JPH0268223A - 移動車両の前輪増速装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業−１−の利用分野］ この発明は移動農機前輪増速機構に於けるＯＩｉ転容転
化易化装置する。

この発明は、移Ｉｌ！ｌＪ農機の前後車軸を全ｄｌ！ｌ
ψ勅し。

ハンドル操作やブレーキ操作や作業部の操作等により判
断する旋回操作と連動して前１（軸の回転周速を略２倍
程度に増速し、次に旋回戻し操作と連動して元の直進時
の前１１ｊ輪の回転周速と同じ等遠吠態に連動復帰する
。いわゆる倍速ターンやスピンターンと呼称される前輪
増速機構を内装するものにおいて、必要に応じ、機体の
進行方向により連動切り替わりを早めに等遠側に戻した
り、再度の増速側への切り替わりを牽制したり、増速後
の等速への戻りを早く切り替えたりする移動農機Ｍｉｆ
翰増速機構に於ける運転容易化装置に関する。

［従来技術］ 従来の、いわゆる倍速ターンやスピンターンと呼称され
る移＠農機の前後車軸を全軸駆動し、ハンドル操作やブ
レーキ操作や作業部の操作等により判断する旋回操作と
連動して前車輪の回転周速を略２倍程度に増速し、次に
旋回戻し操作と連動して元の直進時の前車輪の回転周速
と同じ等遠吠ｊｌに連動復帰する前輪増速機構は、直進
状態から圃場端でステアリングハンドルを一定角度舵取
り操作すると眞車輪動力系が倍速に切り替えられ、この
一定角度以−１〕にステアリングハンドルを保持してい
る間借速回転を保持し旋回し、一定角度以下にステアリ
ングハンドルの舵取り角度を戻すことにより旋回をやめ
ながら前月１輪を元の等速の周速に戻していた。

このように、等速と倍速の前車軸動力系切替えをステア
リングハンドルのある一定角度位置で切り替えていた。

［発明が解決しようとする課題］ このような従来装置では、直進してきた圃場の端部で１
作業機を吊り上げると同時にステアリングハンドルを一
定角度以」ユ操舵して前ｄＬ輸を略２倍速の周速度で回
転するよう変速し、しかも小廻りを行なうため最大舵取
り近傍部まで舵取り操舵をしている。

そして、このまま１８０度方向に旋回完了近くになると
、ステアリングハンドルを大慌てで戻しているが、略２
倍の速度で旋回する倍速ターンにより切り込みすぎて、
前回耕耘した既耕地に対して平行に進ませる条合わせが
大変難かしいという不具合を生じている。

このとき、舵角の切り込み過ぎを防ぐため、ステアリン
グハンドルを早めに一定角度まで戻して倍速ターンを等
速にすると、旋回速度はゆっくりになるが舵取り角度が
一定以下に成り、枕地を多く必要とする不具合を生じる
。

また、この条合わせ中に、操作不慣れにより進行方向を
一定角度以−１−修正すると、直進修正中であるのにも
拘らず、倍速ターンがその都度何度でも作動して、更に
移動農機本体の進行方向を大きく狂わせてしまう不具合
を生じる。

［［題を解決するための手段］ この発明は、従来装置のこのような欠点を解消しようと
するものであって、３つの発明から成り。

夫れ去れ、次のような技術的手段を講じた。

即ち、第１項の発明は、移動農機の前後車軸１゜２を駆
動し、旋回操作と連動して前車軸１の回転周速を略２倍
程度に増速（Ａ）および元の等速（Ｂ）に復帰する前輪
増速機構３を内装するものにおいて、該移動農機の機枠
４に基準進行方向（Ｐ）に対する回動角（θ）を測定す
る回動角センサー５を取付け、該回動角センサー５の一
定以上の回動角（θ）の検出により、前記移動農機のＩ
ＢＭ’回操作と連動して増速（Ａ）した前記の前輪増速
機構３を、強制的に前車軸１を等速（Ｂ）状態に復ん）
させることを特徴とする移動農機前輪増速機構に於ける
運転容易化装置の構成とした。

即ち、第２の発明は、移動農機の前ｆＸ１重輸１，２を
駆動し、／１２！回操作と連動して前車軸１の回転周速
を略２倍程度に増速（Ａ）および元の等速（Ｂ）に復帰
する前輪増速機構３を内装するものにおいて、前輪増速
機構３が増速（Ａ）状態から元の等速（Ｂ）状態に切り
替わる際、この切り替わりと同時に一定時間に頁って作
動を開始する増速牽制用のタイマー６を作動し、このタ
イマー６作動中は１）７１記の前輪増速機構３の再度の
増速（Ａ）状態への切り替わりを牽制したことを特徴と
する移動農機前輪増速機構に於ける運転容易化装置の構
成とした。

