JPH0259203A - 組立部品の旋削加工装置 - Google Patents

組立部品の旋削加工装置

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JPH0259203A
JPH0259203A JP21052588A JP21052588A JPH0259203A JP H0259203 A JPH0259203 A JP H0259203A JP 21052588 A JP21052588 A JP 21052588A JP 21052588 A JP21052588 A JP 21052588A JP H0259203 A JPH0259203 A JP H0259203A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 コノ発明は、V T R、8”すV T R、D A 
T等の相対回転部材から成る組立部品にリード加工等の
曲線旋削加工を施す組立部品の旋削加工装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、旋盤による高精度を要求されるリード加工につい
ては、カム倣い方式が広く知られている。
該方法によれば、カムに追随するカムフォロワの追随性
の問題からリード部を急傾斜なものとしたり、微妙な傾
斜形状にすることはほとんど不可能である。更に、該方
法の最も大きな問題点としては、カムとカムフォロワと
の間に切粉等が侵入すれば、加工精度が低下し、また旋
削加工形状を変更する場合には、カムを交換しなければ
ならず、例えば、複数種のVTRの下部固定シリンダの
製作には、その都度カムを取外し、再装着し、しかも精
度合わせを要していた。
また、周知のNC旋盤を使用してリード加工をする方法
が試みられている。該方法によれば、工作物を取付けた
旋盤主軸を一定速度で回転させ、要求される加工形状に
基づき数値化された情報により、刃物台に取付けたバイ
トを作動させ、可変ねし切り法で加工する方法である。
しかしながら、該方法によれば、バイトの加速度及び移
動速度に限界があり、工作物を取付けた旋盤主軸の回転
速度を高めると、追従遅れが発生し、このことが工作物
の加工の形状誤差となって表れて(る、更に、致命的な
欠陥は、加工精度に限界があり、例えば、VTRの下部
シリンダのリード部に関して要求されるような数ミクロ
ンの真直度を達成できないということである。
ところで、本出願人は上記問題点を肩消するため、特公
昭62−43801号公報に開示したような円形断面形
状を有する工作物の旋削加工方法及びその装置を提供し
た。以下、第4図を参蕉して、咳被加工物の旋削加工方
法及びその装置を概説する。第4図に示す旋削加工′A
置は、主として一工作物50を取付けた主軸53を有す
る主軸台54と、駆動ベル1−61を介して主軸53を
駆動するスピンドルモータ(ACインダクションモタ)
62と、DCサーボモータ(図示せず)により駆動され
るスライダ51に取付けたハイド52と、NC制御装置
(図示せず)とを具備している。
咳旋削加工装置は、スピンドルモータ62が主軸53の
駆動源となるのはリード加工以外の加工に限られる点、
リード加工用駆動源として主サーボモータ55を設けた
点、及び主軸53の回転角検出用のポジションコーダ6
0を設けた点である。
主サーボモータ55の出力軸57に歯車56を取付け、
リード加工時には該歯車56が主軸53に取付けた歯車
58と噛合するように構成されている。主軸53に取付
けたプーリ59はクラッチ内蔵プーリであり、リード加
工時には主軸53とスピンドルモータ62との接続を解
除するように構成されている。一方、リード加工以外の
旋削加工に際しては、1亥クラッチによりプーリ59及
び駆動ベルト61を介して主軸53とスピンドルモータ
62とが接続され、歯車58と56との噛合は、例えば
、歯車56を垂直方向(第4図)に移動させるシリンダ
(図示せず)により解除される。
NC旋盤による工作物50に対するリード加工に関連し
