JPH0270728A - 耐熱性延伸フィルムおよびその製造方法 - Google Patents

耐熱性延伸フィルムおよびその製造方法

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JPH0270728A
JPH0270728A JP979689A JP979689A JPH0270728A JP H0270728 A JPH0270728 A JP H0270728A JP 979689 A JP979689 A JP 979689A JP 979689 A JP979689 A JP 979689A JP H0270728 A JPH0270728 A JP H0270728A
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stretched film
ptk
melt
film
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Yoshiya Mizuno
斌也 水野
Kakichi Teramoto
嘉吉 寺本
Takeshi Saito
武 斎藤
Juichi Wakabayashi
寿一 若林
Yoshikatsu Satake
義克 佐竹
Takeshi Kashiwadate
柏舘 健
Takayuki Katto
甲藤 卓之
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    • C08G75/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen, or carbon in the main chain of the macromolecule
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    • C08L81/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of polysulfones; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L81/02Polythioethers; Polythioether-ethers
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/032Organic insulating material consisting of one material
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐熱性に優れたフィルムに関し、さらに詳し
くは、ポリアリーレンスルフィドとポリアリーレンチオ
エーテルケトンとの組成物からなる耐熱性延伸フィルム
およびその製造方法に関する。 本発明の耐熱性フィルムは、半田耐熱性、機械的強度、
表面平滑性、寸法安定性、電気的特性、耐湿性、耐屈曲
性、透明性などに優れていることから、特に電子・電気
工業分野において好適に利用することができる。 〔従来の技術〕 近年、電子・電気工業の分野において、各種高分子フィ
ルムがコンデンサー用フィルムやフレキシブルプリント
配線基板などの電気用部品として広範に用いられてきて
いる。 IC等の電子部品を搭載したプリント配線基板(FPC
)は、耐熱性、耐湿性、耐屈曲性、不燃性、銅剥離強度
などの使用特性を求められるが、これらの使用特性のほ
とんどは、素材として使用する高分子フィルムの特性に
依存する。さらに、モーター用絶縁フィルムやトランス
用絶縁フィルムなど、高度の耐熱性を要求される分野へ
の高分子フィルムの応用が期待されている。 これらの電気用部品として用いられる高分子フィルムは
、半田付けして用いられるものが多い。 ところが、半田付は時の半田液は260℃近くの高温に
なるが、このような高温の作業に耐える高分子フィルム
は少ない。一方、半田耐熱性に優れているものは、高価
であり、工業用部品としては、経済的にみて実用上問題
がある。 ところで、ポリフェニレンスルフィド(以下、rPPs
Jと略記)などのポリアリーレンスルフィド(以下、r
PASJと略記)は、耐熱性や耐薬品性などに優れた樹
脂として知られており、その二軸延伸フィルムも公知で
ある(特公昭59−5101号公報、特公昭59−44
968号公報)、シかしながら、半田耐熱性の実用的な
要求水準は、260℃で10秒間半田浴に浸漬して、膨
れ、歪みなど外観の変化が認められないことであるが、
このような高温条件においては、PAS単独からなるフ
ィルムでは外観の変化が避けられず、半田耐熱性の要求
水準に充分応えたフィルムであるとはいい難い。 最近、ポリエーテルエーテルケトン(以下、rPEEK
Jと略記)やポリエーテルケトン(以下、rPEKJと
略記)が約300℃以上の融点を有する耐熱性樹脂とし
て開発され、フィルム等の各種成形品に容易に成形する
ことができる。 しかし、例えば、PEEKは、主鎖に芳香族環を有し分
子鎖が剛直であるために、延伸性が悪く、工業的に延伸
フィルムを製造することが困難であるとされている。し
かも、これらの樹脂は、4゜4′−ジフルオロベンゾフ
ェノンなどの高価なフッ素置換芳香族化合物を原料とし
て使用しているため、コスト低下に限界がある。 本発明者らは、PASフィルムの半田耐熱性を向上させ
るために、PASに耐熱性のよい樹脂を添加した組成物
から延伸フィルムを得るために検討を行なった。 そして、PEEKと実質的に直鎖状で高分子量のPAS
からなる組成物が、二軸延伸することにより耐熱性フィ
ルムを与えることが判明した(特願昭62−31630
8号)。しかし、該組成物は、両樹脂の相溶性が充分で
はなく、しかも安定して溶融押出して耐熱性フィルムを
得るには、高価なPEEKを主成分としなければならな
いため、経済的ではない等の問題がある。 一方、ポリアリーレンチオエーテルケトン(以下、rP
TKJと略称する)は、PEEKやPEKと化学構造が
類似していることから、同様に耐熱性を有する熱可塑性
樹脂となりつるであろうという推定に基づいて、今まで
に若干の検討がなされている。 PTKについては、例えば、西ドイツ公開公報DE−3
405523A1.特開昭60−58435号公報、特
開昭60−104126号公報、特開昭47−1334
7号公報、雑誌Indian J。 Chem、、21A(May、 1982) pp50
1−502および特開昭61−221229号公報、米
国特許第4.716.212号明細書、米国特許第4,
690,972号明細書、欧州特許公開筒0.270.
