JPH0264291A - 可変容量圧縮機 - Google Patents

可変容量圧縮機

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JPH0264291A
JPH0264291A JP1173868A JP17386889A JPH0264291A JP H0264291 A JPH0264291 A JP H0264291A JP 1173868 A JP1173868 A JP 1173868A JP 17386889 A JP17386889 A JP 17386889A JP H0264291 A JPH0264291 A JP H0264291A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、可変容量圧縮機に関するもので、特に、本
発明は、圧縮室を低圧室にバイパスするとともに、圧縮
室のより圧縮媒体を高圧室に吐出させる可変界らl圧縮
機のポート構造に関するものである。
[従来の技術] 通常、可変容量圧縮機は、容量を変化させながら運転さ
れるもので、このためこの種の圧縮機においては、高い
運転効率を維持するために、運転状態を変化させる手段
が必要となる。また、この種の可変容量圧縮機において
は、所定の運転領域の範囲内又は全運転領域において、
負荷を軽減するように構成することが望ましい。一方、
これと同時に、この種つの可変容量圧縮機においては、
吸入量に対する吐出量の比率又はViを一定にすること
が、運転効率の一部からの望ましいものとされている。
従来は、こうした種々の異なる要求を満足するために、
それぞれ独立した制御がなされてきた。
例えば、螺旋式圧縮機においては、圧縮機の吐出量制御
はスライド弁を用いて行われている。このスライド弁は
、二つのロータをそれぞれ収容する、相互に連通したハ
ウジングのボアの尖端接合部に配設されて、この尖端接
合部において往復運動する。スライド弁が、こうして圧
縮機ハウジングと一体化されて、各ボアの一部を規定す
る。このスライド弁は、ロータの軸線方向に変位して、
吸入ストロークにおける圧縮開始点を変化させて圧縮室
内に導入される圧縮媒体の量を制御するように構成され
ている。
[発明の解決しようとする課題] ところで、上記のように構成した従来の可変容量圧縮機
は、容量可変構造が複雑で、組み立て、管理に多大の工
数を要するものとなる。
本発明は、こうした従来の可変容量を改良して、簡単な
構成において、低圧側と高圧側の接続が可能であり、し
かもハウジングに形成するポートの数を減少することに
よって、圧縮媒体通路の構成を簡素化しようとするもの
である。
このため、本発明の目的は、圧縮室から吐出される圧縮
媒体を、共通のポートを用いて高圧側に導入するととも
に低圧側にバイパスするようにした螺旋式又はスクロー
ル式可変容5n圧縮機を提供することにある。
また、本発明の目的は、負荷の低減を可能にしつつ容量
比の十分な制御を行い得るようにした螺旋式圧縮機を提
供することを目的としている。
さらに、本発明のその他の目的は、スライド弁を用いず
に容量制御を可能とした可変容圧縮機を提供することを
目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記及び上記以外の目的を達成するために、本発明の第
一の構成によれば、圧縮媒体を収容する可変容量圧縮室
を形成し、該可変容量圧縮室内の圧縮媒体を圧縮しなが
ら固定構造部材に対して移動させる可変容圧縮機の運転
方法において、前記固定構造部材の、各圧縮サイクルの
所定サイクル位置において前記圧縮室に対向する位置に
少なくとも一つのポートを形成し、 前記圧縮機の全負荷状態では前記ポートを閉塞し、 負荷制御モードにおいては、前記ポートを介して前記圧
縮室を圧縮機の吸入側に接続し、吐出率制御モードにお
いては、前記ポートを介して前記圧縮室を吐出側に接続
するようにしたこ・とを特徴とする可変容量圧縮機の運
転方法が提供される。
なお、上記した本発明の第一の構成において、前記ポー
トは、圧縮サイクルの所定サイクル位置において、前記
圧縮室に連通されることも出来る。
さらに、前記固定構造部材の、圧縮サイクル中の異なる
サイクル位置において前記圧縮室に対向する位置に一対
のポートを形成することも可能である。
