JPH0275341A - 耐熱性触媒坦体成型体、及びそれからなる触媒 - Google Patents

耐熱性触媒坦体成型体、及びそれからなる触媒

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JPH0275341A
JPH0275341A JP63227675A JP22767588A JPH0275341A JP H0275341 A JPH0275341 A JP H0275341A JP 63227675 A JP63227675 A JP 63227675A JP 22767588 A JP22767588 A JP 22767588A JP H0275341 A JPH0275341 A JP H0275341A
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JP
Japan
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silica
alumina
surface area
catalyst carrier
pore volume
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Application number
JP63227675A
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English (en)
Inventor
Masakichi Shimada
島田 政吉
Takuji Ito
伊藤 卓爾
Masaaki Sumino
角野 正明
Tadashi Miura
正 三浦
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Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Tonen Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高表面積無機酸化物からなる耐熱性触媒担体
成型体、及びそれからなる触媒、また焼結したセラミッ
クスが高表面積無機酸化物中に均一に分散された耐熱性
触媒担体成型体、及びそれからなる触媒、更にセラミッ
クス焼結成型体上に高表面積無機酸化物からなる触媒担
体層が形成されてなる耐熱性触媒担体成型体、及びそれ
からなる触媒に関し、特に高温、高温下でも高表面積、
耐久性を保持する高表面積担体層を有する耐熱性触媒担
体成型体、及びそれと活性金属成分とからなる触媒に関
する。
〔従来の技術〕
高温、高温条件下において使用される触媒、例えばガス
タービン、灯油及びガス暖房器、石油及びガス給湯器、
重質油燃焼機器、燃料電池用改質器の燃焼用触媒等の高
温燃焼用触媒、スチームリフオーマ−用触媒並びに臭気
および排気ガス浄化用触媒等の担体として、従来からセ
ラミックス基体としてコージェライト(2Mg0 ・2
A 12 t(h  ・5Si02)、及びムライト(
3^1−zOs −2S102)等が用いられているが
、これらは多孔性ではないので、表面に多孔性物質を被
覆して使用されている。多孔性物質としては一般にアル
ミナが使用され、触媒活性金属を担持して触媒として使
用する。しかしながらアルミナは高温の使用条件下では
α−アルミナ化しその比表面積が小さくなり、活性金属
の分散状態が低下し、象、速に失活する。
またランタンβ−アルミナ(LaOコ ・11 Ajl
!z(h)やバリウムアルミナ(BaO・6A 120
3)が耐熱性が高いという報告(特開昭62−1531
58号公報)があるが、いずれも高温焼成後の比表面積
が満足できる程度に大きくなく、かつ貴金属の使用量が
増大し商業的に使用するためにはコスト高となるという
問題がある。
更にアルミナ水和物とコロイド状シリカとの混合水溶液
に、塩基性化合物を添加して、混合水溶液を増粘ゲル化
させ、得られるゲルを乾燥し、熟成した耐熱性を有する
触媒担体組成物が報告(特開昭61−287446号公
報)され、また焼結したセラミック物質の構造体層と、
この構造体層と一体にした多孔性酸化物の高表面積担体
層を有し、該多孔性酸化物の担体層が50〜93重量%
のアルミナと7〜50重量%のシリカを主成分とするモ
ノリシック触媒担体が報告(特開昭61−242639
号公報)されているが、これらはいずれも1200°C
の高温における長時間の使用では比表面積が急激に小さ
くなるという問題がある。
また上記モノリシック触媒担体においては、コーティン
グ層を増大させようとしても、例えばハニカム構造とし
た場合ハニカムの狭細なセル内に均一で、厚いコーティ
ング層の形成が困難であるという問題もある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、従来の技術を種々検討した結果得られた知見
に基づくものであり、高温、および高温条件下で長時間