955  A2号公報、欧州特許公開筒0.274,7
54 A2号公報、欧州特許公開筒0.285゜783
  A2号公報、欧州特許公開筒0.280.325 
 A2号公報、欧州特許公開筒0.287.009  
A2号公報などに開示がみられる。 しかしながら、これら文献に記載の従来のPTKは、熱
安定性が劣悪であるために、溶融加工時に結晶性の喪失
や溶融粘度の上昇を伴った硬化反応あるいは発泡を起こ
し、一般的な溶融成形加工方法である射出成形や押出成
形等によって溶融成形することは困難であった。 そこで本発明者らは、重合方法を工夫し、重合助剤を添
加しないで、モノマー仕込比の選択。 高温での重合時間の短縮、重合反応装置の材質の選択等
を配慮して重合を行なうことによって、また、必要に応
じて重合末期における安定化処理を行うことによって、
熱安定性が従来公知のPTKに比較して高度に改善され
たPTKが得られることを見い出した。このPTKは、
一般的な溶融加工方法によって成形可能な熱安定性PT
Kである(特願昭63−109916号)。 そして、この熱安定性PTKは、単独で、あるいはPT
K100重量部と他の混和可能な熱可塑性樹脂100重
量部までを混合した組成物として、高度の耐熱性と強度
を有し易滑性な延伸フィルムを与えることができる(特
願昭63−109918号)、シかし、このPTKも高
価な原料を使用するため、このPTKを主成分とするフ
ィルムも高価になってしまうという問題がある。 本発明者らは、PASを主成分とし、これに耐熱性の良
い樹脂を添加した組成物からPAS単独のフィルムより
も、耐熱性に優れたフィルムを得るべくさらに研究を継
続した。 ところで、PASフィルムの耐熱性を向上させるには、
PASよりも耐熱性の良い樹脂を添加することは必要条
件であるが、耐熱性樹脂を少量添加しても、PAS単独
の場合と比較して、必ずしも耐熱性が向上するとは限ら
ない。添加樹脂が少量成分であっても耐熱性を向上させ
るには、両者の混合状態が重要である。すなわち、組成
物中に、少量成分の耐熱性樹脂が凝集して島成分として
分肢しているような状態では、海成分を構成しているP
ASの耐熱性は向上し得ない、つまり、少量成分の耐熱
性樹脂が組成物中である程度の連続層を形成しているこ
とが必要である。したがって、PASに添加する耐熱性
樹脂としては、PASと化学的に類似した構造を有し、
溶融加工中に熱分解を起こさず、溶融混合中に極端な粘
度の差がな(充分に混じり合わせることができ、かつ、
容易に延伸製膜できるものであることが望ましい。 しかしながら、従来、このような耐熱性樹脂はなかなか
入手し難いのが現状である。 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明の目的は、半田耐熱性に優れ、かつ、機械的強度
1表面平滑性、寸法安定性、電気的特性、耐湿性、耐屈
曲性、透明性などに優れた特性を有する耐熱性延伸フィ
ルムを提供することにある。 さらに、本発明の目的は、PASとPTKとからなる樹
脂組成物であって、PASを主成分とする組成物を、溶
融押出し、安定的に延伸し、物理的・経済的に実用化可
能な耐熱性延伸フィルムを製造することにある。 本発明者らは引き続き検討した結果、溶融粘度が1,0
00ボイズ以上の実質的に線状構造のPAS100重量
部と、前記熱安定性PTK5重量部〜100重量部未満
とを含む樹脂組成物から、260℃、10秒の高温条件
に耐える半田耐熱性を満足する延伸フィルムが得られる
ことを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成する
に至った。 (以下余白) 〔課題を解決するための手段〕 すなわち、本発明の要旨は、以下のとおりである。 (1)  [A]溶融粘度が1.000ポイズ以上の実
質的に線状構造のポリアリーレンスルフィドioo重量
部と、 −C〇−基および−S−基は、ベンゼン環を介してパラ
位に結合〕を主構成単位とし、下記(イ)〜(ハ)の物
性を有する高熱安定性ポリアリーレンチオエーテルケト
ン5重量部〜lOo重量部未満を含む樹脂組成物を延伸
してなることを特徴とする耐熱性延伸フィルム。 (イ)融点Tmが、310〜380℃で、(ロ)溶融結
晶化温度Tmc (420℃/10分)が、210℃以
上で、残留溶融結晶化エンタルピーΔHmc (420
℃710分)が、IOJ/g以上であり〔ただし、Tm
c (420℃/10分)およびΔHmc (420℃
/10分)は、差動走査熱量計でポリアリーレンチオエ
ーテルケトンを不活性ガス雰囲気中で50’Cに5分間
保持後、75℃/分の速度で420’Cまで昇温し、4
20℃に10分間保持したのち、10℃/分の速度で降
温した際の溶融結晶化ピーク温度およびそのピークの面
積から計算される溶融結晶化エンタルピーである。]、 (ハ)還元粘度(98%硫酸中、濃度0.5g/d2.
25℃)が、0.3〜2dβ/gである。 (2)  [A]溶融粘度が1.000ポイズ以上の実
質的に線状構造のポリアリーレンスルフィド100重量
部と。 −Go−基および−8−基は、ベンゼン環を介してパラ
位に結合〕を主構成単位とし、前記(イ)〜(ハ)の物
性を有する高熱安定性ポリアリーレンチオエーテルケト
ン5重量部〜100重量部未満を含む樹脂組成物を34
0〜420℃でシート状に溶融押出した後、少なくとも
200℃/分以上の冷却速度で急冷して非品性シートと
し、次いで、該非晶シートを80〜170℃の範囲で、
一方向に1.5〜7倍、もしくは縦横両方向に、逐次ま
たは同時に、しかも少なくとも一方向に1.5〜7倍延
伸し、しかるのち延伸したフィルムを270〜350℃
で熱固定することを特徴とする耐熱性延伸フィルムの製
造方法。 かくして、本発明によれば、半田耐熱性がPAS単独よ
りなるフィルムと比べて改善され、近年の半田耐熱性の
要求水準を満足する延伸フィルムが容易に、かつ、経済
的に得ることができる。 (以下余白) 以下、本発明の構成要素について詳述する。 」l且炭盗匁11 (PAS) 本発明で用いるPASは、溶融粘度が1.000ポイズ
以上(310℃、せん断速度200/秒で測定)、好ま
しくは2,500〜30,000ポイズの実質的に線状
構造のポリアリーレンスルフィドである。 ここで、実質的に線状構造とは、酸化架橋などによる溶
融粘度の増大処理(キュアー)で得られるような架橋・
分枝構造を有するポリマーではなく、実質的に二官能性
モノマーを主体とする七ツマ−から得られたポリマーを
いう。ただし、製膜性を損なわない限度においてキュア
ーを行なったポリマーも、本発明で用いるポリマーとし
て許容される。 PASの溶融粘度が1,000ポイズ未満であると、熱
安定性PTKと混合しても、製膜性に劣り、延伸フィル
ムを安定して得がたい。 PASとしては、p−フェニレンスルフィド単位が50
重量%以上であるものが好ましく、それに対応して、5
0重量%未満の他の共重合構成単位を含んでいてもよい
。 このような構成単位としては1例えば、などがあげられ
る。 なお、三官能(および四官能以上)単位は、1モル%以
下であることが好ましい。 このような高重合度のPASは、例えば、特開昭61−
7332号公報に記載されている方法により製造するこ
とができる。 特開昭61−7332号公報に開示のPASの製造方法
とは、 有機アミド溶媒中でアルカリ金属硫化物とジハロ芳香族
化合物との反応において、少な(とも、(1)アルカリ
