JPH09155820A - 木材の剥皮装置 - Google Patents

木材の剥皮装置

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JPH09155820A
JPH09155820A JP34498095A JP34498095A JPH09155820A JP H09155820 A JPH09155820 A JP H09155820A JP 34498095 A JP34498095 A JP 34498095A JP 34498095 A JP34498095 A JP 34498095A JP H09155820 A JPH09155820 A JP H09155820A
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JP
Japan
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skin
wood
peeling
timber
side plate
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Application number
JP34498095A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Kamimoro
敬朗 上諸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
C K S CHIYUUKI KK
Original Assignee
C K S CHIYUUKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 剥皮すべき皮の繊維が長い木材であっても、
その皮を細かく切断しつつ剥皮できる剥皮装置を安価に
得ること。 【構成】 機枠1に木材Wを収納するホッパを設け、こ
のホッパを構成する一対の側板2,3の下部にその長さ
方向に沿って開口部4を形成し、多数の剥皮刃5を円筒
体の外周面に突設した回転筒体6をその上部が前記開口
部4を塞ぐように横設した木材の皮剥ぎ装置において、
前記各側板2,3のうち剥皮刃5で掻き送られた木材W
を受ける受け側板2をほぼ鉛直配置の平板で構成すると
ともに、受け側板2の下部内面にそれぞれ前記回転筒体
6の外周面付近から斜めに立ち上がる皮切刃8を突設し
た。なお、皮切刃8,8同士を補強ロッド9で連結補強
してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建材用木材の皮
剥ぎや製紙用木材チップの製造前工程での木材の皮剥ぎ
に用いて好適な木材の剥皮装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の皮剥ぎ機としては、従来、例え
ば特公平2−17325号公報記載のものが有った。こ
の従来の技術は、木材を収納して皮剥するホッパーの底
部にその長手方向に沿って開口部を形成すると共に、多
数の皮剥刃をパイプシャフトの外周表面に突設した皮剥
回転体を、その上部が前記開口部を塞ぐように挿着し
て、ホッパー内を木材を転動させながら長手方向に連続
的に送って皮剥する連続式皮剥機において、前記ホッパ
ーを構成する側板の、開口部の側縁となる下端部に、そ
の長手方向に沿って、多数の皮剥刃が通過するくし歯状
の溝を形成し、前記側板のうち皮剥刃により掻き送られ
た木材を受ける受け側板の下部を内側に向けて傾斜させ
ると共に前記溝間に形成された凸部の下端をパイプシャ
フトの軸心方向から見て皮剥刃の基部側と対向するよう
にパイプシャフトの外周面に接近させたことを特徴とす
る連続式皮剥機である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の技術
は、各側板間に投入した多数の木材を各側板の下部開口
部を塞ぐように配設したパイプシャフトの回転力でその
外周面に突設した皮剥刃により周方向に皮を傷付けなが
ら回転させつつ受け側板に向けすくい上げて送り側板方
向へ自転させながら公転を繰返しつつ皮剥刃の回転力で
剥皮できる。
【0004】ところが、この従来技術は、繊維の長い木
材の剥皮中に、くし歯状の溝から引掻き出された皮は、
繊維が長いためパイプシャフトの下部における皮排出用
のコンベアの両サイドシュート板などに皮が引掛り易
く、木材の剥皮済の皮の排出処理にトラブルを生じ、そ
の都度パイプシャフトを停止して長い皮を人手で掻き出
す必要が有り、面倒かつ作業性が悪いという問題点が有
るほかに、木材を受ける側板の下部に多数のくし歯状溝
