JPH01282261A - 耐熱性樹脂組成物、成形物およびその製造方法 - Google Patents

耐熱性樹脂組成物、成形物およびその製造方法

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JPH01282261A
JPH01282261A JP10992188A JP10992188A JPH01282261A JP H01282261 A JPH01282261 A JP H01282261A JP 10992188 A JP10992188 A JP 10992188A JP 10992188 A JP10992188 A JP 10992188A JP H01282261 A JPH01282261 A JP H01282261A
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Japan
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heat
minutes
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polyarylene
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JP10992188A
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English (en)
Inventor
Yoshikatsu Satake
義克 佐竹
Takashi Kaneko
隆 金子
Yutaka Kobayashi
由太加 小林
Yukio Ichikawa
幸男 市川
Hiroshi Iizuka
洋 飯塚
Makoto Fukuda
誠 福田
Tomoo Enoki
榎 智勇
Takayuki Katto
甲藤 卓之
Yasuo Sakaguchi
坂口 泰雄
Yoshiya Shiiki
椎木 善彌
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Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐熱性、耐油性、耐湿熱性および低ガス透過
性の溶融成形ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物およ
びその成形物に関し、さらに詳しくは、実質的に線状構
造のポリアリーレンスルフィド(以下、rPAsJ と
略称する)に熱安定性ポリアリーレンチオエーテルケト
ン(以下、rPTKJ という)、および必要に応じて
繊維状充填材および/または無機質充填材を混合してな
る樹脂組成物、該樹脂組成物を溶融成形してなる耐熱性
成形物およびその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、自動車・電子・電気産業において、耐熱性の溶融
加工が容易な結晶性熱可塑性樹脂が強く求められてきた
0例えば、家電分野においても電子レンジ、電気オーブ
ン、電子オーブンψレンジなどの普及に伴ない、電磁波
透過性の耐熱性食品容器の需要が急速に伸びている。そ
こで、耐熱性のプラスチック容器、例えば家庭用電子レ
ンジや電気オーブンなどに使用可能で、かつ200℃近
くのオーブン温度に耐える食品用熱成形容器として、高
結晶化ポリエチレンテレフタレート(以下、rFETJ
 と略称する)が注目を浴びている。
しかしながら、PET容器は、電子レンジによる比較的
短時間の加熱で間に合う用途には使用可能であるが、耐
熱性が未だ不十分であり、電子レンジや電気オーブン中
での200℃以上、特に220〜230℃以上の高温に
耐えられない欠点がある。
不飽和ポリエステル樹脂やニボキシ樹脂等の熱硬化性樹
脂では、成形方法としてS M C(SheetMol
ding Ca+*pound) 、  B M C(
Bulk MoldingCompound)方式が採
用されており、食品容器も成形することができる。SM
Cは、熱硬化性樹脂に充填材、触媒(硬化開始剤)、H
型剤、化学増粘剤などを混合した樹脂ペーストをマット
状のガラス繊維に含浸させたシート状のプレス成形用中
間材料である。このシート状物を、所定温度で所定時間
貯蔵し、増粘剤の作用により樹脂が半ば硬化して指触乾
燥の状態になったものをプレス等で成形する。また、E
MCは、熱硬化性樹脂に充填材、化学増粘剤、触媒(硬
化開始剤)、顔料、離型剤などを加えた樹脂ペーストに
、ガラス11!i(チョツプドストランド)を加えて混
練したものである。BMCの成形は、プレス成形、トラ
ンスファ成形、射出成形等の方法によって行なわれる。
そして、これらの成形法により熱硬化性樹脂から耐熱性
食品容器を製造することができる。しかし、不飽和ポリ
エステル等の熱硬化性樹脂からなる食品容器は、耐熱温
度が約210℃と低いため、電子レンジや′#、気オー
プンなどでの高温に耐えられない欠点がある。
一方、耐熱性に優れた熟可ざ性樹脂として、ポリアリー
レンスルフィド(PAS)やポリアリーレンチオエーテ
ルケトン(PTK)などのエンジニアリングプラスチッ
クスの開発および実用化がすすめられている。
PASは、耐熱性、耐薬品性(耐酸性、耐アルカリ性、
耐溶剤性〕、耐油性、耐熱水性、加工性および優れた機
械的特性を有するエンジニアリングプラスチックスとし
て、広範な分野において利用されている熱可塑性樹脂で
ある。PASは、その優れた性質を生かし、繊維および
フィルムとしても使用されるようになっている。PAS
は、結晶性の樹脂であって、PETに較へて高い融点を
有しており、耐熱性の点でPETよりも優れた性能を有
する。また、PASは、耐湿熱性、耐溶剤性等の点でも
優れた性質を有している。
PTKについては、西ドイツ公開公報DE−34055
23AI、特開昭80−58435号公報、特開昭60
−104126号公報、特開昭47−13347号公報
、雑誌(ndian J、 Chew、。
21A(May、 1982) pp501−502お
よび特開昭61−221229号公報などに開示がみら
れる。しかしながら、これら文献に記載の従来のPTK
は、熱安定性が劣悪であるために、溶融加工時に結晶性
の喪失や溶融粘度の上昇を伴った硬化反応あるいは発泡
を起こし、一般的な溶融成形加工方法である射出成形や
押出成形等によって溶融成形することは困難であった。
そこで発明者らは、重合方法を工夫し1重合助剤を添加
しないで、七ツマー仕込比の選択、高温での重合時間の
短縮、重合反応装置の材質の選択等を配慮して重合を行
なうことによって、また、必要に応じて重合末期におけ