金属硫化物1モル当り0.5〜2.4モルの水が存在す
る状態で、180〜235℃の温度で反応を行なって、
溶融粘度5〜300ボイズのポリアリーレンスルフィド
をジハロ芳香族化合物の転化率50〜98モル%で生成
させる工程、および (2)アルカリ金属硫化物1モル当り2.5〜7.0モ
ルの水が存在する状態となるように水を添加すると共に
245〜290℃の温度に昇温して、上記の反応を継続
する工程 の二段階で行なう、溶融粘度が1,000ポイズ以上の
ポリアリーレンスルフィドの製造法である。 また、p−フェニレンスルフィド繰返し単位モル%とメ
タフェニレンスルフィド繰り返し単位る、このようなブ
ロック共重合体で高溶融粘度の重合体は、例えば特開昭
61−14228号公報に記載されている方法により製
造することができる。 以下、特に断わりのない限り、PASとは実質的に線状
構造の高分子量PASを意味する。 (PTK) 旦1」(Δ北J」l走 本発明で用いる熱安定性PTKは、繰返し単位−S−基
は、ベンゼン環を介してパラ位に結合〕を主構成要素と
するポリアリーレンチオエーテルケトンである。 本発明で用いるPTKがPEEK、PEKなどに匹敵す
る耐熱性ポリマーであるためには、主構成要素として前
記繰返し単位が50重量%を超え、より好ましくは60
重量%以上、さらに好ましくは70重量%以上、含んだ
ものであることが好ましい、前記繰返し単位が50重M
%以下では、ポリマーの結晶性が低下し、それに伴って
耐熱性も低下するおそれがある。 前記繰返し単位以外の異種繰返し単位としては、 4C
O(ンs+  (ただし、−co−基および−S−基が
ベンゼン環を介してパラ位に結合したものを除く)、 ÷可(トco<防S± 示DO@−o◎S+ 一+−o−CH,◎S+ イ臥Φs+−1ぺ)0(防Sト ルキル基、mは、0〜4の整数)などが挙げられる。 本発明で用いる熱安定性PTKは、未キュアー・ポリマ
ー、より好ましくは、未キュアー線状ポリマーであるこ
とが望ましい。本発明において、キュアー(cure)
とは、通常の重縮合反応以外の方法にもとずく架橋、分
枝、分子鎖延長反応等による分子量増大処理、特に高温
加熱処理等による分子量増大処理を意味する。 一般に、キュアーは、PTKの熱安定性や結晶性を喪失
もしくは低下させる。したがって、キュアーは、PTK
の一般的溶融加工を困難にし、たとえフィルムなどの成
形物が得られたとしても、低密度で、結晶性も低下した
もの、すなわち実質的に耐熱性成形物とは言えないもの
になり易いので好ましくない。 ただし、−船釣溶融加工方法が適用できる限度において
、若干、の架橋構造および/または分枝構造を導入した
PTKは、本発明で用いるPTKとして許容される0例
えば、少量の架橋剤(例えば、ポリクロロベンゾフェノ
ン、ポリブロモベンゾフェノンなど)を用いて重合して
得られたPTKや、軽度のキュアーを行なったPTKな
とは、本発明で用いる熱安定性PTKとして許容できる
。 本発明で用いる熱安定性PTKは、次のような物性を有
する。 (イ) 耐熱性ポリマーの特性を示す指標として、融点
Tmが310〜380℃であること。 (ロ) −船釣溶融加工方法が適用可能なポリマーの高
熱安定性を示す指標として、溶融結晶化温度Tmc (
420℃/10分)が210℃以上であり、そのときの
残留溶融結晶化エンタルピーΔHmc (420℃/1
0分)がl OJ / g以上であること。 (ハ) フィルムなどの成形物の場合は、分子量が不充
分であれば溶融成形時のドローダウンなどのために賦形
が難しくなるので、高分子量であること、ポリマーの分
子量を示す指標として、還元粘度?? redは0.3
〜2dj2/gである。 なお、本発明で還元粘度ηredは、98%硫酸を溶媒
とし、濃度0.5g/dI2の溶液の25℃における値
で表わす。 (ニ) 高結晶性ポリマーの特性を示す指標として、結
晶化物(280℃/30分アニールしたもの)としたと
きの密度(25℃)が1.34g/crd以上であるこ
と。 批ユ立詳1 (1)  耐熱性 ポリマーの融点Tmは、ポリマーの耐熱性を表わす指標
となる。 本発明で用いるPTKは、310〜380℃、より好ま
しくは320〜375℃、さらに好ましくは330〜3
70℃、のTmを有するものであるsTmが310℃未
満のものは、PEEKやPEKに匹敵すべき耐熱性樹脂
としては耐熱性が不充分であり、一方、Tmが380℃
超過のものは分解させずに溶融加工することが困難にな
るので、いずれも好ましくない。 (2) 熱安定性 本発明で用いるPTKの最大の特徴は、−船釣溶融加工
方法の適用が可能な程度に高度の熱安定性を有するもの
である。 従来技術によるPTKは、いずれも熱安定性が低く、溶
融加工時に結晶性の喪失、あるいは溶融粘度の上昇を伴
う架橋反応や炭化反応を起こし易い。 そこで、溶融加工温度以上の高温に一定時間保持した後
のPTKの残留結晶性を調べることによって、PTKの
溶融加工適性の指標にすることができる。残留結晶性は
、溶融結晶化エンタルピーを差動走査熱量計(以下、r
DSCJと略記)で測定することによって定量的に評価
することができる。具体的には、PTKを不活性ガス雰
囲気中で50℃に5分間保持後、75℃/分の速度で4
20℃まで昇温し、420℃の温度(溶融加工温度以上
の高温である)に10分間保持し、しかる後10℃/分
の速度で降温した際の溶融結晶化温度Tmc (420
℃/10分)並びにそのときの残留溶融結晶化エンタル
ピーΔHmc(420℃/10分)を熱安定性の尺度に
することができる。熱安定性の悪いPTKであれば、上
記420℃の高温条件下では架橋反応等を起こして結晶
性を殆ど喪失する。 本発明で用いる高熱安定性PTKは、ΔHmc(420
℃/10分)がIOJ/g以上、より好ましくは15J
/g以上、さらに好ましくは20J/g以上、のポリマ
ーであり、かつTmc(420℃/10分)が210℃
以上、より好ましくは220℃以上、さらに好ましくは
230℃以上、のポリマーである。 ΔHmc (420℃/10分)がIOJ/g未満ある
いはTmc (420℃/10分)が210℃未満のP
TKは、溶融加工時に結晶性の喪失や粘度の上昇を起こ
し易く、−船釣溶融加工方法の適用が困難であり、した
がって単独ではもちろんのこと、PASに混合してもフ
ィルムに成形することが難しい。 (以下余白) (3)分子量 ポリマーの溶液粘度、例えば還元粘度ηredは、ポリ
マーの分子量の指標として用いることができる。 PTKまたはPTKの組成物をフィルムに溶融押出する
場合には、溶融加工時のドローダウンなどが問題となる
。 したがって、溶融加工適性として、PTKの溶融粘度に
直接関係する分子量も、重要なファクターとなる。 すなわち、−船釣溶融加工方法の適用には、y) re
dが0.3〜2dJ2/g、より好ましくは0.5〜2
d12/g、の高分子量PTKであることが望ましい、
y)redが0.3dJ2/g未満のPTKは、溶融粘
度が低く、ドローダウン性が大きいので、−船釣溶融加
工方法の適用が難しくなる。また、得られる延伸フィル
ムも機械的物性等が不充分である。 一方、r) redが2dJ2/gを超えるPTKは、
製造および加工が非常に困難である。 (4) 結晶性 ポリマーの結晶性の指標として、ポリマーの密度を採用
する。 本発明で用いるPTKは、結晶化物(280℃/30分
アニールしたもの)としたときの密度(25℃)が1.
