JPH0972289A - スクリュ二段圧縮機 - Google Patents
スクリュ二段圧縮機Info
- Publication number
- JPH0972289A JPH0972289A JP22950295A JP22950295A JPH0972289A JP H0972289 A JPH0972289 A JP H0972289A JP 22950295 A JP22950295 A JP 22950295A JP 22950295 A JP22950295 A JP 22950295A JP H0972289 A JPH0972289 A JP H0972289A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- stage compressor
- valve
- passage
- compressor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C28/00—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
- F04C28/06—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids specially adapted for stopping, starting, idling or no-load operation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2270/00—Control; Monitoring or safety arrangements
- F04C2270/70—Safety, emergency conditions or requirements
- F04C2270/72—Safety, emergency conditions or requirements preventing reverse rotation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lift Valve (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 緊急停止時に、直ちに雄、雌ロータの逆転を
阻止し、両者間の作用空間に圧縮空気と共に封じ込めら
れた油の逆流を防止する。 【解決手段】 ディーゼルエンジン17により低圧、高圧
段圧縮機11，12は駆動される。ディーゼルエンジン17の
緊急停止と連動する電磁弁44の一次側44Ａを中間段通路
27に連通する。電磁弁44の二次側44Ｂをバタフライ弁24
の二次側24Ｂに連通する。緊急停止時には制御装置46に
より電磁弁44を開成し、中間段通路27内の低圧圧縮空気
を二次側24Ｂ側に導入して、両者間の圧力均衡を瞬時に
図る。これにより雄、雌ロータ15の逆転を直ちに阻止
し、作用空間に圧縮空気と共に封じ込められた油の逆流
を防止できる。このために吸入フィルタ26が逆流した油
により濡れて目詰りしたり、また油煙が外部に放出する
ことはない。
阻止し、両者間の作用空間に圧縮空気と共に封じ込めら
れた油の逆流を防止する。 【解決手段】 ディーゼルエンジン17により低圧、高圧
段圧縮機11，12は駆動される。ディーゼルエンジン17の
緊急停止と連動する電磁弁44の一次側44Ａを中間段通路
27に連通する。電磁弁44の二次側44Ｂをバタフライ弁24
の二次側24Ｂに連通する。緊急停止時には制御装置46に
より電磁弁44を開成し、中間段通路27内の低圧圧縮空気
を二次側24Ｂ側に導入して、両者間の圧力均衡を瞬時に
図る。これにより雄、雌ロータ15の逆転を直ちに阻止
し、作用空間に圧縮空気と共に封じ込められた油の逆流
を防止できる。このために吸入フィルタ26が逆流した油
により濡れて目詰りしたり、また油煙が外部に放出する
ことはない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、原動機により動される
スクリュ式の低圧段圧縮機と高圧段圧縮機を備えたスク
リュ二段圧縮機に関する。
スクリュ式の低圧段圧縮機と高圧段圧縮機を備えたスク
リュ二段圧縮機に関する。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】従来、スクリュ二段圧
縮機は、図３に示すようにケーシング１内に隔壁２を介
して低圧段圧縮機３と高圧段圧縮機４を備えており、こ
れら低圧段、高圧段圧縮機３，４のシリンダ５，６には
夫々雄ロータ３Ａ，４Ａと該雄ロータ３Ａ，４Ａに噛合
する雌ロータ３Ｂ，４Ｂが設けられている。前記雄ロー
タ３Ａ，４Ａは、原動機の駆動軸に設けた調速歯車に夫
々噛合する歯車を介して同時に回転駆動されるようにな
っている。尚、前記低圧段圧縮機３の作用空間容量は高
圧段圧縮機４のものより大きく設定されている。
縮機は、図３に示すようにケーシング１内に隔壁２を介
して低圧段圧縮機３と高圧段圧縮機４を備えており、こ
れら低圧段、高圧段圧縮機３，４のシリンダ５，６には
夫々雄ロータ３Ａ，４Ａと該雄ロータ３Ａ，４Ａに噛合
する雌ロータ３Ｂ，４Ｂが設けられている。前記雄ロー
タ３Ａ，４Ａは、原動機の駆動軸に設けた調速歯車に夫
々噛合する歯車を介して同時に回転駆動されるようにな
っている。尚、前記低圧段圧縮機３の作用空間容量は高
圧段圧縮機４のものより大きく設定されている。
【０００３】さらに、図示しないがバタフライ弁等の吸
気閉塞弁が低圧段圧縮機３の吸気口側に設けられると共
に、吸入フィルタが前記吸気閉塞弁の外側に設けられ
る。また、中間段通路が低圧段圧縮機３の吐出口と高圧
段圧縮機４の吸気口との間に設けられ、さらにレシーバ
タンクが高圧段圧縮機４の吐出口に逆止弁を介して連通
しており、このレシーバタンク内の圧力をアンローダレ
ギュレータの受圧室に導入して、該アンローダレギュレ
