一般式(1)および(2); Wu≧W c + d−tan(90−θ)   (1
)WIt≦W c −d −tan(90−θ)   
(2)を満足する範囲の値にあることが好ましい。
上記式より、該グループ底面からグループの深さの90
%の高さ位置でのグループ(凹溝)幅(Wu)がグルー
プ底面からグループ(凹溝)の深さの10%高さ位置で
のグループ(凹溝)幅(wR,)より大きいことを示し
ており、従って、グループは逆台形で隅部および側壁頂
部が円弧状であることが好ましい。これにより、再生時
に高い反射率を得ることができる。しかしながら、WU
がWlに比べて余大きすぎる場合は、トラッキングの積
度が低下するため、WuおよびWlが:Wu≦5xwI
l を満足するような値をとることが好ましい。
また上記トラッキングガイドの寸法は、深さdが200
〜600又の範囲で、グループ(凹溝)幅Wcが0.6
〜、、4μmの範囲にあり且つグループ(凹溝)底面の
直線部の長さGmが0.2〜0.8μmの範囲にあり、
そして該グループの間にあるランドの該二つの中点を結
ぶ距離が1゜3〜、、9μm(さらに好ましくは1,5
〜1゜7μm)の範囲にあることが特に好ましい。
また、上記第3図および第5図のように、基板上に中間
層が設けられた場合は、中間層上の凹溝の両隅部および
両方の側壁頂部の円弧部の基板の半径方向の形状が、曲
率半径2X102〜2×10’の範囲の円弧であること
が好ましい。こわにより良好なトラッキング性を確保す
ることができる。
本発明のトラッキングガイドは、記録層に接する層に設
けられていることが必要で、中間層の下側に下塗層ある
いは保護層等の別の層があっても良い。
上記第2図〜第5図から分かるように、本発明のトラッ
キングガイドは隅部および側壁頂部が円弧状である(隅
部および角の丸い)形状を有している。
これにより、グループの反射率がランドに近い値の反射
率を得ることができる。また、特にグループ底面の中央
部に平面部分を有する場合、グループ底部にかなりの平
面性を確保できることから前記反射率向上に伴うトラッ
キング特性の低下がほとんど見られない。さらに、中間
層が設けられたトラッキングガイドの場合、中間層を設
けることによりグループ表面に存在する微小な凹凸がほ
とんどなくなるので、記録または再生時のノイズを低減
することができる。
また、本発明の中間層付き情報記録媒体は、基板と中間
層の界面の凹溝および中間層上のトラッキングガイドが
共に隅部および側壁頂部が円弧状であるため、中間層の
層厚がほぼ均一なものであり、特にグループの両隅部で
層厚の急激な変化が無い。このため、基板と中間層材料
との屈折率の差がグループ全域に亙ってほぼ均一なもの
となることから、中間層材料や基板材料に屈折率の異な
るものを用いても、得られる反射信号はこのような材料
による影響を殆ど受けることはない。また、アクセス時
のエラーやトラッキングエラーの発生が極めて少なく、
またグループの反射率の低下による記録信号のC/N低
下もほとんどないものであるということができる。
従って、本発明のトラッキングガイドの上に記録層を設
け、該記録層に情報を記録あるいは再生した場合、グル
ープ部の反射率が高く、記録再生時のトラッキング特性
が良好で且つ中間層が塗設された場合はアクセスエラー
も少なく、トラッキングガイドノイズが低いものである
特に、該記録層にCDフォーマットのEFM信号を記録
した場合、上記のように再生時の反射率が高いので、市
販のCDプレーヤーにて再生することが可能であり、さ
らに、反射率が高いことから、再生時のC/Nが向上す
る。また、再生の際、トラッキング制御をプッシュプル
方式で行なった場合は、プッシュプル信号のグループ形
状に対するマージンが向上する。
さらに上記基板上に、レーザー光の熱エネルギーの記録
層から損失を防ぐ等のため中間塗布層を設けられた場合
は、記録されたビットの形状が楕円に近い良く整い且つ
良く揃ったものになることから感度が向上し、そしてジ
ッターが小さくなる。
本発明の情報記録媒体はたとえば下記の方法により製造
することができる。
トラッキングガイド(プレグルーブ)付き基板は、たと
えば、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリル系樹脂など