を形成しなければならず、手間が掛り、厄介であると言
うような多くの問題点が有った。
【0005】この発明は、前記した各問題点を除去する
ために、剥皮すべき皮の繊維が長い木材であっても、そ
の皮を細かく切断しつつ剥皮できる剥皮装置を安価に得
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記したこの発明の目的
は、機枠に木材を収納するホッパを設け、このホッパを
構成する一対の側板の下部にその長さ方向に沿って開口
部を形成し、多数の剥皮刃を円筒体の外周面に突設した
回転筒体をその上部が前記開口部を塞ぐように横設した
木材の皮剥ぎ装置において、前記各側板のうち剥皮刃で
掻き送られた木材を受ける受け側板をほぼ鉛直配置の平
板で構成するとともに、受け側板の下部内面にそれぞれ
前記回転筒体の外周面付近から斜めに立ち上がる皮切刃
を突設したことで達成できた。なお、皮切刃同士を補強
ロッドで連結補強してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】先ず、この発明の基本形態は、図
1、図2に示すように、鉄材等で作った機枠1に剥皮す
べき木材Wを収納するホッパを設け、このホッパを構成
する一対の側板2,3の下部に、その長さ方向に沿って
開口部4を形成する。
【0008】そして、回転方向の下手側が山高となる多
数の剥皮刃5を円筒体の外周面に多数列突設した直径5
0〜70cm程度の回転筒体6をその周面上部半分弱が前
記開口部4を塞ぐように回転軸6Aと軸受6Bとで横設
して木材の皮剥ぎ装置の大略を構成する。
【0009】また、特に本発明では、前記各側板2,3
のうち、剥皮刃5の回転力で掻き送られた木材Wを受け
る受け側板2をほぼ鉛直に機枠1に固定配置した平板で
構成するとともに、例えば前記剥皮刃5の回転軌跡間に
おける受け側板2の下部内面にそれぞれ前記回転筒体6
の外周面付近から受け側板2の上部に向け図1、図3の
ように弧状斜めに立ち上がる皮切刃8を多数列強固にボ
ルト螺着や溶着突設してこの発明の木材の剥皮装置の基
本形態を構成する。
【0010】そして、皮切刃8と回転筒体6の外周面と
の間隔は、図1の鎖線で示すように、剥皮刃5の高さ以
上としてもよく、この場合は、皮切刃8を剥皮刃5の回
動軌跡上にも配設できる。
【0011】さらに、回転筒体6の下方には、剥皮した
皮の飛散を防ぎつつ皮排出コンベアBへ皮を落下ガイド
するシュータSを配設するとともに、回転筒体6の回転
軸6Aは、図2のようにチェーンやギヤ等の伝動部材G
を経て変速モータMの回転出力軸に連結する。
【0012】なお、前記各側板2,3のうち、木材Wを
送り出す側の側板3の下端部には、その長さ方向に沿っ
て前記多数列の剥皮刃5がその周方向の列毎に通過する
櫛歯状の溝7を形成してある。
【0013】この発明の木材の剥皮装置は以上のような
構成であり、木材の皮剥ぎに当っては、まず、変速モー
タMのスイッチを入れ投入木材の樹種、形状、凍結、乾
燥の各状態により、その回転数を決定制御し、回転円筒
5の長さよりも短い定尺に切断された多数の木材Wを一
対の側板2,3間の開口部4から外周面の半分弱を表出
して回転している回転筒体6上に投入する。
【0014】側板2,3間へ入った多数の木材Wは、先
ず、回転筒体6の図1矢印方向、すなわち木材Wをすく
い上げる方向への回転に伴って、この回転方向の下手側
が漸次山高となる形状の幅狭の剥皮刃5で各木材Wの外
皮に周方向の切傷を付けつつ回転し乍ら受け側板2の方
向に移動しつつ斜めに立ち上がる皮切刃8の方向にすく
い上げられつつ皮切刃8で皮を細かく切断できる。
【0015】このように、多数の木材は、回転し乍ら投
入重積された多数の木材の重力による押せ押せ作用で木
材Wはその軸線方向すなわち排出方向に移動し、次位の
皮切刃8でさらにすくい上げられつつ皮を細かく切断し
ながら幅広く剥皮できる。
【0016】すなわち、多数の木材Wは、回転筒体6に
取付けた多数の幅狭の剥皮刃5と斜めに立ち上がる皮切
刃8へ均等に当たるように修正され、多数の木材の前記
の押せ押せ作用で軸方向に移動する。
【0017】その際、回転筒体6上にある多数の木材W
は、自転しながら筒体6にほぼ沿って持ち上がるとき
に、幅狭の剥皮刃5で外皮に傷を付けられ、その木材上
にある他の木材も同様に自転しながら持ち上げられ多数
の木材全体は図1矢印で示すように自転しながら斜めに
立上る皮切刃8に向かって移動し、前記幅狭の剥皮刃5
による木材Wのすくい上げと、このすくい上げ時に木材
Wの表皮にその周方向の切傷を付け乍らの剥皮作用と相
俟って木材W、Wのぶつかり合いにより摩擦剥皮され始
める。
【0018】そして、上記のように移動した木材Wは、
