JPH026464A - ベンジルメルカプタンの合成 - Google Patents

ベンジルメルカプタンの合成

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JPH026464A
JPH026464A JP1094292A JP9429289A JPH026464A JP H026464 A JPH026464 A JP H026464A JP 1094292 A JP1094292 A JP 1094292A JP 9429289 A JP9429289 A JP 9429289A JP H026464 A JPH026464 A JP H026464A
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JP
Japan
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benzyl
benzyl chloride
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sulfhydrate
mercaptan
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JP1094292A
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Yves Labat
イブ・ラバ
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Societe National Elf Aquitaine
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Societe National Elf Aquitaine
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C321/00Thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はメルカプタンの分野に関し、より特定的にはヂ
オベンジルアルコールの名称でも知られているベンジル
メルカプタンの製造を要旨としている。
ベンジルメルカプタンはブーオカルバメート類の除草剤
の合成原料として特に有用である。この用途には純度の
優れたベンジルメルカプタンが必要である。
触媒の存在下でベンジルアルコールに硫化水素を作用さ
せることによるベンジルメルカプタンの合成は、ベンジ
ルアルコールが高価でありまた触媒作用の間の特性が悪
い(触媒が不活性化され、選択性が急速に失われる)た
めに経済的な実施が不可能である。
経済的により魅力のある合成経路は、アルカリ金属スル
フヒトレート(alkaline 5ulrhyclr
ate)、アンモニウムスルフヒトレート又はアミンス
ルフヒトレートにより塩化ベンジル中の塩素原子を求核
置換するものである。一般にアルコール性媒質中で行わ
れるこの反応は旧くから知られていたニーC,Hirc
kcr  Liebigs  Ann、Chcm、  
  t3G、  7G(t865ンー米国特許第2.4
56.588号明1l1層(1948)−11,7in
ncr、Chem、Ber、86.82!i (195
3)−J、[、BlttQI+等、J、Org、Chc
m、 43. tf387(1978)−米国特許第4
,082,790号明IIII出(1978)しかし得
られる取組はそれ程高くなく、変換が不完全である。前
述の米国特許第4,082,790号明細棗によれば、
イソプロパツール媒質中でブチルアミンスルフヒトレー
トを使用すると、未変換の塩化ベンジル10%、ベンジ
ルメルカプタン82%及び硫化ベンジルG%を含む混合
物が得られ、メタノール媒質中でアンモニウムスルフヒ
トレートを使用するとベンジルメルカプタン92%と硫
化ベンジル8%を含む混合物が得られる。
ffs述の方法では、使用者の必要とする特性、特に9
8%以上の純度及び0.1%未満の塩化ベンジル含mに
適合するベンジルメルカプタンを経済的に4gることは
できない。実際、粗製ベンジルメルカプタンから蒸留に
より塩化ベンジルを分離することは非常にj!iかしい
。また蒸留で分離することはでさるものの、副生成物(
硫化ベンジル及び時としてはベンジルジスルフィド)が
形成されることは方法の経済性にとって好ましくないも
のである。
最後に、捨てる前に可循環又は分離しなければならない
アルコール溶媒を使用すると製造プラントが?!2雑に
なる。
従って、実質的に塩化ベンジル全部を変換すると同時に
ベンジルメルカプタンについて良好な選択性を有し・し
かも反゛応媒質としてアルコールを使用しないベンジル
メルカプタンの製法が必要である。
特定の条件下、特に閉鎖反応器内の自己発生(auto
gcnous)圧下、好適な温度プロフィールで操作を
実/Il!ivればアンモニウムスルフヒトレートを使
ってこのような結果が得られることが判明した。
より詳細には、本発明の要旨は、口1鎖容器内、自己発
生圧下で2つのステップで反応を行い、第1ステツプは
80℃以下でアンモニウムスルフヒトレートの水溶液に
塩化ベンジルを加えることからなり、第2ステツプは反
応混合物を80〜100℃温度に加熱することからなる
ことを特徴とする、少なくとも1、好ましくは約1.0
5〜1.5のNH45)−(106H5C1−12ON
のモル比で塩化ベンジルとアンモニウムスルフヒトレー
トを反応させることによりベンジルメルカプタンの製法
である。
アンモニウムスルフヒトレート水溶液の濃度は収率又は
変換に対して顕茗な作用を有していないので、広い範囲
で変化させ得る。しかしながら、実際には、熱い間に右
礪相から塩析し、十分にデカンテーションするためには
少なくとも251fF1%のNH48H111度で操作
するのが有利である。従って、25〜40%のn度のN
H48H水溶液を使用するのが好ましい。
反応式は、 NHSH+C6H5CH2Cf!−シ CI−I  Cl−1−8H+N1−14CIであり、
NH431−1/C6H3CI−12ONのモル比は少
なくとも1でなければならないことは明らかである。塩
化ベンジルの完全な変換を促進するためには、少なくと
もやや過剰(例えば・約1・05)のアンモニウムスル
フヒトレートを使用することが望ましい。1.5以上(
7)N +−+4S l−1/C6H3CF(2Cf1
モル比でもよいが、さらに利点が得られることはなく、
反対にNH431−(の分解:N ト1 4  SH−
+   H2SHN1−13によりより高い圧力を不必
要に生じる。最適モル比は約1,2である。
本発明方法によれば、80℃以下、特に0〜80℃、好
ましくは室温で、アンモニウムスルフヒドレー1−水溶
液に塩化ベンジルを加えなければならない。
