JPH0259477B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0259477B2
JPH0259477B2 JP57055981A JP5598182A JPH0259477B2 JP H0259477 B2 JPH0259477 B2 JP H0259477B2 JP 57055981 A JP57055981 A JP 57055981A JP 5598182 A JP5598182 A JP 5598182A JP H0259477 B2 JPH0259477 B2 JP H0259477B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
chord
signal
phoneme
sound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57055981A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58173796A (ja
Inventor
Akira Nakada
Eiichiro Aoki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP57055981A priority Critical patent/JPS58173796A/ja
Publication of JPS58173796A publication Critical patent/JPS58173796A/ja
Publication of JPH0259477B2 publication Critical patent/JPH0259477B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は人声音を発生する電子楽器に関し、
特に発生される人声音の音韻を演奏する和音の変
化に応じて変えるようにした電子楽器に関する。
最近、電子楽器において人の声すなわち人声音
を発生させて曲のバツクコーラスとするなどの試
みがなされている。この種の電子楽器は、種々の
方式により固定フオルマントフイルタを形成しそ
れを用いて人声音を発音するものであり、発音さ
れる人声音の音韻は上記のフイルタを適宜選択す
ることにより設定される。
ところで、同一の音韻の人声音を繰り返して聞
くと単調に感じ、しかも聞いているうちに音韻が
わかりにくくなるという傾向がある。そこで曲の
途中で音韻を切換えることが考えられるが、その
ためにはそのたびに音韻選択スイツチなどを操作
しなければならず、その操作が非常に煩わしくな
つてしまい電子楽器を演奏する上で好ましくな
い。
この発明は上記の点にかんがみなされたもの
で、和音(コード)は通常曲のフレーズごとに変
化することが多い点に着目し、押鍵演奏されてい
る和音が変化したときに人声音の音韻を変えるよ
うにしたものである。
以下図面に基づいてこの発明を説明する。
第1図はこの発明による電子楽器の一実施例を
示す基本構成ブロツク図である。鍵盤部1はたと
えば上鍵盤UK、下鍵盤LK、ペダル鍵盤PKを有
し、各鍵盤UK、LK、PKにおける押鍵操作は押
鍵検出部2により検出される。押鍵検出部2は鍵
盤部1で押圧されている鍵を検出し、押圧鍵を表
わす鍵情報(以下、キーコードKCで表わす)を
出力する。発音割当て部3は、押鍵検出部2から
加えられるキーコードKCに基づき鍵盤部1で押
圧されている各押圧鍵をそれぞれ複数の楽音発生
チヤンネルのいずれかに割り当てるもので、各チ
ヤンネルに割り当てた鍵を示すキーコードKCお
よび該鍵の押圧が持続しているかあるいは押圧が
解除されたかを示すキーオン信号KONを各チヤ
ンネルのチヤンネルタイミングに同期して時分割
的に出力する。ここで、キーコードKCはたとえ
ば押圧鍵が所属する鍵盤(UKまたはLKまたは
PK)を示す2ビツトの鍵盤コードK2,K1と、押
圧鍵のオクターブ音域を示す3ビツトのオクター
ブコードB3,B2,B1と、音名を示す4ビツトの
ノートコードN4,N3,N2,N1とからなる9ビ
ツトのデータである。また、キーオン信号KON
は鍵押圧が持続している間“1”であり、押圧が
解除される(離鍵される)と“0”になる信号で
ある。この発音割り当て部3から出力されるキー
コードKCおよびキーオン信号KONは一般楽音信
号形成部5およびボーカル音検出部6に供給され
る。
一般楽音信号形成部5は、発音割り当て部3か
ら時分割的に与えられるキーコードKCおよびキ
ーオン信号KONに応答して各チヤンネルに割り
当てられた鍵に対応する楽音信号をそれぞれ形成
し、この形成した各チヤンネルの楽音信号を適宜
ミキシングした後混合部8に出力する。また、ボ
ーカル音検出部6は、鍵盤部1で押圧されている
鍵のなかから人声音(ボーカル音)を発生させる
鍵を検出するもので、発音割当て部3から時分割
的に与えられるキーコードKCおよびキーオン信
号KONに基づき現在押圧中の鍵のなかから所定
の1ないし複数の鍵を検出し、検出した鍵に対応
してボーカル音キーコードVKCおよびボーカル
音キーオン信号VKONを出力しボーカル楽音信
号形成部7に供給する。このボーカル音検出部6
はたとえば第2図に示すように構成される。
第2図に示すボーカル音検出部6の実施例にお