34g/crrf以上、より好ましくは1.35g/c
rrf以上、のポリマーであることが望ましい。結晶化
物の密度が1.34g/cイ未満のものは、結晶性が低
(て耐熱性が不充分になるおそれがあり、また、溶融加
工性や得られた延伸フィルムの機械的物性等も不充分と
なるおそれがある。 特に、高度に架橋したPTK (文献Aに記載のPTK
等)は、結晶性が低下しており、密度も通常1.34g
/crrrよりもはるかに低くなる。 PTK五1孟工」 本発明で用いる高熱安定性PTKは、例えば、アプロチ
ック極性有機溶媒、好ましくは有機アミド溶媒(カルバ
ミン酸アミド類を含む)中でアルカリ金属硫化物とジハ
ロ芳香族化合物、好ましくはジクロロベンゾフェノンお
よび/またはジブロモベンゾフェノンとを、従来報告さ
れている重合方法に比較して極端に共存水分量の多い系
で、重合助剤(カルボン酸塩など)の実質的不存在下で
、温度プロファイルを適切に制御し、短い重合時間で、
かつ必要に応じて反応装置の材質を選択して重合する方
法によって、得ることができる。 すなわち、本発明で使用する高熱安定性PTKは、有機
アミド溶媒中で、アルカリ金属硫化物と、4.4′ −
ジクロロベンゾフェノンおよび/または4.4′−ジブ
ロモベンゾフェノンを主成分とするジハロ芳香族化合物
とを、下記(a)〜(c)の条件で脱ハロゲン化/硫化
反応させる方法により好適に製造することができる。 (a)共存水分量/有機アミド溶媒仕込量の比が2.5
〜15(モル/kg)の範囲であること。 (b)ジハロ芳香族化合物仕込量/アルカリ金属硫化物
仕込量の比が0.95〜1.2(モル1モル)の範囲で
あること。 (c)反応を60〜300℃の範囲の温度で行なうこと
。ただし、210℃以上での反応時間はio時間以内で
あること。 また、反応装置として、少なくとも反応液との接液部が
チタン材で構成された装置を使用すればより好適に高熱
安定性PTKを得ることができる。 さらに、重合末期において、(−Co−)基と同等もし
くはそれ以上の電子吸引性を有する置換基を1個以上含
む少なくとも1つのハロゲン置換芳香族化合物(好まし
くは、モノマーとして用いた4、4′−ジクロロベンゾ
フェノンおよび/または4.4′−ジブロモベンゾフェ
ノン)を添加して反応させること(重合末期の安定化処
理)によって熱安定性がさらに改良されたPTKを得る
ことができる。 前記したとおり、本発明で用いる高熱安定性PTKは、
未キュアー・ポリマーであることが好ましいが、若干の
架橋構造および/または分枝構造を導入したPTKであ
ってもよい、架橋または分枝構造を導入したPTKを得
るためには、架橋剤のポリ八日化合物として、特に、ト
リハロ以上のポリへロペンゾフェノンを、重合反応系に
、モノマーのジハロ芳香族化合物仕込量/ポリへロペン
ゾフエノン仕込量の比が10010〜9515(モル1
モル)の範囲内で存在させることが好ましい。ポリへロ
ペンゾフェノンの仕込量があまり多すぎると、PTKの
溶融加工性や密度、結晶性などの物性が低下するので好
ましくない。 (樹脂組成物) 本発明において延伸フィルムの原料として使用する樹脂
組成物は、PAS100重量部に対して、高熱安定性P
TKを5〜100重量部未満、好ましくは10〜100
重量部未満、より好ましくは20〜100重量部未満の
割合で配合した組成物である。 PTKの配合割合が少なすぎると、半田耐熱性の向上効
果が少な(、過剰に配合すると経済的でない。PTKの
配合割合が、PAS 100重量部に対し、100重量
部未満であっても、半田耐熱性を充分満足する延伸フィ
ルムを得ることができる。 配合方法は、特に限定されないが、通常、所定量のPA
SとPTKの粉末またはペレットを溶融ブレンドし、ペ
レット化する方法が好適である。 この場合の溶融温度は、350〜420℃が好ましい。 溶融温度が350℃に満たないとPTKの溶融が不充分
で、PASが存在しても高粘度となり、溶融押出時にメ
ルトフラクチャーが生ずるなどの不都合が生じる。一方
、400℃を越えると、PASの熱安定性が必ずしも充
分ではない。 (任意成分) 凭ユ1ユ亘1 本発明で用いるPASとPTKからなる樹脂組成物に、
本発明の目的を損なわない範囲で他の熱可塑性樹脂を配
合してもよい。 熱可塑性樹脂としては、例えば、PEEKやPEKのよ
うな芳香族ポリエーテルケトン、ポリアミド(アラミド
を含む)、ポリアミドイミド、ポリエステル(芳香族ポ
リエステル、液晶性ポリエステルを含む)、ポリスルホ
ン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリ
アリーレン、ポリフェニレンエーテル、ポリカーボネー
ト、ポリエステルカーボネート、ポリアセタール、弗素
ポリマー、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリメタク
リル酸メチル、ABSなどの樹脂類、あるいは、弗素ゴ
ム、シリコーンゴム、オレフィン系ゴム、アクリルゴム
、ポリイソブチレン(ブチルゴムを含む)、水添SBR
,ポリアミドエラストマー、ポリエステルエラストマー
などのエラストマーが挙げられる。その中でも熱可塑性
樹脂としてPEEK’l&IPEKのような芳香族ポリ
エーテルケトン、ポリスルフォン、ポリエーテルスルフ
ォン、ポリエーテルイミド、ポリエステル、ポリオレフ
ィン、ポリスチレンが物性もしくは経済性の観点から特
に好ましい。 これらの熱可塑性樹脂は、それぞれ単独で、あるいは複
数種類組合せて使用することができる。 使用割合は、特に限定されないが、耐熱性と経済性など
からみて、PASとPTKからなる樹脂組成物の合計量
100重量部に対し、30重量部までが好ましい。 本発明において、所望により繊維状充填材および/また
は無機質充填材を、PASとPTKを含む樹脂組成物1
00重量部当り15重量部までの範囲で配合してもよい
、充填材が15重量部を超えると、加工性が著しく低下
し、延伸フィルムの物性も低下するおそれがあり好まし