て説明すると、この旋削加工方法の実施に先立ち、旋削
すべき工作物50の加工形状(例えば、下部シリンダ用
に選択されたリードデザインに基く)に対応する主軸β
3の回転角(即ち、工作物50の回転角)とバイト52
の移動量との関係をプロットしてグラフ化し且つ常法に
より数値化してNC制御装置に記憶させる。工作物50
へのリード加工はこの数値化情報に基づき主軸53の駆
動用の主サーボモータ55及びスライダ51の、駆動用
のサーボモータ(図示せず)をiil制御することによ
り行われるが、刻々変わる主軸53の実際の回転角はポ
ジションコーダ60により連続的に測定され、またスラ
イダ51の図示A方向及びB方向への移動によるバイト
52の刻々変わる実際の移動量はサーボモーフ(図示せ
ず)に内蔵されたポジションコーダにより連続的に測定
され、これら測定値はNC1Jl?Il装置の記憶情報
と比較され、この比較情報に基き、上記両サーボモータ
が制御される。この制御によりバイト52の移動速度と
主軸53の回転速度との合成速度が一定となされるが、
実際にはバイト52の移動速度が一定となるようにwi
御される。その結果、深い切込み旋削加工時には、主軸
53の回転速度が相対的に低下し、また、浅い切込み旋
削加工時には、相対的に上昇することになるので、その
都度の加工の難易度に応した最適条件が選択されること
になり、従って、精密な加工を行うことができる4例え
ば、回転角270°以上の部分で鋭い立上がりの旋削加
工が可能であるので、テープ案内面としてのリード部R
を180”から270”迄拡張することができ、従って
、下部シリンダを小型化してもテープに所望の映像信号
トラックを形成するために、充分な長さの案内部を提供
することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
第4図を参照して説明した上記の旋削加工方法及びその
装置は、上記カム倣い方法或いはNC旋盤による加工方
法における問題点を解消することができるが、しかしな
がら、次の点の課題が残されている。即ち、前述したい
ずれの方法による加工でも、旋削加工を対象とする工作
物は単体形態である。そのため、相対的に回転可能な軸
部材と外側部材とから成る工作物即ち組立部品に対して
は旋削加工を行うことができなかった0例えば、近年、
テレビの大型化に伴いその延長線上にあるVTRはE(
i−Fi化され、より一層の高品質な商品が求められる
ようになってきた。そこで、ハイビジラン(高品位テレ
ビジョン)放送システムに対応するには、高画質再生能
力を持つVTRが必要となってくる。特に、VTRでの
重要なパーツである上下シリンダの加工では、より一層
の高精度を要求されるのが現状である。VTRでの録画
再生時のシリンダは、VHSタイプを例にとれば、下シ
リンダに設けられたリード部をガイドとしてテープが走
行し、軸部材に取付けられた上シリングには、ヘッドが
組込まれ高速回転運動を行い録画再生をしている。この
VTRが作動している時は、上シリンダと下シリンダと
は相対的に回転運動を続けているわけである。しかし、
これらの部品の旋削加工、組立てについては、部品の各
パーツを個々に旋削加工を行い、しかる後にそれらのパ
ーツを組立てているため、各パーツごとの加工精度をた
とえサブミクロンのレベルで旋削加工したとしても、各
パーツの組立てによりその加工誤差は累積誤差となって
現れ、そのため最終製品として各部品を組立てた際に、
より高度化された情am器に対応できなくなってきた。
この発明の目的は、上記の課題を解決することであり、
高度化された技術の要求を満足させるため、相対回転可
能な軸部材と外側部材から成る組立部品即ち工作物の各
パーツを組合わせた状態にし、該組立部品に対して旋削
前−1特に曲線旋削加工を施して高度の加工精度を得る
ため、組立部品に対して掻めで好ましい構成で旋削に必
要な相対回転を与え、例えば、VTRの下シリンダの外
周面にリード加工を行うものであり、最終製品として回
転可能なVTRの下シリンダについて、VTR作動時に
