JPH0262427B2 - - Google Patents

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JPH0262427B2
JPH0262427B2 JP17662283A JP17662283A JPH0262427B2 JP H0262427 B2 JPH0262427 B2 JP H0262427B2 JP 17662283 A JP17662283 A JP 17662283A JP 17662283 A JP17662283 A JP 17662283A JP H0262427 B2 JPH0262427 B2 JP H0262427B2
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JP
Japan
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steering
gear
steering shaft
motor
torque
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JP17662283A
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English (en)
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JPS6067263A (ja
Inventor
Takeshi Ooe
Hiroshi Oosaki
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Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Jidosha Kiki Co Ltd filed Critical Jidosha Kiki Co Ltd
Priority to JP58176622A priority Critical patent/JPS6067263A/ja
Priority to US06/649,443 priority patent/US4580649A/en
Priority to DE19843434495 priority patent/DE3434495A1/de
Priority to FR8414459A priority patent/FR2552387B1/fr
Publication of JPS6067263A publication Critical patent/JPS6067263A/ja
Publication of JPH0262427B2 publication Critical patent/JPH0262427B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/046Controlling the motor
    • B62D5/0463Controlling the motor calculating assisting torque from the motor based on driver input
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • B62D6/08Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to driver input torque
    • B62D6/10Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to driver input torque characterised by means for sensing or determining torque

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は各種自動車に搭載され、運転者の操
舵力を軽減するために用いられる動力舵取装置に
関するものである。
〔従来技術〕
近年、軽快な操舵を行なうために動力舵取装置
が広く用いられている。特に車載の電池から得た
電気エネルギを使うものも提案されており、これ
はモータによつてオイルポンプを駆動し、オイル
ポンプから送出されるオイルを動力操舵部に供給
することによつて小さな力で操舵を行なえるよう
にしたものである。
しかしながら、このような従来の装置はモータ
の回転コントロールによるオイル流量の制御およ
びオイル漏れ防止のための手段が複雑になり経済
性および信頼性の悪いものとなつていた。
この欠点を除去するために、特開昭55−47963
に示すような、モータによつて直接、操向装置を
駆動するものが提案されているが、モータの回転