いては、所定の鍵盤(UKまたはLKまたはPK)
で現在押圧中の鍵のなかから最高音押圧鍵に相当
する単一鍵を検出し、この最高音押圧鍵に対応し
てボーカル音キーコードVKCおよびボーカル音
キーオン信号VKONを出力するように構成され
ている。
第2図において、発音割当て部3から時分割的
に与えられる各チヤンネルのキーコードKCおよ
びキーオン信号KONのうち鍵盤コードK2,K1
デコータ61に入力され、またオクターブコード
B3〜B1、ノートコードN4〜N1およびキーオン信
号KONはゲート62に入力される。デコーダ6
1では鍵盤コードK2,K1をデコードして各チヤ
ンネルに割り当てられている鍵の所属鍵盤を示す
上鍵盤信号U、下鍵盤信号L、ペダル鍵盤信号P
を出力し、これらの信号U,L,Pをアンドゲー
トA1,A2,A3の一方の入力端子にそれぞれ供給
する。アンドゲートA1,A2,A3の他方の入力端
子には上鍵盤選択スイツチSU、下鍵盤選択スイ
ツチSL、ペダル鍵盤選択スイツチSPの各出力信号
がそれぞれ加えられている。この場合、選択スイ
ツチSU,SL,SPはこのボーカル音検出部6にお
いて最高音押圧鍵を検出するに際し、どの鍵盤の
押圧鍵の中から検出するかを選択するものであ
る。たとえば選択スイツチSUがオンされると、
そのスイツチSUの出力信号が“1”となること
によりアンドゲートA1が動作可能となつてデコ
ーダ61から出力されると上鍵盤信号Uをオアゲ
ートG1を介してゲート62のイネイブル端子E
に加え、ゲート62を導通状態にする。従つて、
この場合には、上鍵盤UKの鍵が割り当てられて
いるチヤンネルのキーコードKCおよびキーオン
信号KONが与えられると、デコーダ61からこ
のチヤンネルのチヤンネルタイミングにおいて上
鍵盤信号U(“1”信号)が出力されることによ
り、ゲート62が導通して該チヤンネルのオクタ
ーブコードB3〜B1、ノートコードN4〜N1および
キーオン信号KONを通過させる。すなわち、上
鍵盤UKのチヤンネルに関するオクターブコード
B3〜B1、ノートコードN4〜N1およびキーオン信
号KONのみがゲート62で選択されて最高音検
出回路63に加えられる。また、選択スイツチSL
またはSPがオンされた場合には、上記と同様にし
て下鍵盤LKまたはペダル鍵盤PKの鍵が割り当て
られているチヤンネルのオクターブコードB3
B1、ノートコードN4〜N1およびキーオン信号
KONがゲート62で選択されて最高音検出回路
63に加えられる。なお、選択スイツチSU,SL
SPにおいて複数のスイツチが同時にオンされた場
合にはオンされた選択スイツチに対応する各鍵盤
のチヤンネルに関するオクターブコードB3〜B1
ノートコードN4〜N1、キーオン信号KONが全て
選択されて最高音検出回路63に加えられるよう
になる。
最高音検出回路63では、ゲート62から加え
られるオクターブコードB3〜B1、ノートコード
N4〜N1、およびキーオン信号KON(選択スイツ
チSU,SL,SPのうちオンされているスイツチに
対応する鍵盤に関するもの)の中から現在押圧中
の鍵で最高音押圧鍵に対応するオクターブコード
B3〜B1、ノートコードN4〜N1を検出する。この
検出は加えられるオクターブコードB3〜B1、ノ
ートコードN4〜N1を各チヤンネルのチヤンネル
タイミングが1巡する間に順次比較することによ
り行なわれ、比較の結果検出された最高音押圧鍵
のオクターブコードB3〜B1、ノートコードN4
N1は次のチヤンネルタイミングの1サイクルの
間記憶され、ボーカル音キーコードVKCとして
出力される。また、最高音検出回路63において
は、上述の最高音押圧鍵検出に関連してボーカル
音キーオン信号VKONが形成され、この信号
VKONは最高音押圧鍵が検出されて「0」以外
の何らかの値をもつボーカル音キーコードVKC
が出力されているときは押鍵を示す“1”とな
り、最高音押圧鍵が検出されなくなつて該キーコ
ードVKCの内容が「0」になると離鍵を示す
“0”となる。このボーカル音キーオン信号
VKONは検出される最高音押圧鍵が変更された
とき(すなわちキーコードVKCの内容が変化し
たとき)には所定の短時間の間“0”となる。こ
れは、キーオン信号VKONを短時間“0”とす
ることにより後述するボーカル楽音信号形成部7
において形成するボーカル楽音信号を古い最高音
押圧鍵に関するものから新しい最高音押圧鍵に関
するものへ切換えるに際しその区切りを明瞭にす
るためである。
このようにして、ボーカル音検出部6から出力
されるボーカル音キーコードVKCおよびボーカ
ル音キーオン信号VKONはボーカル楽音信号形
成部7に供給される。
一方、和音検出部4は下鍵盤LKで押鍵演奏さ
れている和音を検出するもので、押鍵検出部2か
ら出力されるキーコードKCのうち下鍵盤LKの押
圧鍵に関するキーコードKCのノートコードN4
N1が示す音名の組合せから下鍵盤LKで演奏され
ている和音を検出してその根音および種類(メジ
ヤ、マイナ、セブンスなど)を示す和音データ
CHDを出力するものであり、この和音検出部4
の詳細はたとえば特開昭53−32711号に開示され
ている。
和音変化検出部14は和音検出部4から出力さ
れる和音データCHDを用いて演奏されている和
音が変化したことを検出するもので、具体的には
第3図に示すように和音データCHDを一定時間