高速回転の基準となる下シリンダの軸部材を保持して、
謹上シリンダの外周面に目的とするリード形状を旋削加
工することを特徴とする組立部品の旋削加工装置を提供
することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上記課題を解決し、上記目的を達成するた
め、次のように構成されている。即ち、この発明は、相
対回転可能な軸部材と外側部材とから成る組立部品にお
ける前記軸部材の一端部を支持する第一保持部、咳第一
保持部に対して進退可能であり且つ前記軸部材の(th
端部を支持する第二保持部、前記第一保持部に回転可能
に配置され且つ前記外側部材に旋削加工に必要な回転運
動を与える主軸手段、及び前記第一保持部に取付けられ
且つ前記軸部材に回転運動を与えるドライバ手段から成
ることを特徴とする組立部品の旋削加工装置に関する。
また、この組立部品の旋削加工装置は、前記主軸手段の
回転角を検出するポジションコーダ、DCサーボモータ
(開示せず)により駆動されるスライダに取付けたバイ
ト、及び前記バイトの移動量と前記ポジションコーダか
らの情報に応答して前記各サーボモータを制御するNC
制御装置から構成したものである。
更に、この組立部品の旋削加工装置は、前記ドライバ手
段を、主軸の内径に組込まれた副サーボモータ、咳副サ
ーボモータに駆動連結し且つ組立部品回転中心と同軸上
に配置されたセンタ、該センタの外周面に回転軸線方向
に摺動可能状態にスプリングによって前記組立部品側に
付勢されたドライバ、及び該ドライバに取付けられ且つ
前記組立部品の外側部材ポス外径に嵌合するドライバブ
ーツから構成したものである。
また、この組立部品の旋削加工装置は、前記第二保持部
をフレーム内に組立部品回転中心と同軸上に回転軸線方
向に摺動可能状態に配置されたローリングセンタポスと
1亥ローリングセンタボスの先端を凹部に形成したロー
リングセンタとから構成し、また、前記フレームを主軸
台後側面に組立部品回転軸と平行移動可能に組付けたも
のである。
更に、前記主軸手段は、主軸端面に駆動プレートを介し
て取付けた前記組立部品に対して前後運動可能なケレプ
レートと、前記組立部品の外側部材端面に形成した係合
穴に係止可能なケレとを含むものである。
〔作用〕
この発明は、上記のように構成されており、次のように
作用する。この組立部品の旋削加工装置は、軸部材とそ
れに組付けられる相対的に回転可能な外側部材とから成
る組立部品の該外側部材の外周面にリード形状を旋削加
工するものであり、第一保持部に内蔵されたセンタと第
二保持部であるセンタポスに内蔵されたセンタとの間で
、前記組立部品の軸部材(シャフト外径)を完全に保持
位置決めし、その保持状態で、第一保持部の外周部に設
けた主軸手段により、旋削加工に必要とする回転を前記
外側部材に与えると共に、前記主軸に一体に組み込んだ
副サーボモータによって前記軸部材に高速回転を与え、
それによって前記組立部品の作動状態、例えば、VTR
における上下シリンダの相対的な回転運動状態と同等の
状態を具現するものである。その状態で、前掲特公昭6
243801号公報で開示した旋削加工方法によって、
組立部品の外側部材に高精度なリード形状等の曲線加工
形状を旋削加工する。この旋削加工により前記組立部品
は最終製品状態で、例えば、下シリンダに対してVTR
の生命ともいえる高品質なリード形状を高精度に旋削加
工することができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、この発明による相対回転部材か
ら成る組立部品の旋削加工装置について詳述する。第1
図において、この発明による相対回転部材から成る組立
部品の旋削加工装置の概略説明図が示されている。この
発明による旋削加工装置は、第4図に示す旋削加工装置
において相対回転部材から成る組立部品即ち工作物を旋
削加工する組加工機に組み込んだものである。従って、
第1図におけるこの発明による旋削加工装置には、第4
図に示す旋削加工装置に示す部品と同一の部品には同一
