JPH0276834A - 1,2‐ジクロロ‐1,2‐ジフルオロエチレンの新規なテロマーおよびその製造法 - Google Patents

1,2‐ジクロロ‐1,2‐ジフルオロエチレンの新規なテロマーおよびその製造法

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JPH0276834A
JPH0276834A JP1169707A JP16970789A JPH0276834A JP H0276834 A JPH0276834 A JP H0276834A JP 1169707 A JP1169707 A JP 1169707A JP 16970789 A JP16970789 A JP 16970789A JP H0276834 A JPH0276834 A JP H0276834A
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dichloro
difluoroethylene
telomer
fluorine
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Antonio Marraccini
アントニオ、マラッキーニ
Antonio Pasquale
アントニオ、パスクアレ
Marco Vincenti
マルコ、ビンセンティ
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Ausimont SpA
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、1.2−ジクロロ−1,2−ジフルオロエチ
レンの新規なテロマーに関する。
更に詳細には、本発明は、1.2−ジクロロ−1,2−
ジフルオロエチレンをペルハロフルオロオキシ化合物と
反応させることによって得られる新規なテロマーに関す
る。
本発明の目的の一つは、フッ素原子によって構成される
末端基の外に、ペルハロアルコキシすなわちエーテル型
(したがって酸素−炭素結合によってモノマー単位に結
合している)およびペルハロアルキル型(すなわち炭素
−炭素結合によってモノマー単位に結合している)末端
基をも有する1、2−ジクロロ−1,2−ジフルオロエ
チレンのテロマーを供給する方法を提供することである
もう一つの本発明の目的は、調fl Frj能な割合の
フッ素原子を末端基として有する1、2−ジクロロ−1
,2−ジフルオロエチレンのテロマーを生成させること
ができる方法を提供することである。
更にもう一つの目的は、調整可能な高い割合のフッ素原
子を末端基として有するテロマーを生成することができ
る方法を提供することである。
更にもう一つの目的は、末端基の性状および分布率を広
範囲に変化させることができるテロマーを提供すること
である。
更にもう一つの目的は、テロ重合の反応を、ある制限内
でテロ重合度の低いまたは反対にテロ重合度の^いテロ
マ一種が得られるようにすることが可能な方法゛を提供
することである。
本発明は、様々な物理的および化学的特徴を有し、幾つ
かの応用要件に合致させることができる極めて広範囲な
生成物を供給することができる極めて柔軟な方法を提供
する。
これらおよび他の目的は、本発明による1、2−ジクロ
ロ−1,2−ジフルオロエチレンの製造法によって達成
される。この方法は、−100℃から+50℃までの範
囲内の温度で、1,2−ジクロロ−22−ジフルオロエ
チレンを、式 %式% (式中、Rは1から10個の炭素原子を白°し只つフッ
素原子またはフッ素および塩素原子を白°する線状また
は分岐状ペルハロゲン化アルキル基、ペルハロアルキル
モノエーテル基またはペルハロアルキルポリエーテル基
である)を有するペルハロフルオロオキシ化合物と反応
させることを特徴とする。
反応機構は、最初は、式 %式% により、フルオロ−オキシ化合物の0−F結合のホモリ
シスによる開裂によって進行して、R−0・およびF−
ラジカルがテロ重合の開始剤および停止剤として作用す
るものと思われる。
1個よりも多くの炭素原子を有する前記のR−0・ラジ
カルはまた、更に分裂、転移反応を受け、他のラジカル
種を形成し、このラジカル種がテロ重合の開始剤および
停止剤として作用することも考えられる。
ペルフルオロフルオロオキシ化合物から出発して、R基
であって、少なくとも2個の炭素原子を有するR は少
なくとも1個の炭素原子を失いおよび/または少なくと
も3個の炭素原子を有するR は転位を経ているものか
ら誘導されるR1基を形成することができる。更に一般
的には、R1基は、Rよりも炭素原子の数が少ないR基
であり、Rが2から10個の炭素原子をay     
        x するときには、Rは1から9個の炭素原子をHする。
更に、ラジカル性テロマ一種は、連鎖成長反応中に、他
のラジカル種との交換反応を生じ、例えばC1φラジカ
ルを生じることができるものと思われ、これは次にテロ
重合開始剤および停止剤として作用することができる。
前記の交換反応は、下記に定義されるような様式によっ
てF2の存在下に行うとき、特に好ましい。
ラジカル性テロマ一種の転位反応も生じ、下記の図式に
よって連鎖の末端位置に二重結合が生じることもある。
−CFCI−CFC1・−→−CF属CFCI +Cl
e本発明者らは、本発明によれば、テロ重合生成物が各
種の末端基と様々なテロ重合度を何するテロマーの混合
物によって構成されることを見出した。
反応をフッ素の不在下にで行うときには、得られるテロ
マーは就中下記のものとなる。
RO−(CFCl)n  −F        (A)
