JPH0276635A - シャフト端r面取り連続加工方法及び装置 - Google Patents

シャフト端r面取り連続加工方法及び装置

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JPH0276635A
JPH0276635A JP22687888A JP22687888A JPH0276635A JP H0276635 A JPH0276635 A JP H0276635A JP 22687888 A JP22687888 A JP 22687888A JP 22687888 A JP22687888 A JP 22687888A JP H0276635 A JPH0276635 A JP H0276635A
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JP
Japan
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shaft
grinding wheel
line
axis
peripheral edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP22687888A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Yamaguchi
勉 山口
Norio Nemoto
根本 紀雄
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Sanwa Needle Bearing Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Needle Bearing Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はシャフト端R面取り連続加工方法及び装置に
係り、音響機器や映像機器等に使用される細径シャフト
の端面の周縁部分をR面形状に面取り加工する作業を自
動的に連続して行なえるようにすると共に、その前後に
おいて、それ°以外の加工工程を容易に組込めるように
したラインを形成するシャフト端R面取り連続加工方法
及び装置に関する。
(従来の技術) 音響機器や映像機器等に使用される細径シャフトの端面
をR形状に加工する加工方法及び装置は、本出願人が昭
和63年7月7日付けにて特許出願したシャフト端尺面
形状連続加工方法及び装置がある。
この方法及び装置によって加工された細径シャフトの端
面は、R面形状に形成され、その工程は、一連の連続搬
送ラインによって搬送されている状態で行われるもので
ある。
ところが、このように形成したシャフトの端面は、端R
面の半径が、シャフトの径の略1/2であれば同等問題
はないが、端R面の半径がシャフトの径の1/2を越え
てしまうと、端R面とシャフトの周面とがつながらず角
部が形成されてしまう。
そのため、例えば、シャフトをケース等に圧入して植設
する場合に、この角部が圧入の障害となってしまう。
そこで、この角部を面取りしなければならないが、従来
、この面取り作業は、連続搬送ラインからシャフトを取
出して面取りを行うか、或いは、連続搬送ラインをその
都度停止して適宜角度の平面面取りを行っていた。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、このようにして面取りを行う方法であると、
前述したように、搬送ラインから取出して面取りを行う
場合には、一連の搬送ラインから面取り工程がはずれる
ので、そのラインとは別個に作業者を1人つけてライン
上のシャフトを面取り加工装置に運び、面取り終了後、
順次ラインに再び戻すようにしなければならない。従っ
て、その分設篩の費用が嵩み、或いは、人件費が嵩む欠
点があり、成形工程のライン化を図る上で大きな問題と
なっていた。
ましてや、連続搬送ラインをその都度停止させるように
するとなると、ラインの構成上大きな問題となってしま
う。
更に、面取りにあっても、例えば、456で平面面取り
を行った場合、面取りしても更にその角部が形成される
ことになり、前記圧入に際しての障害はさほど解消され
ない。
そこで、この発明は、上述した問題点等に鑑み、音響機
器や映像機器等に使用される細径シャフトの端面周縁部
分の面取りを、シャフトの周面と端面とがつながるよう
にR形状に加工する作業を自動的に連続して行なえるよ
うにすると共に、その前後において、それ以外の加工工
程を容易に組込めるようにして、直線的に送る従来から
の一連の製造ラインの一部として用いることができるよ
