JPH026756A - 細胞組織標本の起源の同定方法 - Google Patents

細胞組織標本の起源の同定方法

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JPH026756A
JPH026756A JP1016078A JP1607889A JPH026756A JP H026756 A JPH026756 A JP H026756A JP 1016078 A JP1016078 A JP 1016078A JP 1607889 A JP1607889 A JP 1607889A JP H026756 A JPH026756 A JP H026756A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、細胞組織標本中または体液中に存在する不溶
竹中間径細系タンパク質を可溶性フラグメント好ましく
はぞのα−ヘリックス中間部分の形に可溶化し、このフ
ラグメントの特異的抗体との免疫反応によりその起源組
織型を同定する細胞組織標本または体液中の細胞組織断
片の分化状態および起源の同定方法に関する。
この場合の溶液はひとつには、組織から調製することが
でき、この目的では、組織をホモジナイズし、ついでプ
[1テアーゼで処理する。この方法は、腫瘍の分類、と
くに腫瘍[4織とは別の型に属する組織中の転移層の同
定に使用することができる。この場合の溶液はまた天然
の体液であってもよい。体液中にIFタンパク質、j3
よびそのフラグメントが見出されることは、病的状態で
なげれば細胞内に不溶性で局在するIF構造タンパク質
の遊離を招くような細胞障害の存在の証明となる。
下記の代表的なIFタンパク質について組織との関係が
現在までに知られている。これを第1表に簡単に示す。
第1表 代表的 起源#Il織 中間径細糸タンパク質 筋肉組織 神経組織 (神経細胞) デスミン 神経細糸タンパク質 (NF−L、 N[−H,Nr−11)結合織(間質細
胞) ビメンチン 神経組織 (星状グリア細胞) グリア相系タンパク質 (1!i性グリア細糸タンパ ク質ともいう) 上皮組織 サイトケラチン 「サイトケラチン」の概念は、Frankら(Exp。
Ce1l Res、116:429−445)によって
この文献に導入されたのと同じ意味で、本明細において
も用いられる、。
WO35103132号には、患者血清中に含まれる血
清りイトケラチンを特定の免疫学的抗体によって同定す
る方法が記載されている。しかしながら、このような[
細胞外サイ1へケラチン」に関するWO3510313
2号の記載は2つの重要な点で誤っている。ずなわち、
細胞外サイトケラチンのアミン末端は遮断されていない
(これまでに分析された細胞内サイトケラチンはすべて
、他のIFタンパク賀と同様、アミン末端はきわめて圧
倒的に遮断されているという点で文献の記載は一致して
いて、多くの場合、遮断基はアセチル残基であることが
明らかにされている)ばかりか、血清を含め細胞外空間
内への完全な4ノイトク゛ラチンの、WO351031
32号に記載された方法での「分泌1は全く成功してい
ない。す4ヱわち、勺イ1ヘケラチンに特異的なすべて
の公知のIFタンパク質のアミノ酸配列[ヒトシイ1〜
ケラチンにツイテは、Ho1l、R,、FrankeJ
、W、、5chiller、 Dし  Ge1aer、
B、&  Krcpler、R,:Ce1l、3 1 
 :  1 1 − 24 、 1982 ; Qui
nlan、R,A、、5chillcr、D、Llla
tzfeld  H,Achtstaetter、T、
、Ho1l、li、、Jorcan。
J、L、、Hagin、T、H,& Franke、W
、W:In:Intermediate1’i lam
ents(Wang、 E、 Fischman、 D
、 、 Liem、 R,K、 H8un、丁、−11
編)、455巻、The New YorkAcade
my  or  5cience、New York、
pp282−306.1985に記載されている]は、
分泌過程に必要なすべての分子生物学的条件を欠いてい
るのである。サイトケラチンは血清に全く溶解しないか
ら、WO35103132号に記載されている血ン^学
的証明は、完全なサイトケラチンについてのものではな
く、リーイトケラヂンの可溶性断片についてのものであ
るにすぎない。したがって、この公開された記述は、定
量的な測定を可能にするものではない。
正常および腫瘍哺乳動物組織におけるサイ1〜ケラチン
の組織学的および免疫学的証明は、Franke、 W
  ら(Proc、 Nat I 、^cad、sci
、Us八75 :50へ4−5038、1978 ) 
、 rrankc、Wら(DiHcrentiatio
n  、  1 5  :  7−25. 1979>
ならびにBannascl+ P  ら(Proc、N
atl、Acad、5cUS^77:4948−4.9
52.1980>の報告によりよく知られている5、シ
かしながら、腫瘍組織の組織学的同定はその可能性をけ
まい範囲に置いたもので、その際の切片に限定され、集
積的な方法としての適格性をもつものではない。
本発明の目的は、冒頭に述べたような方法を開発し、そ
のために適当な抗体を提供することにある。
本発明はこの目的を、IFタンパク質の起゛源組織型の
同定、好ましくは一義的同定に適し、さらに前述の各中
間径細糸タンパク質の精製モノマーからの再構築によっ
て得られる標準のα−ヘリックス中間部分または■ピ1
〜−プを−bつそのフラグメントと、多くの様々なよく
知られた試験方法に従って免疫学的に反応する抗体を用
いることによって解決する。
標準は好ましくは、同定すべき中間部分またはエピ1〜
−プをもつフラグメントから製造される。
すなわち、相当する組織または適当な細胞系から抽出お
よび精製によって単一の細胞骨格ポリペプチドを単離し
、このポリペプチドからまたサイトケラチンの場合は塩
基性(II型)および酸性(■型)亜群のりイトケラチ
ンポリペプチドの等モル混合物から次の下位単位として
ダイマーついでテトラマー、最後にプロトフィラメント
を形成させ、次にプロテア−Lによる制御された消化に
よってテトラマーとしての中間径細糸のα−ヘリツクス
中間部分を遊離させ、単+mt精製し、標準として使用
する。
試験すべき標本は細胞組織からの標本であってもよい。
また、体液たとえば血液、血清、脳脊髄液、尿、羊水ま
たは穿刺液でもよく、この場合、体液に溶解している細
胞骨格タンパク質フラグメントが検出、定量される。
同定すべき中間径細糸タンパク質の可溶化は、各2個の
中間部分フラグメン1〜へのα−ヘリツクス中間部分の
単回分裂が好ましくは最大になるまで行い、そのエピト
ープが単回分裂によって影響されずこの中間部分ノラグ
メントに最小1個存在するような抗体を使用し、この]
ニエビ−一プをもつ中間部分フラグメン1〜の数を測定
してα−へリツクス中間部分の定量および同定を行い。
この場合、プロアアーげによる可溶化は、同定すべき中
間径細糸タンパク質のすべてからα−へリツクス中間部
分またはエビ1−−プをもつそのフラグメン1〜が遊離
するように設定した酵素対基質の関係および分解時間を
用いて行うのが最善である。
予備研究および実験に基づいて、前述の公知の組織学的
同定に適した公知の抗体がIFタンパク質の同定に適し
ている事実を利用づることが好ましい。これらの抗体か
ら、特別な方法で、血清学的同定に適し、また各α−ヘ
リックス中間部分に存在してさらにタンパク質分解や他
の分解処理に付しても比較的安定なエピトープに対づる
抗体が選択される。
たとえば、以下に述べる最も頻繁に存在するすイ1ヘケ
ラチン8,18および19に対しでは次の入手可能な抗
体が使用される。すなわちCAM5 、 2 (Bec
ton Dickinson )4tn、Vicw C
八、USAから入手可能) : KO2、13(Bio
Hakor、RehovotIsraelから入手可能
);Kspanl−8[Progen、Heidelb
erg  (ドイツ連邦共和国)カラ入手可能: E 
CA CC(European Co11ection
 of^nimal  Ce1l  Cu1tures
  P旧−3CAHRPorton  DownSal
isbury、Wilts、英国)に寄託番号箱880
11901として寄託されている。第2表参照];CK
 −2[Boehringer Hannheim  
(ドイツ連邦共和国)から入手可能] ; K819 
、2 [Prooenlleidelberg (ドイ
ツ連邦共和国から入手可能;ECACCに寄託番号第8
7111302号として寄託されている]を挙げること
ができる。抗体Ks19.2はサイトケラチン19に特
異的である(第3表参照)。
本発明の応用に際して使用できるその伯の抗体としては
、サイトケラチン8に特異的な抗体であるKs8−17
.2 (ECACCに寄託番号箱87110601号と
しC寄託されている; LIFの第4表参照);サイ1
〜ケラチン18に特異的な抗体であるKs 18 27
IV (E:CACCに寄託番号箱8711301とし
て寄託されている;以上の第5表参照);サイトケラチ
ン18に特異的な抗体であるKs18−981 (第6
表に示ずようにECACCに寄託されている)およびビ
メンチン特異的抗体VIM  3B4(ECACCに寄
託番号第87110602号として寄託されている:以
下の第7表参照)がある。
とくに、48iのそれ自体公知の試験方法、イムノブロ
ツ1〜(ウエスタンブロツ1〜)、ドツトプロット、E
LISAおよび蛍光抗体顕微鏡法を組み合わ−lて用い
ることにより、適当な抗体が選択される。
これらの方法は好ましくは以下のように実施される。
(1)  イムノプロット(Towbinら: Pro
c、NatAcad、Sci、USA  76:435
.1979ににるウエスタンブロツ1〜) α−へリツクス中間部分であるIFタンパク質標準は、
ポリアクリルアミドゲル(15mmNature、 2
27 : 68、1970ににる5DSPAGE)上電
気泳動で分離すると、Mr約38゜000・〜4.3.
