JPH0257946A - 分光光度計用試料セル観察装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、分光光度計を用いてｌ線等の笥酷な雰囲気内
にある分析試料の測定をする場合、投光用ライトガイド
および受光用ライトガイドを有する分光分析器に取付け
られ、測定試料を充填づ−る分析用試料セルの汚染状態
、或は試料の状態を’ｌ察する分光光度計用試料セル観
察装置に関するものである。

〔従来の技術〕

一般に放射線、極低温、真空、高温、有毒ガス等の苛酷
な雰囲気内にある測定試料を比色分析する場合には、第
５図に示すように、分光光度剤の分光器１からの光を投
光用ライトガイド２によって遮蔽壁３等の保護壁内の分
析用試料セル４に導き、分析用試料セル４からの光を受
光用ライトガイドによって受光器６に導いて分析を行な
っている。これら投、受光用ライトガイドは光ファイバ
の単１維を束ねて規則的に配列した公知のもの（例：特
願昭５９−２３０６４８　ｒ遠隔操作型分光光度計」）
が用いられる。

また苛酷な雰囲気下で使用されるため、その雰囲気内で
性能低下の少ないファイバが選択使用される。例えば放
射線雰囲気内では、ＣＪ　−Ｆ　ｒｅｅの純粋石英を高
温で線引きした単１ｉＩｌｔによってつくられたものが
好適である。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、この種の分光光度計には、甲なる投、受光用
ライトガイドのみが取付けられているため、分析用試料
セルの壁面が汚染していたり、測定に供される試料がセ
ルに充分溝されていなかったり、異物、気泡が存在して
いても、そのまま測定が行なわれるため、これらによっ
て測定値に誤差を生じ、この値をベースとする装置管理
に支障をきたすことがあった。

本発明は上記の事情に鑑み、測定者が前もって分析用試
料セルの状態を観察することが出来る、分光光度計用試
料セル観察装置を提供することを目的とする。

（課・題を解決するための手段） 上記の目的を達成するため、本発明の分光光度計用試料
セル観察装置においては、投、受光用ライトガイドを有
する分光光度計の投・受光用ライトガイドのいずれか一
方に、分析用試料セルを観察するためのファイパスロー
ブおよび照明用ライトガイドが共にとりつけられている
。

或は、ファイバスコープおよび照明用ライトガイドが共
に、投・受光用ライトガイドの両方にそれぞれ取付けら
れていてもよい。

また、投・受光用ライトガイドの一方にファイバスコー
プ、他方に照明用ライトガイドがそれぞれ取付けられて
いてもよい。

〔作　用〕

本発明の分光光度計用試料セル観察装置は上記の構成と
なっているので、照明用ライトガイドを通って送られる
光は分析用試料セルを照明し、照明されたセルの画像は
、ファイバスコープ（イメージガイド）を通って伝達さ
れ、測定者に観察される。

〔実施例〕

第１図ないし第３図は、本発明に係る分光光度計用試料
セル観察装置の一実施例を示すもので、第５図と同一部
分には同一符号を付してその説明を省略する。

第１図は、本発明に係る分光光度計用試料セル観察装置
を取付けた分光光度計の全体図で、図中符号１１は、投
光用ライトガイド２の中間外周部に設けられた画像？ｌ
Ｓ！察部（以下観察部という）で観察部１１には、観察
者１２が観察する接眼部１３および光ＩＩ）ｉｉ１４か
らの光を観察部１１まで送る照明用ライトガイド１５が
接続されている。

上記観察部１１は、第２図に内部詳細を示すように、投
光用ライトガイド２に沿って分光分析用試料セル（以を
試料セルという）４に到るファイバスコープ（イメージ
ガイド）１６および照明用ライトガイド１７の一端が取
付けられている。上記光源１４の光は照明用ライトガイ
ド１５を通り、反射鏡１８によって反射し、照明用ライ
トガイド１７に入り、これを伝わって、第３図（ａ）（
ｂ）に試料セル近傍の内部詳細画像を得る為にセル４お
よびその内部を照明する。この照明された画像は、ファ
イパスローブ（イメージガイド）１６の他端に取付けら
れｌζ対物レンズ１６ａにとらえられ、ファイバスコー
プ（イメージガイド）１６を通って伝達され、観察部１
１内の反射鏡１９によって９０°方向を変え、接眼部１
３の接眼レンズ１３ａを介しで観察者１２に観察される
。

