JPH0268263A - 鉄道貨車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、端壁と、固定配置された中央門形部材と、特
に平らな積載床と、積載室を覆う蓋とを備え、この蓋が
閉鎖位置において一平面内にあり、摺動のために操作装
置によって摺動位置へ持ち上げおよび揺動可能であり、
走行ローラによって走行レール上に降ろすことができ、
そして重ね合わせて摺動可能であり、蓋が更に、その頂
点で分割され、そこにヒンジとシール部材を備えている
鉄道貨車に関する。

〔従来技術〕

この鉄道貨車は西独国特許出願公開第３３１２００１号
公報によって知られている。この場合、積載室を覆う蓋
は選択的に持ち上げられ、門形部材と閉鎖位置にある蓋
の上へ摺動可能である。

車両限界内の空間は積載室のために最適に利用可能であ
る。蓋の閉鎖位置において、貨車の端壁、中央門形部材
および車台と蓋との自動的な固定が行われる。それによ
って、緩衝時に端壁に作用する積載圧力は大部分が、蓋
を介して鉄道貨車の車台に導かれる。閉鎖状態で貨車箱
に統合され一緒に運ばれる部品として蓋を構成すると、
鉄道貨車の構造を有利し、貨車を経済的な形に形成可能
である。

揺動および摺動可能な蓋を備えた鉄道貨車の場合には、
積載室内での個々の積載荷物積み型物の固定が不充分で
あるという欠点がある。

西独国特許第２６３３８６４号、同第２６４９９９１号
、同２７５２６３５号および西独国特許出願公開第３４
０３７０７号公報によって、固定された縦方向上弦材に
よって閉鎖される鉄道貨車において、積載室に、いろい
ろな隔壁を設けることが既に知られている。この隔壁は
貨車内の任意の個所で上側が貨車箱の縦方向上弦材に、
下側が積載室の床に、ビンを用いて穴あき条片に固定可
能である。この摺動可能な隔壁は走行ローラを介して縦
方向上弦材の走行レールに懸吊され、その錠止ピンを解
錠した後、貨車箱内で自由に摺動可能である。

しかしなから、この公知の隔壁は冒頭に述べた種類の鉄
道貨車の場合には使用不可能である。

なぜなら、隔壁を錠止するための縦方向上弦材が設けら
れていないからである。

〔発明の課題〕

本発明の５．題は、積載荷物を保持するための隔壁を装
備することができ、この隔壁が、解錠状態で積載室内で
自由に摺動可能に、かつ折畳み状態でできるだけ場所を
とらないように形成され、鉄道貨車と隔壁を調和し、そ
れによって隔壁の確実な錠止と解錠が保証されるかまた
は個々の蓋の確実な持ち上げまたは閉鎖が保証されるよ
うに、冒頭に述べた種類の鉄道貨車を形成することであ
る。

〔課題を解決するための手段〕

この課題は本発明に従い、積載室内で中央門形部材の両
側に、隔壁が設けられ、この隔壁が走行ローラを介して
床に設けた走行レールに沿って摺動可能であり、隔壁の
下側が外すことができるビンによって床に固定可能であ
り、隔壁の上側が揺動可能な錠止突起によって蓋に固定
可能であることによって解決される。

〔発明の作用および効果〕

本発明により、縦方向上弦材を備えた鉄道貨車の閉鎖時
に実証された隔壁は、冒頭に述べた種類の鉄道貨車の場
合にも使用可能である。走行ローラが床の走行レールに
沿って移動するように設けられ、かつ隔壁を支持してい
ることにより、隔壁は解錠状態で積載室内で自由に摺動
可能である。隔壁の下側を錠止するために、実証された
装置では、床に挿入可能なピンが使用され、隔壁の上側
の錠止は蓋内で直接行われる。

〔他の発明とその作用効果〕

隔壁用の走行レールを収容するために、積載床の長辺が
下方へ開放したＣ字形部材として形成され、隔壁の走行
ローラを案内する走行レールがＣ字形部材内に、横方向
の摺動を制限されてかつ調節可能に設けられている。積
載底の長辺を下方へ開放したＣ字形部材として形成配置
したことにより、走行レールと走行ローラの汚れと損傷
が回避される。Ｃ字形部材内には、隔壁の走行ローラを
案内する走行レールが横方向の摺動を制限されてかつ調
節可能に配置されている。鉄道制度における誤差が普通
である場合には、隔壁の走行ローラの容易な移動を保証
するために、横方向の摺動を制限する調節可能な走行レ
ールが有利である。