また、本発明の第二の構成に°よれば、圧縮媒体を収容
する可変容量圧縮室を形成し、該可変容量圧縮室内の圧
縮媒体を圧縮しながら固定構造部材に対して移動させる
可変容圧縮機の運転方法において、 前記固定構造部材の、各圧縮サイクルの所定サイクル位
置において、少なくとも一つが前記圧縮室に対向する位
置に複数ののポートを形成し、前記圧縮機の全負荷状態
では全部の前記ポートを閉塞し、 負荷制御モードにおいては、前記複数のポート中の前記
圧縮室に対向している選択された一つのポートを介して
前記圧縮室を圧縮機の吸入側に接続し、 吐出率制御モードにおいては、前記複数のポート中の前
記圧縮室に対向している選択された一つのポートを介し
て前記圧縮室を吐出側に接続するようにしたことを特徴
とする可変容量圧縮機の運転方法ガ提供される。
本発明の第二の構成において、前記複数のポートは、対
称に形成された一対のポートの内の一方を構成しており
、前記対称に形成されたポートはそれぞれ異なるサイク
ル位置で前記圧縮室と対向することら可能である。
さらに、前記対称に形成されたポートの動作モードは、
同じ要領で制御することも出来る。
本発明の第三の構成によれば、吸入口と吐出口を備えた
可変容量圧縮機において、 圧縮サイクル中において前記吸入口に連通した位置から
前記吐出口に連通ずる位置に向かって移動する圧縮室を
形成する固定部材及び可動部材と、前記圧縮サイクル中
において前記圧縮室に対向する位置に形成したポートと
、 前記ポートを介して前記圧縮室を前記吸入口に接続する
第一の通路手段と、 前記ポートを介して前記圧縮室を前記吐出口の接続する
第二の通路手段と、 前記ポートを閉塞する第一の位置と、吐出率を制御する
ために前記ポートを介して前記圧縮室を前記吐出口に接
続する第二の位置と、前記圧縮機の負荷を制御するため
に前記ポートを前記吸入口に接続する第三の位置に動作
する弁手段とによって構成したことを特徴とする可変容
量圧縮機が提供される。
なお、前記固定部材に第二のポートを形成するとともに
、前記第二のポートを選択的に閉塞し、又は前記吐出口
と吸入口のいずれかに切り換え接続する第二の弁手段を
設けることも可能である。
なお、11り足圧縮機が、螺旋式圧縮機とすることが出
来る。この場合、前記ポート及び前記弁手段は、圧縮機
の放射方向に向かって配設することが望ましい。また、
前記ポート及び前記弁手段は、圧縮機の軸線方向に向か
って配設することも出来る。
なお、前記圧縮機は、スクロール型圧縮機で構成するこ
とも可能である。この場合、前記ポートは、スクロール
型圧縮機の固定壁に形成することが望ましい。
さらに、本発明の第四の構成によれば、吸入口と吐出口
を備えた可変容量圧縮機において、圧縮サイクル中にお
いて前記吸入口に連通した位置から前記吐出口に連通ず
る位置に向かって移動する圧縮室を形成する固定部材及
び可動部材と、それぞれが、前記圧縮サイクル中のこと
なるサイクル位置において前記圧縮室に対向する位置に
形成した複数のポートと、 前記ポートの一つを介して前記圧縮室を前記吸入口に接
続する第一の通路手段と、 前記ポートの一つを介して前記圧縮室を前記吐出口の接
続する第二の通路手段と、 前記ポートの内の少なくとも前記−つのポートを閉塞す
る第一の位置と、吐出率を制御するために前記ポートを
介して前記圧縮室を前記吐出口に接続する第二の位置と
、前記圧縮機の負荷を制御するために前記ポートを前記
吸入口に接続する第三の位置に動作する弁手段とによっ
て構成したことを特徴とする可変容量圧縮機が提供され
る。
この第四の構成においては、前記弁手段を前記第一の位
置、第二の位置及び第三の位置に動作させる手段を設け
ることも出来る。
またさらに、本発明の第五の構成によれば、吸入口と吐
出口を備えた可変容量圧縮機において、圧縮サイクル中
において前記吸入口に連通した位置から前記吐出口に連
通ずる位置に向かって移動する圧縮室を形成する固定部
材及び可動部材と、それぞれが、前記圧縮サイクル中の
ことなるサイクル位置において前記圧縮室に対向する位
置に形成した複数のポートと、 前記ポートの一つを介して+ff記圧縮室を前記吸入口
に接続する第一の通路手段と、 11を記ポートの一つを介して前記圧縮室をFf記吐出
口の接続する第二の通路手段と、 前記ポートの内の少なくとも前記−つのポートを閉塞す
