JPH027483Y2 - - Google Patents

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JPH027483Y2
JPH027483Y2 JP1983074140U JP7414083U JPH027483Y2 JP H027483 Y2 JPH027483 Y2 JP H027483Y2 JP 1983074140 U JP1983074140 U JP 1983074140U JP 7414083 U JP7414083 U JP 7414083U JP H027483 Y2 JPH027483 Y2 JP H027483Y2
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JP
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conductive
capacitor
ceramic
trimmer
capacitors
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JP1983074140U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、トリマーコンデンサを有するセラミ
ツク多層配線基板に関する。
背景技術とその問題点 例えば、タイマーIC、クロツクゼネレータIC、
ビデオカメラの同期信号発生器には、発振微調用
トリマーコンデンサが使用されている。第1図は
基準発振回路を示すもので、1はその増巾素子が
組込まれた半導体集積回路、2は発振子、Rは抵
抗器、C1,C2は固定コンデンサ、C3はトリマー
コンデンサである。このような基準発振回路にお
いてコンデンサC1+C3及びコンデンサC2には通
常夫々20pF〜100pFのものが使用されるが、正確
な発振周波数は、可変のトリマーコンデンサC3
を調整することにより得ている。このようなトリ
マーコンデンサC3として、近年の回路の小形化
に伴い、トリマーコンデンサ自体も直径4mm、厚
さ1.5mm程度のものが市販されている。しかし、
このようなトリマーコンデンサには、可動部分が
含まれているため信頼性に欠け、例えば回転回数
も10回以下に制限されている。また、容量の温度
係数は、60ppm/℃以内のCHクラス(JIS)が
指定されているため、部品単価が高くなる等の問
題点があつた。
考案の目的 本考案は、上述した従来のトリマーコンデンサ
に代わり得る新規のトリマーコンデンサを有する
セラミツク多層配線基板を提供するものである。
考案の概要 本考案は、セラミツク層の第1の面に形成され
た第1の導電パターンと、この第1の導電パター
ンとセラミツク層を介して分離され、且つ上記第
1の導電パターンに対向する互いに分離された複
数の第2の導電パターンと、上記複数の第2の導
電パターンが相互に電気的に接続又は分離が可能
に形成され、上記第1の導電パターンと上記複数
の導電パターンにより形成されたトリマーコンデ
ンサを有するセラミツク多層配線基板である。
かかる構成により、所望の容量に正確に調整す
ることができるトリマーコンデンサを有するセラ
ミツク多層配線基板を得ることができる。
実施例 先ず、本セラミツク多層配線基板において、所
要の基準容量のコンデンサを得るための構成を第
2図を参照して説明する。第2図のコンデンサ
は、セラミツク多層配線基板を利用して成るもの
で、その誘電体層となる第1のセラミツク層3の
両面に夫々相対向する所要面積の導電層4及び5
を被着形成し、さらに第1のセラミツク層3上に
誘電体層となる第2のセラミツク層6を積層して
その表面に導電層5と対向する導電層7を被着形
成し、両導電層4及び5をスルホールを介して導
通して端子t1を導出し、また導電層5よりスルホ
ールを介して端子t2を導出し、導電層4及び5間
でコンデンサCaを、導電層5及び7間でコンデ
ンサCbを夫々構成したものである。第3図が、
このコンデンサの等価回路であり、コンデンサ
Ca及びCbは並列接続されている。このようなコ
ンデンサCa,Cbにおいて、その容量Cは、C=
εS/d(ε:誘電率、S:導電層の面積、d:セ
ラミツク層の厚さ)で近似される。また、セラミ
ツク層及び導電層の積層枚数を多くすることによ
り、導電層の面積を一定にしたままで、コンデン
サの容量を増やすことができる。
このようなセラミツク多層配線基板は次のよう
にして製作することができる。A2O3粉とポリ
ビニルブチラール等の結合剤を溶剤とともに混練
したものをシート状に成形した後、溶剤を除去し
てセラミツクスの生シートを得る。このセラミツ
ク生シートの上にタングステン粉と結合剤を主体
とする導電ペーストをスクリーン印刷して所要の
パターンを形成し、同時にスルーホールに導電ペ
ーストを充填する。このようなセラミツク生シー
トを所要枚数積層した後、1600℃位で焼成してセ
ラミツク多層配線基板を得る。
次に、本考案に係るセラミツク多層配線基板の
実施例を第4図を参照して説明する。
本実施例においては、セラミツク多層配線基板
11を構成するセラミツク層の一方の面に共通の
第1導電パターン10を形成し、他方の面に夫々
第1導電パターン10と対向すると共に相互に分
離された複数の第2導電パターン12,13,1
4,15及び16を配列形成する。そして、この
共通の第1導電パターン10と、これと対向する
各第2導電パターン12,13,14,15及び
16との間で夫々基準容量となる1pFのコンデン
サC11,2pFのコンデンサC124pFのコンデンサ
C13、8pFのコンデンサC14、16pFのコンデンサ
C15を構成する。ここで本例では、各コンデンサ