ータにより前記吸気閉塞弁を開閉作動している。
気閉塞弁が低圧段圧縮機３の吸気口側に設けられると共
に、吸入フィルタが前記吸気閉塞弁の外側に設けられ
る。また、中間段通路が低圧段圧縮機３の吐出口と高圧
段圧縮機４の吸気口との間に設けられ、さらにレシーバ
タンクが高圧段圧縮機４の吐出口に逆止弁を介して連通
しており、このレシーバタンク内の圧力をアンローダレ
ギュレータの受圧室に導入して、該アンローダレギュレ
ータにより前記吸気閉塞弁を開閉作動している。
【０００４】そして、通常運転時においては前記雄ロー
タ３Ａが前記原動機により調速歯車等を介して回転駆動
すると、該雄ロータ３Ａに噛合する雌ロータ３Ｂが該雄
ロータ３Ａの回転と反対方向に回転し、外気が吸入フィ
ルタ、吸気閉塞弁を通って雄ロータ３Ａと雌ロータ３Ｂ
との間に形成された作用空間に吸入され、さらに前記作
用空間は前記雄ロータ３Ａ、雌ロータ３Ｂの回転に伴い
該作用空間を縮小し、吸入空気を圧縮する。この後吐出
口より低圧圧縮空気を吐出する。尚、前記レシーバタン
ク内に貯溜されている潤滑・冷却・密封用の油は給油路
を介して前記作用空間に供給される。
タ３Ａが前記原動機により調速歯車等を介して回転駆動
すると、該雄ロータ３Ａに噛合する雌ロータ３Ｂが該雄
ロータ３Ａの回転と反対方向に回転し、外気が吸入フィ
ルタ、吸気閉塞弁を通って雄ロータ３Ａと雌ロータ３Ｂ
との間に形成された作用空間に吸入され、さらに前記作
用空間は前記雄ロータ３Ａ、雌ロータ３Ｂの回転に伴い
該作用空間を縮小し、吸入空気を圧縮する。この後吐出
口より低圧圧縮空気を吐出する。尚、前記レシーバタン
ク内に貯溜されている潤滑・冷却・密封用の油は給油路
を介して前記作用空間に供給される。
【０００５】次に低圧段圧縮で圧縮された空気は油と共
に中間段通路を通って高圧段圧縮機４の吸入口に至り、
前記低圧段圧縮機と同様に高圧に圧縮され、吐出口より
油と共に吐出される。この高圧圧縮空気は逆止弁を介し
て気液混合状態で吐出路を通って前記レシーバタンク内
に圧送される。そして、レシーバタンク内においては、
内蔵されたオイルセパレータにより高圧圧縮空気と油が
分離され、該油はレシーバタンクの底部に貯溜され、一
方高圧圧縮空気は圧縮空気供給弁より取り出すことがで
きる。
に中間段通路を通って高圧段圧縮機４の吸入口に至り、
前記低圧段圧縮機と同様に高圧に圧縮され、吐出口より
油と共に吐出される。この高圧圧縮空気は逆止弁を介し
て気液混合状態で吐出路を通って前記レシーバタンク内
に圧送される。そして、レシーバタンク内においては、
内蔵されたオイルセパレータにより高圧圧縮空気と油が
分離され、該油はレシーバタンクの底部に貯溜され、一
方高圧圧縮空気は圧縮空気供給弁より取り出すことがで
きる。
【０００６】また、通常運転時においては、消費側にお
ける圧縮空気の消費に伴いレシーバタンク内の圧力が変
動する。例えば消費側における圧縮空気の消費が増大
し、レシーバタンク内の圧力が低下すると、圧力レギュ
レータを介してアンローダレギュレータの受圧室に導入
される圧力も低下し、該アンローダレギュレータは吸気
閉塞弁を開く方向に作動して、低圧段圧縮機に吸入する
空気の量を増加させる。一方、消費側における圧縮空気
の消費量が減少し、レシーバタンク内の圧力が上昇する
と、圧力レギュレータを介してアンローダレギュレータ
の受圧室に導入される圧力も上昇し、該アンローダレギ
ュレータは吸気閉塞弁を閉じる方向に作動して、低圧段
圧縮機に吸入する空気の量を減少させる。
ける圧縮空気の消費に伴いレシーバタンク内の圧力が変
動する。例えば消費側における圧縮空気の消費が増大
し、レシーバタンク内の圧力が低下すると、圧力レギュ
レータを介してアンローダレギュレータの受圧室に導入
される圧力も低下し、該アンローダレギュレータは吸気
閉塞弁を開く方向に作動して、低圧段圧縮機に吸入する
空気の量を増加させる。一方、消費側における圧縮空気
の消費量が減少し、レシーバタンク内の圧力が上昇する
と、圧力レギュレータを介してアンローダレギュレータ
の受圧室に導入される圧力も上昇し、該アンローダレギ
ュレータは吸気閉塞弁を閉じる方向に作動して、低圧段
圧縮機に吸入する空気の量を減少させる。
【０００７】ところで、例えば前述した圧縮機がディー
ゼルエンジンにより駆動する場合、オーバヒートや燃料
切れ等による緊急停止が考えられる。この時には雄ロー
タ３Ａ，雌ロータ３Ｂの作用空間に供給された油が吸気
閉塞弁の上流に設けられた吸入フィルタに至るまで逆流
し該吸入フィルタを濡らして目詰まりを起したり、さら
には油煙となって吸入フィルタから外部に噴出してその
周囲を汚す虞がある。これは吸気閉塞弁が開成状態のま
ま緊急停止することとなるので、低圧段圧縮機の吸気口
側と吐出口側の間には差圧が生じており、この差圧によ
りシリンダ５の内面とロータ歯先の間の隙間から吸気側
へ作用空間と中間段通路内の圧縮空気が逆流し、また前
記差圧により雄ロータ３Ａ、雌ロータ３Ｂが逆転し、こ
の結果作用空間に封じ込められていた油が雄ロータ３
Ａ、雌ロータの逆転と共に逆流するためである。
ゼルエンジンにより駆動する場合、オーバヒートや燃料
切れ等による緊急停止が考えられる。この時には雄ロー
タ３Ａ，雌ロータ３Ｂの作用空間に供給された油が吸気
閉塞弁の上流に設けられた吸入フィルタに至るまで逆流
し該吸入フィルタを濡らして目詰まりを起したり、さら
には油煙となって吸入フィルタから外部に噴出してその
周囲を汚す虞がある。これは吸気閉塞弁が開成状態のま
ま緊急停止することとなるので、低圧段圧縮機の吸気口
側と吐出口側の間には差圧が生じており、この差圧によ
りシリンダ５の内面とロータ歯先の間の隙間から吸気側
へ作用空間と中間段通路内の圧縮空気が逆流し、また前
記差圧により雄ロータ３Ａ、雌ロータ３Ｂが逆転し、こ
の結果作用空間に封じ込められていた油が雄ロータ３
Ａ、雌ロータの逆転と共に逆流するためである。