OOOを示す1.1Fタンパク質の完全なモノマーのば
かその断ハとも、ブ[1ツ1〜で陽性反応を示す抗体の
みを選ぶ。サイ1〜ケラチン8、18および19につい
てのイムツブ[1ット反応は、Frankeら(Exp
、Ce11.Res、、 173 : 17−37.1
987)およびHatz4eldら(J、Ho1Bio
1..197:237・〜255,1987)により詳
細に記載されている。
(II)   Frankeら (Exp、Ce1l 
 Res、  173 : 1737.1987)によ
るドツトプロットテトラマーおよびプロフィラメントの
形式に適当な緩衝条件下(4Mの尿素を添加)、精製し
たIFタンパク質および公知方法で製造したα−ヘリッ
クス中間部分を、上澄分画と比較しながら二]〜ロセル
ロース上に載せ、抗体の免疫反応を調べた。上澄分画は
、組織標本をホモジプイズし、このホモシネ−1〜をブ
[1テアーゼ(たとえばキモトリプシン)とインキュベ
ーションし、一定のインキュベーション時間後に酵素活
性を停止させるかまたは酵素を除去し、ホモジネートを
遠心分離することにより得られる。上澄には、タンパク
分解によって切断されて溶解した上述のIFタンパク質
のα−へリツクス中間部分が認められる。イムノプロッ
ト法(ウェスタンプロット)と異なり、ドツトプロット
におけるこのフラグメント−タンパク質は、免疫反応前
に変性することがなく、各抗体と天然の状態に相当する
配置のポリペプチド鎖ので反応する。
(1)  ELISA(酵素連結イムノツルベン1〜検
定) この公知方法は、生理的条4!]下に可溶性のIFタン
パク質についてのみ使用される。この場合、標準として
調製したα−ヘリックス中間部分を、緩笥液または対照
血清および伯の天然体液ならびに組織のホモシネ−ジョ
ンおよび消化後の上澄に溶解する。この試験では、IF
−フィラメントタンパク質は変性されず、各抗体と天然
の状態で反応する。
(IV )  蛍光抗体顕微鏡法 組織から凍結切片を調製し、この場合、細胞を破壊して
、中間径細糸の網状構造に抗体が近づ【プるようにする
。この場合の免疫反応は、非変性条件下ではなく、無傷
の中間径細糸タンパク質である抗原の天然の位置で起こ
る。
とくに、上述の■〜IVのすべての方法で明らかに陽性
と評価される抗体のみが、本発明での結合に使用される
試験される抗体の判定に有用41、再現性があり比較可
能な条件を設定するため、標準に対する試験が行われる
相当する組織から抽出および精製によって単一・のIF
タンパク質を得ることにより標準を調製することが好ま
しい。
サイトケラチン中間部分を調製する場合には、塩基性サ
イケラヂンと同じ組織型に属する酸性り〜イトケラチン
の等モル量を尿素に溶解し、尿素を透析すると、とくに
ア1へラマーが形成される。
勺イ1−ケラチンに由来しないIF中間部分を形成する
場合には、同じ型の精製タンパク質から直接、10トフ
イラメン1〜およびフィラメントの前駆体として、再構
築によりテ1−ラマーを形成さぜる。
いずれの場合も、次にプ[1テア−U好ましくはキモト
リプシンによる制御された消化を行い、テトラマーとし
てα−へリツクス中間部分を遊離させ、ついで単1II
N製を行えば、標準として使用することができる。
本発明の応用に際し標準として使用されるαヘリックス
中間部分は、IFタンパク質を産生ずる任意の細胞系ま
たは組織からの単離により得ることができる。
精製された単一 IFタンパク質の再構築はたとえば、
特異的に精製された非ケラチン性IFタンパク質の添加
または酸性および塩基性型のサイトケラヂンの等モル量
の配合によって行われ、ついで但澹度塩緩衝液に対して
テトラマーを透析する3゜プロ1〜フイラメントおよび
IFの形成は電子顕微鏡を用い、Hatzfeld H
ら(J、Ce1l Biol、、  101 :182
6−1841.1985>の陰性染色検査によって制御
できる。
再構築されたIFタンパク質はついで、好ましくはトリ
プシン、キモトリプシンまたはトロンビンを添加して限
定タンパク分解に付す1.タンパク分解の程度は、ゲル
電気泳動により、Mr38゜000〜40,000の成
分が最大になるように制御される。ついでα−へリツク
ス中間部分を、好ましくはゲルクロマトグラフィーまた
は逆相HPLCによって単離する。
同定すべきIFタンパク質または再構築タンパク質の可
溶化の際には、まずタンパク分解にJ:つてα−ヘリッ
クス中間部分に付着している頭部および尾部部分が切断
される。さらにタンパク分解が進むとα−ヘリックス中
間部分のほぼ中央で単回分裂が起こり、この時点で短い
断片が認められるようになって、α−ヘリックス構造は
破壊される。この方法で単回分裂によってそれぞれの中
間部分から2個の中間部分フラグメントが生じ、その中
の少なくとも一方が上述の抗体と反応するエピトープを
右する。
本発明による同定方法およびその標準化は、この方法で
α−へリツクス中間部分の一部またはずべてが単回分裂
を受りれば、不都合ではなく精度も得られる1、抗体が
自由に到達できるエビ1〜−プの総数は影響されず、試
験の定量的結果も変動しない。
この方法では可溶化に際して一定の許容誤差を生じる。
すべての中間部分を甲#[され’nf溶化される場合の
許容公差をどこに置くか、また中間部分の一部もしくは
すべての中純分裂の公差をどこまで認めるかによって生
じるものである。
したがって、単回分裂によって影響を受けず、それぞれ
これらの中間部分フラグメン1〜のひとつに存在する1
ピト−ブに対する抗体を使用することが好ましい。同定
の定量化には、分裂された中間部分をエピトープを右す
る中間部分フラグメントによって測定すればよい。
抗体としては、 少なくともサイトケラチンNo、 8のモノマーに由来
するα−ヘリックス中間部分の同定にKs817、2 少なくともサイトケラチンNo、 18のモノマーに由
来するα−ヘリックス中間部分の同定にK  18−2
7IVおよび/もしくはKs18−9少なくともサイ1
〜ケラチンNo、 19の七ツマ−に由来するα−へリ
ツクス中間部分の同定にKs19.2 少なくどもサイ]−ケラチンNo、 1〜8の1秤また
は2種以上のモノマー1秤まは2種以上に由来するα−
へリツクス中間部分の同定にK s pa n 18、
ならびに/または ビメンチンのα−ヘリックス中間部分の同定にVIM 
 3B4 を使用することが好ましい。
