JPH0276615A - 鋼帯縁部切断装置 - Google Patents
鋼帯縁部切断装置Info
- Publication number
- JPH0276615A JPH0276615A JP22804188A JP22804188A JPH0276615A JP H0276615 A JPH0276615 A JP H0276615A JP 22804188 A JP22804188 A JP 22804188A JP 22804188 A JP22804188 A JP 22804188A JP H0276615 A JPH0276615 A JP H0276615A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel strip
- cutting
- cut
- rotary blades
- edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 88
- 239000010959 steel Substances 0.000 title claims abstract description 88
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims abstract description 63
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000005554 pickling Methods 0.000 description 12
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 10
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 10
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 6
- 241001272720 Medialuna californiensis Species 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000005097 cold rolling Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000002845 discoloration Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 235000021110 pickles Nutrition 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Shearing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、酸洗ライン等の鋼帯連続処理ラインを走行す
る鋼帯の縁部を部分的に切断除去するのに適した鋼帯縁
部切断装置に関する。
る鋼帯の縁部を部分的に切断除去するのに適した鋼帯縁
部切断装置に関する。
〔従来の技術]
熱間圧延された鋼帯の表面酸化皮膜(以下スケール)を
酸洗除去する連続酸洗ラインにおいては、第8図に示さ
れるように、熱間圧延され巻取られた鋼帯Sのコイルl
が巻戻されながら、入側シャー2で先端クロップを切断
除去される。その後、鋼帯先端がウエルダ−3で先行鋼
帯の尾端と接続される。接続された鋼帯Sは、酸洗槽6
を経て鋼帯両縁部を耳切りして所定幅に整えるサイドト
リマー7へ送られ、更に所定長さをリール9で巻取った
後、出側シャー8にて切断される。酸洗槽6の前後には
入側あるいは出側でのダウンタイムの影響を少なくする
目的でルーパー5a、5bを設けるのが通例である。
酸洗除去する連続酸洗ラインにおいては、第8図に示さ
れるように、熱間圧延され巻取られた鋼帯Sのコイルl
が巻戻されながら、入側シャー2で先端クロップを切断
除去される。その後、鋼帯先端がウエルダ−3で先行鋼
帯の尾端と接続される。接続された鋼帯Sは、酸洗槽6
を経て鋼帯両縁部を耳切りして所定幅に整えるサイドト
リマー7へ送られ、更に所定長さをリール9で巻取った
後、出側シャー8にて切断される。酸洗槽6の前後には
入側あるいは出側でのダウンタイムの影響を少なくする
目的でルーパー5a、5bを設けるのが通例である。
このような鋼帯の連続酸洗ラインにおいては通常、鋼帯
縁部を部分的に切断除去するための鋼帯縁部切断装置4
a、4bが、ウェルダ−3の出側とサイドトリマー4の
入側とに設けられる。ウエルダ−3の出側に設けられる