【０００８】同様に雄ロータ４Ａ、雌ロータ４Ｂは高圧
段圧縮機４の吸入口と吐出口との差圧に起因して逆転
し、雄ロータ４Ａ，雌ロータ４Ｂの作用空間に供給され
た油は高圧圧縮空気と共に中間段通路側に逆流する。但
し、レシーバタンク内の圧縮空気は吐出路中に設けた逆
止弁により、高圧段圧縮機へ逆流しないようになってい
る。
段圧縮機４の吸入口と吐出口との差圧に起因して逆転
し、雄ロータ４Ａ，雌ロータ４Ｂの作用空間に供給され
た油は高圧圧縮空気と共に中間段通路側に逆流する。但
し、レシーバタンク内の圧縮空気は吐出路中に設けた逆
止弁により、高圧段圧縮機へ逆流しないようになってい
る。
【０００９】しかも、スクリュ二段圧縮機は一段圧縮機
に比べて逆転を起しやすいという問題もある。これはー
段圧縮機の場合、吐出口からレシーバタンクに連通する
吐出路の途中に設けられる逆止弁までの空間容積が小さ
いため、停止時にシリンダ内面とロータ歯先の間の隙間
から逆流する圧縮空気の量も少なく、吐出口から逆止弁
までの空間内に残留する圧力によるロータの逆転の発生
は少ない。しかしながら、前記調速歯車等を収納したギ
ヤケース内を中間段通路とした二段圧縮機の場合、低圧
段圧縮機３は高圧段圧縮機４から逆流した圧縮空気と、
空間容積の大きい中間段通路内の多量の圧縮空気が長い
時間に渡って低圧段圧縮機３の作用空間を介して吸入側
に逆流するので、特に低圧段圧縮機３には継続的な逆転
作用が顕著になるというものである。
に比べて逆転を起しやすいという問題もある。これはー
段圧縮機の場合、吐出口からレシーバタンクに連通する
吐出路の途中に設けられる逆止弁までの空間容積が小さ
いため、停止時にシリンダ内面とロータ歯先の間の隙間
から逆流する圧縮空気の量も少なく、吐出口から逆止弁
までの空間内に残留する圧力によるロータの逆転の発生
は少ない。しかしながら、前記調速歯車等を収納したギ
ヤケース内を中間段通路とした二段圧縮機の場合、低圧
段圧縮機３は高圧段圧縮機４から逆流した圧縮空気と、
空間容積の大きい中間段通路内の多量の圧縮空気が長い
時間に渡って低圧段圧縮機３の作用空間を介して吸入側
に逆流するので、特に低圧段圧縮機３には継続的な逆転
作用が顕著になるというものである。
【００１０】そこで、本発明は前記問題を解決して緊急
停止時に直ちに雄、雌ロータの逆転を阻止し、油の逆流
に伴う吸入フィルタの目詰りや油煙の排出を防止できる
スクリュ二段圧縮機を提供することを目的とする。
停止時に直ちに雄、雌ロータの逆転を阻止し、油の逆流
に伴う吸入フィルタの目詰りや油煙の排出を防止できる
スクリュ二段圧縮機を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の本発明
は、原動機により駆動されるスクリュ式の低圧段圧縮機
と高圧段圧縮機を備え、前記低圧段圧縮機の吸入口に吸
気閉塞弁を設け、前記低圧段圧縮機の吐出口と高圧段圧
縮機の吸入口を中間段通路を介して連通し、前記高圧段
圧縮機の吐出口とレシーバータンクを逆止弁を介して連
通したスクリュ二段圧縮機において、前記原動機の停止
に応動して通路を開閉する電磁弁の一次側を前記中間段
通路中に連通すると共に、前記電磁弁の二次側を前記吸
気閉塞弁の一次側または二次側のいずれかの位置に連通
し、緊急停止時に電磁弁が開成することにより、中間段
通路にある低圧圧縮空気を吸気閉塞弁の一次側または二
次側に導入して、低圧段圧縮機の吸入口側と突出口側の
圧力の均衡を生じせしめて、低圧段圧縮機の逆転及び該
逆転に伴う油の逆流を阻止できるスクリュ二段圧縮機で
ある。
は、原動機により駆動されるスクリュ式の低圧段圧縮機
と高圧段圧縮機を備え、前記低圧段圧縮機の吸入口に吸
気閉塞弁を設け、前記低圧段圧縮機の吐出口と高圧段圧
縮機の吸入口を中間段通路を介して連通し、前記高圧段
圧縮機の吐出口とレシーバータンクを逆止弁を介して連
通したスクリュ二段圧縮機において、前記原動機の停止
に応動して通路を開閉する電磁弁の一次側を前記中間段
通路中に連通すると共に、前記電磁弁の二次側を前記吸
気閉塞弁の一次側または二次側のいずれかの位置に連通
し、緊急停止時に電磁弁が開成することにより、中間段
通路にある低圧圧縮空気を吸気閉塞弁の一次側または二
次側に導入して、低圧段圧縮機の吸入口側と突出口側の
圧力の均衡を生じせしめて、低圧段圧縮機の逆転及び該
逆転に伴う油の逆流を阻止できるスクリュ二段圧縮機で
ある。
【００１２】請求項２記載の本発明は、原動機により駆
動されるスクリュ式の低圧段圧縮機と高圧段圧縮機を備
え、前記低圧段圧縮機の吸入口に吸気閉塞弁を設け、前
記低圧段圧縮機の吐出口と高圧段圧縮機の吸入口を中間
段通路を介して連通し、前記高圧段圧縮機の吐出口とレ
シーバタンクを逆止弁を介して連通し、かつ前記レシー
バタンク内の圧力を受圧室に導入したアンローダレギュ
レータにより前記吸気閉塞弁を作動するスクリュ二段圧
縮機において、前記原動機の停止に応動して通路を開閉
する電磁弁の一次側を前記中間段通路中に連通すると共
に、前記電磁弁の二次側を前記吸気閉塞弁の二次側に連
通し、かつ前記電磁弁の二次側を前記アンローダレギュ
レータの受圧室に連通したことにより、緊急停止時に電
磁弁が開成することにより、中間段通路にある低圧圧縮
空気をアンローダレギュレータの受圧室に導入すること
により、吸気閉塞弁を閉塞し、同時に前記低圧圧縮空気
を吸気閉塞弁の二次側に導入して、低圧段圧縮機の吸入
口側と突出口側の圧力の均衡を生じせしめて、低圧段圧
縮機の逆転及び該逆転に伴う油の逆流を阻止できるスク
リュ二段圧縮機である。
動されるスクリュ式の低圧段圧縮機と高圧段圧縮機を備
え、前記低圧段圧縮機の吸入口に吸気閉塞弁を設け、前
記低圧段圧縮機の吐出口と高圧段圧縮機の吸入口を中間
段通路を介して連通し、前記高圧段圧縮機の吐出口とレ
シーバタンクを逆止弁を介して連通し、かつ前記レシー
バタンク内の圧力を受圧室に導入したアンローダレギュ
レータにより前記吸気閉塞弁を作動するスクリュ二段圧