うにすることを課題として創出されたものである。
(問題点を解決するための手段) この発明は、加工方法として、端面周縁部分を面取り加
工すべきシャフトを、搬送ラインによってシャフトの軸
線に対して直交する方向へ1本ずつ間隔をあけて直線的
に連続搬送し、この搬送ラインの途中には、この搬送ラ
インに近接してR面取り研削装置を配しておき、このR
面取り研削装置は、略鼓状を輪切りにした略円筒状の駆
動回転可能な回転研削砥石を、搬送されるシャフトの軸
線に対し、且つ、その搬送方向に対して適宜角度傾は設
けてあり、この回転研削砥石の周面を、シャフトを前記
搬送方向へ直線的に移動した際に前記砥石周面がシャフ
トの端面周縁部分に順次角度を変えて接触してR面形状
に創成研削面取りすべく略鼓形状の面に成形し、搬送ラ
インによってシャフトを、自転させてその端面周縁部分
が回転研削砥石の周面に順次連続的に接触直線移動する
ように搬送しながらシャフトの端面周縁部分をR面形状
に創成研削面取りすることにより、又、その装置として
、端面周縁部分を面取り加工すべきシャフトを、このシ
ャフトの軸線に対して直交する方向へ1本ずつ間隔をあ
けて直線的に連続搬送する搬送ラインと、この搬送ライ
ンの途中に近接して配したR面取り研削装置とからなり
、このR面取り研削装置は、略鼓状を輪切りにした略円
筒状で、搬送されるシャフトの軸線に対し、且つ、その
搬送方向に対して適宜角度傾は設けた駆動回転可能な回
転研削砥石と、この回転研削砥石の周面を、シャフトを
前記搬送方向へ直線的に接触移動させた際に、このシャ
フトの端面周縁部分に接触する前記砥石周面がシャフト
の端面周縁部分に順次角度を変えて接触させてR面形状
を創成研削可能な略鼓形状の面に成形する成形ドレッサ
ーとを有し、R面取り研削装置は、搬送ラインによって
搬送されるシャフトの端面周縁部分が、シャフトを自転
させて回転研削砥石の周面に順次連続的に接触直線移動
可能となる位置に配したことにより、上述した間居点を
解決するものである。
(作用) この発明に係るシャフト端R面取り連続加工方法及び装
置は、搬送ラインによって、端面周縁部分を面取り加工
すべきシャフトを、このシャフトの軸線に対して直交す
る方向へ1本ずつ間隔をあけて直線的に連続搬送する。
その時に、この搬送ラインの途中に近接して配したR面
取り研削装置によって、シャフトの端面周縁部分をR面
形状に創成研削してシャフトの周面につながる面取りを
行う。
この創成研削は、略鼓状を輪切りにした略円筒状で、搬
送されるシャフトの軸線に対し、且つ、その搬送方向に
対して適宜角度傾は設け、シャフトの端面周縁部分が所
定角度で直線的に接触移動した際にR面形状を創成研削
可能となるような面を有する形状とした回転研削砥石に
よって行ない、この砥石を駆動回転させながら周面にシ
ャフトの端面周縁部分を前記搬送方向への直線的搬送に
より自転させながら接触移動させることでR面形状面取
りを行なう。
この時の回転研削砥石の周面の成形は、成形ドレッサー
によって行なう。
そして、搬送ラインによってシャフトを搬送してその端
面周縁部分が回転研削砥石の周面に順次連続的に自転さ
せながら直線接触移動させてゆき、多数のシャフトの端
面周縁部分のR面形状面取りをi連の直線的工程で連続
成形するものである。
(実施例) 以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説明すると
次の通りである。
すなわち、第1図乃至第4図に示す符号1は搬送ライン
であり、音響機器や映像機器等に使用される細径のシャ
フト3を、このシャフト3の軸線に対して直交する方向
へ1本ずつ間隔をあけて直線的に連続搬送するように形
成されている。
この搬送ライン1の構造は、第1図に示すように、上面
に適当な板を固定可能に形成したチェーン2を水平方向
に巻掛し、このチェーン2の上面には、適当な幅の板に
てなるケージ6を、シャフト3の径よりも若干広い幅の
隙間4、実際には、シャフト3を嵌込んで回転自在とな
る状態で且つできるだけ狭い幅の隙間4をあけた間隔で
並列に取付けて形成されている。
この搬送ライン1は、チェーン2の両側にこのチェーン
2に沿って受座5が設けてあり、この受座5はチェーン
2が輪転した時に移動しないように固定しである。そし
て、前記隙間4にシャフト3を嵌込んで回転自在に保持
しチェーン2を輪転させた時に、シャフト3の少なくと
も一端部が受座5の上面を転がって自転するように形成
しである。
このように形成された搬送ライン1の途中の水平部分に
は、R面取り研削装置21を近接して配しである。
このR面取り研削装置21の要部は、第1図及び第2図
に示すように、略鼓状を輪切りにした略円筒状で、搬送