各隔壁の横方向端部の下側に、走行ローラを収容する搬
送台が設けられ、各搬送台が４個の走行ローラを備え、
そのうちの２個ずつが対をなして軸上に間隔をおいて設
けられ、走行ローラ対の軸が平行にかつ互いに間隔をお
いて設けられ、両軸が、走行ローラの間で各走行ローラ
対を各軸に固定連結する共通の軸ホルダーを備え、この
軸ホルダーが側方から積載床を取り囲み、かつ弾性的な
要素を介在して隔壁に連結されている。共通の軸ホルダ
ーに二つの走行ローラ対を配置したことにより、隔壁は
解錠状態でも傾斜することがなく、かつ容易に摺動可能
である。弾性的な要素を介在して隔壁に軸ホルダーを固
定することにより、隔壁に積載荷物が載ったり、車両走
行時に積載荷物がずれても、走行ローラまたは走行レー
ルの過負荷が防止される。

積載室の中で中央門形部材の両側にそれぞれ３個の隔壁
が設けられ、中央の隔壁の搬送台がこの隔壁の下方に垂
直に設けられ、外側の隔壁の搬送台がこの隔壁の下方に
おいて側方へずらして互いに対称に配置されている。こ
のように、隔壁に搬送台を配置したことにより、隔壁は
直接的にかつ場所をとらないように互いに保持可能であ
る。

冬着の各長辺の内側において、貨車縦軸に対して引込め
られた上側の範囲に沿って、錠止条片が設けられ、この
錠止条片は間隔をおいて並べて設けられた垂直なスリッ
トを備え、このスリットは上方へ向かって先細に形成さ
れている。

積載床の長辺の内側においてＣ字形部材の内側の隣にか
つこのＣ字形部材に沿って、穴あき条片が設けられ、こ
の穴あき条片は互いに間隔をおいて設けられた穴を有す
る。錠止条片を上側において冬着に配置し、穴あき条片
を鉄道貨車の積載床に設けたことにより、隔壁は任意の
いかなる場所でも、積載床または蓋に固定錠止可能であ
る。

各隔壁の各横方向端部のピンと錠止突起は、操作棒を介
して、隔壁内で揺動可能な把手によって操作可能であり
、ピンは垂直方向に摺動して穴あき条片の穴に係合し、
錠止突起は錠止条片のスリット内へ下側から上側へ揺動
する。錠止突起は双腕状レバーとして形成され、かつ貨
車縦方向に設けられた水平な軸の回りに揺動可能であり
、隔壁内に突出する錠止突起の端部は操作棒に枢着連結
され、隔壁から側方へ突出する端部が先細にかつ側方が
スリットの傾斜に合うように形成されている。更に、錠
止突起が操作棒内に設けられたばねの力に抗して、その
錠止位置から外すことが可能であると有利である。

蓋の開放時に隔壁を固定する場合には、把手と操作棒を
介して、ピンを垂直方向下方へ向けて穴あき条片の穴に
挿入し、錠止突起を隔壁から側方上側へ移動させる。続
いて、蓋を閉鎖すると、スリットが錠止突起上に正確に
位置していない場合には、錠止突起は錠止条片によって
下方へ揺動させられる。軽い走行衝撃によって積載荷物
の最初のずれが生じるときに、下側が固定された隔壁は
上側がやや摺動し、錠止突起が次のスリット内へ揺動し
、それによって隔壁が上側でも確実に錠止される。

〔実施例〕

図に示した本発明の実施例に基づいて本発明の詳細な説
明する。

図に示した本発明の実施例による鉄道貨車は実質的に、
積載床２を備えた車台１、側壁３、固定された中央門形
部材４、および貨物室を覆うＭ５からなっている。台車
、牽引−および緩衝装置、並びに普通の鉄道貨車の場合
に設けられているその他の付加装置は、本発明にとって
重要ではないので、詳細に説明しない。

貨物室を覆うＭ５はその頂点で分割され、そこにヒンジ
６とシール部材を備えている。蓋は、図示していない操
作装置を介して、その閉鎖位置から摺動位置へ持ち上げ
られ、そして重ね合わさるように摺動させることができ
る。

鉄道貨車の貨物室内には、中央門形部材の両側にそれぞ
れ３個の隔壁７が縦方向に摺動可能に配置されている。

その際、隔壁７は走行ローラ１０を介してＣ字形の走行
レール８に支承されている。この走行レールは側方への
移動が制限され、そして下方へ開放したＣ字形部材内で
調節可能に積載床２の長辺に沿って設けられている。そ
の際、走行レール８の開放側は同様に、下方へ向くよう
に配置されている。各隔壁７の横方向端部のために、４
個の走行ローラ１０が設けられている。この４個の走行
ローラのうちそれぞれ２個が対をなして軸１１上に互い
に間隔をおいて設けられている。走行ローラ１０の軸１
１は平行にかつ互いに間隔をおいて設けられている。両
軸１１は走行ローラ１０の間で各走行ローラ対を軸１１
に固定連結するそれぞれ１個の共通の軸ホルダー１２を
備えている。軸ホルダー１２は積載床２を側方から取り
囲み、弾性的な要素１３を介在して隔壁７に連結されて
いる。走行ローラ１０、軸１１、軸ホルダー１２および
弾性的な要素１３は予め製作される搬送台を形成する。