添加の間、温度は選択した値に維持してもよく、或いは
、反応の発熱性を利用して添加の終了時に80℃となる
ように上界させてもよい。塩化ベンジル添加時間は結果
に影響しないようであり、一般に約15分〜1時間であ
る。
添加が完了したら、塩化ベンジルが実質的に完全に変換
するまで、80〜100℃、好ましくは80〜90℃の
温度に反応混合物を[持する。この操作の時間は一般に
1〜3時間であり、約2詩間が最適である。
水相を除去した後に、有機相を窒素でストリップして残
留硫化水素を除去する。このようにして1!?た粗生成
物は一般にベンジルメルカプタンを95%以上含有し、
残留塩化ベンジルは0.1%未満である。減圧下でこの
粗生成物を蒸留することにより、99%以上の純度のベ
ンジルメルカプタンが最終的に10られる。
以下の実施例により、本発明を限定することなく説明す
る。
実施例 1 50jのステンレス鋼の自動温度;a節反応器に、11
.8%アンモニア溶液17240g(NH3120モル
)を加え・次に・N1−14SH生成に相当する全吸収
量となるまで硫化水素(120モル)を加える。
Nト143H溶液の温度を約16℃に維持し、反応器を
rrI鎖し、30分間に亘り、純度99%の塩化ベンジ
ル12766g(100モル)を加える。圧力は3バー
ルまで上昇する。その侵、温度は80”Cまで上昇し、
そこで2時間維持する。圧力は7バールまで上昇し、そ
の後5バールに低下する。
熱い間に水相を除去し、その後′fin相を冷却し、窒
素でストリップして残った硫化水素を除く。この方法で
12405’Jの粗生成物が得られ、これをクロマトグ
ラフィーで分析すると、ベンジルメルカプタン96.7
%、塩化ベンジル0.02%、硫化ベンジル1%、ベン
ジルジスルフィド1.7%を含有することが示される。
これは使用した塩化ベンジルに対して9667%の収量
である。
2666P aでこの粗生成物を蒸留することにより、
純度99%以上のベンジルメルカプタンが得られる。
友工五−1 60℃で塩化ベンジルを加える以外は実施例1と同様に
操作を実施する。80℃に加熱する間に圧力は6バール
に上昇し、次に4バールに低下する。
このようにして得た粗生成カシよベンジルメルカプタン
97%、塩化ベンジル0.1%未満、硫化ベンジル1%
及びベンジルジスルフィド1.5%を含む。
実施例 3 104モルのみのN1−143Hを使って実施例1のよ
うに行うと、ベンジルメルカプタン96.3%、塩化ベ
ンジル0.1%未満、硫化ベンジル1.3%及びベンジ
ルジスルフィド1.5%を含有する粗生成物が19られ
る。
実IM例 4 次の条件: NH4SH: t50モル −20℃で塩化ベンジル(100モル)を添加−90℃
で2時間加熱 で実施例1を繰り返す。
圧力は12バールに上界し、次に9パールに低下する。
ベンジルメルカプタン 0、1%未満、硫化ベンジル0.8%、ベンジルジスル
フィド2.1%を含む粗生成物が19られる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも1のNH_4SH/C_6H_5CH
    _2Clのモル比で塩化ベンジルとアンモニウムスルフ
    ヒドレートとを反応させることによるベンジルメルカプ
    タンの製造方法であって、閉鎖容器内、自己発生圧下で
    2つのステップで反応を行い、第1のステップは80℃
    以下の温度でアンモニウムスルフヒドレート水溶液に塩
    化ベンジルを加えることからなり、第2のステップは反
    応混合物を80〜100℃の温度に加熱することからな
    ることを特徴とする方法。
  2. (2)アンモニウムスルフヒドレート水溶液の濃度が2
    5〜40重量%である請求項1記載の方法。
  3. (3)NH_4SH/C_6H_5CH_2Clのモル
    比が約1.05〜1.5、好ましくは約1.2である請
    求項1又は2記載の方法。
  4. (4)塩化ベンジルの添加中に温度を上昇させ添加終了
    時に80℃に達するようにする請求項1から3のいずれ
    かに記載の方法。
JP1094292A 1988-04-14 1989-04-13 ベンジルメルカプタンの合成 Granted JPH026464A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8804963 1988-04-14
FR8804963A FR2630106B1 (fr) 1988-04-14 1988-04-14 Synthese du benzylmercaptan

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Publication Number Publication Date
JPH026464A true JPH026464A (ja) 1990-01-10
JPH0529394B2 JPH0529394B2 (ja) 1993-04-30

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US (1) US5001271A (ja)
EP (1) EP0337838B1 (ja)
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AU (1) AU611277B2 (ja)
CA (1) CA1307008C (ja)
DE (1) DE68900524D1 (ja)
ES (1) ES2028452T3 (ja)
FR (1) FR2630106B1 (ja)
GR (1) GR3003422T3 (ja)

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Also Published As

Publication number Publication date
FR2630106A1 (fr) 1989-10-20
CA1307008C (fr) 1992-09-01
DE68900524D1 (de) 1992-01-23
EP0337838B1 (fr) 1991-12-11
FR2630106B1 (fr) 1990-07-13
JPH0529394B2 (ja) 1993-04-30
GR3003422T3 (en) 1993-02-17
US5001271A (en) 1991-03-19
AU611277B2 (en) 1991-06-06
ES2028452T3 (es) 1992-07-01
ATE70264T1 (de) 1991-12-15
EP0337838A1 (fr) 1989-10-18
AU3271689A (en) 1989-10-19

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