X                  nRO−(C
FCl)n  −0−R(B)x          
       n         xR−(CFCl
)n  −F         (C)y      
        n F−(CFCl)n  −F          (D
)(但し、nは4から20の範囲内刃あり、Rは前記に
定義した通りであり、 RはRから誘導される基であり、少なくとx も2個の炭素原子を有するR が少なくとも1個の炭素
原子を失ったものであり、Rはそれ故1から9個の炭素
原子を有し且つフッ素原子またはフッ素および塩素原子
を有する線状または分岐状ペルハロゲン化アルキル基、
ペルハロアルキルモノエーテル基またはペルハロアルキ
ルポリエーテル基である。
テロマー(A) 、(B)および(C)は新規生成物で
ある。
前記のものの外に、鎖の末端位置に不飽和を有すること
を特徴とする下記のテロマーが少量存在することもでき
る。
R−0−(CFCl)n   −CF−CFCI   
  (Q)x         n−2 および F−(CFCl)nn−2−CF−CFCI   (R
)テロマー(Q)は新規生成物である。
反応を、下記に定義されるような様式にしたがってフッ
素の存在下に且つ幾分高温で行うときには、下記のテロ
マーも得られる。
R−0−(CFCl)n  −CI         
(E)x                nF−(C
FCl)n  −CI            (P)
CI−(CFCl)n  −CI          
    (G)F−[(CFCl)n n−L CF2
] −F      (11)F−[(CFCl)n 
n−I CF、2]−0Rx(1)RxO−[(CFC
l)n n−1(CF2) m]−0Rx(L>Rx0
− [(CFCl)n n−s (CF2) m] −
CI  (M)R,−[(CFCl)n n−s (C
F2) m]−c 1   (N)F−[(CFCl)
n 、 (CF2) m]−c 1    (0)CI
−[(CFCl)n、1(CF2)m]−CI   (
P)(但し、mは1または2である)。
テロマー(11) 、(+) 、(L) 、(M) 、
(N) 、(0)および(P)では、基CF2はモノマ
ー単位の鎖に沿った如何なる位置にあることもできる。
テロマー(E) 、(+) 、(L) 、(M)および
(N)は新規生成物である。
得られたテロマーの混合物では、フ;ツ索の存在におい
ても不在においても、前記のものとは異なる式を有する
テロマーが少量存在することがある。
RおよびRがベルハロアルキルボリエーテx     
   y ル基であるときには、それらの基は2個の酸素原子を有
するのが好ましい。
基RおよびRは、ペルフルオロ化された基x     
   y であるのが好ましい。
基Rは1から6個の炭素原子を有し、基Ryは1から5
個の炭素原子を有する。
RおよびRが塩素原子を有するときには、x     
    y それらの基は基−CCl3を持たないのが好ましい。
好ましい生成物では、nは一般的には4から10の範囲
内である。
反応を行うためには、ペルハロフルオロオキシ化合物の
ガス流または液状流を、−殻内には液状または溶媒に溶
解した1、2−ジクロロ−1,2−ジフルオロエチレン
を含む反応器に供給し、イ。
2−ジクロロ−1,2−ジフルオロエチレンの沸点は約
+22℃であるので、反応は前記の温度より低い温度で
行うのが好適である。1.2−ジクロロ−1,2−ジフ
ルオロエチレンを液状に保持するため大気圧より高い圧
を用いる場合には、反応を+22℃よりも高い温度で行
うことができる。
反応を溶液中で行う場合には、反応条件下で不活性な1
.2−ジクロロ−1,2−ジフルオロエチレン用の溶媒
を用いることができ、詳細には、例えば1.2−ジクロ
ロ−テトラフルオロエタン、フルオロトリクロロメタン
およびジクロロジフルオロメタンのようなりロロフルオ
ロカーボンを用いることができ、溶液の濃度は一般的に
は1,2−ジクロロ−1,2−ジフルオロエチレンの2
0から95重置火の範囲内である。
フルオロオキシ化合物は、一般的にはガス流として凍応
器に供給される。ガス状のフルオロオキシ化合物を、反
応条件下で不活性なガスで希釈するのが好ましい。不活
性な希釈剤ガスの例は、窒素、アルゴン、ヘリウムおよ
び例えば1.2−ジクロロテトラフルオロエタンおよび
ジクロロジフルオロメタンから成る群から選択されるガ
ス状クロロフルオロカーボンである。フルオロオキシ化
合物がCF30Fであるときには、この後者のものは不
活性ガスの不在下でもまたは如何なる量の不活性ガスの
存在下でも供給することもでき、すなわちCF  OF
をCF30Fと不活性ガスとの混合物に関して0.01
容量%から100容量%の範囲内の濃度で用いることが
できる。
少なくとも2個の炭素原子を有するフルオロオキシ化合
物を用いて反応を行うときには、前記のフルオロオキシ
化合物と不活性ガスとの混合物中のフルオロオキシ化合
物の濃度は、一般的には0.05容量%から25容量%
の範囲内である。
フッ素の存在下に反応を行うときには、前記のフッ素の
量は一般的にはフッ素とフルオロオキシ化合物との混合
物100容量部当たり10から90容量部の範囲内であ
る。これより少ない;(例えば、フッ素とフルオロオキ
シ化合物との混合物それぞれ100容量部当たり1から
10容量部)のフッ素を用いることもできるが、これら
の条件下では得られた末端基の性状に対するフッ素の影
響は極めて小さい。
フルオロオキシ化合物を液状で反応器に供給するときに