切断装置4は、異幅鋼帯接続部のライン内引掛り防止と
、両縁部の接続不完全部の除去とを目的としている。ま
たサイドトリマー4の入側に設けられる切断装置4bは
、トリマーナイフ着脱のための縁部除去と、鋼帯縁部の
有害欠陥(耳疵)部分の除去とを目的としている。
縁部を部分的に切断除去するための鋼帯縁部切断装置4
a、4bが、ウェルダ−3の出側とサイドトリマー4の
入側とに設けられる。ウエルダ−3の出側に設けられる
切断装置4は、異幅鋼帯接続部のライン内引掛り防止と
、両縁部の接続不完全部の除去とを目的としている。ま
たサイドトリマー4の入側に設けられる切断装置4bは
、トリマーナイフ着脱のための縁部除去と、鋼帯縁部の
有害欠陥(耳疵)部分の除去とを目的としている。
従来の縁部切断装置は、その設置箇所にかかわらず、第
9図に示されるように鋼帯幅Wに対し、前後進可能なフ
レーム10に半月型の上刃12と、それに整合する下刃
13と、上刃12を上下動させる上下駆動機構11とを
取付けた構造である。
9図に示されるように鋼帯幅Wに対し、前後進可能なフ
レーム10に半月型の上刃12と、それに整合する下刃
13と、上刃12を上下動させる上下駆動機構11とを
取付けた構造である。
動作はフレームlOを銅帯縁部の切断代Wcに応じて所
定位置まで前進せしめ、上刃12を下降させて切断分離
した後、上刃12及びフレーム10を原点位置まで後退
させるのが基本となる。
定位置まで前進せしめ、上刃12を下降させて切断分離
した後、上刃12及びフレーム10を原点位置まで後退
させるのが基本となる。
そして、ウエルダ−3の出側でライン内安定通板のため
に幅広鋼帯の先端縁部を除去する場合は、第10図(a
)の如き範囲(斜線部分)で切断が行われ、ウエルダ−
3の出側やサイドトリマー4の入側で鋼帯縁部の接続不
完全部や有害欠陥部Kをそれぞれ除去する場合は、第1
O図ら〕に示す如き範囲(斜線部分)で切断が行われる
。サイドトリマー4の入側では又、第1O図(C)に示
す如く、鋼帯縁部を連続的にトリミングして一定幅W′
に整えるサイドトリマー7の切断刃14の着脱を行うた
めの切断除去が行われる。
に幅広鋼帯の先端縁部を除去する場合は、第10図(a
)の如き範囲(斜線部分)で切断が行われ、ウエルダ−
3の出側やサイドトリマー4の入側で鋼帯縁部の接続不
完全部や有害欠陥部Kをそれぞれ除去する場合は、第1
O図ら〕に示す如き範囲(斜線部分)で切断が行われる
。サイドトリマー4の入側では又、第1O図(C)に示
す如く、鋼帯縁部を連続的にトリミングして一定幅W′
に整えるサイドトリマー7の切断刃14の着脱を行うた
めの切断除去が行われる。
(発明が解決しようとする課題]
一般的に生産設備においては、ダウンタイム短縮化によ
って生産能率の向上を図ることは勿論であるが、上述し
た連続酸洗うインではラインを停止させることなく連続
的に酸洗処理することが特に重要である。すなわち酸洗
槽内で鋼帯が停止すると酸洗変色や過酸洗いを起こすの
である。
って生産能率の向上を図ることは勿論であるが、上述し
た連続酸洗うインではラインを停止させることなく連続
的に酸洗処理することが特に重要である。すなわち酸洗
槽内で鋼帯が停止すると酸洗変色や過酸洗いを起こすの
である。
ところが、従来の縁部切断装置は、その動作にあたって
ライン停止を余儀なくされる。すなわち、鋼帯縁部の切
断除去しようとする位置が装置のところに到達した時点
で、ライン(走間中の銅帯)を完全に停止させ、装置が
前述の一連動作を終えた後、ラインを起動させることが
必須となる。この一連動作に要する時間は、ラインの加
減速を含めると0.8〜1.0分にも達する。その結果
、酸洗槽内での鋼帯停止にともなう表面品質の悪化や速
度低下を余儀なくされる。
ライン停止を余儀なくされる。すなわち、鋼帯縁部の切
断除去しようとする位置が装置のところに到達した時点
で、ライン(走間中の銅帯)を完全に停止させ、装置が
前述の一連動作を終えた後、ラインを起動させることが
必須となる。この一連動作に要する時間は、ラインの加
減速を含めると0.8〜1.0分にも達する。その結果
、酸洗槽内での鋼帯停止にともなう表面品質の悪化や速
度低下を余儀なくされる。
このような問題を解決するためには、銅帯速度と同一速
度で第9図に示したフレームlOを鋼帯進行方向と平行
に移動させながら切断するのが有効であり、そのような
装置も開発されているが、この装置はフレームlOの往
復動機能を兼ね備えなければならず、多額の設備費と長
大なスペースが必要であって現実的ではない。
度で第9図に示したフレームlOを鋼帯進行方向と平行