その際、各積載室半部の中央隔壁７の搬送台はこの隔壁
の下方に垂直に設けられている。外側の隔壁７の搬送台
はこの隔壁７の下方で側方へずらして互いに対称に配置
されている。積載床２のＣ字形部材９の内側方向の隣に
は、互いに間隔をおいて設けられた多数の穴１５を有す
る穴あき条片１４が、鉄道貨車の縦方向に沿って設けら
れている。

冬着５の上方内側に沿って、貨車縦軸に対して引っ込ん
だ範囲に、錠止条片１６が設けられている。この条片は
間隔をおいて設けられた垂直なスリット１７を備えてい
る。このスリットは上方へ円錐状（テーバ状）に先細に
なるように形成されている。隔壁７は下側が垂直方向に
摺動可能なピン１８によって穴あき条片１４の穴１５内
で固定され、上側が隔壁７に枢着支承された外側へ揺動
可能な錠止突起１９によって錠止条片１６のスリット１
７内で固定される。

その際、錠止突起１９とピン１８は隔壁７に設けられた
操作棒２０を介して連結され、隔壁７内で揺動可能な把
手２１の操作時に、ピン１８と錠止突起１９は同時に操
作される。操作棒２０には、ばねが中間配置されている
。このばねにより、錠止突起１９は錠止位置へ付勢され
、それによってピン１８を穴あき条片１４から外さずに
、錠止突起１９を解錠位置へ揺動させることができる。

第４図と第５図に示すように、錠止突起１９は双腕レバ
ーとして形成され、貨車縦方向に隔壁に設けられた水平
な軸回りに揺動可能である。この場合、隔壁７内部に達
する錠止突起の端部は操作棒２０に枢着され、隔壁７か
ら側方へ突出する端部は円錐形に先細にかつスリット１
７の傾斜に適合するように形成されている。

鉄道貨車の荷物積載の際、通常はＭ５が開放した状態で
、最初の積載荷物が端壁３に密接させて積み重ねられる
。続いて、隔壁７はその走行ローラ１０を介して走行レ
ール８に沿って走行させて積載荷物積み重ね体の方へ摺
動させられる。その際、隔壁は互いに間隔をおいて設け
られた各搬送台の走行ローラ対を介して傾倒しないよう
に移動する。隔壁７が積載荷物積み重ね体に当接すると
、把手２１の操作によりピン１８は操作棒２０を介して
穴あき条片１４の穴１５に挿入され、隔壁７は下側で錠
止される。

同時に、錠止突起１９が隔壁７から上方へ揺動する。続
いて蓋５を閉鎖すると、蓋５が下降し、錠止条片１６の
スリット１７が錠止突起１９に嵌まる。それによって、
隔壁７は上側で固定錠止される。Ｍ５を閉鎖する際に、
錠止条片１６のスリット１７が錠止突起１９上に位置し
ないと、錠止突起は操作棒２０に設けたばねの力に抗し
て押し下げられる。鉄道貨車の移動時、およびその際に
荷物がやや前へすらさるときに、隔壁７は上側がやや摺
動する。そして錠止突起１９が錠止条片１６の次のスリ
ット１７の下方に達するや否や、錠止突起は操作棒２０
内のばねの力によってこのスリット１７に自動的に係合
する。それによって、隔壁７は固定錠止される。スリッ
ト１７と錠止突起１９の自由端を円錐形（テーバ状）に
形成したことにより、蓋５と隔壁７が引掛かって動かな
くなることがない。