即ち、第３の発明は、移りｊ農機のｒｒｊｉ後車輸１゜
２を駆動し、旋回開始操作と連動して前車軸１の回転周
速を最初の等速（Ｂ）状態から略２倍程度に増速（Ａ）
　Ｌ、、旋回戻し操作と連動して前１１伯１嶋１の回転
周速を増速（Ａ）状態から元の等速（Ｂ）状態に復帰す
る前輪増速機構３を内装するものにおいて、前輪増速機
構３が最初の等速（Ｂ）状態から増速（Ａ）状態に切り
替わる際、この切り替わりと同時に一定時間に頁って作
動を開始する等速復帰用のタイマー７を設け、このタイ
マー７の作動終了指令８または前述の旋回戻し操作と連
動して前輪増速機構３が等速（Ｂ）状態に復帰する＋ｌ
ａ＋きのうち、いずれか時間的に早い方により、＾；ｉ
輸増速機構３を増速（Ａ）状態から等速（Ｂ）状態に切
り替えることを特徴とした移ｅｒＦＡ機前輪増速機構に
於ける運転容易化装置の構成とした。

［発明の効果コ この発明は、夫れ夫れ前記の構成により、次のような技
術的効果を奏する。

即ち、第１項の発明は、移動農機機枠４に回動角センサ
ー５を取付け、基準進行方向に対し一定以ヒの回動角（
０）を測定すると、前車軸１を強制的に増速（Ａ）から
等速（Ｂ）に戻すから、ステアリングハンドルを切り戻
さなくても、移動農機機体の姿勢変更を自動読み取りし
て旋回速度が自動的に遅くなるから、旋回後の条合わせ
が容易になった。

即ち、第２項の発明は、前輪増速機構３が増速（Ａ）状
態から元の等速（Ｂ）状態に切り替わる際、この切り替
わりと同時に一定時間に亘って作１）Ｊを開始する増速
牽制用のタイマー６を作動し。

このタイマー６作動中は前記の前輪増速機構３の再度の
増速（Ａ）状態への切り替わりを牽制したから、旋回完
了近傍での等速（Ｂ）状ｆｉｌでは一定時間、前車軸１
を左右に大きく操舵調整して移動農機の進行方向条合わ
せを容易に行なえるようになった。

即ち、第３項の発明は、前輪増速機構３が最初の等速（
Ｂ）状態から増速（Ａ）状態に切り替わる際、この切り
替わりと同時に一定時間に亘って作動を開始する等速復
帰用のタイマー７を設け。

このタイマー７の作動終了指令８または旋回戻しの操舵
操作と連動して前輪増速機構３が等速（Ｂ）状態に復帰
する動きのうち、いずれか時間的に早い方により、前輪
増速機構３を増速（Ａ）状態から等速（Ｂ）状態に切り
替えるので、旋回ダ、１了近傍での条合わせが容易に行
なえる。

［実施例コ 以下に、図面を参照して、この発明の実施例を例示的に
詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている
構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に
特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれら
のみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例に過
ぎない。

回倒は、農用１−ラフター９の前輪増速機構３に、この
発明を折り込んだものである。

まず、第１項発明について説明する。農用トラクター９
の前後端には、左右の前車軸１，１と左右の後１（輪２
，２が配設され、その前後車軸１゜２間を伝動ケース１
０やボンネット１１等の機枠４で連結している。

１２は操縦用のステアリングハンドル、１３は座席であ
る。

１４はロータリー耕耘具であって、下端部に耕耘爪１５
，１５．、、を開数本取付けた耕耘軸１６を主体とし、
農用トラクター９の端部に上下動自在に取付けられる。

機枠４上には、振動ジャイロやオートジャイロ等の角速
度センサーである回動角センサー５が取付けられ、農用
Ｉ−ラクター９の直進方向である基や進行方向（Ｐ）に
対する機体の旋回回動角（θ）を逐次読み取って、ＣＰ
Ｕ１７部に入力している。

１９は倍速解除角設定ポルニームであって、ここで設定
した角度と旋回回動角（０）が一致すると、前車軸１の
増速（Ａ、　）が等速（Ｂ）に切り替わるようＣＰＵＩ
　７よりアクチュエーター２０に指令を発する。

前記ステアリングハンドル１２の伝動系には、ステアリ
ング操舵角を読み取るステアリングセンサー１８を設け
ている。

１１ｑ記伝動ケース１０内には前槽倍速機構３が内装さ
れ、直進状態では、前後の車輪１，２の周速が略同速度
と成っており、旋回時には、１″ｉｆ東ＩＩ＋！１の周
速が直進時の略２倍で回転するよう、伝動ケース１０内
で増速（Ａ）と等速（Ｂ）とに変速切替え自在としてい
る。