に移動させながら切断するのが有効であり、そのような
装置も開発されているが、この装置はフレームlOの往
復動機能を兼ね備えなければならず、多額の設備費と長
大なスペースが必要であって現実的ではない。
また、第9図に示した従来の縁部切断装置では、上下一
対の刃12.13の一方の刃(この場合は上刃12)を
上下駆動機構11によって一方向に駆動し、破断をとも
なうことから、第11図に示されるように、その切断面
にかえりが発生するのを避けられず、安全上の問題やそ
の後の冷間圧延工程での新たな有害欠陥の発生が危惧さ
れる。更に切断形状は予め決められた刃12.13の形
状で画一的に決定されるので、例えば不定長な鋼帯縁部
欠陥の切断除去への対応が困難であった。
対の刃12.13の一方の刃(この場合は上刃12)を
上下駆動機構11によって一方向に駆動し、破断をとも
なうことから、第11図に示されるように、その切断面
にかえりが発生するのを避けられず、安全上の問題やそ
の後の冷間圧延工程での新たな有害欠陥の発生が危惧さ
れる。更に切断形状は予め決められた刃12.13の形
状で画一的に決定されるので、例えば不定長な鋼帯縁部
欠陥の切断除去への対応が困難であった。
本発明は、これらの問題を解決し、走間中の銅帯に対し
て簡単な構成で鋼帯を停止させることなく効率的に縁部
を部分切断できる装置を提供することを目的とする。
て簡単な構成で鋼帯を停止させることなく効率的に縁部
を部分切断できる装置を提供することを目的とする。
本発明の第1装置は、回転、軸を鋼帯幅方向に一致させ
た上下一組の回転刃を有し、該一組の回転刃の整合周縁
は、周方向の一点を起点として該起点から周方向へ離れ
るに従って鋼帯幅方向へ周期的に偏位している。
た上下一組の回転刃を有し、該一組の回転刃の整合周縁
は、周方向の一点を起点として該起点から周方向へ離れ
るに従って鋼帯幅方向へ周期的に偏位している。
本発明の第2装置は、上記回転刃の出側に鋼帯縁部に対
する上下一組のピンチロールを配設したものである。
する上下一組のピンチロールを配設したものである。
本発明の第1装置において、回転刃を走間中の鋼帯の側
縁に接触させシー、縁部が回転刃間に噛み込まれた後、
鋼帯の走行にともなって回転刃がそのまま回転を続ける
と、回転刃の回転にともなって切り込み線が鋼帯幅方向
で周期的に偏位して行くので、回転刃を銅帯の進行方向
および回転軸方向に移動させなくても銅帯の縁部が半月
状に切断される。
縁に接触させシー、縁部が回転刃間に噛み込まれた後、
鋼帯の走行にともなって回転刃がそのまま回転を続ける
と、回転刃の回転にともなって切り込み線が鋼帯幅方向
で周期的に偏位して行くので、回転刃を銅帯の進行方向
および回転軸方向に移動させなくても銅帯の縁部が半月
状に切断される。
本発明の第2装置においては、回転刃で鋼帯の縁部に半
月状の切れ込みを入れておくだけで、ピンチロールによ
る圧下により半月状部分が分離し、切断面にかえりが生
しない。
月状の切れ込みを入れておくだけで、ピンチロールによ
る圧下により半月状部分が分離し、切断面にかえりが生
しない。
〔実施例]
以下、本発明を実施例について説明する。
第1図は本発明を実施した第1装置の一例を示す正面図
、第2図は同じく平面図、第3図は整合周縁の展開図、
第4図は上下回転刃の位置関係を示す正面図である。
、第2図は同じく平面図、第3図は整合周縁の展開図、
第4図は上下回転刃の位置関係を示す正面図である。
先ず、全体構造を第1図および第2図により説明する。
鋼帯Sの走行ラインの側方にはスタンド21が立設され
ている。スタンド21はスライドベース22上を鋼帯幅
方向に移動できるようになっている。スタンド21には
、中心軸を鋼帯輻方向に一敗させた上下一組の回転軸2
3a、23bが取付けられている。
ている。スタンド21はスライドベース22上を鋼帯幅
方向に移動できるようになっている。スタンド21には
、中心軸を鋼帯輻方向に一敗させた上下一組の回転軸2
3a、23bが取付けられている。
回転軸23a、23bのうち、上方の回転軸23aは、
昇降可能な軸受箱24内に軸受25にて支持され、軸受
箱24は、モータ26で駆動されるウオームギア27に
より上下方向の位置調整ができるようになっている。回
転軸23a、23bは図示しないモータで互いに異なる
方向に同一速度で回転し、且つ回転速度が自由に調整で
きる。
昇降可能な軸受箱24内に軸受25にて支持され、軸受
箱24は、モータ26で駆動されるウオームギア27に
より上下方向の位置調整ができるようになっている。回
転軸23a、23bは図示しないモータで互いに異なる
