JPH0267176A

JPH0267176A - サーマルシリアルプリンタのインクリボン搬送構造

Info

Publication number: JPH0267176A
Application number: JP21944288A
Authority: JP
Inventors: Takashi Ebihara; 隆海老原; Tomokazu Kaneko; 智一金子
Original assignee: NHK Spring Co Ltd
Current assignee: NHK Spring Co Ltd
Priority date: 1988-09-01
Filing date: 1988-09-01
Publication date: 1990-03-07
Anticipated expiration: 2009-11-30
Also published as: JPH0696324B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的１〈産業上の利用分野〉本発明はサーマルプリンタのインクリボン搬送構造に関
し、特にプラテンに支持された記録紙（こ当接させたサ
ーマルヘッドをプラテンの軸線方向に移動ざぜ、記録紙
に対して一字づつ印字を行うサーマルシリアルプリンタ
のインクリボン搬送構造に関する。

〈従来の技術〉従来から、プラテンに支持された記録紙（こス・１しで
感熱転与インクリボンを介して当接させ、サーマルヘッ
ドをプラテンの軸線方向に移動させると共にインクリボ
ンをスクロールさせつつ該ヘットの抵抗発熱部を選択的
に発熱させることにより、所望の印字を行うナーマルシ
リアルプリンタが知られている。このようなプリンタに
用いられるインクリボンは、その厚さが例えば３．５μ
ＴｒＬ〜６μｍ、と比較的薄いことから、特にサーマル
ヘッドの抵抗発熱部近傍で摩擦や熱による影響を受は易
く、インクリボンに皺や弛みが発生しがらになり印字む
ら発生の要因となっていた。

〈発明が解決しようとする課題〉このＪ：うな従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目
的は、サーマルシリアルプリンタに於て、サーマルヘッ
ドと記録紙との間に介在する感熱転写インクリボンの搬
送を円滑に行い得るインクリボン搬送構造を提供するこ
とにある。

［発明の構成］〈課題を解決するための手段〉このような目的は本発明によれば、プラテンに支持され
た記録紙に対して感熱転写インクリボンを介して当接ざ
Ｖだサーマルヘッドを、前記プラテンの軸線方向に移動
させると共に前記インクリボンをスクロールさせつつ該
ヘッドに設けられた抵抗発熱部を選択的に発熱させるこ
とにより前記記録紙に所望の印字を行うサーマルシリア
ルプリンタのインクリボン搬送構造であって、前記サー
マルヘッドに前記インクリボン搬送方向前側にて隣接し
該リボンをガイドする手段と、前記サーマルヘッドの抵
抗発熱部との間隔が前記インクリボンの幅の２倍以下と
なっていることを特徴とするサーマルシリアルプリンタ
のインクリボン搬送構造を提供することにより達成され
る。

〈作用〉このように、最も８皮や弛みを発生し易いり一一マルヘ
ットの抵抗発熱部と可及的に近接する位置でインクリボ
ンを好適にカイトすることで、インクリボンの搬送が円
滑に行われるようになる。

〈実施例〉以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。

第１図は、本発明に基づく第１の実施例を示すサーマル
シリアルプリンタの印字部の構成図である。

プラテン１の外周面には記録紙２か支持されており、該
記録紙は図面に対して直交ターる方向に搬送されるよう
になっている。また、記録紙２の印字面２ａには、：ナ
ーマルヘッド３の後記する抵抗発熱部１９が感熱転写イ
ンクリボン４を介して当接している。インクリホン４は
、リボンカセット５内にて供給リール６からガイドロー
ラ７．８．９と、インクリボン４と記録紙２との間に配
置されたガイドアーム１０とを介してサーマルヘッド３
に至り、該ヘッドからガイドピン１１、ガイドローラ１
２．１３を介して巻取リール１４に搬送され、該リール
に巻取られるようになっている。

尚、インクリボン４には図示されないテンジョブにより
所定の張力が与えられている。リボンカセット５は、プ
ラテン］の軸線方向即ち第１図に於（）る左右方向にサ
ーマルヘッド３と一体的に移動するようになっている。

サーマルヘッド３は、第２図に示すように、例えばフル
ミプからなるベース層１７の表面にガラスゲレース層１
８を形成してなるグレーズトアルミブ基板１Ｇと、該基
板の主面１６ａと端面］６Ｆ）との間の（ハ１斜面１ｆ
５Ｃに抵抗発熱部１９８形成するための抵抗発熱体２０
及び一対の電極膜２１．２２とを有し、これら抵抗発熱
体２０、両型極膜２１．２２を保護するべくその表面に
保護膜２３か形成されでいる。このサーマルヘッド３は
、第１図に示すように、抵抗発熱部１つか印字面２ａに
対向するように即ら印字面２ａに対して斜めに配置され
ている。