遅延させる遅延回路10aと、遅延前の和音デー
タCHDと遅延後の和音データCHD′とを比較し両
者が異なつているとき音韻切換信号Pを出力する
比較回路10bとにより構成されている。
ボーカル楽音信号形成部7は、ボーカル音キー
コードVKCおよびボーカル音キーオン信号
VKONに基づき所定の人声音に対応した楽音信
号を形成して出力し、形成する楽音信号の音韻は
和音変化検出部10から与えられる音韻切換信号
Pによつて変更される。ボーカル楽音信号形成部
7においては、和音変化検出部10から音韻切換
信号Pが出力されるたびに人声音の各種音韻に対
応した楽音信号を予め定めた順序で周期的にまた
は任意の順序で発生する。従つて、下鍵盤LKで
演奏される和音が変化すればそれに対応してこの
楽音信号形成部7において形成される楽音信号の
音韻も変化することになる。なお、この楽音信号
形成部7で形成される楽音信号の音高(ピツチ)
はキーコードVKCが示す最高押圧鍵に対応する
ものである。
このボーカル楽音信号形成部7から出力される
人声音の楽音信号は混合部8に供給され、ここに
おいて一般楽音信号形成部5から出力される各押
圧鍵に対応した楽音信号とミキシングされた後ア
ンプ、スピーカなどからなるサウンドシステム9
に入力されて楽音として発音される。
こうして鍵盤部1での押鍵操作中下鍵盤LKで
演奏される和音が変化すれば、発音される人声音
の音韻も自動的に変化する。
次に、ボーカル楽音信号形成部7の具体的構成
および動作について説明する。
第4図はボーカル楽音信号形成部7をデイジタ
ルフイルタを用いて構成した例を示す。音韻切換
制御回路71は、和音変化検出部10からの音韻
切換信号Pに基づき発音すべき人声音の音韻を選
択する音韻選択信号Sをアドレス信号発生部72
とセレクタ74とに供給する。この音韻切換制御
回路71は第5図イに示すように、音韻切換信号
PをカウントするN進カウンタ71aと、このN
進カウンタ71aのカウント値(「1」〜「N」)
を解読するデコーダ71bとにより構成される
か、または、同図ロに示すように、値「1」〜
「N」をランダムで発生する乱数発生器71cと、
音韻切換信号Pを受けたとき乱数発生器71cか
ら発生する乱数データをラツチするラツチ回路7
1dと、ラツチ回路71dでラツチされ出力され
るデータを解読するデコーダ71eとにより構成
される。第5図イに示した構成の音韻切換制御回
路71によれば、下鍵盤LKで演奏される和音が
変化するごとにデコーダ71bの出力信号が順次
変化していきその出力信号に対応して音韻選択信
号Sの内容も所定の順序(たとえばア、ウ、オ、
ラ、ル、ワの順)で順次変化することになる。そ
して、音韻選択信号Sが予め定めた音韻の数だけ
変化すると再び最初の音韻選択信号Sにもどりそ
れ以後は同じパターンを繰返す。これに対して、
同図ロに示した構成の音韻切換制御回路71で
は、下鍵盤LKで演奏される和音が変化するごと
にその時乱数発生器71cから無秩序に発生され
ている値に対応した音韻選択信号Sが出力され
る。従つて、この場合、音韻の指定順序は全く無
秩序である。
アドレス信号発生部72は、この音韻選択信号
Sとボーカル音検出部6から出力されるボーカル
音キーオン信号VKONとに基づき、各音韻ごと
に係数メモリ73に記憶されている係数データを
それぞれ読み出すためのアドレス信号ADRを出
力する。このアドレス信号発生部72の一実施例
を第6図に示し、その動作を第7図および第8図
に基づいて説明する。
第6図において、音韻切換制御回路71から音
韻選択信号Sがアドレス信号発生部72に入力さ
れると、アタツクパルス発生回路11からは人声
音の立上り状態を規制するアタツクパルスAPが、
またデイケイパルス発生回路12からは人声音の
立下り状態を規制するデイケイパルスDPが、さ
らにサステインアドレスメモリ13からは人声音
の持続部分を形成するための係数データを係数メ
モリ73から読み出すアドレスを指定するサステ
インアドレスASがそれぞれ発生される。この場
合、アタツクパルスAPおよびデイケイパルスDP
の周期は選択信号Sが指示する音韻に応じてそれ
ぞれ設定されるもので、アタツクパルス発生回路
11およびデイケイパルス発生回路12はたとえ
ば選択信号Sにより発振周波数が制御される発振
器で構成される。またサステインアドレスメモリ
13は上述のサステインアドレスASを各音韻に
対応して各アドレスに記憶しているもので、選択
信号Sがアドレス信号として入力されることによ
り該信号Sが指示する音韻に対応したサステイン
アドレスASを読み出す。
さて、ボーカル音検出部6から第7図イに示す
ようなボーカル音キーオン信号VKONがアドレ
ス信号発生部72に入力すると、微分回路14に
よりその立上りが微分されてキーオンパルス
KNPが出力される。このキーオンパルスKNPに
より(N+1)進カウンタ18がリセツトされる
とともにRSフリツプフロツプ17がセツトされ
る。これにより、アンドゲートA4のアンド条件
が成立してアタツクパルスAPがアンドゲート
A4、オアゲートG4を介してカウンタ18に入力
されるので、カウンタ18はアタツクパルスAP
をカウントし始める。なお、このとき、アンドゲ
ートA5は後述するようにRSフリツプフロツプ1
6がリセツトされているので、そのアンド条件は
成立せずデイケイパルスDPはカウンタ18には