数は大きいためこの装置は急に回転方向を変える
時には運転者の速い操舵にモータが追いつけず、
特にスラローム走行等の速い切り返しを要する操
舵においては操舵装置として十分な性能を発揮す
るのは困難であつた。
また、特公昭46−33327に示すように互いに反
対方向に回転する2つの主動要素と舵取機構側に
連繋する1つの従動要素とからなる電磁クラツチ
を構成し、従動要素をハンドル操作に応じて主動
要素のいずれかと結合することによつて操向装置
を制御するものも提案されている。しかし、クラ
ツチは摺動音が大きいので運転者に不快感を与
え、また摩耗が激しいので保守が面倒であり、信
頼性の低い。
さらにオイルを使用しない動力操舵では操舵ト
ルクに応じた操向装置を動作させる必要があり、
この操舵トルクの検出はストレーンゲージによつ
て行なわれているが、ストレーンゲージは信頼性
および感度が低いので、高い信頼性と高い感度が
要求される自動車の操向装置に使用するには不適
当であつた。
〔発明の目的および構成〕
したがつてこの発明の目的はこれら全ての欠点
を一挙に解決し、モータの回転力を直線操舵力と
して使用できるようにした動力舵取装置を提供す
るものである。
このような目的を達成するためにこの発明は、
入力側の操舵軸と出力側の操舵軸とをトーシヨン
バーにて連絡し、入力側の操舵軸と出力側の操舵
軸との両方に操舵軸と一体に回転する歯車を設
け、その歯車と両端が連結され操舵軸の回転トル
クに応じて相対変位させる変位部材を設け、可動
体を変位させるようにしたものである。以下、実
施例を示す図面を用いてこの発明を詳細に説明す
る。
〔実施例〕
第1図はこの発明に係る動力舵取装置の全体構
成を示す図である。同図において、1はハンド
ル、2はトルクセンサ、3は動力操舵部、4はコ
ントローラ、5はリレー、6は操向装置、7は電
池、8はオイルネータ、9はエンジン、9aは車
速センサである。
第2図はトルクセンサ2および動力操舵部3の
断面図、第3図、第4図、第5図は第2図の−
断面、−断面、−断面図である。同図
において、3aは入力側の操舵軸、3bは出力側
の操舵軸、3cはトーシヨンバー、3dはフエイ
ルセイフストツパである。そして、入力側の操舵
軸3aはハンドル1の回転力が伝えられるように
なつており、また出力側の操舵軸3bの回転は操
向装置6に伝えられるようになつている。トーシ
ヨンバー3cは2本のピン3eによつて一端が操
舵軸3aに固定され、他端が操舵軸3bに固定さ
れている。フエイルセイフストツパ3dは第5図
に示すように操舵軸3aの内部に操舵軸3bが非
接触状態で挿入され、所定角度の範囲は操舵軸3
aまたは3bだけが回転するが、その範囲を越え
ると操舵軸3aと3bの凸部が当接し、一方の操
舵軸の回転が他方の操舵軸に伝えられるようにな
つている。3fはモータであり、そのモータ両端
からモータ3fの回転軸3gが突出しており、そ
れぞれの回転軸3gに歯車3h,3iが回転軸3
gと一体に回転するように固設されている。歯車
3hは歯車3jと噛合し、歯車3iは歯車3kと
噛々しており、歯車3jは操舵軸3aと一体に回
転し、歯車3kは操舵軸3bと一体に回転するよ
うに各操舵軸に固設されている。モータ3fは支
点3l,3mでケースに吊着され、支点3mは第
4図に示すように溝3n内に挿入され摺動自在な
状態でケース3pに吊着され、支点3lはモータ
3fが回動自在となる状態でケース3pに吊着さ
れている。2aは摺動子であり、一端が支点3m
に回動自在に取付けられ、他端は自由端となつて
おり、抵抗体2b上を摺動するようになつてい
る。またこの摺動子2aは支点3mに近い位置に
溝2cが設けられており、この溝2cにケース3
pに固定されている支点3qが摺動自在な状態で
挿入されている。摺動子2aの変位による抵抗値
変化は第1図のコントローラ4に供給され、コン
トローラ4は抵抗値変化量に応じてモータ3fを
回転させるようになつている。この場合、モータ
3fは操舵軸3a,3bと摺動子2aが第4図に
おいて同一線上にある時に回転する、摺動子2a
が操舵軸3a,3bからずれる方向によつて回転
方向が決まり、ずれる量によつて回転トルクが決
まるようになつている。なお摺動子2aと抵抗体
2bはトルクセンサ2を構成している。
このように構成された装置の動作は次の通りで
ある。先ずハンドル1を操作すると操舵軸3aが
回転するが今、操舵軸3aが若干(例えば10度程
度)回転した状態にあるとする。歯車3jは操舵
軸3aと一体に回転するようになつているので、
操舵軸3aと等量だけ回転する。歯車3jの回転
力は歯車3hおよび軸3gの反対側に取付けられ
た歯車3iを介して歯車3kに伝えられる。この
歯車3kと一体に回転する操舵軸3bは操向装置
6を駆動するようになつているので負荷が大きく
回転するには大きな力を必要とする。従つて入力
