JPH0256359B2 - - Google Patents

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JPH0256359B2
JPH0256359B2 JP56116324A JP11632481A JPH0256359B2 JP H0256359 B2 JPH0256359 B2 JP H0256359B2 JP 56116324 A JP56116324 A JP 56116324A JP 11632481 A JP11632481 A JP 11632481A JP H0256359 B2 JPH0256359 B2 JP H0256359B2
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JP
Japan
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dianhydro
desoxy
nitrate
carbon atoms
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JP56116324A
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Kuretsushinku Kurausu
Sundaa Chatajii Shuyamu
Ruisu Gabaaru Berunaaru
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Dokutoru Uirumaaru Shuwaabe Unto Co KG GmbH
Original Assignee
Dokutoru Uirumaaru Shuwaabe Unto Co KG GmbH
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Publication date
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Publication of JPH0256359B2 publication Critical patent/JPH0256359B2/ja
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D493/00Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system
    • C07D493/02Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D493/04Ortho-condensed systems
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/08Vasodilators for multiple indications
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    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/10Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
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  • Medicinal Preparation (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は下記一般式()で示されるアミノ
デソキシ−1.4;3.6−−ジアンヒドロヘキシトー
ルニトレートに関する。 なお、式中、R1およびR2は水素原子又は炭素
原子数1〜4のアルキル基である場合;R1が水
素原子又は炭素原子数1〜4のアルキル基であつ
て、R2が脂肪族又は単一不飽和、たとえばメチ
ル置換モノカルボン酸であつて炭素原子数2〜8
を有するもののアシル基、ニコチノイル基、2−
0−アセチルサリコイル基、又は1−アダマンチ
ル基である場合;R1が水素原子、R2が2−ヒド
ロキシ−3−(置換基)−フエノキシプロピル基、 (但し、R3は水素原子、炭素原子数1〜4のア
ルキル基又はアルケニル基、トリフルオロメチル
基、水酸基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基又
はアルケニルオキシ基、シアノ基又はカルバモイ
ルメチル基)である場合;R1が水素原子、R2
2−ヒドロキシ−3−(α−ナフチルオキシ)−プ
ロピ−1−イル基であつて、これによつてヒドロ
キシプロピル基でエーテル化されていないナフタ
レン環が少なくとも部分的に水素化され、又はオ
クソ基で置換され得るものである場合;R1が水
素原子、又は炭素原子数1〜4のアルキル基、
R2が下記一般式(b)のω−(置換基)−フエ
ニルアルキル基、 (但し、nは1〜6の整数、R4,R5は水素原子、
炭素原子数1〜4のアルキル基又はアルケニル
基、トリフルオロメチル基、水酸基、炭素原子数
1〜4のアルコキシ基又はアルケニルオキシ基、
ふつ素又は塩素)である場合;R1が水素原子又
は炭素原子数1〜4のアルキル基で、R2がジフ
エニルメチル基又はシンナミル基である場合;
R1が水素原子又は炭素原子数1〜4のアルキル
基で、R2が下記一般式(c)のω−(置換基)
−フエノキシアルキル基) (但し、mは2〜8の整数、R6、R7は水素原子、
炭素原子数1〜4のアルキル基、アルケニル基、
トリフルオロメチル基、OH基、炭素原子数1〜
4のアルコキシ基又はアルケニルオキシ基、ふつ
素又は塩素、アセチルアミノ基、炭素原子数1〜
4のモノ−又はジ−アルキルアミノ基又はR6R7
がフエニル基とともに一緒になつて、α−ナフチ
ル基を形成するもの)である場合;R1,R2が結
合している窒素原子と一緒になつて5〜7員環の
環状、非芳香族第2アミンを形成するもの、又は
これにさらにヘテロ原子が含まれるものの場合;
又はR1とR2が一緒になつてピリドキシリデン基
を形成する場合、又はこれらの薬理学的許容し得
る酸性塩(acid−addition salts)である。 これらの化合物の基本構造は1.4;3.6−ジアン
ヒドロヘキシトールの立体異性体の一つからな
り、エピマー化により、下記の如く、1.4;3.6−
ジアンヒドロ−L−イジトール(又はイソイジ
ド)() であつて、2−および5−位のOH基がエキソ形
となつているもの、又は下記一般式の1.4;3.6−
ジアンヒドロ−D−グリシトール(又はイソソル
ビド)() で、2−エキソ形および5−エンド形のOH基を
有するもので、2−位、5−位の置換基が異なる
場合、2つの異性体を生ずるものである。 最後に、他の化合物の基本構造は下記1.4;3.6
−ジアンヒドロ−D−マンニトール(又はイソマ
ンニド)()、 からなり、2個のエンド形OH基を有するもので
ある。 グルシトール誘導体とは対照的に、イジトール
およびマンニトール誘導体の場合はC2−原子は
分子が180゜回転したときC5−原子となるので2−
と、5−置換基との間の違いはあり得ないから5
−位又は2−位の置換基を区別して参照すること
は余分なこととなる。しかし、各化合物の一般式
の構造の差の理解のため、イソイジツト誘導体は
明細書では常に5−アミノイソイジツト誘導体と
して引用することにする。これら化合物が5−位
にアシル置換されたイソソルビド誘導体から得ら
れるからである。同じように、出発物質として使
用されるイソマンニドアシル誘導体も、これが2
−位に置換されたイソソルビド誘導体からつくら
れるので2−アシルイソマンニド誘導体として引
用する。 1.4;3.6−ジアンヒドロヘキシトールの立体異
性については「Advances in Carbohydrate
Chem.、10、1−53(1955)」にも記載されてい
る。 この発明はさらにアミノデソキシ−1.4;3.6−
ジアンヒドロヘキシトールニトレートの製法およ
びこれを含む薬品についても開示している。 1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトール
(又は1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−ソルビトー
ル)の硝酸塩は米国特許第3886186号に開示され
ていて、イソソルビドの2−および5−モノニト
レートのみならず、2,5−ジニトレートも知ら
れている。これらの硝酸塩、特に二硝酸塩は市販
されていて、冠動脈不全、狭心症に有効な血液動
力学的、血管拡張および抗アンギナ性効果を有す
る薬理的活性物質として知られている。 イソソルビド、イソマンニドおよびイソイジド
のジニトレートおよびモノニトレートの薬物動態
については「Naunyn−Schmiedeberg′s Arch.
