JPH08151987A - スクリュー圧縮機の容量制御装置 - Google Patents

スクリュー圧縮機の容量制御装置

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JPH08151987A
JPH08151987A JP29423494A JP29423494A JPH08151987A JP H08151987 A JPH08151987 A JP H08151987A JP 29423494 A JP29423494 A JP 29423494A JP 29423494 A JP29423494 A JP 29423494A JP H08151987 A JPH08151987 A JP H08151987A
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JP
Japan
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slide valve
cylinder
piston
solenoid valves
pressure side
Prior art date
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Pending
Application number
JP29423494A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Urashin
昌幸 浦新
Shigekazu Nozawa
重和 野沢
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ピストン33で区画するシリンダ34の反スラ
イド弁31の側室を低圧側に連通し、ピストン33で区
画するシリンダ34のスライド弁31側の室を電磁弁5
1を介して高圧側および低圧側に連通すると共に、シリ
ンダ34の内面にはピストン33の摺動区間内の適宜箇
所に開口52を穿設し、開口52を電磁弁51を介して
低圧側に連通する。 【効果】連続制御あるいは段階制御の圧縮機を必要とす
る場合でも、同一の圧縮機で対応できるから、同一の圧
縮機を生産すれば良く、生産管理が容易であり、また、
利用者には少品種多量生産の効果により低コストのスク
リュー圧縮機を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍,空気調和装置な
どに用いられるスクリュー圧縮機に係り、特に、スライ
ド弁を用いたスクリュー圧縮機の容量制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】スライド弁を用いたスクリュー圧縮機の
容量制御装置では、例えば、100%,75%,50
%,33%というように、容量を段階的に制御する段階
制御装置があり、この種の従来の装置は、例えば、特開
昭64−24193 号公報に記載されるような、装置が知られ
ている。
【0003】また、スライド弁を用いたスクリュー圧縮
機の他の容量制御装置は、容量を全負荷から最小負荷
(例えば25%)まで連続的に制御することができる連
続制御の装置がありこの種の装置は、例えば、特開昭60
−261991号公報に記載される装置が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような、従来の
装置では段階制御のスクリュー圧縮機と、連続制御のス
クリュー圧縮機では、別の部品が用いられ、別の圧縮機
として設計,生産されていた。
【0005】従って、冷凍,空気調和装置等で段階制御
の圧縮機を必要とする場合と、連続制御の圧縮機を必要
とする場合とでは、別の圧縮機を製作しなければなら
ず、各部品のコストが高くなり、また生産管理に多くの
労力を要するという問題があった。
【0006】本発明の目的は、段階制御と、連続制御の
どちらでも制御可能なスクリュー圧縮機の容量制御装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のスクリュー圧縮機では、互いに交差する円
筒ボアを有するケーシング内に、それぞれの軸が平行で
あり互いにかみ合う一対の雄,雌ロータと、前記ケーシ
ングに設けられた軸線方向に延びる凹部と、前記凹部に
軸線方向に移動可能に設けられたスライド弁を有し、前
記スライド弁はロッドを介してシリンダ内を軸方向に移
動可能に収納されたピストンと連結し、スライド弁を軸
方向に移動させることにより容量制御を行うスクリュー
圧縮機において、前記ピストンで区画するシリンダ室の
反スライド弁側室を低圧側に連通し、前記ピストンで区