縮機において、前記原動機の停止に応動して通路を開閉
する電磁弁の一次側を前記中間段通路中に連通すると共
に、前記電磁弁の二次側を前記吸気閉塞弁の二次側に連
通し、かつ前記電磁弁の二次側を前記アンローダレギュ
レータの受圧室に連通したことにより、緊急停止時に電
磁弁が開成することにより、中間段通路にある低圧圧縮
空気をアンローダレギュレータの受圧室に導入すること
により、吸気閉塞弁を閉塞し、同時に前記低圧圧縮空気
を吸気閉塞弁の二次側に導入して、低圧段圧縮機の吸入
口側と突出口側の圧力の均衡を生じせしめて、低圧段圧
縮機の逆転及び該逆転に伴う油の逆流を阻止できるスク
リュ二段圧縮機である。
【００１３】
【発明の実施態様】以下、本発明の第１実施例を図１を
参照して説明する。スクリュ形の低圧段圧縮機11と高圧
段圧縮機12がケーシング13内に隔壁14を介して設けられ
ている。前記低圧段圧縮機11、高圧段圧縮機12は夫々雄
ロータ15，16と該雄ロータ15，16に噛合する雌ロータ
（図示せず）がシリンダ13Ａ，13Ｂに設けられている。
原動機たるディーゼルエンジン17の駆動軸18には増速用
の調速歯車19が設けられており、この調速歯車19に夫々
噛合する従動歯車20，21に夫々前記雄ロータ15，16の軸
22，23が連結している。尚、前記低圧段圧縮機11の容量
は高圧段圧縮機12より大きく設定されている。
参照して説明する。スクリュ形の低圧段圧縮機11と高圧
段圧縮機12がケーシング13内に隔壁14を介して設けられ
ている。前記低圧段圧縮機11、高圧段圧縮機12は夫々雄
ロータ15，16と該雄ロータ15，16に噛合する雌ロータ
（図示せず）がシリンダ13Ａ，13Ｂに設けられている。
原動機たるディーゼルエンジン17の駆動軸18には増速用
の調速歯車19が設けられており、この調速歯車19に夫々
噛合する従動歯車20，21に夫々前記雄ロータ15，16の軸
22，23が連結している。尚、前記低圧段圧縮機11の容量
は高圧段圧縮機12より大きく設定されている。
【００１４】そして吸気閉塞弁たるバタフライ弁24が低
圧段圧縮機11の吸入口25に設けられ、吸入フィルタ26が
前記バタフライ弁24の吸入側たる一次側24Ａに設けられ
ている。中間段通路27は前記ケーシング13内で前記低圧
段圧縮機11の吐出口28と前記高圧段圧縮機12の吸入口29
を連通する。さらに前記高圧段圧縮機12の吐出口30がレ
シーバタンク31に吐出路32を介して連通している。前記
吐出路32には逆止弁33が設けられる。またオイルセパレ
ータ34が前記レシーバタンク31の上部に内蔵されると共
に、圧縮空気供給弁35が前記オイルセパレータ34に管路
を介して接続している。
圧段圧縮機11の吸入口25に設けられ、吸入フィルタ26が
前記バタフライ弁24の吸入側たる一次側24Ａに設けられ
ている。中間段通路27は前記ケーシング13内で前記低圧
段圧縮機11の吐出口28と前記高圧段圧縮機12の吸入口29
を連通する。さらに前記高圧段圧縮機12の吐出口30がレ
シーバタンク31に吐出路32を介して連通している。前記
吐出路32には逆止弁33が設けられる。またオイルセパレ
ータ34が前記レシーバタンク31の上部に内蔵されると共
に、圧縮空気供給弁35が前記オイルセパレータ34に管路
を介して接続している。
【００１５】前記レシーバタンク31内の圧力を導く第１
の導圧路36が前記バタフライ弁24を開閉作動するアンロ
ーダレギュレータ37に接続している。前記アンローダレ
ギュレータ37は操作軸38が連動するベロフラム39の一方
に前記第１の導圧路36が連通する受圧室40が設けられ、
他方にスプリング41が設けられたものである。尚、42は
前記第１の導圧路36に設けた圧力レギュレータ、43は前
記ディーゼルエンジン17の停止時に前記レシーバタンク
31内の圧縮空気を放出するためのオートレリーフ弁であ
る。
の導圧路36が前記バタフライ弁24を開閉作動するアンロ
ーダレギュレータ37に接続している。前記アンローダレ
ギュレータ37は操作軸38が連動するベロフラム39の一方
に前記第１の導圧路36が連通する受圧室40が設けられ、
他方にスプリング41が設けられたものである。尚、42は
前記第１の導圧路36に設けた圧力レギュレータ、43は前
記ディーゼルエンジン17の停止時に前記レシーバタンク
31内の圧縮空気を放出するためのオートレリーフ弁であ
る。
【００１６】電磁弁44のソレノイド45は、ディーゼルエ
ンジン17の制御装置46に接続されている。この電磁弁44
は常開形であり、ディーゼルエンジン17の運転時には制
御装置46により通電され、停止時に断電される。さらに
前記電磁弁44の一次側44Ａは前記中間段通路27に管路47
を介して連通され、一方電磁弁44の二次側44Ｂは前記バ
タフライ弁24の二次側24Ｂに管路48を介して連通してい
る。尚、この管路48には絞りであるオリフィス49が設け
られている。
ンジン17の制御装置46に接続されている。この電磁弁44
は常開形であり、ディーゼルエンジン17の運転時には制
御装置46により通電され、停止時に断電される。さらに
前記電磁弁44の一次側44Ａは前記中間段通路27に管路47
を介して連通され、一方電磁弁44の二次側44Ｂは前記バ
タフライ弁24の二次側24Ｂに管路48を介して連通してい
る。尚、この管路48には絞りであるオリフィス49が設け
られている。
【００１７】また第２の導圧路50の一次側50Ａが前記電
磁弁44の二次側44Ｂとオリフィス49の間に接続し、第２
の導圧路50の二次側50Ｂが前記アンローダレギュレータ
37の受圧室40に接続している。
磁弁44の二次側44Ｂとオリフィス49の間に接続し、第２
の導圧路50の二次側50Ｂが前記アンローダレギュレータ
37の受圧室40に接続している。
【００１８】次に前記構成についてその作用を説明す
る。通常運転時においては前記雄ロータ15が前記ディー