Pharmacol.、275、339(1972)」に記述されてい
る。 しかし、上記硝酸塩は不快な副作用、特に頭痛
をともなうこと、又モノニトレートはイソソルビ
ドジニトレート(ISDN)よりも再吸収が著しく
劣ること、さらに、イソソルビド、イソマンニド
およびイソイジドのジニトレートは爆発性がある
ため製造、取扱いにおいては特に注意が必要なこ
となどの問題がある。 そのため、このような問題がなく、かつ同じよ
うな薬理的効果を有する薬剤の開発が求められて
おり、また、同じような薬理的効果を有する新規
な1.4;3.6−ジアンヒドロヘキシトールモノニト
レートの開発が望まれていた。 この発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
つて、以下の如き物質を提供することを目的とす
る。 (1) 下記一般式のN−置換5−アミノ−5−デ
ソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
ール2−ニトレートおよびN−非置換5−アミ
ノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−
L−イジトール2−ニトレート、 およびこれらの薬理学上許容し得る酸付加塩。 (但し、式中、R1およびR2は水素原子又は
C1〜4のアルキル基である場合;R1が水素原子
又はC1〜4のアルキル基で、R2がC2〜8の脂肪族
又は単一不飽和の、特にメチル置換のモノカル
ボン酸のアシル残基、ニコチノイル基、2−0
−アセチルサリコイル基、又は1−アダマント
イル基である場合;R1が水素、R2が前記一般
式(a)である場合;R1が水素原子、R2
2−ヒドロキシ−3−(α−ナフチルオキシ)−
プロピ−1−イル基であつて、これによつてヒ
ドロキシプロピル基でエーテル化されていない
ナフタレン基が少なくとも部分的に水素化さ
れ、又はオクソ基で置換され得るものである場
合;R1が水素原子又はC1〜4のアルキル基、R2
が前記一般式(b)で表わされるものの場
合;R1が水素原子又はC1〜4のアルキル基で、
R2が前記一般式(c)で表わされるものの
場合;R1、R2が結合している窒素原子と一緒
になつて5〜7員環の環状、非芳香第2アミン
を形成するもの、又はこれにさらにヘテロ原子
が含まれるものの場合;又はR1とR2が一緒に
なつてピリドキシリデン基を形成する場合を意
味する。) (2) 下記一般式()のN−置換5−アミノ−5
−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グ
ルシトール2−ニトレートおよびN−非置換5
−アミノ−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ
−D−グルシトール2−ニトレート、およびそ
の薬理学上許容し得る酸付加塩。 (式中、R1、R2は一般式()の場合と同様
である。) (3) 下記一般式()のN−置換2−アミノ−2
−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グ
ルシトール5−ニトレートおよびN−非置換2
−アミノ−2−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒ
ドロ−D−グルシトール5−ニトレート、およ
びその薬理学上許容し得る酸付加塩。 (式中、R1、R2は上記一般式()の場合と
同様である。) (4) 一般式()のN−置換5−アミノ−5−デ
ソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−マンニ
トール2−ニトレートおよびN−非置換5−ア
ミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ
−D−マンニトール2−ニトレートおよびその
薬理学的許容し得る酸付加塩。 この発明に係わる化合物は、冠動脈流増大、鎮
痙、血圧低下、筋変力作用陰性および脈はく低下
等の作用効果を有し、これらは冠動脈障害、狭心
症の治療、防止、心ぞう梗塞の後治療、弁膜不全
の治療等に有効である。 これらの新規化合物は治療範囲が広く、特に口
経吸収が良好な結果をもたらし、その有効期間も
長い。さらに末梢血流および脳血流の向上をもた
らす効果もある。 この発明の化合物の製造、取扱いもそれ自体爆
発性でないので公知のISDNの場合のような危険
性はない。 この発明に係わる化合物はさらに1.4;3.6−ジ
アンヒドロヘキシトール基本構造において4個の
不斉炭素原子を有し、光活性形として存在する。
これは出発物質として光学的に純粋な1.4;3.6−
ジアンヒドロヘキシトールを天然の糖アルコール
から製造して用いているためである。 この発明の化合物はエピマー化非置換1.4;3.6
−ジアンヒドロヘキシトール出発物質として、す
なわち、L−イソイジド、D−イソソルビドおよ
びD−イソマンニドを出発物質として製造するこ
とができ、したがつて出発物質としてD−イソソ
ルビド用いた場合、いくつかの異なつた製造ルー
トが可能である。 その製造ルートの第1は相応する1.4;3.6−ジ
アンヒドロヘキシトールをスルホン酸クロリド、
特にメタンスルホン酸クロリドあるいはトルエン
スルホン酸クロリド用い、無水溶媒中で補助塩
基、好ましくはピリジン又はクロロホルム/トリ
エチルアミンの存在下で、低温、好ましくは−20
℃〜±10℃で、相応するモノ−0−アシル−
1.4;3.6−ジアンヒドロヘキシトールに変換し、
ついで、たとえば25%アンモニア水溶液又は第1
もしくは第2アルキルアミン(C1〜C4)又は1
−アミノアダマンンタンの如き第1アミン、又は
環状、非芳香族第2アミンの添加により、好まし
くは加圧下(好ましくは2〜20気圧)、温度90〜
180℃程度の高温下でアンモノリシス、又はアミ
ノリシスをおこなう。このアンモノリシス又はア
ミノリシスは密閉スチールオートクレーブ中で、
適当な溶媒たとえばエタノール、ブタノール又は
ジオキサンを添加して定量的反応をおこなうこと
ができる。 相応するN−置換アミノデソキシ−1.4;3.6−
ジアンヒドロヘキシトールへのアンモノリシス又
はアミノリシスの場合、メシレート又はトシレー
ト基を典型的な二分子求核的置換反応(SN2反
応)の機構に従つて、アミノ基又は相応する置換
アミノ基と置換させる。この場合、中央炭素原子
上での分子形状の逆転が生ずる。この分子形状の
逆転は“反転”又は“ウアルデン反転”と呼ば
れ、これは”5−位にエンド形アシル基がある
1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトール5−
アシル誘導体から、常に1.4;3.6−ジアンヒドロ
−L−イジトール誘導体で5−位にアミノ基又は
相応する置換アミノ基が置換したものが形成され
ることの理由であり、この場合、分子中にアシル
基の代りに導入される置換基がエンド形としてで
なくエキソ形として入ることになる。 SN2反応におけるウアルデン反転は全く同様
にして、相応するイジトールアシレートから常に
5−位にエンド形置換を有するグルシトール誘導
体が形成され、マンニトールアシレートから2−
位にエキソ形置換を有する相応するグルシトール
誘導体が形成され、グルシトール2−エキソ−ア
シレートから2−位にエンド形置換基を有するマ
ンニトール誘導体が得られることの理由として考
えられる。 上述の第1の合成ルートによつて得られるN−
置換アミノデソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロヘ
キシトールは2−又は5−位に遊離水酸基を有
し、これが硝酸、硝化酸(混酸)又は硝酸と氷酢
酸/無水酢酸により、尿素存在下で−20〜0℃程
度の低温でエステルされ、相応するアミノデソキ
シ−1.4;3.6−ジアンヒドロヘキシトールモノニ
トレートとなり、遊離塩基の形のアミノデソキシ
−1.4;3.6−ジアンヒドロヘキシトールにはなら
ない。又メタンスルホン酸、硝酸又は硫酸等の相
応する塩などの酸付加塩もこのエステル化に使用
することができる。 このようにして形成されたモノニトレートはN
−非置換又はN−モノアルキル−置換アミノデソ
キシ−1.4;3.6−ジアンヒドロヘキシルニトレー
トの場合、公知の方法により、酸クロリド、ピリ
ドサル、ベンジルクロリド、フエニル−置換フエ
ニルアルキルハライド又はフエニルアルキルメタ
ンスルホネート、フエニル−置換1,2−エポキ
シ−ω−フエノキシアルカン、フエニル−置換1
−ハロ−又は1−メタンスルホニルオキシ−ω−
フエノキシアルカンを用いて縮合させ所望の化合
物を得ることができる。なお、この際、適当な溶
媒および補助塩基の添加、又は相応するアミノデ
ソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロヘキシトールニ
トレートの存在下で反応をおこなうことが好まし
い。 本発明に係わる一般式()で、R1が水素原
子、R2がC1〜C4のアルキル基又は1−アダマン
チル基の場合、相応する1.4;3.6−ジアンヒドロ
ヘキシトールアシレート、たとえば1.4;3.6−ジ
アンヒドロD−マンニトール2−メタンスルホネ
ート又は1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトー
ル5−メタンスルホネート又は1.4;3.6−ジアン
ヒドロD−グルシトール2−もしくは5−メタン
スルホネートを、第1もしくは第2アルキルアミ
ン(C1〜C4)又は1−アミノアダマンタンを用
い加圧下、好ましくは2〜20気圧、好ましくは90
〜180℃の高温で、溶媒、好ましくはエタノール、
ブタノール、ジオキサン又はグリコールジエーテ
