JPH0257693B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0257693B2 JPH0257693B2 JP58251383A JP25138383A JPH0257693B2 JP H0257693 B2 JPH0257693 B2 JP H0257693B2 JP 58251383 A JP58251383 A JP 58251383A JP 25138383 A JP25138383 A JP 25138383A JP H0257693 B2 JPH0257693 B2 JP H0257693B2
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- Japan
- Prior art keywords
- tank
- vibration
- capacitor
- steel plate
- damping steel
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はコンデンサ装置に関する。
コンデンサ装置において、対をなす箔状の電極
間にシート状の誘電体をはさんで巻回するなどし
て構成されたコンデンサ素子を複数集合して素体
ブロツクとし、これを絶縁油とともにタンク内に
収納して構成したものが知られている。このよう
な構成のコンデンサ装置において、課電中に騒音
が発生することが知られている。この騒音はコン
デンサ素子の電極間に印加される電圧によつて生
ずる静電力によつて発生する。すなわちこの静電
力によつてコンデンサ素子が振動し、これが素体
ブロツクの振動となつてタンクへ伝播される。こ
れによるタンクの振動が周囲の空気を振動させて
騒音を発生するのである。
間にシート状の誘電体をはさんで巻回するなどし
て構成されたコンデンサ素子を複数集合して素体
ブロツクとし、これを絶縁油とともにタンク内に
収納して構成したものが知られている。このよう
な構成のコンデンサ装置において、課電中に騒音
が発生することが知られている。この騒音はコン
デンサ素子の電極間に印加される電圧によつて生
ずる静電力によつて発生する。すなわちこの静電
力によつてコンデンサ素子が振動し、これが素体
ブロツクの振動となつてタンクへ伝播される。こ
れによるタンクの振動が周囲の空気を振動させて
騒音を発生するのである。
従来ではこのような騒音の抑制のために、タン
クの側壁の強度を高めたり、側壁を真空の二重構
造としたりしている。しかしいずれにしてもタン
クが大型化し、大重量化する欠点がある。
クの側壁の強度を高めたり、側壁を真空の二重構
造としたりしている。しかしいずれにしてもタン
クが大型化し、大重量化する欠点がある。
この発明は素体ブロツクからタンクへの振動伝
播を抑制することによつて、タンク側壁の振動に
よる騒音を抑制することを目的とする。
播を抑制することによつて、タンク側壁の振動に
よる騒音を抑制することを目的とする。
この発明はコンデンサ素子の複数を集合してこ
れを緊締する金具として制振鋼板を用いることに
よつて、素体ブロツクから外タンク部への振動の
伝播を抑制することを特徴とする。
れを緊締する金具として制振鋼板を用いることに
よつて、素体ブロツクから外タンク部への振動の
伝播を抑制することを特徴とする。
制振鋼板には複合型と合金型とがある。複合型
には、鋼板上にダンピング材料を接着し、高分子
材料の伸び変形による粘弾性ヒステリシスを利用
した非拘束型と、2枚の鋼板の間に制振性能の高
い粘弾性高分子樹脂を挾みこみ、高分子材料のず
り変形による粘弾性ヒステリシスを利用した拘束
型がある。使用する高分子材料としては、酢酸ビ
ニル、塩化ビニル等の重合体、酢酸ビニル−エチ
レンあるいはアクリル−スチロールの共重合体、
および低分子量ポリアミドなどの熱可塑性の樹脂
が一般的に知られている。いずれにしても鋼板に
振動が加えられた場合、高分子樹脂層に伸び変形
又はずり変形が生じ、大きな制振作用を呈する。
には、鋼板上にダンピング材料を接着し、高分子
材料の伸び変形による粘弾性ヒステリシスを利用
した非拘束型と、2枚の鋼板の間に制振性能の高
い粘弾性高分子樹脂を挾みこみ、高分子材料のず
り変形による粘弾性ヒステリシスを利用した拘束
型がある。使用する高分子材料としては、酢酸ビ
ニル、塩化ビニル等の重合体、酢酸ビニル−エチ
レンあるいはアクリル−スチロールの共重合体、
および低分子量ポリアミドなどの熱可塑性の樹脂
が一般的に知られている。いずれにしても鋼板に
振動が加えられた場合、高分子樹脂層に伸び変形
又はずり変形が生じ、大きな制振作用を呈する。
又、合金型としては、転位型(Mg,Mg−
Zr)、双晶型(Mn−Cu,Cu−Al−Ni,TiNi)
等が挙げられる。これらもこの発明にしたがつて
使用できる。なおいずれの場合でも損失係数が
0.05以上であるものが望ましい。
Zr)、双晶型(Mn−Cu,Cu−Al−Ni,TiNi)
等が挙げられる。これらもこの発明にしたがつて
使用できる。なおいずれの場合でも損失係数が
0.05以上であるものが望ましい。
この発明の実施例を図によつて説明する。1は
コンデンサ素子で、その複数が並設されるなどし
て集合される。そして集合板2を集合されたコン
デンサ素子の両側にあてがい、これを集合金具3
によつて緊締して素体ブロツク4とする。5は受
金具である。この素体ブロツク4は絶縁油ととも
にタンク6内に収納される。そして固定金具7に
よつてタンク6に固定される。これらの構成は従
来のものと特に相違するところはない。
コンデンサ素子で、その複数が並設されるなどし
て集合される。そして集合板2を集合されたコン
デンサ素子の両側にあてがい、これを集合金具3
によつて緊締して素体ブロツク4とする。5は受
金具である。この素体ブロツク4は絶縁油ととも
にタンク6内に収納される。そして固定金具7に
よつてタンク6に固定される。これらの構成は従