のプラスチック材料をモールディングして製造する方法
、プラスチック板、あるいはガラス板などの平面基板に
プレグルーブを有する樹脂層を積層させる方法などによ
って製造することができ、これらの方法は既に一般的に
知られている。
本発明に使用される。トラッキングガイドを有する基板
または中間層表面の断面形状は、例えば上記の第2図〜
第5図のような形状を示す。そして、このようなトラッ
キングガイドを有する基板表面または中間層表面は以下
のような方法により製造される。
通常の矩形型トラッキングガイドを製造する上記のよう
な方法を用いる場合、例えば、スタンパ−の形状を隅部
および側壁頂部が円弧状である矩形型として、それを用
いてモールディングする。このスタンバの製造方法は、
原盤にフォトレジスト等を塗布し、レーザーを用いてそ
の形状を形成させ、現像し、そして型取りするごとによ
り行なわれる。その際、レーザーパワーを調整したり、
現像時間を変えたりすることにより、トラッキングガイ
ドの形状および丸みの程度を調整する。他の方法として
、紫外線硬化樹脂を基板に塗布して直接プレグルーブを
形成する方法等もある。このようにして、本発明の表面
にトラッキングガイドを有する基板を製造することがで
きる。
中間層上のトラッキングガイドが上記特定の形状を有す
る中間層付き基板は、上記基板表面の特定の形状を損な
わないように、中間層を形成させることにより得ること
ができる。中間層を設ける方法は、塗布であっても蒸着
であっても良い。
上記以外の隅部および側壁頂部が円弧状であるトラッキ
ングガイドを形成させる方法として、通常の矩形型トラ
ッキングガイドを有するプラスチック基板を前記のモー
ルディング専行なうことによって製造し、これを特定の
有機溶剤に膨潤または溶解することによりなされる方法
がある。すなわち、プラスチック基板に上記有機溶剤を
塗布することによって、まずランドとグループ側壁の隅
の部分を溶解し、その溶解したプラスチックがグループ
底面の隅の部分に流れて残留することにより、あるいは
基板表面を膨潤させ該溶剤の蒸発時の収縮により隅部が
円弧状であるトラッキングガイドを形成すると考えられ
る。本発明では、使用する基板と溶剤組成に応じて、こ
れら一方の作用または両方の作用により行なわれる。
具体的には特定の有機溶剤(下記の有機溶剤(A)、(
B))によフて隅部および側壁頂部が円弧状である形状
のトラッキングガイドを形成させ本発明の上記特定の基
板を得ることができる。
そしてトラッキングガイド付き中間層は、この上に基板
をほとんど侵さない有機溶剤で下記の中間層形成物質(
高分子物質)を溶解させ、これを塗布して(高分子物質
をそのまま蒸着しても良い)中間層を設ければよい。ま
たトラッキングガイド付き中間層は、中間層の塗布液を
上記特定の有機溶剤を用い、トラッキングガイドの隅部
および側壁頂部を円弧状にすることと、中間層を塗設す
ることを同時に行なうことによっても得られる。
さらに、トラッキングガイド付き中間層の製造は、製造
工程の短縮の意味から当然後者の隅および側壁頂部(角
)を円弧状とすることと塗設を同時に行なう方法が有利
であり、好ましい。しかしながら、この方法を行なうた
めには、基板を侵す程度が本発明の隅部を円弧状とし、
且つ中間層が均一に塗布されるように行なわれることが
必要で、下記のように行なうことが好ましい。また、こ
の方法は、前記隅部等が円弧状であるトラッキングガイ
ドを形成させ上記特定の基板を作成する場合も同様に行
なうことができる。
使用される有機溶剤としては、プラスチック基板を膨潤
または溶解する下記の有機溶剤(A)Sよびプラスチッ
ク基板を膨潤または溶解しない下記の有機溶剤(B)を
、主に使用するプラスチック基板の溶解性に基づいて適
宜混合して用いる。
上記有機溶剤(A)としては、トルエン、キシレン等の
芳香族炭化水素類;メチルエチルケトン等のケトン類;
酢酸エチル等のエステル類ニジクロルエタン等のハロゲ
ン化炭化水素類;メチルセロソルブ等のセロソルブ類:
ニトロ基、ニトリル基またはアミド基を有する有機化合
物等を挙げることができる。
上記有機溶剤(B)としては、シクロヘキサン等の脂肪
