JPH027802Y2 - - Google Patents

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JPH027802Y2
JPH027802Y2 JP9545085U JP9545085U JPH027802Y2 JP H027802 Y2 JPH027802 Y2 JP H027802Y2 JP 9545085 U JP9545085 U JP 9545085U JP 9545085 U JP9545085 U JP 9545085U JP H027802 Y2 JPH027802 Y2 JP H027802Y2
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JP9545085U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、フイルムやネガ、そして写真などを
収納して、依頼店と現像所との間を移送させる際
に用いられる写真の現像焼付け整理用封筒に関す
るものである。
[従来の技術] 従来、この種の封筒は、同一寸法の封筒上紙と
封筒下紙とからなる封筒本体と封筒上紙の上端縁
に綴じ合わされた複数枚の控片とから構成されて
いるもので、前記控片それぞれの表面には、依頼
人氏名、注文内容、そして現像内容などの情報が
書き込まれる情報記載面を有するとともに、控片
の前記情報記載面に対応して封筒上紙も情報記載
面を有している。そして控片および封筒上紙の控
片対応部の各対応面間に複写システムを設けて、
最上位に記載される情報が他の控片および封筒上
紙に複写されるようになつており、依頼受付から
現像所を経て依頼人へのネガや写真などの引渡し
までの過程において、各控片が、例えば引換証
片、受付店控片、現像所控片などとなつて所定時
点で取外され、また封筒上紙の情報記載面の情報
が現像所における仕上げ明細となつて、依頼人と
受付店間の受渡し、受付店と現像所間の受渡し、
そして現像所での作業などが、各情報記載面に記
載された情報に基づいて行なわれるのであつた。
[考案が解決しようとする問題点] 写真の現像焼付け整理(DP)用封筒は受付店
に備えられているが、周知のように顧客獲得など
の目的により現像所側でDP用封筒の仕様や形状
などが設定され、現像所から各受付店へ配布され
ているものである。
しかしながら、従来のDP用封筒は上述したよ
うに、封筒上紙と封筒下紙とからなる封筒本体と
封筒上紙に綴じ合わされた複数枚の控片とからな
る構成であることから、封筒の製造において封筒
本体は封筒上紙と封筒下紙を接着して得られ、複
数枚の控片は控片相互を接着して得られ、封筒本
体と控片とがそれぞれ別の製造工程を経てなるも
のであり、その封筒本体と控片とを接着して封筒
を製造しているので、封筒の製造が複雑であつ
て、DP用封筒1枚当りの製造コストはきわめて
高いものとなり、1枚の写真を移送するのにも
DP用封筒1枚使用することから現像所側の負担
額が大きいという欠点があつた。
また現像所側においては受付店に未使用のDP
用封筒を配布する前に、予めDP用封筒の情報記
載面に受付店名や店コードなどの情報をインプリ
ンタにより打ち込んでいるが、従来のDP用封筒
において封筒本体上端と控片上端とが揃つた状態
で綴じ合わせることが難かしく、また封筒の挿入
口が控片の綴じ合わせ側で、すなわち封筒本体の
上端で開口しているので、インプリンタへの挿入
印字作業がはなはだ困難なものであつた。
さらにDP用封筒の封筒本体は封筒上紙上辺と
封筒下紙上辺とから挿入口が形成されていること
から、フイルム、ネガ、そして写真などが収納さ
れると挿入口が常時開状態となり、収納物が挿入
口から抜け易く紛失するなどの欠点もあつた。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記した従来の事情に鑑みてなされ
たもので、封筒下紙とこの封筒下紙より縦寸法が
短かい封筒上紙とから情報記載面を表面に有する
封筒下紙上辺部を表出させて上方が開放した袋部
を有する封筒本体と、前記封筒下紙の上端縁とと
もに突き揃えて取外し可能に綴じ合わされ封筒下
紙の情報記載面と対応する情報記載面をそれぞれ
表面に有する複数枚の控片とからなり、封筒下紙
の前記上辺部および控片の各対応面間に複写シス
テムを設け、かつ控片の下辺側に、最下位の控片
下辺と封筒上紙上辺とから封筒の挿入口を設けた
ことを特徴とするDP用封筒を提供して、従来の
欠点を解消するものである。
[作用] 本考案においては、DP用封筒の挿入口を封筒
本体の上端に設けることなく、そして袋部から表
出する封筒下紙の上辺部と複数枚の控片を突き揃
え綴じ合わせることにより、製造コストを下げ、
インプリンタによるプリント作業も容易に行なえ
るとともに、収納物が抜け落ることなく取扱いを
容易にしたのである。
[実施例] つぎに、本考案を第1図から第4図に示す一実
施例に基づいて詳細に説明する。
図中1は本考案のDP用封筒で、該DP用封筒1
は封筒本体2と3枚の控片3,4,5とからなる
ものである。前記封筒本体2は封筒上紙20と封
筒下紙21の三周辺を接着し袋部Aを形成したも
ので、封筒下紙21の縦寸法より短かく設けられ
た封筒上紙20と封筒下紙21との下辺および左
右側辺相互を接着剤Sにより接着して、上方に開
放した前記袋部Aが形成されている。そして封筒
下紙21の上辺部22が袋部Aの開口から表出し
ており、上辺部22表面に情報記載面を有してい
るのである。
また上記控片3,4,5それぞれは、上記封筒
上紙20と同幅にしてかつ上辺部22の縦寸法と
同一に設けられており、第2図に示すように、封
筒下紙21の上端縁とともに突き揃え状態で接着
剤Sにより綴じ合わされ、最下位の控片5の下辺
と封筒上紙20の上辺とが突き合わせ状態に位置
して封筒の挿入口6を形成しているのである。前
記接着剤Sを接着力の弱い材質のものを用いるこ
とにより、控片3,4,5それぞれを取り外すこ
とができるようにしてもよく、また接着剤Sを控
片および上辺部の上端縁ギリギリに線状にして塗
布することにより、控片3,4,5それぞれが取
り外せるようにしてもよい。さらに接着してなる
控片の綴部近傍に切取り用ミシン目を穿設するこ
とにより、取り外し可能にしてよいものである。
上記控片3,4,5それぞれの表面には、情報
記載面が設けられているとともに、前記情報記載