ルの存在下でアミノリシスをおこなうことによつ
て製造することができる。 このアミノリシスは置換炭素原子の分子形状の
反転をともなう。たとえば1.4;3.6−ジアンヒド
ロ−D−グルシトール2−メタン−スルホネート
からN−モノアルキル−若しくはジアルキル−置
換2−アミノ−2−デソキシ−1.4;3.6−ジアン
ヒドロ−D−マンニトールが得られ、1.4;3.6−
ジアンヒドロ−D−グルシトール5−メタンスル
ホネートから相応するN−置換−5−アミノ−5
−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジ
トールが得られ、1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−
マンニトール2−メタンスルホネートから2−ア
ミノ−2−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−
D−グルシトール誘導体が得られ、1.4;3.6−ジ
アンヒドロ−L−イジトール5−メタンスルホネ
ートから5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−
ジアンヒドロ−D−グルシトール誘導体が得られ
る。 第1又は第2アミンとしてはたとえばメチルア
ミン、エチルアミン、プロピルアミン、イソプロ
ピルアミン、ブチルアミン、イソブチルアミン、
tert.−ブチルアミン、ジメチルアミン、ジエチル
アミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン、メ
チルエチルアミン、メチルプロピルアミン等を用
いることができる。 アミノリシスののち、相応するN−モノ−又は
N−ジ置換アミノデソキシ−1.4;3.6−ジアンヒ
ドロヘキシトールの遊離水酸基を前述の如き公知
の方法によつて硝酸を用いてエステル化する。 本発明の一般式の化合物で、R1およびR2
接続する窒素原子と一緒になつて環状、非芳香族
第2アミン(5員〜7員環)を形成し、さらにヘ
テロ原子を含むものの場合は、相応する1.4;3.6
−ジアンヒドロヘキシトールアシレートを第2環
状非芳香族アミン、たとえばピロリジン、ピペリ
ジン、ヘキサエチレンイミン、モルホリン、4−
メチルピペラジン等を用いてアミノリシスをおこ
なう。この反も上述の如くスチールオートクレー
ブ中で加温加圧下でおこなう。このようにして得
られた環状アミノ−デソキシ−1.4;3.6−ジアン
ヒドロヘキシトール誘導体は上述同様にして、硝
酸を用いて遊離水酸基をエステル化する。 本発明の一般式のもので、R1が水素原子又
は低級アルキル基(C1〜C4)で、R2が脂肪族の
アシル基又は単一不飽和、特にメチル−置換モノ
カルボ酸のアシル基又はニコチノイル基又は2−
0−アセチルサリコイル基の場合、相応するN−
アルキル−置換アミノイソヘキシドニトレートを
たとえばアセチルクロリド、プロピノイルクロリ
ド、ブチリルクロリド、n−バレロイルクロリ
ド、イソバレロイルクロリド、カプロイルクロリ
ド、ピバロイルクロリド、ニコチン酸クロリドヒ
ドロクロリド又は0−アセチルサリシル酸クロリ
ドと反応させて得る。 本発明の一般式で、R1が水素原子、又は低
級アルキル基で、R2がジフエニルメチル基、シ
ンナミル基、又はω−(置換基)−フエニルアルキ
ル基(一般式bの)である場合、相応するN−
アルキル−置換アミノイソヘキシドニトレートを
たとえばブロモジフエニルメタン、臭化シンナミ
ル、塩化ベンジル、臭化フエニルエチル、臭化フ
エニルプロピル、臭化フエニルブチル、臭化フエ
ニルベンチル、3−(3,4−ジメトキシフエニ
ル)−プロピル1−メタンスルホネート、4−(4
−メトキシフエニル)−ブチル−1−メタンスル
ホネート、4−(4−クロロフエニル)−ブチル1
−メタン−スルホネート又は3−(4−クロロフ
エニル)−プロピル1−メタン−スルホネート等
と反応させて製造する。 本発明の一般式のもので、R1が水素原子又
は低級アルキル基、R2がω−フエノキシアルキ
ル基の場合、相応するN−アルキル−置換アミノ
イソヘキシドニトレートをたとえば2−フエノキ
シ−1−ブロモエタン、3−フエノキシ−1−ブ
ロモプロパン、4−フエノキシ−1−ブロモブタ
ン、5−フエノキシ−1−ブロモペンタン、6−
フエノキシ−1−ブロモヘキサン、7−フエノキ
シ−1−ブロモヘプタン、8−フエノキシ−1−
ブロモオクタン等と反応させて製造する。 本発明の一般式のもので、R1が水素原子、
R2が2−ヒドロキシ−3−(置換基)−フエノキ
シプロピル−1−イル基(一般式aの)又は2
−ヒドロキシ−3−(置換基)−ナフチルオキシプ
ロピ−1−イル基の場合、相応するアミノイソヘ
キシドニトレートを公知の方法で、たとえば、
1,2−エポキシ−3−(4−メトキシフエノキ
シ)−プロパン、1,2−エポキシ−3−(3−メ
トキシフエノキシ)−プロパン、1,2−エポキ
シ−3−(2−メトキシフエノキシ)−プロパン、
1,2−エポキシ−3−(2−エトキシフエノキ
シ)−プロパン、1,2−エポキシ−3−(2−ア
リルオキシフエノキシ)−プロパン、1,2−エ
ポキシ−3−(2−アリルフエノキシ)−プロパ
ン、1,2−エポキシ−3−(2−シアロフエノ
キシ)−プロパン、1,2−エポキシ−3−(3−
トリルオキシ)−プロパン、1,2−エポキシ−
3−(3−トリフルオロメチルフエノキシ)−プロ
パン、4−(2,3−エポキシプロポキシ)−フエ
ニル−酢酸アミド、1,2−エポキシ−3−(1
−ナフチルオキシ)−プロパン、5−(2,3−エ
ポキシプロポキシ)−1−テトラロン、5−(2,
3−エポキシプロポキシ)−テトラリンと反応さ
せて製造する。 本発明の一般式のもので、R1が水素原子又
は低級アルキル基で、R2がω−フエノキシ−ア
ルキル基(一般式c)で置換フエニル基を有す
るもの、又はω−ナフチルオキシアルキル基であ
る場合、相応するN−低級アルキル−置換アミノ
イソヘキシドニトレートを、3−(3−トリフル
オロメチルフエノキシ)−1−ブロモプロパン、
3−(4−トリルオキシ)−1−ブロモプロパン、
3−(4−フルオロフエノキシ)−1−ブロモ−プ
ロパン、3−(1−ナフチルオキシ)−1−ブロモ
プロパン、3−(4−メトキシフエノキシ)−1−
ブロモプロパン、3−(3−メトキシフエノキシ)
−1−ブロモプロパン、3−(2−メトキシフエ
ノキシ)−1−ブロモプロパン、3−(2,6−ジ
メトキシフエノキシ)−1−ブロモプロパン、3
−(3,5−ジメトキシフエノキシ)−1−ブロモ
プロパン、3−(2,3−ジメトキシ−フエノキ
シ)−1−ブロモプロパン、3−(4−クロロフエ
ノキシ)−1−ブロモ−ブロパン、3−(2−クロ
ロフエノキシ)−1−ブロモプロパン、3−(3−
クロロフエノキシ)−プロピル1−メタンスルホ
ネート、3−(3,4−ジクロロフエエノキシ)−
ブロピル1−メタンスルホネート、3−(2,4
−ジクロロフエノキシ)−プロピル1−メタンス
ルホネート、3−(4−アセトアミドフエノキシ)
−1−ブロモプロパン、3−(3−ジメチルアミ
ノフエノキシ)−プロピル1−メタンスルホネー
ト等と反応させることによつて製造される。 本発明の一般式においてR1およびR2が一緒
になつてピリドキシリデン基を構成している場
合、相応するアミノデソキシ−1.4;3.6−ジアン
ヒドロヘキシトールニトレートをピリドキサルと
ともに適当な溶媒、たとえばエタノール、ベンゼ
ン、トルエン又はこれらの混合物中で縮合させ、
反応水を共沸蒸留によつて除去し、ほぼ定量的反
応をおこなうことができる。 上述の一般式の化合物の製造についての記載
に従い、5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−
ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートお
よびそのN−モノ−若しくはN−ジ置換誘導体
(一般式)をアンモリシス又はアミノリシスの
基材として製造する場合は、相応する1.4;3.6−
ジアンヒドロ−D−グルシトール5−アシレー
ト、たとえば5−メタンスルホネート又は5−ト
ルエンスルホネートを用いなければならない。こ
れに対し、5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6
−ジアンヒドロ−D−グルシトール2−ニトレー
トおよびそのN−モノ−若しくはN−ジ置換誘導
体(一般式)の製造についてはアンモノリシス
又はアミノリシスの基材として相応する1.4;3.6
−ジアンヒドロ−L−イジトール5−アセチレー
ト、たとえば5−メタンスルホネート又は5−ト
ルエンスルホネートを使用しなければならない。 全く、同様に、2−アミノ−2−デソキシ−
1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトール5−
ニトレートおよびそのN−モノ−若しくはN−ジ
置換誘導体(一般式)の製造においてはアンモ
ノリシス又はアミノリシスの基材として相応する
1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−マンニトール2−
アシレート、たとえば2−メタンスルホネート又
は2−トルエンスルホネートを用いなければなら
ない。他方、5−アミノ−5−デソキシ−1.4;
3.6−ジアンヒドロ−D−マンニトール2−ニト
レートおよびそのN−モノ−若しくはN−ジ置換
誘導体(一般式、)をアンモノリシス又はアミ
ノリシスの基材として製造する場合は相応する
1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトール2−
アシレート、たとえば2−メタンスルホネート又