くない。 本発明において、用いることができる繊維状充填材とし
ては、ガラス、炭素、黒鉛、シリカ、アルミナ、ジルコ
ニア、炭化ケイ素、アラミドなどの繊維、あるいは、チ
タン酸カリウム、ケイ酸カルシウム(ウオラストナイト
を含む)、硫酸カルシウム、炭素、窒化ケイ素、ボロン
などのウィスカーが挙げられる。その中でも繊維状充填
材としてガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維が物性も
しくは経済性の観点から特に好ましい。 また、無機質充填材としては、タルク、マイカ、カオリ
ン、クレイ、シリカ、アルミナ、シリカアルミナ、酸化
チタン、酸化鉄、酸化クロム、炭酸カルシウム、ケイ酸
カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、リン酸マグネシウム、ケイ素、炭素(カ
ーボン黒を含む)、黒鉛、窒化ケイ素、二硫化モリブデ
ン、ガラス、ハイドロタルサイト、フェライト、サマリ
ウム・コバルト、ネオジウム・鉄・ボロン等の粉末が挙
げられる。 これらの繊維状充填材や無機質充填材は、それぞれ単独
で、あるいは複数種類組合せて使用することができる。 i辺1四日L1炙云 本発明では、安定剤、防錆剤、滑剤、粗面化剤、紫外線
吸収剤、結晶核剤、離型剤、着色剤、カップリング剤、
帯電防止剤などの助剤を必要に応じて添加することがで
きる。また、水酸化カルシウムなど、周期律表第■A族
金属の水酸化物や酸化物などの塩基性化合物を添加する
と、溶融安定性が増大するので好ましい。 (延伸フィルムの製造法) 本発明の延伸フィルムは、PASと熱安定性PTKを含
む樹脂組成物を、通常のTダイ法(Tダイを用いた押出
法)、インフレーション法(リングダイを用いた押出法
)、ホットプレス法などによってシート状に溶融成形し
、次いで延伸し、熱固定することによって製造すること
ができる。 具体的には、前記樹脂組成物を、例えば、Tダイもしく
はリングダイを装着した押出機に、大気中または不活性
ガス雰囲気下で供給し、340〜420℃でシート状に
溶融成形し、急冷する方法、あるいはホットプレスを用
いて340〜420℃で加熱溶融しながら加圧してシー
ト状に成形し、急冷する方法、等により、まず、実質的
に無定形の非晶シートを得る。 このような非晶シートは、溶融シートを冷却ドラム上、
水などの冷却媒体中などで、少なくとも200℃/分以
上の冷却速度で冷却することにより得ることができる。 非晶シートとしなければ、PASのガラス転移点近傍の
温度域での延伸が困難である。 なお、Tダイ用押出機などの押出機を使用する場合、樹
脂溶融物と接触する部分が非鉄系耐食金属で構成された
ものであること、また、ベント付きのものであることが
好ましい。 次いで、このようにして得られた非晶フィルムを、ロー
ルまたはテンタ一方式等の延伸機等により、80〜17
0℃の温度範囲で、一方向に1.5〜7倍、もしくは一
方向(−軸方向)およびこれと直角方向の二方向(二軸
方向)にそれぞれ1.5〜7倍延伸する。 二軸方向に延伸するには、逐次二軸延伸のみならず同時
二軸延伸でもよい。 逐次二軸延伸する場合には、第1段目の延伸を80〜1
60℃、好ましくは100〜150℃の範囲で、1.5
〜7倍、好ましくは2〜6倍の延伸倍率で行ない、次い
で、第2段目の延伸として第1段目の延伸方向と直角方
向へ90〜170℃、好ましくは100〜160℃の範
囲で、1.5〜7倍、好ましくは2〜6倍延伸し、延伸
後270℃以上、好ましくは280℃以上350℃以下
の温度で熱固定する。 この際、延伸温度が80℃未満では、延伸が困難であり
、フィルムの破れが多発し、170℃を越えると、結晶
化によりフィルムが脆化し、破れが多発する。また、各
段の延伸倍率は、フィルムの配向の度合、フィルムの破
れなどからみて、1.5〜7倍の範囲が適当である。延
伸フィルムは、耐熱性および機械的強度などからみて、
少な(とも−軸方向に1.5〜7倍延伸されたもの、特
に好ましくは面積比で4倍以上の延伸倍率で延伸された
ものであることが好ましい。 延伸のスピードとしては、lO〜10000%/分の範
囲が好ましい。 同時二軸延伸する場合には、90〜170℃、好ましく
は100〜150℃の範囲で、縦横それぞれ1.5〜7
倍、好ましくは2〜6倍の延伸倍率で延伸を行なう、延
伸後270℃以上、好ましくは280℃以上350℃以
下の温度で熱固定する。 熱固定は、フィルムに応力(張力)を加えながら、変形
を±20%以内に制限して、270℃以上350℃以下
の温度、好ましくは280〜340℃の範囲で、1〜3
000秒間、さらに好ましくは5〜2500秒間熱固定
する。 熱固定後、必要に応じて、200〜340℃で、実質的
に無応力下で1〜3000秒、好ましくは、5〜200
0秒間熱緩和してもよい。 熱固定により、延伸されたフィルムの密度は上昇し、ま
た、耐熱性、寸法安定性、機械的強度などが向上する。 熱固定温度が270℃以下であると、半田耐熱性に優れ
たフィルムを得ることができない。 260℃、10秒の半田耐熱性を得るには、それに見合
った温度で熱固定・結晶化させることが必要であり、二
軸延伸フィルムの場合、260℃より約20℃かそれ以
上の高温、すなわち280℃以上の温度で熱固定させる
ことが好ましい。 延伸フィルムを製造する際、PASと熱安定性PTKと
の樹脂組成物に、無機質充填材として、例えば、炭酸カ
ルシウム、カオリン、クレイ、アルミナ、シリカ、酸化
チタン等を少量添加してフィルムに成形する方法、未延
伸フィルム表面をPASと親和性の高い有機溶剤で処理
してがら延伸加工する方法、延伸フィルムをサンドブラ
ストや粗面ロール等によって粗面化する方法などによっ
て、表面の動摩擦係数が0.7以下の易滑性フィルムを
得ることができる。 ところで、PASと熱安定性PTKとからなる組成物か
ら得られた非晶シートは、DSCで室温(25℃)から
400℃まで10℃/分の速度で昇温すると、結晶化が
起こり、この場合はPASとPTKのそれぞれの結晶融