供給されない。
第8図はカウンタ18のカウント値の時間的変
化を示しており、カウンタ18はアタツクパルス
APをカウントしていき、そのカウント値をアド
レス信号ADRとして係数メモリ73に送出する。
カウンタ18のカウント値がサステインアドレス
メモリ13から出力されているサステインアドレ
スASに等しくなつたとき、比較器19から一致
信号EQが出力され、RSフリツプフロツプ16が
リセツトされる。その結果、アンドゲートA4
アンド条件が成立しなくなり、アタツクパルス
APはカウンタ18に供給されず、カウンタ18
のカウント値はサステインアドレスASで停止し
たままとなる。このカウント値(AS)はアドレ
ス信号ADRとして出力され続ける。この状態は
ボーカル音キーオン信号VKONが立下るまで継
続する。ボーカル音キーオン信号VKONが立下
ると微分回路15がその立下りを検出してキーオ
フパルスKFPを出力する。その結果、RSフリツ
プフロツプ17がセツトされるためアンドゲート
A5のアンド条件が成立し、デイケイパルス発生
回路12から発生するデイケイパルスDPがカウ
ンタ18に入力される。これによりカウンタ18
は上述のカウント値(AS)からデイケイパルス
DPのカウント動作を行なう。この間カウンタ1
8のカウント値はやはりアドレス信号ADRとし
て係数メモリ73に送出されている。その後カウ
ンタ18のカウント値が最大値N(全ビツトが
“1”)に達すると、アンドゲートA6のアンド条
件が成立し、RSフリツプフロツプ17がリセツ
トされる。その結果デイケイパルスDPのカウン
タ18への入力が停止し、カウンタ18のカウン
ト値は最大値Nになつたまま停止し、アドレス信
号ADRとしてこのカウント値Nが係数メモリ7
3に送出され続ける。
再び第3図にもどつて説明すると、一般に人声
音は有声音とを合成し、固定フオルマントフイル
タを通過させて作るので、そのために係数メモリ
73には、人声音として発生させたい音韻(たと
えば「ア」、「ウ」、…「ル」、「ワ」など)の楽音
を形成するのに必要な有声音および無声音の振幅
係数と、フオルマント特性を決めるパーコール
(Parcor)係数とを各音韻ごとにメモリ73a,
73b…に予め記憶してある。そこで、アドレス
信号発生部72から第7図ロに示したようなアド
レス信号ADRが出力されると、係数メモリ73
の各音韻に対応したメモリ73a,73b…の各
アドレス「0」〜「N」にそれぞれ記憶されてい
る第7図ハ,ニ,ホにそれぞれ示すような有声振
幅係数、無声振幅係数、パーコール係数がアドレ
ス信号ADRに従つて順次読み出され、セレクタ
74の入力端子1〜Nにそれぞれ供給される。セ
レクタ74では、係数メモリ73から各音韻に対
応してそれぞれ出力されている無声振幅係数、有
声振幅係数、パーコール係数のうち音韻切換制御
回路71からの音韻選択信号Sに基づき予め定め
た音韻に対応する係数(無声振幅係数、有声振幅
係数、パーコール係数)のみを選択し出力する。
この場合、選択された音韻がたとえば「ア」とい
う音韻のような有声音ならば無声振幅係数は常に
零に設定され、またたとえば「パ」とか「タ」と
いう音韻のように音の立上り時に無声音が混じる
ようなものならば、有声振幅係数は第7図ハに示
すように時間とともにゆつくり増大し、無声振幅
係数は同図ニに示すように最初の立上り時の比較
的短時間の間だけ急激なピークを有しその後は零
となるように設定される。なお、パーコール係数
は同図ホに示すように音の立上り部分および立下
り部分において時間的に変化するように設定され
る。
人声音を形成する有声音と無声音のうち、無声
音信号はその音源となるノイズ音源75から出力
されるノイズ信号と、セレクタ74から出力され
る無声音振幅係数とを乗算器76で乗算して作
る。一方、有声音信号は次のようにして作る。ま
ず鍵盤部1の各鍵に対応した周波数ナンバF(定
数)を各アドレスに予め記憶したたとえばROM
により構成される周波数情報メモリ77から、ボ
ーカル音キーコードVKCにより指定されるアド
レスに記憶されている周波数ナンバFを読み出
す。周波数情報メモリ77から読み出された周波
数ナンバFはアキユムレータ78において一定時
間ごとに逐次累積され、その累算値が音源波形メ
モリ79のアドレス信号として出力される。音源
波形メモリ79には、有声音を形成する基本波形
(たとえば非対称三角波の1周期分)を複数のサ
ンプル点に分割した各サンプル点における振幅値
がデイジタルデータとして各アドレスに記憶され
ており、この振幅値はアキユムレータ78から出
力されるアドレス信号に基づいて順次読み出され
る。音源波形メモリ79から読み出された有声音
源信号は乗算器80においてセレクタ74から出
力される有声振幅係数と乗算されて有声音信号と
なる。こうして形成された有声音信号は乗算器7
6から出力される無声音信号と加算器81におい
て加算され、デイジタルフイルタ82に供給され
る。デイジタルフイルタ82は、たとえば特開昭
56−125798号に開示されているように、音韻のフ
オルマントを複数個の乗算器と、加算器と、メモ
リとにより構成された複数個のフイルタから成
り、そのフイルタ特性をセレクタ74からのパー
コール係数により制御して所定の音韻に対応した
人声音信号(ボーカル楽音信号)を形成する。デ
イジタルフイルタ82から出力されるデイジタル