は2−トルエンスルホネートを使用し、ついで前
述の如く、硝酸を用いてエステル化したのち、相
応する酸クロリドを用いるアシル化によるアミノ
窒素の置換をおこなうか、又はさらに相応する反
応性アリールアルキル、アリールオキシアルキル
又はアリールオキシ−エポキシプロピル誘導体又
はピリドキサルを用いて縮合する。 前述の第1の製造ルート、すなわち、相応する
イソヘキシドをスルホン酸クロリド、好ましくは
メタンスルホン酸クロリド又はトルエンスルホン
酸クロリドで反転させ、相応するモノアシル−
1.4;3.6−ジアンヒドロヘキシトールを製造する
方法はアシル化の際、相応する5−0−アシル誘
導体又は2−0−アシル誘導体が生じるだけでな
く、同時に2,5−ジアシル誘導体が生じ、その
ため、イソイジドおよびイソマンニド誘導体の場
合、モノアシル化合物をジアシレートから分離す
る必要が生じ、2個の立体異性のモノアシル誘導
体がジアシレートの他に形成されるイソソルビド
の場合、所望のアシレートを3種のアシル誘導体
混合物から分離しなければならない。アシレート
混合物の分離は分別結晶、分留抽出又はその他の
公知の方法によつておこなわれる。 本発明の第2の製造ルートにより、5−アミノ
イソイジド誘導体を製造する場合上述の如き面倒
なアシレート混合物の分離の必要はなくなる。こ
の場合、1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシト
ールを過剰のスルホン酸、好ましくはメタンスル
ホニルクロリド又はトルエンスルホニルクロリド
と、ピリジン又はクロロホルム/トリエチルアミ
ン中で定量的に反応させ、相応する1.4;3.6−ジ
アンヒドロ−D−グルシトール2,5−ジアシレ
ートを製造する。 このジアシレートをついで、適当な条件下で、
すなわち上記第1のルートと同様にして、アンモ
ノリシス又はアミノリシスをおこない、5−エン
ド−アシル基の置換の結果、分子形態の反転をと
もない、さらに2−エキソーアシル基の部分的加
水分解の結果、分子形態を保持した状態で、少量
の2,5−ジアミノ−2,5−ジデソキシ−
1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトールが水
相に残つた状態で、5−アミノ−5−デソキシ−
1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトールと、5
−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒド
ロ−L−イジトール2−メタンスルホネートが約
1:4の割合で存在する混合物が生ずる。 この2−エキソ−アシル基を完全に加水分解す
るため、この1:4混合物をついでアルカリ性若
しくは酸性加水分解し、得られた5−アミノ−5
−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジ
トールを上記第1のルートと同様にエステル化
し、相応するモノニトレートとし、又、同様にし
て相応するアシルクロリド、ω−(置換基)−アリ
ールアルキルハライド又はメタンスルホネート、
ω−(置換基)−アリールオキシアルキルハライド
又はメタンスルホネート、1,2−エポキシ−3
−(置換基)−アリールオキシプロパン又はピリド
キサルを用いて、一般式の化合物に変換させ
る。なお、この場合、R1は水素原子、R2は上述
のうちの一つを意味し、又はR1とR2が一緒にな
つてピリドキシリデン基を構成するものである。 イソソルビド2,5−ジアシレートのアンモノ
リシスが必然的に5−アミノイソイジド2−アシ
レートに導かれるという事実からこのイソソルビ
ドジアシレート中の2−エキソーアシレート基の
求核的置換が立体的に妨害される。この立体障害
は温度とも関連する。5−アミノ−2−アシレー
トを相応するジアシレートからできるだけ定量的
に得るには80〜120℃の温度で反応をおこなう必
要がある。120℃を超えると、僅かであつても2
−エキソ基がアンモニア又はモノ−若しくはジ−
アルキルアミンによつて攻撃される。可溶化剤と
してアルコール、好ましくはエタノールをアンモ
ニア水溶液又はモノ−若しくはジ−アルキルアミ
ンに加えてもよい。 本発明の一般式のものであつて、R1又はR2
がC1〜C4のアルキル基のものを製造する場合、
1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトール2,
5−ジアシレートを、C1〜C4の第1若しくは第
2アルキルアミンを用いてアミノリシスに供せし
める。この反応の好ましい条件は2〜20気圧、温
度90〜180℃である。このアミノリシスは上記ア
ンモノリシスと全く同様にして、定量的反応に至
るまで密閉スチールオートクレーブ中でおこなう
ことができる。ついで、上述同様、加水分解およ
びによる2−水酸基のエステル化をおこなう。 このアミノリシスはメチルアミン、エチルアミ
ン、ブチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルア
ミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン等でお
こなうことができるほか、1−アミノアダマンタ
ン、環状非芳香族第2アミン、たとえばピロリジ
ン、ピペリジン、モルホリン、4−メチルピペラ
ジン、その他ヘテロ環式窒素塩基を用い、本発明
の一般式の化合物に導くことができる。この場
合、R1とR2は接続する窒素と一緒になつて環状
非芳香族第2アミン、又さらにヘテロ原子を含む
ものの残基を意味する。 本発明の一般式のものであつて、R1がC1
C4のアルキル基、R2がアシル基、ω−(置換基)
−アリールアルキル又は−アルケニル基、ω−
(置換基)−アリールオキシアルキル基又は2−ヒ
ドロキシ−3−(置換基)−アリールオキシプロピ
−1−イル基の場合の製造は、5−低級アルキル
アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ
−L−イジトール2−ニトルートを、イソソルビ
ド2,5−ジアシレートの第1アミンによるアミ
ノリシス、さらにアルカリ性加水分解、ついで、
硝酸でのエステル化によりつくり、これを上述同
様、相応するアシルハライド、ω−(置換基)−ア
リールアルキル又は−アルケニルハライド又はメ
タンスルホネート、ω−(置換基)−アリールオキ
シアルキルハライド又はメタンスルホネート、又
は1,2−エポキシ−3−(置換基)−アリールプ
ロパンを用いて縮合させる。 本発明の一般式の化合物の製造についての他
のルートは、1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グル
シトール2,5−ジアシレート(ジメシレート又
はジトシレート)が適当な溶媒、好ましくは二極
性中性溶媒、たとえば無水ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド又はエチレングリコー
ルジエーテル中で100〜180℃、好ましくは120〜
150℃の温度で、ナトリウムベンゾエートにより
C5−原子が選択的に攻撃されるという意外な事
実を利用するものである。そのため、分子形態の
反転をともない、1.4;3.6−シアンヒドロ−L−
イジトール2−トルエンスルホネート5−ベンゾ
エート又は1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
ール2−トルエンスルホネート5−ベンゾエート
が生成することになる。この生成物は25%アンモ
ニア溶液でアンモノリシスをおこなうか、又は加
温加圧下でアミノリシスをおこない、これによ
り、安息香酸エステルは置換による分離でなく、
加水分解的に、すなわち、C5原子上の形態を保
持した状態なり、他方、C2原子上のアシレート
基は形態の反転をともなつてアミノ基又はアルキ
ル−アミノ基により置換され、相応する5−アミ
ノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−D
−グルシトール又は5−アルキルアミノ−5−デ
ソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシト
ールが得られる。 この最後に述べた方法は形態の二重の選択的反
転をともなうものであるから、最終製品の形態は
その置換基に関しては出発物質のものと同様とな
る。すなわち、イソソルビドジスルホネートから
出発して再びイソソルビド誘導体、すなわち5−
アミノ−若しくは5−アルキルアミノ−5−デソ
キシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトー
ルとなり、これはついで、前述同様にさらに処理
して一般式の所望の化合物とする。 本発明において得られた化合物を人体に許容さ
れる塩に変換するには、無機酸、鉱酸、有機酸、
たとえばカルボン酸、スルホン酸、たとえばマロ
ン酸、こはく酸、ラクチン酸、酒石酸、マリン
酸、安息香酸、サリチル酸、くえん酸、アスコル
ビン酸、ニコチン酸、p−トルエンスルホン酸等
が用いられる。これらの遊離塩基は水酸化ナトリ
ウム又は水酸化カリウム等の強塩基で処理して、
再び酸付加塩から解放される。 本発明の化合物およびその人体に許容な塩は通
常の担体、添加剤ととも医薬組成物として使用さ
れる。この場合、使用し得る担体としては水、植
物油、ポリエチレングリコール、グリセロールエ
ステル、ゼラチン、炭水化物、たとえばラクトー
ス又はでん粉、マグネシウムステアレート、タル
ク、ワセリン等である。また、添加剤の例として
は保存剤、安定化剤、滑剤、湿潤剤、乳化剤、緩
衝剤、着色剤、芳香物質等であり、これらの具体
的選択は投与の方法、たとえば口経、非口経、局