の符号を付し、それらの部品の構成及び作用の説明を省
略する。この旋削加工装置は、例えば、相対的に回転可
能な軸部材3と外側部材4から成るVTR用シリンダ組
立品即ち組立部品5における軸部材3を、第一保持部1
及び第二保持部2の両センタ6.7で保持し、組立部品
5の外側部材4の外周面を旋削加工する時に、該両セン
タ6.7の設定位置を加工基準としたことである。この
発明による相対回転部材から成る組立部品の旋削加工装
置は、主として、軸部材3と該軸部材3に軸受30を介
して相対的に回転可能に支持した外側部材4とから成る
組立部品5における軸部材30両端部をそれぞれ支持す
る第一保持部Iと第二保持部2、該第一保持部■に回転
可能に配置され且つ外側部材4に旋削加工に必要な回転
運動を主サーボモータ55によって与えられる主軸手段
10である主軸53、該主軸53に組込まれた副サーボ
モータ2B、該主軸53の回転角を検出するポジション
ロータ60、サーボモータ(図示省略)により駆動され
るスライダ5Iに取付けたハイド52、及び該バイト5
2の図示A方向及びB方向の移動量とポジションロータ
60からの情報に応答して前記各サーボモータを制御す
るNC制m装置(図示省略)から構成したものである。
この旋削加工装置による組立部品5の旋削加工において
、バイト52の図示A方向部ち組立部品5の半径方向の
移動量は、リード加工については切り込み深さになり、
リード加工では該深さは一定に設定されており、またバ
イト52の図示B方向部ち軸方向の移動量は組立部品5
の外周面にリード加工を行う場合のバイト52の動き方
向となるものである。ここで、主サーボモータ55は、
組立部品5のリード加工時に外側部材4を駆動する機能
を有する。副サーボモータ28は、主軸53内に組込ま
れ、組立部品5のリード加工時に輪部材3に回転を与え
る機能を有する。更に、DCサーボモータ(図示せず)
は、スライダを駆aするのに使用される。また、スピン
ドルモータ62は、工作物に対してリード加工以外の加
工において主軸53を回転させるのに使用される。
次に、この発明ムこよる組立部品の旋削加工装置の詳細
については、以下に第2図を参照して説明する。第2図
において、第二保持部2は、ローリングセンタボス24
とローリングセンタ23から成る。ローリングセンタボ
ス24はフレーム22に形成した貫通孔45に摺動可能
に嵌合し、また、ローリングセンタ23は一端に組立部
品5の軸部材3を支持するセンタ6を且つ他端にローリ
ングセンタボス24の嵌合穴42に挿入嵌合する取付ス
テム41を存している。更に、主軸台54にアームを介
して固定したフレーム22には、油圧シリンダ40が固
定されている。油圧シリンダ40は、往復運動するピス
トンロッド39及び該ピストンロッド39の先端にピン
4Gで枢着されたピストン43を有しでいる。このピス
トン43は、ポルト44によってローリングセンタ23
に固定されている。従って、第二保持部2は、センタ6
に対向して設置された第一保持部lのセンタ7に対して
、油圧シリンダ4Dのピストン43の往復運動に応じて
軸方向に進退可能に調整され得る。
このセンタ6は、組立部品5の軸部材3の一端部を凹部
36で支持し、組立部品5の回転中心と同軸上に設置さ
れている。従って、センタ6は、組立部品Sを位置設定
して装着した時に、組立部品5を油圧によって押圧した
状態に支持できる。なお、フレーム22は、主軸台54
の側面に摺動可能に取付けられ(図示省略、例えば、作
業者より見て主軸台54の裏側)、それによってフレー
ム22は、組立部品5の回転中心軸と平行移動可能に取
付けることもできる。
また、主軸台54側に設けた第一保持部lは、組立部品
5の軸部材3の他端を支持するセンタ7、該セ〉・タフ
の外周に摺動可能に支持すると共にスプリング34によ
って組立部品5側へ付勢され且つ一体回転可能に取付け
たドラづバ9、及び該ドライバ9に固定し且つ組立部品
5の軸部材3に摩擦連結するドライバブーツ37から成
る。センタ7は、一端部に軸部材3の一端が嵌入する凹