人声音信号はD/A変換器83によりアナログボ
ーカル楽音信号に変換される。
こうしてボーカル楽音信号形成部7から発生さ
れたボーカル楽音信号は、第1図に示すように一
般楽音信号形成部5から発生された楽音信号と混
合部8において混合され、増幅されてサウンドシ
ステム9から発音される。
第9図はある曲の主旋律と和音とを表わした楽
譜で、和音としてAn(Aマイナ)、Dn(Dマイ
ナ)、E7(Eセブンス)の3種類が使われている。
鍵盤部1の上鍵盤UKで主旋律を演奏し、下鍵盤
LKで和音を演奏すると、和音検出部4で押鍵検
出部2から出力するキーコードKCから現在演奏
されている和音を示す和音データCHDが出力さ
れる。演奏される和音が変化し和音データCHD
が変化すると、和音変化検出部10はその変化を
検出し音韻切換信号Pを出力する。ボーカル楽音
信号発生部7の音韻切換制御回路71は、この音
韻切換信号Pを受けて異なる音韻を選択する音韻
選択信号Sを出力する。この音韻選択信号に応じ
て所定の音韻の人声音を発生する動作については
すでに説明したとおりである。こうして和音が変
化するごとに第9図に示すように発音される人声
音の音韻を所定の順序(ア→ウ→オ→ラ→ル→
ワ)で(あるいはランダムに)変化させることが
できる。
第10図、第12図および第13図はボーカル
楽音信号形成部7の他の実施例を示す。
第10図はアナログフイルタを用いてボーカル
楽音信号形成部7を構成した実施例で、この実施
例はアナログフイルタを構成する複数のバンドパ
スフイルタの中心周波数および共振特性を各音韻
に対応して制御して人声音を形成するようにした
ものである。この実施例は人声音をアナログ処理
により発生するもので、そのために第4図に示し
たデイジタルフイルタを用いた実施例における乗
算器76,80の代りに電圧制御型可変利得増幅
器(VCA)21および22を用い、アナログフ
イルタ24を中心周波数がf1、f2、f3、共振特性
がfB1、fB2、fB3の第11図に示すような周波数特
性のバンドパスフイルタBPF1,BPF2,BPF3
構成している。また、係数メモリ73には、各音
韻(「ア」、「ウ」…「ル」、「ワ」)ごとにその音韻
に対応したホルマント特性を合成するのに必要な
バンドパスフイルタBPF1,BPF2,BPF3の各々
の中心周波数f1、f2、f3と、共振特性fB1、fB2、fB3
と、有声振幅係数および無声振幅係数とがアナロ
グ値で記憶されている。
第4図の実施例について説明したように、音韻
切換制御回路71から出力される音韻選択信号S
とボーカル音検出部6から出力されるボーカル音
キーオン信号VKONとに基づいてアドレス信号
発生部72からアドレス信号ADRが出力される
と、係数メモリ73から各音韻ごとに中心周波数
f1、f2、f3、共振特性fB1、fB2、fB3、有声振幅係数
Yおよび無声振幅係数Mのアナログデータが読み
出されセレクタ74の入力端子1〜Nに入力され
る。セレクタ74は音韻切換制御回路71からの
音韻選択信号Sに基づき所定の音韻に関する上記
アナログデータを選択して出力する。音源信号発
生回路20は第4図に示した実施例における周波
数情報メモリ77と、アキユムレータ78と、音
源波形メモリ79に対応する構成から成り、異な
る点は音源波形メモリ79に記憶される音源波形
がアナログ値として記憶され処理される点であ
る。従つて、音源信号発生回路20は、ボーカル
音検出部6からのボーカル音キーコードVKCに
基づきアナログ有声音源信号を出力する。この有
声音源信号はセレクタ74からの有声振幅係数Y
に基づき利得制御されるVCA21により振幅制
御されて有声音信号となる。一方、アナログ構成
のノイズ音源75により発生された無声音源信号
はやはりセレクタ74からの無声振幅係数Mに基
づき利得制御されるVCA22により振幅制御さ
れて無声音信号となる。こうして得られた有声音
信号と無声音信号は加算器23で加算され、アナ
ログフイルタ24に供給される。アナログフイル
タ24を構成するバンドパスフイルタBPF3のフ
イルタ特性はセレクタ74から出力される中心周
波数f3および共振特性fB3を設定するアナログデー
タによりフイルタ特性が制御され、同様にバンド
パスフイルタBPF2およびBPF1のフイルタ特性は
セレクタ74からの中心周波数f2、f1と共振特性
fB2、fB1を設定するアナログデータにより制御さ
れ、これら3つのバンドパスフイルタBPF3
BPF2,BPF1で第11図に示すようなフオルマン
ト特性が得られる。セレクタ74から出力される
中心周波数および共振特性のアナログデータは時
間的に変化するのでアナログフイルタ24のフオ
ルマント特性も時間的に変化し高品質のボーカル
楽音信号が得られる。
下鍵盤LKにより演奏される和音の変化は和音
変化検出部10により検出され、その結果和音変
化検出部10から出力される音韻切換信号Pにし
たがつて音韻選択信号Sが変化する。セレクタ7
4はこの選択信号Sに対応する音韻に関する中心
周波数、共振特性、音声および無声振幅係数のア
ナログデータを選択し、VCA21,22の利得
およびアナログフイルタ24のフイルタ特性を制
御することによりその音韻に対応するボーカル楽
音信号が形成される。
上記実施例におけるアナログフイルタ24は3
つのバンドパスフイルタBPF3,BPF2,BPF1