使用しても高表面積が維持でき、高い触媒活性と、高い
触媒の機械的強度を有する耐熱性触媒担体、および耐熱
性触媒担体成型体を提供することを課題とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はシリカとアルミナとからなり、シリカの含有量
が2重量%乃至30重量%の範囲であり、窒素吸着法に
よる細孔分布測定において全細了し容積が0.3 ra
nl g以上であり、かつ細孔直径100Å以上の細孔
容積が全細孔容積の60%以上である耐熱性触媒担体成
型体を特徴とするものであり、またこの耐熱性触媒担体
成型体と活性金属成分とからなる触媒を特徴とするもの
である。
またシリカとアルミナとからなり、シリカの含有量が2
重世%乃至30重量%の範囲であり、窒素吸着法による
細孔分布測定において全細孔容積が0.3 aal!/
 g以上であり、かつ細孔直径100Å以上の細孔容積
が全細孔容積の60%以上である耐熱性触媒担体成型体
を基体とし、当該基体上に当該基体材料からなる高表面
積担体層を形成させてなる耐熱性触媒担体成型体を特徴
とするものであり、またこの耐熱性触媒担体成型体と活
性金属成分とからなる触媒を特徴とするものである。
また焼結されたセラミックスと高表面積無機酸化物とか
らなり、当該高表面積無機酸化物中に焼結セラミックス
が均一に分散されてなり、当該高表面積無機酸化物がシ
リカとアルミナとからなり、シリカの含有量が2重量%
乃至30重量%の範囲であり、窒素吸着法による細孔分
布測定において全細孔容積が0. 3 ml!/ g以
上であり、かつ細孔直径100Å以上の細孔容積が全細
孔容積の60%以上である耐熱性触媒担体成型体を特徴
とするものであり、またこの耐熱性触媒担体成型体と活
性金属成分とからなる触媒を特徴とするものである。
またセラミックス焼結成型体を基体とし、当該基体上に
無機酸化物の高表面積担体層を形成させてなり、当該無
機酸化物の高表面積担体層がシリカとアルミナとからな
り、シリカの含有量が2重量%乃至30重量%の範囲で
あり、窒素吸着法による細孔分布測定において全細孔容
積が0.3ml/ g以上であり、かつ細孔直径100
Å以上の細孔容積が全細孔容積の60%以上である耐熱
性触媒担体成型体を特徴とするものであり、またこの耐
熱性触媒担体成型体と活性金属成分とからなる触媒を特
徴とするものである。
本発明の高表面積担体層におけるシリカの含有量は2重
量%乃至30重量%の範囲であるが、好ましくは2.5
乃至25重量%である。シリカの含有量が2重量%未満
であると、本発明の耐熱性無機多孔質組成物は得られず
、細孔直径の小さい細孔が増加し、これら微細な細孔は
高温焼成により破壊され、全細孔容積が低下する。一方
シリカの含有量が30重量%を超える場合も高温焼成に
よりムライトの成分比が増大し、全細孔容積が低下し、
反応活性の低下をもたらす。
好適な全細孔容積は、0.4 ml’ g以上であり、
又1.5 ml!/ g以下、特に1. 3 mf/ 
g以下であることが好ましい。全細孔容積が013ml
/ g以下の場合は、後述の如く十分な反応試剤および
反応生成物の拡散速度が得られず、一方1、 5 mj
2/ gを超えると強度を保持することができず、また
カサ密度の低下に伴い反応容器への充填量が減少すると
いう難点を包蔵する。また細孔直径100乃至400人
の範囲の細孔の容積としては、0.20 mi!/ g
以上であることが更に好ましい。
また本発明の高表面積担体層組成物は、空気中、120
0℃で焼成した後の比表面積が20m”7g以上である
が、好ましくは50+n”/g、特に70m”7g以上
が好ましい。
一般に高表面積担体層組成物の製造においては、例えば
触媒担体の各成分のコロイドゲルを調製し、これを熟成
、乾燥、成型あるいは焼成した後、金属成分を含浸、焼
成の工程を経て仕上げるものであるが、この調製の過程
において熟成の操作は生成物の物理的性質、すなわち細
孔構造に顕著な影響を与えるものである。
本発明の高表面積担体層組成物の製造法は、■、アルミ
ナヒドロゲルの生成工程 ■、シリカによるコーティング工程 ■、アルミナ−シリカ結晶の熟成工程 からなる。
まずアルミナヒドロゲルの生成工程における出発原料は
アルミニウムの硫酸塩、硝酸塩、塩化物等の無機塩、ア
ルカリ金属アルミン酸塩等の可溶性アルミニウム塩を使
用する。
このアルミナ源は水溶液の状態で使用され、濃度はその
可溶性塩を約0.1〜4.0モル、好ましく1:!約0
.3〜2.0モルの範囲とするとよ(、その塩水溶液に
アンモニア水等の塩基性化合物を添加してアルミナヒド
ロゲルを生成させる。
このアルミナヒドロゲル生成工程では、できるだけ小さ
いアルミナヒドロゲルを生成させることが重要である。
大きなアルミナヒドロゲルを生成させると高温焼成する
際に中心部のアルミナがα−アルミナ化し、比表面積の
低下をもたらす。そのためにはこの生成工程でのpHが