C12,C13,C14及びC15を構成する第2導電パター
ン12,13,14,15及び16の面積を平面
的にみて互に同一面積としているために、容量の
大きいコンデンサC13,C14及びC15に関しては第
2図で説明したと同様の多層構造をもつて構成す
る。一方、基板11の表面には、これらの第2導
電パターン12,13,14,15,16と接続
した一方の接続用パツド17,18,19,2
0,21と第1導電パターン10と接続した端子
22を設ける。また、基板11上の一方の接続用
パツド17,18,19,20,21に対向する
位置には夫々他方の接続用パッド23,24,2
5,26,27を設け、各パツド23〜27を導
電層28を介して基板11上の端子29に共通接
続する。このようにして構成したトリマーコンデ
ンサの等価回路を第5図に示す。
このトリマーコンデンサにおいて、所要の容量
を得るには、例えば第1図の基準発振回路の場
合、セラミツク多層配線基板11の他部に半導体
集積回路等のチツプを実装した後、発振周波数を
計測しながらコンデンサC11〜C15のうちの所要の
容量分に相当するコンデンサをワイヤボンデイン
グによつて接続するようになす。例えば、3pF
のときはパツド17及び23間と、パツド18及
び24間を夫々金属細線A,Bを介してボンデイ
ングし、5pFのときはパツド17及び23間とパ
ツド19及び25間を金属細線A,Cを介してボ
ンデイングする。
上記実施例においては、トリマーコンデンサの
基準容量を第2導電パターンである導電層の面積
を変えないで、多層構造で得るようにしたが、こ
の他にも例えば第6図に示すようにセラミツク層
を一層にして、第2導電パターン12,13,1
4,15,16の導電層の面積を変えることによ
つても、所要の基準容量を有するトリマーコンデ
ンサを形成することができる。
次に、本考案の他の実施例を第7図を参照して
説明する。
本実施例においては、トリマーコンデンサの各
基準容量即ちコンデンサC11〜C15を最初の実施例
(第4図参照)と同様にして形成し、基板31の
表面には各第2導電パターン12,13,14,
15,16と接続する導電層30,30a,30
b,30c,30d及び30eを形成し、各導電
層30a〜30eを導電層32を介して基板31
上の端子29に共通接続する。このように構成し
たトリマーコンデンサの等価回路を第8図に示
す。
このトリマーコンデンサにおいて、所要の容量
を得るには、チツプを実装した後、発振周波数を
計測しながら、コンデンサC11〜C15のうち所要の
容量分に相当するコンデンサを残して他のコンデ
ンサの導電層30を例えばレーザにより電気的に
切断する。例えば3pFのときは導電層30c,3
0d及び30eを切断し、5pFのときは導電層3
0b,30d及び30eを切断する。
上述の構成によれば、本考案に係るトリマーコ
ンデンサは、印刷、焼成によりセラミツク多層配
線基板中に他の回路パターンと同時に形成するこ
とができるので製作費用を安くすることができ、
また可動部分がないので小形で信頼性の高いトリ
マーコンデンサが得られる。また、多層基板の誘
電体としてA2O3を使用した場合には、高信頼
性のコンデンサが得られる。また、このトリマー
コンデンサは抵抗トリミングと同様にチツプを実
装した後自動機を使用して短時間にトリミングす
ることができる。更に、コンデンサを構成する電
極部分を多層化するときには、基板表面の占有面
積を少くすることができる。
考案の効果 本考案によれば、セラミツク多層配線基板に内
装されたトリマーコンデンサを接続又は分離する
ことにより所要の容量に段階的に調整することが
できるため、信頼性の高いトリマーコンデンサを
得ることができる。また、トリマーコンデンサを
他の回路パターンと同時に形成することができる
ため、製作費を安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトリマーコンデンサを使用した
基準発振器の回路図、第2図は本考案に係るトリ
マーコンデンサの構成を説明するための断面図、
第3図はそのトリマーコンデンサの等価回路図、
第4図は本考案の一実施例の平面図、第5図はそ
の実施例の等価回路図、第6図及び第7図は他の
実施例の平面図、第8図は第7図の実施例の等価
回路図である。 10は第1導電パターン、12,13,14,
15,16は第2導電パターン、17,18,1
9,20,21は一方の接続用パツド、23,2
4,25,26,27は他方の接続用パツド、2
8,30,32は導電層、29は端子である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. セラミツク層の第1の面に形成された第1の導
    電パターンと、上記第1の導電パターンとセラミ
    ツク層を介して分離され、且つ上記第1の導電パ
    ターンに対向する互いに分離された複数の第2の
    導電パターンと、上記複数の第2の導電パターン
    が相互に電気的に接続又は分離が可能に形成さ
    れ、上記第1の導電パターンと上記複数の導電パ
    ターンにより形成されたトリマーコンデンサを有
    するセラミツク多層配線基板。
JP7414083U 1983-05-18 1983-05-18 セラミツク多層配線基板 Granted JPS59180463U (ja)

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JPS59180463U JPS59180463U (ja) 1984-12-01
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