る第一の位置と、吐出率を制御するために前記ポートを
介して前記圧縮室を前記吐出口に接続する第二の位置と
、前記圧縮機の負荷を制御するために第三の位置に動作
する弁手段と前記弁手段は前記第一の通路を開閉して前
記圧縮媒体の前記第一の通路における流れを制御しする
とともに、119記第二の通路を開閉して11η記圧縮
媒体の面記第−の通路における流れを制御して、前記ポ
ートを閉塞状態として全負荷状態の運転を行い、前記−
つのポートのを介して前記圧縮室を1irf記吐出口に
接続して吐出率制御モードの運転を行い、前記−つのポ
ートを介して前記圧縮室を前記吸入口に接続して負荷制
御モードの運転を行うようにしたことを特徴とする可変
容量圧縮機が提供される。
[実 施 例] 第1図A乃至第1図F及び第3図には、本発明の=TR
TR工場圧縮機雄のロータ31.32が、被覆されない
状態で示されている。これらのロータ31.32の壁部
35には、軸方向の吸入ポート34が形成されており、
他方の軸方向端部には吐出ポート37が形成されている
。第1図A乃至第1図Fにおいて、ドツトを付した部分
は、冷媒等の圧縮媒体を吸入ポート34より吸入した部
分を示している。図示のように、吸入ポート34より吸
入された圧縮媒体は、第1図Fに示す吐出ポート36の
位置まで順次送られる。壁部35.37には、放射方向
ポート41,42が形成されている。しかしながら、ロ
ータ31132に収容された圧縮媒体は、壁部37に沿
って移動するので、これらのポート41,42は、壁部
37内に軸線方向に沿って形成することも可能である。
図示の実施例においては、ロータ31,32内の圧縮媒
体は、第1図Cの位置において、ポート42の一部に対
向する位置となり、第1図C乃至第1図Fの位置で、ポ
ート42.41の少なくとも一部に圧縮媒体を解放する
位置となる。これらのポート41.42は、圧縮媒体を
収容する圧縮室を、選択的に、負荷の制御又は容量の制
御のための人口ポート及びViを制御するための入口ポ
ートに接続される。
即ち、ポート41,42は、圧縮媒体の吐出量Viの制
御及び圧縮機の負荷制御の二つの動作を行っている。こ
れら機能は、一方の動作モードの動作中に、この動作モ
ードに対応する流体通路の開口が開放されている間、他
の動作モードで使用される流体通路の開口が閉塞される
ように構成することによって、交互に行われる。第2図
は、ポート41に関して、ポート42との流量分担を示
すもので、ポート41の前端部と後端部の位置はそれぞ
れ最大流量の30%及び50%となっている。なお、ポ
ート4Iの後端部とは、吸入ポート側から吐出ポート側
に移動する圧縮室が、最後に離脱するポートの位置を指
すものとし、前端部とは、移動する圧縮室が最初に到達
するポートの位置を指すものとする。この構成によれば
、ポート41が、吐出側に接続されている場合には、ポ
ート41の流量は50%以下に制限されることになる。
一方、ポート41が吸入側に接続されている場合には、
吸入側への流量は最大で30%となる。
ポート42の流量もこれと同様となる。、また、ポート
42か、ポート41とは異なる圧縮室部分に対向するよ
うに配置されているため、このポート42によっても、
吸入側への圧縮媒体の還流量及び吐出奄Viの制御が行
われる。
第4図乃至第6図は、ポート42における圧縮室との関
係を示すもので、圧縮機ハウンノング30のポート42
には圧縮媒体の圧力に応じて動作するピストン弁40が
設けられている。ピストン弁40は、ボア30−1内に
おいて往復運動するピストンヘッド部40−1と、ボア
30−2内において往復運動するステム部40−2とを
イfしている。吐出圧又は他の適当な圧力は、カバー3
06を通ってボア30−1に開口するライン43より、
ボア30〜l内に導入されて、ピストンヘッド部40−
1に作用してピストン弁40をポート42を閉塞する第
4図の位置に付勢する。ライン43よりボア30−1に
供給される圧力は、仮想線で示すボア30−7を通って
ピストンヘッド部40−1の反対側に連続的に供給され
る圧力の反対向きに作用している。
また、ハウジング30のボア30−3には、ピストン弁
50は配設されており、ボア30−4とボア30−5間
を選択的に連通/遮断している。
なお、このピストン弁50の構成は、第7図の説明にお
いて後述する。ピストン弁50は、カバー30−6を介