重要であり、pH8以上、あるいは6以下とするとよい
。pH6〜8の範囲ではアルミナヒドロゲルの溶解度が
小さく大きな結晶が生成する。
次いでこのアルミナヒドロゲルをシリカに−よるコーテ
ィング工程に付す。
このコーティング工程では、アルカリ金属珪酸塩(Na
、0 : Sing = 1:2〜1:4の範囲が好ま
しい)水溶液(その濃度はその可溶性塩を約0.1〜1
0モル、好ましくは約0.3〜5.0モルの範囲の濃度
を使用するとよい)を使用し、上記アルミナヒドロゲル
生成工程で形成したアルミナヒドロゲル上に滴下し、よ
く分散させてコーティングを行う。
アルミナとシリカを共沈させる方法ではシリカが核とな
り、その上にアルミナが生成成長する場合もあり、この
場合は後述する熟成工程においてアルミナが成長し、焼
成する過程でα−アルミナ化するので好ましくない。
このようにして形成したシリカ−アルミナ結晶は熟成工
程に付される。
この熟成工程は小結晶を溶解し結晶成長させ、大きさの
均一な結晶を作製することを目的とするもの。であり、
上記コーティング工程で作製したシリカ−アルミ゛す結
晶をそのままの形状で結晶成長させる。しかしながらp
Hが8近辺でこの熟成工程を実施するとシリカ−アルミ
ナ結晶の再配列が生じて、アルミナ被覆層を有するシリ
カ−アルミナ結晶となる場合がある。シリカ−アルミナ
結晶をそのままの形状で結晶成長させるには、この熟成
工程においてpHを6.0にまで下げるとよいことを見
出した。これによりシリカ−アルミナ結晶の再配列を抑
え、シリカ−アルミナの小結晶子径のものをそのままの
形状で、細孔容積を拡大させつつ成長させることができ
るものである。熟成工程は、40〜90℃、好ましくは
50〜80℃で、1〜5時間、好ましくは1.5〜3時
間行われる。
この熟成工程を実施しないで、シリカ−アルミナの小結
晶子径のまま焼成すると、アルミナにおける細孔径が小
さく焼成により焼結して耐熱性が低下する。従って熟成
工程において大きな結晶子径とすることにより細孔径の
大きな組成物とすることができるものである。
この熟成工程で成長させたシリカ−アルミナ結晶は、濾
過後、炭酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硝酸アン
モニウム水溶液で水洗され、空気中で80〜200℃、
好ましくは90−150″Cで乾燥される。
乾燥後のシリカ−アルミナ組成物は、400〜1200
℃、好ましくは500〜1ooo℃で空気中で焼成され
て、本発明における高表面積担体組成物を作製すること
ができる。
次に本発明の耐熱性触媒担体成型体について述べる。
一般にセラミックハニカム構造体の製造方法は、焼成す
るとコージェライト質となるセラミック原料に、バイン
ダー、水分蒸発制御剤、水等を添加して混練し、格子状
の口金を有する押出機により押出成形後、乾燥、焼成さ
れることにより製造される。
本発明で使用されるセラミック原料としては、耐熱性触
媒担体成型体における機械的強度、熱的強度を付与する
ことができる焼結可能なものであればよく、好ましくは
コージェライト、ムライト、クレー、タルク、ジルコニ
ア、ジルコニア−スピネル、アルミナ、シリカ、リチウ
ムアルミ人シリケート、またはアルミナ−ジルコニア複
合材料等を使用できる。
このセラミック原料と高表面積担体成分を一体化させ成
型するには、シリカ−アルミナ組成物を焼成して成型体
を形成するか、またその成型体上にシリカ−アルミナ組
成物からなる高表面積担体層を形成させる第1の方法と
、セラミックとシリカ−アルミナ組成物とを混合して成
型体を形成させる第2の方法、更にセラミック成型体上
にシリカ−アルミナ組成物からなる高表面積担体層を形
成させる第3の方法がある。
まず第1の方法はシリカ−アルミナ組成物沈澱を乾燥し
、必要に応じて粉砕して得られる粉末を焼成するか、又
は焼成せずに、これに水分を添加し、調湿混合する。又
は沈澱(ヒドロゲル)を混合する。そしてこのシリカ−
アルミナ組成物を微粉末状とし、メチルセルロース、ポ
リビニルアルコール、澱粉等のバインダーを添加して成
型するとよいが、成型を容易にするためにグリセリン、
エチレングリコール等の乾燥時の水分蒸発制御剤、水と
を添加して混練し、ハニカム形状のものであれば格子状
の口金を有する押出機により押出成型後乾燥させ、40
0〜1200°C好ましくは500〜1000°Cで空
気中で焼成する。
第2の方法は、上記第1の方法において作成される微粉
末状のシリカ−アルミナ組成物に、予備反応させた微粉
末状のセラミックス原料を混合する。予備反応させた微
粉末状のセラミックス原料中の上記第1の方法において
作成される微粉末状のシリカ−アルミナ組成物の割合は
、30〜60重量%が好ましい。予備反応させたセラミ
ックス原料を使用するのは、コージエライ・ト結晶構造
を前もって部分的に作っておき、後でシリカ−アルミナ
粉末と混合し、焼成した段階で比較的低温(1000〜
1100℃)でコージェライト結晶を更に成長させるこ