る安定化処理を行うことによって、熱安定性が従来公知
のPTKに比較して高度に改善されたPTKが得られる
ことを見い出した。このPTKは、一般的な溶融加工方
法によって成形回旋な高熱安定性PTKである(特願昭
62−118819号)。
ところで、米国特許5g 4.690.972号明細書
には、PASに結晶核剤としてPTKを添加することが
記載されているが、該PTKは前記高熱安定性PTKと
は異なるものであり、また、耐熱性食品容器などの耐熱
性成形物を製造することについても開示されていない。
これまでに本発明者らは、上述のPASや高熱安定性F
TKの特性を利用し、耐熱性樹脂組成物および成形物を
得べく検討を積み重ねてきた。
そして、本発明者らは、高熱安定性PTK単独、あるい
はPASなどの熱可塑性樹脂100重量部に対し、該P
TK25重量部以上を混合した熱可塑性樹脂を溶融成形
することにより耐熱性容器が得られることを見い出した
(特願昭62−195806号)、ところが、融点の高
いPTKまたは該PTKを大量に混合したPASとの組
成物では、表面性の債れた成形物を得るには高温金型を
用いなければならないことや、PASに比べ高価なPT
Kを多用するため、得られる成形物も高価になってしま
う等の問題があった。
(以下余白) (発明が解決しようとする課題〕 本発明の目的は、従来技術の問題点を克服したF#を熱
性!I成酸物よび耐熱性成形物を提供することにある。
本発明の他の目的は、溶融成形法により、成形物の肉厚
、充填材の添加量を自由に選定できる耐熱性成形物を得
ることにある。ここで、耐熱性成形物とは、熱可塑性樹
脂の通常の加工法である押出成形、射出成形、真空成形
、延伸フィルム成形、延伸シート成形、電子部品封止、
溶融紡糸などで得られたものを意味するものとする。
さらに、本発明の目的は、#熱性食品容器を得ることに
ある。
本発明者らは引き続き検討した結果、繰返し単一タロロ
ナフタレン溶液での対数粘度数(儂度二0.4g/d文
、温度:208℃)が0.1〜1.0dl/gである実
質的に線状構造のポリアリーレンスルフィド(PAS)
100tJt部に、高熱安定性ポリアリーレンチオエー
テルケトン(PTK)0.01重量部〜25重量部未満
、および必要に応じてm雄状充填材および/またはS機
質充填材0〜400重量部を混合した樹脂組成物が耐熱
性に優れているとともに、該樹脂組成物を溶融成形する
ことによって、耐熱性、耐油性および耐湿熱性に優れ、
しかも低ガス透過性の成形物が得られることを見い出し
、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明の要旨は、以下のとおりである。
以上含有し、かつ1−グロロナフタレン溶液での対e粘
度& (!&: 0.4g/di、温度:208℃)が
0.1〜1,0627gである実質的に線状構造のポリ
アリーレンスルフィド100重量部と、 〔式中−〇〇−基および−S−基は、ベンゼン環を介し
てパラ位に結合〕を主構成単位とし、(イ)融点Tmが
、310〜380℃で、(ロ)残留溶融結晶化エンタル
ピーΔHm c(420”(1!/10分)が、lOJ
/g以上テ、以上上きの溶融結晶化温度Tmc (42
0℃/10分)が、210℃以上であり〔ただし、ΔH
m c(420℃/10分)は、差動走査熱量計でポリ
アリーレンチオエーテルケトンを不活性ガス雰囲気中で
50℃に5分間保持後、75℃/分の速度で420℃ま
で昇温し、420℃に1o分間保持したのち、10℃/
分の速度で降温した際の溶融鮎品化エンタルピーであり
、Tmc(420’C/10分)はそのときの溶融結品
化ピーク温度である。〕、 (ハ)還元粘度(98%硫酸中、濃度0.5g1d文、
25℃)が、0.2〜2d又/gである高熱安定性ポリ
アリーレンチオエーテルケトン0.011量部〜25重
量部未満、 および 〔C)@記ポリアリーレンスルフィドと前記ポリアリー
レンチオエーテルケトンとからなる合成樹脂成分100
重量部当り、繊維状充填材および/または無機質充填材
O〜400fi量部、とからなる樹脂組成物。
(2)前記樹脂組成物を溶融成形してなる耐熱性成形物
(3)前記樹脂組成物を、シリンダー温度270〜40
0℃、金型温度50〜250℃、射出保持圧10〜50
00kg/crrr’、射出サイクル1〜600秒の成
形条件で射出成形し、必要に応じて120〜250℃で
10〜600分間アニーリングすることを特徴とする耐
熱性成形物の製造方法。
以下、本発明の構成要素について詳述する。
樹脂組成物の成分 (PAS) 本発明で用いるPASは、ポリマーの主構成単位として
p−フユニレンスルフィドの繰返し単位70重量%以上
、ざらに好ましくは90重量%以上、を含む実質的に線
状構造を有するポリアリーレンスルフィドである。
ここで、実質的に線状構造とは、酸化架橋などによる溶
融粘度の増大処理(キュアー)で得られるような架橋・
分校構造を有するポリマーではなく、実質的に二官能性
上ツマ−を主体とするモノマーから得られたポリマーを
いう。
P7xニレンスルフイドm位が50i1%以上であるこ
とに対応して、このPASは50重量%未満の他の共重
合構成単位を含んでいてもよい。
このような構成単位としては、たとえばメタ2.6−ナ
フタレンスルフィド単位 どがあげられる。
なお、三官能(および四官能以上)単位は、1モル%以
下であることが好ましい。
上記のPASで、後述するような高溶液粘度を有する高
重合度の重合体は、例えば、特開昭61−7332号公
報に記載されている方法により製造することができる。
特開昭81−7332号公報に開示のP、ASの製造方
法とは。
有機7ミド溶媒中でアルカリ金属硫化物とジハロ芳香族
化合物との反応において、少なくとも、(1)アルカリ
金属硫化物1モル当り0.5〜2.4モルの水が存在す
る状態で、180〜235℃の温度で反応を行なって、
溶融粘度5〜300ポイズのポリアリーレンスルフィド
をジハロ芳香族化合物の転化率50〜98モル%で生成
させる工程、および (2つ アルカリ金属硫化物1モル当り2,5〜7.0
モルの水が存在する状態となるように水を添加すると共
に245〜290℃の温度に昇温して、上記の反応をm
続する工程 の二段階で行なう、溶融粘度が1000ボイズ以上のポ
リアリーレンスルフィドの製造法(ただし、本発明にお
いて溶融粘度は、310”C!でせん断速度2007秒
で測定したものである)である。
また、P−フェこレンスルフィト繰返し単位モル%とメ
タフェニレンスルフィド繰り返し単位鎖中に含むブロッ
ク共重合体も好ましく用いられる。このようなブロック
共重合体で高溶融粘度の重合体は、例えば特開昭61−