ゼルエンジン17、調速歯車19、従動歯車20により回転駆
動すると、該雄ロータ15に噛合する雌ロータは該雄ロー
タ15の回転と反対方向に回転する。そして吸入フィルタ
26、バタフライ弁24を通った外気は雄ロータ15と雌ロー
タとの間に形成された作用空間（図示せず）に吸入さ
れ、さらに前記作用空間は前記雄ロータ15の回転に伴い
作用空間を縮小し、前記吸入空気を圧縮する。その後、
吐出口28より中間段通路27に低圧圧縮空気として吐出す
る。圧縮の過程に前記レシーバタンク31内に貯溜された
潤滑・冷却・密封用の油Ｏが給油路（図示せず）を介し
て前記作用空間に供給される。次に低圧圧縮空気は油と
共に中間段通路27を通って高圧段圧縮機12の吸入口29に
至り、前記低圧段圧縮機11と同様に高圧段圧縮機12によ
り圧縮され吐出口28より油と共に高圧圧縮空気として吐
出される。この高圧圧縮空気は気液混合状態で吐出路32
を通って前記レシーバタンク31に圧送される。そして、
レシーバタンク31において、前記オイルセパレータ34に
より高圧圧縮空気と油が分離されて、該油はレシーバタ
ンク31の底部に貯溜され、一方高圧圧縮空気は圧縮空気
供給弁35より取り出すことができる。
る。通常運転時においては前記雄ロータ15が前記ディー
ゼルエンジン17、調速歯車19、従動歯車20により回転駆
動すると、該雄ロータ15に噛合する雌ロータは該雄ロー
タ15の回転と反対方向に回転する。そして吸入フィルタ
26、バタフライ弁24を通った外気は雄ロータ15と雌ロー
タとの間に形成された作用空間（図示せず）に吸入さ
れ、さらに前記作用空間は前記雄ロータ15の回転に伴い
作用空間を縮小し、前記吸入空気を圧縮する。その後、
吐出口28より中間段通路27に低圧圧縮空気として吐出す
る。圧縮の過程に前記レシーバタンク31内に貯溜された
潤滑・冷却・密封用の油Ｏが給油路（図示せず）を介し
て前記作用空間に供給される。次に低圧圧縮空気は油と
共に中間段通路27を通って高圧段圧縮機12の吸入口29に
至り、前記低圧段圧縮機11と同様に高圧段圧縮機12によ
り圧縮され吐出口28より油と共に高圧圧縮空気として吐
出される。この高圧圧縮空気は気液混合状態で吐出路32
を通って前記レシーバタンク31に圧送される。そして、
レシーバタンク31において、前記オイルセパレータ34に
より高圧圧縮空気と油が分離されて、該油はレシーバタ
ンク31の底部に貯溜され、一方高圧圧縮空気は圧縮空気
供給弁35より取り出すことができる。
【００１９】また、通常運転時においては、消費側にお
ける圧縮空気の消費が増大し、レシーバタンク31内の圧
力が低下すると、第１の導圧路36に設けられた圧力レギ
ュレータ42が内蔵する弁体（図示せず）で該導圧路36を
閉じ、アンローダレギュレータ37の受圧室40に導入する
圧力を遮断する。これにより前記ベロフラム39がスプリ
ング41の弾性力によって図中右側に移動し、これに連動
する操作軸38を介してバタフライ弁24を開く方向に作動
し、低圧段圧縮機11に吸入する空気の量を増加させる。
一方、消費側における圧縮空気の消費量が減少し、レシ
ーバタンク31内の圧力が上昇すると、前記圧力レギュレ
ータ42に内蔵する弁体は前記第１の導圧路36を開成し、
前記アンローダレギュレータ37の受圧室40に圧力を導入
する。これにより該受圧室40に導入した圧力がスプリン
グ41の弾性力に抗して前記ベロフラム39を図中左側に移
動し、これに連動する操作軸38を介してバタフライ弁24
を閉じる方向に作動し、低圧段圧縮機11に吸入する空気
の量を減少させる。
ける圧縮空気の消費が増大し、レシーバタンク31内の圧
力が低下すると、第１の導圧路36に設けられた圧力レギ
ュレータ42が内蔵する弁体（図示せず）で該導圧路36を
閉じ、アンローダレギュレータ37の受圧室40に導入する
圧力を遮断する。これにより前記ベロフラム39がスプリ
ング41の弾性力によって図中右側に移動し、これに連動
する操作軸38を介してバタフライ弁24を開く方向に作動
し、低圧段圧縮機11に吸入する空気の量を増加させる。
一方、消費側における圧縮空気の消費量が減少し、レシ
ーバタンク31内の圧力が上昇すると、前記圧力レギュレ
ータ42に内蔵する弁体は前記第１の導圧路36を開成し、
前記アンローダレギュレータ37の受圧室40に圧力を導入
する。これにより該受圧室40に導入した圧力がスプリン
グ41の弾性力に抗して前記ベロフラム39を図中左側に移
動し、これに連動する操作軸38を介してバタフライ弁24
を閉じる方向に作動し、低圧段圧縮機11に吸入する空気
の量を減少させる。
【００２０】このように通常運転時は圧縮空気の消費量
に伴いレシーバタンク31の圧力が変動し、アンローダレ
ギュレータ37によりバタフライ弁24の開度が調整されて
連続運転される。尚、この通常運転時には電磁弁44のソ
レノイド45が通電されて、電磁弁44は閉成状態となって
おり、一次側44Ａと二次側44Ｂは非連通状態となってい
る。
に伴いレシーバタンク31の圧力が変動し、アンローダレ
ギュレータ37によりバタフライ弁24の開度が調整されて
連続運転される。尚、この通常運転時には電磁弁44のソ
レノイド45が通電されて、電磁弁44は閉成状態となって
おり、一次側44Ａと二次側44Ｂは非連通状態となってい
る。
【００２１】通常運転中にバタフライ弁24が開いた状態
でディーゼルエンジン17がオーバヒートや燃料切れ等の
緊急停止すると、制御装置46がこの緊急停止状態を検知
し直ちに前記ソレノイド45への給電を停止する。したが
って、断電された電磁弁44は開成して一次側44Ａと二次
側44Ｂは連通する。すなわち、中間段通路27とバタフラ
イ弁24の二次側24Ｂ側は瞬時に連通状態となる。この連
通により中間段通路27内の低圧圧縮空気は、管路47、電
磁弁44、管路48及びオリフイス49を経てやや負圧状態の
二次側44Ｂに圧力差により噴出すると共に、前記中間段
