JPH0258772A - 光ディスクならびに光ディスクから読み取られる情報信号の欠落を検査する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ＣＤ（コンパクトディスク）やレーザーディ
スクなどの光ディスクに記録された信号を読み取り、そ
の信号の欠落を効率的に検出して光デイスク上の傷など
および光ピツクアップのプレーアビリティの検査をする
ことができる光ディスクおよび光ディスクから読み取ら
れる信号の欠落を検査する方法に関する。

（従来の技術） ＣＤ（コンパクトディスク）に記録された音楽情報など
の情報を光ピツクアップにより読み取る場合、誤り訂正
ができないバーストエラーレベルの信号の欠落があると
音が出なくなり、さらにエラーの程度が大きい場合はパ
ルス性の雑音が生じることになる。このような信号の欠
落は、ＣＤ上の傷の存在や、光ピツクアップのプレーア
ビリティ（ＣＤにある程度の傷があっても、無音や雑音
が発生することなく情報をトレースする能力）の欠落に
よって生じるものである。

そこで、従来は、ＣＤ上の傷などや光ピツクアップのプ
レーアビリティを検査するために、実際にＣＤを再生さ
せて音声を聞くことにより、ＣＤから読み取られる音楽
信号の欠落を検出することが行なわれている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、信号の欠落を検出するためにいちいちＣ
Ｄを再生させて音声を聞き取る従来の方法では、検査の
ための手間と労力がかかりすぎてしまい、効率も悪いと
いう問題があった。

本発明は、以上のような課題に着目してなされたもので
、ＣＤなどの光ディスクから読み取られる音楽信号など
の情報信号の欠落を検査するための手間と労力を削減す
ることができ、さらに検査を自動化することが容易とな
る光ディスクおよび光ディスクから読み取られる情報信
号の欠落を検査する方法に関する。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、音声、文字、図形などの情報と共に各フレー
ムを構成しているサブコードに、前後のつながりが分か
り且つ各部分がどのフレームか判別できるようなシリア
ルデータが記録されている光ディスク。

および、上記の光ディスクにおいて、サブコートに記録
されたシリアルデータを読み取り、この読み取られたシ
リアルデータ信号の欠落の有無を判定することによって
、光ディスクから読み取られる情報信号の欠落を検査す
る方法である。

〔作用〕

本発明においては、光ディスクの信号フォーマットの構
成単位である１つのフレームが音声、文字、図形などの
データとサブコートとにより構成されていることに着目
して、このサブコートの部分に前後の関連があり且つ各
部分がどのフレームかを判別できるようなシリアルデー
タを記録するようにしている。そのため、このサブコー
ドのシリアルデータを読み取り、そのデータが連続した
形にならない部分（落ち込みなど）を検出することによ
り、フレーム単位ての信号の欠落の有無が判断できるよ
うになる。よって、音声、文字、図形などりデータを人
間が全て確認しなくても、その信号の欠落の有無が判断
できるので、光デイスク上の傷や光ピツクアップのプレ
ーアビリティの検査の手間を大幅に短縮することが可能
となる。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明の一実施例を説明する。

第１図はＣＤに信号が記録される単位である１つのフレ
ームの中に入るデータを示す説明図、第２図はＣＤに記
録されるサブコードのフォーマットを示す説明図、第３
図は本実施例に係るＣＤ（コンパクトディスク）のサブ
コードのＲチャンネルのフォーマットの一例を示す説明
図、第４図は第３図のサブコードに記録されるシリアル
データを説明するための図、第５図は読み取られたシリ
アルデータ信号の欠落を検出する方法を説明するための
図、第６図はＣＤから読み取られた情報信号の欠落を検
出する装置の構成ブロック図である。

まず第１図に示すように、ＣＤの信号はフレームという
単位で記録されており、データは９８フレームで完結す
るようになっている。この１フレームには音楽信号など
の他に８ビツトのサブコードＰ−Ｗが含まれ、これが９
８フレ一ム分（１フレ一ム分をサブコードシンボルと呼
ぶ）集まると、第２図に示すような１つのサブコードブ
ロックとなる。このサブコードブロックの最初の２シン
ボルは同期パターンＳＯ，Ｓｌである。残りの９６シン
ボルについては、ＰとＱの両チャンネルがプレーヤの制
御信号として全て決定されているが、ＲからＷまでの６
チヤンネルについては従来は使用されていない。

前記のＰ、Ｑチャンネルに記録されている情報としては
、例えば、曲の経過時間を１秒間隔で区切フて表示して
いるものなどがあり、これによりチャプターやインデッ
クスなどの検索が行なえるようになっている。しかしな
がら、このＰ。

Ｑチャンネルに記録された情報は特定の間欠的な（前後
の関連のない）信号であるため、これらの情報を使用し
ても、音楽信号の欠落を検出することはできなかった。

そこで本実施例においては、この従来使用されていない
ＲからＷのチャンネルのうち、例えばＲチャンネルにＣ
Ｄに記録されている全曲を通してのシリアルデータを記
録するようにしている。