してボア30−3に開口したライン52によって供給さ
れる吐出圧又は他の適当な圧力によって、第4図に示す
閉止位置に付勢されている。このライン52によって供
給される圧力は、ボア30−4を介して連続的に供給さ
れる吸入圧と反対向きに作用している。
ハウジング30に付設するバルブカバー70には、更に
ボア70−1か形成されており、このボア70−1内に
は、スプリング61によって付勢されたチエツク弁が配
設されており、ボア内で往復運動して、吐出ポート36
に直接連通された吐出マユ、ホールド通路70−2とボ
ア30−5間を連通/遮断する。
ポート41.42の双方が閉鎖いされている場合、螺旋
式圧縮機の容量は最大となる。また、第5図に示すよう
に、ライン43に圧力が供給されず、一方ライン52に
は圧力が供給されている場合には、吸入圧がライン30
−7を介してピストンヘッド部40−1に作用して、ス
テム部402に作用する可変容量圧縮室内の圧縮媒体圧
力とともに、ピストン弁40を第5図の位置に動作させ
る。ピストン弁40が、第5図の位置となることによっ
てポート42とボア30−5がボア302を介して連通
ずる。このとき、ボア30−5に圧縮室より流入する圧
縮媒体の圧力は昇圧されているので、チエツク弁60は
ボア30−5側に作用する圧力によってスプリング61
の付勢力に抗して開放位置に動作して、ボア30−5と
吐出マニホールド通路70−2間を連通して、第4図の
弁位置の状態を比較してViを紘少さ仕る。また、ライ
ン43.52の双方に圧力が供給されない場合には、第
6図に示すように、吸入圧が、ステム1140−2に作
用する圧縮室内の圧縮媒体の圧力とともに、ライン30
−7を介してピストンヘッド部40−1に作用して、ピ
ストン弁40を図示の位置に移動させる。このとき、第
7図において詳述するスプリングの作用によって、ピス
トン弁50は、ボア30−5の開放位置に移動される。
このため、両ピストン弁40,50が開放位置となって
、圧縮室は、ポート42、ボア30−2.30−5.3
0−3及び30−4を通って吸入ポートに連通されて、
圧縮機の負荷が低減される。
このとき、第6図に示すように、チエ−7り弁60は、
ボア30−5がボア30−4を介して吸入側に接続され
ており、スプリング61の付勢力に対向する作用力はチ
エツク弁に作用しないため、閉塞位置の保持されている
。なお、ポート41も、同様に制御される。
第7図は、第4図7−7線で割断して示す断面図であり
、第7図においてピストン弁50は第4図に示す位置と
なっており、このピストン弁50と同一の構成を持つピ
ストン弁51は、第6図の位置とされた状態で示されて
いる。ピストン弁40.50及びチエツク弁60はそれ
ぞれポート42の動作モードを制御しており、一方策7
図にピストン弁51のみを示す対応した弁によりポート
41の動作モードが制御される。即ち、ポート4114
2は、同一の構成によって動作モードが制御されるもの
である。各ピストン弁50.51は中空の弁本体50−
1,51−1とスプリングホルダ50−2.51−2と
スプリング50−3.51−3とスプリングホルダ50
−4.5■−4、及び0リング50−5.5に−5とを
有している。
ピストン弁50は、ライン52より供給される圧力によ
ってスプリング50−3の付勢力及びボア30−4内の
圧力に抗して閉塞位置に保持される。
従って、ライン52.53に圧力が供給されない場合に
は、ピストン弁50.51は、それぞれ第6、図及び第
7図のに示す開放位置となる。
上記の説明においては、弁位置を制御するための圧力の
給排の制御に関しては、言及していないが、この制御圧
力の調整は、圧縮機及び冷媒等の圧縮媒体の供給系にお
ける種々のパラメータを検出して、これを制御すること
自体は周知の事項であり、特段の説明を要しないもので
ある。なお、周知の制御の代表的な例としては、圧縮機
に対する要求吐出!1を検出して、この要求吐出量に対
する圧縮機の運転効率を最適とするように制御が行われ
ることがあげられる。このため。螺旋式圧縮機において
は、圧縮機制御の制御パラメータとして、スライド弁位
置の検出値が用いるものもある。
しかしながら、本発明の圧縮機においては、スレイド弁
が用いられていないため、スライド弁位置を制御パラメ
ータとせず、従来より用いられていた要求吐出量等の制
御パラメータを用いている。