これらの抗体は以下に実施例を用いてざらに詳細に説明
するように一義的に同定できることが証明されている。
上述の抗体については以下の表に詳述する。
第2表 塩基性サイトケラチン用1群(N(11〜8)のサイ1
〜ケラチンに対するモノクローナル抗体抗体:    
 抗体Kspan1−8はハイブリドーマ細胞系Ksρ
an 1−8によって産生される。
このハイブリドーマ細胞系は 1988年1月19日、 ECACC8801190 1号として寄託されている。
種類:     マウスBALB/C株と融合パードナ
ー:骨髄肺細胞系X 63−Ao8、653からの モノクローナル抗体 免疫グロブリン Ic+G2a クラス: 抗原:     培養ヒトMCF−7細胞から反応性ポ
リペプ チド: 反応種: 既知の構造。
抗原9組織 腸性反応を示す 培養細胞系: 既知ヒト腫瘍: の細胞骨格タンパク質 各種塩基性力イトケラヂン (II型)亜群(GK1〜8〉 に共通の1ピトープ ヒト、ウシ たとえば、表皮、歯肉、舌。
食道、肝細胞および胆管、小 腸2.結腸腟および子宮頚部皮 膚、胸腺上皮および心筋上皮。
胸腺の網状組織上皮1毛髪形 皮細胞および毛髪を含む全土 皮細胞 MCF−7,RT−112゜ Detroit 562. RPM I 2650、H
T−29,5CC −12くすべてヒト); BMGE、MDBK (すべて ウシ) 基底細胞腫2表皮の輔細胞癌。
舌2食道、肺および頚部の扁 応用: 平上皮細胞局、肺、結腸およ び頚部の腺癌、腎細胞癌、乳 癌、IFllIl胞癌 病理(とくに腫瘍、および各 種層様病変間の鑑別診断 第3表 サイトケラチン19に対するモノクローナル抗体抗体:
     抗体Ks19.2はハイブリドーマ細胞系K
s19.2に よって産生される。このハイ ブリドーマ細胞系は1987 年11月13日、ECACC 87111302号として寄 託されている。
種類:     マウスB A L、 B / C株と
融合パードナー:骨髄肺細胞系 NSOからのモノクローナル 抗体 免疫グロブリ ンクラス: I  Q G 2 b 抗原: 反応性ポリ ペプチド: 反応種: 既知の構造。
抗原9組織: 培養ヒ1〜M CF−7細胞から の細胞骨格 サイトケラチン19(Mr= 約4.3,000)のみ ヒト、ウシ 特定の上皮細胞とのみ反応。
陽性の上皮細胞は、賜粘膜。
胆管、膵臓、胃粘膜、腎の集 台管、尿管、膀胱、N嚢、前 立線、中皮、卵管、子宮内膜 上皮、頚部内膜、気管支上皮。
胸腺(l管、細葉)、胸腺の 網状1111上皮、咽頭おにび喉 頭上皮、皮膚の腸上皮、Φ層 上皮系の基底細胞層(たとえ ば肛門上皮、膣、外頚部、尿 道2食道、舌および口腔粘膜。
歯肉。陰性の上皮は、たとえ ば、大部分の体幹領域の上皮、 各種多重1−皮の大部分の段階 の上基底層(たとえば外頚部。
膣、舌1食道)、肝細胞、膵 臓の腺勇細胞、近位尿細管。
章丸、すべての間菓組織、大 部の筋肉様組織、神経組織。
レンズ組織、内皮細胞および その他の血管要素 陽性反応を示す MCF−1,I」“r −29。
ヒト培養細胞系:l−1et−a、 RT−112゜D
etroit 562 、 RPM I 2650.5
SC−12 結腸、胃、膵臓、胆嚢、子宮 内膜、頚部の腺癌、肝臓の胆 管癌、腎細胞癌、膀胱の転移 細胞癌、卵巣癌、頚部の扁平 上皮癌、中皮層、気管皮およ び肺の扁平上皮癌、肺の人絹 胞癌、肺の小細胞癌(中間 既知ヒl−腫瘍: 型)、気管支のカルチノイド 腫瘍、乳癌 応用:第2表に同じ 参考文献: 1)  Franke、W、W、ら: Ce1l Ty
ping ofEpitheria and Carc
inomas of the FemaleGenit
al Tract Using Cytoskelet
al Proteins asHarkers、Ban
bury Report21 : Viral Eti
ologyof Cervical Cancer、C
o1d Spring tlarborLaborat
ory;pp 121 (1986)2)  Ho1l
、R,ら:Ce1l、 31 :11−24 (1第4
表 サイトケラチン8に対するモノクローナル抗体抗体: 
    抗体Ks8−17.2はハイブリドーマ細胞系
Ks8 17.2によって産生される。
このハイブリドーマ細胞系は 種類: 1987年11月6H1 ECACC8711060 1号として寄託されている。
マウス B A L、 B / c株および融合パー1
〜す一二骨髄腫細 胞系X63−Ag3.653 からのモノク[1−ナル抗体 クラス: 抗原:      MCF−7培養細胞(ヒト細胞系)
からの細胞骨格 反応性ポリペブ サイ1〜ケラヂン8(Mr−約ヂド:
       52,500)のみ反応種     ヒ
1〜.ウシ 既知の構造、  陽性の上皮には、肝臓(肝細抗原、組
織:  胞、胆管)、賜、舌の腺−し皮およびすべての
単純上皮が含 まれる 陽性反応を丞す M CF−7、l−1e l−a 。
ヒト培養細胞系:A−431 既知ヒト腫瘍: 陽性な癌には肝細胞癌、結腸。
肺、乳房の腺癌が含まれる 応用:     第2表に同じ 第5表 サイ1〜ケラチン18に対するモノクローナル抗体抗体
:      抗体Ks18−27rVはハイブリドー
マ細胞系Ks18 27rVから産生される。ハイ ブリドーマ細胞系Ks18 27IV G、11987年11月1 3日にECACC87111 301号として寄託されてい る。
マウスB A L、 B / 0株と融合パー1〜すm
:骨髄腫細胞系 5P210Ao14からのモ ノクローナル抗体 種類: 免疫グロブリン クラス: aG1 抗原       M CF −7培養細胞からの細胞
骨格 反応ポリペブブド:+jイトケラヂン18(Mr=約4
5.000)のみ 反応種:     ヒト、ウシ 既知#13造、    陽性の上皮には、単層上皮お抗
原9組織:   よび腺、たとえば肝R(肝細胞、胆管
)、腸、膀胱(尿道) のりイトケラヂンフイラメン トが包含される。多層上皮 (たとえば膣、舌)では基底 層の特定の細胞のみ 既知ヒ1−師瘍:  結腸癌、乳癌、各種臓器の腺癌 陽性反応を示す  MCF−1,1−1el−a、A−
ヒト培養細胞系  431. Detroit 562
゜T−112 応用:      第2表のとおり 第6表 サイトケラチン18に対するモノクローナル抗体抗体:
     抗体Ks18−981はハイブリドーマ細胞