14228号公報に記載されている方法により製造する
ことができる。
本発明で用いるPASは、上記の化学構造を有するもの
であって、溶液粘度が1−クロロナフタレン溶液での対
数粘度数(a度:0.4g/d文、温度:208℃)で
o、i〜1.Od!l/g、好ましくは0.25〜0,
9d交/g、のものである、対数粘度数が0.1未満の
低溶融粘度重合体では、溶融成形ができても機械的に脆
弱な成形体になるので好ましくない、一方、対数粘度数
が1.0を超えると、流動性が悪くなるので好ましくな
い。
本発明の耐熱性樹脂組成物および成形物は、耐熱性樹脂
であるPASが有する諸物性(例えば、機械的特性、’
を気的特性1.!)的特性、化学的物性等〕の改変・改
善、加工性の改変・改善、およびコストの低減などの目
的で、PASに、高熱安定性PTKと、必要に応じてl
am状充填材および7/または無機質充填材を混合した
PAS樹Wi組成物およびその成形物である。
(以下余白) (高熱安定性PTK) 本発明で用いる高熱安定性PTKは、繰返し単よび−S
−基は、ベンゼン環を介してパラ位に結合〕を主構成単
位とするポリアリーレンチオエーテルケトン(PTK)
である、本発明で用いるPTKは、耐熱性ポリマーであ
るためには、上記繰返し単位が50重量%以上、より好
ましくは60重量%以上、さらに好ましくは70重量%
以上であることが好ましい、上記繰返し単位が50重量
%未満では、結晶性が低下し、それに伴って耐熱性も低
下するおそれがある。
上記繰返し単位以外の異種繰返し単位として一基および
−S−基がベンゼン環を介してパラ位に結合したものを
除く) (ただし、Rは炭素数5以下のアルキル基、mはO〜4
の整数)などが挙げられる。
本発明で使用する高熱安定性PTKとしては、未キュア
ー・ポリマー、より好ましくは未キュアー線状ポリマー
が望ましい0本発明において、キュアー(cure)と
は、通常の重縮合反応以外の架橋、分枝、分子鎖延長反
応等によるポリマーの分子量増大処理、特に高温加熱処
理による分子量増大処理を意味する。ここでいう未キュ
アー・ポリマーとは、キュアーにより分子量の増大を計
りそのポリマーの溶融粘度を高めようとする後処理を行
なわないポリマーをいう、一般に、キュアーは、PTK
の熱安定性や結晶性などを喪失もしくは低下させる。
なお、熱安定性、流動性および結晶性を損なわない限度
において、若干の架橋構造および/または分枝構造を導
入したPTKは、本発明のブレンド用樹脂として許容さ
れる0例えば、少量の架橋剤(例えば、ポリクロロベン
ゾフェノンやポリブロモベンゾフェノンなど)を用いて
重合して得られたPTKや、軽度のキュアーによって少
量の架橋および/または分枝構造が導入されたPTK樹
I指などは、本発明で用いるPTKとして許容できる。
PTKの物性 本発明で用いるPTKは、次のような物性を有するもの
であることが好ましい。
(イ)耐熱性が優れている指標として、融点Tmが31
0〜380℃であること。
(ロ)ポリマーの溶融状態での熱安定性を示す指標とじ
て、残留溶融結晶化エンタルピーΔHmc(420℃/
10分)がIOJ/g以上であり、その時の溶融結晶化
温度Tmc(420℃/10分)が210℃以上である
こと。
(ハ)ポリマーの分子量を示す指標である還元粘度ηr
edがo、2〜2dl/gであること。
なお1本発明で還元粘度ηredは、98%硫酸を溶媒
とし、濃度0.5g/diの溶液の25℃における値で
表わす。
(ニ)結晶性ポリマーの特性を示す指標として、結晶化
物(280℃/30分7二−リングしたもの)の密度が
1.34g/cm’(25℃)以上であること、PTK
の還元粘度が2d文/g以上のものは、その製造および
加工が困難である。
また還元粘度が0.2d文/g以下のPTKは、このP
TKtl−混合したPASffi成物の機械酸物性を低
下させる危険があり好ましくない。
次に5本発明で使用するPTKの特性について述べる。
(1)#熱性 ポリマーの融点Tmは、ポリで−の耐熱性を表わす指標
となる。
本発明で使用するPTKは310〜380℃、より好ま
しくは320〜375℃、さらに好ましくは330〜3
70℃の融点Tmを有するものである。Tmが310℃
未満のものは耐熱性が不十分であり、一方、Tmが38
0℃超過のものは分解させずに溶融加工することが困難
になるので。
いずれも好ましくない。
(2)熱安定性 本発明で使用するPTK樹脂の最大の特徴は、溶融加工
方法の適用に充分な熱安定性を有するものであることで
ある。
従来技術によるPTKは、いずれも熱安定性が低く、溶
融加工時に流動性の低下や結晶性の喪失、あるいは溶融
粘度の上昇を伴う架橋反応や炭化反応を起こし易いもの
であった。
そこで、溶融加工温度以上の高温に一定時間保持した後
のPTKの残留結晶性を調べることによって、PTKの
溶融加工適性の指標にすることがで!る。残留結晶性は
、溶融結晶化エンタルピーを差動走査熱量計(以降rD
SClと略記)で測定することによって定量的に評価す
ることができる。具体的には、PTKを不活性ガス雰囲
気中で50℃に5分間保持後、75℃/分の速度で42
0℃まで昇温し、420℃の温度(溶融温度以上の高温
)に10分間保持したのち、10℃/分の速度で降温し
た際の残留溶融結晶化エンタルピーΔHmc (420
℃/10分)並びにそのとさの溶融結晶化温度Tmc 
(420℃/10分)を熱安定性の尺度にすることがで
きる。熱安定性の悪いFTKは、上記420℃の高温条
件下では架橋反応等を起こして結晶性を殆ど喪失する。
本発明で用いる高熱安定性PTKは、ΔHmc(420
℃/10分)がIOJ/g以上、より好ましくは15J
/g以上、さらに好ましくは20J/g以上のポリマー
であり、かつ、T m c (420℃/10分)が2
10℃以上、より好ましくは220℃以上、さらに好ま
しくは230℃以上のポリマーである。
ΔHmc(420℃/10分)がlOJ1g未満あるい
はTmc (420℃/10分ンが210℃未満のPT
Kは、溶融加工時に結晶性の喪失や粘度上昇を起し易く
て、溶融加工方法の適用が困難である。
(3)分子量 PTKの溶融粘度に関係する分子量は溶融加工特性を支
配する重要なファクターである。ポリマーの分子量は、
そのポリマーの還元粘度ηredをもって指標とするこ
とができる。
溶融加工に適したPTKは、還元粘度ηredが0.2
〜2d文/g、好ましくは0.3〜2.0dl/g、よ
り好ましくは0.5d交/g〜2di/gの高分子量の
P TKであることが望ましい。
(4〕結晶性 ポリマーの結晶性の指標として、ポリマーの密度を採用
する。
本発明で使用するPTK樹脂は、結晶化物(280℃/
30分アニーリングしたもの)の25℃での密度が1.