点に対応して2つの結晶融解のピークを示す。一方、電
気的誘電損失(tanδ)を周波数1キロヘルツ、2℃
/分で昇温して測定した時の挙動では、非晶域のガラス
転移温度に対応した吸収ピークは1つになっている。 PASとPEEKとの組成物からなるシートでは、やは
りPASとPEEKのそれぞれに起因する2つの結晶化
ピークおよび結晶融点ピークを示すとともに、tanδ
についてもPASおよびPEEKの各ガラス転移温度に
対応する2つの吸収ピークが観察され、PASとPTK
との組成物より相溶性の程度が悪いことを示している。 また、電子顕微鏡による観察でも、PASとPTKの組
成物およびPASとPEEKとの組成物から得られるシ
ートは、いずれも不均一系であることが分るが、PAS
とPTKとの混合系のほうがPASに対するPTKの分
散の度合が小さい。 このように、PASとPTKとの組成物は、ある程度の
相溶性を示し、少量成分のPTKがPASの中で連続相
を形成している可能性がある。 このようなPASとPTKとの相溶性の程度がPASと
PEEKの組合せより良好であることに対応して、両者
の融点の差が大であるにもかかわらず、安定的に溶融押
出してシートを形成でき、さら番ご容易に延伸フィルム
を得ることができる。 また、PTK単独では、結晶化速度が早く、T−ダイ押
出からキャスティング時に非晶シートの両端が結晶化す
る傾向があり、非晶シート製造条件および延伸条件を厳
密に制御することが必要であるが、PASとPTKとの
組成物を使用すると、製膜性よく耐熱性延伸フィルムを
得ることができる。厚手のシートであっても両端が結晶
化することがないので、厚手の耐熱性フィルムであって
も容易に製造することができる。 」俺ユエエ涛 本発明の延伸フィルムは、通常、0.1〜3000μm
、好ましくは1〜2000μm、より好ましくは3〜5
00μmの平均的な厚みを有する。 本発明における延伸フィルムは、260’C110秒の
高温条件における半田耐熱性を有しており、また、寸法
安定性、耐湿性、電気的な特性などに優れたフィルムで
ある。 且亘 本発明の延伸フィルムは、例えば、磁気記録ベース用フ
ィルム(蒸着用もしくはスパッタリング用フィルム、垂
直磁化型磁気記録用フィルムを含む)、コンデンサー用
フィルム(チップ型コンデンサー用フィルムを含む)、
プリント配線板(フレキシブル型、リジッド型を含む)
、絶縁用フィルム、プリンター用テープ、スタンパブル
シート、各種トレイ、容器などの広範な用途に用いるこ
とができる。 〔実施例] 以下、本発明を実施例、比較例および実験例によりさら
に具体的に説明するが、本発明は、実施例および実験例
のみに限定されるものではない。 叉−」1−ヨ 含」
【実」1例」、(高熱安定性PTKの合成)4.4
゛−ジクロロベンゾフェノン(以下、rDCBPJと略
称する)(イハラケミカル工業■製)90モル、含水硫
化ソーダ(水分53.6重量%)(三協化成■製)90
モルおよびN−メチルピロリドン(以下、rNMPJと
略称する)90kgをチタン製重合缶に仕込み(共存水
分量/NMP=5.0モル/kg)、窒素置換後、室温
から240℃まで1.5時間で昇温し、240℃で2時
間保持して反応させた。次いで、重合末期の安定化処理
のために、DCBP4.5モル、NMP18kgおよび
水90モルを追加し、240℃でさらに1時間反応させ
た。 重合缶を冷却し、反応液であるスラリーを取卸し約20
0リツトルのアセトンに投入し、ポリマーを沈降させ、
口割し、アセトンと水で2回づつ洗浄し、脱液して、ウ
ェットポリマーを得た。 得られたウェットポリマーを80℃で12時間減圧乾燥
して、ポリマーPI(粉末)を得た。 このポリマーPIの融点は360℃、ΔHmc(420
/10分)は43J/g、Tmc (420℃/10分
)は290℃、非品物の密度(25℃)は1.30g/
crrr、アニール物の密度(25℃)は1.35g/
crrr、y) redは0.63dβ/gであった。 く物性の測定方法〉 駁嵐皇I 得られたPTKについて、耐熱性の指標として、融点T
mを測定した。測定方法は、PTK(粉末)を約10m
g秤量し、D S C(Mettler社製TC10A
型)を用い、不活性ガス雰囲気中で50℃に5分間保持
後、10℃/分の速度で昇温加熱して測定した。 日 エン ルビー 得られたPTKについて、熱安定性の指標として、残留
溶融結晶化エンタルピーΔHmc (420℃710分
)を測定した。すなわち、DSCを用いて測定される溶
融結晶化のピーク時の温度なTmc (420℃/10
分)とし、ピーク面積から換算して残留溶融結晶化エン
タルピーΔHmc(420/lo分)を求めた。具体的
には、PTK(粉末)を約10mg秤量し、不活性ガス
雰囲気中で50℃に5分間保持後、75℃/分の速度で
420℃まで昇温し、420℃で10分間保持し、しか
る後10℃/分の速度で降温しなからΔHmc(420
/lo分)およびTmcを測定した。 および PTKの結晶性の指標として密度を測定した。 すなわち、先ず、PTK (粉末)を2枚のポリイミド
・フィルム(“カプトン■”デュポン社製)の間に挿み
、ホットプレスを用いて、385℃/2分子熱し、38
5℃70.5分加圧して賦形し、急冷して厚さ約0.1
5mmの非晶な試料を調製した。この試料の一部はその
ままサンプルとして用い、他の一部は、280℃/30
分のアニーリングをすることにより結晶化度を高めたア
ニール物サンプルとして用いた。密度は、【塩化亜鉛/
1%塩酸】系の密度勾配管を用い、25℃で測定した。   PTKの分子量の指標として溶液粘度(還元粘度η
red )を測定した。 すなわち、PTKサンプルを、98%硫酸に濃度0.5
g/dnになるように溶解し、ウベローデ型粘度管を用
い、25℃で粘度を測定した。 mmのフィルムをそのまま一定温度の半田浴に10秒間
浸漬しく接触させ)、取り出して室温で冷やした後、フ
ィルムのふくれ、ゆがみの有無を目視で観察した。収縮