部35を且つ他端部に副サーボモータ28の駆動軸8が
嵌入する嵌合穴47を有する。軸部材3に回転を与える
副サーボモータ28は、主軸53内に押さ部材33で固
定されたモータフレーム12、iモータフレーム12に
固定されたステータ29、該ステータ29内で回転可能
なロータ38及び該ロータ38に固定した駆動軸8から
構成されている。この駆動軸8は、中空状の主軸53の
中空部内に固定したモータフレーム12に対して相対的
に回転可能に組込まれ、更に、駆動軸8を嵌合したセン
タ7は第二保持部2のセンタ6とは対向する位置に配置
されている。モータフレーム12の後部は、主軸53の
中空部を貫通し、信号線保護管11が取付けられ、該信
号線保護管Il内に副サーボモータ28に電流を供給す
るため、モータ駆動装置に接続する信号線48が配設さ
れている。
組立部品5の外側部材4を回転させる主軸53は、主軸
台54に軸受I3を介して相対的に回転可能に支持され
ている。この主軸53は、例えば、第1図に示すように
、主軸53にベル)61、歯車56.58等を介して回
転駆動されるように構成されている。主軸53の一端に
は一種の駆動プレートであるプレートボス14が固定さ
れ、該プレートボス14の円周方向には複数個のガイド
ピン15がボルト31によって取外し可能に固定されて
いる。これらのガイドピン15には、ケレプレート17
が主軸530回転中心軸方向に往復移動できるように取
付けられ、しかも、プレートボス14とケレプレート1
7との間にはスプリング16が配置され、該スプリング
16によってケレプレート17は、主軸53の回転中心
軸方向にガイドピン15に案内されて組立部品5の方向
に付勢されている。このケレプレート17には、組立部
品5の外側部材4に形成した係合穴32に係合する係止
片19を備えたケレ18が固定されている。更に、ケレ
プレート17については、咳ケレプレート17をガイド
ピン15に沿って組立部品5から遠ざかる方向に、即ち
、ケレ18の係止片19が組立部品5の外側部材4の係
合穴32から離脱する方向に移動させるため、ケレブレ
ー)17の側面に当接するローラ21が設けられている
このローラ2【は、手動ハンドル20の操作によって摺
動させることによって、ケレプレート17を後退させ、
ケレプレート17に取付けたケレ18の係止片19を組
立部品5の外側部材4の係合穴32からjil脱させる
ことができる。
上記のような構成において、組立部品5の外側部材4を
回転駆動させる主サーボモータ55と組立部品5の軸部
材3を回転駆動させる副サーボモータ28との作動関係
を、第3図を参照して説明する。主サーボモータ55に
ついては、Nc’llIm装置からの指令信号70をデ
ィジタル制御部74に送り込み、且つディジタル制御部
74で主サーボモータ55に設けたパルスゼネレータ6
9の位置信号を受けて位置制御を行い、モータ駆動装置
63を駆動して主サーボモータ55を作動する。
この場合に、モータ駆動装置63は、主サーボモータ5
5に設けたタコゼネレータ68からの信号を受けて速度
制御される。また、副サーボモータ28については、N
C制御装置からの割込指令71及びパルスゼネレータ6
9の位置信号を受けて回転数変更装置64が作動し、回
転数変更信号をディジタル制御n部66に送り込む、こ
の場合に、ディジタル制御部66では、副サーボモータ
28に設けたパルスゼネレータ73の位置信号を受けて
位置制御を行うように制御してもよい、このディジタル
制御部66からの駆動信号はモータ駆動装置67に送り
込まれる。更に、NCIIIIm装置からの割込指令7
1及びタコゼアレータ68の速度信号を受けて速度変更
装置65が作動し、速度変更信号をモータ駆動装置67
に送り込む、この場合に、ディジタル制御部66では、
副サーボモータ28に設けたタコゼネレータ72の位置
信号を受けて位置制御を行うように制御してもよい、モ
ータ駆動装置67の駆動によって副サーボモータ28は
作動される。上記のような構成によって、主軸手段であ
る主軸駆動用の主サーボモータ55は、正回転(例えば
