JPH027627Y2 - - Google Patents

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JPH027627Y2
JPH027627Y2 JP865985U JP865985U JPH027627Y2 JP H027627 Y2 JPH027627 Y2 JP H027627Y2 JP 865985 U JP865985 U JP 865985U JP 865985 U JP865985 U JP 865985U JP H027627 Y2 JPH027627 Y2 JP H027627Y2
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vessel
separation
annular plate
processing liquid
drive shaft
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  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本案は、ベツセル内に処理液を送り込み、さら
に、サンド又は硬質ガラスビーズなどのメデイア
を投入し、撹拌部材を高速回転させて処理液を連
続分散する装置に係るもので、顔料、磁性剤、セ
ラミツク、有機物などと樹脂溶剤との懸濁液を均
一分散するのに用いられる。
〔従来の技術〕
密閉型の連続分散装置においては、通常、ベツ
セルの出口に分離環状板を固定し、これからわず
かな隙間、すなわちスリツトをおいて回転円板を
設け、前記スリツトにより処理液中のメデイアを
分離させて処理液のみを排出させるようにしてあ
るが、この場合に、前記回転円板を撹拌部材の駆
動軸と同一の軸に取付けるものと、別個の回転軸
に取付けるものとがあり、本案の装置は後者の構
成に属するものである。
〔本案が解決しようとする問題点〕
回転円板を撹拌部材の駆動軸と別個の回転軸に
取付けてスリツトを構成するものとしては、例え
ば特公昭46−17864号のごときものが公知である。
これは、撹拌部材の駆動軸に対して回転円板の回
転軸を90゜直交させて設け、また、回転円板全体
をベツセル内の処理液側に設けたものである。
したがつて、ベツセル内から90゜回流して流出
しようとする処理液の流圧は、屈曲半径の小さな
側で弱く、屈曲半径の大きな側では強く回転円板
に当つている。このため、強い流圧で回転円板に
当る処理液中のメデイアは、回転遠心力の最も強
く作用している回転円板の外周側面に激しく衝突
して破砕されることが多く、メデイアの損耗率が
きわめて高くなるほか、破砕された微細な粒子が
処理液とともにスリツトから流出し、処理液の品
質を損なう欠点があつた。
また、例えば特公昭54−5131号の装置には、回
転円板の軸を撹拌部材の駆動軸と同一直線上に設
けた構成が示されているが、これは回転円板が自
から回転せず、翼片を介して処理液の回動流によ
り回転力の伝達がなされるものであるから、処理
液の粘性などによつてその回転数が変化するほ
か、スリツト部分に集まつたメデイアによりブレ
ーキ作用を受けてもこれを排除することができ
ず、処理液の流出がスムーズに行われないために
実用には不適当で、実際上も使用されていない。
本案は前記の問題点を解決しようとするもので
あり、その構成、作用及び効果は次の通りであ
る。
〔構成〕
本案の密閉型連続分散装置は、撹拌部材の駆動
軸を内装して流出側の端部が開放されたベツセル
と、ベツセル側の隔壁に分離環状板を有し、且つ
内部を腔室にしてその胴壁に排出筒を備え前記ベ
ツセルの開放端部に連設される分離筒と、前記分
離環状板の内周面との間に全周において均一なス
リツトを保ち、且つベツセル側の端面を前記分離
環状板の端面と同一面にして分離環状板内に配置
され、前記駆動軸と同一直線上の回転軸により別
個に駆動される回転筒体とから構成することを要
旨とする。
〔作用〕
上記のごとく、回転筒体の回転軸を撹拌部材の
駆動軸と別個にして回転駆動されるようにしたか
ら、その回転数を撹拌部材の回転数よりも少くす
ることができる。このため、回転筒体に衝突する
メデイアへの衝撃力が減少してその破損を防止で
きるとともに、回転筒体を大きく、すなわち、そ
の直径を大きくして形成しても回転時の振れが少
ないので確実な分離作用が保たれ、しかも、この
場合にはスリツトの開孔面積も大になるから、処
理液の吐出量を増大させることができる。
また、処理液の流出にともなつてスリツト部分
に集まるメデイアが閉塞又はブレーキ作用を果し
ても、回転筒体は自から回転するからこれを排除
することができ、処理液をスムーズに流出させ得
るのである。
さらに、回転筒体の回転数は、撹拌部材の回転
数とは無関係に可変的に設定できるから、処理液
の粘性などの性質、排出状況などに応じてその回
転数を変えることにより、最も良好な状態の下で
処理液をメデイアから分離させ排出させることが
できる。
また、回転筒体の回転軸を撹拌部材の駆動軸と
同一の直線上に配置したので、前記分離環状板及
び回転筒体は全体としてベツセルの流出側の端壁
を構成し、処理液の流出方向に正対している。こ
のため、これに当る処理液の流圧は均一でかたよ
ることがなく、しかも、回転筒体のベツセル側の
端面を分離環状板の同じ側の端面と同一面にし、
回転遠心力の最も強く作用する回転筒体の外周側
面は分離環状板の内周面に対向してベツセル側に
は露出していないから、処理液中のメデイアは回
転筒体の前記端面にのみ衝突し、前述したように
その衝撃力が弱いことと相まつて、メデイアの破
砕は完全に防止されている。
〔実施例〕
第1図ないし第3図は、撹拌部材にデイスクを
用いた横型の連続分散装置についての具体例であ
る。図において、1はベツセル、2は処理液送入
口、3は駆動軸、4は駆動用モータ、5は駆動軸
に取付けられた撹拌デイスクで、その構成は従来
の装置とほぼ同様であるが、ベツセル1の流出側
の端部は開放されており、この開放端部に、分離
筒6、軸受保持筒7、カバリング8、回転筒体駆
動用のモータ9からなる分離機構Fが取付けられ
ている。
前記分離筒6は、第2図に示すように、ベツセ
ル側の隔壁10とモータ側の隔壁11との間が適
宜な腔室12になつており、その銅壁の一側には
排出筒13が設けられ、ベツセル側の隔壁10に