所的等に応じて決定される。 本発明の化合物は他の活性物質、たとえば、ビ
タミン、公知の心ぞう循環剤、β−リセプタブロ
ツカーとともに使用することも可能である。 医薬組成物例 活性物質5mgを含む100mgの錠剤をつくる場合。 5gの5−(4−フエニルブチルアミノ)−5
−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イ
ジトール2−ニトレートヒドロクロリド 54gの微結晶セルロース、 20gのラクトース、 20gのトウモロコシでん粉、 0.5gのコロイド状けい酸 0.5gのマグネシウムステアレート。 上記物質〜をまず十分間乾燥状態で混合
し、ついで物質、をその混合物中に加えたの
ち、これを十分間混合し、タブレツト製造機械で
1個が100mgの錠剤を製造した。 以下に示す実施例は本発明の化合物を医薬組成
物として用いた場合示している。これら実施例様
中の記号の意味は下記の通りである。 m.p.=融点(修正されていない値) (decomp.)=分解 d=比重 〔α〕25 D=25℃、ナトリウムDラインでの光学的
回転、 光学的回転値が与えられたのち、測定された溶
液の濃度は、たとえば“C2”は溶液100ml中2g
の濃度を示している。 実施例 1 5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアン
ヒドロ−L−イジトール2−ニトレート: (a) 1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトール
2−メタンスルホネート、5−メタンスルホネ
ートおよび2,5−ジメタンスルホネート: 24のピリジン中に溶解させた1.4;3.6−ジ
アンヒドロ−D−グルシトール4.82Kg(33モ
ル)の溶液中に、無湿気下で、撹拌しながら温
度−15゜〜−20℃で数時間をかけてメタンスル
ホン酸クロリド3.1(40モル)を滴下した。
そののち冷却することなくさらに15時間撹拌し
た。真空下でピリジンを分留し、残る油状残渣
に水15を加えたのち沸とうさせたのち冷却し
た。吸引ろ過、水4による水洗をおこない結
晶析出物を乾ろうした結果、1.4;3.6−ジアン
ヒドロ−D−グルシトール2,5−ジメタンス
ルホネートが2.22Kg(7.34モル)得られた。こ
の液を撹拌、および水冷下で水酸化ナトリウ
ム1.5Kgを用いて中和し、70℃で真空下で乾燥
させた。この乾燥残渣をクロロホルム30を用
いて加熱抽出し、抽出物を加温下でろ過した。
この抽出物を20℃で15時間静置し、結晶性析出
物を吸引ろ過し、ついでクロロホルム2を用
いて、2回洗浄し、乾そうさせ、1.4;3.6−ジ
アンヒドロ−D−グルシトール5−メタンスル
ホネート2.3Kg・(10.26モル)を得た。これら
の結合したろ液を真空下で蒸発させ、残渣をエ
タノール22中に加温下で溶解させた。つい
で、20℃で15時間放置し結晶性析出物を吸引ろ
過し、エタノール3で2回洗浄し、乾そうし
た結果、1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシ
トール2−メタンスルホネート0.65Kg(2.90モ
ル)得た。このろ液の蒸発により、2つの異性
体モノメタンスルホネートの混合物2.21Kg
(9.85モル)が得られ、これは必要に応じ、さ
らに、クロロホルムおよびエタノールによる交
互結晶化の繰り返しにより、又はメタンスルホ
ン酸クロリドを用い、ピリジン中でエステル化
することにより分離し、1.4;3.6−ジアンヒド
ロ−D−グルシトール2,5−ジメタンスルホ
ネートに完全に変換させることができる。 このメタンスルホネート再結晶させたのち、
分析等をおこなつた結果を下記表1に示す。
【表】 (b) 5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
ンヒドロ−L−イジトール: この中間生成物は2通りの方法で得ることが
できる。 方法1: 1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトール
5−メタンスルホネートのアンモノリシスによ
る製造。 1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトール
5−メタンスルホネート448g(2モル)と25
%アンモニア水溶液1.5(20モル)との混合
物を密閉スチールオートクレーブ内で撹拌しな
がら130℃で24時間反応させた。その後の反応
は定量的であつた。ついで減圧下で蒸発し、エ
タノールとクロロホルム1を連続的添加、再
度の蒸発により共沸的に乾燥させた。この抽性
残渣を加温下でエタノール500mlに溶解させ、
イソプロパノールを用いて2に希釈した。冷
却後、5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−
ジアンヒドロ−L−イジトール311g(1.3モ
ル)がメタンスルホン酸塩として結晶析出し
た。さらに、30gの活性炭とろ液濃縮物を用い
て母液を処理し、純粋結晶物100g(0.4モル)
を得ることができた。分析のため、エタノー
ル/クロロホルムから再結晶をおこなつた。 m.p.=151〜154℃;〔α〕25 D27.6(C1;水)。 元素分析結果:C6H11NO3×CH3SO3H
(241.27) 計算値:C(34.83)、H(6.27)、N(5.81) 実験値:C(34.71)、H(6.45)、N(5.36) 生成物の一部を遊離塩基に変換し、クロロホ
ルム/エーテルから再結晶させた。 m.p.=103〜104℃;〔α〕25 D31.6(C2;水)。 方法2: 1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトール
2,5−ジメタンスルホネートのアンモノリシ
スおよび得られた5−アミノ−5−デソキシ−
1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−
メタン−スルホネートのアルカリ性加水分解: 1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトール
2,5−ジメタンスルホネート302g(1モ
ル)、25%アンモニア750ml(10モル)およびエ
タノール750mlの混合物を密閉スチールオート
クレーブ内で100℃で5日間撹拌した。冷却後、
水1を加え、吸引ろ過し、未反応のジメタン
スルホネートから分離した(106g=0.35モ
ル)。又、アンモニアを除去するため、ろ液を
104g(1.3モル)炭酸水素ナトリウムと混合
し、減圧下で蒸発させた。ついで、水5に溶
解し、クロロホルム500mlを用いて抽出した。
水相は回転パーホレータ(Normag)中でクロ
ロホルムを用い連続的に抽出させた。副生成物
としての2,5−ジアミノ−2,5−ジデソキ
シ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトー
ルは水相に残留した。 このクロロホルム抽出物を無水硫酸ソーダ上
に乾燥させ、ろ過し、蒸発させた結果、5−ア
ミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ
−L−イジトールおよび5−アミノ−5−デソ
キシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトー
ル2−メタンスルホネートの1:4混合物が得
られた。 次に、この混合物の一部をクロロホルムに溶
解し、水で2回洗浄し、クロロホルム相を蒸発
させ、メタンスルホン酸塩に変換させ、エタノ
ールにより2回再結晶をおこなつた。 m.p. 213〜215℃;〔α〕25 D39.0(C0.50;水)、 元素分析結果:C7H13NO5S×CH3SO3H
(319.37) 計算値:C(30.09)、H(5.37)、
N(4.39)、S(20.08) 実験値:C(30.13)、H(5.49)、
N(4.25)、S(20.6) この得られた混合物を、水酸化ナトリウム60
g(1.5モル)の1.5水溶液中に添加し、還流
下で24時間沸とうさせた。冷却後、PHを濃塩酸
の添加により10に調整し、ろ過し、減圧下で蒸
発させ、n−ブタノールを用いて共沸乾燥さ
せ、無機塩からろ過分離した。このブタノール
溶液を蒸発させ、残渣をイソプロパノール200
ml中に溶解し、メタンスルホン酸34g(0.35モ
ル)と混合した。その結果、5−アミノ−5−
デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジ
トール80g(0.33モル)がメタンスルホン酸塩
の形で析出した。 m.p.150〜152℃、 収率=50%(反応させた1.4;3.6−ジアンヒド
ロ−D−グルシトール2,5−ジメタ
ン−スルホネートに対して) (c) 5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
ンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート: 5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
ンヒドロ−L−イジトール水素メタンスルホネ
ート241g(1モル)(又は遊離塩基145g)を
水50ml中に溶解させ、冷却しながら濃硫酸30ml
(d=1.84;0.54モル)と滴下させながら混合
した(溶液A)。 他方、96%硝酸200ml(d=1.5;4.5モル)
に対し、撹拌下および−15℃で尿素14g(0.23
モル)の濃硫酸300ml(d=1.84;5.4モル)溶
液を滴下した。ついで−15℃で上記溶液Aを3