直列に接続した例であるが、それらを並列に接続
し、各バンドパスフイルタのフイルタ特性とそれ
らの出力のレベルを各音韻ごとに制御するように
してもボーカル楽音信号を形成することができる
(たとえば特開昭55−77799号公報参照)。
第12図は高調波合成方式を用いてボーカル楽
音信号形成部7を構成した実施例で、この実施例
は人声音を形成するのに高調波成分発生回路を用
い高調波成分の振幅を所定の音韻に対応して制御
するようにしたものであり、たとえば特開昭55−
21063号に示されている。
周波数情報メモリ30には第4図に示した実施
例における周波数情報メモリ77と同様に鍵盤部
1の各鍵の音高に対応した周波数ナンバFが記憶
されており、ボーカル音検出部6からのキーコー
ドVKCによりアドレスされると最高音押下鍵の
音高に対応した周波数ナンバFが読み出される。
高調波成分発生回路31は周波数情報メモリ30
から出力される周波数ナンバFに基づき各高調波
の正弦振幅値sinπ/wnqF(n=1、2、3…w、 q=1、2、3…)を時分割で発生する。乗算器
32は高調波成分発生回路31から発生される高
調波の次数n(1〜w)と周波数情報メモリ30
から読み出される周波数ナンバFとを乗算し、そ
の乗算値nFを各高調波成分の周波数を示す周波
数信号nFとして出力する。振幅情報発生回路3
3は乗算器32から出力される周波数信号nFに
基づいて予め定めた音韻(図示した例では「ア」、
「ウ」、…「ル」、「ワ」)に対応する各フオルマン
ト周波数の振幅レベルを示す振幅情報を各音韻ご
とに振幅情報メモリ33a,33b,…から並列
的に出力する。すなわちこれらの各メモリ33
a,33b,…にはそれぞれ所定の音韻に対応し
たフオルマント特性における各周波数の振幅レベ
ルがデイジタル値で記憶されており、乗算器32
からの周波数信号nFによりアドレスされるとそ
の記憶内容が読み出される。一方、音韻切換制御
回路34は第4図に示した実施例における音韻切
換制御回路71と同じように、和音変化検出部1
0(第1図参照)から音韻切換信号Pが出力され
るごとに変化する音韻選択信号Sを出力する。セ
レクタ35は第3図のセレクタ74と同様の機能
を実行し振幅情報発生回路33から並列的に出力
される各音韻に関する振幅情報のうち音韻切換制
御回路34からの選択信号Sに基づいて所定の振
幅情報を選択して高調波成分発生回路31から出
力される高調波成分に対する振幅係数として出力
する。一方、音韻選択信号Sはエンベロープ波形
発生回路36にも供給されており、このエンベロ
ープ波形発生回路36にボーカル音検出部6から
ボーカル音キーオン信号VKONが入力されると、
音韻選択信号Sが指示する音韻に対応するエンベ
ロープ波形信号が発生される。エンベロープ波形
信号は音韻ごとに波形の立上り、持続レベル、立
下りなどが異なる。セレクタ35から出力される
振幅係数とエンベロープ波形発生回路36から発
生されるエンベロープ波形信号とは乗算器37に
より乗算され、振幅係数にエンベロープ特性が付
与される。こうして振幅エンベロープが付与され
た振幅係数と高調波成分発生回路31から出力さ
れる各高調波成分の正弦振幅値sinπ/wnqFとが高 調波振幅乗算器38により乗算され、各高調波の
振幅値として出力される。楽音信号形成回路39
は高調波振幅乗算器38から時分割出力される各
高調波の振幅値を各サンプル点ごとに順次累算
し、この累算値を対応するアナログ信号に変換
し、このアナログ信号をボーカル楽音信号として
出力する。なお、この実施例における各部の具体
的構成およびその動作は前述した特開昭55−
21063号公報に示されているのでここでは省略す
る。
第13図は周波数変調方式を用いてボーカル楽
音信号形成部7を構成した実施例で、この実施例
はたとえば特開昭55−18623号に示されている。
第12図の高調波合成方式を用いた実施例の場
合と同じように、ボーカル音検出部6から周波数
情報メモリ40にボーカル音キーコードVKCが
入力されると、周波数ナンバFが読み出される。
一方、前述した実施例と同様に、和音変化検出部
10から音韻切換信号Pが出力されるごとに音韻
切換制御回路44から出力される音韻選択信号S
が変化する。フオルマント情報メモリ46には、
人声音として発音させたい各音韻(「ア」、「ウ」
…「ワ」など)のフオルマント特性を形成するの
に必要なデータとしてのフオルマントの中心周波
数に関するデータRC、フオルマントのレベルに
関するデータA(t)およびフオルマントの広が
り(幅)に関するデータI(t)が各音韻にそれ
ぞれ対応して記憶されており、アドレス信号発生
部45からのアドレス信号ADRによりこれらの
データが読み出され、セレクタ47の入力端子1
〜Nに入力される。フオルマント形成部41は全
体のフオルマント特性における各部分を担当する
n個のフオルマント形成回路FC1,FC2,…FCo
により構成されており、それぞれ上述のフオルマ
ント形成用データRC,A(t),I(t)および周
波数ナンバFに基づき所定の演算をしてフオルマ
ント成分信号を形成して出力する。なお、フオル
マント形成回路FC1〜FCoの数は実現しようとす
る音韻のフオルマントの数だけ設ければよく、た
とえば人声音を合成しようとする場合にせいぜい
3つでよい。なお、各フオルマント形成回路FC1