方向に同一速度で回転し、且つ回転速度が自由に調整で
きる。
また、回転軸23a、23bの少なくとも一方は、中心
軸方向の位置調整ができるようになっている。
軸方向の位置調整ができるようになっている。
上下一組の回転刃28a、28bは、上記回転軸23a
、23bに支持され、鋼帯Sの縁部を上下より挟んで切
断できるように整合している。すなわち、上方の回転刃
28aが内側、下方の回転軸刃28bが両側に夫々位置
し、両者の間に後述するクリアランスおよびオーバラッ
プが与えられている。回転軸23a、23bは上述した
ように互いに異なる方向に同一速度で回転するので、回
転刃28a、28bは対向位置がずれることなく同期回
転する。
、23bに支持され、鋼帯Sの縁部を上下より挟んで切
断できるように整合している。すなわち、上方の回転刃
28aが内側、下方の回転軸刃28bが両側に夫々位置
し、両者の間に後述するクリアランスおよびオーバラッ
プが与えられている。回転軸23a、23bは上述した
ように互いに異なる方向に同一速度で回転するので、回
転刃28a、28bは対向位置がずれることなく同期回
転する。
さて、切断に寄与する回転刃28a、28bの相対向す
る整合周縁29a、29bは、周方向の一点を起点A+
、B+ として周方向両側へ離れるに従って鋼帯Sの幅
方向中央側へ連続的に偏位し、起点A+ 、B1から1
80°離れた対向点A、。
る整合周縁29a、29bは、周方向の一点を起点A+
、B+ として周方向両側へ離れるに従って鋼帯Sの幅
方向中央側へ連続的に偏位し、起点A+ 、B1から1
80°離れた対向点A、。
B、で最も中央側へ偏位している。これを周方向に一方
向で見た場合は、第3図に示されるように、起点A+、
Btで整合周縁29a、29bが鋼帯Sの最も側縁側に
位置し、起点A+−BIから一方の方向へ回転角を増す
に従って整合周縁29a、29bが鋼帯Sの中央側へ偏
位して行き、対向点As、Bxで最も中央側へ偏位する
0回転角を更に増大させると、整合周縁29a、29b
は側縁の側に偏位し、起点A、、B、で最も側縁側に偏
位することになる。第1図および第3図の(A I、B
1)、(Ax 、 Bz )、(A3 、 By )は
、それぞれ回転刃28a、28bが周期回転した時に切
断位置で対向する。
向で見た場合は、第3図に示されるように、起点A+、
Btで整合周縁29a、29bが鋼帯Sの最も側縁側に
位置し、起点A+−BIから一方の方向へ回転角を増す
に従って整合周縁29a、29bが鋼帯Sの中央側へ偏
位して行き、対向点As、Bxで最も中央側へ偏位する
0回転角を更に増大させると、整合周縁29a、29b
は側縁の側に偏位し、起点A、、B、で最も側縁側に偏
位することになる。第1図および第3図の(A I、B
1)、(Ax 、 Bz )、(A3 、 By )は
、それぞれ回転刃28a、28bが周期回転した時に切
断位置で対向する。
整合周縁29a、29bのこのカーブは、本実施例では
いわゆるサインカーブ状、コサインカーブ状であり、従
って整合周縁29a、29bは起点At、B+および対
向点As−Bsの近傍では鋼帯Sの側縁にほぼ平行し、
中間位置では鋼帯Sの側縁に対して傾斜する。
いわゆるサインカーブ状、コサインカーブ状であり、従
って整合周縁29a、29bは起点At、B+および対
向点As−Bsの近傍では鋼帯Sの側縁にほぼ平行し、
中間位置では鋼帯Sの側縁に対して傾斜する。
整合周縁29a、29bは又、第4図に示されるように
、切断位置で鋼帯Sの切断に必要な所定のクリアランス
hおよびオーバーラツプlが確保されるように位置合せ
される。リファランスhの調整は、回転軸23a、23
bの軸方向移動により行われ、オーバーランプlの調整
は、上方の回転軸23aの昇降により行われる。オーバ
ーラツプlの調整は、前述したようにウオームギア27
による軸受箱29の上下方向の位置調整により行われる
6回転刃28a、28bは同期回転するので、切断位置
において設定されたクリアランスhおよびオーバーラツ
プ2は、回転刃28a、28bの回転によっても変化し
ない。
、切断位置で鋼帯Sの切断に必要な所定のクリアランス
hおよびオーバーラツプlが確保されるように位置合せ
される。リファランスhの調整は、回転軸23a、23
bの軸方向移動により行われ、オーバーランプlの調整
は、上方の回転軸23aの昇降により行われる。オーバ
ーラツプlの調整は、前述したようにウオームギア27
による軸受箱29の上下方向の位置調整により行われる
6回転刃28a、28bは同期回転するので、切断位置
において設定されたクリアランスhおよびオーバーラツ