族炭化水素類:エタノール等のアルコール類;イソプロ
ピルエーテル等のエーテル類等を挙げることができる。
上記有機溶剤(A)と(B)とを適宜組合わせた溶剤組
成物に下記の中間層形成物質(高分子物質)を溶解して
中間層塗布液を調製する。これを塗布することにより、
基板を膨潤または溶解させてトラッキングガイドの上記
円弧状の形状を形成させながら、中間層を形成させる。
上記有機溶剤(A)と(B)との組合わせは、基板の種
類および高分子物質の種類により適宜決定される。
上記塗布方法としては、通常の下塗り層や色素記録層等
を塗布する方法と同様に行なうことができる。すなわち
、スピンコード等を使用してトラッキングガイド上に中
間層塗布液を塗布することによって、トラッキングガイ
ドの隅部および角が円弧状となるような形状を形成させ
ながら、中間層を設ける。
上記トラッキングガイドの両隅部および両方の側壁頂部
を円弧状とすることと中間層の塗設を上記方法のように
同時に行なった場合は、中間層上のく記録層形成後の中
間層と記録層の界面)トラッキングガイドの両隅部およ
び両方の側壁頂部が円弧状となるばかりでなく、基板と
中間層との界面の隅部も円弧状の凹溝となる。すなわち
、プラスチック基板に上記基板を侵す有機溶剤に中間層
形成材料を溶解した塗布液を塗布することによって、上
記有機溶剤を塗布した場合と同様に、まずグループ側壁
頂部の部分を溶解し、側壁頂部(角)を円弧状とすると
共に溶解している中間層材料とそのプラスチックの一部
がここに留まり、残りの中間層材料および溶解したプラ
スチックがグループ底面の隅の部分に流れて残留する。
これにより、隅部および側壁頂部が円弧状の凹溝である
基板と中間層の界面および中間層上のトラッキングガイ
ドが形成される。あるいは該溶剤が基板表面を膨潤させ
該溶剤の蒸発時の収縮により角および隅が円弧状の凹溝
の基板を形成することと、中間層材料の塗布乾燥が同時
に行なわれことにより、角および隅部が円弧状の凹溝で
ある基板と中間層の界面および中間層上のトラッキング
ガイドが形成される。本発明では、使用する基板と溶剤
組成に応じて、これら一方または両方の作用により行な
われるが、前者の寄与が大きいと推測される。
このように、本発明のトラッキングガイド付き中間層は
、基板と中間層の界面の凹溝および中間層上のトラッキ
ングガイドが共に両隅部および両方の側壁頂部が円弧状
である。すなわち、本発明のように基板と中間層の界面
の凹溝の両隅部および両方の側壁頂部が円弧状である場
合は、従来の基板と中間層の界面の凹溝の隅部および側
壁頂部の部分がそのままである場合に比べて、中間層の
層厚がほぼ均一であり、層厚の急激な変化はない。特に
グループの底部の両隅部およびグループ側壁がランドと
接する両端部において層厚の急激な変化が無い。このた
め、基板と中間層材料との屈折率の差がグループ全域に
亙ってほぼ均一なものとなることから、中間層材料や基
板材料に屈折率の異なるものを用いても、得られる反射
信号はこのような材料による影響を殆ど受けることはな
い。また、アクセス時の変化がほとんどなく、アクセス
時のエラーやトラッキングのエラーなどが激減する。さ
らに、上記屈折率の違いによる反射率の低下、それに伴
うC/Nの低下も起こらない。
従って、本発明の中間層付き情報記録媒体は、基板と中
間層の界面の凹溝および中間層上のトラッキングガイド
が共に両隅部および両方の側壁頂部が円弧状であるため
、基板と中間層材料との反射率の差異の影響を殆ど受け
ないことから、また、アクセス時のエラーやトラッキン
グエラーの発生が極めて少なく、またグループの反射率
の低下による記録信号のC/N低下もほとんどないもの
であるということができる。
上記中間層の例としては、上記断熱層以外に接着層、反
射層、感度強化層(ガス発生層)などを挙げることがで
きる。
中間塗布層が断#1W1である場合には、例えばポリメ
チルメタクリレート、アクリル酸・メタクリル酸共重合
体、スチレン・無水マレイン酸共重合体、ポリビニルア
ルコール、N−メチロール・アクリルアミド共重合体、
スチレン・ビニルトルエン共重合体、塩素化ポリエチレ
ン、クロルスルポン化ポリエチレン、ニトロセルロース