また、ピストン弁40.50.51及びチエツク弁60
等の弁位置を検出するとともに、ライン43.52.5
3等の供給圧を検出して、これを制御パラメータとして
用いることも出来る。
第8図乃至第11図は、本発明の第二実施例を示すもの
で、同図においては、ポート42に関して構成をしめす
が、ポート41も同一の構成となっているものである。
本実施例においては、先の実施例におけるピストン弁4
0.50の双方の弁の作用をピストン弁140によって
行う構成となっている。なお、チエツク弁160の構成
は、先の実施例におけるチエツク弁60の構成と同一と
なっている。従って、チエツク弁160及びこれに関連
する構成は、単に先の実施例において各要素に付した符
号に100を加えた符号を付するものとし、両実施例に
共通な部分に関しては詳細な説明を省略する。
ピストン弁+40は、圧縮機ハウジング130内に設け
られ、ポート42の開閉を制御している。
ポート42は、ボア+30−1の一端に位置しており、
このボア130−1はショルダ部1302を介してボア
130−3に連通されている。
方、ボア130−3は、ショルダ+30−4を介してボ
ア+30−5に連通されている。ボア130−5は、カ
バー130−6によってシールされており、このボア+
30−5には、カバー1306を介して挿入されるライ
ン!43の一端が開放されており、このボア130−5
0に制御圧を供給している。ライン+52は、ボア!3
0−3.130−5に連通されており、適当な圧力源を
ボア+30−3と1305を選択的と連通して、この圧
力源からの制御圧を供給している。ボア■30−7は吸
入側とボア+30−1とを接続している。また、ボア+
30−8は、このボア1307とボア!3(13を連通
している。さらに、ボア130−9は、ボア+30−1
を、チエツク弁+60を介して吐出側に接続する。ピス
トン弁!40は、二つの可動ピストン部材144.15
4で構成されている。可動ピストン部材144は、ピス
トンヘッドa< 140−1とステム部! 402とを
aしている。ピストンヘッド部+40−1には、0リン
グ+48が設けられており、このOリング+48は、ボ
ア130−5の周壁に液密状態で当接している。可動ピ
ストン部材!54は、帽子状に形成されており、大径の
ピストンff(154−1と筒状部154−2とによっ
て構成されている。ピストン部154−1は、ボア13
0−3内において往復運動する。筒状部154−2には
、ボア154−3が形成されており、このボア154−
3内には、ピストン部材]44のステム部I44−2が
嵌合する。相互に嵌合する筒状部154−3とステム部
144−2の間には、ダッシュポットを防止するために
、間隙、溝等が形成される。
第8図は、最大吐出鷹の運転状態における弁位置を示し
ている。この状態においては、吐出圧等の制御圧が、ラ
イン+43、+52に供給されており、ライン143よ
り供給される制御圧をピストン部材+44のピストンへ
ラドil I 40−1に作用させて、これを上方に付
勢してノヨルダ130−7に当接させる。同様に、ライ
ン152を介して供給される制御圧は、ピストン部材1
54のピストンff1l 54−1(こ作用して、この
ピストン部をショルダ130−2に当接させる。この状
態において、筒状flB154−2によってボア130
7及びボア130−9間の連通を阻止するとともに、ポ
ート42を閉塞する。ライン+52を介して供給される
制御圧は、ピストン部154−1に作用するボア130
−3に供給される吸入圧等の制御圧及び筒状71< 1
54−2に作用する可変容量圧縮室の圧縮媒体の圧力よ
りも大きく設定される。
第9図は、Viを減少制御する動作モードにおける弁位
置を示している。この動作モードにおいては、制御圧は
ライン143にのみ供給され、ライン152には供給さ
れない。この状態において、ライン143より供給され
、ピストンンヘッド部+40−1に作用する制御圧によ
って、ピストン部材144は、ショルダ130−4に当
接される。
圧縮室内の圧縮媒体の圧力は、ポート42を介して筒状
部154−2に作用しており、ライン130−8を介し
てボア130−3に供給される吸入圧等の制御圧は、ピ
ストン部154−1に作用してピストン部材154を下
方に押圧して筒状部154−2をピストン部材144の