系Ks18 9B1により産生される。こ のハイブリドーマ細胞系Ks 18−981は1989年1 月5日、ECACC890 10505号として寄託され ている。
マウスB A L、 B / c株および融合パードナ
ー:骨髄肺細胞 系X 63− A Q 8 、653 カらのモノクロ
ーナル抗体 種類: 免疫グロブリン クラス: 1(7G1 抗原: 既知の構造。
抗原2組織: 再構築サイトケラチン8: 18(ウシ肝臓から) 単a−F皮および腺、たとえば 肝臓(肝細胞、胆管)、腸 7I 既知ヒト腫瘍: ヒ1〜培養細胞と の陽性反応: 応用: (−ト皮)、膀胱のサイトノイ クメン1〜.@層上皮(たとえ ば膣、舌)では基底細胞層の 特定の細胞のみ 結腸癌、乳癌およびそのリン パ節転移癌、各種臓器の腺癌 MCF−7,HeLA。
A−4,31,Detroit 562゜R’r−11
2 第2表に同じ 第7表 ビメンチンに対する[ツクロープル抗体抗体:    
 抗体VIM3B4はハイブリドーマ細胞系VIM3B
4に よって産生きれる。このハイ ブリトーン細胞系VIM3B 4は1987年11月6日。
[CΔCC8711060 2号として寄託されている。
種類: 免疫グロブリン クラス: マウスB A L B/ c株と融合 パードナー:骨髄腫細胞系× 63−AQ8,653からの モノクローナル抗体 IgG  2a 抗原: 反応ボリペプ ブー ド : 既知種(現在ま でに試験された もの) 組織特異性: ウシ水晶体から精製されたビ メンチン ごメンチン(SDS PAGEによるMr−約57゜ 000)に特箕的 ヒト、ウシ、げつ歯頚(ラッ ト、マウス、ハムスター)。
9899両生類(アフリカ ッメガエル) ビメンチンに対する抗血清に 陽性を示した全細胞が抗体ど も陽性反応を示した。間質起 源の細胞、および内皮細胞と 特定の血管平滑筋細胞、線維 芽細胞、結合繊、全種類の血 株細胞、単層胸腺細胞9章丸 の間質およびセルトリ細胞。
卵巣の濾胞細胞。他の中間径 フイラメン1〜とビメンチンの 共発用が知られている。
陽性反応を示す  RD細胞、神経膠腫細胞、線既試験
培養細胞系:維芽細胞(SV−80,3T3)、BHK 既知ヒト肺癌:  ビメンチン実験腫瘍のすべて、たと
えば肉肺(単層筋肉腫)。
リンパ腫、黒色腫等 応用:      第2表に同じ 神経細糸タンパク質およびダリア細糸タンパク質の同定
には、神経細糸タンパク質に対する抗血清(N F −
8: Progen、tleidclbarg、BRD
から入手できる)ならびにクリア細糸タンパク質に対す
る抗体くモルモツ1−−抗血清GF−100,ハイブリ
ドーマ細胞系GF 12.24.、 Progenから
入手できる)が使用できる。神経細糸タンパク質に対す
る他の抗体は、Boenringer Hannhci
n(BRD)から入手できる。
好ましい方法は、体液中たとえば面清中のαヘリックス
中間部分をELISA試験を用いて免疫学的に同定する
ことを特徴とするものである。
すなわち、タイタープレートに固定する捕捉抗体として
は特許請求の範囲第1項に記載の免疫学的に多義的に反
応する抗体を用い、検出抗体としては特許請求の範囲第
1項に記載の免疫学的に一義的に反応する抗体を用い、
試験すべき溶液について得られた力価の測定結果を、試
験すべき溶液に相当する組織型から得られた特許請求の
範囲第2項または第3項による標準の検定溶液について
4qられた力価の測定結果と比較する。
多義性の捕捉抗体を使用することにより、ついで−機付
の検出抗体を用いて一義的な同定を行えば、1個の同一
のタイタープレート上で様々なIFタンパク質の同定が
可能である。
この意味において、サイトケラチンに対し捕捉抗体とし
てKspanl−8がXtめられる。これは各サイI〜
ケラヂンノイラメンI〜に含まれるサイ1〜クラヂン1
から8までの塩Mt、モノマーの少なくとも1種ど反応
するので、例外なくづ−べてのサイ1〜クラヂンが捕捉
され、したがってそれと対をな酸性モノマー9から19
までに基づき、特異的な検出抗体による同定が可能にな
る。すなわち、サイ1〜クラヂン1から19までの1種
に対する検出抗体としてたとえば第3表力日ら第6表に
示したサイ1〜クラヂン8,18および19に対する抗
体が使用される。
検出抗体は、放射能、醇素または蛍光発光物質で標識さ
れていてb J:い。
標本中のIFタンパク買に対する抗体の同定は固定相試
験によって実施することもできる。この場合、相当する
IFタンパク質である抗原を固定化し、標本とインキコ
ベーシ」ンし、洗浄し、標本からの結合抗体をたとえば
第二の標識抗体によって同定する。
存在するIFタンパク質のその中間部分による同定は、
実際上、多かれ少なかれ、組織標本と試験の前処置およ
び操作方法次第である。したがって、外来の、試験すべ
き組織に本来属さない中間部分について測定された絶対
値は、決定的な証明とはならない場合がある。これに対
し、測定された外来IFタンパク質と存在する関係組織
に典型的なIFタンパク質との比を求めれば、より好ま
しい結果を期待することができる。すなわち、組織の部
分に存在する中間径細糸タンパク質のその起源組織を決
定し、定量するにあたり、試験した組織部分と起源的に
無関係な中間径細糸タンパク質の測定値と試験した組織
部分に起源的に属する中間径細糸タンパク質についての
測定値との比を求め、この比を病的でない標準での比を
尺度として評価することが好ましい。
病巣が一定の細胞を分泌し、これがとくに近くのリンパ
節に集まることがある(いわゆるリンパ節転移)。本発
明はさらにこの状態に対して応用される。すなわち、癌
の原発臓器を検出するためにリンパ節を試験し、ビメン
チンの測定値と他の組織型に属する中間径細糸タンパク
質それぞれの測定値の比を求めることかできる。
以下の実施例は上述の本発明の方法をざらに例示するが
、これは本発明を限定するものではない。
多くの条件およびパラメーターに対しざらに任意の修飾
および調節が、本発明の精神および範囲から逸脱するこ
となく可能なことは本技術分野の熟練者に自明のとおり
である。
例1 サイ1〜クラヂンを例に応用した方法を記述するが、処
理方法はすべてのIFタンパク質に適用されるものであ
る。
1.1.完全なポリペプチドの精製 ヒ1−サイトケラヂン(たとえば8、18および19)
をほぼAchtstaetter’、 T、ら(Met
hodsEnzymol、134 :355〜371.
