JPH0264165A - フタロシアニン化合物およびその製造方法 - Google Patents

フタロシアニン化合物およびその製造方法

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JPH0264165A
JPH0264165A JP63335221A JP33522188A JPH0264165A JP H0264165 A JPH0264165 A JP H0264165A JP 63335221 A JP63335221 A JP 63335221A JP 33522188 A JP33522188 A JP 33522188A JP H0264165 A JPH0264165 A JP H0264165A
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phthalocyanine
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aldehyde
tetra
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Shunji Katai
片井 俊二
Yuji Fukumoto
福本 祐二
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B47/00Porphines; Azaporphines
    • C09B47/04Phthalocyanines abbreviation: Pc
    • C09B47/08Preparation from other phthalocyanine compounds, e.g. cobaltphthalocyanineamine complex
    • C09B47/22Obtaining compounds having nitrogen atoms directly bound to the phthalocyanine skeleton
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/241Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフタロシアニン化合物およびその製造方法に関
し、詳しくは光デイスク用の有機色素などとして有用な
新規なフタロシアニン化合物およびその効率のよい製造
方法に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕従来
、光デイスク用の有機色素として、■、4゜5.8,9
,12.13および16−位から選択された少なくとも
5個の位置(通常は8個の位置)にアルキルアミノ基を
有するフタロシアニン化合物が知られている(特開昭6
0−209583号公報)。
ところで、特定の物質が光デイスク用色素として有効に
用いられるためには、その物質の光吸収波長の最大値(
λl1lax)が800 nm付近にあること(溶液と
して750 nm以上にあること)が要求される。
しかしながら、前記した公知のフタロシアニン化合物は
、この光デイスク用色素の要求性能はほぼ満足するもの
の、アルキルアミノ基を数多く有しているため、化合物
が嵩高となり、光感度にやや乏しいという欠点があった
。また、アルキルアミノ基を導入するためには、対応す
る位置に−Hハロゲンを導入し、次いでアルキルアミノ
化をしなければならず、その製造上の不都合もあった。
そこで、本発明者は、上記従来技術の欠点を解消し、8
00 nm付近に吸収の最大値を有し、高い光感度を有
するフタロシアニン化合物および該化合物を簡単な操作
で容易に製造しうる方法を開発すべく、鋭意研究を重ね
た。
〔課題を解決するための手段〕
その結果、特定の位置にイミノ基を有するフタロシアニ
ン化合物が、適切な最大吸収波長を有するとともに高い
感光性を有し、しかも容易に製造しうろことを見出した
。本発明は、かかる知見に基いて完成したものである。
すなわち、本発明は、−設入(1) (式中、Mは金属、金属酸化物、金属ハロゲン化物また
は2個の水素原子を示し、x’−x’は水素または式−
N=CHR(式中、Rは炭素数lO〜25のアルキル基
である。)で表わされるイミノ基を示す。ただし、Xl
とX z。
X3とx4.X5とxh、xフとxl′はそれぞれ異な
るものを示す。〕 で表わされるフタロシアニン化合物を提供するものであ
る。
前記−設入CI)で表わされるフタロシアニン化合物に
おいて、Mで示される金属は、フタロシアニンと錯体を
形成しうる金属であればよく、具体的には、Cu、Ca
、Ge、Co、Ni、V、Zn。
Pb等が挙げられる。また、Mで示される金属酸化物と
しては、例えばVO,Tie、ZrO,ThOGem、
SnO,OsO等があり、Mで示される金属ハロゲン化
物としては、A/ICf、AfBr。
GaC1,GaBr 、InCl!、、TnBr等が挙
げられる。さらにMは2個の水素原子を示す場合もある
また、X1〜X8は上記のように水素または弐−N=C
H−Rで表わされるイミノ基を示す。ここで、Rは炭素
数10〜25のアルキル基、例えばデシル基、ウンデシ
ル基、ドデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、
オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基、トコシ
ル基、トリコシル基などがある。イミノ基の具体例とし
ては、デシリデンアミノ基、ウンデシリデンアミノ基。
ヘキサデシリデンアミノ基、オクタデシリデンアミノ基
、エイコシリデンアミノ基、ドコシリデンアミノ基、ト
リコシリデンアミノ基などがある。
前記−設入(1)のフタロシアニン化合物は、各種の方
法で製造することが可能であるが、本発明の方法によれ
ば、−設入(U) 〔式中、Mは前記と同じであり、Y1〜Y8は水素また
はアミン基を示す。ただし、Y’とY”+Y3とY4Y
SとY″Y7とY8はそれぞれ異なるものを示す。〕 で表わされる3、3’、3”、3’”°−テトラアミノ
フタロシアニンを、−18(III3R−CHO・・・
 (ml) 〔式中、Rは前記と同じである。〕 で表わされるアルデヒドと縮合させることによって製造
することができる。
本発明の方法においては、まず、−設入(II)の3.