ステム部1402に嵌合させる。このピストン部材15
4の下降動作は、ピストン部材144のステム部140
2が、筒状部154−2に形成したボア+54−3に嵌
入することによって制限される。第9図の状態において
、筒状部154−2はボア130−7とボア130−1
間の連通を遮断することによって、ボア+30−1と吸
入側との連通を遮断するこの時、ポート42とボア13
0−9は連通されている。ポート42は圧縮室を連通し
ているので、昇圧された圧縮室内の圧縮媒体の圧力によ
って、チエツク弁160は、スプリング161の付勢力
及び吐出マニホールド通路170−2の流体圧に抗して
開放位置に動作される。このため、ポート42は、吐出
マニホールド通路170−2を介して吐出側に連通され
るため、Viは第8図の弁位置の場合と比較して小さく
なる。
第1O図は、負荷制御モードにおける弁位置を示すしの
で、ライン143及びライン152の双方に制御圧が供
給されない状態となっている。この状態においては、圧
縮室内の圧縮媒体の圧力か、ボア130−8を介してボ
ア130−3に供給されるボア130−7の圧力に抗し
て作用する。この結果、ピストン部材154は下方に抑
圧、変位されピストン部材144と嵌合する。さらに、
ボア130−5の圧力は、嵌合状態のピストン部材14
4.154に作用する圧縮媒体の圧力よりら小さくなっ
ているため、ピストン部材144.154は、相互に嵌
合した状態で下降して、ピストン部材144は、カバー
130−6に当接する。
この結果、ポートは、ボア+30−7及びボア130−
9の双方に連通ずる。このとき、ボア130−9は、ス
プリング161によって付勢されたチエツク弁160に
よって閉塞状態をされており、ボア+30−7は、吸入
側に開放されているので、圧縮室よりポート42に流入
する圧縮媒体は、ボア130−7を介して吸入側に還流
される。このため、ボア130−9を介してチエツク弁
160に作用する圧縮媒体の圧力は、スプリング161
の付勢力よりも小さくなり、従ってチエツク弁160は
閉塞位置に保持される。
なお、本実施例においても制御圧の給排は、従来より周
知のパラメータを検出して、周知の容1で行われる。
第1I図乃至第14図は、本発明をスクロール型の圧縮
機に適用する例を示すものである。この例においては、
軸線方向ポート131,132が固定壁22の外側に形
成されており、一方軸線方向ポート133.134は固
定壁22の内側に形成されている。スクロール型圧縮機
においては、対称に形成された二つの圧縮室が設けられ
るので、両圧縮室における圧縮動作をバランスさせるた
めに、各一対の弁が必要となる。ポート131,134
は、同時に、同じ要領で動作される。また、これと同様
にポート132.133は、同時に、同じ要領で動作さ
れる。これらのポート131、+32.133.134
は、形状が三月形又は円弧状となっている以外は、前記
した実施例におけるポート41,42と同様の構成及び
作用となっている。また、スクロール型の圧縮機におい
ても、これらのポート131% 132.133.13
4は、それぞれ先の実施例におけるチエツク弁60とと
もに動作して、吐出制御モードと負荷制御モードの両動
作モードで動作する。なお、好ましくは、先の実施例に
用いたピストン弁50又はこれと類似する構成の弁によ
って、ポート131と134及び132と133の各対
ポート間の連通を制御する。
第15図は、上記第11図乃至第14図において、各ポ
ート131,132.133.134を閉塞するために
用いる弁体340を示している。
この弁体340には、ピストン部340−1と円弧状の
突出部340−2が設けられており、この突出部340
−2は、それぞれ対応するポート131.132.13
3.134に嵌入して、これを閉塞する。また、ピスト
ン部340−1は、第一実施例におけるボア30−2と
同様のボア内に収容される。弁体340は、第4図乃至
第7図のピストン弁40に対応するもので、これと同様
の制御動作を行う。
なお、このスクロール型の圧縮機の構成において、ポー
ト131,132.133.134は、固定壁よりも小
さく構成して、圧縮室からの圧縮媒体の漏洩を最小とす
る。また、ポート131.132、+33.134は、
それぞれことなる位置に配設されるので、曲率が異なる
ため、異なる形状となる。