なお、２０は投光用ライトガイド２の集光レンズ、２１
は受光用ライトガイド５の集光レンズである。

このように、照明用ライトガイド１７によって、照明さ
れた試料セル４の部分は、観察者１２が接眼部１３によ
って観察出来るので、試料セルの汚染、試料中の異物に
対する対処が可能となり、測定値の誤差の発生が未然に
防止される。

上記説明では、投光用ライトガイド２のみに観京都１１
を設け、観察部１１と試料セル４との間に投光用ライト
ガイド２に沿って照明用ライトガイドＪ３よびファイバ
スコープを設りたが、受光用ライトガイド５にも同様に
観察部１１、照明用ライトガイドおよびファイバスコー
プを設け、試料セル４の両側からの観察を可能として試
料セル４に対する？ｌ！ｌ！察範囲を拡大してしよい。

この場合それぞれの観察部に接続する照明用ライトガイ
ドの光源１４は、共通に用いることが出来る。

また、第４図に示すように、観察部１１を投・受光用ラ
イトガイド２，５のいずれか一方に取付け、これに、照
明用ライトガイド１７の無いファイバスコープのみを取
付４Ｊ、光源１４に一端が取付けられている照明用ライ
トガイド１５の他端を観察部１１が取付けられていない
投・受光用ライトガイドに接続し、照明用ライトガイド
１７を介して試料セル４を照明し、この画像をファイバ
スコープを介して観察するようにしてもよい。上記装置
は、投・受光用ライトガイドに沿うのはファイバスコー
プ、照明用ライトガイドのいずれか一本となるので、光
のガイド部分を細く形成することが出来る。

また、第１図及び第４図に示す観察部１１は、取付位置
が限定されるものではなく、ファイパスローブ（イメー
ジガイド）が設定されていれば分光器等と一体も可能で
あり、さらに観察部と、同規格のコネクタを有する場所
では脱着も可能である。

〔効　果〕

以上述べたように本発明に係る分光光度計用試料セル観
察装置は、遮蔽壁を隔てて放射線等の苛酷な雰囲気中に
ある試料セルを観察することが可能となり、試料セルの
汚染、試料中の異物等を容易に見つけて対処することが
出来る。したがって、これらによって測定値が乱れるこ
とが未然に防止され、装置管理に寄与することが極めて
大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図（ａ）（ｂ）は本発明に係る分光光
度計用試料セル観察装置の一実施例を示ずらので、第１
図は分光光度計の全体図、第２図は画像観察部の内部詳
細図、第３図（ａ）は分析用試料セル近傍の内部詳細図
、第３図（ｂ）は第３図（ａ）の■−■線矢視図、第４
図は他の例を示す説明図、第５図は従来の分光光度計の
例を示す全体図である。 １・・・・・・分光器、２・・・・・・投光用ライトガ
イド、３・・・・・・遮蔽壁、 ４・・・・・・分析用試料セル（試料セル）、５・・・
・・・受光用ライトガイド、 ６・・・・・・受光器、１１・・・・・・画像観察部（
観察部）、２・・・・・・観察者、１３・・・・・・接
眼部、３ａ・・・・・・接眼レンズ、１４・・・・・・
光源、５・・・・・・照明用ライトガイド、 ６・・・・・・イメージガイド、１６ａ・・・・・・対
物レンズ、７・・・・・・照明用ライトガイド、 ８．１９・・・・・・反ｒＪ３鏡。 出願人　　動力炉・核燃料開発事業団 藤倉電線株式会社

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）投光用ライトガイドによって分析用試料セルに投
   光し、この光を受光用ライトガイドに受けて比色分析を
   行なう分光光度計に取付けられ、分析用試料ビルを観察
   する分光光度計用試料セル観察装置であつて、 分析用試料セルを観察するファイバスコープおよび試料
   セルを照明する照明用ライトガイドが共に、上記投光用
   ライトガイド或は受光用ライトガイドのいずれか一方に
   沿って設けられていることを特徴とする分光光度計用試
   料セル観察装置。
2. （２）ファイバスコープおよび照明用ライトガイドが共
   に、投光用ライトガイドおよび受光用ライトガイドに沿
   ってそれぞれ設けられている請求項１記載の分光光度計
   用試料セル観察装置。
3. （３）ファイバスコープおよび照明用ライトガイドが、
   それぞれ別個に投光用ライトガイド、または受光用ライ
   トガイドに沿つてそれぞれ設けられている請求項１記載
   の分光光度計用試料セル観察装置。