とを目的とするものである。
ついでこの混合物にメチルセルロース、ポリビニルアル
コール、澱粉等のバインダーを添加して成型するとよい
が、成型を容易にするためにグリセリン、エチレングリ
コール等の乾燥時の水分蒸発制御剤、水とを添加して混
練し、ハニカム形状のものであれば格子状の口金を有す
る押出機により押出成型後乾燥させ、400〜1200
°C好ましくは500〜1000 ’Cで空気中で焼成
する。
第3の方法は、予備成型された例えばハニカム形状のセ
ラミック触媒担体成型体上に本発明におけるシリカアル
ミナ組成物層をウォッシュコートにより形成するもので
ある。
第1の方法、及び第3の方法におけるウォッシュコート
について説明すると、まずシリカ−アルミナ組成物の沈
澱を120°Cで乾燥し、次いで500°C15時間、
及び1000°C15時間焼成したちの2種類を組み合
わせ、スラリー用粉体とする。低温焼成粉末の利用は高
温焼成品に比較して比表面積の点で有利となり、また高
温焼成粉末の利用は低温焼成品に比較して焼結性が進行
している分だけコーティング層焼結後の熱収縮性が少な
く、コーティング層を強固で剥離しにくくすることがで
きる。
コーティング用材料粉末の粒径は、基体コージェライト
の気孔4uの中に十分侵入しうる程度の大きさに微粉末
化しておくことが重要である。即ち500℃、及び10
00℃焼成品をボールミルにより平均粒子径を5μ以下
、1〜10μの粒子を80%以上とすることが好ましい
一方スラリー溶媒は、水とグリセリンの混合溶液を使用
するとよい。グリセリンはコーティング層の乾燥時の水
の蒸発速度を制御する効果を有する。グリセリンの濃度
が高くなるにつれ、コーティング層の水の蒸発が緩やか
となり、コーティング層の深部と表面部の水分量の差が
小さくなり、乾燥時発生しがちなコーティング層のヒビ
割れ防止に有効である。グリセリンと水の配合比は17
20〜1/3が適当である。また−回の浸漬によりでき
るコーテイング膜の厚さが厚い程、グリセリンの配合比
を高めた方が好ましい。水、グリセリンの他にスラリー
粒子の結合剤として一般に使用される、珪酸第4級アン
モニウム、アルミニウム、及びマグネシウムの燐酸塩、
硝酸塩、またアルミナゾル、シリカゾル、ポリビニルア
ルコール、メチルセルロース等の有機バインダー、界面
活性剤等を添加してもよい。
このスラリー用粉体、スラリー溶媒、有機バインダー等
のスラリー中に上記成型体を浸漬、または吹きつけによ
り、成型体に本発明のシリカ−アルミナ組成物をコーテ
ィングした後、余剰の付着物は不活性ガス(窒素等)で
パージした後、乾燥、及び焼成を行う。乾燥は空気中8
0〜200°C1好ましくは90〜150°Cの範囲で
行い、焼成は空気中で400〜1200°C1好ましく
は500〜l O00’Cに加熱することにより行う。
尚、成型体形状は例えば円柱状、球状のペレット状、ハ
ニカム、フオーム、ファイバー等のモノリス担体いずれ
の形状としてもよいが、ハニカム形状が好ましい。
また本発明の触媒担体を燃焼用触媒とする場合には、酸
(酢酸、硝酸、塩酸等)、又は塩基(水酸化アンモニウ
ム等)と混合したもの、及び/又はそれにヒドロゲルを
添加した懸濁液に上記支持体を浸漬することにより調製
する。また自動車排気ガス浄化用触媒担体とする場合に
は、活性金属成分として元素周期律表第■族金属の群か
ら選択される少なくとも一種の金属成分、例えば鉄、ニ
ッケル、コバルト等の鉄族金属成分、白金、パラジウム
、イリジウム、ロジウム、ルテニウム、オスミウム等の
貴金属を担持させる。好ましい活性金属成分は白金、パ
ラジウム、ロジウム、及びイリジウムの群から選択され
る少なくとも一種である。これらの活性金属成分は担体
上に酸化物として触媒有効量を担持させられる。好まし
い担持量は0.001重量%乃至5重量%、特に0.0
05重量%乃至2重量%の範囲である。
また本発明の組成物にバリウム、カルシウム、ストロン
チウム、ジルコニウム、マグネシウム等のアルカリ土類
金属、ボロン、スカンジウム、イツトリウム等の元素周
期律表第■族金属、チタニウム、ジルコニウム、ハフニ
ウム等の元素周期律表第■族金属、ランタン、セリウム
、トリウム等の希土類元素の酸化物の一種、または二種
以上を0.01重量%乃至30重量%、好ましくは0゜
05重量%乃至10重量%の範囲で添加して使用するこ
とができる。添加の方法は限定はされないが、アルミナ
、またはシリカを沈澱させる際に同時に共沈させること
が好適である。
〔作用〕
一般に触媒反応においては触媒担体成型体の良否が触媒
の活性、寿命、強度、選択性あるいは経済性に著しい影
響を及ぼすものであり、触媒担体成型体における触媒担
持層は適当な細孔容積を有することが望ましい。すなわ
ち細孔径の増大は反応試剤および反応生成物の触媒粒子
の内外への拡散速度の増大をもたらし、その結果触媒活
性が改良されるものと考えられる。また反応は触媒表面
において進行するために表面積を極度に減少させるべき