[発明の効果] 上記のように、本発明の各実施例によれば、単一のポー
トによって、吐出量の制御と、負荷の制御が可能となる
。また、本発明によれば、簡単な構成に拘わらず、吐出
量及び負荷制御量を大きくすることが出来る。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された要件を満足するすべて
の構成を包含するものである。例えば、二辺上のポート
を設けて、負荷制御における制御範囲を拡大することも
、当然に本発明に属するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図A乃至第1図Fは本発明の第一実施例による螺旋
式可変容量圧縮機の要部を示す側面図であり、第1図へ
から第1図Fの状態まで、圧縮媒体が順次圧縮されなが
ら移動される状態を示す、第2図はポートと圧縮室の関
係を図式的に示す図、 第3図は第1図に対応する拡大図、 第4図乃至第6図は、本発明の第一実施例による各動作
モード位置を示す断面図、 第7図は、第4図7−7線の断面図、 第8図乃至第10図は、本発明の第二実施例による各動
作モード位置を示す断面図、 第1+図乃至第14図は、本発明によるスクロール型圧
縮機の要部を示す図、 第15図は、第11図乃至第14図の実施例において用
いる弁体の斜視図である。 IG IG

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧縮媒体を収容する可変容量圧縮室を形成し、該
    可変容量圧縮室内の圧縮媒体を圧縮しながら固定構造部
    材に対して移動させる可変容圧縮機の運転方法において
    、  前記固定構造部材の、各圧縮サイクルの所定サイクル
    位置において前記圧縮室に対向する位置に少なくとも一
    つのポートを形成し、  前記圧縮機の全負荷状態では前記ポートを閉塞し、  負荷制御モードにおいては、前記ポートを介して前記
    圧縮室を圧縮機の吸入側に接続し、  吐出率制御モードにおいては、前記ポートを介して前
    記圧縮室を吐出側に接続するようにしたことを特徴とす
    る可変容量圧縮機の運転方法。
  2. (2)前記ポートは、圧縮サイクルの所定サイクル位置
    において、前記圧縮室に連通されることを特徴とする請
    求項第1項に記載の方法。
  3. (3)前記固定構造部材の、圧縮サイクル中の異なるサ
    イクル位置において前記圧縮室に対向する位置に一対の
    ポートを形成することを特徴とする請求項第1項又は第
    2項に記載の方法。
  4. (4)圧縮媒体を収容する可変容量圧縮室を形成し、該
    可変容量圧縮室内の圧縮媒体を圧縮しながら固定構造部
    材に対して移動させる可変容圧縮機の運転方法において
    、  前記固定構造部材の、各圧縮サイクルの所定サイクル
    位置において、少なくとも一つが前記圧縮室に対向する
    位置に複数ののポートを形成し、 前記圧縮機の全負荷
    状態では全部の前記ポートを閉塞し、  負荷制御モードにおいては、前記複数のポート中の前
    記圧縮室に対向している選択された一つのポートを介し
    て前記圧縮室を圧縮機の吸入側に接続し、  吐出率制御モードにおいては、前記複数のポート中の
    前記圧縮室に対向している選択された一つのポートを介
    して前記圧縮室を吐出側に接続するようにしたことを特
    徴とする可変容量圧縮機の運転方法。
  5. (5)前記複数のポートは、対称に形成された一対のポ
    ートの内の一方を構成しており、前記対称に形成された
    ポートはそれぞれ異なるサイクル位置で前記圧縮室と対
    向することを特徴とする請求項第4項に記載の方法。
  6. (6)前記対称に形成されたポートの動作モードは、同
    じ要領で制御されることを特徴とする請求項第5項に記
    載の方法。
  7. (7)吸入口と吐出口を備えた可変容量圧縮機において
    、  圧縮サイクル中において前記吸入口に連通した位置か
    ら前記吐出口に連通する位置に向かって移動する圧縮室
    を形成する固定部材及び可動部材と、 前記圧縮サイク
    ル中において前記圧縮室に対向する位置に形成したポー
    トと、  前記ポートを介して前記圧縮室を前記吸入口に接続す