この変速切替えのひとつは、ステアリングホイル１２の
伝動系に設けたステアリングセンサー１８の一定以−ヒ
の操舵角度によって、アクチュエーター２０を介して増
速（Ａ）が「入り■り１」され、ステアリングセンサー
１８の一定以下への操舵角度戻しによって増速（Ａ）が
「切り」されながら等速（Ｂ）が「入りＲ２」される出
力指令ｒＲＪで制御される。

この変速切替えのふたつめは、回動角センサー５によっ
て行なわれ、倍速解除角設定ポルニーム１９で設定した
角度と、回動角センサー５が読み取った基準進行方向（
Ｐ）に対する回動角（θ）が一致すると、前車軸１の増
速（Ａ）の「入りＲ１」が等速（Ｂ）側への［入りＲ２
Ｊにアクチュエーター２０を介して切り替わる出力指令
「Ｓ」で制御される。

次に、第２項発明について第１項と異なる点のみ説明す
る。

第２項発明のものは、機枠４部に回動角センサー５を設
けていない代り、伝動ケース」−〇の機枠４部に増速牽
制用のタイマー６を取付け、前輪増速機構３が増速（Ａ
）ｒ入りＲＩＪ状態から元の等速（Ｂ）「入りＲ２Ｊ状
態に切り替わる際、この切り替わりと同時に一定時間に
亘ってタイマー〇を作動し、このタイマー６作動中は前
記の前輪増速機構３の再度の増速（Ａ）「入りＲＩＪ状
態への切り替わりを牽制し、等速（Ｂ）「入りＩ（２」
状態を維持する出力指令「Ｔ１」から成る、みっつめの
変速制御を行なう。

これにより、タイマー６作動中は、ステアリングハンド
ル１２を大きく左右に一定角度以十操舵しても増速（Ａ
）に変速せず、農用トラクター９の進行方向を調整する
ことができる。

次に、第３項発明について第１項、第２項とソ４なる点
のみ説明する。

第３項発明のものは、回動角センサー５と増速牽制用の
タイマー６を有しない代り、機枠４部に前輪増速機構３
が最初の等速（Ｂ）ｒ入りＩ＜２」状態から増速（Ａ）
ｒ入りＲＩＪ状態に切り替わる際、この切り替わりと同
時に一定時間「Ｔ２」に亘って作動を開始する等速復帰
用のタイマー７を設け、このタイマー７の作動終了指令
８により増速（Ａ）「入りＲＩＪ状態を、強制的に等速
（Ｂ）「入りＲ２Ｊ状態に切り替えるよっつめの変速制
御を行なう。

ここで、ステアリングセンサー１８のｌａＪり角度が一
定以１−操舵されるとき増速（Ａ）「入りＩ＜１」と、
ステアリングセンサー１８の切り角度が一定以下まで戻
し操舵されるとき等速（Ｂ）「入りＲ２」指令を発して
旋回する、従来装置の前輪増速機構を第９図により説明
する。

農用１−ラフター９８が基準進行方向Ｐａに略沿って圃
場端近傍まで接近すると、ロータリー耕耘具１４ａを吊
り上げながらステアリングハンドル１２を操舵し、この
操舵角度をステアリングセンサー１８で読み取りながら
一定以−ｈの操舵角になると、前車軸１の周速度を略２
倍に増速（Ａ）する。ここまでは、本発明と同構成であ
る。

そして、左右前車輪１．１を早く回しながらさらに、旋
回半径を小さくするために操舵角を限度近くまで切って
いる。農用トラクター９ａの機体が、　、ｌｌｌ１亭進
行方向Ｐａに対し８１１１１８０度反対方向を向いたと
きが旋回動作終了であるが、左右前車１１！１．Ｌは機
体に対し旋回方向に切り込まれているからこれを元に戻
さなければならない。

この戻し途中に操舵角が一定以下になると、ステアリン
クセンサー１８の出力指令ｒＲＪにより１肪輸増速機横
３は等速（Ｂ）に変速される。

しかし、このステアリングハンドル１２の切り戻しが遅
れると、＋’＋ｆ　ｌｆ−１１自１の切り戻し量が増え
ｉか方向に一定角度以干操舵されると１反対方向の増速
（Ａ′）が「入りＲＩＪされ、２倍の周速度で大きく外
側に振り出され、それを慌てて切り戻して等速（１３″
）に戻り、また、姿勢変更で増速（Ａ）に変速と、−度
の失敗が旋回不能に繋がり、馴れない運転者には旋回時
のステアリングハンドル１２戻し鼠に非常に神経を使っ
ていた。