34g/cm’以上、より好ましくはり、35g/cr
rr’以上のポリマーであることが望ましい、結晶化物
の密度が1.34g/crrr’未満のものは、結晶性
が低くて耐熱性が不充分になるおそれがあり、また、そ
れを含むPAS樹脂組成物から得られた成形物の機械的
物性等も不充分となるおそれがある。
PTKの   法 本発明で使用するPTKは、例えば、アプロチック極性
有機溶媒、好ましくは有機アミド溶媒(カルへミン酸ア
ミド類を含む)中でアルカリ金属硫化物とジハロ芳香族
化合物、好ましくはジクロロペンンフェノンおよび/ま
たはジブロモベンンフェノンとを、従来報告されている
重合方法に比較して極端に共存水の多い系で、重合助剤
(カルボンH塩など)の実質的不存在下で、温度プロフ
ァイルを適切に制御し、短い重合時間で、かつ、必要に
応じて反応装置の材質を選択して重合する方法によって
得ることができる。
具体的には、本発明で使用する高熱安定性PTKは、有
機アミド溶媒中で、アルカリ土属硫化物と、4.4′−
ジクロロベンゾフェノンおよび/または4,4′−ジブ
ロモベンゾフェノンを主成分とするジハロ芳香族化合物
とを、下記(a)〜(C)の条件で脱ハロゲン化/硫化
友・応させる方法により好適に製造することができる。
(a)共存水分量/有機アミド溶媒仕込量の比が2.5
〜15(モル/Kg)の範囲であること。
(b)シバa芳香族化合物仕込量/アルカリ金属硫化物
仕込量の比が0.95〜l、2(モル1モル)の範囲で
あること。
(c)反応を60〜300℃のlit!!iの温度で行
なうこと、ただし、210℃以上での反応時間は、io
時間以内であること。
また1反応装置として、少なくとも反応液との接液部が
チタン材で構成された装置を使用すれば、より好適に高
熱安定性PTKI得ることができる。
さらに、アルカリ金属硫化物に対し、前記ジハロ芳香族
化合物を重合末期に(−CO−)基と同等またはそれ以
上の電子吸引性を有する置換基を1個以上含むハロゲン
化芳香族化合物(好ましくは、モノマーとして用いた4
、4′−ジクロロベンゾフェノンおよび/または4.4
′−ジブロモベンゾフェノン)を添加して反応させるこ
とによって、熱安定性がさらに改良されたPTKを得る
ことができる。
(以下余白) PTKの配合割合 本発明に用いる高熱安定性PTKの配合割合は、PAS
 100重量部当り0.01重量部から25重量部未満
、好ましくは0.1〜241X量部である。0.011
量部より少量では混和樹脂としての機能(物性)が充分
に発揮できず、25重量部以上加えても結晶核剤として
の効果は増進しない。
また、高熱安定性PTKの配合割合が本発明の範囲にあ
るPAS組成物は、結晶化速度が速くなり、かつ做廚な
球晶組織が形成されるため、各種成形加工に好適で、し
かも耐熱性のすぐれたPAS成形物を得ることができる
cram状充填材および無機質充填材)本発明で使用す
るm雄状充填材としては1食品容器に添加可能なもので
あり、例えば、ガラス、炭漏、黒鉛、シリカ、アルミナ
、ジルコニア、炭化ケイ素、アラミドなどのm雄、ある
いはケイ酸カルシウム(ウオラストナイトを含む)、硫
酸力ルンウム、炭素、窒化ケイ素、ポロンなどのウィス
カーなどが挙げられる。これらの中でも、ガラス繊維、
炭素繊維およびアラミド繊維が物性上の観点から特に好
ましい、また、無機質充填材としては、例えば、タルク
、マイカ、カオリン、クレイ、シリカ、アルミナ、シリ
カアルミナ、酸化チタン、炭酸カルシウム、ケイ酸カル
シウム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、リン酸マグネシウム、炭素(カーボン黒を含
む)、黒鉛、窒化ケイ素、ガラス、/\イドロタルサイ
ト、#化ジルコニウム等の粉末が挙げられる。
本発明では、これら各種充填材を必要に応じて1種以上
配合する。繊維状充填材および/または無機質充填材は
、併用してもよい。
本発明で用いる繊維状充填材および/または無機質充填
材は、PASと高熱安定性PTKとの混合物からなる樹
脂成分100重量部当り、0〜400重量部、好ましく
は0.1〜300重量部、より好ましくは1〜200重
量部の割合で配合する。これらの充填材が4oo重1部
を超えると、加工性が低下するおそれがあるので好まし
くない、なお、充填材の量が少ない場合は、荷重下の熱
変形温度が充填材を比較的多く含む成形物に比較して、
やや低下する傾向がみられる。
また、本発明のPAS樹脂組成物には、光安定剤、防錆
剤、滑剤、粗面化剤、結晶核剤、#型剤、着色剤、カッ
プリング剤、パリ防止剤、帯電防止剤などの助剤を必要
に応じて適宜添加することができる。
戊」L物 本発明のPAS樹脂組成物から得られる成形物は、下記
の(a)〜(C)のような物性を有する。
(a)熱交°形温度(ASTM D−648、荷重18
.6k g / c m’ )が220℃以上、好まし
くは230℃以上、さらに好ましくは250℃以上、(
b)200℃での曲げ強度(AST)I 0−790)
が2kg/mm’以上、好ましくは3’Kg/rnrr
I以上、または200℃での曲げ弾性率(ASTにD−
790)が100kg/mrn’以上、好ましくは15
0kg/mrry’以上、さらに好ましくは200Kg
/mm’以上。
このように、本発明の成形物は、耐熱性に優れていると
ともに、機械的強度も高く、また、耐薬品性、耐熱水性
、低通気性なども良好であるから、#熱性を要求される
各種成形物として、工業用途、医療用途1食品用途、雑
貨用途等広範な分野に有用である。その中でも、特に耐
熱性食品容器として好適である。
熱変形温度が220℃未満、200℃での曲げ強度が2
kg/mrrr′未満または200℃テノ曲げ弾性率が
100kg/mm’未満の成形品は1例えば食品容器と
した場合、電子オーブンレンジ等による調理の最中、あ
るいは調理完了時の取出しの際に変形を起こすおそれが
ある。
また、本発明の樹脂組成物を食品容器に成形する場合は
、肉厚が通常0.1〜10mm程度であり、薄肉のもの
から厚肉のものまで成形可能である。
震Ji法 本発明のPAS樹脂組成物は、常法の溶融加工方法(押
出成形、射出成形など)によって、成形物に溶融加工す
ることができる。その中でも、本発明のPAS樹脂組成
物の加工方法としては、成形の容易さから射出成形法が
好ましい、これ以外の方法としては、押出成形法によっ
てシート状成形物、管状成形物あるいは繊維を作り、そ
れをさらに2次成形または延伸処理、結晶化処理等を行
なう方法が挙げられる。
(射出成形法ン 本発明のPSA樹@組成物を薄肉成形用金型を装着した
射出成形機に、大気中あるいは好ましくは非酸化性雰囲
気下で供給し、シリンダー温度270〜400℃、好マ