〜4時間かけて、さらに滴下しながら添加し、
この温度で2時間撹拌した。この反応混合物を
徐々に撹拌しながら水1.5中に加えた。さら
に冷却したまま、水酸化ナトリウム630g
(15.75モル)(遊離塩基を使用した場合は
NaOH590g)の2水溶液を徐々に加えるこ
とにより中和させ、ついでろ過した。このろ液
をクロロホルムを用い、5ロータリーパーフ
オレータ中で16時間かけて連続的に抽出した。
この抽出物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、
ろ過し、減圧下で蒸発させた結果、5−アミノ
−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L
−イジトール2−ニトレート158g(0.83モル)
を得た。これをイソプロパノール中に溶解し、
等量の塩化水素と混合させた。完全に溶解する
まで加熱したのち、冷却し、吸引ろ過し、生成
物を析出せしめ、ついで少量のイソプロパノー
ルで洗浄し、母液を濃縮したのち再び吸引ろ過
した。その結果、結晶質の5−アミノ−5−デ
ソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
ール2−ニトレートヒドロクロリド170g
(0.75モル)を得た。 m.p.=201〜208℃、 〔α〕25 D54.1(C2;水) 元素分析結果:C6H10N2O5×HCl(226.62) 計算値:C(31.80)、H(4.89)、
N(12.36)、Cl(15.64) 実験値:C(31.78)、H(4.92)、
N(12.20)、Cl(15.6) 実施例 2 5−アミノ−5−デソキシ−1.4−3.6−ジアン
ヒドロ−D−グルシトール2−ニトレート。 (a) 5−アミノ−5−デソキシ−1.4−3.6−ジア
ンヒドロ−D−グルシトール: この出発物質は2通りの方法で得ることがで
きる。 方法1: 1.4−3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2
−メタンスルホネートの製造およびアンモノリ
シス。 96%の1.4−3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
ール73g(480ミリモル)の無水ピリジン(500
ml)溶液に無湿気下で撹拌下、−20℃で98%メ
タンスルホニルクロリド52ml(660ミリモル)
を滴下し、ついで−20℃で15時間撹拌した。こ
のピリジンを減圧下で、可能な限り蒸発させ、
残渣に500mlの温水を加えたのち、溶液が形成
されるまで加温した。次に冷却後、1.4;3.6−
ジアンヒドロ−L−イジトール2,5−ジメタ
ンスルホネート47.6g(157ミリモル)が析出
し、これを吸引ろ過し、ついで100mlの水で2
回洗浄した。これらのろ液一緒にし、炭酸水素
ナトリウムを添加してPH=7に中和し、減圧下
で蒸発させ、乾燥させた。この粉末残渣を400
mlのクロロホルムで2回沸とうさせ、熱い状態
のままろ過した。このろ液を冷却したところ、
1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−
メタンスルホネートが析出した。この母液を濃
縮後、モノメタンスルホネートが得られた。全
体で、51.5g(213ミリモル)の1.4;3.6−ジア
ンヒドロ−L−イジトール2−メタンスルホネ
ートが得られた。ついで分析のため、少量をメ
タノールを用いて再結晶させた。 m.p.=124〜125℃; 〔α〕25 D33.7(C1.0;アセトン) 元素分析値:C7H12O6S(224.24) 計算値:C(37.50)、N(5.40)、S(14.30)、 実験値:C(37.58)、N(5.35)、S(14.0) この得られた1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−
イジトール2−メタンスルホネート33.6g
(150ミリモル)をアンモニア17g(1モル)の
n−ブタノール250ml溶液とともに、密閉スチ
ールオートクレープ中で170℃で3日間加熱し
た。冷却後、析出したアンモニウムメタンスル
ホネートを吸引ろ過し、n−ブタノール100ml
で洗浄した。このろ液を200mlの水で2回抽出
し、これらの抽出液を一緒にし、これを200ml
のクロロホルムで洗浄し、蒸発乾燥させ、つい
でブタノールで共沸乾燥させた。この乾燥残渣
を50mlのn−ブタノール、無水硫酸ナトリウム
10gを添加して沸とうさせ、熱いままでろ過
し、そのろ液を蒸発させた。その結果得られた
油状粗生成物を50mlのクロロホルム中に取り出
し、ろ過蒸発させた。その結果、徐々に固化す
る5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
ンヒドロ−D−グルシトール14g(96ミリモ
ル)を得た。分析のため、その生成物の一部を
ヒドロクロリドに変換させ、イソプロパノール
から再結晶させた。 分解点:240℃: 〔α〕25 D39.1(C1.0水)、 元素分析値:C6H11NO3×HCl(181.63) 計算値:C(39.68)、H(6.66)、
N(7.71)、Cl(19.52) 実験値:C(39.85)、H(6.89)、
N(7.66)、Cl(19.3) 方法2: 1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2
−メタンスルホネート5−ベンゾエートの製造
および選択的アンモノリシス。 1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトール
2,5−ジメタンスルホネート604g(2モ
ル)、ナトリウムベンゾエート317g(2.2モル)
および無水ジメチルホルムアミド8を145℃
でスチールオートクレーブ中で、窒素雰囲気中
で2日間撹拌させた。このジメチルホルムアミ
ドを減圧下で蒸留させ、残渣をクロロホルム5
中に取り上げ、水酸化ナトリウム1モル溶液
と水2を用いて連続的に抽出した。ついでク
ロロホルム相を無水硫酸ナトリウムを用いて乾
燥させ、ろ過および濃縮により1500mlの溶液と
した。放置により結晶化した粗生成物を吸引ろ
過し、加温しながらアセトン500ml中に溶解さ
せ、この加熱溶液を1000mlのエタノール中に注
ぐ。ついで冷却し、1.4;3.6−ジアンヒドロ−
L−イジトール2−メタンスルホネート5−ベ
ンゾエートを273g(0.83モル)が析出した。
母液を蒸発、再結晶をおこなうことにより、わ
ずかに出発物質で汚染された生成物120g
(0.37モル)をさらに得ることができた。エタ
ノールから再結晶したものの分析結果は下記の
通りであつた。 m.p.=117℃; 〔α〕25 D76.5(C2;クロロホルム) 元素分析値:C14H16O7S(328.35) 計算値:C(51.21)、H(4.91)、S(9.76) 実験値:C(51.60)、H(5.05)、S(9.6) この得られた1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−
イジトール2−メタンスルホネート5−ベンゾ
エート328g(1モル)をエタノール1、25
%アンモニア水溶液1.5とともに130℃で密閉
スチールオートクレーブ中で1日間撹拌した。
ついで減圧下で蒸発させ、残渣を水1中に溶
解させ、濃塩酸によりPH=1に調整し、吸引ろ
過により安息香酸およびベンズアミドからなる
析出物を分離した。このろ液をクロロホルム
500mlで2度洗浄し、炭酸水素ナトリウムでPH
=8に調整し、再び蒸発させ、残渣をエタノー
ル2を用いて抽出した。このエタノール抽出
物は蒸発後、2クロロホルムで抽出し、その
抽出物を活性炭60gを用いて沸とうさせ、ろ過
および蒸発をおこなつた。この得られた粗生成
物105gを0.2mmHg、136〜142℃で分別蒸留し
た結果、5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6
−ジアンヒドロ−D−グルシトール86.3g
(0.59モル)を得た。 (b) 5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
ンヒドロ−D−グルシトール2−ニトレート: 上記方法(1)、(2)で得た5−アミノ−5−デソ
キシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシト
ールにクロロホルム3.5mlを加えて液状体とし、
この溶液を撹拌しながら、−15℃で尿素14g
(0.23モル)、96%硝酸(d=1.5)202ml(4.6モ
ル)からなる溶液中に滴下した。さらに、−15
℃で15時間撹拌し、水750mlで希釈し、冷却し
ながら、水酸化ナトリウム168g(4.2モル)の
水1.5溶液で中和した。さらに炭酸水素ナト
リウムでPH=8に調整し、ろ過し、クロロホル
ムを用いて16時間、5ロータリパーホレータ
(Normag)中で連続的に抽出をおこなつた。
このクロロホルム抽出液を無水硫酸ナトリウム
で乾そうし、ろ過したのち、減圧下で蒸発をお
こなつた。残渣をジクロロメタン200ml中に溶
解させ、ろ過により無機質不純物を除去し、再
び減圧下で蒸発をおこなつた。その結果、5−
アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒド
ロ−D−グルシトール2−ニトレート53g
(0.28モル)が青黄色油状物として得られた。 分析のため、その一部をヒドロクロリドに変
換し、エタノール/クロロホルム/石油エーテ
ルを用いて再結晶化せた。 m.p.170〜171℃(分解); 〔α〕25 D50.7(C0.53;水) 元素分析値:C6H10N2O5×HCl(226.62) 計算値:C(31.80)、H(4.89)、