通路27内の低圧圧縮空気は第２の導圧路50を介してアン
ローダレギュレータ37の受圧室40に導入され、ベロフラ
ム39をスプリング41に抗して押圧し操作軸38を介してバ
タフライ弁24を直ちに閉塞する。この結果中間段通路27
の圧力と二次側44Ｂの圧力が均衡する。したがって、雄
ロータ15、雌ロータが逆転することを防止でき、このた
め雄ロータ15、雌ロータ間の作用空間に圧縮空気と共に
封じ込められた油が逆流することはない。
でディーゼルエンジン17がオーバヒートや燃料切れ等の
緊急停止すると、制御装置46がこの緊急停止状態を検知
し直ちに前記ソレノイド45への給電を停止する。したが
って、断電された電磁弁44は開成して一次側44Ａと二次
側44Ｂは連通する。すなわち、中間段通路27とバタフラ
イ弁24の二次側24Ｂ側は瞬時に連通状態となる。この連
通により中間段通路27内の低圧圧縮空気は、管路47、電
磁弁44、管路48及びオリフイス49を経てやや負圧状態の
二次側44Ｂに圧力差により噴出すると共に、前記中間段
通路27内の低圧圧縮空気は第２の導圧路50を介してアン
ローダレギュレータ37の受圧室40に導入され、ベロフラ
ム39をスプリング41に抗して押圧し操作軸38を介してバ
タフライ弁24を直ちに閉塞する。この結果中間段通路27
の圧力と二次側44Ｂの圧力が均衡する。したがって、雄
ロータ15、雌ロータが逆転することを防止でき、このた
め雄ロータ15、雌ロータ間の作用空間に圧縮空気と共に
封じ込められた油が逆流することはない。
【００２２】尚、停止直後には高圧段圧縮機12の吸入口
29（中間段通路27）と吐出口30の間にも圧力差が生じて
いるので、雄ロータ16、雌ロータは逆転しようとする
が、その逆転しようとする力は従動歯車20，21及び調速
歯車19を介して低圧段圧縮機11とディーゼルエンジン17
を逆転させようとするが、前述のように停止とほぼ同時
に低圧段圧縮機11の雄ロータ15、雌ロータの逆転を阻止
するように作用しているので、慣性モーメントの大きい
低圧段圧縮機11とディーゼルエンジン17の静止力により
逆転が阻止される。
29（中間段通路27）と吐出口30の間にも圧力差が生じて
いるので、雄ロータ16、雌ロータは逆転しようとする
が、その逆転しようとする力は従動歯車20，21及び調速
歯車19を介して低圧段圧縮機11とディーゼルエンジン17
を逆転させようとするが、前述のように停止とほぼ同時
に低圧段圧縮機11の雄ロータ15、雌ロータの逆転を阻止
するように作用しているので、慣性モーメントの大きい
低圧段圧縮機11とディーゼルエンジン17の静止力により
逆転が阻止される。
【００２３】以上のように、前記実施例ではディーゼル
エンジン17の停止に連動する電磁弁44の一次側44Ａを中
間段通路27に連通すると共に、前記電磁弁44の二次側44
Ｂをバタフライ弁24の二次側24Ｂに連通して、停止時に
は制御装置46により電磁弁44を開成し、中間段通路27内
の低圧圧縮空気を二次側24Ｂ側に導入し、さらに、電磁
弁44の二次側44Ｂをアンローダレギュレータ37に連通
し、アンローダレギュレータ37の受圧室40に中間段通路
27内の圧力を導入して直ちにバタフライ弁７を閉塞する
ことにより、両者間の圧力均衡を直ちに図って雄ロータ
15、雌ロータの逆転を阻止し、作用空間に圧縮空気と共
に封じ込められた油の逆流を防止できる。このために吸
入フィルタ26が逆流した油により濡れて目詰りしたり、
また油煙が外部に放出することはない。
エンジン17の停止に連動する電磁弁44の一次側44Ａを中
間段通路27に連通すると共に、前記電磁弁44の二次側44
Ｂをバタフライ弁24の二次側24Ｂに連通して、停止時に
は制御装置46により電磁弁44を開成し、中間段通路27内
の低圧圧縮空気を二次側24Ｂ側に導入し、さらに、電磁
弁44の二次側44Ｂをアンローダレギュレータ37に連通
し、アンローダレギュレータ37の受圧室40に中間段通路
27内の圧力を導入して直ちにバタフライ弁７を閉塞する
ことにより、両者間の圧力均衡を直ちに図って雄ロータ
15、雌ロータの逆転を阻止し、作用空間に圧縮空気と共
に封じ込められた油の逆流を防止できる。このために吸
入フィルタ26が逆流した油により濡れて目詰りしたり、
また油煙が外部に放出することはない。
【００２４】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、図２に示すように電磁弁44の二次側44Ｂをバ
タフライ弁24の一次側24Ａに連通して、緊急停止時に電
磁弁44を開成して中間段通路27内の低圧圧縮空気を前記
一次側24Ａに導入して、雄ロータ15、雌ロータの吸入口
25と吐出口28の圧力均衡を図って、該雄ロータ15、雌ロ
ータの逆転を図ると共に、油の逆流を阻止してもよく、
また例えば前記吸気閉塞弁はバタフライ弁に限らず他の
形式の調節弁でもよく、さらに原動機はモータでもよい
等種々の変形が可能である。
ではなく、図２に示すように電磁弁44の二次側44Ｂをバ
タフライ弁24の一次側24Ａに連通して、緊急停止時に電
磁弁44を開成して中間段通路27内の低圧圧縮空気を前記
一次側24Ａに導入して、雄ロータ15、雌ロータの吸入口
25と吐出口28の圧力均衡を図って、該雄ロータ15、雌ロ
ータの逆転を図ると共に、油の逆流を阻止してもよく、
また例えば前記吸気閉塞弁はバタフライ弁に限らず他の
形式の調節弁でもよく、さらに原動機はモータでもよい
等種々の変形が可能である。
【００２５】
【発明の効果】請求項１記載の本発明は、原動機により
駆動されるスクリュ式の低圧段圧縮機と高圧段圧縮機を
備え、前記低圧段圧縮機の吸入口に吸気閉塞弁を設け、
前記低圧段圧縮機の吐出口と高圧段圧縮機の吸入口を中
間段通路を介して連通し、前記高圧段圧縮機の吐出口と
レシーバタンクを逆止弁を介して連通したスクリュ二段
圧縮機において、前記原動機の停止に応動して通路を開