シくは290〜360’C1金型温度50〜250℃、
好マシくは12ON180℃、射出保持圧10〜500
0 k g / c rn’、好マシくは50〜300
0kg/crrf、射出ナイクル1〜600秒、好まし
くは3〜120秒の成形条件で射出成形し、必要に応じ
て12o〜250℃、好ましくfil 50〜210’
C!(7)温度−c’i。
〜600分間好ましくは20〜240分間アニーリング
することにより本発明の耐熱性成形物を製造することが
できる。
シリンダー温度が270℃未満では樹脂組成物の流動が
困難となり、400℃を超えると樹脂組成物が熱分解し
易くなるので、いずれも好ましくない、金型温度が50
℃未満では成形物の表面が粗面化し易く、一方、250
℃を超えると固化し難くなるので、いずれも好ましくな
い、射出保持圧が10kg/Cd程度より小さいと金型
内の樹脂の充填が不完全になり易く、射出保持圧が極端
に大きい場合は、成形体のパリを抑えるのが困難となる
ので、いずれも好ましくない、射出サイクルが極端に短
かくなると金型内での樹脂の固化が不充分となり易く、
射出サイクルが極端に長くなると、ポリマーは射出機内
での滞留時間が長くなり、ポリマーが変色、劣化を起こ
す恐れがあるので、いずれも好ましくない、また、シリ
ンダー内樹脂平均滞留時間が1秒未満では樹脂の溶融が
不完全になり易く、600秒を超えると樹脂が分解し易
くなるので、いずれも好ましくない。
本発明で使用される射出成形機は、樹脂溶融物と接触す
る部分が非鉄系耐食材で構成されたものが好ましく、ま
たベント付きのものが好ましい。
本発明で用いられる耐熱性PAS樹脂組成物は粉末状で
も、ベレット状でも良いが、成形機への定常的供給が容
易であるという点からベレット状のものが好ましい。
肚A 本発明の#熱性樹脂組成物および成形物は、耐熱性を要
求される広範な分野で使用できる。その中でも、本発明
の耐熱性成形物は、電子レンジ、電子オープンレンジな
どの調理用食品容器として好適に使用することができる
。この他に、延伸フィルム、未延伸フィルム、シート、
繊維、管状成形物、電子部品の封止材など各種の形状を
有する成形物として使用できる。
〔実施例〕
以下、本発明について実施例および実験例を挙げて説明
するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもので
はない。
(合成実験例) 二尤互旦渣1 [ポリP−フェニレンスルフィド(ppps)の合成] 合成実験例1 含水硫化ソーダ(水分53.6重量%)370kgおよ
びN−メチルピロリドン(NMP)800kliをチタ
ン張り重合毎に仕込み、窒素ガス雰囲気下で徐々に20
3℃まで昇温しながら、水144kgを含むNMP溶液
を流出させ次いで水4kgを追加し、次に、p−ジクロ
ルベンゼン(PDCB)320kgとNMP280kg
との混合溶液を供給して、220℃で4時間重合を行な
った。さらに水110kgを(圧入)添加し、260℃
に昇温して5時間重合を継続した。冷却後、反応液を目
開き0.1mmのスクリーンで篩分して粒状ポリマーを
分離し、メタノール洗浄および水洗を行なってポリマー
スラリーを得た0次に、2%のアンモニウムクロライド
水溶液中に浸漬して40℃で30分間処理した後、水洗
して乾燥した。得られたポリマーの溶融粘度は1410
ポイズ(31O℃、せん断速度1200/秒)テ。
ηinhは0.33(濃度:0.4g1d文、温度:2
08℃)であった。
合成実験例2 重合毎にNMPI 1 、Okgおよび含水硫化ソーダ
(水分53.6重量%)3.39kgを仕込み、窒素ガ
ス雰囲気下で徐々に200”C’まで昇温して水分およ
び若干量のNMPを留出させた(重合缶内の残存水分量
は0.47kgであった)。
次ニ、NMP3.0kgにPDCB2.955Kgを溶
融させた溶液を添加し、215℃で3時間加熱して重合
を行なった。さらに水0.97kgを圧入添加後、25
5℃で0.5時間重合を!I統し、反応混合物を得た。
生成したP−フェニレンスルフィドプレポリマーの平均
重合度を蛍光X線法で測定した結果、平均重合度は19
0であった。
20リツトルの耐圧重合毎に、NMP2.2)Cgおよ
び含水硫化ソーダ(水分53.6重量%)0.68kg
を仕込み、窒素ガス雰囲気下で徐々に200℃まで昇温
して水分および若干量のNMPを留出させた(重合缶内
の残存水分量は、0.10ksrであツタ)0次に、N
MPo、6kgにm−ジクロルベンゼン0.59kgを
溶かした溶液を添加して混合した。この混合液に、上述
で得られた反応混合物の全量の80重量%および水0.
38kgを加えて混合し、255℃で2時間重合した0
反応後、得られたダ応生成物をNMPで約21倍に希釈
し、濾過して固体分を濾別し、熱水で4回洗滲し、次い
で80’Cで乾燥してポリマー(p−フェニレンスルフ
ィドブロックコ190)を得た。
得られたポリマーの組成を赤外線吸収スペクトηinh
が0.24dl/g (濃度:0.4g/6文、温度:
208℃)で、溶融粘度〔310℃、せん断速度120
0/秒〕は580ポイズで、Tgが73℃、Tmが27
8℃であった。
なお、TgおよびTmは差動走査型熱量計により測定し
た。
PTKの合成 合成実験例3(高熱安定性PTK) 4.4′−ジクロロベンゾフェノン(イ/\ラケミカル
工業■製)90モル、含水硫化ソーダ(水分53.6重
量%)(三協化成■製)90モルおよびNMP90Kg
をチタン張り重合缶に仕込み(共存水分i/NMP= 
5.0モル/kg)、窒素ガスで置換擾室温から240
℃まで1.5時間で昇温し、240℃で0.9時間保持
し、次いで4.4′−ジクロロベンゾフェノン5.0モ
ル。
NMP20Kgおよび水100モルの混合物を圧入しな
がら0.5時間かけて260℃まで昇温し、さらに26
0℃で1.0時間保持して、反応させた。
重合缶を冷却し、反応スラリーを約200リツトルの7
七トンに投入し、ポリマーを沈降させ、濾別し、アセト
ンと水で各々3回づつ洗浄し、脱液して、ウェットポリ
マーを得た。得られたウェットポリマーを70℃/12
時間減圧乾燥して、ポリマーA(アイポリ−色粉末)を
得た。
合成実験例4(従来のPTK) 硫化ナトリウム三水塩1.0モル、NMP800mlお
よび水酸化ナトリウム1.0gを5US316製重合缶
に仕込み、210℃まで昇温加熱して、NMP3 gを
含む水42gを留出させ、しかる後約45℃まで冷却し
た0強く撹拌しながら、4.4’−ジフロロベンゾフェ
ノン1.0モルおよび亜硫酸ソーダ0.033モルを添
加した。(共存水分量/NMP−0,9モル/kg)窒
素ガスで5気圧に加圧し、250℃/4時間維持して重
合させた0反応後1重合缶を100℃まで冷却し1反応
