JP2756688B2 - 複胴型皮剥機 - Google Patents

複胴型皮剥機

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JP2756688B2
JP2756688B2 JP3955689A JP3955689A JP2756688B2 JP 2756688 B2 JP2756688 B2 JP 2756688B2 JP 3955689 A JP3955689 A JP 3955689A JP 3955689 A JP3955689 A JP 3955689A JP 2756688 B2 JP2756688 B2 JP 2756688B2
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peeling
wood
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container
peeling machine
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準一 中島
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Fuji Kogyo KK
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  • Debarking, Splitting, And Disintegration Of Timber (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はチップ用木材又は建築用木材などを皮剥する
複胴立皮剥機に関する。
(ロ)従来技術 従来、木材容器の下部開口部に皮剥回転体の上部を嵌
挿した2基の皮剥機を併設したものは特開昭61−284403
号公報により既に知られており、また木材容器の下部開
口部に皮剥回転体の上部を嵌挿し、上記木材容器の木材
が循環する際に下降する側の側壁に多数のスリットを穿
設し、それらのスリットの外側に軸支した皮剥円盤の外
周縁のみ木材容器内に臨ませた皮剥機は実公昭62−5299
号公報により既に知られており、更に、木材容器内の木
材が押上げられる側の側壁に多数のスリットを穿設し、
これらのスリットから木材容器内に皮剥円盤を侵入させ
た皮剥機は特開昭60−244501号公報により既に知られて
いる。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 前記既知のもののうち、第1番目の皮剥機は隣接した
木材容器の側壁を共用することができるという利点はあ
るが、皮剥性能は2基分に過ぎず、また、第2番目の皮
剥機は循環過程で自重により下降する木材を掻き下すの
で、循環作用に寄与することは殆どなく、皮剥円盤の皮
剥刃のみが点接触的に木材容器内に侵入するだけである
ので、極めて僅かな皮剥作用しかなく、更に第3番目の
皮剥機は、皮剥円盤が大きく木材容器内に侵入している
ので、木材を木材容器の一方から他方に向けて移動させ
ながら皮剥する場合、木材の端部が皮剥円盤の板面に衝
突するので、上記移動を阻害された。また、複数の回転
体を採用するにも拘らず、幅が狭くなって容量を大きく
することができないという問題点があった。
更に、前記既知のものはいずれも、木材が小径である
場合、よく循環するが皮剥効率が低かった。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、機枠に固定した木材容器の底部に、その長
手方向に沿う複数の開口部を並列に設け、外周に多数の
皮剥刃を有し、かつ回転方向に回転する複数の皮剥回転
体の上部を、前記開口部にそれぞれ嵌挿すると共に略同
じ高さとなし、隣接する前記開口部の間の継送底板をそ
の長さ方向から見て中途部が隆起した山形となるように
構成し、該継送底板の木材皮剥移動方向後部端は上昇傾
斜した抵抗案内部となし、前方側は落下戻し部分として
一旦押し上げられた木材を充分に下降させてから更に皮
剥処理するように構成することにより前述の問題点を解
決した。
(ホ)作用 木材容器の一端側に樹皮付きの木材を投入すると、下
位の開口部に嵌挿されている皮剥回転体の皮剥刃は、木
材を上位の皮剥回転体に向けて掻き上げながら皮剥する
が、山形に隆起した底板に到達した木材は抵抗案内部に
より受止められて制動され、この状態で皮剥刃が強制的
に皮剥するので、効率良く皮剥することができ、皮剥回
転体により順次掻き送られてくる木材は前記抵抗案内部
に当接している木材を押上げて落下戻し部へ移行する。
この時、木材は大きく下降するので次位の皮剥回転体に
より更に側方へ向けて移動する過程で皮剥され、この
時、皮剥回転体が2本の場合は側壁が前記抵抗案内部と
なって充分な制動作用を木材に与えて皮剥性能を向上さ
せ、結局小径木でも過度に循環することなく高能率に皮
剥することができる。
(ヘ)実施例 本発明の一実施例を図面について説明すると、1は上
部が開口し下部が傾斜又は弯曲した側板2,3と、投入部
となっている高い側の端板4と、低い側にあって開閉可
能なシャッター5を有する排出部6とで構成した木材容
器であって、両方の側板2,3の間隔を広くし、それらの
中間には木材容器1の長さ方向と平行な帯状の継送底板
7を設け、該継送底板7の両側と、前記側板2,3の下端
との間を木材容器1の長さ方向と平行な2つの開口部8,
9に形成し、多数の階段状板からなる皮剥刃10・・を円
筒状の皮剥回転体11,12の外周面に周方向と長さ方向に
適当な間隔をおいて突設し、それらの皮剥回転体11,12
を各開口部8,9に上面の高さが略等しくなるように夫々
嵌挿した状態で機枠13に軸受15・・で回転自在に軸支す
る。
また、前記側板2,3の下側縁及び継送底板7の両側縁
にはそれぞれ皮剥刃10・・が通過する櫛歯状のスリット
16・・を設けてあり、前記皮剥回転体11,12に突設した