ではなく、これら両物性間の相互の関連性が特定の範囲
に存在することが要求される。
また本発明者等は焼成に際して小細孔を有するアルミナ
−シリカ組成物は大綱孔に比較して焼結しやすく、容易
にその細孔を失うことを見出した。
即ち小細孔を有するシリカ−アルミナ組成物を低温焼成
し触媒金属を担持させ高温で使用すると、金属の一部が
担体中に焼結され、有効に作用する金属の割合が減少す
る。一方担体を高温で焼成して触媒金属を担持し高温で
使用する場合でも、担体がすでに低比表面積化している
ために金属の凝集が生じやす(、この場合も触媒金属が
有効に作用する割合が減少する。拡散律速を伴う酸化反
応に使用する場合には、反応分子の自由な拡散効果を向
上させる必要があり゛、このためにも比較的大きな細孔
を有する細孔容積の大きな担体を使用することが望まし
いことを見出した。
このような観点から本発明者等はシリカ−アルミナ組成
物について検討した結果、全細孔容積が0.3 ml/
 g以上であり、かつ細孔直径100Å以上の細孔容積
が全細孔容積の60%以上、特にその細孔分布において
、細孔直径100乃至400人の範囲の細孔の容積が0
. 2011.7 g以上であるシリカ−アルミナ組成
物とすることにより、高温焼成、高温反応においても細
孔容積、比表面積を保持しうることを見出したものであ
り、またこのシリカ−アルミナ組成物を触媒担体、また
は触媒担体成型体として使用し、また焼結されたセラミ
ックスを分散させ、成型体とするか、またはセラミック
ス基体上に積層させ触媒担体成型体とすることにより、
高表面a担体であり、長時間反応活性を発揮する望まし
い耐熱性触媒担体成型体、および触媒とすることができ
ることを見出したものである。
本発明における高表面積担体層を形成するシリカ−アル
ミナ組成物は、アルミナヒドロゲルをシリカで被覆する
ことにより多孔性のθ−アルミナを安定化させ、α−ア
ルミナ化へ転化を抑制しているものと思われる。一方シ
リカの添加によりアルミナとの複合物であるムライトが
生成し、比表面積の低下が発生するが、そのシリカの添
加量の最適化を計り、そのシリカ−アルミナ結晶の成長
を制御することによりα−アルミナ化への抑制と、θ−
アルミナの安定化による細孔の確保、高温での比表面積
の確保を実現しえるものと思われる。
以下、比較例と対照させつつ、実施例を説明する。
〔実施例 1〕 シリカ−アルミナ組成物の製造 0.15モルの硫酸アルミニウム水溶液を調製し、これ
に1規定のアンモニア水を添加し、pH8とし、次いで
生成物におけるシリカ含有量が10重量%となるように
、3号水ガラス(JISK−1408)水溶液を添加し
、シリカ−アルミナ沈澱を生成させた。
生成した沈澱を60°C13時間熟成させ、最終pHを
6.2まで下げた。熟成後沈澱を濾過、水洗後、120
°C112時間空気中で乾燥させ、ついで500°C,
3時間空気中で焼成、1000°C115時間焼成、1
200℃、15時間焼成の3種類のシリカ−アルミナ組
成物を得た。
〔実施例 2〕 熟成時の最終pHを7.5まで下げた以外は実施例1と
同様にしてシリカ−アルミナ組成物を得た。
〔実施例 3〕 3号水ガラス水溶液を、生成物中のシリカ含有量が5重
量%となるように添加したこと、および熟成時の最終p
Hを6.0まで下げた以外は実施例1と同様にしてシリ
カ−アルミナ組成物を得た。
〔実施例 4〕 3号水ガラス水溶液を、生成物中のシリカ含有量が5重
量%となるように添加したこと、および熟成時の最終p
Hを7.7まで下げた以外は実施例1と同様にしてシリ
カ−アルミナ組成物を得た。
〔比較例 1〕 アルミナゾル(西尾工業型ASKIIO)を80°Cに
加温したニーグーで撹拌しつつ、コロイダルシリカ(日
照化学工業■製スノーテックス)を添加し、更に1規定
炭酸アンモニウム水溶液を、混練物のpHが8.5にな
るまで徐々に滴下した。
滴下終了後も20分間混練した。120°Cで12時間
乾燥させ、粉砕して10μの粉体とし、その後1000
 ’C11200℃で各々5時間焼成した。
得られた組成物はシリカをlO重重量含有していた。
〔比較例 2〕 アルミナゾル(西尾工業型ASKIIO)を120°C
で充分乾燥させ、更にコロイダルシリカ(日照化学工業
■製スノーテックス)を120°Cで充分乾燥させ、各
々別個に粉砕、微粉化させた。
SiO□/A 1203の重量比が10/90となるよ
うに両方の粉末を乳鉢に移し、充分乾燥混合した後、水
を添加して混合し、更に混合した後、乾燥し粒状形とし
た。粉砕して10μの粉末にした。得られた粉末調製物
を1000℃、1200℃で5時間焼成した。
〔実施例 5〕 (耐熱性触媒担体成型体の調製・・・第1の方法)上記
実施例1で調製した沈澱物を濾過、炭酸アンモニウム水
溶液で洗浄して120“Cで20時間乾燥後、100重
量部を500″C13時間焼成後ボールミルで3〜20
μになるように粉砕した。
これに結合剤としてメチルセルロース5重量部、グリセ