は、この化合物を反応条件下で不活性な液体、詳細には
クロロフルオロカーボン例えば、1.2−ジクロロテト
ラフルオロエタン、フルオロトリクロロメタンおよびジ
クロロジフルオロメタンと混合し、エーロゾルの形態で
は反応条件ドで不活性なガス、例えば窒素、アルゴンま
たはヘリウムに担持される。
1.2−ジクロロ−1,2−ジフルオロエチレン用の溶
媒を含む反応器に、ガス状または液状のフルオロオキシ
化合物の流れを前記の供給法の所望の方法によって、同
時に供給されるガスまたは液体形態の1,2−ジクロロ
−1,2−ジフルオロエチレンの流れと共に供給するこ
とができ、この場合には、1.2−ジクロロ−1,2−
ジフルオロエチレンを液状で供給するのが好ましい。
勿論、他の方法を用いて両者の反応体を互いに接触させ
ることもでき、例えば、液状の1.2−ジクロロ−1,
2−ジフルオロエチレンを適当な溶媒の溶液、詳細には
クロロフルオロカーボン、例えば1.2−ジクロロテト
ラフルオロエタン、フルオロトリクロロメタンおよびジ
クロロジフルオロメタンから成る群から選択されるもの
の溶液でフルオロオキシ化合物を含む反応器に供給する
ことができる。
反応を行う温居は、7100℃から最大+50℃までの
範囲内である。それぞれのフルオロオキシ化合物に対し
て、反応は少なくとも1.2−ジクロロ−1,2−ジフ
ルオロエチレンとの反応の閾値温度に等しい温度で行う
べきであり、前記の閾値温度は様々なテロゲン毎に異な
っている。反応は、−100℃から最大−20℃までの
範囲内の温度で行うのが好ましい。
反応は、主としてテロマ一種(A) 、(B) 、(C
)および(D)を生成するようにすることができる。
この結果は、元素状フッ素の不在においてまたは元素状
フッ素の少ff1(例えば、フルオロオキシ化合物とF
2との混合物中1重量%から3重量%の範囲内)の存在
において、且つ同時に反応媒質内部に引き出された熱の
量を減少させるような条件下で操作することによって得
ることができる。
これらの条件は、 (a)反応媒質の効果的な撹拌、 (b)限界反応温度より高い条件で比較的低い範囲内の
反応温度の使用、すなわち−100℃から最大−60℃
までの範囲内の温度の使用、 (C)テロゲン流速の減少、および (d)テロゲン希釈率の増加である。
前記の結果を得るため、条件(a)を条件(b)、(e
)および(d)の一つ以上またはそれらの条件の総てと
組み合わせる。
前記の様式にしたがって操作することによって、前記の
テロマー(A) 、(B) 、(C)および(D)は、
総反応生成物の90重量%に達するまたは超過する割合
で得ることができる。
反応は、撹拌を少なくし、−層高い反応媒質の温度(詳
細には、−40から一00℃までの範囲内の温度)で操
作することによって、テロマー(C)すなわちベルハロ
アルキル型の末端基を多量に有するものを生じるように
することもできる。
同じ結果は、テロゲンの流速を一層高<シ、−層低温(
例えば、−60から一80℃までの範囲内の温度)で、
不活性ガス中でのテロマーの希釈率を低くすることによ
っても得ることができる。
多量の元素状フッ素(フルオロオキシ化合物との混合物
100容量部当たりF 210から50容量部の範囲内
)の存在下において比較的高温(−60℃から約−20
℃までの範囲内の温度)で操作することによって、末端
基−Fおよび−Ctを有するテロマー、詳細には(D)
 、(F) 、(G) 、(0)および(P)種の割合
が増加する。
多量の元素状フッ素(フルオロオキシ化合物との混合物
100容量部当たりF225から95容量部の範囲内)
の存在において、−層低ff1(−100℃から約−6
0℃までの範囲内の温度)で、キャリヤーガス中のフル
オロオキシ化合物およびフッ素の希釈率を高くして操作
することによって、末端基の一方または末端基の両方が
−Fによって構成されるテロマーが高い割合で得られる
。「高い希釈率のフルオロオキシ化合物」という表現は
、例えば、希釈剤ガス100容量部当たりフルオロオキ
シ化合物および元素状フッ素の総量を1〜3容二部用い
ることを意味する。これらの様式にしたがって操作する
ことにより、テロマ一種(A) 、(B)および(D)
が得られ、(D) FJの割合が大きい。
本発明の方法のもう一つの面によれば、テロ重合反応を
主として所望のテロマ一種に適合させることができる条
件を採用すると、テロ重合度をある限界内で更に低い値
に合わせることができ、この結果は下記の様式の一つ以
上または同時にそれらの総てを用いることによって得る
ことができる。
低テロゲン流速、 一層高い希釈率、 低い反応温度、 溶媒の存在下における1、2−ジクロロ−1゜2−ジフ
ルオロエチレンの使用。
例示の目的のために、前記の様式にしたがって操作する
ことにより、nの値が4から6の範囲内のテロマーを9
5%より多量に得ることができる。
本発明による方法によって得られる生成物は、電気絶縁
材料、潤滑剤および熱媒体として用いることができる。
これらは、本出願人による同時係属中の特許出願明細書
に開示されたオレフィン生成物、例えばペルフルオロブ
タジェンの脱塩素による製造の中間生成物でもある。こ
れらのオレフィン生成物は、ポリマー生成物、誘電性流
体および熱交換流体の製造にも有用である。これらの応
用において、本発明の方法によって得られる最終生成物
は、得られたときと同じ状態で、すなわち混合物として
、または蒸留によりある種の成分、例えばテロ重合度が
低い成分を濃厚にした後に用いることができる。更に、
既に説明したように、特定の操作様式を用いることによ
って、1種類以上のテロマ一種を多量に有する混合物を