第３図は本実施例によるＲチャンネルのフォーマットの
一例を示している。このフォーマットでは、同期パター
ンＳＯ，Ｓ１に続いて４ビツトの制御フラグＣ０ＮＴＲ
０Ｌが、その後に４ビツトのコードＡＤＲが、さらに７
２ビツトのシリアルデータＲが、最後にＣ０ＮＴＲ０Ｌ
〜シリアルデータＲまでのパリティチエツクコードＣＲ
が続く。このシリアルデータＲは、例えば、サブコード
のＲチャンネルを並べて形成してあり、しかも第１のブ
ロックのフレーム１から連続しており、且つ各フレーム
が判別できるようなデータとしている。具体的には、第
４図に示すような８ビット車位のデータをつないでおり
、しかも前後のつながりが分かるような連続した形態の
データとしている。

そのため、このシリアルデータＲを読み取った信号に連
続した形にならない部分（落ち込みなど）があった場合
には、サブコードに記録されたシリアルデータに欠落が
あるものと判断し、該当サブコート（例えばＲ１５）で
代表される該当フレーム（１５）に欠落があったものと
判断することができる。第５図はこのことを概念的に示
す模式図である。図において、信号の欠落のない場合（
ａ）に比べて、信号の欠落のある場合（ｂ）では、図の
矢印で示された各部分においては、信号の前後のつなが
りが無くなフている。そのため、この矢印で示された部
分で信号の欠落が生じていることが分かる。このように
、シリアルデータの読み取りとそのシリアルデータのつ
ながりの有無の判定を各ブロック単位で行なうことによ
り、どのフレームで情報信号の欠落が生じているのかを
検出することができる。

第６図は本実施例に使用される情報信号の欠落を検査す
るための装置のシステム構成図である。

なお、この検査装置はＣＤプレーヤを利用している。図
中符号１はＣＤ、２はそれを定線速度で回転させるスピ
ンドルモータ、３はＣＤＩにレーザ光を照射してその記
録面上の情報を反射光の強弱で読み取る光ピツクアップ
、４はこの光ピツクアップ３をＣＤＩの半径方向へ移動
させる送り制御部、５はＣＤＩから読み取ったデータを
基にモータ２の回転を制御し、ＣＤＩの線速度が一定に
なるように制御する回転制御部、６はフォーカスとトラ
ッキングを制御するトレース制御部、７は光ピツクアッ
プ３で検出された情報信号を増幅するＲＦアンプで、ク
ロックを再生するＰＬＬを内蔵している。８は増幅され
た情報信号をＥＦＭ復調する一方でサブコード信号を復
調し、またフレーム同期信号の検出とドロップアウトか
らの保護及び内挿を行ない、さらにはインターフェース
用信号を発生させる回路、９は誤りデータの検出訂正補
間（平均値補間）とデータの整列を行なう回路、１０は
回転むら吸収とデータ整列用のＲＡＭ　（ランダム・ア
クセス・メモリ）、１１はユーザによる選曲操作を送り
制御部４へ伝達して目的とする曲を読み取らせ、またＣ
ＤＩのトレース状況を表示・操作部１２に表示させるシ
ステム・コントローラである。９の回路は前述した平均
値補間の他のＲＡＭｌ０とのインターフェース（Ｒｅａ
ｄ　／Ｗｒｉｔｅ　）や線速度一定（ＣＬＶ）用基準信
号発生、さらにはＤ／Ａコンバータ１３へのインターフ
ェース信号の発生、およびスーパーストラテジーによる
ＣＩＲＣ復号（誤り検出と訂正）を行なう。１４．１５
はＤ／Ａコンバータ１３の出力から音声出力を抽出する
ローパスフィルタ（ＬＰＦ）である。

サブコードのうちＱコードはシステムコントローラ１１
に人力され、これによる判断で前記シリアルデータＲを
含むＲ−Ｗコートがサブコートディジタル信号処理及び
ドライブコントローラ２０の取込まれる。この回路２０
の入力段は５ＹＮＣ（同期）ディテクタ及びデスクラン
ブル回路２１で、この出力がＲＡ、　Ｍコントローラ２
２を通してＲＡＭ２３に書込まれる。２４はエラー訂正
及びシステムマネジメントをする回路である。また２５
はマイクロコンピュータ及びインターフェース回路であ
る。このマイクロコンピュータ及びインターフェース回
路２５は、シリアルデータを予め格納しておくメモリを
含んでおリ、このメモリ内のシリアルデータと、ＲＡＭ
コントローラ２２から送られてくるシリアルデータＲ信
号とを比較することによって、このシリアルデータＲ信
号の不連続部分（欠落）を検出し、その検出結果をフォ
ント情報として出力している。