されるシャフト3の軸線に対し、且つ、その搬送方向に
対して適宜角度傾は設けた駆動回転可能な回転研削砥石
22と、この回転研削砥石22の周面を、シャフト3を
前記搬送方向へ直線的に接触移動させた際に、シャフト
3の端面周縁部分に接触する前記砥石22周面がシャフ
ト3の端面周縁部分に順次角度を変えて接触させてR面
形状を創成研削可能な略鼓形状の面に成形する成形ドレ
ッサー23とを有している。
回転研削砥石22は、図示例にあっては、鼓状の砥石を
輪切りにした形状となっている。この回転研削砥石22
は、シャフト3の軸線に対して適宜角度にて傾けである
が、その傾き方向は、シャフト3が水平方向に搬送され
るとすれば、シャフト3の軸線に対して水平方向で傾く
ように、つまり、回転研削砥石22の軸線とシャフト3
の軸線とが水平方向で適当な角度で交差するようにしで
ある。又、回転研削砥石22は搬送ライン1による搬送
方向に対しても適当な角度で傾いている。
この傾き方向は、搬送方向が水平方向であるとすれば、
この水平方向に対して回転研削砥石22の軸線が上下に
適宜角度傾いた状態となっている。
そして、搬送ライン1にあっては、前述したようにシャ
フト3を、その軸線に対して直交する方向に搬送する構
造となっているが、単にケージ6の間の隙間4にシャフ
ト3を嵌込んで搬送するだけでは回転している回転研削
砥石22の周面にシャフト3の端が接触しただけでシャ
フト3ははねられてしまう。そのため、シャフト3が飛
ばないようにすべく、且つ、シャフト3に自転を与える
ために、第1図及び第2図に示すように、押え装置7が
設けである。
この押え装置7は、径の大きい円板状の加圧プレート8
と二つのストッパー9,1oとにてなり、搬送ライン1
のチェーン2の上面に近接して加圧プレート8の下面が
平行に配してあり、チェーン2よりも速い周速度にて回
転すべく形成されている。
この加圧プレート8は、例えば、第1図乃至第4図に示
すように、シャフト3の移動に伴い上記周速度にて駆動
回転するように形成しである。又、シャフト3の径によ
って上下調整ができ、抑圧の圧力が調整できるようにな
っている(図示せず)。
そして、この加圧プレート8によってに圧力を加えるこ
とで、シャフト3が回転研削砥石22の周面に接触して
いる時のシャフト3の持上りを防止すると共に、シャフ
ト3を自転させている。尚、この加圧プレート8は、回
転しながらに圧力を加えるようにする構造であればどの
様な構造であってもよいことは言うまでもない。
一方、これだけではシャフト3の端面周縁部分を回転研
削砥石22によって研削することはできるが、シャフト
3の長さ方向の位置が定まらない。
そのため、シャフト3の軸線方向の押えがなくてはなら
ない。
そのため、少なくともシャフト3が回転研削砥石22に
接触する位置には、シャフト3の搬送方向に長いストッ
パー9を配しておき、シャフト3が回転研削砥石22か
ら離隔する方向の移動を押え、端面周縁部分の研削を一
定位置で行うようにするものである。
又、その時に、上述の如く円板状の加圧プレート8を回
転させることでシャフト3を回転させるようにし、且つ
この加圧プレート8が水平に配されているので、加圧プ
レート8をシャフト3の周面に当接してこのシャフト3
を回転させた時、加圧プレート8におけるシャフト3の
軸線に平行な線で且つ加圧プレート8の中心を通る線の
位置を境にして、シャフト3には、その線の通過前にあ
って加圧プレート8の回転によってこの加圧プレート8
から離隔する方向へ押出す力が加わり、又、通過後にあ
っては加圧プレート8の方向へ引込む力が加わることに
なる。そのため、前記ストッパー9の外にストッパー1
0を必要とし、その位置関係は、加圧プレート8におけ
るシャフト3の軸線に平行な線で且つ加圧プレート8の
中心を通る線の位置を境にして、ストッパー10の方が
、その線の通過前の位置で且つ搬送ライン1に対して加
圧プレート8の反対側に配し、ストッパー9の方は、そ
の線の通過後の位置で且つ搬送ライン1に対して加圧プ
レート8と同じ側に配するようにしである。そして、そ
の時に、上記境の線の通過後からシャフト3の端面周縁
部分のR面形状而取りを創成研削によって行うようにす
るものである。
又、シャフト3の先端周縁部分が回転研削砥石22の周
面に接触するようにするとなると、回転研削砥石22の
軸線に対してシャフト3の軸線は平行に近い状態に位置
しなければならないが、回転研削砥石22の周面形状が
、鼓状を輪切りにした状態の一部周面であるから、シャ
フト3が搬送ライン1によって直線的に搬送される状態
の中で回転研削砥石22の周面に連続的に接触させるた
めには、前述のように、シャフト3と、搬送ライン1の
