JPH0274778A - 身障者用引戸装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、二枚の移動引戸のうちのいずれか−・方戸へ
の開閉動作によって他方戸を連動して開閉で、きるよう
にした身障者等に好適な引戸装置に関する。

［従来の技術］ 従来の引戸装置のうちで、二枚の移動する戸を引違い状
態で閉じ、壁面乃至固定炉に沿って移動させて開くもの
が知られている。この種の引戸は、開閉に伴なって各戸
を夫々二枚ずつ移動させるものであった。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、体の不自由な人や老人或いは子供等が二枚の
戸を移動させることは、非常に面倒であった。−枚戸へ
の駆動力を他の戸へも伝達する機構としては、エレベー
タのドアとして知られているが、構造が複雑であるうえ
、開閉のいずれかに駆動シリンダを用いているので、家
庭等では利用できないものであった。

而して、本発明は、上記実情に基づく要請に答えるため
に開発されたものであって、ワイヤ二本を利用して一方
戸への駆動力を他方戸にも伝達して開閉を便利にした引
戸装置の提供を、その目的とするものである。

［課題を解決するための手段］ Ｌ２目的を達成するための本発明に係る身障者用引戸装
置は、壁面等上部と壁面等から離間する外側戸上部とに
は離間状態の第一及び第一の固定具が対として夫々６対
配置されるとともに、壁面簿に接近する内側戸上部両端
に第一・及び第二の二個のプーリーが水平回転自在に設
けられ、この各プーリーの両外側から第一・及び第二の
二本のワイヤが掛け回されて交差牽引され、各ワイ↑の
交差端が壁面等と外側戸上部との前記各固定桟に夫々藩
間して緊張固定される構成を特徴とするものである。

Ｅ作用Ｊ 二本のワイヤは、外側戸上部で互いに離間する固定具に
一方端を夫々固定され、中間を接近交差されてから内側
戸上部両端のブー９−に夫々外側から掛け回され、さら
に交差されて壁乃至固定炉上部で離間する各固定具に他
方端を固定されている。上記各ワイヤは適度な緊張状態
となっている。

例えば閉じ状態の外側戸へ開く力を付与するど、第二の
ワイヤが内側戸の第二のプーリーに回転され、内側戸に
対して開く方向へ移動力を伝達する。従って、外側戸へ
の開き動作に伴なって内側戸も同時に開くこととなる。

この場合に、第一のワイヤは、内側戸の移動に伴なって
第一のプーリーが移動するために、緊張状態で繰出しさ
れる。

これに対して、開き状態の引戸を閉じる場合には、外側
戸へ移動力を付与すると、第一のワイヤを介して内側戸
へ閉じ力が伝達されるので、内側戸も同時に閉じること
となる。この場合に第二のワイヤは第二のプーリーの移
動に伴なって繰出される。

［発明の実施例］ 図面は本発明に係る身障者用引戸装置の一実施例を示す
もので、第１図は全体を説明する概略斜視図、：ｊＳＺ
図は固定具付ランナ４部材を示す斜視図、第３図はプー
リー付ランナー部材を示す斜視図、第４図はワイヤのテ
ンション保持具を示す断面図、ｔ５５図は壁面乃至固定
炉側に増付する固定具を示す斜視図、第６図は閉じ状態
の説明図、第７図は開き状態の説明図である。

身障者用引戸装置（以下水装置という）ｌは、壁面乃至
固定戸（以下壁面という）２と平行にレール３，４が設
けられ、内側戸５と外側戸６との上部にはランナー部材
７〜ｌＯが固定され、ランナー部材７〜１０がレール３
．４を走行して吊り構造で引違えられ、開閉自在に構成
されている。

上記ランナー部材７．８にはプーリー１１．１２が、ラ
ンナー部材９．１０には固定具１３．１４が夫々一体に
組合せられ、壁面２の固定具１５゜１６との間で第１及
び第二のワイヤ１７．１８が巻回されて概略構成されて
いる。上記ワイヤ１７．１８はテンション保持具１９．
２０を介して巻回されている。

壁面２に近接する内側戸５の上端には、閉じ状態で壁面
側（以下右側という）５ａに位置して第一のランナー部
材７が位置し、これから離間する他端側（以下左側とい
う）５ｂに位置して第一のランナー部材８が位置する。

依って、第一及び第二のプーリー１１．１２は、Ｌ記う
ンナ一部材７．８に対応する位置に水モ状態で回動可能
に配置されている。斯るランナー部材７，８は、基板２
１．２１から叡設したフレーム２２．２２に夫々取付さ
れ、その下位の基板上にプーリー１１゜１２が回動可能
に夫々軸着されて組付することができる。

又、外側戸６のＥ端には、閉じ状態で内側戸側（以下右
側という）６ａにに位置して第一のランナー部材９が位
置し、これから離間する他端側（以下左側という）６ｂ
に位置して第二のランナー部材１０が位置する。依って
、第一及び第二の固定具１３．１４は、上記ランナー部
材９．１０に対応する位置に配置されている。斯るラン
ナー部材９．１０は、基板２３．２３から立設したフレ
ーム２４．２４に夫々取付され、その下位の基板上に固
定具１３．１４が組付されている。固定具１３．１４は
ワイヤ挿通孔２５に交差状態でねじ２６で締付固定する
構造で実施可能である。