、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリイミド、酢酸ビ
ニル・塩化ビニル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重
合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネー
ト、弗素化ポリオレフィンなどの高分子物質を溶剤に溶
解した塗布液を用いて形成させることができる。好まし
くは、弗素化ポリオレフィン、塩素化ポリエチレンもし
くはニトロセルロースを用いた塗布液であり、特に好ま
しくは、塩素化ポリエチレンである。
中間塗布層の層厚(平均層厚)は、中間層に要求される
特性を考慮して決定されているλ中間塗布層の層厚は通
常は100〜1000オングストロームの範囲にある。
上記のように形成された中間層、好ましくは塩素化ポリ
エチレン層により、レーザビームの照射による熱エネル
ギーが記録層から基板へ熱伝導によって損失するのを低
減することができ、かつ塩素化ポリエチレン層の被照射
部分からガスが発生するため、ピットの形成が容易とな
り記録感度を高めることができる。
塩素化ポリエチレン層を設ける際、塩素化ポリエチレン
を溶剤に溶解させた塗布液の濃度は0゜1〜0.4%の
範囲内に在ることが好ましい。この塗布液の濃度が0.
1%未満の場合は、塩素化ポリエチレン層のピットの形
成を容易にする働き等の感度強化層の役割が低下して好
ましくない。
また、0.4%を越える場合は、塩素化ポリエチレンの
塗布液を塗布する際、塗布ムラが出来易くなり、このた
め同一ディスク上で感度のバラつきが生じたり、バース
トエラーが増加したりして好ましくない。
基板上または中間層の上には、記録層が設けられる。
記録層に用いられる材料の例としては、Te、Zn、I
n、Sn、Zr、A文、Cu、Ge等の全屈;Bi、A
s、Sb等の半金属;Ge、St等の半導体;およびこ
れらの合金またはこれらの組合せを挙げることができる
。また、これらの金属または半金属の硫化物、酸化物、
ホウ化物、ケイ素化合物、炭化物および窒化物等の化合
物;およびこれらの化合物と金属との混合物も記録層に
用いることができる。またシアニン系色素等の色素類を
記録層に用いてもよく、ざらに相変化記録に用いられる
高分子化合物等を用いてもよい。
記録層は、上記の゛記録材料を蒸着、スパッタリング、
イオンブレーティングなどの方法によって中間塗布層上
に形成することができる。色素類あるいは高分子化合物
等は塗布により設けることができる。所望により、中間
層の下に下塗り層を介在させてもよい。記録層は単層ま
たは重層でもよいが、その層厚は光情報記録に要求され
る光学濃度の点から一般に100乃至5500オングス
トロームの範囲である。尚、色素類あるいは高分子化合
物等を塗布により設ける場合、中間層を設ける際の中間
層材料の代わりに色素等を用いれば記録層の形成と、基
板上に上記凹溝の両隅部および両方の側壁頂部が円弧状
であるトラッキングガイドの形成を同時に行なうことも
可能である。
記録層の上には保護層が設けられることが好ましい、保
護層としては、軟質樹脂材料からなる軟質保護層と硬質
樹脂材料からなる硬質保護層との積層体が好ましい、こ
の積層体は、軟質保護層側を記録層側にして、記録層上
に積層する。軟質樹脂材料の例としては、ポリウレタン
、ポリ塩化ビニリデン、エチEン・酢酸ビニル共重合体
、シリコンゴム、スチレン・ブタジェン・ゴム、ポリ塩
化ビニリデン、ポリアクリル酸エステルを挙げることが
できる0通常、これらは、溶液塗布、ラテックス塗布、
熔融塗布などの方法により記録層上に塗布され、必要に
より乾燥、加熱などの処理を行なって軟質保護層とされ
る。軟質保護層の層厚は通常lOO又〜5pmの範囲に
あり、好ましくは0.3〜3pmの範囲にある。硬質樹
脂材料の例としては、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂など
が挙げられる。通常、これらは、溶液塗布などの方法に
より軟質保護層上に塗布され、必要により紫外線照射、
加熱などの処理を行なって硬質保護層とされる。硬質保
護層の層厚は通常0.1〜10gmの範囲にあり、好ま