プ2は、回転刃28a、28bの回転によっても変化し
ない。
第1図〜第4図に示す切断装置の動作は次のとおりであ
る。
る。
回転刃28a、28bに所定のクリアランスhおよびオ
ーバーラツプ2を与え、スタンド21を外側に退避させ
た状態で、回転刃28a、28bを鋼帯Sの進行速度と
同じ周速度で逆方向に回転させる0回転方向は、第2図
に示されるように、切断位置において鋼帯Sおよび回転
刃28a、28bが同方向に移動するよう決定される。
ーバーラツプ2を与え、スタンド21を外側に退避させ
た状態で、回転刃28a、28bを鋼帯Sの進行速度と
同じ周速度で逆方向に回転させる0回転方向は、第2図
に示されるように、切断位置において鋼帯Sおよび回転
刃28a、28bが同方向に移動するよう決定される。
また、回転刃28a、28bが対向する切断位置を起点
A3.BIが通過した直後に、切断位置の側方を鋼帯S
の切り込み開始点が通過するように、回転刃28a、2
8bと鋼帯Sの位相が調整されている。この位相調整の
ために、回転刃28a、28bとその駆動との間には、
クラッチ機構を介在させておくのが良い。
A3.BIが通過した直後に、切断位置の側方を鋼帯S
の切り込み開始点が通過するように、回転刃28a、2
8bと鋼帯Sの位相が調整されている。この位相調整の
ために、回転刃28a、28bとその駆動との間には、
クラッチ機構を介在させておくのが良い。
そして、回転刃28a、28bが対向する切断位置を起
点A+、B+が通過した直後に、スタンド21を内側に
寄せて回転刃28a、28bを鋼帯Sの側縁に側方より
接触させる。切断位置を起点A、、B、が通過した直後
においては、回転刃28a、28bの整合周縁29a、
29bは鋼帯Sの側縁に対して傾斜しているので、上記
接触により回転刃28a、28bは鋼帯Sの上記切り込
み開始点に切り込まれる。鋼帯Sの側縁に回転刃28a
、28bが切り込まれてから、切断を終了するまでのプ
ロセスを第5図(al〜(C)に斜視図で示す。
点A+、B+が通過した直後に、スタンド21を内側に
寄せて回転刃28a、28bを鋼帯Sの側縁に側方より
接触させる。切断位置を起点A、、B、が通過した直後
においては、回転刃28a、28bの整合周縁29a、
29bは鋼帯Sの側縁に対して傾斜しているので、上記
接触により回転刃28a、28bは鋼帯Sの上記切り込
み開始点に切り込まれる。鋼帯Sの側縁に回転刃28a
、28bが切り込まれてから、切断を終了するまでのプ
ロセスを第5図(al〜(C)に斜視図で示す。
回転刃28a、28bの整合周縁29a、29bは起点
A、、B、から周方向両側に離反するにしたがって鋼帯
Sの幅方向中央側へ偏位して行く。
A、、B、から周方向両側に離反するにしたがって鋼帯
Sの幅方向中央側へ偏位して行く。
したがって、第5図(a)に示す切り込み後も回転刃2
8a、28bが鋼帯Sの進行に同期して回転を続ければ
、切断の進行にともなって鋼帯Sの切断部位は側縁から
徐々に中央側へ偏位して行く。そして、第5図(b)に
示されるように、回転刃2B。
8a、28bが鋼帯Sの進行に同期して回転を続ければ
、切断の進行にともなって鋼帯Sの切断部位は側縁から
徐々に中央側へ偏位して行く。そして、第5図(b)に
示されるように、回転刃2B。
28bの対向する切断位置に対向点Az、B’+が到達
した時に、鋼帯夕の切断部位は側縁から中央側へ最も偏
位する。
した時に、鋼帯夕の切断部位は側縁から中央側へ最も偏
位する。
更に、回転刃28 a、28 bが回転を続ければ、今
度は鋼帯Sの切断部位が切断進行にともなって側縁の側
へ偏位して行く。そして、第5図(C1に示されるよう
に、回転刃28a、28bの対向する切断位置に起点A
、、B、が戻ってくる直前に切断が終了する。かくして
、鋼帯Sの縁部が平面視で半月状に切断除去される。
度は鋼帯Sの切断部位が切断進行にともなって側縁の側
へ偏位して行く。そして、第5図(C1に示されるよう
に、回転刃28a、28bの対向する切断位置に起点A
、、B、が戻ってくる直前に切断が終了する。かくして
、鋼帯Sの縁部が平面視で半月状に切断除去される。
切断線は、回転刃28a、28bの整合周縁29a、2
9bの展開図に一致し、起点A、、B。
9bの展開図に一致し、起点A、、B。
の近傍を除いた第3図にX−Yで示される範囲の曲線と
なる0wA帯Sの縁部が切断される間、回転刃28a、
28bは回転運動をするだけで鋼帯Sの進行方向および
幅方向の移動はない、切断が終了すると、スタンド21
は再び側方に退避し、次の切断に備える。
なる0wA帯Sの縁部が切断される間、回転刃28a、