、組立部品5側から見て右回転)及び逆回転(即ち、左
回転)が任意に設定できる。ドライバ手段である第一保
持部lを回転駆動する副サーボモータ28は、主サーボ
モータ55に比例して回転させることができ、その比例
値を任意に設定することができるものである。また、副
サーボモータ28の回転方向は、主サーボモータ55と
は独立して、正回転(例えば、組立部品5側から見て右
回転)及び逆回転に設定することができる。或いは、副
サーボモータ28は主サーボモータ55が回転中である
にもかかわらず、停止させておくこともできる。
この発明による組立部品の旋削加工装置は、上記のよう
に構成されており、次のように組立部品5を位置設定す
ることができる。まず、組立部品5を第二保持部2のセ
ンタ6と第一保持部1のセンタ7との間の所定の場所に
挿入し、フレーム22に取付けた油圧シリンダ40によ
り、ローリングセンタボス24をフレーム22に対して
摺動移動させ、前もって設定された距離だけ組立部品5
の方向に前進させる。また、ローリングセンタポス24
が前進してよい条件としては、ケレプレート17がロー
ラ21によって主軸53の端面側に後退している時のみ
である。即ち、主軸台54の上部に組付けた手動ハンド
ル20を操作することで、先端のローラ21がケレプレ
ート17を押し、ケレプレート17に組付けているケレ
lBの係止片19も組立部品5の外側部材4に形成した
係合穴32から離脱している時である。その離脱状態の
確認は、例えば、リミットスイッチ(図示しない)によ
り検出することができる。次いで、組立部品5を上記所
定の場所に挿入し、ローリングセンタボス24を設定さ
れた距離だけ前進させると、組立部品5の軸部材3は第
一保持部1のセンタ7に押付けられ、その結巣、組立部
品5の軸部材3は旋削加工の基準として固定されたこと
になる。
次に、前もって後退させていたケレプレート17を前進
させるが、ケレ18に設けるテーパビンである係止片1
9が組立部品5の外側部材4端面に形成した嵌合穴32
に係合するように、組立部品5の外側部材4を必要な量
だけ角度割出しを行い、係止片19と嵌合穴32が一致
した位置で、ローラ21をケレブレー)17から完全に
離脱させる。
これによって、ケレ18の係止片19は外側部材4の係
合穴32に係止する。このように、組立部品5の軸部材
3を第二保持部2と第一保持部1とによって、所定の位
置に設定した後、組立部品5の外側部材4に主軸53か
らの回転を伝達する。
また、場合によっては、上記のように、副サーボモータ
28の作動によって組立部品5の軸部材3にも回転運動
を行わせる。
上記のように、この旋削加工装置に位置設定された相対
回転部材である軸部材3と外側部材4とから成る組立部
品5について、該外側部材4の外周面にリード加工等の
曲線旋削加工を施すには、前掲特公昭62−43801
号公報において開示した旋削加工方法によって行うこと
ができる。この場合に、前述した作用によって、組立部
品5であるVTRの下シリンダ組立品は、軸部材3を加
工の基準として確実に固定されたことになる。しかる後
に、歯車58等によって主軸53が回転駆動され、次い
で主軸53の端面に取付けられたプレートポス14、ガ
イドビン15、ケレプレート17、ケレ18の頃で切削
に必要な回転が伝達され、組立部品5の外側部材4、例
えば、VTRの下シリンダは、上記旋削加工方法によっ
て組立部品5の外側部材4の外周面にリード加工が施さ
れることになる。
この発明による相対回転部材から成る組立部品の旋削加
工装置は、上記のように構成されているが、必ずしも上
記実施例に限定されるものではなく、例えば、主軸手段
であるケレプレート、ケレ、及び副サーボモータに取付
けたセンタ、該センタに摺動可能に組付けたドライバ、
該ドライバに取付けたドライバブーツ等の部品は取換可
能の状態に構成することができ、工作物である組立部品
の形状により、その目的に応じた機構に構成することが
できることは勿論である。また、上記旋削加工方法では
、VHSタイプの加工例として、切削条件を主軸の回転