閉する電磁弁の一次側を前記中間段通路中に連通すると
共に、前記電磁弁の二次側を前記吸気閉塞弁の一次側ま
たは二次側のいずれかの位置に連通したことにより、例
えばエンジンのオーバヒートや燃料切れ等の緊急停止時
には前記電磁弁を開成して中間段通路の低圧圧縮空気を
直ちに吸気側に解放し、前記中間段通路と吸気側の圧力
均衡を図り、低圧段圧縮機の雄ロータ、雌ロータの逆転
を阻止する。
駆動されるスクリュ式の低圧段圧縮機と高圧段圧縮機を
備え、前記低圧段圧縮機の吸入口に吸気閉塞弁を設け、
前記低圧段圧縮機の吐出口と高圧段圧縮機の吸入口を中
間段通路を介して連通し、前記高圧段圧縮機の吐出口と
レシーバタンクを逆止弁を介して連通したスクリュ二段
圧縮機において、前記原動機の停止に応動して通路を開
閉する電磁弁の一次側を前記中間段通路中に連通すると
共に、前記電磁弁の二次側を前記吸気閉塞弁の一次側ま
たは二次側のいずれかの位置に連通したことにより、例
えばエンジンのオーバヒートや燃料切れ等の緊急停止時
には前記電磁弁を開成して中間段通路の低圧圧縮空気を
直ちに吸気側に解放し、前記中間段通路と吸気側の圧力
均衡を図り、低圧段圧縮機の雄ロータ、雌ロータの逆転
を阻止する。
【００２６】請求項２記載の本発明は、原動機により駆
動されるスクリュ式の低圧段圧縮機と高圧段圧縮機を備
え、前記低圧段圧縮機の吸入口に吸気閉塞弁を設け、前
記低圧段圧縮機の吐出口と高圧段圧縮機の吸入口を中間
段通路を介して連通し、前記高圧段圧縮機の吐出口とレ
シーバタンクを逆止弁を介して連通し、かつ前記レシー
バタンク内の圧力を受圧室に導入したアンローダレギュ
レータにより前記吸気閉塞弁を作動するスクリュ二段圧
縮機において、前記原動機の停止に応動して通路を開閉
する電磁弁の一次側を前記中間段通路中に連通すると共
に、前記電磁弁の二次側を前記吸気閉塞弁の二次側に連
通し、かつ前記電磁弁の二次側を前記アンローダレギュ
レータの受圧室に連通したことにより、例えばエンジン
のオーバヒートや燃料切れ等の緊急停止時には前記電磁
弁を開成して中間段通路の低圧圧縮空気を直ちに吸気閉
塞弁の二次側に導入すると共にアンローダレギュレータ
の受圧室にも導入して、前記中間段通路と吸気閉塞弁の
二次側との圧力均衡を図り、さらに吸気閉塞弁を直ちに
閉塞し低圧段圧縮機の雄ロータ、雌ロータの逆転を確実
に阻止することにより、雄ロータ、雌ロータ間に形成さ
れた作用空間に圧縮空気と共に封じ込められた油の逆流
を阻止して、吸入フィルタの目詰りや油煙の放出を防止
できるスクリュ二段圧縮機を提供できる。
動されるスクリュ式の低圧段圧縮機と高圧段圧縮機を備
え、前記低圧段圧縮機の吸入口に吸気閉塞弁を設け、前
記低圧段圧縮機の吐出口と高圧段圧縮機の吸入口を中間
段通路を介して連通し、前記高圧段圧縮機の吐出口とレ
シーバタンクを逆止弁を介して連通し、かつ前記レシー
バタンク内の圧力を受圧室に導入したアンローダレギュ
レータにより前記吸気閉塞弁を作動するスクリュ二段圧
縮機において、前記原動機の停止に応動して通路を開閉
する電磁弁の一次側を前記中間段通路中に連通すると共
に、前記電磁弁の二次側を前記吸気閉塞弁の二次側に連
通し、かつ前記電磁弁の二次側を前記アンローダレギュ
レータの受圧室に連通したことにより、例えばエンジン
のオーバヒートや燃料切れ等の緊急停止時には前記電磁
弁を開成して中間段通路の低圧圧縮空気を直ちに吸気閉
塞弁の二次側に導入すると共にアンローダレギュレータ
の受圧室にも導入して、前記中間段通路と吸気閉塞弁の
二次側との圧力均衡を図り、さらに吸気閉塞弁を直ちに
閉塞し低圧段圧縮機の雄ロータ、雌ロータの逆転を確実
に阻止することにより、雄ロータ、雌ロータ間に形成さ
れた作用空間に圧縮空気と共に封じ込められた油の逆流
を阻止して、吸入フィルタの目詰りや油煙の放出を防止
できるスクリュ二段圧縮機を提供できる。
【図１】本発明の第１実施例を示す断面図である。
【図２】本発明の第２実施例を示す断面図である。
【図３】従来例を示す断面図である。
11 低圧段圧縮機 12 高圧段圧縮機 17 ディーゼルエンジン（原動機） 24 バタフライ弁（吸気閉塞弁） 24Ｂ 二次側 25 吸入口 27 中間段通路 28 吐出口 29 吸入口 30 吐出口 31 レシーバタンク 33 逆止弁 37 アンローダレギュレータ 40 受圧室 44 電磁弁 44Ａ 一次側 44Ｂ 二次側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ１６Ｋ 1/22 Ｆ１６Ｋ 1/22 Ａ
Claims (2)
- 【請求項１】 原動機により駆動されるスクリュ式の低
圧段圧縮機と高圧段圧縮機を備え、前記低圧段圧縮機の
吸入口に吸気閉塞弁を設け、前記低圧段圧縮機の吐出口
と高圧段圧縮機の吸入口を中間段通路を介して連通し、
前記高圧段圧縮機の吐出口とレシーバータンクを逆止弁
を介して連通したスクリュ二段圧縮機において、前記原
動機の停止に応動して通路を開閉する電磁弁の一次側を
前記中間段通路中に連通すると共に、前記電磁弁の二次
側を前記吸気閉塞弁の一次側または二次側のいずれかの
位置に連通したことを特徴とするスクリュ二段圧縮機。 - 【請求項２】 原動機により駆動されるスクリュ式の低
圧段圧縮機と高圧段圧縮機を備え、前記低圧段圧縮機の
吸入口に吸気閉塞弁を設け、前記低圧段圧縮機の吐出口
と高圧段圧縮機の吸入口を中間段通路を介して連通し、
前記高圧段圧縮機の吐出口とレシーバタンクを逆止弁を
介して連通し、かつ前記レシーバタンク内の圧力を受圧
室に導入したアンローダレギュレータにより前記吸気閉
塞弁を作動するスクリュ二段圧縮機において、前記原動
機の停止に応動して通路を開閉する電磁弁の一次側を前
記中間段通路中に連通すると共に、前記電磁弁の二次側
を前記吸気閉塞弁の二次側に連通し、かつ前記電磁弁の
二次側を前記アンローダレギュレータの受圧室に連通し