軸3aにある値以上の回転力が与えられるとトー
シヨンバー3cがねじられて出力軸3bおよび歯
車3kが動かないにもかかわらず入力軸3aおよ
び歯車3jは回転し、その結果、歯車3hが操舵
軸3aを中心として公転するので、モータ3fが
支点3lを中心として紙面裏方向(第4図の矢印
方向に回動する。
モータ3fの回動にともない摺動子2aが支点
3qを中心とした回動を行なうので、摺動子2a
は抵抗体2bの上を移動し、摺動子2aから抵抗
値変化信号が取り出される。こ時、支点3mから
支点3qまでの距離を支点3qから抵抗体2bま
での距離より短かくしておけば、抵抗体2b上の
摺動子2aの移動量はモータ3fの移動量よりも
拡大される。
この抵抗値変化が第1図のコントローラ4に伝
えられると、コントローラ4はモータ3fの軸3
gを抵抗値変化量に対応した力で回転させ、歯車
3h,3iを第4図の紙面右方向から見て左回転
させる(以下、注記のない時、回転方向は紙面右
方向から見たものとする)。この回転は歯車3k
に伝えられ、操舵軸3bがハンドル1と同一方向
すなわち右回転し、この回転が操向装置6に伝え
られると自動車は右旋回をする。この時、ハンド
ル1の操舵に必要な力は支点3lを中心にしてモ
ータ3fを回動させるために必要な力だけで良
く、つまりトーシヨンバー3cをねじる力だけで
良く、実際の操向力はモータ3fからのトルクに
よつて得ている。
コントローラ4からの制御によつてモータ3f
が左回転すると、歯車3hも同一方向に回転す
る。一方ハンドル1は運転者の手によつて支えら
れているので歯車3hが回転しても歯車3jは回
転しない。このため、モータ3fは第2図の紙面
表方向に向かう力が作用し、支点3lを中心にし
て回動するので、やがて摺動子2aは操舵軸3
a,3bと同一線上に並び、摺動子2aの抵抗体
2bと接触する位置が操舵前と同一個所になる。
この時、コントローラ4はモータ3fに供給する
電流を遮断するようになつているので、モータ3
fは回転を停止する。この状態から更にハンドル
1を回転させると前述したと同様の動作によつて
操舵軸3bがハンドル1と同一方向に回転し、施
回量が増加する。
定常円旋回時等の保舵時には車輪からの反力が
あり、この反力が操舵軸3bを介して歯車3i,
3hに回転力を与えるが、操舵軸3aに手で支え
られているハンドル1からの力が供給されている
ので歯車3jは回転せず、トーシヨンバー3cが
ねじられると共に歯車3hが歯車3jの周囲を公
転する。このためトルクセンサ2から出力が取り
出され、モータ3は継続してトルクを発生し、動
力操舵が保持される。ここで旋回から直進に移る
ために運転者がハンドル1に加えられていた力を
緩めると、操舵軸3bは車輪からの反力によつて
今までとは逆方向に回転するので、この回転が歯
車3k,3i,3h,3jに伝えられ、操舵軸3
aが逆方向に回転しハンドル1が操舵前の状態に
戻る。
以上は右施回時の動作であるが左旋回時も同様
に動作する。また、モータ3fまたはコントロー
ラ4が故障してモータ3fが駆動されない時でも
第5図に示すフエイルセイストツパ3dによつ
て、操舵軸3aの回転が操舵軸3bに伝えられる
ようになつている。
操舵軸3a,3bの回転量は瞬間最大でも1秒
間に約2回転程度であるからモータ3fの回転速
度も1秒間に4回転程度つまり240RPM程度で良
い。このような低回転速度時に大きなトルクを得
るためには直巻モータが適しており、またこのモ
ータは界磁石として永久磁石を使用していないの
で非通電時のロータ回転がなめらかであり、旋回
時から直進時に移る時のハンドルの戻りも従来の
動力操舵同様に良好である。さらにモータ3fの
回転数を低くしたことによつてハンドルの速い正
転、逆転の繰返しにも追従し、スラローム等の走
行に於ても従来提案されているモータ直接駆動の
動力操舵時におこるような応答遅れも発生しな
い。また操舵力和の検出もトーシヨンバーと電気
抵抗体を使用しており信頼性が高い。また電気抵
抗体のかわりに非接触の変位計を使用すれば一層
高い信頼性を得ることができる。
この装置の電気系統は第6図のようになつてお
り、第1図〜第4図と同一部分は同記号を用いて
いる。同図において、コントローラ4は操舵軸2
aの回転方向を検出する回転方向検出器400、
操舵軸2aの回転トルクを検出する回転トルク検
出器410、車速センサ9aからの信号に応じて
車速が大きくなるほどの振幅の小さくなる信号を
発生する車速信号発生器430、回超転トルク検
出器410および車速信号発生器430からの信
号の乗算を行ない、非操舵時はモータ3fの回転
を停止させ、操舵時は操舵トルクが多いほどまた
車速の遅いほどモータ3fの回転トルクが大きく
なるように制御するモータ制御回路440とから
構成されている。このうち、車速信号発生器43
