JPH0260218B2 - - Google Patents

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JPH0260218B2
JPH0260218B2 JP1757186A JP1757186A JPH0260218B2 JP H0260218 B2 JPH0260218 B2 JP H0260218B2 JP 1757186 A JP1757186 A JP 1757186A JP 1757186 A JP1757186 A JP 1757186A JP H0260218 B2 JPH0260218 B2 JP H0260218B2
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JP
Japan
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indium
layer
crystal semiconductor
mixed crystal
semiconductor layer
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Expired
Application number
JP1757186A
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English (en)
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JPS62174976A (ja
Inventor
Goro Sasaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Priority to EP86117164A priority patent/EP0228624B1/en
Priority to DE8686117164T priority patent/DE3688318T2/de
Priority to US06/939,716 priority patent/US4764796A/en
Priority to KR1019860010809A priority patent/KR900000073B1/ko
Priority to CA000525579A priority patent/CA1247755A/en
Publication of JPS62174976A publication Critical patent/JPS62174976A/ja
Publication of JPH0260218B2 publication Critical patent/JPH0260218B2/ja
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  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 イ 発明の目的 (a) 産業上の利用分野 本発明は、高周波回路−高速論理回路およびそ
れらの集積回路あるいは光集積回路などに用いら
れる電界効果トランジスタに関するものである。
(b) 従来の技術 従来より、第2図に示すようにインジウム−り
ん基板21上にアルミニウム−インジウム−ひ素
混晶半導体層22、ガリウム−インジウム−ひ素
混晶半導体層23、n型不純物が添加されたアル
ミニウム−インジウム−ひ素混晶半導体層24を
有し、該混晶半導体層24上にゲート電極25お
よびゲート電極25の両側に対向してソース電極
26およびドレイン電極27を有する電界効果ト
ランジスタが提案−試作されている(チエン(C.
Y.Chen)ほか、エレクトロン−デバイス−レタ
ーズ(IEEE Electron Device Letters)、EDL−
3巻、6号(1982年)、152頁)。該電界効果トラ
ンジスタにおいては、ガリウム−インジウム−ひ
素混晶半導体層23中に2次元電子層28が形成
され、該2次元電子層28がチヤネルとなつてソ
ース電極26とドレイン電極27の間に電流経路
が形成され、該2次元電子層28の電子密度をゲ
ート電極25に印加する電圧により制御すること
によりドレイン電流が変調され、トランジスタ動
作が実現される。ここで、前記構造における2次
元電子層28の電子移動度は室温で10000cm2/v
−sec以上であるため、前記電界効果トランジス
タは高い相互コンダクタンス−低雑音指数−高い
しや断周波数を有するものと期待されている。
(c) 発明が解決しようとする問題点 しかし、前記従来構造による電界効果トランジ
スタにおいては実際にトランジスタ動作に寄与す
るゲート電極25下の2次元電子層28とソース
電極26の間の抵抗すなわちソース抵抗が充分低
い値となつていなかつたために、このソース抵抗
により相互コンダクタンス−しや断周波数などが
低下し、また雑音指数が劣化する等トランジスタ
特性上種々の問題を生じていた。
ロ 発明の構成 (a) 問題点を解決するための手段 本発明では前記したトランジスタ特性上種々の
問題を生じるソース抵抗を効果的に低減するため
に、第1図の一実施例に示した様に従来緩衝層と
して基板上に設けられていたアルミニウム−イン
ジウム−ひ素混晶半導体層の代わりにインジウム
−りん層2を設け、少なくともソース電極5とゲ
ート電極7の間の領域にインジウム−りん層2に
達するまで不純物をイオン注入するとしたもので
ある。
(b) 作 用 ソース抵抗を低減するためには、ソース電極と
ゲート電極の間の領域に例えばシリコン−セレン
などの不純物をイオン注入し、ソース電極とゲー
ト電極下の2次元電子層との間の領域の抵抗を低
減させれば良い。この領域の抵抗は、第2図の従
来構造においては、2つのアルミニウム−インジ
ウム−ひ素混晶半導体層22,24およびガリウ
ム−インジウム−ひ素混晶半導体層23の各層の
並列抵抗に等しくなる。しかし、最上層のアルミ
ニウム−インジウム−ひ素混晶半導体層24は一
般に1000Å以下と非常に薄く、またアルミニウム
−インジウム−ひ素混晶半導体中の電子移動度は
100cm2/v−sec程度とガリウム−インジウム−ひ
素混晶半導体中の電子移動度に比べて一桁以上小
さいために、前記ソース抵抗は実質的にはガリウ
ム−インジウム−ひ素混晶半導体層23の抵抗に
等しくなる。しかし、該混晶半導体層23は一般
に1000Å程度と薄く、また低抵抗化のために1017
cm-3を越える不純物を注入するとイオン化不純物
散乱のために電子移動度が急激に低下し、効果的
にソース抵抗を低減することは困難である。本発
明では、第1図に示されている様にガリウム−イ
ンジウム−ひ素混晶半導体層3の下にインジウム
−りん層2が設けられ、この層に達するまで不純
物がイオン注入されている。インジウム−りんは
電子移動度が2000cm2/v−sec以上とアルミニウ
ム−インジウム−ひ素混晶半導体に比べて一桁以
上電子移動度が高く、またインジウム−りん層2
