JP3223839U - 朱印帳および朱印紙収納シート - Google Patents

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真弘 森松
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【課題】宗教的尊厳を感じさせ、多数のご朱印紙をまとめて、保管でき、巡拝中に損傷することがない朱印帳および朱印紙収納シートを提供する。【解決手段】表紙と所定枚数の朱印紙収納シート1と裏表紙とが和綴じされた朱印帳であって、朱印紙収納シート1は、左右両側縁と底辺が閉じられ、上縁のみ開口した袋状のフィルムからなり、縦向きのシール線により綴込み側の細幅の補強紙ポケットと、自由端側の広幅の収納ポケット3に区分されている。補強紙ポケットには短冊状の補強紙が挿入され、収納ポケットは、朱印紙Bを収容可能な大きさを有する。朱印紙を収納ポケットに入れた状態で、脱落させることなく長期間保存できる。朱印紙の保存枚数が増えても、朱印帳が無様に開くことがなく表紙と裏表紙を略平行に保てるので、朱印帳を損傷することがない。【選択図】図1

Description

本考案は、朱印帳および朱印紙収納シートに関する。さらに詳しくは、本考案は、巡礼した寺で頂いた朱印紙および朱印紙収納シートを保管するための朱印帳に関する。
四国八十八ヶ所とか六十六部廻国とか称される霊場めぐりが、日本では伝統的に行われている。霊場となる諸寺では、巡拝の証あるいは納経の証として、ご朱印を受けることが慣習となっている。ご朱印は、いわば受領証であり、その代表的な形態は、1枚の和紙に、ご本尊の名前や寺院名、参拝年月日などを記して宝印が押される。なお、この宝印が朱色なので、ご朱印とも呼ばれる。本明細書では、ご朱印が押された用紙もご朱印と呼ばれることがある。
本明細書では、ご朱印そのものを「ご朱印」といい、ご朱印が押された用紙を「朱印紙」として、両者を区別する。
朱印紙は、巡拝した寺の数だけ集まるが、これらの朱印紙は巡礼者の信仰上非常に大切なものであるから、分散しないように一つにまとめて保管したいという要望がある。
このため朱印帳(別名として納経帳とも言われる)というものが用いられてきた。
伝統的な朱印帳は、複数枚の和紙を表紙と裏表紙で挟んで和綴じで止めた和製本である。和紙の枚数は巡拝すべき寺の数より若干多い数とされている。
この伝統的な和綴じ朱印帳は、各寺において、朱印帳として綴じられた和紙に直接手書きで書き込まなければならないので、寺側の手間が多くなり、巡拝者が多いと対処しきれない、という問題がある。
特許文献1の従来技術の納経帳は、所定数の用紙を連綴しており、各葉の用紙に予め各寺院の本尊の真言を記載したものである。
この従来技術の納経帳によれば、真言の記載があることによって、参拝のありがたみを感じさせることができる。しかし、寺院名を書いたり朱印を押す等の手作業を省く効果はないので、やはり寺院側の手間は大きいものであった。
そこで、寺院側では、予め印刷するか毛書した朱印紙を用意しておき、巡拝者が現れると目前で朱印を押して渡す、ということが行われるようになった。
このように、毎葉の朱印紙を多数用意しておいて、最後の朱印押印とか参拝日時だけを記すなら、寺側の負担も少なくなる。
ところが、この場合、毎葉の朱印紙を保存するのに、伝統的な体裁の朱印帳は使えない。そのため、新たな形態の朱印帳が望まれるに至った。
ところで、一部の巡拝者が代用的に使ったのが、文房具として広く流布している透明フィルム製のポケットが数十枚とじられた文具用ファイル(商品名「クリアファイル」)であるが、概観が余りにも機能的すぎて宗教的尊厳を感じることができない。そこで、表紙と裏表紙だけ宗教的雰囲気のあるものに代え、中には透明フィルム製のポケットを和綴じしたものが工夫された。
しかしながら、この構成では、透明フィルムのうち、綴じ紐を通した部分の孔が裂かれていって、ポケットが脱落しやすいという問題があった。
実開平6-52666号公報
本考案は上記事情に鑑み、宗教的尊厳を感じさせ、多数の朱印紙をまとめて、保管でき、巡拝中に損傷することがない朱印帳および朱印紙収納シートを提供することを目的とする。