しくは1〜3gmの範囲にある。
基板の記録層が設けられる側とは反対側の表面には、耐
傷性、防湿°性などを高めるために、たとえば二酸化ケ
イ素、酸化スズ、弗化マグネシウムなどの無機物質、あ
るいは熱可塑性樹脂、光硬化型樹脂などの高分子物質か
らなる薄膜が、真空蒸着、スパッタリングまたは塗布等
の方法により設けられていてもよい。
貼り合わせタイプの情報記録媒体においては、上記構成
を有する二枚の基板を接着剤等を用いて接合することに
より製造することができる。エアーサンドイッチタイプ
の記録媒体においては、二枚の円盤状基板のうちの少な
くとも一方が上記構成を有する基板を、リング状の外側
スペーサと内側スペーサとを介して、あるいはいずれか
一方もしくは双方の基板に設けられた突起を介して接合
することにより製造することができる。
次に、上記情報記録媒体への光情報記録方法について説
明する。上記情報記録媒体は、特にCDフォーマット信
号の記録に、好適であることからCDフォーマット信号
の記録方法を中心に以下に記載する。
光情報記録方法は、前記方法により得られる隅部および
側壁頂部が円孤状であるトラッキングガイドを有する基
板または中間層の表面に記録層が設けられた情報記録媒
体を、、、2〜2.8m/秒の定線速度にて回転させな
がら、その記録層に光を基板側から照射してCDフォー
マット信号を記録することにより行なわれる。一般に、
記録光としては750〜850nmの範囲の発振波長を
有する半導体レーザービームが用いられる。また、上記
情報記録媒体では、10mW以下のレーザーパワーで記
録することができる。
上記の光情報記録方法は、上記記録層に上述のような記
録を行なう際、本発明のトラッキングガイドによりトラ
ッキング制御が極めて良好に行なうことができる。
情報の再生は、本発明のCDフォーマット信号が記録さ
れた情報記録媒体を上記と同一の定線速度で回転させな
がら半導体レーザー光を基板側から照射して、その反射
光を検出することにより行なうことができる。本発明に
おいては、高い反射率を得るため隅部および側壁頂部が
円弧状であるトラッキングガイドが基板または中間層上
に設けられており、市販のCDプレーヤーを用いて情報
を読み取ることができる。
以下余白 次に本発明の実施例および比較例を記載する。
ただし、これらの各側は本発明を制限するものでない。
[実施例1] 射出成形により 通常の矩形型のプレグルーブを設けた
円盤状ポリカーボネート基板[外径:120mm、内径
: 15mm、厚さ2、、2mm、グループの深ざ(第
2図のdの溶剤処理前に相当)ニア50又、該グループ
底面からグループの深さの90%の高さ位置でのグルー
プ幅(第2図のWuに相当):0.97μm、グループ
底面からグループの深さの10%の高さ位置でのグルー
プ幅(第2図のWRに相当):0.43μm、グループ
底面からグループの深さの50%の高さ位置でのグルー
プ幅(第2図のWcに相当):0.70μm、グループ
底面とグループの側壁とがなす鋭角(第2図のθに相当
):14度、屈折率:、、57]のプレグルーブ面に混
合溶剤[メチルエチルケトン:シクロヘキサン(=10
:100、体積比)]をスピンコーターを用いて塗布し
た(スピンナーの回転数を70Orpmで行なった)。
次いで乾燥させ、基板の溶剤処理を行なった。
上記溶剤処理後の円盤状ポリカーボネート基板の寸法は
[グループの深さ(第2図のd)ニア50又、該グルー
プ底面からグループの深さの90%の高さ位置でのグル
ープ幅(第2図のWu):0.97μm、グループ底面
からグループの深寄の10%の高さ位置でのグループ幅
(第2図のWIl、):0.43μm、グループ底面か
らグループの深さの50%の高さ位置でのグループ幅(
第2図のWe):0.70μm、基板の半径上にあるグ
ループ底面の中心位置での接線と該接線上にあるグルー
プの側壁の中心位置での接線とがなす鋭角(第2図のθ
)二14度]であった。
次に、上記基板の上にI n : GeS : Au=
66:22:12(重量比)の比率で共蒸着させて、厚
さ300オングストロームの記録層を形成した。このよ
うにして、基板および記録層からなる光ディスクを得た
[実施例2] 射出成形により 通常の矩形型のプレグルーブを設けた