得ることが可能である。
かなりの量の決定された末端基(ベルハロアルコキシ、
ベルハロアルキル、−CIJ−F)または主要な量の−
F末端基が存在し、テロ重合度を低めまたは高めにし、
出発物質として用いられるテロゲンを変化させることが
可能であれば、特定の物理化学的特性を有する各種の範
囲の生成物が得られ、これによって広範な応用要件を満
足させることができる。
本発明による方法で用いることができるフルオロオキシ
化合物には、下記のものを挙げることができる。
フルオロオキシドリフルオロメタン、 フルオロオキシペンタフルオロエタン、1−フルオロオ
キシへブタフルオロプロパン、1−フルオロオキシツナ
フルオロブタン、1−フルオロオキシ2−クロロテトラ
フルオロエタン、 1−フルオロオキシ2,2′−ジクロロトリフルオロエ
タン、 フルオロオキシへブタフルオロイソプロパン、フルオロ
オキシツナフルオロイソブタン、フルオロオキシツナフ
ルオロ−第四級−ブタン、1−フルオロオキシ−2−ペ
ルフルオロn−プロポキシ−へキサフルオロプロパン、 1−フルオロオキシ−2−ペルフルオロメトキシ−へキ
サフルオロプロパン、 1−フルオロオキシ−2−ペルフルオロエトキシ−へキ
サフルオロプロパン、および 1−フルオロオキシ−3−クロロ−へキサフルオロプロ
パン。
F の不在下または少量のF2(CF30FとF2との
混合物の最大3容量%まで)および不活性希釈剤(CF
30FとN2との混合物の最大33容量%まで)の存在
下において、CF30Fをテロゲンとして用いるときに
は、得られるテロマーの混合物はほぼ独占的に下記の種
によって構成される。
CF30− (CFCl)n 。−F      (I
a)CF 30−(CF Cl ) 、 −OCF 3
   (I 1a)F −(CFCl)n  −F  
       (llla)(1a)および(lla)
は新規生成物である。
種(1a)および(Ila)は、反応生成物の90%よ
り多くを構成することができ、nの値が4から6までの
範囲内であるシリーズのものは、粗製の反応生成物の9
9%より多量を構成することができる。
CF30Fで、または(容量比によれば、1:1から1
=3までの範囲内の)CF30FとF2とで、不活性ガ
スを用いて高い希釈率(例えば、CF30Fの濃度が約
1%)で操作することによって、化合物(Illa)は
これらの種の最大90%までを構成することができる。
多量の(例えば、CF  OFとF2との混合物中で7
0容量%の)F2の存在下に、不活性希釈剤ガスによる
希釈率を低くして、比較的高温(例えば、約−40℃)
で、CF30Fをテロゲンとして用いるときには、前記
のテロマーの外に、下記の種も得られる。
F−(CFCl)n  −C1(IVa)CI−(CF
Cl)n  −CI            (Va)
CF30  (CFCl)n。−CI        
(Vla)F−C(CF CI) n−I CF 2]
 −F      (Vlla)F −[(CFCl)
 n−t CF2]−0CF3(Vllla)CF30
−C(CFCl)nn−ICF2]−0CF3 (lX
a)F−E (CFCl)n nCF2]  CI  
     (Xa)CF30− [(CFCl)n 。
CF2] −CI    (Xla)CI−[(CFC
l)n  CF  ]−C1(Xlla)ma) 、m
1la) 、(IXa)および(Xla)は新規な種で
ある。
これらの条件下では、初期F、CI原子と末端F、CI
原子を有する種が極めて支配的であり、得られるテロマ
ー混合物の90%より多くの量を構成することができる
。これらの条件下では、nの値が4であるものは混合物
の75%よりも多くの瓜を構成することができる。
CF30Fをテロゲンとして用い、多量のフッ素を用い
または用いないことによって、下記のような少量の他の
種を形成させることができる。
F−(CFCl)n n−2−CF−CFCI    
 (Illb)CF  0−(CFCl)n   −C
F−CFCI    (Ib)n−2 CF  O−[(CFCl)n   −CFHI −F
    (1°b)3        n−1 (1b)および(1°b)は新規柱である。Fffi(
Illb)と(1b)は、ラジカル鎖からCI・ラジカ
ルを失うことによって形成させることができる。種(1
’b)は、反応媒質中に含水素物質(例えば、少量の水
)が存在する場合には、CI原子をH原子で置換するこ
とによって形成させることができる。
種(1°b)では、−〇FH−基はモノマー41位の鎖
に沿った如何なる位置にあることもできる。
CF  CF  OFが、少ff1(CF30F20F
とF2との混合物中における最大17Q量%まで)のF
2存在下または不在下において、テロゲンとして用いら
れるときには、得られるテロマーの混合物は主として下
記の種によって構成される。
CF3CF20− (CFCl)n。−F      
 (lc)CF3CF20−(CFCl)n  −〇〇
F2CF3(Ilc)CF3− (CFCl)n。−F
        (Ille)F−(CFCl)n  
−F            (Illa)CF3− 
(CFCl)n n−0CF2CF3(IVc)CF 
CF 0−(CFCl)nn−2−CF−CFCI  
(1°C)(IC)、(Ilc) 、(Illc)、(
IVc)および(1°C)テロマ一種は新規な生成物で
ある。
CF  −CF  −CF2−OFを、(−90℃から
最大−75℃までの範囲内の)低温で、F2の不在下ま
たは少量のF2(CF3−CF2−CF2−OFとF2
との混合物中で最大10容二%まで)の存在下において
