JPH0259417A - 疎水性シリカの製造方法 - Google Patents

疎水性シリカの製造方法

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JPH0259417A
JPH0259417A JP20888888A JP20888888A JPH0259417A JP H0259417 A JPH0259417 A JP H0259417A JP 20888888 A JP20888888 A JP 20888888A JP 20888888 A JP20888888 A JP 20888888A JP H0259417 A JPH0259417 A JP H0259417A
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ketene acetal
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弘直 藤木
Nobuhiro Nakagawa
信弘 中川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は疎水性シリカの製造方法、特には毒性や腐蝕性
のある残存不純物量が極めて少ないので、電子電気部品
、精密材料部品、医療用部品などに使用されるシリコー
ン樹脂、シリコーンゴム製品の充填剤として有用とされ
る疎水性シリカの製造方法に関するものである。
[従来の技術] 粉末状のシリカ充填剤を表面改質する方法についてはす
でに各種の方法が提案されており、これについては例え
ばシリカ粉末をヘキサメチルジシラザンで処理する方法
[J、of  Phy。
Chem、72−8.P、2750 (1968)] 
ヒエームドシリヵをアンモニア接触させたのちシリル化
窒素化合物と接触させる方法(特公昭49−20739
号公報参照)、シクロトリシロキサンにアミンまたはア
ンモニアを用いる方法(特公昭45−12567号公報
参照)、ハロゲン化シランで処理する方法(特開昭51
−14900号公報参照)などが知られている。
しかし、これらの方法はいずれも窒素含有化合物、ハロ
ゲン化シラン化合物などを用いるものであるために、シ
リカとの反応時にアミン、アンモニア、塩酸などの腐蝕
性物質を生ずるという不利があり、このために工程用の
機器の損傷が早められ、これらの方法で製造された表面
改質シリカ。
疎水性シリカについては十分な注意と技術によってこれ
らの化合物を取り除く必要があるし、二のような処理を
したシリカもこれをシリコーンゴムの充填剤として使用
した場合には硬化触媒として使用する白金またはロジウ
ムがこの不純物で被毒して硬化速度が遅くなったり、得
られたシリコーンゴム成形物の変質が早められ、さらに
は未硬化ゴムコンパウンドの可望化戻り現象(クリープ
ハードニング)が促進されるという不利があるので、こ
のシリカ充填剤の表面改質についてはこのような不利を
伴なわない方法の開発が望まれている。
[発明の構成] 本発明はこのような不利を解決することのできる疎水性
シリカの製造方法に関するものであり、これはシリカ粉
末100重量部を、1分子中に式>C=C<   、 
 で示される基を1個以上含有031ミ するシリルケテンアセタール化合物1〜50重量部を用
いて25〜400℃の温度で処理することを特徴とする
ものである。
すなわち、本発明者らはシリカ粉末の疎水化処理におい
て腐蝕性物質を発生しない処理剤を用いる方法について
種々検討した結果、上記した式>C−C<   、  
で示される基を1分子中に少031  ミ なくとも1個有するシリルケテンアセタール化合物を使
用すると、 基)で表わされるシリルケテンアセタール化合物はシリ
カ中に存在するアルコール性OH基、シラノール基と反
応してこれをシリル化してシリカを疎水化するが、この
シリルケテンアセタールはチル化合物となり、このもの
は全く腐蝕性を有しないので従来法における不利が解決
されるということを見出すと共に、この方法で得られた
疎水性シリカを充填剤として使用したシリコーン樹脂。
シリコーンゴムは電子、電気部品、精密材料部品、医療
用部品などとして使用しても何ら不利を生じることがな
いということを確認して本発明を完成させた。
つぎにこれをさらに詳述する。
本発明の方法において始発材とされるシリカは化学的に
は実質的にSin、で表わされるものであればよいし、
これは一般にはシリコーンゴムの充填剤として用いられ
ている補強性、準補強性のものとすればよく、これは非
補強性のものであってもよいが、実用面からは比表面積
が5C)+”7g以上のヒユームドシリカ、沈降性シリ
カ、粒子径が0.1〜100μmのシリカ粉末、特には
ヒユームドシリカ、沈降性シリカとすればよい。
また、このシリカを処理するために使用されるシリルケ
テンアセタール化合物は1分子中に式>C=C<。51
ヨで示される基を少なくとも1個含有するものであれば
よく、これには下記のものが例示され、このけい素原子
に結合している有機基は目的によってはビニル基、フェ
ニル基、トリフルオロプロピル基に置換したものとして
もよいが、本発明の目的からこれらはN、P。
Sなどの元素は含有しないものとする必要がある。
このシリルケテンアセタール化合物によるシリカの処理
は、シリカとシリルケテンアセタールを混合して25〜
400℃、好ましくは50〜200℃で反応させればよ
いが、このシリルケテンアセタール化合物が沸点の低い
ものであるときにはこれを気相でシリカ中に吹き込んで
もよく、これによればシリカに含有されているアルコー
ル性OH基またはシラノール基が次式 %式% (R1、R2、R3、R4は1価炭化水素基)によって
表わされる様にシリル化されるので、このシリカは疎水
化され、この場合シリルケテンアセタールもエステル化
合物に変成されるがこの変成物は全く腐蝕性を有しない
ので、このものはシリカ中に残存してもシリカの実用面
に不利を与えるおそれはない。
なお、ここに使用されるシリルケテンアセター Hs ル化合物は例えば式    >CH2NLiでCH。
によって示される化合物と反応させたのち、へロシラン
と反応させることにより次式 メタクリルエステルにウィルキンソン錯体の存在下にハ
イドロジエンシランまたはシロキサンを付加させること
により、次式 で表わされる様に容易に得ることができるので、本発明
の方法を容易にかつ安価に実施することができるという
有利性が与えられる。
つぎに本発明の実施例をあげる。
実施例 比表面積200m’/gのヒユームドシリカ粉100重
量部に、式 によって容易に得ることができるし、これはまたで示さ
れるシリルケテンアセタール化合物30重量部を加え、
フラスコ中で攪拌して均一化し、ついで80℃に加熱し
て2時間反応させたのち、120℃/1トールに減圧し
て余剰の化合物および副生物を除去したところ、このよ
うにして得たシリカはつぎのような物性を示した。
処理前    処理後 C量(燃焼法)    0%    10.3%比表面
積(BET法) 200m2/g   145m2/g
撥水性        なし     あり手続補正書
(自発) 昭和63年9月21日 1、事件の表示 昭和63年特許願第208888号 2、発明の名称 疎水性シリカの製造方法 3、補正をする者 事件との関係 名称

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、シリカ粉末100重量部を、1分子中に式▲数式、
    化学式、表等があります▼で示される基を1個以上含有
    するシリルケテンアセタール化合物1〜50重量部を用
    いて25〜400℃の温度範囲で処理することを特徴と
    する疎水性シリカの製造方法。
JP20888888A 1988-08-23 1988-08-23 疎水性シリカの製造方法 Granted JPH0259417A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2659658A1 (fr) * 1989-11-02 1991-09-20 Shinetsu Chemical Co Silice traitee par un organosilicone et composition la contenant.
WO1999036356A3 (en) * 1998-01-15 1999-12-09 Cabot Corp Polyfunctional organosilane treatment of silica
JP2022104993A (ja) * 2016-12-28 2022-07-12 ポーラ化成工業株式会社 粉体粒子表面の改質方法

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