数:150〜300rpm、バイト送り速度:6000
m/分、送り方向とッチ: 0.1論の技術が開示され
ているが、このような実施例に限定されるものではない
、また、図面で開示するように、第一保持部1のセンタ
6、第二保持部2のセンタ7及びケレ18は、取換え可
能状態に組込まれており、目的とする工作物の大きさ、
形状等に対応して交換することができるものであり、べ
−り、コンパクトVH3,8〜VTR,DAT、或いは
小型DAT等の多仕様なサイズ、種類等にも容易に適用
させることができるものである。
〔発明の効果〕
この発明による組立部品の旋削加工装置は、上記のよう
に構成しているので、次のような効果を有する。
この発明の組立部品の旋削加工装置は、相対回転可能な
軸部材と外側部材とから成る組立部品における前記軸部
材の一端部を支持する第一保持部、該第一保持部に対し
て進退可能であり且つ前記軸部材の他端部を支持する第
二保持部、前記第一保持部に回転可能に配置され且つ前
記外側部材に旋削加工に必要な回転運動を与える主軸手
段、及び前記第一保持部に取付けられ且つ前記軸部材に
回転運動を与えるドライバ手段から構成したので、組立
てた状態の組立部品を所定の位置に確実に且つ堅固に設
定し、しかも極めて好ましい構成で前記外側部材と前記
軸部材とに相対回転運動を与えることができ、しかも所
望な相対回転状態に簡単に制御することができ、種々の
工作物に対して容易に適用させることができ、前記外側
部材の外周面にリード加工等の曲線旋削加工を高精度に
且つ迅速に施すことができ、前記組立部品の組立てによ
る累積誤差は発生しない。
また、この発明の組立部品の旋削加工装置は、軸部材と
該軸部材に相対的に回転可能に支持した外側部材とから
成る組立部品における前記軸部材の両端部をそれぞれ支
持する第一保持部と第二保持部、前記第二保持部に回転
可能に配置され且つ前記外側部材に旋削加工に必要な回
転運動をスピンドルモータと主サーボモータによ−うて
与えられる主軸手段、前記主軸手段の回転角を検出する
ポジションコーダ、DCサーボモータにより駆動される
スライダに取付けたバイト、及び前記バイトの移動量と
前記ボジシヲンコーダからの情報に応答して前記各サー
ボモータを制御するNC制′rn装置から構成したので
、前記軸部材と前記外側部材とから成る前記組立部品を
予め組立てた状態で、旋盤等の組加工機の工作物保持装
置に適用して極めて簡単に且つ確実にセントすることが
でき、組立て状態の前記組立部品の前記外側部材の外周
面にリード加工等の曲線旋削加工を施すことができる。
従って、前記組立部品の前記軸部材を回転軸心に対して
振れることなく設定でき加工精度を向上させることは勿
論のこと、各部材即ち各パーツの組立てに伴って発生ず
るような累積誤差を防止することができる。
また、第一保持部が組立部品回転中心と同軸上に配置さ
れ且つ前記軸部材外径を保持する第二保持部の方向に付
勢されたセンタを有し、更に該センタがフレームに組込
まれ且つ組立部品回転中心軸と平行運動可能の状態に主
軸台側面に取付けられたので、前記組立部品を所定の位
置に極めて容易に位置設定することができ、しかも、各
部品を取外し可能に取付けることができ、前記組立部品
の形状、長さ等に相当の自由度を持たせることができる
更に、第一保持部が軸部材を保持するセンタを有し、主
軸中空部内に回転可能に組込まれ、更に第二保持部とは
対向する位置に配置されたので、前記第一保持部を碓実
に且つ正確に主軸手段の回転中心即ち組立部品の軸部材
の中心に配置することができる。
また、主軸手段は主軸端面に取付は且つ組立部品に対し
て前後運動可能なケレプレートと前記組立部品の外側部
材端面に形成した係合穴に保合可能なケレとを含んでい
るので、前記主軸手段を前記組立部品の前記外側部材に
容易に且つ確実に係合させることができ、しかも前記組
立部品の着脱作業を掻めて容易に行うことができるつ
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による組立部品の旋削加工装置を示す