円盤状ポリカーボネート基板[外径=120mm、内径
:15mm、厚さ=、、2mm、グループの深さ(第3
図のdの中間層塗布前に相当)ニア50又、該グループ
底面からグループの深さの90%の高さ位置でのグルー
プ幅(第3図のWuに相当):0.97μm、グループ
底面からグループの深さの10%の高さ位置でのグルー
プ幅(第3図のWILに相当):0.43μm、グルー
プ底面からグループの深さの50%の高さ位置でのグル
ープ幅(第3図のWcに相当):0.’yoμm、グル
ープ底面とグループの側壁とがなす鋭角(第3図のθに
相当):14度、屈折率:、、57]のプレグルーブ面
に混合溶剤[メチルエチルケトン:シクロヘキサン(=
10:100、体積比)]に塩素化ポリエチレンを溶解
させて調製した塩素化ポリエチレンの0.3重量%塗布
液をスピンコーターを用いて塗布した(スピンナーの回
転数を700rpmで行な)た)。次いで乾燥させ、中
間層の塗布(トラッキングガイドの角に丸みをもたせる
溶剤処理も含む)を行なった。この中間層の層厚はグル
ープ部が500X、ランド部が300又であった。
上記中間層塗布後の円盤状ポリカーボネート基板の寸法
は[グループの深さ(第3図のd)=550X、該グル
ープ底面からグループの深さの90%の高さ位置でのグ
ループ幅(第3図のWu):0.97μm、グループ底
面からグループの深さの10%の高さ位置でのグループ
幅(第3図のWjり: 0.43μm、グループ底面か
らグループの深さの50%の高さ位置でのグループ幅(
第3図のWc):0.70μm、基板の半径−ヒにある
グループ底面の中心位置での接線と該接線上にあるグル
ープの側壁の中心位置での接線とがなす鋭角(第3図の
θ) =14度]であった。
次に、上記中間塗布層の上にI n : GeS :A
u=66:22:12(重量比)の比率で共蒸着させて
、厚さ300オングストロームの記録層を形成した。こ
のようにして、基板および記録層からなる光ディスクを
得た。
[比較例1] 実施例1において、基板の溶剤処理を行なわないで基板
に直接蒸着を行なった以外は実施例1と同様の方法によ
り光ディスクを得た。
上記で得られた光ディスクについて下記の光ディスクの
評価を行なった。
[光ディスクの評価] (1)反射光レベル 上記で得られた情報記録媒体について、パルスチック社
製のCD−PU評価装置を用いて、反射光量を測定し、
ミラ一部を100%とした時のグループ部、ランド部の
反射光レベルを算出した。
(2)感度 ナカミチ■社製の0MS−1000を用いて、単一信号
(0,72MHz)を線速度、、3m/秒にて記録した
。その時の記録できる最小のレーザーパワーを記録パワ
ーとした。
(3)C/N さらに上記媒体を再生し、RB W 30 k Hz、
VBWlooHzで線速度、、3m/秒および再生パワ
ー0.8mWにてC/Nを測定した。
結果を第1表に示す。
第1表 グループ部 ランド部 記録バ C/N(%)   (
%)  ワー(mW)  (dB)実施例1  88 
 92   −−  −一実施例2  89  92 
 10.547比較例1  85  87  13.5
40本発明の情報記録媒体に用いられる凹溝の隅部およ
び側壁頂部が円弧状のトラッキングガイド(プレグルー
ブ)を基板上に有する実施例1および中間層上に有する
実施例2の方が、比較例1の従来のトラッキングガイド
より、反射、光量が大きいこと、そして感度およびC/
Nについても優れていることが明らかである。従って、
市販のCDプレーヤーで再生するのに極めて有利である
【図面の簡単な説明】 第1図は、情報記録媒体に使用される従来のトラッキン
グガイドを有する基板の断面図の一例である。 第2図および第4図は、本発明の情報記録媒体に使用さ
れる凹溝の隅部および側壁頂部が円弧状のトラッキング
ガイドが設けられた基板の断面図の一例である。 第3図および第5図は、本発明の情報記録媒体に使用さ
れる凹溝の隅部および側壁頂部が円弧状トラッキングガ
イドが設けられた中間層を有する基板の断面図の一例で
ある。 sl、S2.S3+ S4.S5 :基板m3 、 m
e :中間層、 T+ 、T2 、Ts 、T4 、Ts  : トラッ