率については、室温に取り出した後の変形量を顕微鏡で
測定して、原寸に対応して計算した。 二且へ11 メトラー社製サーモメカニカルアナリシス、7MA40
を用い、微小荷重下(0,02N)で試長10mm、幅
6mmのフィルムを10℃/分で室温(23℃)から3
70℃まで昇温しで行なったときの、微小な伸縮挙動を
拡大して記録した。 横塾に温度、縦軸に膨張・収縮挙動を連続的に記録した
。 (以下余白) JIS  C6481−i976印刷回路用銅張積層板
試験方法における半田耐熱性の試験(5,5,3)に準
じて、長さ30 m m、輻301〜3、     1
〜5 ポリフェニレンスルフィド樹脂(県別化学社製、310
℃、2005ec−’での溶融粘度6,800ポイズ)
80重量部に対して、平均粒径1.6μmの水酸化カル
シウム粉末を0.5重量%添加したPTK (合成実験
例1で得たポリマーpH20重量部を、ヘンシェルミキ
サーを用いて均一に混合して樹脂組成物を得た。 この樹脂組成物を3mmφのノズルを装着した二軸小型
押出機にて、溶融温度370℃、押出量8kg/時間で
糸状に押出し、冷却後ベレットとした。得られたベレッ
トを155℃で結晶化させた。 上記ベレットを、リップクリアランス0.5mm、幅2
50 m mのT−ダイを装着したシリンダー径35m
mφ、L/D=28の押出機を用いて溶融押出した。溶
融押出温度は360℃に設定した。キャストドラムの温
度は約80℃であり、ピニング装置を介して5.6KV
の静電印加により、キャストドラムに溶融押出された樹
脂を押しつけることにより冷却した。得られた非晶シー
トの平均厚さは150μmであった。 このようにして得られた非晶シートのDSCチャート(
10℃/分で25℃から380℃まで昇温)によると、
結晶化ピークおよび結晶融解ピークがそれぞれ2個現わ
れ、PPSの結晶とPTKの結晶が独立して生成し、存
在していることが分る。つまり、結晶化ピークは、PP
Sに由来する146℃のピークとPTKに由来する17
3℃のピークがあり、結晶融解ピークもPPSに由来す
る280℃のピークとPTKに由来する340℃のピー
クがあり、それぞれのピークはかなりブロードになって
いるがそれぞれダブルピークを示している。 このようにして得られた急冷非晶シートを二軸延伸機(
東洋精機社製)を用いて延伸温度115℃で縦方向およ
び横方向にそれぞれ3倍に二軸延伸した。 得られた二軸延伸フィルムを金属枠で全周固定し、定長
下、ギヤーオーブン中で熱固定温度を第1表に示すとお
り260〜320℃の範囲で変化させて、それぞれ10
分間熱固定を行なった。このフィルムの厚さは16μm
であった。 比較のために(比較例1,3.4および5)、PPS単
独での非晶シートをほぼ同様の条件で作成した。得られ
た急冷非晶シートを同様の二軸延伸機で、延伸温度10
0℃で同様に縦・横両方向にそれぞれ3倍に延伸した。 得られたフィルムを同様に熱固定温度を変化させて熱固
定した。ただし、PPS単独の二輪延伸フィルムの32
0℃での熱固定は、フィルムが溶融してしまい不可能で
あった。310℃でも同様であり、熱固定の上限温度は
300℃までであった。 得られた二輪延伸フィルムを半田浴に浸漬したときのフ
ィルムの外観の変化を観察した結果を第1表に示す。ま
た、得られたフィルムの260℃での寸法変化(%)を
メトラー社製サーモメカニカルアナリシス、TMA40
を用いて測定した結果も第1表に示す。 第1表から明らかなように、PPSとPTKとの組成物
を用いた場合であっても、二軸延伸フィルムの熱固定温
度が260℃と低い場合には(比較例2)、半田耐熱性
がやや不充分である。これに対し、熱固定温度を280
℃(実施例1)、300℃(実施例2)および320℃
(実施例3)としたものは、PTKが少量成分であるに
もかかわらず、260℃における半田耐熱性(260℃
XtO秒)では、収縮率が約2%以下であることにみら
れるように耐熱性が極めて良好なフィルムである。32
0℃で熱固定したフィルムは、290℃×10秒という
高温でも、ふくれ・ゆがみはな(、収縮率も小さく、短
時間の実用に耐える半田耐熱性を有するものであった。 一方、PPS単独のフィルムでは、260℃、10秒と
いう条件では(比較例1)、ふ(れ・ゆがみが生じ、熱
固定温度を高くしても(比較例3.4および5)、半田
耐熱性の向上効果が少ないか、あるいは熱固定条件下で
フィルムが破れるなど、耐熱性が不充分なものであった
。 衷W PTKの配合割合を10〜50重量%に変えた以外は、
実施例1〜3と同様にして二軸延伸フィルムを得、それ
ぞれのフィルムの熱固定可能な最高温度で各5分間熱固
定した。すなわち、PTK/PAS=10/90は30
0℃、20/80および30/70は320℃で、40
/60は330℃で、50150は340℃で熱固定を
行なった。 得られた厚さ約15μmのフィルムについて半田耐熱温
度(半田浴に10秒間浸漬して外観の変化がほとんど観
察されない温度)を測定した。 同時に収縮率を測定し、収縮率が約4〜5%である最高
温度をめやすに、PTKの含量に対する半田耐熱温度の
変化を第1図に示す。 第1図から明らかなように、PTKが少量成分であって
も、半田耐熱温度の立ち上がりは早く、PPSとPTK
とをブレンドすることにより、得られた二輪延伸フィル
ムの耐熱性が相乗的に改善されることがわかる。 叉it性旦 実施例1で得られたPPS/PTK=80/20(重量
比)からなる平均厚さが150tLmの非晶シートを用
い、90℃に調節された予熱ロールおよび118℃に調
節された延伸ロール(表面はセラミックでコート)を備
えた延伸機により一軸延伸を行なった。 延伸倍率は3.5倍で、平均厚み43μmの一軸延伸フ
ィルムを得た。 得られた一軸延伸フィルムを金属枠で全周固定し、定長
下320℃のギヤーオーブン中で、10分間熱固定を行
なった。 得られたフィルムは透明であった。このフィルムを28
0℃の半田浴に10秒間浸漬し、半田耐熱性を調べた。 ふくれやゆがみ等は認められず、280℃の半田耐熱性