設けた中心孔14には分離環状板15がネジ16
で取付けられている。
17は回転筒体であり、その外周側面と分離環
状板15の内周面との間にわずかなスリツトsを
全周において均一に保ち、且つそのベツセル側の
端面17aが分離環状板15の同じ側の端面15
aと同一面上に位置して分離環状板15内に装着
されている。この回転筒体17の回転軸18は、
分離筒6の他方の隔壁11に挿通されてメカニカ
ルシール若しくはグランドシール19が施こされ
ており、さらに軸受部20で支持され、モータ9
に連結されている。なお、軸受保持筒7は前記分
離筒6にボルト21で、カバリング8は軸受保持
筒7にボルト22で、それぞれ締着されている。
この分離機構Fは、分離筒6の隔壁10部分の
フランジ10aに適宜数のボルト挿通孔が設けら
れ、これに挿通したボルト23をベツセル1のフ
ランジ1aに設けたボルト孔に締着することによ
り、駆動軸3と回転軸18との中心軸線を同一に
してベツセル1の開放端部に連設されている。
上記の構成により、送入口2から送り込まれた
処理液は、回転する撹拌デイスク5によつてメデ
イアとともに分散撹拌され、これよりも少ない回
転数で回転している回転筒体17と分離環状板1
5間のスリツトsによつてメデイアと分離され、
腔室12に流出したのち、排出筒13から排出さ
れる。
また、第4図は、ピンドラムによる横型の連続
分散装置についての実施例を示す。この装置は、
内部を腔室にしたドラム24が密閉状態で駆動軸
3に取付けられ、その胴壁表面には多数の権拌ピ
ン25が一体に植設してあり、前記駆動軸3に冷
却水の送入孔26と流出孔27を設けて前記ドラ
ム24の内部腔室に連通させたものである。
この装置においては、デイスクによる撹拌に比
して流体層が薄く形成され、撹拌ピン25により
ほぼ同じ流速でせん断されるので均一分散効果が
高く、且つドラム24の内部腔室に冷却水を循環
させるために冷却効果にすぐれており、本案の装
置はこの連続分散装置にも前記と同様にして連設
することができる。
なお、本案の装置は、上記に示した横型のもの
に限られないのであつて、縦型の連続分散装置に
も連設することが可能である。
〔効果〕
上記のごとく、本案によれば、イ回転筒体の回
転数を撹拌部材の回転数よりも少なくし得るの
で、メデイアへの衝撃力の減少させてその損耗を
防止し、また、回転筒体を大きくして分離効果を
損なうことなく低出量を増大させることができ
る、ロ処理液の排出状況等に応じて回転筒体の回
転数を変えることにより、処理液とメデイアの良
好な分離及び排出が得られる、ハスリツト部分に
集まるメデイアの閉塞又はブレーキ作用を排除し
て、処理液のスムーズな流出を保つことができ
る、ニ回転筒体に対する処理液の流圧がほぼ均一
となり、また、回転筒体の外周側面をベツセル側
の処理液中に露出させないから、メデイアの破砕
は完全に防止され、破砕微粒子の処理液への混入
を確実に防ぐことができる、などの多くの効果が
達せられるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案装置の一実施例の概念図、第2図
は要部の構成を示す断面図、第3図は第2図A−
A線の断面図、第4図は本案装置の他の実施例を
示す要部の断面図である。 1……ベツセル、3……駆動軸、5……撹拌デ
イスク、6……分離筒、10……隔壁、13……
排出筒、15……分離環状板、15a……端面、
17……回転筒体、17a……端面、18……回
転軸、s……スリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 撹拌部材の駆動軸を内装して流出側の端部が開
    放されたベツセルと、ベツセル側の隔壁に分離環
    状板を有し、且つ内部を腔室にしてその胴壁に排
    出筒を備え前記ベツセルの開放端部に連設される
    分離筒と、前記分離環状板の内周面との間に全周
    において均一なスリツトを保ち、且つベツセル側
    の端面を前記分離環状板の端面と同一面にして分
    離環状板内に配置され、前記駆動軸と同一直線上
    の回転軸により別個に駆動し得る回転筒体とから
    なることを特徴とした密閉型連続分散装置。
JP865985U 1985-01-26 1985-01-26 Expired JPH027627Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP865985U JPH027627Y2 (ja) 1985-01-26 1985-01-26

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JP865985U JPH027627Y2 (ja) 1985-01-26 1985-01-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61125337U JPS61125337U (ja) 1986-08-06
JPH027627Y2 true JPH027627Y2 (ja) 1990-02-23

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ID=30488151

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JP865985U Expired JPH027627Y2 (ja) 1985-01-26 1985-01-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0611084Y2 (ja) * 1990-01-06 1994-03-23 浅田鉄工株式会社 分散撹拌機
KR101682936B1 (ko) * 2016-03-08 2016-12-06 주식회사 디엔텍 외장형 세퍼레이터를 갖는 분산 분쇄기

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Publication number Publication date
JPS61125337U (ja) 1986-08-06

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