0およびモータ制御回路440は回転トルク制御
回路を構成している。また、リレー5は回転方向
検出器400の出力信号に応じてモータ3fの回
転方向を制御する手段を構成している。
回転方向検出器400は抵抗401〜404、
コンパレータ406,407、トランジスタ40
8で構成されている。回転トルク検出器410は
抵抗411〜416、演算増幅器(以下オペアン
プと称する)417,418、ダイオード419,42
0、ツエナーダイオード421、トランジスタ4
22、FET423,424より構成され、ツエ
ナーダイオード421のツエナー電圧は電池7の
電圧Vの略2分の1に選ばれている。車速信号発
生回路430は抵抗431〜434、コンデンサ
435、オペアンプ436、入力信号のパルス数
が増加するほど出力電圧の減少するF−Vコンバ
ータ437で構成されている。モータ制御回路4
40は抵抗441、コンパレータ442、FET
443、トランジスタ444,445で構成され
ている。
このように構成された回路の動作は次の通りで
ある。トルクセンサ2は抵抗体2bの両端に電圧
Vの電池7が接続され、ハンドル1を左回転した
時は摺動子2aがアース側に、右回転した時は摺
動子2aは電源側に移動するようになつている。
このため、ハンドル1の右方向回転角をプラスに
とるとハンドル1を回転した時に摺動子2aから
得られる電圧は、第7図に示すように非操舵時は
V/2、右操舵はV/2より大きな電圧、左操舵
時はV/2より小さな電圧が得られる。
操舵に応じて発生した電圧は回転方向検出器4
00のコンパレータ406の非反転入力端子とコ
ンパレータ407の反転入力端子に供給される
が、非操作時はコンパレータ406,407が
「0」レベルの信号を発生するように抵抗401
〜404の値の設定しておく。このようにしてお
くと、右操舵時は摺動子2aの電圧が非操舵時よ
りも上昇するので、コンパレータ406の非反転
入力端子の電圧が反転入力端子の電圧よりも上昇
し、コンパレータ406は「1」レベルの信号を
発生する。左操舵時はコンパレータ407の反転
入力端子の電圧が非反転入力端子の電圧より低く
なり、今度はコンパレータ407が「1」レベル
の信号を発生する。コンパレータ406,407
の出力信号はFET423,424に供給されて
いるので、右操舵時はFET424がオンとなり、
左操舵時はFET423がオンとなる。
摺動子2aに発生した電圧はコンパレータ40
6,407に供給される他、回転トルク検出器4
10にも供給されている。回転トルク検出器41
0において、オペアンプ417,418は非操舵
時に電源電圧の略半分の電圧を出力するように各
定数を調整しておくと、右操舵時はトルクセンサ
2から発生する電圧が増加するのであるから、オ
ペアンプ417は第8図の実線に示すように操舵
トルクの増加に応じて増加する電圧を出力するの
で、トランジスタ422のコレクタ電圧は第9図
に示すようにベース電圧の増加すなわち、操舵ト
ルクの増加にともない減少する特性を呈する。こ
の時、オペアンプ418は第8図の一点鎖線に示
すように、操舵トルクの増加にともない減少する
電圧を発生するので、オペアンプ417の動作に
影響を与えない。この時、回転方向検出器400
のコンパレータ406は「1」レベルの信号を送
出しているのでFET424がオンとなつており、
トランジスタ422のコレクタ電圧の変化がモー
タ制御回路440に伝えられる。
また、左操舵時はトルクセンサ2から発生する
電圧が減少するので回転トルク検出器410のオ
ペアンプ418が第8図の実線に示す特性を呈す
るので、トランジスタ422はやはり第9図の特
性を呈する。そして、この信号はFET423を
介してモータ制御回路440に供給される。
一方、車速センサ9aは車速が大きくなるほど
繰返しパルス数の多い信号を発生し、F−Vコン
バータ437は入力パルス数が多くなるほど出力
電圧が減少するようになつているので、オペアン
プ436の非反転入力端子は車速が上昇するほど
電圧の減少する信号が供給される。このためオペ
アンプ436の反転入力端子の電圧は第10図に
示すように、車速の小さい時は振幅の大きな三角
波、車速の大きい時は振幅の小さな三角形を発生
する。
この信号は回転量検出器410によつて発生す
る第9図に示す特性の信号とともにモータ制御回
路440に供給されるので、非操舵時はFET4
43がオフとなつておりモータ制御回路440は
出力信号を発生せず、モータ3fは回転しない。
操舵が行なわれると操舵トルクが小さい時は第1
0図の一点鎖線aに示すようにコンパレータ44
2の反転入力端子に供給される電圧が大きいの
で、コンパレータ442はデユーテイ比の小さな
パルスを発生するが、操舵トルクが大きい時は一
点鎖線bで示すコンパレータ442の反転入力端
子に供給される電圧が小さいので、コンパレータ