第1考案の朱印帳は、表紙と所定枚数の朱印紙収納シートと裏表紙とが和綴じされた朱印帳であって、前記朱印紙収納シートは、左右両側縁と底辺が閉じられ、上縁のみ開口した袋状のフィルムからなり、前記朱印紙収納シートは、縦向きのシール線により綴込み側の細幅の補強紙ポケットと、自由端側の広幅の収納ポケットに区分されており、前記補強紙ポケットには短冊状の補強紙が挿入され、前記収納ポケットは、朱印紙を収容可能な大きさを有することを特徴とする。
第2考案の朱印帳は、第1考案において、前記朱印紙収納シートの綴込み側の端縁は、シートの端縁と補強紙の端縁とが揃えられた状態で糊付けされていることを特徴とする。
第3考案の朱印紙収納シートは、請求項1の朱印帳を構成するための朱印紙収納シートであって、該朱印紙収納シートは、縦向きのシール線により綴込み側の細幅の補強紙ポケットと、自由端側の広幅の収納ポケットに区分されていることを特徴とする。
第1考案によれば、和綴じされた複数枚の朱印紙収納シートは、補強紙ポケットに挿入された補強紙を介して綴じ紐が通されるので、補強紙が綴じ紐に対して抵抗となり朱印紙収納シートを構成するフィルムを破ることがない。このため、朱印紙を収納ポケットに入れた状態で、脱落させることなく長期間保存できる。また補強紙を補強ポケットに入れておくことによって朱印帳の綴込み側の嵩を高くでき、朱印紙収納シートに朱印紙を入れたときと同じ位の嵩にできる。このため、朱印紙の保存枚数が増えても、朱印帳が無様に開くことがなく表紙と裏表紙を略平行に保てるので、朱印帳を損傷することがない。
第2考案によれば、糊はフィルムに対する接着力は弱いが、紙(つまり補強紙)に対する接着力は強いので、積層された朱印紙収納シートの綴込み側を強固に固定することができる。このため、綴じ紐による結合に加えて、糊付けによっても積層状態が強く保持されるので、朱印帳の耐久力が高くなる。
第3考案によれば、朱印紙収納シートには、朱印紙を収納する収納ポケットと補強紙を挿入するための収納ポケットが予め形成されている。このため、この朱印紙収納シートを必要枚数だけ集め、積層することで、朱印帳の製造を容易にすることができる。
本考案の一実施形態に係る朱印帳半製品aの斜視図である。 図1に示す朱印帳を構成する朱印紙収納シートの斜視図である。 本考案における朱印帳の製法における工程説明図である。 本考案における朱印帳Aの半製品における製造工程中の説明図である。 本考案の製法における和綴じ工程の説明図である。 本考案の一実施形態に係る朱印帳の外観図である。
つぎに、本考案の実施形態を図面に基づき説明する。
まず、図1および図2に基づき本考案の一実施形態に係る朱印帳Aを説明する。
図1に示す朱印帳は完成品でなく、半製品aを示している。すなわち、所定枚数の朱印紙収納シート1を積層した状態で、綴込み側(図中左側)が糊付けして固定された状態で図示されている。朱印紙収納シート1の自由端側は朱印紙Bを1枚ずつ収納する収納ポケットである。
朱印紙Bは、巡拝した寺で発行されるもので、1枚の和紙に、ご本尊の名や真言、寺院名、参拝年月日などが手書きされ、宝印が押されたものである。
図2に示すように、朱印紙収納シート1は、袋状に仕上げられたフィルムであって、左右両側縁と底辺がシートシールその他の手段で閉じられており、上縁のみ開口している。材料となるフィルムは、公知の合成樹脂フィルムをとくに制限なく使用できる。色彩は、内部に入れた朱印紙を透視できることが好ましいので、透明か濃度の薄い色であることが好ましい。
朱印紙収納シート1は、補強紙ポケット2と収納ポケット3に2区分され、境界線4ではシートシールなどの手段で表裏両面のフィルムが接合されている。
上記のように、朱印紙収納シート1には、朱印紙Bを収納する収納ポケット3と補強紙5を挿入するための補強紙ポケット2が予め形成されている。このため、この朱印紙収納シート1を必要枚数だけ集め、積層することで、朱印帳Aの製造を容易にすることができる。
補強紙ポケット2は、幅が2〜3cm位、つまり和綴じ本の綴じ幅と略同じ幅をもっている。縦寸法は、伝統的な朱印帳と同じであるが、この寸法に限られない。
収納ポケット3は、幅が10〜20cm位で、伝統的な朱印帳と同じであるが、この寸法に限られない。要は、寺で発行される朱印紙を収納できる大きさであればよい。
補強紙5は、素材としては種々の紙を用いることができるが、和紙が最も好ましい。和紙は木の繊維が残っており、強度が高いからである。