、テロゲンとして用いるときには、得られるテロマーの
混合物は主として下記の種(全ての存在種の95%より
多量)によって構成される。
CF  CF  CF  −0−(CFCl)n  −
F     (Id)3 2 2          
n CF3CF2CF2−0−(CFCl)n。
−0CF  CF  CF      (Ild)CF
 CF−(CFCl)n−0CF2CF2CF332 
        n (llld) F −(CFCl)n  −F           
   (llla)(:F3−CF2−CF2−OFを
、(−40℃から一65℃までの範囲内の)高めの温度
で、少量のF2の不在下または存在下において、溶媒中
で高濃度(例えば、50%)の1,2−ジクロロ−1゜
2−ジフルオロエチレンを用いて、テロゲンとして用い
るときには、得られる混合物は主としてF記の柾によっ
て構成される。
CF  CF  CF  −0−(CFCl)n  −
F    CId)322       n CF3CF2CF2−0−(CFCl)n。
−0CF  CF  CF    (Ild)CF  
CF−(CFCl)n−0CF2CF2CF332  
     n (Illd) F−(CFCD−F(llla) CF30 (CFCl)n n−F         
(Ia)CF  0(CFCl)n  −0CF  C
F  CF    (IVd)3        n 
    223CF3CF2CF20 [(CFCl)
n n、(CF2) ml−F(Vd) CF CF CF 0−CF2CF2CF20(CFC
l)nn−F(Vld) CF  CF  CF  0(CFCl)n  CI 
     (Vlld)3 2 2        n F−[(CFCl)n n−s (CF2) ml F
    (Vllld)CF30[(CFCl)n、、
(CF2)mIF   (IXd)CF 0−(CFC
l)n謬CF3     (Ila)CF30F20F
20[(CFCl)n、(CF2)ml−C1(Xd) CF CF CF O[(CFCl)n。−、(CFH
)IF(Xld) F(CFCl)n。−2CF−CFCl      (
IITo)CF O(CFCl)n n−2−CF−C
FCI    (Ib)CF  CF  CF  0(
CFCl)nn−2CF−CFCl(!e) 但し、mは1または2である。
(1d)、(Ild) 、(llld)、(1a)、(
IVd) 、(Vd)、(Vld) 、m1d)、(l
Xd) 、(Ila) 、(Xd)、(Xld)、(1
b)および(1e)は新規な種である。
Fi(ld)、(Ild) 、(Illa)、(Ia)
、(lVd)は、存在する種の70%より大きな割合に
までなることができる。
本発明による主な利点は、下記のようにまとめることが
できる。
(1)得られるテロマ一種に存在する末端基の分糸割合
と性状は、広範な限界内で変化することができ、且つあ
る限界内ではテロ重合度は、応用要件の範囲に合致する
のに好適な、これまでに得られた各種の物理的および化
学的特性を有する極めて広範な生成物と共に変化するこ
とができる。
(2)−CI末端基を得ないようなまたはこれらの基を
極めて限定された範囲で得るような方法で反応を行うと
きには、化学的および熱的安定性に関する高度な特性を
付与されたテロマーが得られる。
下記の実施例は、単に発明の例示の目的で挙げるもので
あり、発明を制限するためのものではない。
実施例1 冷却器と温度計と撹拌機とを嬬えた反応器中で一40℃
に冷却された液状1.2−ジクロロ−1゜2−ジフルオ
ロエチレン(DCDFE)178 g中に、CF  O
Fl、ON+/時およびN 22.ONl/時の流れを
連続的に通じる。
6時間後に反応を停止し、未反応のDCDPEを留去し
、生成物45.Lgを回収する。
生成物をガスクロマトグラフィ、3%5P−2100カ
ラムを用いるガスマス((gas mass)および最
後に19F−NMRマススペクトル分析法によって分析
する。
生成物は、(Ia)から(lXa)までのテロマ一種に
よって構成される。Fi(la)および(Ila)は、
混合物の90%より大きな割合を構成する。種(lll
a)は混合物の約4%である。
ガスクロマトグラフィ分析から明らかなように、nの値
が4から6の範囲内であるものは粗製の反応混合物の約
9B%を構成する。
実施例2 実施例1と同じ方法によって、−75℃の温度に保持し
た1、2−ジクロロ−テトラフルオロエタン43.7g
と混合したD CD F E 178.3 g中に、C
F30F1.5N+/時およびN23N1/時の流れを
9時間通じる。
未反応のDCDFEと溶媒を除いた後、生成物24.4
gが得られる。
得られる生成物は、(1a)、(lla)および(I 
I Ia)および痕跡量の CF  O(CFCl)n 2−CF−CFC1を含ん
でいる。
[(Ia)および(Ila)は混合物の95%より大き
な割合を構成するが、種(I I Ia)は反応生成物
の約2%を構成する。
nの値が4から6の範囲内であるものは、粗製の反応生
成物の99%より大きな割合を構成する。
実施例3 実施例1と同じ方法によって、−5℃に保持したDCD
FE170g中に、CF30F1.5N+/時およびN
25N+/時の流れを6.5時間通じる。
未反応のDCDFEを除いた後、生成物20.5fが得
られる。
得られた生成物は、(1a)、(Ila) 、(lll
a)、CF30 (CFCl)n n−2−CF−CF
CI    (Ib)および F(CFCl)n。−2−CF−CFCI      
Cl1lb)を含んでいる。