他の固定具１５．１６は固定用座２７にワイヤ挿通孔２
９を有する雄ねじ棒２８を二個の雌ねじ穴に３０．３１
に螺合し、中間の調整ナー７ト部材３２で送り調整可能
な構造で実施できる。ワイヤ挿通孔２９でワイヤ端はカ
シメ等で固定される。

さらに、第４図に示すように、テンション保持具１９，
２０は、例えば細長チューブ３３の内部にスプリング３
４を挿通し、スプリング３４の両端を連結片３５．３６
を介してワイヤ１７．１８を連結する構造にできる。こ
の場合に一方の連結片３５をピン等３７で固定すれば、
他方の連結片３６はテンションに応じて伸縮することと
なる。

さらには、第一のワイヤ１７は、一端１７ａを壁面２の
第二の固定具１６から第一のプーリー１１の外側から巻
回し、他端１７ｂを外側戸６の第二の固定具１４に固定
されて成る。これに対して、第二のワイヤ１８は、一端
１８ａｔ−壁面２の第一の固定具１５から第二のプーリ
ー１２の外側から巻回し、他端１８ｂを外側戸６の第一
の固定具１３に固定されて成る。これによって、第一及
び第二のワイヤ１７．１８による引戸の開き及び閉じに
心間する連動構造が完成する。

」−記構成に基づく作用を説明する。

ニー本のワイヤ１７．１８は、前述の通すプーリ−１１
，１２に巻回された端部を固定具１３〜１６に固定され
、テンション保持具１９，２０によって適度なテンショ
ンとなっている。

閉じ状態の外側戸６へ開く力を付与すると、第二のワイ
ヤ１８が内側戸５の第二のプーリー１２に回転され、内
側戸５に対して開く方向へ移動力を伝達する。従って、
外側戸６への開き動作に伴なって内側戸５も同時に開く
こととなる。

この場合に、第一のワイヤ１７は、内側戸５の移動に伴
なって第一のプーリー１１が移動するために、緊張状１
ｇで繰出しされる。その際にたるみが生じようとしても
、テンション保持Ａ１９でたるみが阻止される。

これに対して、開き状態の引戸を閉じる場合には、外側
戸６へ移動力を付与すると、第一のワイヤ１７を介して
内側戸５へ閉じ力が伝達されるので、内側戸５も同時に
閉じることとなる。この場合に第二のワイヤ１８は第二
のプーリー１２の移動に伴なって繰出され、テンション
保持具２０によってたるみが防止される。

さらに、閉じ状態の内側戸５へ開き力を付与する場合に
は、第一のワイヤ１７が内側戸５の第一のプーリー１１
に回転され、外側戸６に対して開く方向へ移動力を伝達
する。従って、内側戸５への開き動作に伴なって外側戸
６も同時に開くこととなる。この場合に、第二のワイヤ
１８は、内側戸５の移動に伴なって第二のプーリー１２
が移動するために、緊張状態で繰出しされる。

ざらに又、開き状態の内側戸５へ移動力を付与すると、
第二のワイヤ１８を介して外側戸６へ閉じ力が伝達され
るので、外側戸６も同時に閉じることとなる。この場合
に第一のワイヤ１７は第一のプーリー１１の移動に伴な
って繰出される。

丘記実施例において、ランナー部材７〜ｌＯにプーリー
１１．１２と固定具１３．１４とを一体組付した構造を
図示説明したが、別個に設けても実施可能である。

［発明の効果］ 以し説明したように本発明は、内側戸のプーリーに外側
から二本のワイヤをかけて外側戸と壁面等に交差離間状
態で固定することによって、一方戸・＼の移動力を他方
戸にも同等に伝達することができ、身障者や老人等の専
用引戸として浦易ａ造で実用化することができた。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る身障者用引戸装置の一実施例を示す
もので、第１図は全体を説明する概略斜視図、第２図は
固定具付ランナ４部材を示す斜視図、第３ＩＡはプーリ
ー付ランナー部材を示す斜視図、第４図はワイヤのテン
ション保持具を示す断面図、第５図は壁面乃至固定炉側
に取付する固定具を示す斜視図、第６図は閉じ状態の説
明図、第７図は開き状態の説明図である。 １・・・・身障者用引戸装置。 ２・・・・壁面乃至固定戸、３，４・・・・レール、５
・・・・内側戸、６・・・・外側戸、７〜ｌＯ・・・・
ランナー部材、 １１．１２・・・・プーリー １３〜１６・・・・固定具、１７．１８・・・・ワイヤ
、１９．２０・・・・テンション保持具。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 壁面等と平行に設けられたレールに、戸上部に設けられ
   たランナー部材が走行して二枚戸が引違えられて移動す
   る引戸装置において、 壁面等上部と壁面等から離間する外側戸上部とには離間
   状態の第一及び第二の固定具が対として夫々各対配置さ
   れるとともに、壁面等に接近する内側戸上部両端に第一
   及び第二のプーリーが水平回転自在に設けられ、この各
   プーリーの両外側から第一及び第二の二本のワイヤが掛
   け回されて交差牽引され、各ワイヤの交差端が壁面等と
   外側戸上部との前記各固定具に夫々離間して緊張固定さ
   れることを特徴とする身障者用引戸装置。