搬送方向とに対して回転研削砥石22の軸線を傾ける必
要がある。その状態で、回転研削砥石22の周面を、シ
ャフト3の端面周縁部分が創成研削されるように更にド
レッシングしなければならない。
その時に、シャフト3の端面周縁部分は、回転研削砥石
22の下方の周面に当接するようにし、その状態を確保
すべく搬送ライン1と回転研削砥石22とを配置する。
そして、前記成形ドレッサー23は、例えば、回転研削
砥石22を挾んで搬送ライン1の反対側、つまり、回転
研削砥石の上方に配してあり、この成形ドレッサー23
のドレッシング方向は、搬送ライン1の搬送方向に対し
回転研削砥石22の軸線を中心にして略対称となる方向
にする。
この成形ドレッサー23は、ペンシル形状で先端にダイ
ヤモンドを配した構造となっており、ドレッシング方向
へ成形ドレッサー23を移動させることで成形ドレッサ
ー23の先端のダイヤモンドを回転研削砥石22の周面
に接触させ、その移動に伴ってドレッシングするように
配されているものである。そして、この成形ドレッサー
23によってドレッシングすると、この成形ドレッサー
23が最初に回転研削砥石22に接触する点、第5図に
あっては、回転研削砥石22の大径側の周面における上
方の中間点から回転研削砥石22の中心軸線と平行な線
を基準線31とすると、成形ドレッサー23は、この基
準線31に対して徐々に外れて行く基準ドレッシング線
32(後記シャフト3の移動軌跡32とは対称の位置で
同じ線となる)を移動することになる。
すなわち、それは、シャフト3の移動方向にあっても同
じであり、その基準線がら外れて行くことでシャフト3
が直線的に移動した際にシャフト3の端面周縁部分を常
に回転研削砥石22の周面に連続接触させることができ
る。そして、それにより、創成研削によってシャフト3
の端面周縁部分をR面に面取り形成することができるも
のである。
又、このようにしてドレッシングすることで、接触する
前記砥石22周面がシャフト3の角部端面部分で適当な
角度でこのシャフト3の軸線に対して略直交状態で接触
させこの点を基準としてR面形状を創成研削されるよう
にするものである。
このように形成されるR面取り研削装置21は、第3図
及び第4図に示すように、門型の本体基枠24内に回転
研削砥石22が配され形成されていて、この回転研削砥
石22を駆動回転させる駆動装置25、回転研削砥石2
2の角度を適宜傾ける角度設定ハンドル26、ドレッサ
ー切込みハンドル27、砥石位置:AwJハンドル28
、研削切込みハンドル29、ストッパー位置調節ハンド
ル30等も設けてあり、本体基枠24には前記搬送ライ
ン1が付設された状態となっている。
尚、第3図及び第4図に示す搬送ライン1は、本体基枠
24から短い距離だけしが形成されていないが、実際に
は、前後の工程を組合せるために適宜長さにまで延長さ
せるものであり、又、その他の構造にあっても、前述し
た実施例に限定されることがないことは言うまでもない
このようにして形成された装置は、図示はしないが、適
当な製造ラインに組込まれて一連の自動化ラインを形成
するものである。
すなわち、この場合は、最終工程で端面周縁部分を面取
り成形するのであるが、R面取り研削装置21を最終段
階で2台直列に、且つ、シャフト3の両端面周縁部分を
加工すべく搬送ライン1を挾んで両側に配しである。
尚、この場合の2台のR面取り研削装置21は、回転研
削砥石22の位置が逆になっており、搬送ライン1の両
側に配してシャフト3の左右端面周縁部分にそれぞれ回
転研削砥石22の周面が接触するように配しである。
そして、搬送ライン1の前半部分には、例えば、粗研削
のための研削装置、或いは、従来の技術において説明し
た端R面研削装置(共に図示せず)を適宜配しておき、
R面取り研削装置21によるR面取り研削の前にシャフ
ト3の粗研削及び端面のR面研削を予め行い、最終工程
、或いは、その前段工程としてR面取り研削を行うよう
にする。
このR面取り研削は、前述したR面取り研削装置21に
よって行うのであるが、その工程は次の通りである。
すなわち、搬送ライン1によって適当な間隔をおいて順
次搬送されてきたシャフト3は、押え装置7における加
圧プレート8によって圧力が加えられて持上がらないよ
うにWえられ、それによって、シャフト3に自転力も与
えられ、ストッパー9に一方の端面周縁部分を当接させ
て軸線方向の位置決めが行われる。
その位置で、シャフト3の他方の端面周縁部分が駆動回
転している回転研削砥石22の周面に当接するのである
が、その最初の接触点は、第5図に示すように、回転研
削砥石22の小径側の周面において、回転研削砥石22
の下方部分である。
そして、この接触点から回転研削砥石22の軸線方向に