スラリーを取出し、生成ポリマーを分離し、熱水洗およ
びアセトン洗浄を繰返し、充分清浄化後、充分に乾燥し
て、ポリマーB−1(黄褐色粉末)を得た。
合成実験例5 (USP4.690.972に開示のP
TKの製造) 含水水硫化ソーダ(水分31,9重量%)2゜08モル
、および水酸化ナトリウム2モル、 NMP1200m
it−5US318製の重合缶に仕込み、窒素気流下で
205℃まで昇温し、NMP5.6g(5,5m文)を
含む液33.9gを留出させた。
しかる後、反応系を120℃まで冷却して。
4.4′−ジクロロベンンフエノン2モルとNMP12
05.5m文の混合液を加え、撹拌しながら窒素加圧下
で265℃で3.5時間重合させた(共存水分量/NM
P= 0.6モル/kg)。
反応後1反応スラリーを水中に投入し、水洗、アセトン
洗を繰り返した後、乾燥を行ってポリマーB−2を得た
。このポリマーB−2は褐色の強い粉末であった・ (以下余白) く融点測定〉 得られた各PTKについて、耐熱性の指標として、融点
Tmを測定した。測定方法は、各PTK(粉末)を約1
0mg秤量し、D S C(Mettler社製TCI
OA型)を用い、不活性ガス雰囲気中で50℃に5分間
保持後、10℃/分の速度で昇温加熱して測定した。
その結果、Tmは、ポリマーAが360℃であった。ポ
リ−f−B−1、B−2のTmは、350〜380℃で
あった。
く残留溶融結晶化エンタルピーおよび溶融結品化温度測
定〉 合成実験例で得られた各PTKについて、熱安定性の指
標として、残留溶融結品化エンタルピーΔHmc (4
20℃/10分)を測定した。同時に、その際の溶融結
晶化のピーク時の温度Tmcも測定した。すなわち、各
PTK (粉末)を約10 m g秤量し、DSCを用
い、不活性ガス雰囲気中で50℃に5分間保持後、約り
5℃/分の速度で420℃まで昇温し、420℃で10
分間保持したのち、lO℃/分の速度で降温して、残留
溶融結晶化エンタルピーΔHmc (420℃/10分
)、また、その溶融結晶化温度Tmcを測定した。
その結果、ポリマーAのΔHmcは59(J/g) 、
Tmcは306℃であった。また、ポリマーB−1,8
−2(7)ΔHmcは共にOで、Tmcはどちらも検出
できなかった。
く密度測定および溶液粘度測定〉 合成実験例で得られた各PTKについて、結晶性の指標
としての密度を測定した。まず、各PTK(粉末)を2
枚のポリイミド・フィルム(“カプトン”デュポン社製
)の間に挿み、ホットプレスを用い、385℃/2分子
熱し、385℃10.5分加圧して賦形し、急冷して厚
さ約0.15mmの各非晶シートを調製した。非晶シー
トの一部はそのままサンプルとして用い、また、他の一
部は、280℃/30分の7二−リングをすることによ
り結晶化度を高めたアニール物サンプルどして用いた。
密度は、[臭化リチウム/水]系の密度勾配管を用い、
25℃で測定した。
また、各PTKについて、分子量の指標として溶液粘度
(還元粘度ηred )を測定した。すなわち、各PT
Kサンプルを、98%硫酸に濃度0.5g/dJLにな
るように溶解し、ウベローデ型粘度管を用い、25℃で
粘度を測定した。その結果、ポリマーA(7)2度(g
/cm’)は、非品物が1.30、アニール物が1.3
5であり、ηredは0.61dl/gであった。ポリ
マー B−1、B−2の密度(g/cm′)はいずれも
、非品物が1.28〜1.30、アニール物が1゜30
〜1.31で、サンプルシートの溶融成形時に、局部的
発泡が認められ、密度が局部的にバラついていた。
これらの測定結果から、高熱安定性PTKであるポリマ
ーAは、高密度、高結晶性であり、アニール物の密度が
1.34g/crn’以上になるのに対し、従来法によ
るPTKであるポリマーB−1、B−2はいずれも、サ
ンプルシートの溶融成形時に、局部的発泡を伴う架橋反
応が起こり、低密度、低結晶性のシートが得られるにと
どまっている。
く結晶化速度の測定方法〉 パーキンエルマー社製DSC7を用いて、半結晶化時間
でI72 を常法(例えば、高分子化学25゜155(
1968) )によって求めた。
測定条件は、下記のとおりである。
各サンプルの急冷プレスシート試料的5 m gを窒素
気流中で340℃で1分溶融後、所定の結品化温度まで
急冷し、その結品化温度での等温結晶化曲線を得る。得
られた等温結晶化曲線より、結品化し得る成分のうち1
/2が結晶化するのに必要な時間で+/2 毫末める。
半結晶化時間で172が短いことは、結晶化速度が速い
ことを意味する。
く球晶サイズの測定〉 ポリで−またはポリマー混合物を、加圧下で加熱溶融し
、急冷して得たシートを、窒素ガス雰囲気中で340℃
で1分間溶融vk250℃まで急冷し、250 ’Ci
で″4温納品化させながら、成長する球晶が互いに衝突
し合った時の球晶の大きさを加熱冷却装置付偏光Jil
微鏡を用いて測定した。
及l銖エニュ 合成実験例1で得られたPPPS各100重量部に1合
成実験例3で得られたPTKの粉末および長さ3mm、
直径13Bmのチョツプド・ストランドのガラスffl
!1(GF)を第1表に示す割合で、タンブラーブレン
ダーを用いて混合し各配合物を得た。
4mmφ×3ヶ孔のノズルを装置したシリング−径35
mmφ、シリンダー長さ1mの2軸押出機に各配合物を
供給し、シリンダー温度320℃、シリンダー内樹脂平
均滞留時間約3分間で。
ストランド状に溶融押出し、急冷し、切断して配合物の
ベレットを得た。
調製した各ベレットについて、食品容器成形用薄肉金型
を装置した射出成形機(ベント付き、型締圧ニア5トン
)に供給し、シリンダー温度320℃、金型温度150
℃、射出保持圧1000kg / c rrr’、射出
サイクル約40秒間、シリンダー内樹脂滞留時間約1分
間の成形条件で射出成形して食品容器を得た。これを2
00℃で4時間アニーリングした1食品容器の厚さは、
1mmであった。
成形物の物性を測定するために、金型を物性測定用テス
トピース調製用金型に交換して、各配合ベレットについ
て食品容器の調製と同じ方法で各テストピース(アニー
リング物)を調製した。
得られた各テストピースの配合処方およびその成形物の
物性を一括して第1表に示す。
調製した食品容器について、牛肉ペーストを充填し、電
子オーブンレンジに入れ、容器上面、底面温度が約22
0〜230℃の範囲になるようにヒーター電圧を制御し
ながら調理し、25分後にオーブンから容器を取り出し
た。その際の容器の変形状態を観察した。結果を第1表
に示す。
比較例1〜2 樹脂として、合成実験例1で得られたPPPS単独、お
よび合成実験例3で得られたPTK単独を使用し、ガラ
ス繊維を第1表に示す割合で配合した以外は前記実施例
と同様にして成形物を得た。ただし、PTKのベレット