面が上記上辺部22の情報記載面と対応してお
り、上辺部および控片の各対応面間に複写システ
ムが設けられていて、最上位の控片3の情報記載
面に記入する情報が同時に下位の控片4,5およ
び上辺部22の情報記載面に複写されるのであ
る。前記複写システムは、図に示すように具体的
には各控片それぞれの裏面にカーボン複写剤aを
設けてなるものであるが、これに限定されるもの
ではなく、ノーカーボン複写システムとすること
もできる。また袋部Aは1枚の用紙を二つに折り
たたみ両側縁を接着剤により接着して構成しても
よい。
DP用封筒を製造するには、封筒上紙20と封
筒下紙21とから封筒本体2を形成するととも
に、控片3,4,5を綴じ合わせて組とし、組と
なつた控片と封筒本体とを接着してDP用封筒を
得る。また第3図と第4図とに示すように、封筒
上紙20の上辺側に控片5と控片3とを連設した
上紙Bと、封筒下紙21の上辺側に控片4を連設
した下紙Cとを所定箇所に塗布した接着剤Sによ
り貼り合わせ、次いでスリツトsを入れることに
より、封筒上紙20の上辺と控片5の下辺とを分
断するとともに、控片5と控片3とを、そして封
筒下紙21と控片4とを分断して、組となつた控
片3,4を上辺部22上に位置している控片5に
接着してDP用封筒を得るようにしてもよい。な
お後述の方法を採れば、封筒上紙および控片への
記入欄ナンバー等の印刷および印字が同時に行な
え、上紙Bと下紙Cとへのカーボン複写剤の塗布
が同時に行なえ、きわめて低コストにて効率よく
DP用封筒を得ることができるとともに、この方
法によれば、封筒の挿入口6は封筒上紙20と控
片5を分断して形成されるため、挿入口6におい
て控片5の下辺と封筒上紙20の上辺とを容易に
突き合わせ状態とすることができ、収納物の飛び
出しなどを防止することができるものである。ま
た控片3と控片4は同時に分断するため同一サイ
ズの控片とすることがきわめて容易であり、取扱
い易く体裁の良いDP用封筒を得ることができる。
DP用封筒1を移送過程に基づいて説明すると、
控片3、および控片4は受付時における引換証片
(お客控)と受付店控となつて切り取られ、控片
5はDP用封筒を現像所にて受付けた時点に切り
取られる現像所控となる。また上辺部22には受
付店での受付時にて情報が複写されていることか
ら、上辺部22が現像所における仕上げ明細片と
なるのであるが、控片3,4,5の重ね合わせ順
序は、これに限定されるものではなく、任意の順
序に組み合わせればよいものである。
なお、図中bは予め現像所にてインプリンタに
より受付店名および店名コードが打ち込まれる現
像所側情報記入欄であり、cは依頼人氏名住所記
入欄であり、dは依頼内容を記入する依頼情報記
入欄である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、DP用
封筒の上端が突き揃え状態で揃つており、かつ封
筒の挿入口が封筒本体の上端に位置しないことか
ら、現像所でのインプリンタへの挿入がきわめて
容易に行なえ、取扱いが簡単になり、またネガや
フイルムが収納されても挿入口が常時開状態にな
らず、挿入口側に移動した収納物を控片にて規制
することができる。さらに構造が簡単であるとと
もに、封筒上下紙の同質材にて控片を形成するこ
とも可能で、製造コストを低減させることができ
るとともに、効率良くDP用封筒を作成できるな
ど、実用性にすぐれた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るDP用封筒の一実施例を
示す上面図、第2図は第1図の−縦断面図、
第3図と第4図は一実施例の製造方法の一例を示
す説明図である。 1……DP用封筒、2……封筒本体、20……
封筒上紙、21……封筒下紙、3,4,5……控
片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 封筒下紙とこの封筒下紙より縦寸法が短かい封
    筒上紙とから情報記載面を表面に有する封筒下紙
    上辺部を表出させて上方が開放した袋部を有する
    封筒本体と、前記封筒下紙の上端縁とともに突き
    揃えて取外し可能に綴じ合わされ封筒下紙の情報
    記載面と対応する情報記載面をそれぞれ表面に有
    する複数枚の控片とからなり、封筒下紙の前記上
    辺部および控片の各対応面間に複写システムを設
    け、かつ控片の下辺側に、最下位の控片下辺と封
    筒上紙上辺とから封筒の挿入口を設けたことを特
    徴とする写真の現像焼付け整理用封筒。
JP9545085U 1985-06-24 1985-06-24 Expired JPH027802Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9545085U JPH027802Y2 (ja) 1985-06-24 1985-06-24

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JP9545085U JPH027802Y2 (ja) 1985-06-24 1985-06-24

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JPS623433U JPS623433U (ja) 1987-01-10
JPH027802Y2 true JPH027802Y2 (ja) 1990-02-23

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ID=30654582

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9545085U Expired JPH027802Y2 (ja) 1985-06-24 1985-06-24

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JPH0538956Y2 (ja) * 1988-09-22 1993-10-01

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JPS623433U (ja) 1987-01-10

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