種(1a)および(I Ia)は混合物の85%より大
きな割合を構成するが、種(I I Ia)は反応生成
物の約12%を構成する。
nの値が3から6の範囲内であるものは、粗製の反応生
成物の99%より大きな割合を構成する。
実施例4 実施例1と同じ方法によって、−40℃に保持したDC
DFElstg中に、CF 30 Fo、3 Nl/時
およびフッ素0.7 Nl/時の流れを6時間通じる。
未反応のDCDFEを除いた後、(1a)から(Xll
a)までの種によって構成される生成物12gが得られ
る。
種(llla)、(lVa) 、(Va)、(Vlla
)、(Xa)および(Xlla)は混合物の90%より
大きな割合を構成し、種(Illa)は前記の混合物の
約27%を構成する。
nの値が4であるものは、粗製の反応生成物の約75%
を構成する。
実施例5 実施例1と同じ方法によって、−75℃に保持したDC
DFE10gを含む1.2−ジクロロテトラフルオロエ
タン190 g中に、CF30F1N1/時およびN 
25 Nl/時の流れを通じる。
全反応時間5時間中に、更にDCDFE28gを加える
溶媒と未反応のオレフィンを除いた後、(Ic)から(
IVc) 、(1’c)および(llla)の種が粗製
の反応生成物中に存在するようになる。
これらのうち、種(l l la)は生成物の約20%
であり、種(1c)および(Ilc)は生成物の約70
%を構成する。
nの値が4から6の範囲内であるものは、生成物の約9
3%を構成する。
実施例6 実施例1と同じ方法によって、−75℃に保持した1、
2−ジクロロテトラフルオロエタン300g中に溶解し
たDCDFE45g中に、−40℃に予備冷却したC 
F 3CF 2CF 20 F 0.2 Nl/時、F
  O,2Nl/時およびN22.4Nl/時を通じる
通気中に、更にDCDFE63gを加える。全反応時間
は17.5時間である。
溶媒と未反応のDCDFEを除いた後、テロマー生成物
を回収する。
これらは(1d)、<l1d) 、(llld)および
(Illa)の種によって構成されている。
t4(ld)、(lld)および(Illd)は混合物
の70%より大きな割合を構成し、種(l I la)
は前記の成分の約27%を構成する。
nの値が4であるものは、粗製の反応生成物の約90%
を構成する。
実施例7 実施例6と同じ方法にしたがって操作することによって
、CF 3CF 2CF 20 F 1.2 Nl/時
、F  O,I Nl/時およびN25N+/時を一4
5℃に冷却し、−92℃に保持したCF2Cl2500
g中に溶解したDCDFE30g中に通じる。
反応中に、更にDCDFE43.5.を加える。全反応
時間は8.5時間である。
溶媒と未反応のオレフィンを除いた後、テロマー仕種(
1a)、(Ila)および(Illa)が存在し、その
内の種(Illa)は約45%である。
nの値が4であるものは、生成物の約95%を構成する
実施例8 実施例6と同じ方法によって、−65℃の温度に冷却し
たDCDFE90gを含む1.2−ジクロロテトラフル
オロエタン110 g中に、−25℃に冷却したCF3
CF20F20FINl/時およびN 24 Nl/時
を通じる。
全反応時間は7時間である。
溶媒と未反応のオレフィンを除いた後、粗製の反応生成
物(1d)、Cl1d) 、(llld)、(llla
)、(:a)、(IVd) 、(Vd)、md) 、(
Vlld)、(Vllld) 、(IXd)、(Ila
) 、(Xd)、(Xld) 、(lllb)、(1b
)および(le)種が存在し、種(llla)は生成物
の約24%である。
nの値が4であるものは、生成物の約70%を構成する
実施例9 冷却器、温度計および撹拌機を備えた反応器中で、72
℃に冷却された液状DCDFE151 g中にフルオロ
オキシドリフルオロメタン0.8 Nl/時、F  O
,8Nl/時およびN 2103 Nl/時を連続的に
通じる。
6時間後に反応を停止し、未反応のDCDFEを留去す
る。
生成物37.33.が回収される。
生成物を、3%5P−2100を充填したカラムを用い
たガスクロマトグラフィ、ガスマスおよび最後に19F
−NMRマススペクトル分析法によって分析する。
生成物はテロマー仕種(1a)から(llla)によっ
て構成される。
種(1a)および(Ila)は、混合物の13%を構成
し、種(Illa)は混合物の約87%である。
ガスクロマトグラフィ分析から明らかなように、nが4
から6の範囲内であるものは、粗製の反応混合物の約1
00%を構成する。
実施例1O 冷却器、温度計および撹拌機を備えた反応器中で、−7
2℃に冷却された液状DCDFE150g中にフルオロ
オキシドリフルオロメタン1.2 Nl/時、およびN
 2103 Nl/時を連続的に通じる。
6時間後に反応を停止し、未反応のDCDFEを留去す
る。
生成物45.が回収される。
生成物を、3%5P−2100を充填したカラムを用い
るガスクロマトグラフィガスマスおよび最後に19F−
NMRマススペクトル分析法によって分析する。
生成物はテロマー仕種(1a)から(IXa)によって
構成される。
種(1a)および(lla)は、混合物の38%を構成
し、種(l l Ia)は混合物の約58%である。
ガスクロマトグラフィ分析から明らかなように、nが4
から6の範囲内であるものは、粗製の反応混合物の約9
7%を構成する。
実施例11 冷却器、温度計および撹拌機を備えた反応器中で、−7
2℃に冷却された液状DCDFE75重−%とトリクロ
ロトリフルオロエタン25重−%とから成る液体混合物
150g中に、フルオロオキシドリフルオロメタン1.