N(12.36)、Cl(15.64) 実験値:C(32.00)、H(5.10)、
N(12.14)、Cl(15.6) 実施例 3 2−アミノ−2−デソキシ−1.4;3.6−ジアン
ヒドロ−D−グルシトール5−ニトレート。 (a) 1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−マンニトール
2−メタンスルホネート: ピリジン6中に1.4;3.6−ジアンヒドロ−
D−マンニトール877g(6モル)を溶かした
溶液に対し、無湿気下で撹拌しながら−15℃
で、メタンスルホニルクロリド525ml(6.6モ
ル)を6時間かけて滴下し、さらに−15℃で3
日間撹拌し、ついで減圧下でピリジンを蒸発さ
せた。この油性残渣を水2.7を加え混合し、
純粋な1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−マンニト
ール2,5−ジメタンスルホネートを析出さ
せ、これを分離し、700mlの水で2回洗滌した。
ろ液を集め水酸化ナトリウム264g(6.6モル)
の2.5水溶液と混合し、炭酸水素ナトリウム
の添加によりPH=7に調整し、減圧下で蒸発を
おこないクロロホルムを用いて共沸乾燥させ
た。残渣を加温下で2.5のクロロホルムで2
回抽出し、ろ過した。この抽出液を集め1の
水で5回抽出をおこなつた。 この水相を濃縮した結果、1.4;3.6−ジアン
ヒドロ−D−マンニトール2−メタンスルホネ
ートが析出した。吸引ろ過ののに残存する母液
を蒸発し、エタノール用いて再結晶をおこなつ
たところ、さらに生成物を得た。残渣物をエタ
ノール母液の蒸発、さらに水への溶解、ロータ
リーパーフオレータ内でのクロロホルムを用い
ての連続的抽出により処理した。未反応の
1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−マンニトールは
水相中に残つた。全体として、1.4;3.6−ジア
ンヒドロ−D−マンニトール2−メタンスルホ
ネート396g(1.77モル)(ジメタンスルホネー
ト465g=1.54モルのほか)を得た。これをク
ロロホルムを用いて再結晶させ分析をおこなつ
た。 m.p.=111〜112℃ 〔α〕25 D118(C1.0;アセトン) 元素分析結果:C7H12O6S(224.24) 計算値:C(37.50)、H(5.40)、S(14.30) 実験値:C(37.41)、H(5.59)、S(13.7) (b) 2−アミノ−2−デソキシ−1.4;3.6−ジア
ンヒドロ−D−グルシトール: 上述の如くして得られた1.4;3.6−ジアンヒ
ドロ−D−マンニトール2−メタンスルホネー
ト224g(1モル)と1の25%アンモニア水
との混合物を密閉スチールオートクレーブ中で
120℃で24時間撹拌した。冷却後、炭酸水素ナ
トリウム84g(1モル)を加え、減圧下で蒸発
させ、残渣をn−ブタノール2を用いて沸と
うさせた。蒸発したブタノール抽出液を1の
クロロホルムで取り出し、残存メタンスルホン
酸ナトリウムをろ別し、ろ液の蒸発をおこなつ
た。その結果、2−アミノ−2−デソキシ−
1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトール
(青黄色の油状のもの)130g(0.9モル)を得
た。その一部をヒドロクロリドに変換し、イソ
プロパノール/メタノール/クロロホルムを用
いて再結晶させた。 m.p.=230℃(decomp.); 〔α〕25 D52.1(C1.0;水) 元素分析値:C6H11NO3×HCl(181.62) 計算値:C(39.68)、H(6.66)、
N(7.71)、Cl(19.52) 実験値:C(39.59)、H(6.89)、
N(7.52)、Cl(19.3) (c) 2−アミノ−2−デソキシ−1.4;3.6−ジア
ンヒドロ−D−グルシトール5−ニトレート: −15℃で撹拌しながら尿素14g(0.23モル)
の硫酸(d=1.84)300ml(5.4モル)溶液を96
%硝酸(d=1.5)200ml(4.5モル)中に滴下
した。ついで、24時間以内に2−アミノ−2−
デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グル
シトール145g(1モル)の水50ml溶液をさら
に加え−15℃で2時間撹拌した。さらに水1.5
を加え撹拌し、水酸化ナトリウム570g
(14.3モル)の水2溶液を用いてPH=8〜9
に調整し、析出した硫酸ナトリウムをろ別し、
クロロホルム500mlを用いて親油性副生成物を
洗滌除去し、ロータリーパーフオレータ中でク
ロロホルムを用いて16時間連続的抽出をおこな
つた。このクロロホルム抽出液を無水硫酸ナト
リウムを用いて乾燥し、ろ過し、減圧下で蒸発
したところ、152g(0.8モル)の2−アミノ−
2−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−
グルシトール5−ニトレート(緩硬化性油)得
た。その一部をヒドロクロリドに変換し、イソ
プロパノール/エタノール用いて再結晶し、分
析をおこなつた。 m.p.181〜182℃(decomp.) 〔α〕25 D130(C0.52;水) 元素分析値:C6H10N2O5×HCl(226.62) 計算値:C(31.80)、H(4.89)、
N(12.36)、Cl(15.6) 実験値:C(31.95)、H(4.90)、
N(12.18)、Cl(15.9) 実施例 4 5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアン
ヒドロ−D−マンニトール: 1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトール2
−メタンスルホネート(実施例1a参照)448g
(2モル)と25%アンモニア水1500mlとの混合物
を密閉スケールオートクレーブ中で130℃で1日
間撹拌した。冷却後、活性炭30gを加え、ろ過
し、1のクロロホルムで抽出し、1.4;3.6−ト
リアンヒドロ−D−マンニトールが副生物として
生成した(クロロホルム相の蒸発およびエーテ
ル/石油エーテルによる再結晶の結果、総量104
g(0.81モル))。 水相を減圧下で蒸発させ、エタノールおよびク
ロロホルムで共沸乾燥し、2のイソプロパノー
ルを用いて沸点で抽出をおこなつた。このイソプ
ロパノール抽出液を濃縮して析出したアンモニウ
ムメタンスルホネートをろ別し、0.5のろ過を
希水酸化ナトリウム水溶液で中和し、蒸発させ、
1のn−ブタノールで加温下で抽出をおこなつ
た。このブタノール抽出液を蒸発させ、残渣を1
のクロロホルムを抽出した。このクロロホルム
抽出液をろ過し、蒸発させたところ、油状粗塩基
60g(0.41モル)が得られた。これを100mlの酢
酸中に溶解し、96%硝酸(d=1.5)15mlを75ml
の酢酸に溶かした溶液を更に滴下混合した。析出
した硝酸水素をろ別し、イソプロパノール/エタ
ノールを用いて再結晶させた。その結果、32g
(154ミリモル)の2−アミノ−2−デソキシ−
1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−マンニトール硝酸
水素塩を得た。 m.p.=192〜3℃(decomp.): 〔α〕25 D63.4(C0.51;水) 元素分析値:C6H11NO3×HNO3(208.18) 計算値:C(34.62)、H(5.81)、N(13.45) 実験値:C(34.52)、H(5.97)、N(13.53) その一部をヒドロクロリドに変換し、エタノー
ルにより再結晶させた。 m.p.=263〜268℃(decomp.) 〔α〕25 D77.8(C1;水) 元素分析値:C6H11NO3×HCl(181.63) 計算値:C(39.68)、H(6.66)、
N(7.71)、Cl(19.52) 実験値:C(39.82)、H(6.68)、
N(7.59)、Cl(19.4) (b) 5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
ンヒドロ−D−マンニトール2−ニトレート: 96%硝酸(d=1.5)60ml(1.35モル)に対
し、撹拌下−15℃で尿素4.2g(70ミリモル)
の硫酸(d=1.84)90ml(1.6モル)溶液を滴
下した。さらに同一温度で水15mlに溶かした
21.8g(150ミリモル)の2−アミノ−2−デ
ソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−ヤンニ
トールを徐々に滴下した。ついで−15℃で2時
間撹拌し、この反応混合物を水1中に撹拌し
ながら注ぎ、175g(4.38モル)の水酸化ナト
リウムの1水溶液を加えることによりPH=9
に調整した。ついでロータリーパーフオレータ
中で8時間に亘り、クロロホルムで連続的に抽
出した。このクロロホルム抽出液を硫酸ナトリ
ウムによる乾燥、ろ過、さらに減圧下で蒸発し
た結果18.8g(99ミリモル)の5−アミノ−5
−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−マ
ンニトール2−ニトレート(緩硬化性油)得
た。その一部をヒドロクロリドに変換し、エタ
ノールにより再結晶させた。 m.p.=172℃(deoomp.); 〔α〕25 D170.9(C0.5;水) 元素分析値:C6H10N2O5×HCl(226.62) 計算値:C(31.80)、H(4.89)、
N(12.36)、Cl(15.64) 実験値:C(31.76)、H(4.93)、
N(12.67)、Cl(16.0) 実施例 5 5−ピバロイルアミノ−5−デソキシ−1.4;