たことを特徴とするスクリュ二段圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22950295A JPH0972289A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | スクリュ二段圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22950295A JPH0972289A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | スクリュ二段圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0972289A true JPH0972289A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16893183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22950295A Pending JPH0972289A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | スクリュ二段圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0972289A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007040294A (ja) * | 2005-07-06 | 2007-02-15 | Kobe Steel Ltd | ２段形スクリュ圧縮機 |
| CN103423165A (zh) * | 2013-08-26 | 2013-12-04 | 天津商业大学 | 立式全封闭双级螺杆制冷压缩机 |
| CN108443146A (zh) * | 2018-05-24 | 2018-08-24 | 上海维尔泰克螺杆机械有限公司 | 一种带级间机械混合器的两级螺杆压缩机 |
| CN110081626A (zh) * | 2018-01-25 | 2019-08-02 | 株式会社神户制钢所 | 冷冻装置 |
-
1995
- 1995-09-06 JP JP22950295A patent/JPH0972289A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007040294A (ja) * | 2005-07-06 | 2007-02-15 | Kobe Steel Ltd | ２段形スクリュ圧縮機 |
| CN103423165A (zh) * | 2013-08-26 | 2013-12-04 | 天津商业大学 | 立式全封闭双级螺杆制冷压缩机 |
| CN110081626A (zh) * | 2018-01-25 | 2019-08-02 | 株式会社神户制钢所 | 冷冻装置 |
| CN110081626B (zh) * | 2018-01-25 | 2021-10-26 | 株式会社神户制钢所 | 冷冻装置 |
| CN108443146A (zh) * | 2018-05-24 | 2018-08-24 | 上海维尔泰克螺杆机械有限公司 | 一种带级间机械混合器的两级螺杆压缩机 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7278833B2 (en) | Hybrid compressor | |
| EP0785361B1 (en) | Oil pump apparatus | |
| EP0972944B1 (en) | Control of scroll compressor at shutdown to prevent unpowered reverse rotation | |
| JP3820824B2 (ja) | スクロール型圧縮機 | |
| JPH0264291A (ja) | 可変容量圧縮機 | |
| JP2959457B2 (ja) | スクロール気体圧縮機 | |
| JP2017089498A (ja) | 油冷式スクリュ圧縮機の制御方法及び油冷式スクリュ圧縮機 | |
| JPH09217691A (ja) | スクロール気体圧縮機 | |
| US5341658A (en) | Fail safe mechanical oil shutoff arrangement for screw compressor | |
| JPH0972289A (ja) | スクリュ二段圧縮機 | |
| EP1906023A1 (en) | Evacuation apparatus | |
| US5954482A (en) | Compressor having pressure eliminating means | |
| CN114599884B (zh) | 供液式螺杆压缩机 | |
| JPH09291891A (ja) | スクリュー圧縮機 | |
| JPH09217690A (ja) | スクロール気体圧縮機 | |
| JP2000297770A (ja) | クラッチレススクロール型流体機械 | |
| JPS6291680A (ja) | 可変容量型スクロ−ル圧縮機 | |
| JP2007064147A (ja) | スクロール流体機械 | |
| JPS6229784A (ja) | スクロ−ル形流体機械 | |
| JPH088312Y2 (ja) | 油冷式回転圧縮機 | |
| JPS61101693A (ja) | オイルフリ−式容積形流体機械 | |
| EP1120568B1 (en) | Gas compressor | |
| JPH0139914Y2 (ja) | ||
| JPH0720385Y2 (ja) | 冷房装置における圧縮機の起動ショック緩和機構 | |
| JPH0810694Y2 (ja) | 内燃機関用ルーツポンプ |