概略説明図、第2図は第1図の旋削加工装置の要部を示
す断面図、第3図はこの発明による組立部品の旋削加工
装置における主サーボモータと副サーボモータの関係を
説明するブロック図、及び第4図は従来の旋削加工装置
を示す概略説明図である。 t−−一一一・−第一保持部、2−−−−−−一第二保
持部、3軸部材、4・・−・−外側部材、5−−−−−
一組立部品、6゜7 =−一一一センタ、9−−−−−
−−ドライバ、10−−−−−一主軸手段、17−−−
−−−−ケレプレート、l 8−−−−−−−ケレ、2
2フレーム、23−・−ローリングセンタ、240−リ
ングセンタポス、28−・−副サーボモータ、32−−
−−−−一係止穴、37−−−−−ドライバブーツ、5
1−−・、スライダ、52−−−−−一バイト、53−
〜−−−−−主軸、54・−・主軸台、55−一−−−
−主す−ポモータ、60−−−−一・−ポジションコー
ダ、62−−−−−スピンドルモータ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)相対回転可能な軸部材と外側部材とから成る組立
    部品における前記軸部材の一端部を支持する第一保持部
    、該第一保持部に対して進退可能であり且つ前記軸部材
    の他端部を支持する第二保持部、前記第一保持部に回転
    可能に配置され且つ前記外側部材に旋削加工に必要な回
    転運動を与える主軸手段、及び前記第一保持部に取付け
    られ且つ前記軸部材に回転運動を与えるドライバ手段か
    ら成ることを特徴とする組立部品の旋削加工装置。
  2. (2)前記主軸手段の回転角を検出するポジションコー
    ダ、DCサーボモータにより駆動されるスライダに取付
    けたバイト、及び前記バイトの移動量と前記ポジション
    コーダからの情報に応答して主サーボモータを制御する
    NC制御装置から構成したことを特徴とする請求項1に
    記載の組立部品の旋削加工装置。
  3. (3)前記ドライバ手段は、主軸に組込まれた副サーボ
    モータ、該副サーボモータに駆動連結し且つ組立部品回
    転中心と同軸上に配置されたセンタ、該センタの外周面
    に回転軸線方向に摺動可能状態にスプリングによって前
    記組立部品側に付勢されたドライバ、及び該ドライバに
    取付けられ且つ前記組立部品の外側部材ボス外径に嵌合
    するドライバブーツから成ることを特徴とする請求項1
    に記載の組立部品の旋削加工装置。
  4. (4)前記第二保持部はフレーム内に組立部品回転中心
    と同軸上に回転軸線方向に摺動可能に配置したローリン
    グセンタボス及び該ローリングセンタボスの先端に凹部
    を形成したローリングセンタから成り、また、前記フレ
    ームを主軸台後側面に組立部品回転軸と平行移動可能に
    取付けたことを特徴とする請求項1に記載の組立部品の
    旋削加工装置。
  5. (5)前記主軸手段は主軸端面に駆動プレートを介して
    取付け且つ前記組立部品に対して前後運動可能なケレプ
    レートと、前記組立部品の外側部材端面に形成した係合
    穴に係止可能なケレとを含むことを特徴とする請求項1
    に記載の組立部品の旋削加工装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60114439A (ja) * 1983-11-22 1985-06-20 Washino Koki Kk 回転部材組み込み製品の加工装置
JPS6196601U (ja) * 1984-11-27 1986-06-21
JPS6243801A (ja) * 1985-08-20 1987-02-25 インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション 磁気記録検出回路

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