第３図に良く示ηように、カイトアーム１０には、イン
クリボン４の幅に略等しい幅の溝１０８か形成されてお
り、該溝にてインクリボン４をカイトすることにより、
インクリホン４の幅方向へのずれを訪中している。また
、カイトアーム１０（よ、溝ＩＱａにてインクリボン４
に面接触し−Ｃおり、該リボンに皺が発生することを防
止している。

ここで、インクリボン４の幅【よ６．３５ｍとなってい
る。また、第３図に示すように、１ノーマルヘツド３の
抵抗発熱部１９とカイトピン１１との間隔Ｌ１は５１励
となっており、抵抗発熱部１９とガイドアーム１０の遊
端部との間隔Ｌ２も５　ｍｉｎとなっている。即ら、抵
抗発熱部１９とガイドアーム１０との間隔及び抵抗発熱
部１９とガイドピン１１との間隔かインクリボン４の幅
よりも短くなっている。また、カイトアーム１０と印字
面２ａとの間隔を一定とすれば、抵抗発熱部１つとガイ
ドアーム１０との間隔か短くなる程、インクリボン４と
、印字面２ａとのなす角度θが人ぎくなるが、本実施例
では、角度０を５°以上好ましくは１５°以上とするこ
とで、インクリボン４が印字面２ａに対してサーマルヘ
ッド３の抵抗発熱部１９以外で不必要に近接せず、イン
クリボン４に悪影響が及ぼされることを回避している。

次に本実施例の作動要領を説期する。

記録紙２に印字するには、まずプラテン１の第１図に於
ける左端側にサーマルヘッド３及びリボンカセット５が
配置された状態から、印字面２ａ（こ−ｒンクリボン４
を介して１ナーマルヘッド３の］氏抗発熱部１９を当接
ざゼ、第１図に於ける右側に移動させる。同時にインク
リボン４を供給リール６から巻取リール１４側に搬送し
、スゲ［１−ルさせつつ抵抗発熱部１９の多数の抵抗発
熱体２０を選択的に発熱させることにより、インクリボ
ン４のインク啼が溶融し印字面２ａに転写されることど
なる。

次に、サーマルヘッド３及びリボンカセット５を再ひ゛
プラテン１の第１図に於ける左端に移動さけるには、サ
ーマルヘッド３を印字面２ａがら離反させ、その状態で
、インクリボン４をスクロールさヒずに即ち巻取リール
１４を回転させずにサーマルヘッド３及びリボンカセッ
ト５を移動させる。

ここで、上記したように抵抗発熱部１９とガイドアーム
’Ｉ　Ｏとの間隔及び抵抗発熱部１９とガイドピン１１
との間隔かインクリホン４の幅よりも短くなっているこ
とから、特にサーマルヘッド３の抵抗発熱部１９近傍で
インクリホン４に皺や弛みか発生ずることがない。

本発明者の実験によれば、厚さ３．５μｍのポリ土ステ
ル樹脂をリボンベースとし、厚さ５μｍのインク層を設
けた幅６．３５簡のインクリボンと、記録紙の印字面と
主面とのなす角度が３２゜となるように配置した本実施
例と同様の端部型」ノーマルヘッドと、ゴム硬度計１ｓ
６０’のプラテンとを用い、印字圧５００９／ドツト、
印字速度１００（４）Ｓ　（２４ドツトマトリクス）と
して、サーマルヘッド３の抵抗発熱部１９とカイトピン
１１との間隔即ち第４図のＬｌを５ｍｍに固定して、抵
抗発熱部１９とガイドアーム１０の遊端部との間隔即ち
第４図の１２を変化させたところ、Ｌ２が１５ｍｍを越
えるとインクリボンに皺か発生するが、Ｌ２が１０ｍ以
下であれば、インクリボンに皺等が発生せず、良好に印
字を行うことができることが判明した。

第５図は、本発明に基づく第２の実施例を示す。

本実施例によれば、サーマルヘッド３３の端面と褒面と
の間部らサーマルヘッド３３の端面を挟んで抵抗発熱部
３つ４と相反する側に面取部３５が形成されている７、
また、第１の実施例に於けるカイト７−ム１０の代わり
に、サーマルヘッド３３の主面と対向する部分が一部切
除された半月状断面を首するカイトピン３６が設けられ
ている。更に第１の実施例に於けるガイドピン１１の代
わりに、１ノーマルＩ＼ツド３３の面取部３５に対向す
る部分か一部切除された半月状断面を有するがイドピン
３７が設（プられている。従って、本実施例によれば、
イ）１の実施例に比較して両ガイドピン３６．３７をＮ
いに近接させることが可能となり、インクリボン４を好
適にカイトでき、該リボンを一層円滑に搬送することか
できる。それ以外の構成は第１の実施例と同様である。