28bは回転運動をするだけで鋼帯Sの進行方向および
幅方向の移動はない、切断が終了すると、スタンド21
は再び側方に退避し、次の切断に備える。
第6図は本発明の第2装置に使用されるピンチロールの
正面図である。
正面図である。
上下一組のピンチロール31a、31b&;を第1図〜
第5図に示した回転刃切断装置の下流側に設置され、ラ
イン両側に立設したスタンド32間に水平姿勢で回転可
能に架設されている。ピンチロール31a、31bの長
さは、鋼帯Sの最大幅より長く設定される。下方のピン
チロール31bの上縁はラインを進行する鋼帯Sの下面
通過レベルに一致している。上方のピンチロール31a
は上下に移動可能で、下方のピンチロール31bとの間
に鋼帯Sの厚みとほぼ同一のギャップが確保されるよう
に高さ調整されている。
第5図に示した回転刃切断装置の下流側に設置され、ラ
イン両側に立設したスタンド32間に水平姿勢で回転可
能に架設されている。ピンチロール31a、31bの長
さは、鋼帯Sの最大幅より長く設定される。下方のピン
チロール31bの上縁はラインを進行する鋼帯Sの下面
通過レベルに一致している。上方のピンチロール31a
は上下に移動可能で、下方のピンチロール31bとの間
に鋼帯Sの厚みとほぼ同一のギャップが確保されるよう
に高さ調整されている。
ピンチロール31a、31bの上流側に位置する回転刃
切断装置については、第1図〜第5図に示した構造が採
用されている。ただし、第4図に示されるクリアランh
およびオーバーラツプlについては、鋼帯Sに切り込み
のみを付与する値に設定される(第7図(a)参照)。
切断装置については、第1図〜第5図に示した構造が採
用されている。ただし、第4図に示されるクリアランh
およびオーバーラツプlについては、鋼帯Sに切り込み
のみを付与する値に設定される(第7図(a)参照)。
具体的な設定値は鋼帯Sの厚みtに対する比率で表わし
た場合、鋼帯Sの材質によって若干は変動するものの、
クリアランスhについては0%からマイナス(重なる方
向)5%の範囲が適当であり、オーバーラツプlはマイ
ナス(開く方向)20〜40%の範囲が適当である。
た場合、鋼帯Sの材質によって若干は変動するものの、
クリアランスhについては0%からマイナス(重なる方
向)5%の範囲が適当であり、オーバーラツプlはマイ
ナス(開く方向)20〜40%の範囲が適当である。
このような切断装置を作動させると、上流側の回転刃切
断装置により銅帯Sの縁部が平面視で半月状に切断され
る。しかし、この切断段階では第7図(alに示される
ように、鋼帯Sに上面側より切れ込みが付与され、その
外側部分SIが上方の回転刃28aで下方に押されて偏
位するだけで、鋼帯Sの本体部分S2から分離はしない
。この状態で鋼帯Sが下流側のピンチロール31a、3
ib間を通過することにより、下方に偏位した上記外側
部分Slは第7図(blに示されるように上方に押圧さ
れ、本体部S2から分離する。
断装置により銅帯Sの縁部が平面視で半月状に切断され
る。しかし、この切断段階では第7図(alに示される
ように、鋼帯Sに上面側より切れ込みが付与され、その
外側部分SIが上方の回転刃28aで下方に押されて偏
位するだけで、鋼帯Sの本体部分S2から分離はしない
。この状態で鋼帯Sが下流側のピンチロール31a、3
ib間を通過することにより、下方に偏位した上記外側
部分Slは第7図(blに示されるように上方に押圧さ
れ、本体部S2から分離する。
このようにして、鋼帯Sの縁部が平面視で半月状に切断
分離されることにより、その切断面に第1図に示す如き
かえりは生じない。
分離されることにより、その切断面に第1図に示す如き
かえりは生じない。
上述の実施例は、鋼帯Sの片側を局部切断する場合を示
しているが、回転刃切断装置を両側に設定すれば鋼帯S
の両側縁部を局部切断できることは言うまでもない。
しているが、回転刃切断装置を両側に設定すれば鋼帯S
の両側縁部を局部切断できることは言うまでもない。
また、回転刃切断装置おいて、回転刃28a。
28bの整合周1!29a、29bの展開形状を変更す
れば、切断線を自由に選択でき、回転刃28a、28b
が1回転する間に複数回の切断を行うことも可能である
。
れば、切断線を自由に選択でき、回転刃28a、28b
が1回転する間に複数回の切断を行うことも可能である
。
更に、それ以外にも鋼帯Sの進行速度に対して回転刃2
8a、28bの周速を相対的に変化させることにより、
切断部分の長さを変更できる。具体的には、鋼帯Sの進
行速度に対して回転刃28a、28bの周速を遅くする