442はデユーテイ比の大きな信号を発生する。
このため、デユーテイ比が小さい時すなわち操舵
トルクの小さい時はコンパレータ442の出力信
号の平均値が小さくなるので、モータ3fの回転
トルクが小さく、操舵倍力量も小さいが、操舵ト
ルクが大きい時はこれと反対にモータ3fの回転
トルクが大きく操舵倍力量も大きくなる。操舵ト
ルク一定で車速が変化したときも同様な動作によ
り、車速の小さい時はモータ3fの回転トルクが
大きく、車速の大きい時はモータ3fの回転トル
クが小さくなる。
そして、ハンドル1を左にまわした時に左旋回
するようにモータ3fの回転方向を決めておけ
ば、ハンドル1を右にまわした時、反転方向検出
器400のトランジスタ408がオンとなるので
リレー5が動作し、モータ3fに流れる電流の向
きが逆転し、モータ3fの回転方向が逆転し右旋
回が行なわれる。
第11図は他の構成で実現した動力操舵部10
およびトルクセンサ11の断面図である。同図に
おいて、10aは入力の操舵軸、10bは出力側
の操舵軸、10cはトーシヨンバー、10dはフ
エイルセイフストツパである。そして、入力側の
操作軸10aはバンドル1の回転力が伝えられる
ようになつており、また出力側の操舵軸10bに
回転は操向装置6に伝えられるようになつてい
る。トーシヨンバー10cの一端はピン10eに
よつて操舵軸3aに固定され、他端は操舵軸10
bの凹部に圧入されることにより操舵軸10bと
一体に回転するようになつている。10fはモー
タであり、その回転軸10gには歯車10hが一
体に回転するように固設されている。そして、歯
車10hは歯車10iを介して操舵軸10bと一
体に回転する歯車10jを駆動するようになつて
いる。操舵軸10bのトーシヨンバー10c側の
端部は歯車10kが操舵軸10bと一体に形成さ
れており、その歯車10kは歯車10lと噛合し
ており、歯車10lはその軸のうち操舵軸10b
側が外筐10mの凹部に回転自在な状態で挿入さ
れている。10nは操舵軸10aと一体に形成さ
れた歯車であり、この歯車10nは歯車10oと
噛合している。そして、歯車10oの軸のうち歯
車10l側はオルダム継手10pを介して歯車1
0lと結合しており、他端は可動体10qの凹部
に回転自在な状態で挿入されている。可動体10
qのうち歯車10oが挿入されていない側は突出
しており、その先端には断面凹状のセンサ部品1
1aが固設され、歯車10oが挿入されている側
は第11図のXII−XII断面図である第12図に示す
ように支持板10rに回転自在に挿入され、ま
た、この支持板10rは操舵軸10aに回動自在
に嵌め込まれている。外筐10mに設けられた孔
10sは紙面表裏方向に小判状に細長く穿設され
ており、可動体10qの突出部が紙面表裏方向に
移動できるようになつている。11bはセンサ部
品11aの凹部に突出しかつ、筐体10mに固設
されたセンサ部品であり、センサ部品11aとセ
ンサ部品11bとでトルクセンサ11を構成して
いる。
このように構成された装置の動作は次の通りで
ある。今ハンドル1を右回転させると操舵軸10
aが右回転し、この回転力が歯車10n,10
o,10lを介して歯車10kに伝えられる。こ
の歯車10kは操舵軸10bを介して操向装置6
を駆動するようになつているので負荷が大きい。
従つてトーシヨンバー10cがねじられて入力軸
10aと出力軸10bは相対回転変位を生じる。
そのために歯車10mと歯車10kも同様に相対
回転変位を生じ歯車10oがオルダム継手10p
上をすべりながら操舵軸10aを中心として紙面
裏方向に移動し、歯車10oの軸に挿入されてい
る可動体10qも歯車10oと一体に移動する。
このことにより、トルクセンサ11はセンサ部品
11aの移動量に対応した電気信号を発生し、こ
の信号はコントローラ4に供給されるので、コン
トローラ4は供給された信号に対応してモータ1
0fを回転させる。この時、モータ10fが紙面
右から見て右回転するようにしておけば(以後、
注記がない時は紙面右から見た回転とする)この
回転は歯車10iを介して歯車10jに伝えられ
るので、操舵軸10bが右回転する。したがつて
操舵軸10bは操舵軸10aと同一方向に回転
し、操作装置6を制御し、右旋回が行なわれる。
操舵軸10bが右回転すると、これと一体に形
成されている歯車10kも右回転し、この回転は
歯車10l、オルダム継手10pを介して歯車1
0oに伝えられる。この歯車10oは操舵軸10
aと一体に回転する歯車10nに噛合している
が、操舵軸10aはハンドル1に加えられた力に
よつて支えられているので、歯車10nは歯車1
0oによつて伝えられる回転力では回転せず、代
りに歯車10oが歯車10nの周面に沿つて紙面
裏側から表側に移動する。そして、歯車10lと
歯車10oの軸心が一致してセンサ部品11aが