皮剥刃10の回転軌跡は皮剥回転体11,12の長さ方向から
見て水平方向に離間している。
そして、前記継送底板7は横断面が山形になっていて
開口部8側は弯曲しながら上昇傾斜になった抵抗案内部
7aとなし、開口部9側は下降傾斜になった落下戻し部7b
となして押上げられた木材が皮剥回転体12の側部に向け
て滑落するようになっており、前記継送底板7を熔接し
て支持する枠体17は、両端を前後の端板に固定した複数
枚の縦板18・・と、適当な間隔をおいた多数枚の横板20
・・とを熔接することにより構成してあり、皮剥回転体
11,12の下部には皮剥された樹皮を中央側へ集めて落下
させる樋21を設け、その下部には図示してないが搬出コ
ンベアを張設してあり、皮剥作用方向後部の皮剥回転体
11,12は、その上面が図において左から右方向へ移動す
るように回動する。
前述の実施例では開口部8,9及び皮剥回転体11,12を1
対組合せたものを示したがそれ以上組合せても良く、そ
の場合も各皮剥回転体の間に継送底板7を介装する。
前述の皮剥機において、皮剥回転体11,12・・・を回
転させながら木材容器1の一端の投入ホッパーから樹皮
付きの多数本の木材を投入すると、これらの木材は各皮
剥回転体11,12の皮剥刃10・・により第1図において左
側から右側へと掻き送られながら皮剥される。
そして、第1の皮剥回転体11の皮剥刃10・・によって
掻き送られた木材は継送底板7の抵抗案内部7aによって
掬い上げられながら抵抗力を受け、この状態で皮剥刃10
・・によって皮剥されるので、この部位で横移動速度が
一旦低下するが皮剥効率が著しく向上し、後続の木材の
移動により落下戻し部7bに押し上げられた木材は上面が
第1の皮剥回転体11と略同じ高さになっている第2の皮
剥回転体12に向けて落下戻し部7bに案内されて滑落し、
この低くなった部位から再び皮剥回転体12の皮剥刃10・
・で側板3側に向け緩やかに掻き上げられ第1の皮剥回
転体11による掻き上げ高さと略同じ高さまで掻き上げら
れながら皮剥される。その際、上記側板3の下部に弯曲
部が抵抗案内部7aとなって皮剥効率を高めながら上方へ
案内し、後続の木材によって押上げられた木材は自重に
よって一方の側板2側へ転落することにより循環し、そ
れに続いて前述と同様な皮剥処理を反復して受け、この
間、木材容器1及び皮剥回転体11,12は排出部に向けて
下降傾斜しているので、木材は順次排出部側へ移動して
排出部から外部へ排出される。
而して、前述の皮剥行程において木材は継送底板7の
頂部を乗り越えてから滑落するので、循環作用が抑制さ
れ小径木を皮剥処理した場合に皮剥効率を向上すること
ができる。
また、両皮剥回転体11,12の上面を略水平にしたこと
と、それらを皮剥刃の回転軌跡が前述のように水平方向
に離間していることとが相俟って木材容器1の高さを低
く押さえながら容量を拡大することができる。
更に、皮剥回転体11,12の直径は同一、又は異径であ
っても良く、また、第2の皮剥回転体12の上面を第1の
皮剥回転体11の上面よりも多少低くすると、断面が山形
を成す継送底板7との結合により小径木に対する皮剥効
率を更に向上することができる。
(ト)発明の効果 本発明は前述のように構成したので、皮剥処理方向後
方の皮剥回転体12が横送りしたとき木材は、継送底板7
の抵抗案内部7aで受止め案内されることとなり、それれ
により後に続く木材も順次抵抗を受けた状態で皮剥刃10
・・により効率よく皮剥することができる。
また、継送底板7の頂部を越えた木材は急速に滑落し
て次の皮剥回転体12に到達し、この落下した状態から皮
剥回転体12の皮剥刃10・・により掻き上げられながら皮
剥処理されることとなり、循環し易い小径木でも循環を
抑制しながら的確な皮剥を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであって、第1図は
皮剥機の横断面図、第2図は同上平面図である。 1……木材容器、7……継送底板、7a……抵抗案内部、
7b……落下戻し部、8,9……開口部、10……皮剥刃、11,
12……皮剥回転体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機枠13に固定した木材容器1の底部に、そ
    の長手方向に沿う複数の開口部8・・を並列に設け、外
    周に多数の皮剥刃10・・を有し、かつ回転方向に回転す
    る複数の皮剥回転体11・・の上部を、前記開口部8・・
    にそれぞれ嵌挿すると共に略同じ高さとなし、隣接する
    前記開口部8・・の間の継送底板7をその長さ方向から
    みて中途部が隆起した山形となるように構成し、該継送
    底板7の木材皮剥移動方向後部側は上昇傾斜した抵抗案
    内部7aとなし、前方側は落下戻し部7bとして一旦押し上
    げられた木材を充分に下降させてから更に皮剥処理する
    ように構成したことを特徴とする複胴型皮剥機。
JP3955689A 1989-02-20 1989-02-20 複胴型皮剥機 Expired - Lifetime JP2756688B2 (ja)

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JP3955689A JP2756688B2 (ja) 1989-02-20 1989-02-20 複胴型皮剥機

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JP3955689A JP2756688B2 (ja) 1989-02-20 1989-02-20 複胴型皮剥機

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JPH02217204A JPH02217204A (ja) 1990-08-30
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