［作用］ 次に、本件発明の作用について説明する。

第１項発明のものは、農用１−ラフター９が基帛進行方
向（Ｐ）に対し略１８０度方向の反対側に姿勢変更した
とき、この回動角（θ）を測定して自動的に旋回速度を
等速（Ｂ）に周速ダウンし、ステアリングハンドル１２
をいくら操舵しても増速（Ａ）しないから、素人でも圃
場端部での旋回運・耘操作が、旋回始めには早く機体の
向きを変更し旋回終了近傍では通常速でゆっくり前進す
るから既耕地に対する条合わせが容易と成る。

第２項発明のものは、旋回操作時に増速（Ａ）状態から
一度等速（Ｂ）に「入りＲ２Ｊされて、＋’＋ｉｌ　、
’ｌ（輸１，１周速度がダウンされると同時に、タイマ
ー６を一定時間（条合オ〕せを完了する時間以−３，）
作動させ、この作動中ば増速（Ａ）への変速を牽制した
。

第３項発明のものは、旋回操作を増速（Ａ）で作業開始
すると同時にタイマー７を作動させ、定時間後に（この
時間は、用法に応じ調整可能とする。）強制的に等速（
Ｂ）に戻すから、ハンドル（・■舵角の操作を失敗して
蛇行運転したとしても、一定時間後に等速（Ｂ）に前１
１Ｌ１４＋！１の周速が戻されるから安心して旋回でき
る。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の夫れ夫れの実施例を示すものであって
、第１図は第１項発明の圃場内の運転状態を示す平面図
、第２図は要部の制御説明図、第３図は全体側面図、第
４図は第２項発明の圃場内のｉ１１！　、Ｉ□状態を示
す平面図、第５図はその要部の制御説明図、第６図は第
３項発明の圃場内の運転状態を示すＶ［Ｌ面図、第７図
、第８図はその要部の制御説明図、第９図は従来例のも
のの圃場内の運転状態を示す平面図である。 図中、符号１は前ｉ１Ｌ　＠、２は後車輪、３は前ＩＩ
Ｑ増速機構、４は機枠、５は回動角センサー、６゜７は
タイマー、８は作動終了指令である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）、移動農機の前後車輪１、２を駆動し、旋回操作
   と連動して前車輪１の回転周速を略２倍程度に増速（Ａ
   ）および元の等速（Ｂ）に復帰する前輪増速機構３を内
   装するものにおいて、該移動農機の機枠４に基準進行方
   向（Ｐ）に対する回動角（θ）を測定する回動角センサ
   ー５を取付け、該回動角センサー５の一定以上の回動角
   （θ）の検出により、前記移動農機の旋回操作と連動し
   て増速（Ａ）した前記の前輪増速機構３を、強制的に前
   車輪１を等速（Ｂ）状態に復帰させることを特徴とする
   移動農機前輪増速機構に於ける運転容易化装置。
2. （２）、移動農機の前後車輪１、２を駆動し、旋回操作
   と連動して前車輪１の回転周速を略２倍程度に増速（Ａ
   ）および元の等速（Ｂ）に復帰する前輪増速機構３を内
   装するものにおいて、前輪増速機構３が増速（Ａ）状態
   から元の等速（Ｂ）状態に切り替わる際、この切り替わ
   りと同時に一定時間に亘って作動を開始する増速牽制用
   のタイマー６を作動し、このタイマー６作動中は前記の
   前輪増速機構３の再度の増速（Ａ）状態への切り替わり
   を牽制したことを特徴とする移動農機前輪増速機構に於
   ける運転容易化装置。
3. （３）、移動農機の前後車輪１、２を駆動し、旋回開始
   操作と連動して前車輪１の回転周速を最初の等速（Ｂ）
   状態から略２倍程度に増速（Ａ）し、旋回戻し操作と連
   動して前車輪１の回転周速を増速（Ａ）状態から元の等
   速（Ｂ）状態に復帰する前輪増速機構３を内装するもの
   において、前輪増速機構３が最初の等速（Ｂ）状態から
   増速（Ａ）状態に切り替わる際、この切り替わりと同時
   に一定時間に亘って作動を開始する等速復帰用のタイマ
   ー７を設け、このタイマー７の作動終了指令８または前
   述の旋回戻し操作と連動して前輪増速機構３が等速（Ｂ
   ）状態に復帰する動きのうち、いずれか時間的に早い方
   により、前輪増速機構３を増速（Ａ）状態から等速（Ｂ
   ）状態に切り替えることを特徴とした移動農機前輪増速
   機構に於ける運転容易化装置。