3’、3”、3°゛°−テトラアミノフタロシアニン1
モルに対して、−設入(I[[)のアルデヒドを4〜2
0モル、好ましくは5〜15モルの割合で加えて縮合さ
せる。
一般式(II)の3.3’、3’″、3°゛−テトラア
ミノフタロシアニン化合物は、特願昭62−29981
8号明細書に記載されている方法により、無水3−ニト
ロフタル酸に尿素及び金属塩を反応させて3,3”、3
°゛、3゛′−テトラニトロフタロシアニン化合物を生
成させ、次いで該化合物を還元することによって製造す
ることができる。
−設入(II)のフタロシアニン化合物を製造するため
に使用する金属塩としては、塩化第二銅。
塩化第−ニッケル、塩化第−コバルト、酢酸コバルト、
酢酸亜鉛、酢酸鉛、三塩化バナジウム等を挙げることが
できる。
また、3.3’、3”、3”°−テトラニトロフタロシ
アニン化合物の還元には、ニトロ基をアミノ基に還元し
うる還元剤であれば、各種の還元剤を使用することがで
きる。具体的には、Na、5H20,5nC12−HC
I、Na5H−H2O。
Na、5zO4−HzO,Zn−Na0H−H2O。
F e  CHs COOH等を使用することができる
−i式(II[)のアルデヒドとしては、例えばウンデ
シルアルデヒド ヘキサデシルアルデヒド。
オクタデシルアルデヒド1 エイコシルアルデヒド。
トコジルアルデヒドなどが挙げられる。
上記の一般式(Illのフタロシアニン化合物と一般式
(II[)のアルデヒドとの縮合反応には、触媒は必須
ではないが、塩化亜鉛、塩化第二スズ。
塩化第二鉄、四塩化チタン、フッ化ホウ素、オキシ塩化
リン、ベンゼンスルホン酸などを用いてもよい。
また、上記反応は、ベンゼン5 トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素溶媒中で実施することができ、これ
らの溶媒を適量、好ましくは一般式(It)のフタロシ
アニン化合物1gあたり、2〜100d、特に好ましく
は5〜7011dl使用する。
他の反応条件は、状況に応じて適宜選定すればよいが、
通常は、大気圧下で80〜250°C2好ましくは10
0〜200°Cの温度にて、5〜40時間、好ましくは
lO〜30時間反応を行えばよい。
前記のようにして製造された一般式(1)のフタロシア
ニン化合物は、λmax(最大吸収波長)=750〜8
00 nm、ε(吸光係数)=1〜2×105を示し、
クロロホルム、トルエン、シクロヘキサンなどの有機溶
媒に可溶で、水に不溶であり、室温で固体の物質である
一般式(1)で表わされるフタロシアニン化合物の具体
例としては、3 、 31 、 3 + + 、  3
 + + +−テトラ(N−ウンデシリデンアミノ)銅
フタロシアニンi3,3’、3”1,3°”°−テトラ
(N−ヘキサデシリデンアミノ)w4フタロシアニン;
3.3″3”、3°゛°−テトラ(N−エイコシリデン
アミノ)銅フタロシアニン;3,3° 3 II、  
3 IIIテトラ(N−ドコシリデンアミノ)銅フタロ
シアニン;3.3° 3 + + 、  3 + + 
+−テトラ(N−オクタデシ1Jデンアミノ)銅フタロ
シアニン?3.3’3+Z3+1“−テトラ(N−ヘキ
サデシリデンアミノ)ニッケルフタロシアニン;3,3
°、313”°−テトラ(N−オクタデシリデンアミノ
)ニッケルフタロシアニン、 3. 3Z  31Z 
 3111−テトラ(N−エイコシリデンアミノ)ニッ
ケルフタロシアニン、3.3’、3”、3””−テトラ
(N−ヘキサデシリデンアミノ)コバルトフタロシアニ
ン;3,3° 311 、 3111−テトラ(N−オ
クタデシリデンアミノ)コバルトフタロシアニン;3,
3’、3”″、3パ−テトラ(N−エイコシリデンアミ
ノ)コバルトフタロシアニンなどが挙げられる。
〔実施例] 次に、本発明を実施例に基いてさらに詳しく説明する。
実施例1 3.3’、3″Z3+11−テトラアミノ銅フタロシア
ニンIg、n−ウンデシルアルデヒド5戒およびトルエ
ン50dの混合物を、還流下に16時間激しく撹拌した
。冷却後、トルエンを留去し、アセトンを加えて生成物
を濾取し、洗浄した。次いで、その濾取物を少量のトル