平行な線を基準線31とすると、回転研削砥石22が前
述の如く傾いているのでシャフト3の移動軌跡32は基
準線31から離れて行く。それによってシャフト3の端
面周縁部分に対する回転研削砥石22の周面の当接状態
が、シャフト3の中心側から徐々に周囲に移動すること
になり、前述の如く回転研削砥石22がドレッシングさ
れていれば、シャフト3が自転しながら搬送移動させら
れることでその端面周縁部分はR面状に創成研削される
ものである。
その状態は、例えば、第6図に示すものであるが、実際
の創成研削にあっては、シャフト3の端面と周面とをつ
なぐためにRを適宜調節変更する必要があるが、その変
更は、ドレッシングの軌跡に対してシャフト3の搬送移
動軌跡32を若干の角度調整しくこの角度をキャリア角
と称す)、このキャリア角を適宜調節することでR形状
を変更する方式と、このキャリア角を一定にして回転研
削砥石22の軸線に対するドレッシングの軌跡の角度を
適宜調節することでR形状を変更調節する方式とがある
。そのキャリア角は、0″〜5″程度の範囲で設定し、
又、ドレッシングの角度調節は30″〜75°程度の範
囲で設定し行うものである。
又、第6図(A)に示すよう1ヒ、その創成°研削にあ
っては、1八円分の創成研削を行ってしまっては食込み
すぎて面取りとしては研削しすぎである。そのため、第
6図(B)に示すように、R面がシャフト3の周面につ
ながった位置で創成研削の位置を合わせることで、或い
は、創成するRの寸法を大きくとることで端面と周面と
をつなぐようにするものである。尚、図中の符号33は
研削線を示すものである。
この時の創成面のRの調整も、前述したように、キャリ
ア角、或いはドレッシング角を適宜設定することで行う
ものである。
このようにして、2台のR面取り研削装置21により両
端面周縁部分をR面状に面取り形成されたシャフト3は
、そのまま搬送ライン1によって搬出されるものである
(発明の効果) 上述の如く構成したこの発明は、搬送ライン1によって
、シャフト3の端面周縁部分を加工すべく、又、このシ
ャフト3の軸線に対して直交する方向へ1本ずつ間隔を
あけて直線的に連続搬送し、その時に、この搬送ライン
1の途中に近接して配したR面取り研削装置21によっ
て、シャフト3の端面周縁部分をR面形状に創成研削し
て面取りする。そうすれば、直線的な製造ラインにあっ
てシャフト3の端面周縁部分をR面状に面取り形成する
工程がそのまま組込むことができる。従って、従来例の
ように、いちいちラインを組替えるか、或いは、別個に
作業者を1人つけてライン上のシャフトを面取り加工装
置に運び、面取り加工が終了したものから順次ラインに
再び戻すような面倒な工程を経なくともよく、人件費を
削減し、設備投資を最小限に押さえることができ、その
上、極度に速い送り速度でラインの創成加工面取りがで
き、大量生産が可能となり、従って、低いコストで製品
ができる。しかも、このようにして面取りされたシャフ
ト3は、その面取りがR状であるから、ケース等に圧入
して植設する場合に、角部分が圧入の障害となることは
全く無くなるものである。
そして、この創成研削面取りは、略鼓状を輪切りにした
略円筒状で、搬送されるシャフト3の軸線に対し、且つ
、その搬送方向に対して適宜角度傾は設け、前記略鼓状
をシャフト3が所定角度で直線的に接触移動した際にR
面形状を創成研削可能となるような面を有する形状とし
た回転研削砥石22によって行ない、この砥石22を駆
動回転させながら周面にシャフト3の端面周縁部分を前
記搬送方向への直線的搬送により自転させながら接触移
動させることで行なうことができる。そのため、搬送ラ
イン1を同等屈曲、或いは変更しなくとも、そのままの
ラインを流れるようにするだけでシャフト3の端面周縁
部分は自動的にR面形状に形成することができるので、
作業者の数は更に少なくすることができ、大幅な人件費
の削減を可能にするものである。
しかも、シャフト3の端面周縁部分に接触する前記砥石
22周面がシャフト3の端面周縁部分に順次角度を変え
て接触させてR面形状を創成研削可能な略鼓形状の面に
成形する成形ドレッサー23を有するので、回転研削砥
石22の成形も簡単であり、熟練者を要せず誰にでも端
面周縁部分をR面状に成形することができるものである
このように、この発明によれば、音響機器や映像機器等
に使用される細径シャフトの端面周縁部分をR形状に加
工する作業を自動的に連続して行なえるようにしながら
、その前後において、それ以外の加工工程を容易に組込
むことができ、直線的に送る従来からの一連の製造ライ
ンの一部として用いることが可能となり、シャフトの端
R面から周面に至る面取りを角部のないようにして圧入