糊6はフィルムに対する接着力は弱いが、紙(補強紙)に対する接着力は強いので、補強紙5があることによって、積層された朱印紙収納シート1の綴込み側を強固に固定することができる。このため、綴じ紐による結合に加えて、糊付けによっても積層状態が強く保持されるので、朱印帳の耐久力が高くなる。
図1に示す中間品の朱印帳aに、図5に示すように、表紙8と裏表紙9を挟み、綴じ紐11でとじて和装本とすると、図6に示す完成品の朱印帳Aが得られる。
和綴じされた複数枚の朱印紙収納シート1は、補強紙ポケット2に挿入された補強紙5に綴じ紐11が通されるので、補強紙5が綴じ紐11に対して抵抗となり朱印紙収納シート1を構成するフィルムを破ることがない。このため、朱印紙Bを収納ポケット3に入れた状態で、脱落させることなく長期間保存できる。また補強紙5を補強紙ポケット2に入れておくことによって朱印帳Aの綴込み側の嵩を高くでき、朱印紙収納シート1に朱印紙Bを入れたときと同じ位の嵩にできる。このため、朱印紙Bの保存枚数が増えても、朱印帳Aの自由端が無様に開くことがなく表紙8と裏表紙9を略平行に保てるので、朱印帳を損傷することがない。
つぎに、本考案に係る朱印帳Aを製造する方法を説明する。
(1)第1工程
図2に示す朱印紙収納シート1は予め多数枚を常用のフィルム加工法により製造しておく。そして、朱印帳製造の最初の工程において補強紙ポケット2に短冊状の補強紙5を挿入する。
(2)第2工程
図3(A)に示すように、補強紙5の入った朱印紙収納シート1を所定枚数積層する。所定枚数とは巡礼地の寺から発行される朱印紙Bと同数もしくはこれに若干の余備を含ませた数である。四国八十八ヶ所であれば、90枚から100枚程度である。
(3)第3工程
図3(B)に示すように、積層された朱印紙収納シート1の綴込み側端縁を揃えておき、適宜の工具12で端縁を切断する。この切断によって、フィルムの末端(図中左側の補強紙ポケット2)と補強紙5の端縁が切れ、切断端面には補強紙5の端縁が臨むようにしなければならない。
切断のための工具12には、とくに制限がなく、端面が綺麗に揃うものであればよい。
(4)第4工程
図3(C)に示すように、切断された端縁を適宜の糊6で糊付けする。切断面にはフィルムだけでなく紙(補強紙5)も存在するので、糊6により固着して積層された朱印紙収納シート1を一体化することができる。
(5)第5工程
糊付けされた朱印紙収納シート1の積層体は、図4に示すように、綴込み側の角部を紙を当てて糊付けされる。そして、綴じ紐を通すための孔7をあける。
(6)第6工程
図5に示すように、朱印紙収納シート1の積層体に表紙8と裏表紙9とを重ね、綴じ紐でとじていく。この綴じ方は、伝統的な和綴じ手法が用いられる。
上記製法の各工程を経ると、図6に示すように綴じ紐11で綴じられた和綴じ様の朱印帳Aができる。この朱印帳Aによると、体裁が和綴じであって、表紙8や裏表紙9に伝統的な宗教模様を施しておくと、宗教的尊厳を感じさせることができる。
1 朱印紙収納シート
2 補強紙ポケット
3 収納ポケット
4 境界線
5 補強紙
6 糊
7 孔
8 表紙
9 裏表紙
11 綴じ紐

Claims (3)

  1. 表紙と所定枚数の朱印紙収納シートと裏表紙とが和綴じされた朱印帳であって、
    前記朱印紙収納シートは、左右両側縁と底辺が閉じられ、上縁のみ開口した袋状のフィルムからなり、
    前記朱印紙収納シートは、縦向きのシール線により綴込み側の細幅の補強紙ポケットと、自由端側の広幅の収納ポケットに区分されており、
    前記補強紙ポケットには短冊状の補強紙が挿入され、
    前記収納ポケットは、朱印紙を収容可能な大きさを有する
    ことを特徴とする朱印帳。
  2. 前記朱印紙収納シートの綴込み側の端縁は、シートの端縁と補強紙の端縁とが揃えられた状態で糊付けされている
    ことを特徴とする請求項1記載の朱印帳。
  3. 請求項1の朱印帳を構成するための朱印紙収納シートであって、該朱印紙収納シートは、縦向きのシール線により綴込み側の細幅の補強紙ポケットと、自由端側の広幅の収納ポケットに区分されている
    ことを特徴とする朱印紙収納シート。
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