2 Nl/時、およびN 2 ioa Nl/時を連続
的に通じる。
6時間後に反応を停止し、未反応のDCDFEを留去す
る。
28.15 gのテロマー混合物が回収される。
生成物を、3%5P−2100を充填したカラムを使用
したガスクロマトグラフィガスマスおよび最後に19F
−NMRマススペクトル分析法によって分析する。
生成物はテロマー仕種(1a)、(lla)および(I
lla)によって構成される。
種(1a)および(Ila)は、混合物の約17%を構
成し、種(Illa)は混合物の約83%である。
ガスクロマトグラフィ分析から明らかなように、nが4
であるものは、粗製の反応混合物の約98%を構成する
出願人代理人  佐  藤  −雄

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、−100℃から+50℃までの範囲内の温度で、1
    ,2−ジクロロ−1,2−ジフルオロエチレンを、式 R_x−OF (式中、R_xは1から10個の炭素原子を有し且つフ
    ッ素原子またはフッ素および塩素原子を有する線状また
    は分岐状ペルハロゲン化アルキル基、ペルハロアルキル
    モノエーテル基またはペルハロアルキルポリエーテル基
    である)を有するペルハロフルオロオキシ化合物と反応
    させることを特徴とする、1,2−ジクロロ−1,2−
    ジフルオロエチレンのテロマーの製造法。 2、R_xがペルハロアルキルポリエーテル基であると
    き、それが2個の酸素原子を有する、請求項1に記載の
    方法。 3、R_xがペルフルオロ化された基である、請求項1
    または2に記載の方法。 4、R_xが1から6個の炭素原子を有する、請求項1
    〜3項のいずれか1項に記載の方法。 5、R_xが塩素原子を有するとき、それが基−CCl
    _3を含まない、請求項1、2および4のいずれか1項
    に記載の方法。 6、ペルハロフルオロオキシ化合物のガス流を、液状ま
    たは反応条件下で不活性な溶媒に溶解した1,2−ジク
    ロロ−1,2−ジフルオロエチレンを含む反応器に供給
    する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。 7、1,2−ジクロロ−1,2−ジフルオロエチレン用
    の溶媒がクロロフルオロカーボンである、請求項6に記
    載の方法。 8、ペルハロフルオロオキシ化合物を供給する前に、反
    応条件下で不活性なガスで希釈する、請求項1〜7のい
    ずれか1項に記載の方法。 9、反応条件下で不活性なガスが窒素、アルゴン、ヘリ
    ウムまたはクロロフルオロカーボンガスである、請求項
    8に記載の方法。 10、ペルハロフルオロオキシ化合物を液状で、液状ま
    たは反応条件下で不活性な溶媒に溶解した1,2−ジク
    ロロ−1,2−ジフルオロエチレンを含む反応器に供給
    し、ペルハロフルオロオキシ化合物を反応条件下で不活
    性な液体と混合するかまたはエーロゾルとして反応条件
    下で不活性なガスに担持する、請求項1〜5のいずれか
    1項に記載の方法。 11、反応条件下で不活性な液体がクロロフルオロカー
    ボンである、請求項10に記載の方法。 12、反応条件下で不活性なガスが窒素、アルゴンまた
    はヘリウムである、請求項10に記載の方法。 13、フッ素とペルハロフルオロオキシ化合物との混合
    物それぞれ100容量部当たり1から90容量部の範囲
    内の量でフッ素を反応媒質に充填する、請求項1〜12
    いずれか1項に記載の方法。 14、フッ素の量が、フッ素とペルハロフルオロオキシ
    化合物との混合物それぞれ100容量部当たり10から
    90容量部の範囲内の量である、請求項13に記載の方
    法。 15、反応を−100℃から−20℃までの範囲内の温
    度で行う、請求項1〜14のいずれか1項に記載の方法
    。 16、式 R_xO−(CFCl)_n−F(A) (式中、R_xは1から10個の炭素原子を有し且つフ
    ッ素原子またはフッ素および塩素原子を有する線状また
    は分岐状ペルハロゲン化アルキル基、ペルハロアルキル
    モノエーテル基またはペルハロアルキルポリエーテル基
    であり、 nは4から20までの範囲内である)を有する1,2−
    ジクロロ−1,2−ジフルオロエチレンの新規なテロマ
    ー。 17、式 R_xO−(CFCl)_n−OR_x(B)(式中、
    R_xとnは請求項16に定義した通りである)を有す
    る1,2−ジクロロ−1,2−ジフルオロエチレンの新
    規なテロマー。 18、式 R_y−(CFCl)_n−F(C) (式中、nは請求項16に定義した通りであり、R_y
    は1から9個の炭素原子を有し且つフッ素原子またはフ
    ッ素および塩素原子を有する線状または分岐状ペルハロ
    ゲン化アルキル基、ペルハロアルキルモノエーテル基ま
    たはペルハロアルキルポリエーテル基である)を有する
    1,2−ジクロロ−1,2−ジフルオロエチレンの新規
    なテロマー。 19、式 R_x−O−(CFCl)_n_−_2−CF=CFC
    l(Q)(式中、R_xとnは請求項16に定義した通
    りである)を有する1,2−ジクロロ−1,2−ジフル
    オロエチレンの新規なテロマー。 20、式 R_xO−(CFCl)_n−Cl(E) (式中、R_xとnは請求項16に定義した通りである
    )を有する1,2−ジクロロ−1,2−ジフルオロエチ