の障害を無くした優れた製品が大量にでき大幅なコスト
削減を行なうことができる等の種々の優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図は要部
斜視図、第2図は要部平面図、第3図は正面図、第4図
は平面図、第5図は回転研削砥石にシャフトの端面周縁
部分が当接する状態を示す原理図、第6図は創成研削面
取り状態を示す拡大模式図である。 1・・・搬送ライン、2・・・チェーン、3・・・シャ
フト、4・・・隙間、5・・・受座、6・・・ケージ、
7・・・押え装置、8・・・加圧プレート、9・・・ス
トッパー、10・・・ストッパー、 21・・・R面取り研削装置、22・・・回転研削砥石
、23・・・成形ドレッサー、24・・・本体基枠、2
5・・・駆動装置、26・・・角度設定ハンドル、27
・・・ドレ・ ツサー切込みハンドル、28・・・砥石
位置調節ハンドル、29・・・研削切込みハンドル、3
0・・・ストッパー位置調節ハンドル、 31・・・基準線、32・・・移動軌跡(基準ドレッシ
ング線)、33・・・研削線。 特  許  出  願  人 三和ニードルベアリング株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、端面周縁部分を面取り加工すべきシャフトを、搬送
    ラインによってシャフトの軸線に対して直交する方向へ
    1本ずつ間隔をあけて直線的に連続搬送し、この搬送ラ
    インの途中には、この搬送ラインに近接してR面取り研
    削装置を配しておき、このR面取り研削装置は、略鼓状
    を輪切りにした略円筒状の駆動回転可能な回転研削砥石
    を、搬送されるシャフトの軸線に対し、且つ、その搬送
    方向に対して適宜角度傾け設けてあり、この回転研削砥
    石の周面を、シャフトを前記搬送方向へ直線的に移動し
    た際に前記砥石周面がシャフトの端面周縁部分に順次角
    度を変えて接触してR面形状に創成研削面取りすべく略
    鼓形状の面に成形し、搬送ラインによってシャフトを、
    自転させてその端面周縁部分が回転研削砥石の周面に順
    次連続的に接触直線移動するように搬送しながらシャフ
    トの端面周縁部分をR面形状に創成研削面取りすること
    を特徴としたシャフト端R面取り連続加工方法。 2、端面周縁部分を面取り加工すべきシャフトを、この
    シャフトの軸線に対して直交する方向へ1本ずつ間隔を
    あけて直線的に連続搬送する搬送ラインと、この搬送ラ
    インの途中に近接して配したR面取り研削装置とからな
    り、このR面取り研削装置は、略鼓状を輪切りにした略
    円筒状で、搬送されるシャフトの軸線に対し、且つ、そ
    の搬送方向に対して適宜角度傾け設けた駆動回転可能な
    回転研削砥石と、この回転研削砥石の周面を、シャフト
    を前記搬送方向へ直線的に接触移動させた際に、このシ
    ャフトの端面周縁部分に接触する前記砥石周面がシャフ
    トの端面周縁部分に順次角度を変えて接触させてR面形
    状を創成研削可能な略鼓形状の面に成形する成形ドレッ
    サーとを有し、R面取り研削装置は、搬送ラインによっ
    て搬送されるシャフトの端面周縁部分が、シャフトを自
    転させて回転研削砥石の周面に順次連続的に接触直線移
    動可能となる位置に配したことを特徴とするシャフト端
    R面取り連続加工装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US12023780B2 (en) 2017-09-21 2024-07-02 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Manufacturing apparatus for producing a curved contour on at least one end face of a roll and method for producing a curved contour on the at least one end face with the manufacturing apparatus

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JPS5436356A (en) * 1977-08-15 1979-03-17 Furukawa Electric Co Ltd:The Crosslinking of polyolefin
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