各Ｍ５は閉鎖位置において、それに所属する端壁３、中
央門形部材４および車台ｌに固定されているので、蓋５
に作用する力を蓋から伝達可能である。蓋のこの構造は
本発明の対象ではないので、ここでは詳細に説明しない
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による鉄道貨車の半分の横断面図、第２
図は第１図のＡ部分の拡大図、第３図は第２図のＩ［［
−１線に沿った断面図、第４図は第１図のＢ部分の拡大
図、第５図は第４図の■−■線に沿った断面図、第６図
は本発明による鉄道貨車の側面図である。 ２・・・積載床、　３・・・端壁、　・１・・・中央門
形部材、　５・・・蓋、　７・・・隔壁、　８・・・走
行レール、ＩＯ・・・走行ローラ、　　１８・・・ピン
、　　１９・・・錠止突起、　２０・・・操作棒、　２
１・・・把手代理人　　弁理士　江　崎　光　好 代理人　　弁理士　江　崎　先　史 ＦＩＧ、　５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、端壁と、固定配置された中央門形部材と、特に平ら
   な積載床と、積載室を覆う蓋とを備え、この蓋が閉鎖位
   置において一平面内にあり、摺動のために操作装置によ
   って摺動位置へ持ち上げおよび揺動可能であり、走行ロ
   ーラによって走行レール上に降ろすことができ、そして
   重ね合わせて摺動可能であり、蓋が更に、その頂点で分
   割され、そこにヒンジとシール部材を備えている鉄道貨
   車において、積載室内で中央門形部材（４）の両側に、
   隔壁（７）が設けられ、この隔壁が走行ローラ（１０）
   を介して床（２）に設けた走行レール（８）に沿って摺
   動可能であり、隔壁の下側が外すことができるピン（１
   ８）によって床（２）に固定可能であり、隔壁の上側が
   揺動可能な錠止突起（１９）によって蓋（５）に固定可
   能であることを特徴とする鉄道貨車。 ２、隔壁（７）用の走行レール（８）を収容するために
   、積載床の長辺が下方へ開放したＣ字形部材として形成
   され、隔壁（７）の走行ローラ（１０）を案内する走行
   レール（８）がＣ字形部材内に、横方向の摺動を制限さ
   れてかつ調節可能に設けられていることを特徴とする、
   請求項１記載の鉄道貨車。 ３、各隔壁（７）の横方向端部の下側に、走行ローラ（
   １０）を収容する搬送台（１０〜１３）が設けられ、各
   搬送台（１０〜１３）が４個の走行ローラ（１０）を備
   え、そのうちの２個ずつが対をなして軸（１１）上に間
   隔をおいて設けられ、走行ローラ対の軸（１１）が平行
   にかつ互いに間隔をおいて設けられ、両軸（１１）が、
   走行ローラ（１０）の間で各走行ローラ対を各軸（１１
   ）に固定連結する共通の軸ホルダー（１２）を備え、こ
   の軸ホルダーが側方から積載床（２）を取り囲み、かつ
   弾性的な要素（１３）を介在して隔壁（７）に連結され
   ていることを特徴とする、請求項１または請求項２記載
   の鉄道貨車。 ４、積載室の中で中央門形部材（４）の両側にそれぞれ
   ３個の隔壁（７）が設けられ、中央の隔壁（７）の搬送
   台（１０〜１３）がこの隔壁（７）の下方に垂直に設け
   られ、外側の隔壁（７）の搬送台（１０〜１３）がこの
   隔壁の下方において側方へずらして互いに対称に配置さ
   れていることを特徴とする、請求項１から請求項３まで
   のいずれか一つに記載の鉄道貨車。 ５、各蓋（５）の各長辺の内側において、貨車縦軸に対
   して引込められた上側の範囲に沿って、錠止条片（１６
   ）が設けられ、この錠止条片が間隔をおいて並べて設け
   られた垂直なスリット（１７）を備え、このスリットが
   上方へ向かって先細に形成されていることを特徴とする
   、請求項１から請求項４までのいずれか一つに記載の鉄
   道貨車。 ６、積載床（２）の長辺の内側においてＣ字形部材（９
   ）の内側の隣にかつこのＣ字形部材に沿って、穴あき条
   片（１４）が設けられ、この穴あき条片が互いに間隔を
   おいて設けられた穴（１５）を有することを特徴とする
   、請求項１から請求項５までのいずれか一つに記載の鉄
   道貨車。 ７、各隔壁（７）の各横方向端部のピン（１８）と錠止
   突起（１９）が、操作棒（２０）を介して、隔壁（７）
   内で揺動可能な把手（２１）によって操作可能であり、
   ピン（１８）が垂直方向に摺動して穴あき条片（１４）
   の穴（１５）に係合し、錠止突起（１９）が錠止条片（
   １６）のスリット（１７）内へ下側から上側へ揺動する
   ことを特徴とする、請求項１から請求項５までのいずれ
   か一つに記載の鉄道貨車。 ８、錠止突起（１９）が双腕状レバーとして形成され、
   かつ貨車縦方向に設けられた水平な軸の回りに揺動可能
   であり、隔壁（７）内に突出する錠止突起の端部が操作
   棒（２０）に枢着連結され、隔壁（７）から側方へ突出
   する端部が先細にかつ側方がスリット（１７）の傾斜に
   合うように形成されていることを特徴とする、請求項１
   から請求項７までのいずれか一つに記載の鉄道貨車。 ９、錠止突起（１９）が操作棒（２０）内に設けられた
   ばねの力に抗して、その錠止位置から外すことが可能で
   あることを特徴とする、請求項１から請求項８までのい
   ずれか一つに記載の鉄道貨車。