    る第一の通路手段と、  前記ポートを介して前記圧縮室を前記吐出口の接続す
    る第二の通路手段と、  前記ポートを閉塞する第一の位置と、吐出率を制御す
    るために前記ポートを介して前記圧縮室を前記吐出口に
    接続する第二の位置と、前記圧縮機の負荷を制御するた
    めに前記ポートを前記吸入口に接続する第三の位置に動
    作する弁手段とによって構成したことを特徴とする可変
    容量圧縮機。
  8. (8)前記固定部材に第二のポートを形成するとともに
    、前記第二のポートを選択的に閉塞し、又は前記吐出口
    と吸入口のいずれかに切り換え接続する第二の弁手段を
    設けたことを特徴とする請求項第7項に記載の圧縮機。
  9. (9)前記圧縮機が、螺旋式圧縮機である請求項第7項
    又は第8項に記載の圧縮機。
  10. (10)前記ポート及び前記弁手段は、圧縮機の放射方
    向に向かって配設されることを特徴とする請求項第7項
    に記載の圧縮機。
  11. (11)前記ポート及び前記弁手段は、圧縮機の軸線方
    向に向かって配設されることを特徴とする請求項第7項
    に記載の圧縮機。
  12. (12)前記圧縮機は、スクロール型圧縮機である請求
    項第7項に記載の圧縮機。
  13. (13)前記ポートは、スクロール型圧縮機の固定壁に
    形成されていることを特徴とする請求項第12項に記載
    の圧縮機。
  14. (14)吸入口と吐出口を備えた可変容量圧縮機におい
    て、  圧縮サイクル中において前記吸入口に連通した位置か
    ら前記吐出口に連通する位置に向かって移動する圧縮室
    を形成する固定部材及び可動部材と、それぞれが、前記
    圧縮サイクル中のことなるサイクル位置において前記圧
    縮室に対向する位置に形成した複数のポートと、  前記ポートの一つを介して前記圧縮室を前記吸入口に
    接続する第一の通路手段と、  前記ポートの一つを介して前記圧縮室を前記吐出口の
    接続する第二の通路手段と、  前記ポートの内の少なくとも前記一つのポートを閉塞
    する第一の位置と、吐出率を制御するために前記ポート
    を介して前記圧縮室を前記吐出口に接続する第二の位置
    と、前記圧縮機の負荷を制御するために前記ポートを前
    記吸入口に接続する第三の位置に動作する弁手段とによ
    って構成したことを特徴とする可変容量圧縮機。
  15. (15)前記弁手段を前記第一の位置、第二の位置及び
    第三の位置に動作させる手段を設けたことを特徴とする
    請求項第14項に記載の圧縮機。
  16. (16)吸入口と吐出口を備えた可変容量圧縮機におい
    て、  圧縮サイクル中において前記吸入口に連通した位置か
    ら前記吐出口に連通する位置に向かって移動する圧縮室
    を形成する固定部材及び可動部材と、 それぞれが、前
    記圧縮サイクル中のことなるサイクル位置において前記
    圧縮室に対向する位置に形成した複数のポートと、  前記ポートの一つを介して前記圧縮室を前記吸入口に
    接続する第一の通路手段と、  前記ポートの一つを介して前記圧縮室を前記吐出口の
    接続する第二の通路手段と、  前記ポートの内の少なくとも前記一つのポートを閉塞
    する第一の位置と、吐出率を制御するために前記ポート
    を介して前記圧縮室を前記吐出口に接続する第二の位置
    と、前記圧縮機の負荷を制御するために前記ポートを前
    記吸入口に接続する第三の位置に動作する弁手段と  前記弁手段は前記第一の通路を開閉して前記圧縮媒体
    の前記第一の通路における流れを制御するとともに、前
    記第二の通路を開閉して前記圧縮媒体の前記第一の通路
    における流れを制御して、前記ポートを閉塞状態として
    全負荷状態の運転を行い、前記一つのポートのを介して
    前記圧縮室を前記吐出口に接続して吐出率制御モードの
    運転を行い、前記一つのポートを介して前記圧縮室を前
    記吸入口に接続して負荷制御モードの運転を行うように
    したことを特徴とする可変容量圧縮機。
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