化は、シリンター温度370〜380℃、シリンダー内
樹脂平均滞留時間約3分間で、ストランド状に溶融押出
し、急冷し、切断して配合物のベレットを得た。また、
PTKの成形は、調製したベレットについて、前記食品
容器成形用薄肉金型を装置した射出成形機に供給し、シ
リンダー温度375℃、金型温度180℃、射出保持圧
1000kg/cm’、射出サイクル約40秒間、シリ
ンダー内樹脂滞留時間約1分間の成形条件で射出成形し
て食品容器を得た。これを280℃で4時間アニーリン
グした。
比較例3〜4 合成実験例1で得たPPPS100重量部に対し、合成
実験例4と同様の方法で得たPTK 10重量部を加え
これに実施例2と同様にガラス繊維74重量部を添加し
た組成物を得た。別に合成実験例5と同様の方法で得た
PTKIO重量部を用い同様の組成物を得た。
それぞれの組成物を前記した実施例と同様の方法でベレ
ットおよびテストピースならびに成形物(容器)を得た
。得られたベレットはいずれも気泡が多く、褐色のベレ
ットで色むらの目立つものであった・ 容器の熱変形はなかったが実施例2の場合の成形物にく
らべ金型からの離型はよくなかった。これらの組成物か
ら得られたものの物性を第1表にまとめて示す。
実施例4 合成実験例2で得たPPPSを100重量部と炭酸カル
シウムi、ol1部をヘンシェルミキサーを用い均一に
ブレンドレ、次いで合成実験例3で得たPTKのペレッ
トを5重量部と長さ3mm、直fl l 3 g mの
チョツプド・ストランドのガラス[1(GF)を添加し
タンブラーブレンダーを用いて混合し、配合物を得た。
これを用い前記実施例と全く同様にして成形物を得た。
得られた成形物の物性を第1表に示す。
第1表から明らかなように、本発明の実施例による耐熱
容器は、耐熱性に優れているとともに、機械的強度にも
優れたものである。また、半結晶化時間τ1/2が短い
ことからも明らかなように、本発明の樹脂組成物は、結
品化速度が速く、成形加工性に債れている。
(以下余白) 実施例5 含水硫化ソーダ(水分53.6重量%)42゜4K[お
よびNMPlooKgを重合缶に仕込み、約190℃ま
で昇温しで水15kgを含むNMP溶液を留出させた0
次に、p−ジクロルベンゼン40.9Kgをチャージし
て、220℃15時間の重合を行なった。それから、水
7.7Kgをチャーツレ1缶温を260℃に上げて、3
時間の重合を行なった。
反応液からポリマーを篩分し、メタノール洗、水洗、2
%アンモニウムクロライド洗、水洗を行なった摸、乾燥
してPPPSを得た。このPPPSの対数粘度数は、0
.12d交/gであった。
このPPPS 100重量部に、合成実験例3で得られ
たPTK 1重量部添加し、ヘンシェルミキサーで混合
し、エクストルーダー(プラポー社製BT−30)でぺ
1/ツト状に押し出した。
PPPS弔独およびPPPSとPTKのみの組成物の結
晶化特性について調べた結果は、第2表のとおりであっ
た。
!2表 本発明の組成物は、第2表に示されるように。
結晶化速度が速く、球品サイズが小さく、かつ均一にな
っていた。
〔発明の効果〕
本発明の樹脂組成物および成形物は耐熱性、機械的特性
、耐薬品性、耐湿熱性および耐油性に優れ、例えば食品
容器に成形すれば電子レンジ、電子オープンレンジ等に
よる長時間の加熱を要する料理に使用できる容器を得る
ことができる。また、本発明の成形物としては、肉厚を
薄肉のものから比較的厚肉のものまでの成形物、延伸・
未延伸フィルム、シート、m維、管状成形物、電子部品
の封止成形物などを作成することができ、しかも充填剤
を自由に配合することができる。成形法も通常の溶融成
形法が好適に採用できる。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)〔A〕繰返し単位▲数式、化学式、表等がありま
    す▼を50重量%以上含有し、かつ1−クロロナフタレ
    ン溶液での対数粘度数(濃度:0.4g/dl、温度:
    208℃)が0.1〜1.0dl/gである実質的に線
    状構造のポリアリーレンスルフィド100重量部と、 〔B〕繰返し単位▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中−CO−基および−S−基は、ベンゼン環を介し
    てパラ位に結合〕を主構成単位とし、 (イ)融点Tmが、310〜380℃で、 (ロ)残留溶融結晶化エンタルピーΔHmc(420℃
    /10分)が、10J/g以上で、そのときの溶融結晶
    化温度Tmc(420℃/10分)が、210℃以上で
    あり〔ただし、ΔHmc(420℃/10分)は、差動
    走査熱量計でポリアリーレンチオエーテルケトンを不活
    性ガス雰囲気中で50℃に5分間保持後、75℃/分の
    速度で420℃まで昇温し、420℃に10分間保持し
    たのち、10℃/分の速度で降温した際の溶融結晶化エ
    ンタルピーであり、Tmc(420℃/10分)はその
    ときの溶融結晶化ピーク温度である。〕、 (ハ)還元粘度(98%硫酸中、濃度0.5g/dl、
    25℃)が、0.2〜2dl/gである高熱安定性ポリ
    アリーレンチオエーテルケトン0.01重量部〜25重
    量部未満、および 〔C〕前記ポリアリーレンスルフィドと前記ポリアリー
    レンチオエーテルケトンとからなる合成樹脂成分100
    重量部当り、繊維状充填材および/または無機質充填材
    0〜400重量部、 とからなる耐熱性樹脂組成物。
  2. (2)前記ポリアリーレンスルフィドが、繰返し単位▲
    数式、化学式、表等があります▼が70〜95モル%と
    繰返し単位 ▲数式、化学式、表等があります▼が5〜30モル%と
    からなるブロッ ク共重合体である請求項1記載の耐熱性樹脂組成物。
  3. (3)前記ポリアリーレンチオエーテルケトンが、その
    結晶化物(ただし、280℃/30分アニーリングした
    もの)の密度(25℃)が1.34g/cm^2以上で
    ある請求項1記載の耐熱性樹脂組成物。
  4. (4)前記ポリアリーレンチオエーテルケトンが、未キ
    ュアー・ポリマーである請求項1記載の耐熱性樹脂組成
    物。
  5. (5)〔A〕繰返し単位▲数式、化学式、表等がありま
    す▼を50重量%以上含有し、かつ1−クロロナフタレ
    ン溶液での対数粘度数(濃度:0.4g/dl、温度:
    208℃)が0.1〜1.0dl/gである実質的に線
    状構造のポリアリーレンスルフィド100重量部と、 〔B〕繰返し単位▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中−CO−基および−S−基は、ベンゼン環を介し