    レンの新規なテロマー。 21、式 F−[(CFCl)_n_−_1CF_2]−OR_x
    (I)(式中、R_xとnは請求項16に定義した通り
    である)を有する1,2−ジクロロ−1,2−ジフルオ
    ロエチレンの新規なテロマー。 22、式 R_xO−[(CFCl)_n_−_m(CF_2)_
    m]−OR_x(L)(式中、R_xとnは請求項16
    に定義した通りであり、mの値は1または2である)を
    有する1,2−ジクロロ−1,2−ジフルオロエチレン
    の新規なテロマー。 23、式 R_xO−[(CFCl)_n_−_m(CF_2)_
    m]−Cl(M)(式中、R_xとnは請求項16に定
    義した通りであり、mの値は1または2である)を有す
    る1,2−ジクロロ−1,2−ジフルオロエチレンの新
    規なテロマー。 24、式 R_yO−[(CFCl)_n_−_m(CF_2)_
    m]−Cl(N)(式中、nの値は4から20までの範
    囲内にあり、R_yは請求項18に定義した通りであり
    、mの値は1または2である)を有する1,2−ジクロ
    ロ−1,2−ジフルオロエチレンの新規なテロマー。 25、R_xおよびR_yがペルハロアルキルポリエー
    テル基であるとき、それらが2個の酸素原子を有する、
    請求項16から24のいずれか1項に記載の1,2−ジ
    クロロ−1,2−ジフルオロエチレンの新規なテロマー
    。 28、R_xおよびR_yがペルフルオロ化された基で
    ある、請求項16から24のいずれか1項に記載の1,
    2−ジクロロ−1,2−ジフルオロエチレンの新規なテ
    ロマー。 27、R_xが1から6個の炭素原子を有し、R_xが
    1から5個の炭素原子を有する、請求項16から24の
    いずれか1項に記載の1,2−ジクロロ−1,2−ジフ
    ルオロエチレンの新規なテロマー。 28、R_xおよびR_yが塩素原子を有するとき、そ
    れらは基−CCl_3を有しない、請求項16〜24の
    いずれか1項に記載の1,2−ジクロロ−1,2−ジフ
    ルオロエチレンの新規なテロマー。 29、nが4から10の範囲内である、請求項16から
    24のいずれか1項に記載の1,2−ジクロロ−1,2
    −ジフルオロエチレンの新規なテロマー。 30、下記の種 R_x−O−(CFCl)_n−F(A) R_x−O−(CFCl)_n−OR_x(B)R_y
    −(CFCl)_n−F(C) F−(CFCl)_n−F(D) (但し、R_xは1から10個の炭素原子を有し且つフ
    ッ素原子またはフッ素および塩素原子を有する線状また
    は分岐状ペルハロゲン化アルキル基、ペルハロアルキル
    モノエーテル基またはペルハロアルキルポリエーテル基
    であり、 R_yは1から9個の炭素原子を有し且つフッ素原子ま
    たはフッ素および塩素原子を有する線状または分岐状ペ
    ルハロゲン化アルキル基、ペルハロアルキルモノエーテ
    ル基またはペルハロアルキルポリエーテル基であり、 nは4から20の範囲内である)を主として有する1,
    2−ジクロロ−1,2−ジフルオロエチレンのテロマー
    の混合物。 31、下記の種 R_x−O−(CFCl)_n−F(A) R_x−O−(CFCl)_n−OR_x(B)R_y
    −(CFCl)_n−F(C) F−(CFCl)_n−F(D) の外に、下記の種の幾つかまたは総てを有する、1,2
    −ジクロロ−1,2−ジフルオロエチレンのテロマーの
    混合物。 F−(CFCl)_n−F(D) R_xO−(CFCl)_n−Cl(E) F−(CFCl)_n−Cl(F) Cl−(CFCl)_n−Cl(G) F−[(CFCl)_n_−_1CF_2]−F(H)
    F−[(CFCl)_n_−_1CF_2]−OR_x
    (I)R_xO−[(CFCl)_n_−_m(CF_
    2)_m]−OR_x(L)R_xO−[(CFCl)
    _n_−_m(CF_2)_m]−Cl(M)R_y−
    [(CFCl)_n_−_m(CF_2)_m]−Cl
    (N)F−[(CFCl)_n_−_m(CF_2)_
    m]−Cl(O)Cl−[(CFCl)_n_−_m(
    CF_2)_m]−Cl(P)(但し、R_x、R_y
    およびnは請求項30に定義した通りであり、mは1ま
    たは2である)。 32、R_xおよびR_yがペルハロアルキルポリエー
    テル基であるとき、それらは2個の酸素原子を有する、
    請求項30または31に記載の1,2−ジクロロ−1,
    2−ジフルオロエチレンのテロマーの混合物。 33、R_xおよびR_yがペルフルオロ化された基で
    ある、請求項30または31に記載の1,2−ジクロロ
    −1,2−ジフルオロエチレンのテロマーの混合物。 34、R_xが1から6個の炭素原子を有し、R_yが
    1から5個の炭素原子を有する、請求項30または31
    に記載の1,2−ジクロロ−1,2−ジフルオロエチレ
    ンのテロマーの混合物。 35、R_xおよびR_yが塩素原子を有するとき、そ
    れらは基−CCl_3をもたない、請求項30または3
    1に記載の1,2−ジクロロ−1,2−ジフルオロエチ
    レンのテロマーの混合物。 36、nが4から10の範囲内である、請求項30また
    は31に記載の1,2−ジクロロ−1,2−ジフルオロ
    エチレンのテロマーの混合物。
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