JPH025923Y2 - - Google Patents

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JPH025923Y2
JPH025923Y2 JP1987032514U JP3251487U JPH025923Y2 JP H025923 Y2 JPH025923 Y2 JP H025923Y2 JP 1987032514 U JP1987032514 U JP 1987032514U JP 3251487 U JP3251487 U JP 3251487U JP H025923 Y2 JPH025923 Y2 JP H025923Y2
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JP
Japan
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wood
peeling
container
notch
plates
Prior art date
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JP1987032514U
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English (en)
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JPS62147502U (ja
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  • Debarking, Splitting, And Disintegration Of Timber (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は木材の樹皮を剥皮する木材皮剥機に関
する。
従来、下部側が受側板と傾斜させた送側板とで
略断面V字状に形成され、その下端にそれらの側
板と略平行な開口部を形成した木材容器と、多数
の皮剥板をシリンダーの外周に突設し、上部で前
記開口部を塞ぐようにした皮剥回転体とで構成さ
れた皮剥機はスウエーデン特許第181464号明細書
により既に知られている。
しかし、前記既知の皮剥機は、一枚の皮剥刃が
木材に対して局部的に衝るため、衝撃的に木質部
まで喰い込み、剥皮された木材の表面が傷だらけ
になる上、皮剥効率も悪い等の問題点があつた。
本考案は機枠に支架されていて両側下部が斜め
外側上方に向かう木材容器の下部に切欠部を穿設
し、前記木材容器の下部に、上記切欠部の一側か
ら木材容器に侵入して他側から外部に脱出する多
数の皮剥板を回転体に回動しないように一体に固
定して配設し、上記皮剥板を回転方向後部が前部
より順次高くなるように形成すると共にその外周
面に複数の突起を設け、前記木材容器に投入され
た木材を回転体の回転により一側から他側へ移動
させてその側の壁面に沿つて押上げ、それを自重
により一側へ落下させて木材容器内で転動循環さ
せながら皮剥するように構成し、前記皮剥板を複
数個組にすると共にそれらが木材表面の近接した
部位に略同時に接触するように一連に併設したこ
とにより併設されている複数個の皮剥板が略同一
位相で木材の表面に作用するようにして前述の問
題点を解決した。
以下、本考案の一実施例を図面に示す実施例に
ついて説明すると、1は一方に上部が開口したホ
ツパー2を有し、他方が排出口3となつている木
材容器であつて、側面視で上下方向をなす多数の
切欠部4……を木材容器1の長さ方向に間隔をお
いて穿設してあり、排出口3側が低くなるように
機枠5に横架してある。
8は前記木材容器1の下方の機枠5に支架した
回転軸であつて、回転体を構成する多数の回転枠
6……を第1図に示すように間隔を異にして取付
けてあり、皮剥板7′は外周面に多数の突起7c
……を有する弧状の板体で構成されていて両端に
取付孔を備え、かつその外周は回転方向前部より
後部が高くなつており、前記回転軸8には間隔を
おいて多数の回転枠6……を装着し、該回転枠6
……は第1図に示すように間隔を異にして回転軸
8に装着すると共に各角部を枢軸9……により連
結し、上記回転枠6,6の間隔の狭い部分の枢軸
9に複数の前記皮剥板7′をその位相を略等しく
して一連に併設すると共に回転方向に間隔をおい
て複数列装着し、間隔の広い回転枠6……の枢軸
9には叩打板13……の基部を回転自在に軸支し
てあり、前記木材容器1の皮剥板7′が退出する
側に上記回転軸8と同方向に回転する副軸10を
設け、皮剥板7′が通過する切欠部4のみを上記
副軸10側へ長くし、この副軸10の皮剥板7′
と対応する部位に回転板11を固定し、該回転板
11の外周に楕円形の掻取叩打体12……の基部
を回転自在に枢支する。
前述の実施例において、回転方向後部側と回転
軸8との間隔は前部と回転軸8の間隔より大にな
つた前記皮剥板7′は、前記木材容器1の一側の
隣接する切欠部4から侵入して木材をその重量が
負荷されても下降回動することなく回転体を構成
する回転枠6と一体になつて回動する皮剥板7′
がその外周面の上り傾斜及び樹皮に喰い込む複数
の突起7cにより強制的に押し上げ転動させなが
ら剥皮すると共に順次他側へ移行させ、他側の隣
接する切欠部4から退出するが、その間に木材を
その側の側壁部に沿つて押上げ、押上げられた木
材は他側に転落して一側の側壁部に受止められて
下降することとなり、結局、木材は木材容器1内
を円滑に循環して前述の皮剥処理を反復して受け
ることにより順次皮剥される。
また、皮剥板7′……は重量の小なる木材に対
しても、大なる木材に対しても複数枚の前記皮剥
板7′が並列状態で木材表面の近接した部位に略
同時に皮剥作用することとなり、独立した一枚の
皮剥板7′をばらばらに設けたもののように単一
の皮剥板が木材表面の同一部分に一挙に強く喰い
込んで木質部を異常に損傷させることがなく、か
つ、複数の並列している皮剥板7′……により高
能率に剥皮することができ、叩打板13……は丸
太の周面を叩きながら剥皮する。
また、皮剥板7′が通過する切欠部4の退出側
に樹皮や木片が詰るが副軸10に取付けた掻取叩
打体12……がこれを叩いて木材容器1内に押し
戻し、同時に丸太の剥皮及び転動を助勢し、木材
は皮剥処理が進行するにつれてホツパー側から排
出口3へ移行して排出される。
本考案は前述のように機枠に支架されていて両
側下部が斜め外側上方に向かう木材容器の下部に
切欠部を穿設し、前記木材容器の下部に、上記切
欠部の一側から木材容器に侵入して他側から外部
に脱出する多数の皮剥板を回転体に回動しないよ
うに一体に固定して配設し、上記皮剥板を回転方