リン10重量部、水30重量部を添加し、スクリューニ
ーダ−で30分間混練し、押出成型用胚土とした。
これをスクリュー型押出機に供給し、壁0.2mmで一
辺が1.8mmの正方形の格子を有する50mmφ×1
01001I1のハニカム状構造物を成形した。
次いでこの構造物を80°Cで12時間、次いで100
°Cで24時間、更に120°Cで24時間と非常に緩
やかに乾燥後、500°Cまで60°C/ fl rの
昇温速度で上げ、500°Cで3時間焼成することによ
り、シリカ−アルミナ組成物のハニカム状触媒担体成型
体を得た。
〔比較例 3〕 上記実施例5において、実施例1で調製した沈澱物の代
わりに比較例1において調製した沈澱を用いた他は実施
例5と同様にしてハニカム状触媒担体を得た。
(比較例 4) 上記実施例5において、実施例1で調製した沈澱物の代
わりに比較例2において調製した沈澱を用いた他は実施
例5と同様にしてハニカム状触媒担体を得た。
これら実施例5、比較例3.4で調製した焼成品につい
て、1200°C115時間焼成品について比表面積(
m”7g) 、細孔容積(ff127g)、細孔分布(
%)、全細孔容積に対する100Å以上の直径を有する
細孔の割合、100人〜400人である細孔直径を有す
る細孔の容積(mI!、7g)について測定し、その結
果を以下の第1表に示す。
(以下余白) 第1表 向上記各物性の内、比表面積(m”7g)は窒素ガスを
吸着ガスとするBET式比表面積計で測定し、細孔分布
はオミクロン社製オムニソープによす等温脱着線を求め
、相対圧を使用し、Crans ton−Inkley
/BJHの方法(Advances in Catal
ysis 、 9.143 、(1970)、 J、A
、C,S、73.373 、(1951))を使用して
計算した。
次に上記各組成物について、空気中1200°Cで焼成
時の比表面積について、焼成時間を15時間、100時
間、300時間として耐熱性評価を行った。その結果を
下記第2表に示す。
第2表 尚、第2表は1200“C1空気中での焼成時の結果を
示すものであるが、l 200 ”C以下の低温でも同
様の劣化傾向が推定される。
(耐熱性触媒担体成型体の調製・・・第2の方法)主成
分の化学組成が重量基準でシリカ51%、アルミナ35
%、酸化マグネシウム14%となるようにカオリン、タ
ルク、ボールクレー粉末をそれぞれ3.8kg、4.0
kg、1.2kgをスパーフロータ−ミキサー(川口製
作所製)により、十分に混合し、コージェライト化原料
を調合し、こよ調合物にメチルセルロース10部、イオ
ン交換水を適当量添加゛し、ニーダ−により混合混練し
、押出成形可能なように可塑化した。次に1.5mmφ
の多数孔を有する口金付きのピストン式押出機により円
柱状に押し出し、温度1300°Cの電気炉で4時間焼
成した。焼成物はボールミルにより微粉化し、平均粒径
lOμの予備反応コージェライト粉末を得た。
一方、上記実施例1で調製した沈澱物を濾過、炭酸アン
モニウム水溶液で洗浄して120°Cで20時間乾燥後
、ioo重量部を500°C13時間焼成後ボールミル
で3〜20μになるように粉砕しメチルセルロース3重
量部、ステアリン酸O13重屋部、予備反応コージェラ
イト60重量部、シリカ−アルミナ担体40重量部から
なる4成分をボールミルにより良く混合するまで回転さ
せた後取り出し、イオン交換水40重量部を添加し、ス
クリューニーグーを用いて30分間混練し、押出成形可
能な胚土とした。次いでスクリュー押出機に供給し、壁
厚Q、40m(セル密度100個/ i n ”の四角
セル構造を有する直径45mm、高さ100+n+eの
円筒形のハニカム構造体を成形した。
次にこのハニカム構造体をアルミホイルで包み、24時
間、110°Cで水蒸気乾燥した後、1000°Cまで
60°C/Hr、1200°Cまで30°C/Hrの昇
温速度で昇温し、更に1200°Cで4時間加熱しセラ
ミック物質を焼結して、ハニカム状触媒担体を得た。
〔比較例 5〕 上記実施例6において、実施例1で調製した沈澱物の代
わりに比較例1において調製した沈澱を用いた他は実施
例6と同様にしてハニカム状触媒担体を得た。
〔比較例 6〕 上記実施例6において、実施例1で調製した沈澱物の代
わりに比較例2において調製した沈澱を用いた他は実施
例6と同様にしてハニカム状触媒担体を得た。
このようにして得られたハニpム触媒担体の1200℃
、15時間焼成品の物性を下記第3表に示す。
第3表 尚、上記多孔率は%、軸方向粉砕強度はg/cm2、比
表面積は11部7gで示す。
これら実施例、比較例で調製した焼成品について、12
00°C115時間焼成品について比表面積(m”/g
) 、細孔容積(tan/ g)、細孔分布(%)、全
細孔容積に対する100Å以上の直径を有する細孔の割
合、100人〜400人である細孔直径を有する細孔の
容積(−1/ g)について測定し、その結果を以下の
第4表に示す。