エンに溶解し、溶離液としてトルエンを用いてシリカゲ
ルカラム中に通し、主要なフラクションを分取し、収量
1.4g(72モル%)で生成物を得た。
得られた生成物の核磁気共鳴(NMR)スペクトルを第
1図に、赤外線(IR)吸収スペクトル(KBrBr法
)を第2図に示す。また、この物質のλff1ax (
キノリン)は750nm、元素分析値(重量%)は、下
記のとおりであった。
CHN     Cu 計算値 ?3.31  8.09  13.50  5
.10実測値 73,58  8.17  13.14
  5.08上記のデータから、得られた物質は、3.
3゜3++、3++“−テトラ(N−ウンデシリデンア
ミノ)銅フタロシアニンと同定された。
実施例2 n−ウンデシルアルデヒドの代わりにn−ヘキサデシル
アルデヒド8gを使用した以外は、実施例1と同様に操
作し、収量1.8g(75モル%)で生成物を得た。
得られた生成物のNMRスペクトルを第3図に、IR吸
収スペクトル(KBr錠剤法)を第4図に示す。また、
この物質のλtnax<キノリン)は757nm、元素
分析値(重量%)は、下記のとおりであった。
CHN      Cu 計算値 ?5.57  9.25  11.02  4
.16実測値 75.64  9.19  11.07
  4.09上記のデータから、得られた物質は、3,
3゜3 + + 、  3 + 11−テトラ(N−ヘ
キサデシリデンアミノ)銅フタロシアニンと同定された
実施例3 デンアミノ  フ コシアニンの人 n−ウンデシルアルデヒドの代わりにn−エイコシルア
ルデヒド10gを使用した以外は、実施例1と同様に操
作し、収量2.3g(84モル%)で生成物を得た。
得られた生成物のNMRスペクトルを第5図に、IR吸
収スペクトル(KBrBr法)を第6図に示す。また、
この物質のλmax(キノリン)は760nm、元素分
析値(重量%)は、下記のとおりであった。
CHN     Cu 計算値 76.86  9.91  9.60  3.
63実測値 76.97  9.87  9.57  
3.59上記のデータから、得られた物質は、3,3゜
311.31”°−テトラ(N−エイコシリデンアミノ
)銅フタロシアニンと同定された。
実施例4 3131”−一ト−N−エイコシ! 3 、 31 、 311 、 3111−テトラアミ
ノ銅フタ口シアニン5g、n−オクタデシルアルデヒド
15gおよびトルエン50Ildlの混合物を、還流下
に16時間激しく撹拌した。冷却後、トルエンを留去し
、アセトンを加えて生成物を濾取し、洗浄した。次いで
、その濾取物を溶離液としてジクロロメタン/メタノー
ル(10/1容量比)を用いてシリカゲルカラム中に通
し、主要なフラクションを分取し、収量3.6g(28
モル%)で生成物を得た。
得られた生成物の核磁気共鳴(NMR)スペクトルを第
7図に、赤外線(IR)吸収スペクトル(KBr錠剤法
)を第8図に示す。また、この物質のλmax(キノリ
ン)は760 nm、元素分析値(重量%)は、下記の
とおりであった。
CHN    Cu 計算値 ?6.3  9.5  10.3  3.9実
測値 75.2  9.8   9.3  3.4上記
のデータから、得られた物質は、3,3゛3”Z31+
1−テトラ(N−オクタデシリデンアミノ)銅フタロシ
アニンと同定された。
実施例5 3.3’、3″°、31°−テトラアミノニッケルフタ
ロシアニン5g、n−ヘキサデシルアルデヒド15gお
よびトルエン50M1の混合物を、還流下に16時間激
しく撹拌した。冷却後、トルエンを留去し、アセトンを
加えて生成物を濾取し、洗浄した。次いで、その濾取物
を溶離液としてジクロロメタン/メタノール(10/、
l容量比)を用いてシリカゲルカラム中に通し、主要な
フラクションを分取し、収量3.5g(29モル%)で
生成物を得た。
得られた生成物のNMRスペクトルを第9図に、IR吸
収スペクトル(KBrBr法)を第1O図に示す。また
、この物質のλIIIax(キノリン)は755 nm
、元素分析値(重量%)は、下記のとおりであった。
CHN     Ni 計算値  75.8   9.2  11.1  3.