と、切断部分の長さが等速の時よりも長くなり、逆に速
(すると短くできる。このように上述した回転刃切断装
置によれば、切断範囲を回転刃28a、28bの調整に
より自由に変更できる。
8a、28bの周速を相対的に変化させることにより、
切断部分の長さを変更できる。具体的には、鋼帯Sの進
行速度に対して回転刃28a、28bの周速を遅くする
と、切断部分の長さが等速の時よりも長くなり、逆に速
(すると短くできる。このように上述した回転刃切断装
置によれば、切断範囲を回転刃28a、28bの調整に
より自由に変更できる。
[発明の効果]
本発明の第1装置は、その回転刃切断装置で走間中の銅
帯の縁部を銅帯の走行を停止することなく局部切断でき
、切断除去長さも自由?こ変更できる。しかも切断中に
回転刃切断装置を移動させる必要がなく、装置構成が著
しく簡素となる。その結果、切断除去にともなうライン
停止は皆無となり、例えば連続酸洗ラインに適用した場
合は1コイル当りの全ライン停止時間が2.1分から1
.4分に減少し、30%の停止時間短縮を図ることがで
き、ライン停止に起因する格落ち量は20%減少した。
帯の縁部を銅帯の走行を停止することなく局部切断でき
、切断除去長さも自由?こ変更できる。しかも切断中に
回転刃切断装置を移動させる必要がなく、装置構成が著
しく簡素となる。その結果、切断除去にともなうライン
停止は皆無となり、例えば連続酸洗ラインに適用した場
合は1コイル当りの全ライン停止時間が2.1分から1
.4分に減少し、30%の停止時間短縮を図ることがで
き、ライン停止に起因する格落ち量は20%減少した。
更に耳疵等の縁部有害欠陥が長く続く場合でも切断除去
長さの調節により1回の動作で切断が可能となり、切断
効率が飛躍的に向上する。また、確実且つ効果的な切断
除去が可能になることから、ライン内トラブルも激減し
、処理ライン全体の操業効率も著しく向上する。装置規
模については、従来の鋼帯進行に同調して切断除去を行
う往復動型の装置と比較して、設定スペースで約40%
、設備費で約20%の削減が可能となる。
長さの調節により1回の動作で切断が可能となり、切断
効率が飛躍的に向上する。また、確実且つ効果的な切断
除去が可能になることから、ライン内トラブルも激減し
、処理ライン全体の操業効率も著しく向上する。装置規
模については、従来の鋼帯進行に同調して切断除去を行
う往復動型の装置と比較して、設定スペースで約40%
、設備費で約20%の削減が可能となる。
本発明の第2装置は上記効果に加え、切断面にかえりを
発生させることがなく、これにより安全性が向上し、且
つ後工程の例えば冷間圧延工程等で二次的有害欠陥の発
生が防止できるという新たな効果を奏する。
発生させることがなく、これにより安全性が向上し、且
つ後工程の例えば冷間圧延工程等で二次的有害欠陥の発
生が防止できるという新たな効果を奏する。
第1図は本発明装置に使用される回転刃切断装置の一例
を示す正面図、第2図は同じく正面図、第3図は回転刃
の整合周縁の展開図、第4図は整合周縁の位置関係を示
す正面図、第5図(a)〜(C)は回転刃切断機構によ
る切断プロセスを段階的に示す斜視図、第6図は本発明
の第2装置に使用されるピンチロールの正面図、第7図
(a)(b)は第2装置による切断プロセスを示す正面
図、第8図は連続酸洗ラインの概念図、第9図(a)お
よび(b)は従来の切断装置の正面図および平面図、第
10図(a)〜(C)は銅帯の縁部切断状況を示す平面
図、第11図は切断面の状態を示す斜視図である。 図中、28二回転刃、29:整合周縁、31:ビンチロ
ール。 第 1 図 第2図 第 3 図 第4図 第 7 図 (Q) 第10図 (a) (b)(C) 第11図 カミえす
を示す正面図、第2図は同じく正面図、第3図は回転刃
の整合周縁の展開図、第4図は整合周縁の位置関係を示
す正面図、第5図(a)〜(C)は回転刃切断機構によ
る切断プロセスを段階的に示す斜視図、第6図は本発明
の第2装置に使用されるピンチロールの正面図、第7図
(a)(b)は第2装置による切断プロセスを示す正面
図、第8図は連続酸洗ラインの概念図、第9図(a)お
よび(b)は従来の切断装置の正面図および平面図、第
10図(a)〜(C)は銅帯の縁部切断状況を示す平面
図、第11図は切断面の状態を示す斜視図である。 図中、28二回転刃、29:整合周縁、31:ビンチロ
ール。 第 1 図 第2図 第 3 図 第4図 第 7 図 (Q) 第10図 (a) (b)(C) 第11図 カミえす
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、回転軸を鋼帯幅方向に概ね一致させた上下一組の回