３０はマイクロコンピュータ２５から前記フォント情報
を受けてＣＲＴ４１を駆動する回路で、Ｉ１０インター
フェース３１、ＣＰＵ３２、メモリ３３およびＣＲＴ駆
動部３４から成っている。

４１はこのＣＲＴ駆動部３４からの出力により前記信号
の欠落の有無の判定結果を表示するためのＣＲＴである
。なお、図の符号１６．１７はＡＮＤ回路である。

次にこの検査装置の動作を説明する。ＣＤＩのサブコー
トに記録されたシリアルデータＲは、光ピツクアップ３
により高速にて検出される。この光ピツクアップ３によ
り検出されたシリアルデータＲ信号は、ＲＦアンプ７で
増幅され、ざらにＥＦＭ復調回路８で復調されてエラー
検出訂正補間回路９に送られる。このエラー検出訂正補
間回路９で誤り訂正及び補間されたシリアルデータＲ信
号は、システムコントローラ１１からの制御信号がＡＮ
Ｄ回路１７の一方の入力端子に供給されている間、この
ＡＮＤ回路１７を介して５ＹＮＣ（同期）ディテクタ及
びデスクランブル回路２１に送られる。この回路２１に
送られたシリアルデータＲ侶号は、さらにＲＡＭコント
ローラ２２を経てマイクロコンピュータ及びインターフ
ェース回路２５に送られる。このマイクロコンピュータ
２５内では、前記ＲＡＭコントローラ２２から送られた
シリアルデータＲ信号を、内蔵しているメモリから読み
出したシリアルデータと比較し、前記シリアルデータＲ
信号の不連続部分（欠落）の有無を判定する。そして不
連続部分（欠落）があった場合には、それがどのフレー
ムかを検出し、その検出結果をフォント情報として整理
してＩ１０インターフェース回路３１に送出する。この
Ｉ１０インターフェース回路３１に送出されたフォント
情報は、ざらにＣＰＵ３２、メモリ３３、及びＣＲＴ駆
動部３４を経てＣＲＴ４１の画面上に表示される。

なお、本実施例に係る情報信号の欠落の検査方法は、前
述のようにＣＤ上の傷などの検査と光ピツクアップのプ
レーアビリティの検査との双方の検査に適用することが
できる。後者の検査の場合には、傷のないことを確認済
みのＣＤに記録されたシリアルデータを光ピツクアップ
が追従可能かどうかを監視すること、あるいは、所定の
範囲内で信号の欠落を生じさせたシリアルデータを予め
ＣＤのサブコードに記録させておき、この部分が追従可
能かどうかを監視することにより、検査の自動化が可能
となる。

（発明の効果〕 以上説明したように本発明においては、光ディスクのサ
ブコードに、前後のつながりが分かり且つ各部分がどの
フレームか判別できるようなシリアルデータを記録させ
ておき、そのシリアルデータの読み取り信号の不連続部
分（欠落）を検出することによって、光ディスクから読
み取られる情軸信号のフレーム単位での欠落を検査する
ようにしている。そのため、情報信号の欠落を検査する
ために、従来のように音声、文字、図形などの情報を人
間が読み取る必要がなくなるので、光ディスクおよび光
ピツクアップの不良の有無の検査が極めて容易にできる
ようになる。また、サブコードのシリアルデータの読み
取りとその欠落の有無の判定だけで前記の検査ができる
ので、検査の信頼性を高めることができ、また検査の自
動化が容易になる。

【図面の簡単な説明】

第１図はＣＤに信号が記録される単位である１つのフレ
ームの中に入るデータを示す説明図、第２図はＣＤに記
録されるサブコードのフォーマットを示す説明図、第３
図は本実施例に係るＣＤ（コンパクトディスク）のサブ
コードのＲチャンネルのフォーマットの一例を示す説明
図、第４図は第３図のサブコードに記録されるシリアル
データな説明するための図、第５図は読み取られたシリ
アルデータ信号の欠落を検出する方法を説明するための
図、第６図はＣＤから読み取られた情報信号の欠落を検
出する装置の構成ブロック図である。 ２０・・・サブコードディジタル信号ＩＡ埋及びドライ
ブコントローラ、２５・・・マイクロコンピュータ及び
インターフェース回路、３０・・・ＣＲＴ駆動回路、３
２・・・ＣＰＵ０ 区 Ｃつ 区 区 ば）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、音声、文字、図形などの情報と共に各フレームを構
   成しているサブコードに、前後のつながりが分かり且つ
   各部分がどのフレームか判別できるようなシリアルデー
   タが記録されている光ディスク ２、請求項１記載の光ディスクからサブコードに記録さ
   れたシリアルデータを読み取り、この読み取られたシリ
   アルデータ信号の欠落の有無を判定することによって、
   光ディスクから読み取られる情報信号の欠落を検査する
   方法