9実測値  75.2  10.1  10.3  3
.6上記のデータから、得られた物質は、3.3”3”
、3″゛′−テトラ(N−ヘキサデシリデンアミノ)ニ
ッケルフタロシアニンと同定された。
実施例6 CHN      Ni 計算値  76.5   9.6  10.3  3.
6実測値  75.9  10.5   9.7  3
.2上記のデータから、得られた物質は、3,3゛3”
°、3”°−テトラ(N−オクタデシリデンアミノ)ニ
ッケルフタロシアニンと同定された。
実施例7 n−ヘキサデシルアルデヒドの代わりにn−オクタデシ
ルアルデヒド15gを使用した以外は、実施例5と同様
に操作し、収量3g(23モル%)で生成物を得た。
得られた生成物のNMRスペクトルを第11図に、IR
吸収スペクトル(KBrBr法)を第12図に示す。ま
た、この物質のλmax (キノリン)は755 nm
、元素分析値(重量%)は、下記のとおりであった。
n−ヘキサデシルアルデヒドの代わりにn−エイコシル
アルデヒド16gを使用した以外は、実施例5と同様・
に操作し、収量3g(22モル%)で生成物を得た。
得られた生成物のNMRスペクトルを第13図に、IR
吸収スペクトル(KBr錠剤法)を第14図に示す、ま
た、この物質のλIIIax(キノリン)は756nm
、元素分析値(重量%)は、下記のとおりであった。
CHN      Ni 計算値  77.1   9.9  9.6  3.4
実測値  ?6.5  10.7  9.2  3.5
上記のデータから、得られた物質は、3.3゛31Z3
11°−テトラ(N−エイコシリデンアミノ)ニッケル
フタロシアニンと同定された。
実施例8 3 、 3 + 、  3 + t 、  3 + +
 t−テトラアミノコバルトフタロシアニン5g、n−
ヘキサデシルアルデヒド15gおよびトルエン50dの
混合物を、還流下に16時間激しく撹拌した。冷却後、
トルエンを留去し、アセトンを加えて生成物を濾取し、
洗浄した。次いで、その濾取物を溶離液としてジクロロ
メタン/メタノール(10/1容量比)を用いてシリカ
ゲルカラム中に通し、主要なフラクシヨンを分取し、収
量2.6g(22モル%)で生成物を得た。
得られた生成物のNMRスペクトルを第15図に、IR
吸収スペクトル(KBr錠剤法)を第16図に示す、ま
た、この物質のλff1a直キノリン)は753 nm
、元素分析値(重量%)は、下記のとおりであった。
CHN    C。
計算値  75.8   9.2  11.1  3.
9実測値  76.0  10.1  10.2  3
.6上記のデータから、得られた物質は、3.3′3 
II、  3 l11−テトラ(N−ヘキサデシリデン
アミノ)コバルトフタロシアニンと同定された。
実施例9 n−ヘキサデシルアルデヒドの代わりにn−オクタデシ
ルアルデヒド15gを使用した以外は、実施例8と同様
に操作し、収量2.5g(19モル%)で生成物を得た
得られた生成物のNMRスペクトルを第17図に、IR
吸収スペクトル(KBrBr法)を第18図に示す。ま
た、この物質のλmaxcキノリン)は751nm、元
素分析値(重量%)は、下記のとおりであった。
CHN    C。
計算値  ?6.5   9.6  10.3  3.