転刃を有し、該一組の回転刃の整合周縁が周方向の一点
を起点として該起点から周方向へ離れるに従って鋼帯幅
方向へ周期的に偏位していることを特徴とする鋼帯縁部
切断装置。 2、回転刃の鋼帯出側に鋼帯縁部に対する上下一組のピ
ンチロールを配設したことを特徴とする請求項1に記載
の鋼帯縁部切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22804188A JPH0276615A (ja) | 1988-09-12 | 1988-09-12 | 鋼帯縁部切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22804188A JPH0276615A (ja) | 1988-09-12 | 1988-09-12 | 鋼帯縁部切断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0276615A true JPH0276615A (ja) | 1990-03-16 |
Family
ID=16870274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22804188A Pending JPH0276615A (ja) | 1988-09-12 | 1988-09-12 | 鋼帯縁部切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0276615A (ja) |
-
1988
- 1988-09-12 JP JP22804188A patent/JPH0276615A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5816970B2 (ja) | カイテンドラムガタソウカンブンカツセンダンキ | |
US4597521A (en) | Rotary notcher for a joined metallic strip | |
JPH11342402A (ja) | 冷間圧延設備 | |
JP3364080B2 (ja) | 帯状タイヤ構成部材の巻付け方法及び装置 | |
CN108296711A (zh) | 一种带钢精整机组中剖带钢单卷取工艺及其控制方法 | |
JPH0276615A (ja) | 鋼帯縁部切断装置 | |
JPS609613A (ja) | サイドトリミング装置 | |
JP3052505B2 (ja) | ドラム式走間剪断機 | |
JPS62134102A (ja) | 熱間圧延設備 | |
EP0691191B1 (en) | Method and device for cutting photographic products into strips | |
US1627681A (en) | Winding machine and method | |
JPH11300401A (ja) | 多条スリット圧延方法及び装置 | |
JPH0985377A (ja) | ばね成形機 | |
JP3125897B2 (ja) | ドラム式走間剪断機 | |
JP3033627B2 (ja) | 金属条のスリッティング装置 | |
US4648297A (en) | Method and apparatus for cropping the leading and trailing ends of fast-travelling rolled goods | |
JPS5919617A (ja) | ストリツプのガイド方法 | |
JP2993680B2 (ja) | 剪断装置及び剪断方法、並びに、熱間圧延設備及び熱間圧延設備の圧延方法 | |
JPH082458B2 (ja) | 連続圧延ラインのピンチロール装置 | |
JPH08224639A (ja) | 双ロール連続鋳造設備におけるトリム装置及びトリム屑処理装置及び方法 | |
JPH08243702A (ja) | 連続鋳造設備におけるトリム屑処理装置及びトリム屑処理方法 | |
KR930004869B1 (ko) | 사이드 트리밍장치 | |
SU617279A1 (ru) | Агрегат дл непрерывного изготовлени ленты из обрезиненного армированного полотна | |
JP3128777B2 (ja) | 山形刃をもつフライングシャ−を備えたストリップ処理ライン | |
JPH0692002B2 (ja) | 連続式圧延ライン |