(以下余白) 第4表 次に実施例6、比較例5、比較例6で調製したハニカム
触媒担体について、1200°Cで15時間、100時
間、200時間、300時間焼成品について比表面積を
測定し、その結果を下記第5表に示す。単位はm”7g
第5表 〔実施例 7〕 (耐熱性触媒担体成型体の調製・・・第3の方法)上記
実施例1で調製した沈澱物を濾過、炭酸アンモニウム水
溶液で洗浄して120″Cで20時間乾燥後、950°
Cで5時間焼成した後、日向科学■製自動乳鉢により3
時間粉砕して微粉化し、平均粒径lOμのコーティング
用粉体を得た。この粉末300gと硝酸アンモニウム1
0g、グリセリン40g、イオン交換水650gとをヤ
マト■製うボスターラーにより3時間以上混合撹拌し、
スラリーを調製した。
次に210個セル/in2を有する円筒形状のコージェ
ライトで形成されるハニカム状モノリス担体(日本碍子
社製、直径150mm、長さ151.220.5g、0
.26℃)を水中に浸し、十分に給水させた後取り出し
、セル内に残った水を空気流で吹き払った。
先に調製したスラリー中にこの給水させたハニカム担体
を15分間浸漬してから取り出し、セル内の過剰のスラ
リ、−を空気流を用いて吹き払った。
このようにしてスラリーを付着させた担体を130°C
で5時間乾燥し、更に電気炉を用いて空気中1000°
Cで5時間焼成して18gのコーティング被膜を担体に
形成した。
〔比較例 7〕 上記実施例7において、実施例1で調製した沈澱物の代
わりに比較例1において調製した沈澱を用いた他は実施
例7と同様にしてハニカム状触媒担体を得た。
〔比較例 8〕 上記実施例7において、実施例1で調製した沈澱物の代
わりに比較例2において調製した沈澱を用いた他は実施
例7と同様にしてハニカム状触媒担体を得た。
これら実施例、比較例で調製した焼成品について、10
00°C,15時間焼成品について比表面積(m”/g
) 、細孔容積(ml!/g)、細孔分布(%)、全細
孔容積に対する100Å以上の直径を有する細孔の割合
、100人〜400人である細孔直径を有する細孔の容
積(m(1/ g)について測定し、その結果を以下の
第6表に示す。
(以下余白) 第6表 実施例7、比較例7、比較例8で調製したハニカム状触
媒担体について、1000°Cでそれぞれ15時間焼成
、100時間焼成、200時間焼成、300時間焼成品
について窒素吸着法により測定した結果を下記第7表に
示す。単位は11@ / g第7表 触媒の調製方法 実施例5で調製した触媒担体成型体を、塩化白金酸ノ硝
M水?8e (1IzPtcj! h  ・61hO1
0,47g 10゜1N IIN(h 200 mj2
)中に浸漬し、触媒担体に触媒金属の白金を担持させた
後、80°Cで温風乾燥を1時間行って、更に250°
Cで1時間乾燥させ、引き続き塩化ロジウム水溶液(R
hCffii  ・3)120.0.045 g 10
. IN HNOa200m l )中に触媒担体を浸
漬させて、触媒担体に触媒金属のロジウムを担持させた
後、80℃で温風乾燥を行い触媒Aを得た。
この触媒の貴金属を定量分析すると白金が1.0g/I
!−触媒、ロジウムが0.1ff#−触媒でで得られた
組成物を担体としパラジウムを担持させて触媒を調製し
た。
(活性テスト) 反応ガスとしてCO;1%、0□ ;4%、残部;N2
の混合物を使用し、これを空間速度;30000V/H
/V 、反応量加熱炉温度;250°Cの条件で、内径
12.7mmの石英ガラスチューブ(容積1.9cm”
)に第5表に示す各触媒を充填した反応器に通過させた
。反応器人凸温度が250°Cに上昇し、安定した後、
反応器出口ガスをガスクロマトグラフィーにより分析し
た。尚、使用した触媒は500°C/3時間焼成品、1
200°C/100時間焼成品である。CO転化率を測
定した結果を下記第8表に示す。
第8表 第8表を見ると、本発明の担体を使用する触媒は、比較
例に比し、500°C13時間焼成の低温処理ではその
反応活性に大差はないが、1200℃焼成の高温処理し
ても依然として高いco転化率を示すことがわかる。
また触媒の耐久性を調べるために、加速耐久テストを1
000℃、1200℃焼成品について実施した。加速耐
久性テストは触媒を電気炉内に設置し、1000℃に加
熱し、炉内に水蒸気を水/空気のモル分率0.029の
割合で注入し、2゜0時間乃至500時間保持した後、
触媒の比表面積(mj!/g)を測定するものである6
本発明による組成物として実施例6.7のもの、また比
較例として比較例6.7のものを担体として使用し触媒
とした。下記第9表に結果を示す。また本発明の組成物
は細孔分布に関してほとんど変化はなかった。これはま
た高温条件での長時間運転にも耐えることを示すもので
ある。
第9表 〔発明の効果〕 本発明は、シリカとアルミナとからなり、シリカの含有
量が2重量%乃至30重量%の範囲であり、窒素吸着法
による細孔分布測定において全細孔容積が0.3 ml