    てパラ位に結合〕を主構成単位とし、(イ)融点Tmが
    、310〜380℃で、 (ロ)残留溶融結晶化エンタルピーΔHmc(420℃
    /10分)が、10J/g以上で、そのときの溶融結晶
    化温度Tmc(420℃/10分)が、210℃以上で
    あり〔ただし、ΔHmc(420℃/10分)は、差動
    走査熱量計でポリアリーレンチオエーテルケトンを不活
    性ガス雰囲気中で50℃に5分間保持後、75℃/分の
    速度で420℃まで昇温し、420℃に10分間保持し
    たのち、10℃/分の速度で降温した際の溶融結晶化エ
    ンタルピーであり、Tmc(420℃/10分)はその
    ときの溶融結晶化ピーク温度である。〕、 (ハ)還元粘度(98%硫酸中、濃度0.5g/dl、
    25℃)が、0.2〜2dl/gである高熱安定性ポリ
    アリーレンチオエーテルケトン0.01重量部〜25重
    量部未満、および 〔c〕前記ポリアリーレンスルフィドと前記ポリアリー
    レンチオエーテルケトンとからなる合成樹脂成分100
    重量部当り、繊維状充填材および/または無機質充填材
    0〜400重量部、とからなる樹脂組成物を溶融成形し
    てなる耐熱性成形物。
  6. (6)前記耐熱性成形物が、 (a)熱変形温度(荷重18.6kg/cm^2)が2
    20℃以上で、 (b)200℃での曲げ強度が2kg/mm^2以上で
    あり、または 200℃での曲げ弾性率が100kg/mm^2以上、 の物性を有するものである請求項5記載の耐熱性成形物
  7. (7)前記ポリアリーレンスルフィドが、繰返し単位▲
    数式、化学式、表等があります▼が70〜95モル%と
    繰返し単位 ▲数式、化学式、表等があります▼が5〜30モル%と
    からなるブロッ ク共重合体である請求項5記載の耐熱性成形物。
  8. (8)前記ポリアリーレンチオエーテルケトンは、その
    結晶化物(ただし、280℃/30分アニーリングした
    もの)の密度(25℃)が1.34g/cm^3以上で
    ある請求項5記載の耐熱性成形物。
  9. (9)前記ポリアリーレンチオエーテルケトンが、未キ
    ュアー・ポリマーである請求項5記載の耐熱性成形物。
  10. (10)前記耐熱性成形物が耐熱性食品容器である請求
    項5記載の耐熱性成形物。
  11. (11)〔A〕繰返し単位▲数式、化学式、表等があり
    ます▼を50重量%以上含有し、かつ1−クロロナフタ
    レン溶液での対数粘度数(濃度:0.4g/dl、温度
    :208℃)が0.1〜1.0dl/gである実質的に
    線状構造のポリアリーレンスルフィド100重量部と、 〔B〕繰返し単位▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中−CO−基および−S−基は、ベンゼン環を介し
    てパラ位に結合〕を主構成単位とし、 (イ)融点Tmが、310〜380℃で、 (ロ)残留溶融結晶化エンタルピーΔHmc(420℃
    /10分)が、10J/g以上で、そのときの溶融結晶
    化温度Tmc(420℃/10分)が、210℃以上で
    あり〔ただし、ΔHmc(420℃/10分)は、差動
    走査熱量計でポリアリーレンチオエーテルケトンを不活
    性ガス雰囲気中で50℃に5分間保持後、75℃/分の
    速度で420℃まで昇温し、420℃に10分間保持し
    たのち、10℃/分の速度で降温した際の溶融結晶化エ
    ンタルピーであり、Tmc(420℃/10分)はその
    ときの溶融結晶化ピーク温度である。〕、 (ハ)還元粘度(98%硫酸中、濃度0.5g/dl、
    25℃)が、0.2〜2dl/gである高熱安定性ポリ
    アリーレンチオエーテルケトン0.01重量部〜25重
    量部未満、および 〔c〕前記ポリアリーレンスルフィドと前記ポリアリー
    レンチオエーテルケトンとからなる合成樹脂成分100
    重量部当り、繊維状充填材および/または無機質充填材
    0〜400重量部、とからなる樹脂組成物を、シリンダ
    ー温度270〜400℃、金型温度50〜250℃、射
    出保持圧10〜5000kg/cm^2、射出サイクル
    1〜600秒の成形条件で射出成形し、必要に応じて1
    20〜250℃で10〜600分間アニーリングするこ
    とを特徴とする耐熱性成形物の製造方法。
  12. (12)前記耐熱性成形物が、 (a)熱変形温度(荷重18.6kg/cm^2)が2
    20℃以上で、 (b)200℃での曲げ強度が2kg/mm^2以上で
    あり、または 200℃での曲げ弾性率が100kg/mm^2以上、 の物性を有するものである請求項11記載の耐熱性成形
    物の製造方法。
  13. (13)前記ポリアリーレンスルフィドが、繰返し単位
    ▲数式、化学式、表等があります▼が70〜95モル%
    と繰返し単位 ▲数式、化学式、表等があります▼が5〜30モル%と
    からなるブロッ ク共重合体である請求項11記載の耐熱性成形物の製造
    方法。
  14. (14)前記ポリアリーレンチオエーテルケトンは、そ
    の結晶化物(ただし、280℃/30分アニーリングし
    たもの)の密度(25℃)が1.34g/cm^3以上
    である請求項11記載の耐熱性成形物の製造方法。
  15. (15)前記ポリアリーレンチオエーテルケトンが、未
    キュアー・ポリマーである請求項11記載の耐熱性成形
    物の製造方法。
  16. (16)前記耐熱性成形物が耐熱性食品容器である請求
    項11記載の耐熱性成形物の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02151656A (ja) * 1988-12-05 1990-06-11 Dainippon Ink & Chem Inc 樹脂組成物
JPH02192920A (ja) * 1988-10-03 1990-07-30 Idemitsu Petrochem Co Ltd 食品用射出成形容器およびその製造方法
JPH1199546A (ja) * 1997-09-29 1999-04-13 Kureha Chem Ind Co Ltd ポリアリーレンスルフィド成形体の製造方法

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