向後部が前部より順次高くなるように形成すると
共にその外周面に複数の突起を設け、前記木材容
器に投入された木材を回転体の回転により一側か
ら他側へ移動させてその側の壁面に沿つて押上
げ、それを自重により一側へ落下させて木材容器
内で転動循環させながら皮剥するように構成し、
前記皮剥板を複数個組にすると共にそれらが木材
表面の近接した部位に略同時に接触するように一
連に併設したので、一連に併設した組をなす複数
の皮剥板は木材表面の近接した部分に略同時に当
接して皮剥することとなり、皮剥板を回転体に対
して回動しないように固定すると共にその外周に
複数の突起を設けたにも拘らず、単一の皮剥板が
一箇所の木質部に一挙にかつ深く喰い込みことが
なく、それにより木質部が損傷するのを防止する
ことができ、しかも、一連に併設した複数の皮剥
板により皮剥効率を大幅に向上させることができ
る。
また、木材容器の切欠部の一側から侵入した前
記皮剥板は回転体に対して回転しないように固定
されており、かつ、その外周面は回転方向後部が
前部より順次高くなつて複数突起を有しているの
で、木材が重量の大なる大径材であつても皮剥板
は、下降回動することなく回転体と一体になつて
その外周の上に斜面により木材を強制的に順次押
し上げ、その過程で皮剥板の外周の各突起は順次
樹皮に確実に喰い込んで掻き取ると共に転動させ
ることができ、切欠部の他側から外部に退出する
時、前記組を成す皮剥板は、重量の大なる木材で
あつても、それを木材容器の斜め上方へ向かう側
壁部に押し付けて皮剥しながら強制的に押し上げ
て転動させると共に、それにより他側へ転落させ
て良好に循環させることとなり、回転体の回転数
を小さくしても高能率に皮剥することができると
共に騒音を小さくすることができる。
更に、複数の皮剥板を接近した組にすることに
より、上記組をなす皮剥板が木材を側壁の斜め外
側方へ向けて傾斜した部分に協働して押し付ける
と共に、各皮剥板の前位の突起が近接した部位で
樹皮に喰い込んで押上作用しながら掻き取ると、
その後部の突起は、前位の突起より高い部位で樹
皮に喰い込んで掻き取りながら更に上方へと強制
的に押し上げることとなり、剥離し難い樹皮で
も、近接した部位で複数の突起により掻き起すこ
とにより容易に皮剥することができると共に大径
の木材でもそれを容易に転動循環させながら高能
率に皮剥することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は皮剥機の一部を省略した縦断面図、第2
図は第1図のB−B断面図、第3図は第1図のA
−A断面図である。 1……木材容器、4……切欠部、6……回転
枠、7,7′……皮剥板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機枠に支架されていて両側下部が斜め外側上方
    に向かう木材容器の下部に切欠部を穿設し、前記
    木材容器の下部に、上記切欠部の一側から木材容
    器に侵入して他側から外部に脱出する多数の皮剥
    板を回転体に回動しないように一体に固定して配
    設し、上記皮剥板を回転方向後部が前部より順次
    高くなるように形成すると共にその外周面に複数
    の突起を設け、前記木材容器に投入された木材を
    回転体の回転により一側から他側へ移動させてそ
    の側の壁面に沿つて押上げ、それを自重により一
    側へ落下させて木材容器内で転動循環させながら
    皮剥するように構成し、前記皮剥板を複数個組に
    すると共にそれらが木材表面の近接した部位に略
    同時に接触するように一連に併設したことを特徴
    とする木材皮剥機。
JP1987032514U 1987-03-05 1987-03-05 Expired JPH025923Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987032514U JPH025923Y2 (ja) 1987-03-05 1987-03-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987032514U JPH025923Y2 (ja) 1987-03-05 1987-03-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62147502U JPS62147502U (ja) 1987-09-18
JPH025923Y2 true JPH025923Y2 (ja) 1990-02-14

Family

ID=30839259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987032514U Expired JPH025923Y2 (ja) 1987-03-05 1987-03-05

Country Status (1)

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JP (1) JPH025923Y2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS568208A (en) * 1979-06-08 1981-01-28 Miki Toshinobu Device for stripping bark of wood
JPS57185106A (en) * 1981-05-08 1982-11-15 Fuji Industries Co Ltd Barker
JPS625764A (ja) * 1985-07-01 1987-01-12 Canon Inc フイルム画像読取り装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS568208A (en) * 1979-06-08 1981-01-28 Miki Toshinobu Device for stripping bark of wood
JPS57185106A (en) * 1981-05-08 1982-11-15 Fuji Industries Co Ltd Barker
JPS625764A (ja) * 1985-07-01 1987-01-12 Canon Inc フイルム画像読取り装置

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Publication number Publication date
JPS62147502U (ja) 1987-09-18

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