1986>の記載に従い、ヒ1〜培養細胞系M CF−
7から得た。
ウシサイトケラブン8、18および19(命名法はBa
der、 B、 L、ら:EHBOJ、5: 1865
〜1875.1986参照)は、ウシ膀胱の内表面を剥
離し、膀胱の尿道細胞から得た。剥離した細胞層をホモ
ジナイズする( Achtstaetterら:前出の
記載に番よぼ従う)。単一のサイトケラヂンーボリペブ
チドは、1latzfeld & Franke 19
85 ;Achtstaetterら、1986 ; 
Bader  ら、1986およびQuinlanら、
1986の記載にほぼ従って、DEAE−セルロース(
D E 52 ; WhatmanChemical 
5eparation Inc、、Cl1fton、N
J、USA )上陸イオン交換クロマトグラフィーによ
り、8M尿素緩衝液(8M尿素、2,51118ジチオ
エリスリー1・−ル、 30mHTr i j!−1−
1cj!、pH8,0)を用いて精製した。簡単に説明
すると、細胞骨格物質を9.5M尿素(5mNジヂオエ
リスリトール、10mHTr i 5−HCl、I)t
18、 O)で2時間抽出し、100.0OOXQ (
Oは重力定数)で遠心分離して得られた上澄抽出液を8
M尿素緩衝液に対して透析し、ついでこの緩衝液で平衡
化しICD E A Eセルロースカラムに載せた。結
合したタンパク質をO〜11001IIグアニジン[9
塩勾配で溶出した。ポリペプチド分画はSDS/ボリア
クリルアミドグル電気泳動(PAGF)によって検出し
た。精製された分画をざらに逆相高圧液体クロマトグラ
ノィーに付した精製した。この場合、0.01%(v/
v) l−リノルオロ酢#(TFA)(Fluka、B
uclls 、スイス)を水t!i溶媒Aとして、アセ
トニトリル(クロマ1〜グラフィー用、 HerCkD
armstadt Bl?D )を有機相(溶媒B)と
して、またB+oRad−RP−304−カラム(Bi
oRadLaboratories、 Richmon
d、C^、ll5A)を逆相で使用した。ピークの分画
を集め、アf= +−ニトリルを真空下に蒸発さゼて除
き、凍結乾燥した。
精製サイ]へクラチンを9.5Mの尿素を含む緩衝液に
溶解した。■型および■型すイトケラヂンの哲モル吊の
#88!度が約0.5m3/厩になるように混合すると
、プロトフィラメントおよびIFタンパク質が得られ、
ポリペプチド溶液を低イオン強度の緩衝液に対して透析
したく緩衝液としてはHat、Jeld、H,& Fr
anke、W、W、:J、Ce11.Biol、  1
01 :1826〜1841.1985に記載されたし
のを使用した)。プロトフィラメントおよびIFタンパ
ク質の形成は、陰性対照シン1ルを用い、電子顕微鏡に
検出した(Hatzfed、H,& FrankJ、W
、 :前出参照)。
タンパク分解は様々のプロ1アーゼを用いて実施した。
代表的な製造例では、キモトリプシン(EC3,4,2
1,1,ウシ膵臓由来、たとえばFa、Sigma、H
unchenより入手)を、酵素対基質比(重量/重量
)が、サイトケラチン8:18対で6.6 : 100
0.サイトケラチン8:19対で9 : 1000にな
るように使用した。いずれのキモj・リブシン負荷でも
分解時間の至適化が必要である。タンパク分解は、分解
住成物のゲル電気泳動分析によって制御し、線状の中間
部分(Mr=38、000〜40,000)l/)成分
が最大になるように至適化した。最適条件は30℃で約
20分であった。相当する分解時間が経過したのち、5
mHのフェニルメチルスル小ニルフルAリドを添加して
、酵素活性を停止させた。
1.4.α−ヘリツクス中間部分の精製タンパク分解さ
れた中間部分およびその単純フラグメントを5epHa
rose C1,6Bカラム士クロマトグラフィーまた
は直接、逆相高速液体クロマ1〜グラフイーに付した。
ずなわら、BioRadRP 304−カラムを逆相で
用い、上記1.に述べた溶媒系を使用した。ざらに精製
するには、主分画を溶媒Aでアセトニトリル濃度が約2
0%(V/V)に低下スルマチ希釈し、直接、My−B
ondapak C18−カラム(Waters As
5ociates、Hilford、HA)に逆相で適
用した。主分画を凍結乾燥し、サンプルを1次元および
2次元ゲル電気泳動に付して、α−ヘリツクス中間部分
の存在を調べた。精製されたαへソックス部分は、一部
、ヘリックス構造が破壊される切断点で短い平均の断ハ
である各2個の中間部分フラグメン1〜に単回切断され
て存在し、対照物質あるいは検出系の検品および免疫感
作に際しての標準物質として使用された。
性2 適当な抗体の選択および製造 中間径細糸タンパク質に対する特異的抗体は、特別に生
成させたものおよび市販品を入手できるものを含めて、
例1で得られた標準物質のようなα−ヘリックス中間部
分フラグメントとの免疫反応性について、以下の方法で
試験した。
2.1.イムノプロット(ウェスタンプロット;変性抗
原との反応) 精製したタンパク質フラグメント(たとえば1)−イト
ケラチン8:18−、サイトケラチン8:19−または
ビメンチンーフラグメント)および組織部分くたとえば
リンパ節または肝臓〉からの細胞骨格プレバレージョン
を、キモトリプシンにJ:るタンパク分解反応(例3参
照)に何す前および後に、電気泳動(ドデシル硫酸ナト
リウム−ポリアクリルアミド−ゲル電気電動)に付し、
タンパク質を電気泳動的にニトロセルロースに移し、問
題の特異的抗体とインキュベーションした。免疫反応は
、標識プロティンAまたは標識抗−マウス抗体を用いて
検出した。α−へリツクス中間部分(Mr=38,00
0〜40,000 +塩早性ケラチンの場合にはMr=
20.000−22゜000)と免疫反応を示した抗体
を選択した。
2.2.ドツトプロット(天然または再生抗原との反応
) 約2×106gのM製IFタンパク質(50×io  
iの50 mHN a 2 HP O4緩衝液、 pH
7,4に溶解)またはキモトリプシン分解後の組織標本
ホモジネートの上澄分画を、直接ニトロセルロースに結
合さf(たとえば、5chlicher &5chue
11.Dassel(BliD)の5RC96旧nHo
1d Iドツドブロワ1〜装砺で)、問題の特異的抗体
とインキュベーションした。以下の操作は1.に述べた
とおりである、。
2.3.EIISΔ(天然または再生抗原との反応) 約50x10’yの精製タンパク質フラグメン=6 1−(100XIO1の50 mHN a H’COs
、rlN9.6に溶解)または4モトプシン分解後の組
織標本ホモジネートの上澄分画のタンパク質2×10 
 y(100xlO−6j!中)を、96穴ミクロタイ
タープレートの各つ■ルでインキュベーションし、結合
したタンパク質を問題の特異的抗体どインキュベーショ
ンした。以下の操作は1.に述べたとおりである。
2.4.蛍光抗体顕微鏡法 標準方法は、たとえばC1occa、D、R,& Bj
erckeR,J、によりMethods Enzym
ol、 121 : 562 ヘ579に詳細に記載さ
れている。
上述の方法で陽性を示した抗体はKs19.2:Ks1
8−9B1 ;のKs18−27rV:Ks817.2
:Kspanl−8:VrM3B4である。
2.5.α−ヘリックス中間部分に対するモノクロ−プ
ル抗体の製造 特異的抗体の製造には、各精製ポリペプチドから形成さ
れたin vitro再構築フィラメントのみを注射し
て、免疫感作を行った。1雌性6〜8週齢のBALB/
cマウスを、その細胞骨格ブレバレージョンまたは再構
築フィラメントの1回あたり30〜300X106!?