元の位置まで戻るとトルクセンサ11から信号が
発生しなくなり、モータ3fの回転が停止し、こ
れに連動する各歯車の運動も停止する。
旋回が終了し、ハンドル1に加えられていた力
を緩めると歯車10nに与えられたハンドル1か
らの力がなくなる。このため、操向装置6から伝
えられる反力によつて操舵軸10bは左回転し、
歯車10lは右回転する。この時、歯車10lと
歯車10oは同一軸線上にあるので歯車10oも
歯車10lと同一方向に回転する。これによつて
操舵軸10aは左回転し、ハンドル1が元の位置
に戻される。
なお、ハンドル1を運転者から見て左に回転さ
せると以上の説明と逆の動作によつて左旋回が行
なわれる。また、電気回路はセンサ11が非接触
形に変つただけで第6図とほとんど同一回路で実
現できる。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明に係る動力舵取装
置は入力側の操舵軸と出力側の操舵軸とをトーシ
ヨンバーにて連絡し、入力側の操作軸と出力側の
操舵軸との両方に操舵軸と一体に回転する歯車を
設け、その歯車と両端が連結され操舵軸の回転ト
ルクに応じて相対変位させる変位部材を設け、可
動体を変位させるようにしたので、次のような効
果を有する。
(a) 従来のようにオイルを使用する必要がなくな
つたので、構成が簡単になり、経済性がよくな
つた。
(b) 操舵に追従して変位部材が直ちに変位するの
で、速いハンドルの切り返し追従する。
(c) クラツチを使用する必要がないので音が小さ
い。
(d) 歯車は1回転以上回転しても常に入力側と出
力側とを相対変位を生じさせながら回転相対変
位に応じて可動体を位置変位させる変位部材を
常に連結でき、かつ相対変位がなくなれば中立
となるので、機械的フイードバツクが簡単な構
成で得られるとともに、歯車により変位が拡大
でき、しかもガタを生じることなく精度良く制
御できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は動力舵取装置の構成を示すブロツク
図、第2図は第1図に示す動力操舵部3の一実施
例を示す断面図、第3図、第4図、第5図は第2
図に示す装置の−断面図、−断面図、
−断面図、第6図は第1図に示すコントローラ
4の一実施例を示す回路図、第7図〜第10図は
第6図に示す回路のうち操舵時におけるオペアン
プ417,418の出力電圧、回転トルク検出器
410の出力電圧を示すグラフおよび車速が変化
した時の車速信号発生回路430の出力信号波形
図、第11図は第1図における動力操舵部3の他
の実施例を示す断面図、第12図は第11図にお
けるXII−XII断面図である。 1……ハンドル、2……トルクセンサ、3……
動力操舵部、4……コントローラ、5……リレ
ー、6……操向装置、9a……車速センサ、3
a,3b,10a,10b……操舵軸、3f,1
0f……モータ、3h〜3k,10h〜10k,
10m,10o……歯車、3l,3m,3q……
支点、3n……溝、10p……オルダム継手、4
00……回転方向検出器、410……回転トルク
検出器、430……車速信号発生器、440……
モータ制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 操舵トルクに応じてモータを回転させ操向装
    置を駆動して動力操舵を行なう動力舵取装置にお
    いて、入力側の操舵軸と出力側の操舵軸とをトー
    シヨンバーにて連絡し、前記入力側の操舵軸と前
    記出力側の操舵軸との両方に操舵軸と一体に回転
    する歯車を設け、該両歯車と両端が連結され操舵
    軸の回転トルクに応じて相対変位する可動体を変
    位させる変位部材を設け、前記可動体を位置変位
    させこの位置変化量に応じた信号を発生するトル
    クセンサと、トルクセンサから信号が発生してい
    る期間その信号に応じたトルクでモータ回転を行
    なわせるコントローラと、モータの回転によつて
    駆動され位置変化を打消す方向に可動体を移動さ
    せる手段とを備えたことを特徴とする動力舵取装
    置。
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DE19843434495 DE3434495A1 (de) 1983-09-24 1984-09-20 Servolenkeinrichtung
FR8414459A FR2552387B1 (fr) 1983-09-24 1984-09-20 Commande assistee de direction en particulier pour vehicules automobiles

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