/ g以上であり、かつ細孔直径100Å以上の細孔容
積が全細孔容積の60%以上である耐熱性触媒担体成型
体、及びそれからなる触媒、また焼結したセラミックス
がシリカ−アルミナ組成物である高表面積担体層中に均
一に分散された耐熱性触媒担体成型体、及びそれからな
る触媒、更にセラミックス焼結成型体上にシリカ−アル
ミナ組成物である高表面積担体からなる触媒担体層が形
成されてなる耐熱性触媒担体成型体、及びそれからなる
触媒、また焼結されたセラミックスとシリカ−アルミナ
組成物である高表面積担体が均一に混合された耐熱性触
媒担体成型体、及びそれからなる触媒を提供するもので
ある。
また本発明の耐熱性触媒担体成型体は、上記細孔分布と
高い比表面積を有しているので、触媒担体とすると高温
、高温条件、長時間の使用条件下での触媒の失活が少な
(、高い反応活性を維持しうるちのである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリカとアルミナとからなり、シリカの含有量が
    2重量%乃至30重量%の範囲であり、窒素吸着法によ
    る細孔分布測定において全細孔容積が0.3ml/g以
    上であり、かつ細孔直径100Å以上の細孔容積が全細
    孔容積の60%以上である耐熱性触媒担体成型体。
  2. (2)シリカとアルミナとからなり、シリカの含有量が
    2重量%乃至30重量%の範囲であり、窒素吸着法によ
    る細孔分布測定において全細孔容積が0.3ml/g以
    上であり、かつ細孔直径100Å以上の細孔容積が全細
    孔容積の60%以上である耐熱性触媒担体成型体と活性
    金属成分とからなる触媒。
  3. (3)シリカとアルミナとからなり、シリカの含有量が
    2重量%乃至30重量%の範囲であり、窒素吸着法によ
    る細孔分布測定において全細孔容積が0.3ml/g以
    上であり、かつ細孔直径100Å以上の細孔容積が全細
    孔容積の60%以上である耐熱性触媒担体成型体を基体
    とし、当該基体上に当該基体材料からなる高表面積担体
    層を形成させてなる耐熱性触媒担体成型体。
  4. (4)シリカとアルミナとからなり、シリカの含有量が
    2重量%乃至30重量%の範囲であり、窒素吸着法によ
    る細孔分布測定において全細孔容積が0.3ml/g以
    上であり、かつ細孔直径100Å以上の細孔容積が全細
    孔容積の60%以上である耐熱性触媒担体成型体を基体
    とし、当該基体上に当該基体材料からなる高表面積担体
    層を形成させてなる耐熱性触媒担体成型体と活性金属成
    分とからなる触媒。
  5. (5)焼結されたセラミックスと高表面積無機酸化物と
    からなり、当該高表面積無機酸化物中に焼結セラミック
    スが均一に分散されてなり、当該高表面積無機酸化物が
    シリカとアルミナとからなり、シリカの含有量が2重量
    %乃至30重量%の範囲であり、窒素吸着法による細孔
    分布測定において全細孔容積が0.3ml/g以上であ
    り、かつ細孔直径100Å以上の細孔容積が全細孔容積
    の60%以上である耐熱性触媒担体成型体。
  6. (6)焼結されたセラミックスと高表面積無機酸化物と
    からなり、当該高表面積無機酸化物中に焼結セラミック
    スが均一に分散されてなり、当該高表面積無機酸化物が
    シリカとアルミナとからなり、シリカの含有量が2重量
    %乃至30重量%の範囲であり、窒素吸着法による細孔
    分布測定において全細孔容積が0.3ml/g以上であ
    り、かつ細孔直径100Å以上の細孔容積が全細孔容積
    の60%以上である耐熱性触媒担体成型体と活性金属成
    分とからなる触媒。
  7. (7)セラミックス焼結成型体を基体とし、当該基体上
    に無機酸化物の高表面積担体層を形成させてなり、当該
    無機酸化物の高表面積担体層がシリカとアルミナとから
    なり、シリカの含有量が2重量%乃至30重量%の範囲
    であり、窒素吸着法による細孔分布測定において全細孔
    容積が0.3ml/g以上であり、かつ細孔直径100
    Å以上の細孔容積が全細孔容積の60%以上である耐熱
    性触媒担体成型体。
  8. (8)セラミックス焼結成型体を基体とし、当該基体上
    に無機酸化物の高表面積担体層を形成させてなり、当該
    無機酸化物の高表面積担体層がシリカとアルミナとから
    なり、シリカの含有量が2重量%乃至30重量%の範囲
    であり、窒素吸着法による細孔分布測定において全細孔
    容積が0.3ml/g以上であり、かつ細孔直径100
    Å以上の細孔容積が全細孔容積の60%以上である耐熱
    性触媒担体成型体と活性金属成分とからなる触媒。
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