タンパク質の注射によって免疫感作した。抗原はリン酸
塩緩衝食塩溶液に懸濁し、第1回目の注射に際してはフ
1]インドのアジュバン1〜(完全)で乳化した。以後
の注射では、すべて70インドのアジュバント(不完全
)を使用した。動物に約3週間隔で3回皮下注射を行い
、細胞融合前3日間は30〜80x10’gの抗原を腹
腔に反復注射した。免疫感作マウスの稗臓細飽を、マウ
ス骨髄腫細胞系5p210Acn4゜X63−AO8,
653およびNSO/U(Shulmann H,ら:
Nature  276:269−270 、1978
 : Kearney、1.Fら; J、 lmll1
uno1.123  :  1 548〜1550. 
1979  ;C1ark  &H+1stein:S
omatic  Ce1l  Genetics   
7  :  657〜666.1981によって記載さ
れている)と、はぼにoehler G、& Hils
tein C,:Nature  256 :495〜
497.1975の記載に従って10=1の割合で融合
した。ハイブリドーマの上澄を、ヒトまたはウシ組織の
凍結切ハ上 (Achtstaetter、 T、ら:旧Heren
tiation、3 i :206〜227.1986
の記載にほぼ従って)または特別に被覆加工したスライ
ドまたはデツキガラス上で培養した培養細胞上で、蛍光
抗体顕微鏡法によって試験するが、または酵素連結イム
ノアトソープション法(ELISA)によりたとえばミ
クロタイタープレートで精製抗原を用いて試験した。陽
性のクローンは制御された希釈によって2回ザブクロー
ニングを行った。IQ”jブクラスは0uchterl
ony、0.& Ni1sson、L、八(Handb
ook ofEXp(3rimental Immun
ology、Weir、D、H,編、第1巻、第19章
、Blackwell 5cientific Pub
licationsOxford、  19.78 、
1〜19頁)に従って決定された。
2.6.ベルオキダーUへの検出抗体のカップリング 検出抗体として標識したモノクローナル抗体は、B、■
+jssen(LabOratOrV  techni
ques  inbiochemistry and 
molecular biology、Vol、  1
5 :Practice and theory of
 enzyme immunoassays。
R,11,Burdon  &  P、11.van 
 Knippenberq編、Elsevier、八m
sterdam、New  York、0xford 
;  2 3 8 頁)によ゛つて記載された方法に従
い、ベルオキシダゼにカップリングさせた。
ペルオキシダーゼ 5 mgを炭酸すl・リウム緩衝液
(100mH,pH9,2)0.5dに溶解し、室温、
遮光下に、10mHNaIO4溶液0.!Mで酵素を酸
化して、カップリングの準備をする。
ついで所望の抗体<100mM炭酸すI〜リウム緩衝液
1)H9,2,2mに10mgを溶解)を加え、0.5
yの乾燥5ephadex  G 25(Fa、Pha
rmacia Freiburg)を添加してさらKs
時間遮光下にインキュベーションした。得られた抱合体
を5ephadex物質から炭酸ナトリウム緩衝液で溶
出し、0.1mHNaOH中0.5%NaBH4溶液1
/20容と混合した。30分後に同じ溶液1/10容を
加え、4℃で1時間インキュベーションした。抱合体を
PBSに対して真空透析して約0.5威に濃縮し、つい
で 5ephadex−G−200(Fa、Pharmac
ia)カラム(1,OX50cm>十で分画した。各分
画について酵素活性と抗体の含量を調べ、高いIg濃度
と高い酵素活性を同時に示す分画を集めた。
放ユ リンパ組織における転移の検出ど定量 まず、リンパ節組織の湿重量を測定する。組織を3倍容
量(湿重量に基づいて計算)のリン酸塩緩衝食塩溶液(
PBS)(10mHリン酸ナトリCクムFll17.4
. 150fIIHNaCjり中、ナイフ付ホ王ジナイ
ザーに、より、かゆ状の粘度にMgh化した( Fir
ma Kinematica、 Luzern、スイス
のポリトロン−ホモジナイザーの使用が推賞される)。
このホモジネートをキモ1〜リプシンとインキュベーシ
ョンする。
この目的には、予めマトリックス(CNBr−活性化5
epharose 4 B 、 Fa、Farmaci
a、Frciburg)に結合したキモトリプシンを使
用する。ずなわち、CNBr−活性化5epharos
e i4. B 、 1.9を1mHHCl中で15分
間膨利きせ(グル容研約3.5d/g)、1mHHCj
!計200 m(lで洗浄する。
塩酸溶液を吸引濾過し、71〜リツク物質をカップリン
グ緩衝液(0,5M  NaC1,0,1MNaHCO
3,1)f18、O)で洗浄する。十[トリプシン10
qをカップリング緩衝液5IR1に溶解し、カップリン
グ緩衝液中でマトリックス物質と室温で2時間、たえず
撹拌しながらインキュベーションザる。残った封鎖され
なかったカップリング部位は0.2Mグリシン溶液(p
H8、’ O) 5dを添加して遮断する。ついでゲル
物質をカップリング緩衝液の過剰量(約50威)および
酢酸塩緩衝液(0,5M  Na(1,0,1MMMナ
トリウム、1)t14.0) 10mで洗浄する。この
条件で、使用したキモ1〜リブシンの約60%が結合し
、5epHarose 4 B−グルはカップリングし
たキモトリプシン1.7#19/−を含有することにな
る。好ましい操作では、ゲルをF) B S中に2倍に
希釈する(キモ1〜リブシン濃度0.8511!?/d
)。
かゆ状の組織にキモ1〜リブシン(EC3,4゜21.