〜FCoの具体的構成およびその動作は上述の特開
昭55−18623号公報に詳細に示されているのでこ
こでの説明は省略する。こうして各フオルマント
形成回路FC1〜FCoで形成されたフオルマント成
分信号は加算器42により加算されてデイジタル
ボーカル楽音信号となる。このデイジタルボーカ
ル楽音信号はD/A変換器43によりアナログの
ボーカル楽音信号に変換される。
なお、人声音の楽音信号を発生する手段として
は、以上説明した各種方式のほかに所望の音韻の
人声音の波形そのものを直接波形メモリに記憶
し、それを読み出すようにしてもよい。この場
合、波形メモリに人声音の波形を記憶する方式と
しては、PCM(パルス符号変調)、APCM(適応
パルス符号変調)、DPCM(差分パルス符号変
調)、ADPCM(適応差分パルス符号変調)、DM
(デルタ変調)、LPCM(線形パルス符号変調)な
ど各種の方式があるがいずれを用いてもよい。さ
らに、このような記憶方式においては、各音高ご
とに上述した人声音波形を記憶した波形メモリを
設けるようにすれば一層自然な人声音が得られ
る。
なお、上述した実施例では、和音変化検出とし
て和音の根音および種類の両方の変化を検出する
ようにしたが、根音の変化のみあるいは和音種類
の変化のみのどちらか一方だけを検出して人声音
の音韻を切り換えるようにしてもよい。この場合
には和音検出部4は和音の根音または種類のどち
らか一方だけを検出すればよい。また、上述した
実施例では、演奏される和音の変化を検出するの
に和音検出部4と和音変化検出部10を用いた
が、その代りに、押鍵検出部2から出力される下
鍵盤LKに関するキーコードKCに基づき下鍵盤
LKで新たな鍵が押鍵されたことを検出すること
により和音変化を検出するようにしてもよい。こ
の場合、和音演奏は、和音の各構成音に対応する
鍵を実際に押鍵することにより行なうものは勿論
のこと、さらに和音の根音等に対応する鍵のみを
押鍵することにより自動的に和音演奏を行なうも
のであつてもよい。また、上記実施例では発音す
る人声音として各押下鍵のうちの最高音押下鍵に
対応する1音のみとしたが、最高音押下鍵の代り
に最低音押下鍵に対応して人声音を発音するよう
にしてもよいし、押下鍵のすべて(あるいは複数
の一部)に対応して人声音を発音するようにして
もよい。さらにまた、発音される人声音の音域を
押下鍵の音域とは異ならせてもよい(例えば人声
音を押下鍵の音域より1オクターブ上または下の
音域で発音させる)。さらにまた、鍵盤部1にお
いて押鍵されている鍵の数(同時押鍵数)を検出
して人声音の音韻や音量を制御するようにしても
よい。さらにまた、上記実施例において一般楽音
信号形成部7を適宜省略して人声音のみを発音す
るようにしてもよい。
また、この発明は鍵盤部が1段鍵盤からなる電
子楽器にも適用できるものである。この場合に
は、例えば1段の鍵盤を鍵域分割してメロデイ演
奏および和音演奏を行なうようにするとよい。
以上説明したように、この発明においては、発
音される人声音の音韻を演奏されている和音が変
化することに自動的に変化するようにしたので、
煩わしいスイツチ操作なしに人声音の音韻を自動
的に変化させることができ、変化に富む人声音の
発音が可能となつて電子楽器の演奏性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による電子楽器の概略構成を
示すブロツク線図、第2図はこの発明による電子
楽器に用いるボーカル音検出部の一実施例の回路
構成を示すブロツク線図、第3図は和音変化検出
部の一実施例のブロツク線図、第4図はこの発明
による電子楽器に用いるボーカル楽音信号形成部
の一実施例を示すブロツク線図、第5図は音韻切
換制御回路の異なる2つの実施例のブロツク線
図、第6図は第4図に示したボーカル楽音信号形
成部に用いるアドレス信号発生部の一実施例を示
すブロツク線図、第7図および第8図は第6図に
示したアドレス信号発生部の動作説明図、第9図
はこの発明による電子楽器により発音される人声
音の音韻を楽譜との関係において示した図、第1
0図はこの発明による電子楽器のボーカル楽音信
号形成部の他の実施例を示すブロツク線図、第1
1図は第10図に示すボーカル楽音信号形成部で
用いるバンドパスフイルタの周波数特性の一例を
示す図、第12図および第13図はこの発明によ
る電子楽器のボーカル楽音信号形成部のさらに他
の実施例を示すブロツク線図である。 1……鍵盤部、2……押鍵検出部、3……発音
割当て部、4……和音検出部、5……一般楽音信
号形成部、6……ボーカル音検出部、7……ボー
カル楽音信号形成部、8……混合部、9……サウ
ンドシステム、10……和音変化検出部、71…
…音韻切換制御回路、71a……カウンタ、71
b,71e……デコーダ、71c……乱数発生
器、71d……ラツチ回路、72……アドレス信
号発生部、73,46……係数メモリ、74,3
5,47……セレクタ、82……デイジタルフイ
ルタ、24……アナログフイルタ、33……振幅
情報発生回路、41……フオルマント形成部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鍵盤部と、前記鍵盤部で押鍵された鍵を検出
    しその鍵を表わす鍵情報を出力する押鍵検出手段
    と、前記鍵情報に基づき前記鍵盤部で押鍵演奏さ