キングガイド R2,R3,R,、R,:記録層 dニゲループの深さ、 Gmニゲループ底面の平面部である直線部Wuニゲルー
プ底面からグループの深さの90%の高さ位置でのグル
ープ幅、 W2ニゲループ底面からグループの深さの10%の高さ
位置でのグループ幅、 Wcニゲループ底面からグループの深さの50%の高さ
位置でのグループ幅、 θ:基板の半径上にあるグループ底面の中心位置での接
線と該接線上にあるグループの側壁の中心位置での接線
とがなす鋭角 Cps)ラッキングガイドの変曲点

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、らせん状の凹溝を表面に有する円盤状基板の上に、
    レーザーによる情報の書き込みまたは読み取りが可能な
    記録層が設けられた情報記録媒体において、該凹溝の相
    対する両隅部および該凹溝の相対する両側の側壁頂部の
    いずれもが円弧状をなすように丸められていることを特
    徴とする情報記録媒体。 2、らせん状の凹溝を表面に有する円盤状基板の上に、
    レーザーによる情報の書き込みまたは読み取りが可能な
    記録層が設けられた情報記録媒体であって、且つ該凹溝
    の相対する両隅部および該凹溝の相対する両側の側壁頂
    部のいずれもが円弧状をなすように丸められている情報
    記録媒体を、定線速度で回転させながら該記録層が設け
    られた該凹溝の底面にレーザー光を基板側から照射して
    情報を記録することからなる光情報記録方法。 3、らせん状の凹溝を表面に有する円盤状基板の上に、
    レーザーによる情報の書き込みまたは読み取りが可能な
    記録層が設けられた情報記録媒体であって、且つ該凹溝
    の相対する両隅部および該凹溝の相対する両側の側壁頂
    部のいずれもが円弧状をなすように丸められている情報
    記録媒体の該記録層に、該記録層材料に局所的な除去ま
    たは特性変化をもって情報が記録されてなる情報記録媒
    体。 4、らせん状の凹溝を表面に有する円盤状基板の上に、
    略同形のらせん状凹溝を上面に有するように形成された
    中間層上に、レーザーによる情報の書き込みまたは読み
    取りが可能な記録層が設けられた情報記録媒体において
    、該基板上の凹溝および該中間層上の凹溝の両方共、そ
    れぞれの両隅部およびそれぞれの両側の側壁頂部のいず
    れもが円弧状をなすように丸められていることを特徴と
    する情報記録媒体。 5、らせん状の凹溝を表面に有する円盤状基板の上に、
    略同形のらせん状凹溝を上面に有するように形成された
    中間層上に、レーザーによる情報の書き込みまたは読み
    取りが可能な記録層が設けられた情報記録媒体にあって
    、且つ該基板上の凹溝および該中間層上の凹溝の両方共
    、それぞれの両隅部およびそれぞれの両側の側壁頂部の
    いずれもが円弧状をなすように丸められている情報記録
    媒体を、定線速度で回転させながら該記録層が設けられ
    た該凹溝の底面にレーザー光を基板側から照射して情報
    を記録することからなる光情報記録方法。 6、らせん状の凹溝を表面に有する円盤状基板の上に、
    略同形のらせん状凹溝を上面に有するように形成された
    中間層上に、、レーザーによる情報の書き込みまたは読
    み取りが可能な記録層が設けられた情報記録媒体にあっ
    て、且つ該基板上の凹溝および該中間層上の凹溝の両方
    共、それぞれの両隅部およびそれぞれの両側の側壁頂部
    のいずれもが円弧状をなすように丸められている情報記
    録媒体の該記録層に、該記録層材料に局所的な除去また
    は特性変化をもって情報が記録されてなる情報記録媒体
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5406546A (en) * 1992-10-05 1995-04-11 Tdk Corporation Magneto-optical disk
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