来のものと特に相違するところはない。
この発明にしたがい、緊締用の金具すなわち集
合板2を制振鋼板によつて構成する。このような
構成によると、コンデンサ素子に課電したとき、
各コンデンサ素子1は振動するが、この振動は集
合板2を構成している制振鋼板によつて抑制され
る。そのため集合板2からは抑制された振動が外
部に伝播していくようになり、その結果、タンク
6の側壁の振動は低減し、これによつて外部に向
かつて発生する騒音も低減されることになる。本
発明者の実験によれば、厚み3.2mmの拘束型の制
振鋼板(損失係数0.1)を集合板2として使用し
たところ、タンク側壁の外側における騒音は制振
鋼板を使用しない場合よりも約6dB低減したこと
が確められている。
合板2を制振鋼板によつて構成する。このような
構成によると、コンデンサ素子に課電したとき、
各コンデンサ素子1は振動するが、この振動は集
合板2を構成している制振鋼板によつて抑制され
る。そのため集合板2からは抑制された振動が外
部に伝播していくようになり、その結果、タンク
6の側壁の振動は低減し、これによつて外部に向
かつて発生する騒音も低減されることになる。本
発明者の実験によれば、厚み3.2mmの拘束型の制
振鋼板(損失係数0.1)を集合板2として使用し
たところ、タンク側壁の外側における騒音は制振
鋼板を使用しない場合よりも約6dB低減したこと
が確められている。
なお上記の説明は集合板に制振鋼板を使用した
場合についてであつたが、この他必要があれば、
振動伝播に干与している集合金具3、固定金具7
にも制振鋼板を使用するようにしてもよい。
場合についてであつたが、この他必要があれば、
振動伝播に干与している集合金具3、固定金具7
にも制振鋼板を使用するようにしてもよい。
以上詳述したようにこの発明によれば、コンデ
ンサの素体ブロツクの振動を抑制するようにして
おり、そのためタンクの大型化、大重量化を何ら
ともなうことなく、又集合板に制振鋼板を使用す
るものであつて、構造的に別個のものを附加する
必要はなく、かつ制振鋼板の機械的強度をそのま
ま使用できるので、素体ブロツクの大型化、大重
量化を何らうながすことがないといつた効果を奏
する。
ンサの素体ブロツクの振動を抑制するようにして
おり、そのためタンクの大型化、大重量化を何ら
ともなうことなく、又集合板に制振鋼板を使用す
るものであつて、構造的に別個のものを附加する
必要はなく、かつ制振鋼板の機械的強度をそのま
ま使用できるので、素体ブロツクの大型化、大重
量化を何らうながすことがないといつた効果を奏
する。
なお、この発明を実施するに際し、より低騒音
化を図るために、タンクの一部たとえば反物状の
コンデンサ素子の周側平たん部に面する側壁を、
二重構造としてもよいのは勿論である。
化を図るために、タンクの一部たとえば反物状の
コンデンサ素子の周側平たん部に面する側壁を、
二重構造としてもよいのは勿論である。
第1図はこの発明の実施例を示す断面図、第2
図は素体ブロツクの斜視図である。 1……コンデンサ素子、2……集合板、3……
集合金具、4……素体ブロツク、7……固定金
具。
図は素体ブロツクの斜視図である。 1……コンデンサ素子、2……集合板、3……
集合金具、4……素体ブロツク、7……固定金
具。
Claims (1)
- 1 コンデンサ素子の複数を集合して金具で緊締
してなる素体ブロツクをタンクに収納してなるコ
ンデンサ装置において、前記金具の制振鋼板を使
用してなるコンデンサ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58251383A JPS60144924A (ja) | 1983-12-31 | 1983-12-31 | コンデンサ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58251383A JPS60144924A (ja) | 1983-12-31 | 1983-12-31 | コンデンサ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60144924A JPS60144924A (ja) | 1985-07-31 |
JPH0257693B2 true JPH0257693B2 (ja) | 1990-12-05 |
Family
ID=17222014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58251383A Granted JPS60144924A (ja) | 1983-12-31 | 1983-12-31 | コンデンサ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60144924A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5145808B2 (ja) * | 2007-07-31 | 2013-02-20 | 日産自動車株式会社 | 車両の排水構造 |
US8679210B2 (en) | 2012-01-17 | 2014-03-25 | Hamilton Sundstrand Corporation | Shrouded particle separator |
CN105140026B (zh) * | 2015-09-18 | 2017-09-26 | 中国西电电气股份有限公司 | 一种静音电力电容器 |
-
1983
- 1983-12-31 JP JP58251383A patent/JPS60144924A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60144924A (ja) | 1985-07-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |