JPS61284198A - 複合ダイヤフラムを有する動電形変換器 - Google Patents

複合ダイヤフラムを有する動電形変換器

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JPS61284198A
JPS61284198A JP61131120A JP13112086A JPS61284198A JP S61284198 A JPS61284198 A JP S61284198A JP 61131120 A JP61131120 A JP 61131120A JP 13112086 A JP13112086 A JP 13112086A JP S61284198 A JPS61284198 A JP S61284198A
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transducer
diaphragm
periphery
frequency
converter
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JP61131120A
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Inventor
ヨリス・アデルベルト・マリア・ニーウウェンディエイク
ヘオルヒウス・ベルナルドゥス・ヨセフ・サンデルス
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Gloeilampenfabrieken NV
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R7/00Diaphragms for electromechanical transducers; Cones
    • H04R7/26Damping by means acting directly on free portion of diaphragm or cone
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/20Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
    • H04R1/22Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired frequency characteristic only 
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R7/00Diaphragms for electromechanical transducers; Cones
    • H04R7/02Diaphragms for electromechanical transducers; Cones characterised by the construction
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    • H04R7/06Plane diaphragms comprising a plurality of sections or layers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04R9/06Loudspeakers

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  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ダイヤフラム、磁気系およびボイスコイル装
置を具え、ボイスコイル装置がダイヤフラムに結合され
ていると共に磁気系の空隙内に配置され、ダイヤフラム
が中央部およびこれを包囲する周辺部を有し、周辺部の
表面積が中央部のそれよりも大であり、中央部が周辺部
よりも高いスチフネスを有し、ボイスコイル装置が中央
部に結合されている動電形変換器に関するものである。
このような構成の変換器は、ドイツ連邦共和国特許第3
123098号明細書に開示されている。この既知の変
換器におけるダイヤフラムの周辺部の特徴は、機械的プ
リテンションが実質的に付与されておらず、周辺部の振
動挙動が、これを構成する材料の曲げに対する抵抗性と
粘弾性および制動特性とによって主として定められるこ
とにある。
既知の変換器の欠点は、再生される音響信号がかなりの
歪み成分を含むことにある。したがって本発明の目的は
、歪み成分を大幅に低減することのできる変換器を提案
することにある。そして、かかる目的を達成するため、
本発明による変換器は、周辺部が、その内周に対して直
角をなす方向における曲げに対して抵抗性を実質的にも
たず、ダイヤフラムが、少なくともほぼ密閉された容積
と協働し、その密閉容積は、S、およびStをそれぞれ
中央部および周辺部の表面積、f、を反共振周波数、す
なわち中央部および周辺部か相互にそれぞれ同相および
逆相で振動する2つの共振周波数に相当する変換器の入
力インピーダンスの周波数特性における2つの極大値の
間の局所的な極小値に相当する周波数、(0Lを密閉容
積をもたないでバッフルに取付けられた変換器の反共振
周波数としたときに、次式: を満足するように設定され、さらに、ダイヤフラムが、 一≧2 S+ を満足するように形成されていることを特徴とするもの
である。
本発明の好適実施例において、ダイヤフラムの周辺部は
、機械的プリテンションが付与されており、また、その
内外周に対してほぼ平行に延在するコルゲーションを有
する。
本発明は、既知の変換器における高い歪みが磁気系の空
隙内でのボイスコイルの不十分な動的センタリングに起
因するものであるとの認識に基づいている。この不十分
なセンタリングは、周辺部が機械的プリテンションをほ
とんど付与されていないことに由来するものである。さ
らに、既知の変換器における周波数特性は多くのピーク
およびディップを有し、このことも高い歪みの原因とな
っている。
本発明において周辺部に機械的プリテンションを付与し
又はその内外周と平行に延在するコルゲーションを設け
、さらに、ダイヤフラムの後側に密閉容積を配設する場
合には、空隙内におけるボイスコイルまたはそのボビン
の良好なセンタリングを実現することが可能となる。ま
た、周辺部が曲げに対する抵抗性を実質的にもたないの
で、変換器の振動挙動は、ダイヤフラムおよびボイスコ
イルの質量に関連して定められる周辺部の機械的プリテ
ンションにより専ら定められることになる。
さらに付加的に、ダイヤフラムの後側の密閉容積および
ダイヤフラムにおける表面積の比S2/S+を前述した
式が満足されるように定める場合には、周波数f0/に
対して周波数f0を、多数の不所望のピークおよびディ
ップが周波数f0より低い周波数領域内に存在するよう
に高域側にシフトすることが可能となる。周辺部r0が
変換器の使用周波数帯域の下限にほぼ相当するものであ
るため、本発明によれば上述のピークおよびディップが
変換器の使用周波数帯域外に存在することになり、歪み
を顕著に低減することが可能となる。
より効果的な機能を発揮させるためには、ダイヤフラム
における表面積の比Sz/S+を2以上とする。この場
合、周波数f。はf。′よりも十分に高域側に存在する
ことになる。好適な実施例においては、ダイヤプラムの
中央部および周辺部の表面積の比SZ/S+が、 2.5≦□≦15 を満足する。この比St/S+の上限は、空隙内におけ
るボイスコイル装置の良好なセンタリングを保証可能と
する見地から定められたものである。
上述の構成により変換器を、奥行寸法の小さな密閉容積
を有するものとして実現しうるので、平坦な形状の変換
器として具体化することが可能となる。
密閉容積について付言すると、これには大気圧の変動を
補償するためのベントホールを形成してもよい。変換器
のダイナミック挙動に対しては、その容積を密閉容積と
みなすことができる。
さらに、ダイヤフラムの中心部およびボイスコイルのx
i m、と、ダイヤフラムの周辺部の質量m2との比−
が、−次式: を満足する場合には、周辺部が変換器の使用周波数帯域
における低い周波数領域でパンシブラジェータとして作
動する構成が得られる。この場合、周辺部の音響放射に
対する寄与分が制御可能であり、これによりパッシブラ
ジェータを有するシステムを実現することが可能となる
周辺部における高次モードに起因するピークは、周辺部
を機械的に制動するにあたり、その周辺部の材料におけ
る機械的振動のクォリティーファクター(いわゆるQ)
を十分に低く設定することによって抑制することが可能
である。周辺部の制動状態は、変換器の電気的入力イン
ピーダンスの周波数特性におけるピークの数から判別す
ることができる。この特性が、中央部および周辺部が相
互にそれぞれ同相および逆相で振動する共振に相当する
2つのピークを有するものであれば、制動状態は適正で
ある。周波数特性がより多(のピークを有する場合には
、制動が不十分であり、したがってQが過大である。周
波数特性のピークが2未満であれば、Qは小さすぎる。
周辺部の所望の制動状態は、周辺部に制動材料層を設け
ることによって実現することができる。
例えば、周辺部を構成する2つの層の間に配置された2
級軸受は用グリースを制動材料として用いることができ
る。
質量比m2/m、についての前述の式を満足するために
、周辺部の質’ftmzを増減するのが必要なことがあ
る。そのためには軸受は用グリースに密度がより高い又
はより低い材料を混入することができる。例えば、周辺
部の質量を増加させるためには銅の粉末を、また質量を
減少させるためには中空ガラス球もしくは発泡プラスチ
ック粒子を混入することが可能である。さらに、中央部
のf量も所要に応じて増減させることができる。例えば
、中央部の質量を減少させるため、ボイスコイル内に又
はこれと整列させて配置した中央部の一部分がドーム形
状を有する構成とすることができる。曲率を存する表面
は、平坦な表面と対比してより高いスチフネスを有する
。したがって、ドーム形状部分の厚さは減少させること
ができる。その結果、中央部の質量を減少させることが
可能となるものである。また、ボイスコイルをドーム形
状のキャップでシールすることによって、ボイスコイル
の直径を大幅に変化させることも可能である。
他の可能性は、ボイスコイル装置を中央部に対して補助
コーンを介して結合することである。これによっても中
央部の質量を減少させることができる。この場合、中央
部に補助コーンの外周と同寸法の孔を形成し、その孔の
周辺に沿って補助コーンを外周において中央部に結合す
る。これにより、補助コーンは中央部の一部として機能
することになる。中央部の一部または全部がドーム状ま
たはコーン状を呈する実施例においては、中央部の表面
積S、の大きさを決定するにあたり、Slはボイスコイ
ル装置の中心軸に対して直交する平面内における中心部
の投影面積を意味するものとする。周辺部が平坦でない
場合には、表面積S2についても同様である。
以下、本発明を図示の実施例について説明する。
第1図は本発明による変換器の一例を示す斜視図であり
、この変換器1は中央部2が周辺部3により包囲される
ダイヤフラムを具えている。このダイヤフラムは矩形形
状を有するものであるが、異なる形状、例えば円形又は
だ円形に形成しても良い。ダイヤフラムはその外周にお
いて変換器のフレーム4に取付ける。フレーム4、ダイ
ヤフラムおよび後部5によって密閉容積6を画成する。
この容積6は第2図に示されており、同図は第1図の変
換器の縦断面図である。後部5は、その内部に変換器を
取付けたエンクロージャとすることができ、また、変換
器1の駆動磁気系7およびフレームの参照数字5で示す
部分を含むものであってもよい。磁気系7は通常の構成
のものであり、特に説明するを要しない。ボイスコイル
9は磁気系7によって形成される空隙8内に配置し、か
つ、ボビン10を介して中央部2に結合する。
中央部2は周辺部3よりも高いスチフネスを有している
。中央部2は硬質プラスチック材料、例えば発泡ポリメ
タクリルイミドによって構成することができる。周辺部
3は予め機械的に張力(プリテンション)が付与されて
おり、曲げに対する抵抗性をほとんど有しない。周辺部
3は、例えば“kapton″(商標)などの薄いプラ
スチックフォイルにより構成し、所要に応じて制動材料
層11を貼付することができる。もっとも、この制動材
料層11は周辺部3に曲げに対する抵抗性を付与するも
のであってはならない。中央部2の表面積S。
と周辺部3の表面積S2との比は、 t □≧2     ・・・・・・(11 l さらに好適には 2.5≦□≦15    ・・・・・・(2)I の範囲内で設定する。また、密閉容積6は前述の比Sz
/St と比f、/f、’とが次式:を満足するように
定め、ここにfoは反共振周波数、すなわち第1図およ
び第2図に示す変換器の電気的入力インピーダンスZ、
の周波数特性において中央部および周辺部がそれぞれ相
互に同相および逆相で振動する2つの共振周波数に相当
する2つの極大値の間の局所的な極小値に相当する周波
数を表わすものである。第3a図および第3b図は、こ
れらの共振周波数に対応する2つの振動モードを示すも
のである。すなわち第3a図は、中央部2および周辺部
3が相互に同相で変位する振動モードを示す。破vAU
、。、はダイヤフラムの一側、すなわち前側への最大変
位量を、また破線U7.9はダイヤフラムの他側、すな
わち後側への最大変位量をそれぞれ表わしている。第3
a図から明らかな如く、中央部2および周辺部3は相互
に同相で変位する。これに対して第3b図は、中央部2
および周辺部3が相互に逆相で変位する振動モードを示
す。
すなわち、中央部2が一側または前側に変位するときに
周辺部3はもっばら他側または後側に変位し、その逆も
同様である。相互に逆相の変位とは、ダイヤフラムの2
部分の位相が相互に】80°ずれていることを意味する
。例えば反共振周波数f0においてダイヤフラムの2部
分は相互に位相を90゜ずらせている。第(3)式にお
いて、f0′も反共振周波数であり、foと同様に定義
することができるが、反共振周波数f。′は第1図およ
び第2図の変換器をバッフルに取付け、そのダイヤフラ
ム2.3の後側に密閉容積を形成しない状態での値であ
る。
密閉容積6の大きさがf0/「。′の挙動に対して及ぼ
す影響について、第4図および第5図番こより説明する
第1図および第2図に示す変換器に課される別の要件は
、中央部2およびボイスコイル装置9゜10の質量m、
と、周辺部3の質ffi mlとの比m+/m2が次式
を満足することである。
制動も特定の条件を満たすものでなければならない。好
適には電気的制動を、周波数f。におけるQ6値が次式
: %式%(5) を満足するように設定し、ここにQ。値は、から導出す
ることができ、(6)式において、R,はボイスコイル
の直流抵抗、Bj2は磁気系7のBβ積である。
上式(5)は、電気音響変換器に課される一般的条件を
表わしたものである。
周辺部3の機械的制動は、第1図および第2図の変換器
の周波数応答に対する電気的人力インピーダンス2.を
代表する周波数特性が、第3図について説明したごとく
中央部2と周辺部3とが相互にそれぞれ同相および逆相
で変位する2つの反共振周波数に相当する実質的に2つ
の極大値のみを呈するように設定する。これについては
以下に説明する第4b図の周波数特性を参照されたい。
同図に示す周波数特性は、周波数f+およびflにおい
て2つの極大値を有している。
周辺部3の制動が不十分であると、周波数特性には周辺
部3のより高次の振動モードに相当するより多くの共振
ピークが表われ、高次の振動モードはある程度の歪みを
生じるもであるために望ましくない。過度の制動は効果
をかなり低下させるものであるため、これも望ましくな
い。すなわち過度の制動時にはダイヤフラムの2部分が
相互にそれぞれ同和および逆相で変位する2つの振動主
モードに相当する2つのピークが非常に拡がり、ピーク
の一方または双方を識別するのが不可能となる。
所望の制動は制動材料層11、例えばゴム層によって実
現することができる。別の可能性は、ダイヤフラムの後
側の密閉容積6内にグラスウール等の制動材料を代替的
または付加的に配置することである。
前弐(21,(3)、 (41および(5)を満足する
ものとして第1図および第2図に示した変換器の挙動に
つき、第4a図および第4b図を参照して詳述すれば次
のとおりである。先ず、第4a図は、変換器を一定入力
電圧で駆動したときの正面軸上の音圧レベルPを周波数
の関数として示し、第4h図は変換器の電気的入力イン
ピーダンスを周波数の関数として示している。第5a図
および第5b図は、第1図および第2図に示す変換器を
バッフルに取付け、そのダイヤフラム2,3の後側に密
閉容積を形成しないときの音圧レベルおよび人力インピ
ーダンスを示すものである。
第5b図に示すインピーダンスカーブZ、は、ダイヤフ
ラム2,3の共振に相当する多数の極大値ををしている
。周波数fl′は中央部2および周辺部3が同相で振動
するダイヤフラムの共振に相当しく第3a図参照)、周
波数f2′は中央部2および周辺部3が逆相で振動する
状態(第3b図参照)に対応するものである。第5b図
のインピーダンスカーブZiにおけるより高い周波数で
の極大値は、ダイヤフラム、主としてその周辺部3にお
けるより高次の振動モードに対応する。周波数fl’+
fZ′の間の反共振周波数f0′においては極小値が存
在する。
ダイヤフラムの各振動モードの結果、第5a図における
音圧レベルカーブは不整形を呈するものである。例えば
、周波数f、におけるカーブPのディップ(谷)は、周
波数(2/における共振に由来するものである。この周
波数r6において変換器の音響出力信号に対する中央部
および周辺部の各寄与分は、これら画部分が上記周波数
において逆相で振動して値がほぼ等しい逆相の音響エネ
ルギを生じるため、相互にほぼ打消しあう。したがって
、第5a図のカーブにおける周波数fdのディップが第
5b図における周波数1Sのピークと一致しないのは当
然である。より高次のモードに起因するピークおよびデ
ィップは、これらをより効果的に制動しうるため、ある
程度は緩和することができる。
第1図および第2図に示す実施例では、変換器がダイヤ
フラムの後側に密閉容積6を有しているので、第5b図
における共振周波数flZf2′はより高い周波数に向
けてシフトする。これは第4b図に示すとおりである。
密閉容積6を設けることは、中央部2および周辺部3が
逆相で振動する共振周波数に対してよりも、中央部2お
よび周辺部3が同相で振動する共振周波数に対してより
顕著な影響を及ぼすものであるため、第5b図における
周波数(、/は周波数r2′よりも高域側にシフトする
ことになる。
密閉容積を前式(3)および(4)が満足されるように
設定する場合、周波数fI′は中央部2と周辺部3とが
相互に逆相で振動する共振周波数に相当するf2′の高
域側にまでシフトすることになる(第4b図のflも同
様である)。
密閉容積6を設けることはより高次の振動モードに対し
て僅かな影響しか及ぼさないので、これらの振動モード
は殆どシフトされない(第4a図および第5a図におけ
る特性のディップを対比されたい)。このステップの結
果、使用周波数レンジの下限も高域周波数側にシフトす
る。下限はほぼ周波数f。に対応する。これは第4a図
から明らかであリ、その理由は、バスレフシステムで既
知のごとく周波数特性カーブがその周波数から低域側に
向けて約1.8 dBloctのロールオフを伴なうか
らである。これにより多くの不所望の高次モードを変換
器の使用帯域外に、すなわちf。の左側にシフトさせ、
第4a図の周波数特性をより平坦なものとすることがで
きるので、歪みを低減することが可能となる。前述した
ごとく、変換器の使用帯域内におけるより高次の振動モ
ードは、例えば制動材料層11によって容易に制動する
ことができる。
第4a図および第5a図の音圧レベル特性を対比すれば
明らかなとおり、第1図および第2図の変換器は比較的
低域周波数の再生に適うものではない。
このことは欠点と考えられるかも知れない。しかし、第
1図の変換器は、第4a図のfoが変換器の所望の再生
下限と一致し、変換器の所望の周波数帯域が実現しうる
ように構成することができる。
第6図は他の実施例の一部を示しており、本例において
は周辺部を異なる態様で制動するものである。すなわち
、周辺部3が2枚のフォイル15、例えば“kapto
n”製のフォイルの積層体を有し、これらフォイル間に
制動材料16、例えば2級軸受はグリースが充填されて
いる。周辺部3の質量m2が前式(4)を満足しえない
ものであるとすれば、軸受はグリース16により重い又
は軽い粒子17を混入することができる。その混入粒子
としては例えば銅の粒子、中空ガラス球または発泡プラ
スチック粒子を挙げることができる。
第7図および第8図は、中央部を異なる構成とした実施
例を示すものである。第7図の例では中央部2′をコー
ン20とその周縁部分21とによって構成する。コーン
20によりボイスコイル装置9゜10を周縁部分21に
接続し、その周縁部分の外周形状を中央部2′の外形形
状と一致させる。ボイスコイルのボビン10はダストキ
ャンプ22によってシールする。第7図の実施例におけ
る中央部の質量は、第1図の実施例におけるよりも低目
に設定することができる。これは第8図の実施例でも同
様であり、この例においては中央部2“をドーム形状部
分25と周縁部分21とにより構成する。
第7図および第8図の実施例において、中央部2′、2
″の表面積SIは、それぞれ中央部を中心軸aに対して
直交する平面に投影したときの投影面積に相当する。
第9図は周辺部を異なる構成とした実施例を示すもので
ある。本例では周辺部3″をコルゲーションを有する柔
軟性のある可撓材料で構成し、これらのコルゲーション
を周辺部の表面上でその内外周に対してほぼ平行に延在
させる。周縁部は一体構造として形成することができる
。また、その代わりに、第9図に示すごとく、周縁部に
2つのコルゲート層27.28を配置し、これらの層間
に前述した軸受は用グリース等の制動材料をサンドイッ
チ状に介挿することもできる。周辺部が一体物、すなわ
ち単層からなる場合には、ポリウレタンペーストなどの
制動材料を周辺部のコルゲーション相互間に配設しても
よい。コルゲーションは、合理的な範囲内で多数を設け
るのが望ましい。前述した構成の変換器では5個以上の
コルゲーションを配置するのが有利である。
本発明が上述の実施例のみに限定されるものでなく、そ
の範囲内において種々の態様をもって実施しうろことは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による変換器の斜視図、 第2図は第1図の変換器の断面図、 第3a図および第3b図は、中央部および周辺部が相互
にそれぞれ同相および逆相で振動するダイヤフラムの振
動モードの説明図、 第4a図および第4b図は、それぞれ第1図に示す変換
器の音圧レベル特性および入力インピーダンス特性を示
す特性線図、 第5a図および第5b図は、それぞれ第1図に示す変換
器を、ダイヤフラムの後側に密閉容積をもたせずにバッ
フルに取付けた状態における音圧レベル特性および入力
インピーダンス特性を示す特性線図、 第6図〜第9図はそれぞれ本発明の変換器におけるダイ
ヤフラムの種々の実施例を示す略図である。 ■・・・変換器      2.2’、2″・・・中央
部3.3’、3’・・・周辺部  4・・・フレーム5
・・・後部       6・・・密閉容積7・・・磁
気系      8・・・空隙9・・・ボイスコイル 
  10・・・ボビン11・・・制動材料層    1
5・・・フォイル16・・・グリース(制動材料) 17・・・粒子       20・・・コーン21・
・・周縁部分     22・・・ダストキャップ25
・・・ドーム形状部分  27.28・・・コルゲート
層a・・・中心軸

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ダイヤフラム、磁気系およびボイスコイル装置を具
    え、ボイスコイル装置がダイヤフラムに結合されている
    と共に磁気系の空隙内に配置され、ダイヤフラムが中央
    部およびこれを包囲する周辺部を有し、周辺部の表面積
    が中央部のそれよりも大であり、中央部が周辺部よりも
    高いスチフネスを有し、ボイスコイル装置が中央部に結
    合されている動電形変換器において、周辺部が、その内
    周に対して直角をなす方向における曲げに対して抵抗性
    を実質的にもたず、ダイヤフラムが、少なくともほぼ密
    閉された容積と協働し、その密閉容積は、S_1および
    S_2をそれぞれ中央部および周辺部の表面積、f_0
    を反共振周波数、すなわち中央部および周辺部か相互に
    それぞれ同相および逆相で振動する2つの共振周波数に
    相当する変換器の入力インピーダンスの周波数特性にお
    ける2つの極大値の間の局所的な極小値に相当する周波
    数、f_0′を密閉容積をもたないでバッフルに取付け
    られた変換器の反共振周波数としたときに、次式: f_0/f_0′>0.75(S_2/S_1)を満足
    するように設定され、さらに、ダイヤフラムが、 (S_2/S_1)≧2 を満足するように形成されていることを特徴とする変換
    器。 2、特許請求の範囲第1項記載の変換器において、周辺
    部には機械的プリテンションが付与されていることを特
    徴とする変換器。 3、特許請求の範囲第1項記載の変換器において、周辺
    部は、その内外周に対してほぼ平行に延在するコルゲー
    ションを有することを特徴とする変換器。 4、特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1つに記
    載された変換器において、ダイヤフラムの中央部および
    周辺部の表面積の比S_2/S_1が、 2.5≦(S_2/S_1)≦15 を満足することを特徴とする変換器。 5、特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれか1つに記
    載された変換器において、ダイヤフラムの中央部および
    ボイスコイルの質量m_1と、ダイヤフラムの周辺部の
    質量m_2との比(m_2/m_1)が、次式: [(S_2/S_1)・(f_0/f_0′)^2]/
    [(f_0/f_0′)^2+1/2(S_2/S_1
    )^2−1]≦m_2/m_1≦[2・(S_2/S_
    1)・(f_0/f_0′])^2/[(f_0/f_
    0′)^2+1/2(S_2/S_1)^2−1]を満
    足することを特徴とする変換器。 6、特許請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1つに記
    載された変換器において、周辺部の機械的制動は、変換
    器の入力インピーダンスの周波数特性が、ダイヤフラム
    の中央部および周辺部が相互にそれぞれ同相および逆相
    で振動する2つの共振周波数に相当する2つの極大値の
    みを実質的に呈するように設定されていることを特徴と
    する変換器。 7、特許請求の範囲第1項記載の変換器において、周辺
    部には制動材料層が設けられていることを特徴とする変
    換器。 8、特許請求の範囲第7項記載の変換器において、制動
    材料は、周辺部を構成する2つの層の間に配置された2
    級軸受け用グリースであることを特徴とする変換器。 9、特許請求の範囲第8項記載の変換器において、軸受
    け用グリースには、それよりも密度の高い材料が混入さ
    れていることを特徴とする変換器。 10、特許請求の範囲第8項記載の変換器において、軸
    受け用グリースには、それよりも密度の低い材料が混入
    されていることを特徴とする変換器。 11、特許請求の範囲第1項〜第10項のいずれか1つ
    に記載された変換器において、ボイスコイル装置が中央
    部に対して補助コーンを介して結合されていることを特
    徴とする変換器。 12、特許請求の範囲第1項〜第11項のいずれか1つ
    に記載された変換器において、ボイスコイル内に又はこ
    れと整列させて配置した中央部の一部分がドーム形状を
    有することを特徴とする変換器。
JP61131120A 1985-06-07 1986-06-07 複合ダイヤフラムを有する動電形変換器 Pending JPS61284198A (ja)

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