1:ウシ膵臓から:たとえばFa、Sigma+1Jn
chenから入手)を約1:1000の割合で(組織の
湿重量に基づいて計算)加える。イン1コベーシヨン工
程は30°で(好ましくは断熱下または水浴中で)行う
。ホモジネートを水中で5分間冷却して、30分後に分
解反応を停J1させる。
ホモジネートを2×104gで30分間遠心分離し、遠
心分離上澄を直ちに分離する。カップリングしたキモト
リプシンは沈殿中に認められる。
この条件で、α−ヘリツクス中間部分物質の85〜95
重量%が、なお同定可能な状態で、IFタンパク質から
上澄分画中に遊離され、また名工の無傷なIFタンパク
質も溶解状態で認められる。
3.2.ビメンチン含量の定量 遠心分離上澄中のビメンチンをサンドイッチELISA
によって免疫学的に定量する。この場合、α−ヘリツク
ス中間部分に対す第一の抗血清、GP−8を捕捉抗体と
して用い、第一の抗体のエピトープとは無関係の異なる
α−ヘリツクス中間部分の他の1ピトープに対する第二
のモノクロ−プル抗体、V I M −3134を捕捉
抗体として使用する。捕捉抗体(GP−8>は5QmH
Nal−ICO3(pH9,6)中に10X10 9/
威の濃度に溶解し、ミクロタイタープレー1〜を被覆す
る(各ウェルあたり150x106A)。濃度10 n
g/mf! 〜5.00 ng/mlの粕製ビメンチン
フラグメンh (150mHNaCj!、1QmHNa
  HPO4pH7,4,0,05%rween 20
の緩衝液に溶解)を用いて標準曲線を作成する。
遠心分離上澄中のごメンチン濃度の測定には、これを最
後に挙げた緩衝液で1:100〜1:500に希釈する
。ペルオキシダーゼで標識した検出抗体、VT’M  
3B4を緩?Ifi液(1!50mMNa(1,10m
HNa  HPO4pH7,4,1%ウシ血mアルブミ
ン、0.05%l’ween 20 )で0.5X10
6g/dの濃度に希釈し、各ウェルに150X10−6
j!を添加する。基質としては、O−フェニレンジアミ
ンまたはABTS (2゜2′−アジノージ−(3−王
チルベンズチアゾリンスルホネート(6)))を用いる
。得られたビメンチン値は、他の測定結果の定量的評価
に際しての標準値として有用である。
遠心分離上澄中に存在するサイトケラチンをリンドイツ
デーEl ISAによって免疫学的に決定する。この場
合、第一のサイトケラチント−8に典型的な■ピトーブ
に対する第一のモノクローナル抗体、K8pan1−8
を、いわゆる捕捉抗体として使用する。捕捉抗体、K8
pan1−8を50mHNaHCO3(pH9,6)に
20×10’g/−濃度で溶解し、ミクロタイタープレ
ートを被覆する(各ウェルあたり150X10’矛)。
標準曲線の作成には、たとえば、サイトケラチン8:1
8と8:19を組み合わせた精製サイトケラチン−フラ
グメントを5n(1/rRf!、・−500ng/mf
lの濃度で用いる(150mHNa(、!、10mHN
a  1−IPO4pH7,4,0,05%Tween
2Qの緩衝液に溶解)。ベルオキシダー1がカップリン
グされた検出抗体としては、たとえG、fK818−2
7rVJ5よびKs18−981 (’+イトケラチン
18フラグメン1−に対して)、K819.2(サイ1
−り一うヂン19フラグメントに対して)およびKs8
−17.2 <勺イ1〜ケラチン8フラグメントに対し
て)を使用する。遠心分離上澄中のサイトケラチン濃度
の測定には、これを緩衝液(150m、HN a C1
,10tHNa21−IPO4,pH7,4−,0,0
5% 1’ween20)で1:100に希釈する。
標準化には、例1に、従って得られたサイ1〜ケラヂン
栓準の既知量をリンドイツデーELISAに付す。各標
準化υイトケラチンの濃度に相当する酵素活性を、濃度
に伺してプロットし、濃度から未知量の各サイトケラチ
ンを内挿する標準曲線を得ることができる。組織サンプ
ルについて測定されたサイ1〜ケラチンとピネンチンの
関係によって、癌の転位の稈度を示すことが可能になる
例4 4.1.ミクロタイタープレートの被覆各ウェルに2X
10  gの捕捉抗体KsDan1−8(50mH炭酸
ナトリウム緩衝液pH9,6゜100〜150×106
j!中に溶解)をピペットで加える。プレートを覆い、
−夜4℃でイントユベーションする。
4.2.洗浄および遮断 各ウェルから過剰の抗体溶液を吸引して除去する。各ウ
ェルに200X10−6Aの洗浄緩衝液(PBS−Tw
een : 150mHNaCj!、 10+nHリン
酸ナトリウム緩衝液1)O7,4,0,05%Twee
n20 )をピペツ1〜で3回反復して加えて洗浄し、
プレートを裏返して緩衝液を除去する。残った水分は、
何枚も重ねた紙タオルで軽くたたいて除く。
各つ1ルに200X10−6j!の遮断緩衝液(150
mHNaC1,10mMリン酸す1〜リウム緩衝液pH
7,4,0,05%rwe、en 20 、1%ウシ血
清アルブミン、5%サッカロース;長期間保存する場合
はさらに0.01%のヂメ[1リールを添加)を満たし
、少なくとち11待間、室温でイン1コベーシヨンする
4.3.抗原または血清標本どのイン1ユベーシヨン 例1で得られたサイトタラチン8:19の標準タンパク
質を、5 n(J/ld、 〜500 n(1/dの濃
度で(そのとぎの捕捉抗体による)対照血清(Herz
&DadeのHon1trolまたはBchrir+o
のKontrol logenLおよび1−U)に加え
る3、対照血清も、ぞの検出抗体に応じて、1:10〜
1:100に希釈して用いる。各ウェルに100×10
−61の標準タンパク質溶液または血清標本(1:10
・−1:100に希釈)をピペットで加え、室温で90
分間インキュベーションする。ついで200X10−6
j!の洗浄M耐液(PBS−Tween、上述したと同
じ)(・4回洗浄する。
4.4.検出抗体とのインキュベーションペル第1シダ
ーゼをカップリングさけた検出抗体、K819.2を緩
衝液(150mHNaC1、lQmHリン酸す1〜リウ
ム緩衝液pH7,4,1%つシ血清アルブミン)に希釈
しく至′I!4満浪は0.2−.0.5U/−である)
、これをミクロタイタブレートの各ウェルにピペットで
100X10−61加え、室温で90分間イン゛ヤユベ
ーションする。
in緩[2(上述シタト同L; P B S−Twee
n ) 200X10’J!で2回、および流水で4回
洗浄する。
4.5.基質反応 ミクロタイタープレート用に、1個の基質錠剤(10m
g>のO−フェニレンジアミン([a。
Si(lllla )とl0XIO1の30%H2O2
を、10−のO,1Mリン酸カリウム緩衝液(p116
.0)またはクエン酸−リン酸緩衝液(0,0347M
  クエン酸、0.0667Mリン酸水素二ナトリウム
、pH5,0)のいずれかに溶解する(クエン酸−リン
酸緩衝液を使用した場合の方が、高率の吸着が達成され
る。各ウェルに100X10’j!の基質溶液をピペッ
トで加える(室温に調節)。ミクロタイタープレートは
、先住用の優先する反応を遮断するために覆い(たとえ
ばアルミホイルで)、適当な強度の色が発色するまで(
15分〜30分)インキュベーションする。
4.6.酵素反応の停止 50X10 1の12.5%ト12S04溶液を添加し
てペルオキシダーゼの反応を停止させる。
定量的測定の場合は、標準タンパク質の場合と試験血清
の場合の酵素反応を同時間経過後に停止させるように注
意すべぎである。。
4.7.評価 ミクロタイタープレートは、EIISA−ホトメーター
を用い、492 nmですべて測定する。
例5 その他の操作は例4と同様に実施する。
5.2.検出抗体として、ベルオキシダー1をカップリ
ングした抗体Ks8−17.2 (サイトケラチン−8
7ラグメントに対する抗体)を使用する。その他の操作
は例4と同様に実施する。
要約 中間径細糸タンパク質の可溶性α−へリツクス中間部分
を免疫学的に同定するために、中間径細糸タンパク質の
その起源組織型による同定に適し、天然の七ツマ−から
の再橘築によって得られる標準と免疫学的に反応する抗
体を使用する。この同定は、生体における組織障害(腫
瘍壊死、炎症および他の病原)の発見に有用である。
量 5.1.検出抗体Ks19.2の代わりに、ベルオキシ
ダー1をカップリングした抗体Ks1827、 IV;
1tfG*Ks18−981 (刀イケラチン18−7
ラグメント・に対する抗体を使用する。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)細胞組織標本中または体液中に存在する不溶性中
    間径細糸タンパク質を好ましくはそのα−ヘリックス中
    間部分の可溶性フラグメントの形に可溶化し、得られた
    フラグメントまたは付加的処理をしないでもすでに標本
    中に存在したフラグメントを特異的抗体との免疫反応に
    よりその起源組織型を同定する細胞組織標本または体液
    中の細胞組織断片の分化状態および起源の同定方法にお
    いて、抗体として中間径細糸タンパク質の起源組織型の
    同定、好ましくは一義的同定に適し、さらに上記各中間
    径細糸タンパク質の精製モノマーからの再構築によつて
    得られる標準のα−ヘリツクス中間部分またはエピトー
    プをもつそのフラグメントと、多くの各種公知試験方法
    において免疫学的に反応する抗体を用いることを特徴と
    する方法。
  2. (2)標準は、同定すべき中間部分またはエピトープを
    有するそのフラグメントから製造され、相当する組織ま
    たは適当な細胞培養系から抽出および精製によつて単一
    の細胞骨格ポリペプチドを単離し、ついでこのポリペプ
    チドからまたサイトケラチンの場合は比較的塩基性(I
    I型)および酸性( I 型)亜群ポリペプチドとの等モル
    混合物から次の下位単位としてダイマーついでテトラマ
    ー、最後にプロトフィラメントを形成させ、ついでプロ
    テアーゼによる制御された消化により、ダイマーまたは
    テトラマーとして中間径細糸のα−ヘリックス中間部分
    を遊離させ、単離精製し、標準として使用することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項の方法。
  3. (3)同定すべき中間径細糸タンパク質のタンパク分解
    による可溶化は、各2個の中間部分フラグメントへのα
    −ヘリックス中間部分の単回分裂が最大になるまで行い
    、そのエピトープが単回分裂によつて影響されずこの中
    間部分フラグメントに最小1個存在する抗体を用い、こ
    のエピトープをもつ中間部分フラグメントの数を測定し
    てα−ヘリツクス中間部分の定量を行うことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項または第2項のいずれかの方法
  4. (4)プロテアーゼによる可溶化は、同定すべき中間径
    細糸タンパク質型のすべてから、α−ヘリツクス中間部
    分またはエピトープを有するそのフラグメントが遊離す
    るような酵素対基質の関係および分解時間を用いて行う
    特許請求の範囲第3項の方法。
  5. (5)抗体として、少なくともサイトケラチンNo.8
    のモノマーに由来するα−ヘリックス中間部分の同定に
    K_s8−17.2、少なくともサイトケラチンNo.
    18のモノマーに由来するα−ヘリックス中間部分の同
    定にK_s18−27IVおよび/もしくはK_s18−
    9B1、少なくともサイトケラチンNo.19のモノマ
    ーに由来するα−ヘリックス中間部分の同定にK_s1
    9.2、少なくともサイトケラチンNo.1〜8の1種
    または2種以上のモノマー1種または2種以上に由来す
    るα−ヘリックス中間部分の同定にK_span1−8
    、ならびにビメンチンのα−ヘリックス中間部分の同定
    にVIM3B4を使用することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項から第4項までのいずれかの方法。
  6. (6)α−ヘリックス中間部分またはエピトープを有す
    るそのフラグメントはELISA試験を用いて同定され
    、ミクロタイタープレートに固定する捕捉抗体としては
    、動物血清からまたはハイブリドーマ法によりモノクロ
    ーナル抗体として得られ、複数のエピトープまたは複数
    のサイトケラチン由来エピトープの1種と反応する特許
    請求の範囲第1項に記載の抗体を用い、検出抗体として
    はただ1種の中間径細糸ポリペプチドとのみ一義的に反
    応する特許請求の範囲第1項に記載の抗体を用い、試験
    すべき溶液で得られた力価の測定結果を特許請求の範囲
    第2項に従つて得られる標準の検定溶液について得られ
    た力価の測定結果と比較することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項から第5項までのいずれかの方法。
  7. (7)サイトケラチン抗体の捕捉抗体として、サイトケ
    ラチン1〜19の群のサイトケラチン1〜8の1種と反
    応するK_span1−8を使用することを特徴とする
    特許請求の範囲第4項の方法。
  8. (8)検出抗体として、サイトケラチンNo.8にはK
    _s8−17.2、サイトケラチンNo.18にはK_
    s18−27NもしくはK_s18−9B1、サイトケ
    ラチンNo.19にはK_s19.2、サイトケラチン
    No.1〜8の1種もしくは2種以上にはK_span
    1−8、および/またはビメンチンにはVIM3B4を
    使用することを特徴とする特許請求の範囲第4項または
    第5項のいずれかの方法。
  9. (9)試験すべき標本は、血液、血清、脳脊髄液、尿、
    羊水穿刺液または他の体腔たとえば胸膜もしくは腹腔の
    穿刺液からなる群より選ばれ、溶解した細胞骨格タンパ
    ク質フラグメントを検出および定量することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項〜第8項のいずれかの方法。
  10. (10)試験すべき組織標本を採取してこれを組織泥ま
    たはホモジネートにし、ついでこの組織標本を、プロテ
    アーゼの添加によりタンク分解に付し、次に沈殿物を遠
    心分離し、遠心分離の上澄についてα−ヘリツクス中間
    部分またはエピトープを有するそのフラグメントの存在
    または含有量を調べることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項から第9項までのいずれかの方法。
  11. (11)組織の部分に存在する中間径細糸タンパク質を
    その起源組織により分類し、定量するにあたり、試験し
    た組織部分と起源的に無関係な中間径細糸タンパク質の
    測定値と試験した組織に起源的に属する中間径細糸タン
    パク質についての測定値との比を求め、この比を病的で
    ない標準での比を尺度として評価することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項から第10項までのいずれかの方
    法。
  12. (12)腫瘍組織の検出のためにリンパ節組織部分を試
    験し、ビメンチンの測定値と他の組織型に属する中間径
    細糸タンパク質それぞれの測定値との比を求めることを
    特徴とする特許請求の範囲11項の方法。
  13. (13)上皮組織および骨髄組織の生検試料からなる群
    より選ばれる標本について試験する特許請求の範囲第1
    1項の方法。
  14. (14)マウスBALB/c株と融合パートナーとして
    の骨髄腫細胞系X63−Ag8.653、sp2/OA
    g14およびNSO/Uからのハイブリドーマ細胞系、
    ならびに1988年1月19日にECACC88011
    901号として、1987年11月13日にECACC
    87111302号として、1987年11月6日に ECACC87110601号として、1987年11
    月13日にECACC87111301号として、19
    87年11月6日にECACC87110602号とし
    ておよび1989年1月5日にECACC890105
    05号としてそれぞれ寄託されたハイブリドーマ細胞系
  15. (15)塩基性(II型)亜群(CK1〜8)の各種サイ
    トケラチンに共通のエピトープを抗原として反応し、E
    CACC88011901号として寄託された細胞系に
    よつて産生される免疫グロブリンクラスIgG2aの抗
    体。
  16. (16)サイトケラチン19を抗原として反応し、EC
    ACC87111302号として寄託された細胞系によ
    つて産生される免疫グロブリンクラスIgG2bの抗体
  17. (17)サイトケラチン8を抗原として反応し、ECA
    CC87110601号として寄託された細胞系によつ
    て産生される免疫グロブリンクラスIgG1の抗体。
  18. (18)サイトケラチン18を抗原として反応し、EC
    ACC87111301号またはECACC89010
    505号として寄託された細胞系によつて産生される免
    疫グロブリンクラスIgG1の抗体。
  19. (19)ビメンチンを抗原として反応し、 ECACC87110602号として寄託された細胞系
    によつて産生される免疫グロブリンクラスIgG2aの
    抗体。
  20. (20)組織障害の起源を発見する方法において、精製
    された相当する組織型のポリペプチドもしくはそのフラ
    グメントから形成された試験プレパラートを、血液、血
    清、穿刺液もしくは他の体液よりなる群から選ばれる体
    液中に存在する可能性のある抗体に曝露し、この試験物
    質に結合した抗体を定性的および定量的に決定すること
    を特徴とする方法。
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