    れている和音の変化を検出する和音変化検出手段
    と、前記鍵情報に基づき人声音の楽音信号を形成
    する人声楽音形成手段と、前記和音変化検出手段
    で和音変化が検出されたとき前記人声楽音形成手
    段で形成される人声音の音韻を切換える音韻切換
    手段と、を備えたことを特徴とする電子楽器。 2 前記和音変化検出手段が、前記鍵情報に基づ
    き和音を検出する和音検出手段と、前記和音検出
    手段により検出された和音を示すデータを一時記
    憶する一時記憶手段と、前記和音検出手段により
    検出された和音を示すデータと前記一時記憶手段
    に記憶されたデータとを比較し両データが異なつ
    ているとき和音変化検出信号を出力する比較手段
    とから成る特許請求の範囲第1項に記載の電子楽
    器。 3 前記音韻切換手段により切り換えられる音韻
    の順序が予め定められている特許請求の範囲第1
    項または第2項に記載の電子楽器。 4 前記音韻切換手段により切り換えられる音韻
    はランダムである特許請求の範囲第1項または第
    2項に記載の電子楽器。 5 前記人声楽音形成手段は、前記鍵情報から所
    定の1ないし複数の鍵情報を選択し、この選択し
    た鍵情報に対応した楽音信号を形成する特許請求
    の範囲第1項または第2項に記載の電子楽器。 6 前記選択する鍵情報が最高音押下鍵の鍵情報
    である特許請求の範囲第5項に記載の電子楽器。
JP57055981A 1982-04-06 1982-04-06 電子楽器 Granted JPS58173796A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57055981A JPS58173796A (ja) 1982-04-06 1982-04-06 電子楽器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57055981A JPS58173796A (ja) 1982-04-06 1982-04-06 電子楽器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58173796A JPS58173796A (ja) 1983-10-12
JPH0259477B2 true JPH0259477B2 (ja) 1990-12-12

Family

ID=13014251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57055981A Granted JPS58173796A (ja) 1982-04-06 1982-04-06 電子楽器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58173796A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61100796A (ja) * 1984-10-23 1986-05-19 ヤマハ株式会社 楽音信号発生装置
JPS63286897A (ja) * 1987-05-19 1988-11-24 ヤマハ株式会社 楽音信号発生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58173796A (ja) 1983-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100646697B1 (ko) 자동적인 음악 생성 방법 및 시스템
EP0149896A2 (en) Method and apparatus for dynamic reproduction of transient and steady state voices in an electronic musical instrument
JPH04349497A (ja) 電子楽器
JPH1078777A (ja) コーラス効果付与装置
JPS6091395A (ja) 電子楽器
JP2564641B2 (ja) 音声合成装置
US4440058A (en) Digital tone generation system with slot weighting of fixed width window functions
JPH0423797B2 (ja)
JP4304934B2 (ja) 合唱合成装置、合唱合成方法およびプログラム
JPH0259477B2 (ja)
JPH031676B2 (ja)
JP2754646B2 (ja) 電子楽器
JPS5927916B2 (ja) 音声制御電子楽器
JPH0416797B2 (ja)
JPH0364880B2 (ja)
JPH0412475B2 (ja)
JP2768064B2 (ja) 楽音合成装置
JPH0416798B2 (ja)
JPS587197A (ja) 歌声発生装置
JP3278066B2 (ja) フォルマント音合成装置
JPH1031496A (ja) 楽音発生装置
JPS58211194A (ja) 電子楽器
JP3915704B2 (ja) 音声合成装置
JPS61248096A (ja) 電子楽器
JP3573768B2 (ja) 自動演奏装置