画するシリンダ室のスライド弁側室を電磁弁を介して高
圧側および低圧側に連通すると共に、前記シリンダ室の
内面にはピストンの摺動区間内の適宜箇所に開口を穿設
し、前記開口を電磁弁を介して低圧側に連通する。
【0008】
【作用】本発明では、上記のように構成したから、必要
に応じて制御する電磁弁を選択することにより段階ある
いは連続のどちらの方式でも容量制御が可能である。
【0009】すなわち、連続制御の場合は、シリンダ室
のスライド弁側室を低圧側に連通する通路に設けた電磁
弁と、同じく高圧側に連通する通路に設けた電磁弁を選
択して開閉の制御を行うことにより、スライド弁の位置
を制御し、連続的な容量制御ができる。
【0010】また、段階制御の場合は、シリンダ室のス
ライド弁側室を高圧側に連通する通路に設けた電磁弁
と、シリンダ室の内面に穿設した開口を低圧側に連通す
る通路に設けた1個、あるいは複数個の電磁弁を選択し
て開閉の制御を行うことにより、スライド弁の位置を制
御し、段階的な容量制御ができる。
【0011】従って、連続制御あるいは段階制御の圧縮
機を必要とする場合でも、同一の圧縮機で対応できるか
ら、同一の圧縮機を生産すれば良く、生産管理が容易で
あり、また、利用者には少品種多量生産の効果により低
コストのスクリュー圧縮機を提供することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1,図2に基づい
て説明する。図1は本発明の一実施例を示す、スクリュ
ー圧縮機の断面構造を示したものである。図2は、図1
の部分詳細図である。
【0013】メインケーシング10には、それぞれの軸
が平行であり互いに交差する円筒ボア11,ロータ部へ
のガスの入口となる吸入ポート12及び軸線方向に延び
る凹部13が形成され、円筒ボアには、互いに噛み合わ
され回転可能に軸受14,15で支えられた雄ロータ
1、及び雌ロータ(図示されていない)が、凹部13に
は軸線方向に移動可能にスライド弁31が収納されてい
る。
【0014】メインケーシング10の一端にはモータケ
ーシング40が設けられている。モータケーシング40
は、モータ41を収納する本体40aと、外部からの吸
入ガスを導入する吸入口43を形成したモータカバー4
0bから成り、モータ軸42はカップリング46により
雄ロータ1の軸1aに連結されている。
【0015】メインケーシング10の他端には雄,雌ロ
ータで圧縮されたガスの出口となる吐出ポート21、及
び外部へ導きだされる吐出口22を有する吐出ケーシン
グ20が設けられ、吐出口22は配管23によって油分
離器24に連通している。
【0016】また、吐出ケーシング20の一端にはシリ
ンダ34を有するサイドケーシング30が設けられ、シ
リンダ34にはロッド32を介してスライド弁31と連
結されたピストン33が収納されている。ここでピスト
ン33の縦断面積は、スライド弁の縦断面積よりも大き
く作られている。
【0017】ピストン33で区画されたシリンダ34の
反スライド弁側室35は配管50eにより圧縮機の低圧
側に連通し、シリンダのスライド弁側室36は電磁弁5
1aを有する配管50aにより油分離器24の底部に、
また電磁弁51bを有する配管50bにより圧縮機の低
圧側に連通している。また、シリンダ34の内面のピス
トン摺動区間内には開口52a,52bが穿設され、こ
の開口はそれぞれ電磁弁51c,51dを有する配管5
0c,50dを介して圧縮機の低圧側に連通している。
【0018】次いで本実施例の作用について説明する。
【0019】モータ41によって雄ロータ1が駆動され
ると、低圧の吸入ガスは吸入口43からモータケーシン
グ40内に流入し、モータ41を冷却した後、吸入ポー
ト12から雄ロータ1と図示されていない雌ロータの歯
形空間に流入する。歯形空間の容積はロータの回転にと
もなって減少し、ガスは圧縮されて圧力が高められる。
回転がさらに進むと、歯形空間は吐出ポート21と連通
し、高圧のガスは吐出ポート21,吐出口22,配管2
3を通って油分離器24に流入し、吐出ガス中の油はガ
スから分離されて底部に溜る。
【0020】圧縮機の運転中、スライド弁31の一端3
1aには吸入ガスの低圧が作用しており、他端31bに
は吐出ガスの高圧が作用しているため、その圧力差によ
り、常に吸入側(図の左側方向)に力が作用している。
【0021】一方、室35は配管50eによって圧縮機
の低圧側に連通しているからピストン33の一端33a
には常に低圧が作用している。
【0022】ここで電磁弁51b,51c,51dを閉
じ、電磁弁51aを開くと油分離器24の底部から高圧
の油が室36に導入され、ピストン33の他端33bに
は高圧が作用するから、ピストン33には図の右側方向
に力が作用する。スライド弁31に作用する力とピスト
ン33に作用する力では、面積の差によりピストン33
に作用する力が大きいからピストン33とロッド32で
連結されたスライド弁31は右側方向へ移動し、雄,雌
ロータに吸入されるガス量が減少する。また、電磁弁5
1aを閉じ、電磁弁51bを開くと室36の油が低圧側
へ排出されるから、スライド弁31は左側方向へ移動し
雄,雌ロータに吸入されるガス量が増加する。
【0023】スライド弁31の移動量は、電磁弁51
a、および電磁弁51bを開く時間、あるいは短時間ず
つ開いてその開く回数により制御し、スライド弁31を
任意の位置に、すなわち、連続的に容量を制御すること
ができる。
【0024】次に、段階的容量制御について説明する。
【0025】電磁弁51bを閉じ、電磁弁51aと電磁
弁51cを開く。油分離器24の底部から高圧の油が室
36に導入されピストン33、およびスライド弁31は
右側方向へ移動する。ここで室36が開口52aに連通
すると高圧の油は配管50cを介して低圧側に排出され
るからピストン33、およびスライド弁31は、その位
置で止まる。また、同様に電磁弁51cを閉じ、電磁弁
51dを開くと、ピストン33、およびスライド弁31
は室36が開口52bに連通する位置で止まる。また電
磁弁51c,51d両方を閉じるとピストン33、およ
びスライド弁31は移動可能範囲の右端まで移動し最小
容量の運転となる。従って、この方式では、開口52
a,52bの位置によって容量が段階的に制御される。
【0026】このように、本実施例では、同一の圧縮機
で必要に応じて制御する電磁弁を選択することにより連
続あるいは段階のどちらでも容量制御可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、連続制御あるいは段階
制御の圧縮機を必要とする場合でも、同一の圧縮機で対
応できるから、同一の圧縮機を生産すれば良く、生産管
理が容易であり、また、利用者には少品種多量生産の効
果により低コストのスクリュー圧縮機を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の密閉形スクリュー圧縮機の
縦断面図。
【図2】図1の部分詳細図。
【符号の説明】
1…雄ロータ、10…メインケーシング、11,43…
吸入口、22…吐出口、24…油分離器、31…スライ
ド弁、32…ロッド、33…ピストン、34…シリン
ダ、40…モータケーシング、41…モータ、52a,
52b…開口、50a,50b,50c,50d,50
e…配管、51a,51b,51c,51d…電磁弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに交差する円筒ボアを有するケーシン
    グ内に、それぞれの軸が平行で互いにかみ合う一対の
    雄,雌ロータと、前記ケーシングに設けられた軸線方向
    に延びる凹部と、前記凹部に軸線方向に移動可能に設け
    られたスライド弁を有し、前記スライド弁はロッドを介
    してシリンダ内を軸方向に移動可能に収納されたピスト
    ンと連結し、前記スライド弁を軸方向に移動させること
    により容量制御を行うスクリュー圧縮機において、前記
    ピストンで区画する前記シリンダの反スライド弁側室を
    低圧側に連通し、前記ピストンで区画する前記シリンダ
    のスライド弁側室を電磁弁を介して高圧側および低圧側
    に連通すると共に、前記シリンダの内面には前記ピスト
    ンの摺動区間内の適宜箇所に開口を穿設し、前記開口を
    前記電磁弁を介して低圧側に連通したことを特徴とする
    スクリュー圧縮機の容量制御装置。
JP29423494A 1994-11-29 1994-11-29 スクリュー圧縮機の容量制御装置 Pending JPH08151987A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006144687A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Hitachi Ltd 二段スクリュー圧縮機
JP2016183602A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 株式会社神戸製鋼所 スクリュ圧縮機
CN114718871A (zh) * 2022-03-01 2022-07-08 杰瑞石油天然气工程有限公司 调节螺杆压缩机滑阀的方法及装置、压缩机

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