さらに斜めに立ち上がる皮切刃8ですくい上げられつつ
その刃先によって木皮を細かく切断しつつ剥皮でき、図
1の矢印で示すように受け側板2の上部から送り側板3
に向かって転がり落ちるように流れ下って循環し、木材
W、W全体の自転と剥皮作用を伴なう上記循環移動が繰
返しスムーズに行なわれる。
【0019】また、このときは、回転筒体6の回転方向
の下手側が漸次高くなる形状で幅狭の剥皮刃5の回転力
で各木材Wの外皮にはその周方向に切り傷が付くため
と、受け側板2の内面の下部から斜め外側に立ち上がる
皮切刃8による皮切り兼剥皮作用とにより剥皮効果は大
きく、多数の木材Wの投入による多数の原木の押せ押せ
作用によってスムーズに木材Wは、その軸線方向へ移動
し、排出口から剥皮製品を排出できる。
【0020】
【実施例】本発明による前記皮切刃8,8同士は、図3
の削線で示す補強ロッド9で連結することで、皮切刃
8,8の横方向強度を増すことができると共に、短尺材
や枝を上記補強ロッド9で受けて剥皮刃5で剥皮でき
る。なお、補強ロッド9の両側を機枠1に固定すれば、
より一層皮切刃8を補強できる。
【0021】
【発明の効果】側板2,3間へ入った多数の木材Wは、
先ず、回転筒体6の木材Wをすくい上げる受け側板2の
方向への回転に伴って、この回転方向に回動する幅狭の
剥皮刃5で各木材Wの外皮に周方向の切傷を付けつつ回
転し乍ら受け側板2の方向に移動しつつ斜めに立ち上が
る皮切刃8の方向にすくい上げられつつ皮を細かく切断
できる。
【0022】このように、多数の木材は、回転し乍ら投
入重積された多数の木材の重力による押せ押せ作用で木
材Wはその軸線方向すなわち排出方向に移動し、次位の
皮切刃8でさらにすくい上げられつつ皮を細かく切断し
ながら剥皮刃5で幅広く剥皮できるので、剥皮の排出に
当り、皮の引掛りによるトラブルを解消できたという実
益が有る。
【0023】また、特にこの発明では、受け側板2の下
部にくし歯状の溝を形成しなくても剥皮刃5は無理なく
受け側板2の下部を通過するように構成したので、受け
側板2が平板であるのと相俟って受け側板2を作業性よ
く作ることができたという第2の効果も有る。
【0024】請求項2によれば、多数枚の皮切刃相互を
補強ロッド9で連結補強できると共に、木材の枝や短尺
材を補強ロッド9で受け止め、剥皮刃5で剥皮できる効
果を付加できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す縦断側面図
【図2】本発明の実施形態の一例を示す一部切欠平面図
【図3】受け側板と皮切刃との詳細を示す拡大斜視図
【符号の説明】
1 機枠 2 受け側板 3 側板 4 開口部 5 剥皮刃 6 回転筒体 8 皮切刃 9 補強ロッド W 木材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠1に木材Wを収納するホッパを設
    け、このホッパを構成する一対の側板2,3の下部にそ
    の長さ方向に沿って開口部4を形成し、多数の剥皮刃5
    を円筒体の外周面に突設した回転筒体6をその上部が前
    記開口部4を塞ぐように横設した木材の皮剥ぎ装置にお
    いて、前記各側板2,3のうち剥皮刃5で掻き送られた
    木材Wを受ける受け側板2をほぼ鉛直配置の平板で構成
    するとともに、受け側板2の下部内面にそれぞれ前記回
    転筒体6の外周面付近から斜めに立ち上がる皮切刃8を
    突設してなる木材の剥皮装置。
  2. 【請求項2】 皮切刃8,8同士を補強ロッド9で連結
    補強してなる請求項1記載の木材の剥皮装置。
JP34498095A 1995-12-06 1995-12-06 木材の剥皮装置 Pending JPH09155820A (ja)

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JP34498095A JPH09155820A (ja) 1995-12-06 1995-12-06 木材の剥皮装置

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JPH09155820A true JPH09155820A (ja) 1997-06-17

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JP34498095A Pending JPH09155820A (ja) 1995-12-06 1995-12-06 木材の剥皮装置

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