尚、本発明は上記実施例に限定されず様々な応用か可能
であることは云うまでもなく、例えば本実施例では基板
の主面と端面との間の傾斜面に抵抗発熱部を形成したサ
ーマルヘッドを用いたが、七↓板の主面或いは端面に抵
抗発熱部を形成したサーマルヘッドを用いても良い。

［発明の効果］このように本発明によれば、サーマルシリアルプリンタ
に於て、サーマルヘッドのインクリボン搬送方向前側に
て該ヘッドと隣接するインクリボンガイド手段と、サー
マルヘッドとの間隔をインクリボンの幅の２倍以下とす
ることで、インクリボンに皺や弛み等の発生を好適に防
止でき、インクリボンを円滑に＠送可能となることから
、低平滑紙への高速印字も良好に行うことかできる。ま
た、サーマルヘッドのインクリボン搬送方向後側にて該
ヘッドと隣接するインクリボンガイド手段と、サーマル
ヘッドとの間隔をインクリボンの幅の２倍以下とするこ
とで、インクリボンに皺や弛み等の発生を一層好適に防
止できる。以上のことから本発明の効果は極めて大であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に基づく第１の実施例を示すサーマル
シリアルプリンタの要部構成図である。第２図は、第１図のサーマルヘッドのみを拡大して示す
断面図である。第３図は、第１図のガイドアームのみを拡大して示す斜
視図である。第４図は、第１図の要部拡大図である。第５図は、本発明に基づく第２の実施例を示す１ノーマ
ルシリアルプリンタの要部構成図である。１・・・プラテン　　　　２・・・記録紙２ａ・・・印
字面　　　　３・・・す〜フルヘッド４・・・感熱転写
インクリボン５・・・リボンカセット　６・・・供給リール７〜９・
・・ガイドローラ１０・・・カイトアーム１０ａ・・・
溝　　　　　１１・・・ガイドピン１２．１３・・・ガ
イトローラ１４・・・巻取リール　　１６・・・基板１６ａ・・・
主面　　　　１６ｂ・・・端面１６ｃ・・・傾斜面　　
　１７・・・ベース層１８・・・ガラスグレーズ層１９・・・抵抗発熱部　　２０・・・抵抗発熱体２１．
２２・・・電極膜　２３・・・保護膜３３・・・サーマ
ルヘッド３４・・・抵抗発熱部３５・・・面取部　　　
　３６．３７・・・ガイドピン第１図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）プラテンに支持された記録紙に対して感熱転写イ
ンクリボンを介して当接させたサーマルヘッドを、前記
プラテンの軸線方向に移動させると共に前記インクリボ
ンをスクロールさせつつ該ヘッドに設けられた抵抗発熱
部を選択的に発熱させることにより前記記録紙に所望の
印字を行うサーマルシリアルプリンタのインクリボン搬
送構造であつて、前記サーマルヘッドに前記インクリボン搬送方向前側に
て隣接し該リボンをガイドする手段と、前記サーマルヘ
ッドの抵抗発熱部との間隔が前記インクリボンの幅の２
倍以下となつていることを特徴とするサーマルシリアル
プリンタのインクリボン搬送構造。
（２）前記サーマルヘッドの前記インクリボン搬送方向
後側に隣接し該リボンをガイドする手段と、前記サーマ
ルヘッドの抵抗発熱部との間隔が前記インクリボンの幅
の２倍以下となっていることを特徴とする特許請求の範
囲第１項に記載のサーマルシリアルプリンタのインクリ
ボン搬送構造。
（３）前記サーマルヘッドが、基板の主面と端面との間
に前記抵抗発熱部が設けられ、かつ前記記録紙の紙面に
対して傾斜して配設される端部型サーマルヘッドからな
ることを特徴とする特許請求の範囲第１項若しくは第２
項に記載のサーマルシリアルプリンタのインクリボン搬
送構造。
（４）前記サーマルヘッドに隣接する前記両ガイド手段
の少なくともいずれか一方が、前記インクリボンと前記
記録紙との間に配設されていることを特徴とする特許請
求の範囲第１項乃至第３項のいずれかに記載のサーマル
シリアルプリンタのインクリボン搬送構造。
（５）前記サーマルヘッドに隣接する前記両ガイド手段
の少なくともいずれか一方が、前記インクリボンと面接
触することを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第４
項のいずれかに記載のサーマルシリアルプリンタのイン
クリボン搬送構造。
（６）前記サーマルヘッドに隣接する前記両ガイド手段
の少くともいずれか一方が、前記インクリボンの幅方向
への移動を規制する手段を有することを特徴とする特許
請求の範囲代１項乃至第５項のいずれかに記載のサーマ
ルシリアルプリンタのインクリボン搬送構造。