の厚さを1μm以上としても素子特性上何ら問題
を生じない。したがつて、本発明ではガリウム−
インジウム−ひ素混晶半導体層3の抵抗と並列に
より低抵抗のインジウム−りん層2よりなる導電
層を形成することができ、ソース電極5とゲート
電極7の下の2次元電子層8との間の領域の抵抗
すなわちソース抵抗を効果的に低減することがで
き、その結果電界効果トランジスタの相互コンダ
クタンス−雑音指数−しや断周波数を改善するこ
とができる。また、本発明では、高い加速電圧で
不純物をイオン注入を行ない、不純物が主として
インジウム−りん層2中に分布させることにより
ゲート電極5近傍の不純物密度を低く保つたまま
でソース抵抗を低減させることができる。ゲート
電極5近傍の不純物密度を低く保つことはゲート
耐圧を高くするために重要であり、本発明により
ゲート耐圧を劣化させずにトランジスタ特性を向
上させることができる。
(c) 実施例 第1図に本発明の一実施例である電界効果トラ
ンジスタの断面図を示す。この実施例では、半絶
縁性インジウム−りん基板1上にガスソース分子
線エピタキシヤル成長法あるいは有機金属気相成
長法(MOCVD法)によりインジウム−りん層
2、ガリウム−インジウム−ひ素混晶半導体層
3、アルミニウム−インジウム−ひ素混晶半導体
層4を形成する。ここで、インジウム−りん層2
は1015cm-3以下の不純物を含むn型もしくは1016
cm-3以下の不純物を含むP型であることが望まし
く、層厚は例えば1μm程度とし、ガリウム−イ
ンジウム−ひ素混晶半導体層3は不純物密度1016
cm-3以下とし、層厚は0.1μm程度とする。これら
の層の不純物密度および層厚の設計に際して重要
な点はインジウム−りん層2が空乏状態となるよ
うにすることである。アルミニウム−インジウム
−ひ素混晶半導体層4は不純物密度1018cm-3程度
のn型として層厚は例えば400Åとする。さらに、
シリコンなどのn型不純物をイオン注入法によ
り、例えば加速電圧100KeV以上で1014cm-2以上
注入することによりインジウム−りん層2まで達
するように注入し、例えば800℃10秒程度のアニ
ールを行なうことにより低抵抗領域9を形成す
る。さらに蒸着法により金−ゲルマニウムよりな
るオーミツク電極を形成し、合金化を行ないソー
ス電極5およびドレイン電極6を形成する。さら
に蒸着法などにより白金−金あるいはアルミニウ
ムなどよりなるゲート電極7を作製し、電界効果
トランジスタが完成する。
ハ 発明の効果 本発明によりソース抵抗の低減された電界効果
トランジスタを実現することができ、その結果高
相互コンダクタンス−高しや断周波数−低雑音指
数を有するトランジスタを実現することが可能と
なり、高周波増幅回路−高速論理回路およびそれ
らの集積回路−光集積回路の特性を改善すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である電界効果トラ
ンジスタの断面図であり、第2図は従来の電界効
果トランジスタの断面図である。 1:半絶縁性インジウム−りん基板、2:イン
ジウム−りん層、3:ガリウム−インジウム−ひ
素混晶半導体層、4:アルミニウム−インジウム
−ひ素混晶半導体層、5:ソース電極、6:ドレ
イン電極、7:ゲート電極、8:2次元電子層、
9:低抵抗領域、21:半絶縁性インジウム−り
ん基板、22:アルミニウム−インジウム−ひ素
混晶半導体層、23:ガリウム−インジウム−ひ
素混晶半導体層、24:n型不純物が添加された
アルミニウム−インジウム−ひ素混晶半導体層、
25:ゲート電極、26:ソース電極、27:ド
レイン電極、28:2次元電子層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基板上に在つて、インジウム−りん層を有
    し、該インジウム−りん層上にガリウム−インジ
    ウム−ひ素混晶半導体層を有し、該混晶半導体層
    上にアルミニウム−インジウム−ひ素混晶半導体
    層を有し、該混晶半導体層上にゲート電極を有
    し、ゲート電極の両側に対向してソース電極とド
    レイン電極を有し、少なくともソース電極とゲー
    ト電極の間の領域に前記インジウム−りん層に達
    するまで不純物がイオン注入されてなることを特
    徴とする電界効果トランジスタ。
JP61017571A 1985-12-19 1986-01-28 電界効果トランジスタ Granted JPS62174976A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61017571A JPS62174976A (ja) 1986-01-28 1986-01-28 電界効果トランジスタ
EP86117164A EP0228624B1 (en) 1985-12-19 1986-12-09 field effect transistor
DE8686117164T DE3688318T2 (de) 1985-12-19 1986-12-09 Feldeffekttransistor.
US06/939,716 US4764796A (en) 1985-12-19 1986-12-09 Heterojunction field effect transistor with two-dimensional electron layer
KR1019860010809A KR900000073B1 (ko) 1985-12-19 1986-12-17 전계효과트랜지스터
CA000525579A CA1247755A (en) 1985-12-19 1986-12-17 Field effect transistor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61017571A JPS62174976A (ja) 1986-01-28 1986-01-28 電界効果トランジスタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62174976A JPS62174976A (ja) 1987-07-31
JPH0260218B2 true JPH0260218B2 (ja) 1990-12-14

Family

ID=11947599

Family Applications (1)

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JP61017571A Granted JPS62174976A (ja) 1985-12-19 1986-01-28 電界効果トランジスタ

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JPS62174976A (ja) 1987-07-31

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