をもつことを確認した。 11皿1 実施例1で用いたPP560重量部に対し、平均粒径0
.8μmの水酸化カルシウム粉末を0.5重量%添加し
たPTK (実施例1で使用したポリマーPi)40重
量部をヘンシェルミキサーを用いて均一に混合して樹脂
組成物を得た。 この樹脂組成物を実施例1と同様にしてベレット化し、
次いで結晶化、その後溶融押出により平均厚さ150μ
mの非晶シートを得た。ただし、溶融押出温度は370
℃とした。 このようにして得られた非晶シートを、二軸延伸機を用
いて延伸温度130℃で、4.5倍に定幅−軸延伸した
。34μm厚の一軸延伸フィルムを得た。このフィルム
を金属枠で全周固定し、330℃で10分間、熱固定し
た。 得られたフィルムは透明であった。このフィルムの29
0℃での半田耐熱性を評価した。ふくれやゆがみ等は認
められず、290℃での半田耐熱性をもつことを確認し
た。 (以下余白) 〔発明の効果] 本発明により、半田耐熱性(10秒)が260℃以上の
実用的な耐熱性を有する延伸フィルムを経済的に得るこ
とができる。また、従来技術によるPTKでは熱安定性
が悪いため、溶融加工ができなかったが、本発明では新
規な熱安定性PTKを用い、これをPASに配合して半
田耐熱性などの物性の優れた延伸フィルムを提供するこ
とができたのである。 本発明の耐熱性延伸フィルムは、耐熱性や強度、電気的
特性の要求される広範な分野において用いることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のPASとPTKとの組成物から得ら
れた二輪延伸フィルムの半田耐熱性を示す図である。 第1図 出願人 、呉羽化学工業株式会社

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)〔A〕溶融粘度が1,000ボイズ以上の実質的
    に線状構造のポリアリーレンスルフィド100重量部と
    、 〔B〕繰返し単位▲数式、化学式、表等があります▼〔
    式中 −CO−基および−S−基は、ベンゼン環を介してパラ
    位に結合〕を主構成単位とし、下記(イ)〜(ハ)の物
    性を有する高熱安定性ポリアリーレンチオエーテルケト
    ン5重量部〜100重量部未満を含む樹脂組成物を延伸
    してなることを特徴とする耐熱性延伸フィルム。 (イ)融点Tmが、310〜380℃で、 (ロ)溶融結晶化温度Tmc(420℃/10分)が、
    210℃以上で、残留溶融結晶化エンタルピーΔHmc
    (420℃/10分)が、10J/g以上であり、 (ハ)還元粘度(98%硫酸中、濃度0.5g/dl、
    25℃)が、0.3〜2dl/gである。
  2. (2)前記ポリアリーレンスルフィドが、繰返し単位▲
    数式、化学式、表等があります▼が70〜95モル%と
    繰返し単位 ▲数式、化学式、表等があります▼が5〜30モル%と
    からなるブロッ ク共重合体である請求項1記載の耐熱性延伸フィルム。
  3. (3)前記ポリアリーレンチオエーテルケトンが、結晶
    化物(ただし、280℃/30分アニーリングしたもの
    )としたときの密度(25℃)が1.34g/cm^3
    以上のものである請求項1記載の耐熱性延伸フィルム。
  4. (4)前記ポリアリーレンチオエーテルケトンが、未キ
    ュアー・ポリマーである請求項1記載の耐熱性延伸フィ
    ルム。
  5. (5)延伸フィルムが少なくとも一軸方向に1.5〜7
    倍延伸されたものである請求項1記載の耐熱性延伸フィ
    ルム。
  6. (6)半田耐熱性(10秒)が260℃以上である請求
    項1記載の耐熱性延伸フィルム。
  7. (7)〔A〕溶融粘度が1,000ポイズ以上の実質的
    に線状構造のポリアリーレンスルフィド100重量部と
    、 〔B〕繰返し単位▲数式、化学式、表等があります▼〔
    式中 −CO−基および−S−基は、ベンゼン環を介してパラ
    位に結合〕を主構成単位とし、下記(イ)〜(ハ)の物
    性を有する高熱安定性ポリアリーレンチオエーテルケト
    ン5重量部〜100重量部未満を含む樹脂組成物を34
    0〜420℃でシート状に溶融押出した後、少なくとも
    200℃/分以上の冷却速度で急冷して非晶性シートと
    し、次いで、該非晶シートを80〜170℃の範囲で、
    一方向に1.5〜7倍、もしくは縦横両方向に、逐次ま
    たは同時に、しかも少なくとも一方向に1.5〜7倍延
    伸し、しかるのち延伸したフィルムを270〜350℃
    で熱固定することを特徴とする耐熱性延伸フィルムの製
    造方法。 (イ)融点Tmが、310〜380℃で、 (ロ)溶融結晶化温度Tmc(420℃/10分)が、
    210℃以上で、残留溶融結晶化エンタルピーΔHmc
    (420℃/10分)が、10J/g以上であり、 (ハ)還元粘度(98%硫酸中、濃度0.5g/dl、
    25℃)が、0.3〜2dl/gである。
  8. (8)前記ポリアリーレンスルフィドが、繰返し単位▲
    数式、化学式、表等があります▼が70〜95モル%と
    繰返し単位 ▲数式、化学式、表等があります▼が5〜30モル%と
    からなるブロッ ク共重合体である請求項7記載の耐熱性延伸フィルムの
    製造方法。
  9. (9)前記ポリアリーレンチオエーテルケトンが、結晶
    化物(ただし、280℃/30分アニーリングしたもの
    )としたときの密度(25℃)が1.34g/cm^3
    以上のものである請求項7記載の耐熱性延伸フィルムの
    製造方法。
  10. (10)前記ポリアリーレンチオエーテルケトンが、未
    キュアー・ポリマーである請求項7記載の耐熱性延伸フ
    ィルムの製造方法。
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