6実測値  76.1  10.3   9.7  3
.3上記のデータから、得られた物質は、3.3゛31
1 3111−テトラ(N−オクタデシリデンアミノ)
コバルトフタロシアニンと同定された。
実施例10 n−ヘキサデシルアルデヒドの代わりにn−エイコシル
アルデヒド16gを使用した以外は、実施例8と同様に
操作し、収量2g (15モル%)で生成物を得た。
得られた生成物のNMRスペクトルを第19図に、IR
吸収スペクトル(KBr錠剤法)を第20図に示す。ま
た、この物質のλmax(キノリン)は750nm、元
素分析値(重量%)は、下記のとおりであった。
CHN      C。
計算値  77.1   9.9   9.6  3.
4実測値  77.0  10.8   9.4  3
.1上記のデータから、得られた物質は、3,3゛3 
+ t 、  3 + + +−テトラ(N−エイコシ
リデンアミノ)コバルトフタロシアニンと同定された。
〔発明の効果〕
本発明のフタロシアニン化合物は、化合物が嵩高でなく
、光デイスク用色素として良好な感光性を有し、適切な
最大吸収波長を有する。このようなフタロシアニン化合
物は、本発明の方法によれば容易に効率的に製造するこ
とができる。
したがって、本発明のフタロシアニン化合物は新たな光
デイスク用色素として、有効な利用が期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られた生成物のNMRスペクトル
、第2図は実施例1で得られた生成物のIR吸収スペク
トル、第3図は実施例2で得られた生成物のNMRスペ
クトル、第4図は実施例2で得られた生成物のIR吸収
スペクトル、第5図は実施例3で得られた生成物のNM
Rスペクトル、第6図は実施例3で得られた生成物のI
R吸収スペクトル、第7図は実施例4で得られた生成物
のNMRスペクトル、第8図は実施例4で得られた生成
物のIR吸収スペクトル、第9図は実施例5で得られた
生成物のNMRスペクトル、第10図は実施例5で得ら
れた生成物のIR吸収スペクトル、第11図は実施例6
で得られた生成物のNMRスペクトル、第12図は実施
例6で得られた生成物のIR吸収スペクトル、第13図
は実施例7、で得られた生成物のNMRスペクトル、第
14図は実施例7で得られた生成物のIR吸収スペクト
ル、第15図は実施例日で得られた生成物のNMRスペ
クトル、第16図は実施例日で得られた生成物のIR吸
収スペクトル、第17図は実施例9で得られた生成物の
NMRスペクトル、第18図は実施例9で得られた生成
物のIR吸収スペクトル、第19図は実施例IOで得ら
れた生成物のNMRスペクトル、第20図は実施例10
で得られた生成物のIR吸収スペク トルである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Mは金属、金属酸化物、金属ハロゲン化物また
    は2個の水素原子を示し、X^1〜X^8は水素または
    式−N=CHR(式中、Rは炭素数10〜25のアルキ
    ル基である。)で表わされるイミノ基を示す。ただし、
    X^1とX^2、X^3とX^4、X^5とX^6、X
    ^7とX^8はそれぞれ異なるものを示す。〕 で表わされるフタロシアニン化合物。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Mは金属、金属酸化物、金属ハロゲン化物また
    は2個の水素原子を示し、Y^1〜Y^8は水素または
    アミノ基を示す。ただし、Y^1とY^2、Y^3とY
    ^4、Y^5とY^6、Y^7とY^8はそれぞれ異な
    るものを示す。〕 で表わされる3、3’、3’’、3’’’−テトラアミ
    ノフタロシアニンを、一般式 R−CHO 〔式中、Rは炭素数10〜25のアルキル基を示す。〕 で表わされるアルデヒドと縮合させることを特徴とする
    請求項1記載のフタロシアニン化合物の製造方法。
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JP63335221A Pending JPH0264165A (ja) 1988-05-12 1988-12-30 フタロシアニン化合物およびその製造方法

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