3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニト
レーート: 3.8g(20ミリモル)の5−アミノ−5−デソ
キシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール
2−ニトレール(実施例1c参照)を水30mlに溶か
した溶液に30ml(1モル)の水酸化ナトリウム水
溶液および30mlのエーテルを添加した。さらに激
しく撹拌しながら3.6g(30ミリモル)のピバロ
イルクロリドの30mlエーテル溶液を加え2時間に
亘り還流下で加熱した。冷却後、エーテル相を分
離し、50mlのエーテルで水相を抽出し、このエー
テル相を集めて無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ
過し、さらに石油エーテルで生成物を析出させ
た。この析出物をエーテル/石油エーテルで再結
晶させ、4.95g(18ミリモル)の5−ピバロイル
−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒド
ロ−L−イジトール2−ニトレートを得た。 m.p.=96〜97℃; 〔α〕25 D35.7(C0.53;クロロホルム) 元素分析:C11H18N2O6(274.27) 計算値:C(48.17)、H(6.61)、N(10.21)、 実験値:C(47.97)、H(6.74)、N(10.29) 実施例 6 5−アセチルアミノ−5−デソキシ−1.4;3.6
−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレー
ト: 激しく撹拌しながらアセチルクロリド2.2ml
(30ミリモル)の20mlエーテル溶液を、5−アミ
ノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L
−イジトール2−ニトレート3.8g(20ミリモ
ル)、エーテル30mlおよび水20mlからなる混合物
中に滴下した。さらに同時に1モル濃度の水酸化
ナトリウム滴下し、反応混合物をPH=7〜8に保
つた。ついでPH=7で2時間撹拌しエーテル相を
分別し、水相を30mlのクロロホルムにより2回抽
出し、エーテルおよびクロロホルム相を減圧下で
蒸発させ、残渣をクロロホルム/エーテルから再
結晶させた。その結果、3.2g(14ミリモル)の
5−アセチルアミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−
ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートを
得た。 m.p.=104〜106℃; 〔α〕25 D33.7(C0.67;メタノール) 元素分析:C8H12N2O6(232.20) 計算値:C(41.38)、H(5.21)、H(12.06) 実験値:C(41.44)、H(5.34)、N(11.32) 実施例 7 5−ニコチノイルアミノ−5−デソキシ−
1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−
ニトレート: クロロホルム100ml中に5.4g(30ミリモル)の
ニコチン酸クロリドヒドロクロリドを懸濁させた
ものに対し、撹忰しながら19g(100ミリモル)
の5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアン
ヒドロ−L−イジトール2−ニトレートのクロロ
ホルム50ml溶液を滴下し、さらに15時間撹拌し
た。過剰のアミン出発物質がヒドロクロリドとし
て析出し、これを吸引ろ過した。残るアミン出発
物質を、100mlの0.2モル濃度の酢酸でのろ液の抽
出により回収した。このクロロホルム溶液を50ml
の1モル水酸化ナトリウム溶液で洗滌し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、減圧下での蒸発により
5.3g(18ミリモル)の粗製品を得た。これをエ
タノール中に溶解し、等モルの塩酸の添加により
ヒドロクロリドに変換させた。ついで減圧下での
蒸発、イソプロパノール/エタノールからの再結
晶により、4.3g(13ミリモル)の5−ニコチノ
イルアミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒ
ドロ−L−イジトール2−ニトレートヒドロクロ
リドを得た。 m.p.=173〜175℃(decomp.); 〔α〕25 D41.8(C1;水) 元素分析:C12H13N3O6×HCl(331.71) 計算値:C(43.45)、H(4.25)、
N(12.67)、Cl(10.69) 実験値:C(43.58)、H(4.21)、
N(12.21)、Cl(10.8) 実施例 8 5−(2−アセトキシベンゾイルアミノ)−5−
デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジ
トール2−ニトレート。 3.8g(20ミリモル)の5−アミノ−5−デソ
キシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール
2−ニトレート、20mlの水および30mlのエーテル
から混合物に対し、激しく撹拌しながらO−アセ
チルサリチル酸クロリド4.0g(20ミリモル)の
50mlエーテル溶液を滴下した。さらに、同時に1
モル水酸化ナトリウム水溶液を滴下することによ
り反混合物をPH=7に保持させた。さらにPH=7
で2時間撹拌し、析出物(4g)を吸引ろ過して
除き、この析出物を水洗した。ろ液のエーテル相
から生成物1.3gを得、これを0.1モルの塩酸50ml
および炭酸水素ナトリウム50mlで連続的に洗滌
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ついで蒸発さ
せた。次にエタノール(活性炭を添加して)から
再結晶し、純粋な5−(2−アセトキシベンゾイ
ル−アミノ)−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアン
ヒドロ−L−イジトール2−ニトレートを得た。 m.p.=123〜125℃; 〔α〕25 D64.2(C0.52;クロロホルム) 元素分析:C15H16N2O8(352.31) 計算値:C(51.14)、H(4.58)、N(7.95) 実験値:C(51.59)、H(4.69)、N(7.93) 実施例 9 5−メチルアミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−
ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート (a) 5−メチルアミノ−5−デソキシ−1.4;3.6
−ジアンヒドロ−L−イジトール: 22.4g(0.1モル)の1.4;3.6−ジアンヒドロ
−D−グルシトール5−メタンスルホネート
(実施例1a参照)、31g(1モル)のメチルア
ミンおよび150mlのn−ブタノールとの混合物
を150℃、窒素雰囲気下で密閉スチールオート
クレーブ中で撹拌した。冷却後、水酸化ナトリ
ウム4g(0.1モル)のn−ブタノール200ml溶
液を加え、撹拌し、600mlのクロロホルムでメ
タンスルホン酸ナトリウムを析出させ、ろ過
し、ろ液を減圧下で蒸発させた。この得られた
油性粗塩基を100mlのイソプロパノールに溶解
し、65%硝酸6.5mlにより硝酸水素塩に変換さ
せた。これを減圧下で蒸発させ、イソプロパノ
ールで再結晶し、15.3g(68.9ミリモル)の5
−メチルアミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジ
アンヒドロ−L−イジトール硝酸水素塩を得
た。 m.p.=108〜109℃; 〔α〕25 D41.8(C1.0;水) 元素分析:C7H13NO3×HNO3(222.20) 計算値:C(37.84)、H(6.35)、N(12.61) 実験値:C(38.00)、H(6.60)、N(12.23) (b) 5−メチルアミノ−5−デソキシ−1.4;3.6
−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレー
ト: 撹拌下、10℃で95%硝酸5.9ml(138ミリモ
ル)の酢酸46ml溶液を、90mlの酢酸、2.3g
(38ミリモル)の尿素、10.2g(46ミリモル)
の5−メチルアミノ−5−1.4;3.6−ジアンヒ
ドロ−L−イジトール水素ニトレートからなる
混合物に滴下し、ついで46mlの無水酢酸を加え
た。10℃で4時間、さらに撹拌し、エーテル/
石油エーテルを用いて結晶質反応生成物を析出
させ、これを吸引ろ過した。この析出物を水
200mlに溶かし、炭酸水素ナトリウムを添加し
て中和し、クロロホルム150mlで4回抽出をお
こなつた。この抽出液を100mlの水で洗滌し、
無水硫酸ナトリウム/炭酸ソーダで乾燥させ、
ろ過したのち減圧下で蒸発させた。この得られ
た粗塩基をエタノール100ml中に溶かし、1モ
ル塩酸46mlでヒドロクロリドに変換し、再び減
圧下で蒸発させ、エタノール/イソプロパノー
ルで再結晶を2度おこなつた。その結果、5.58
g(23.2ミリモル)の5−メチルアミノ−5−
デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジ
トール2−ニトレートヒドロクロリドを得た。 m.p.=163〜166℃(decomp.); 〔α〕25 D49(C1.0;水) 元素分析:C7H12N2O5×HCl(240.64) 計算値:C(34.94)、H(5.44)、
N(11.64)、Cl(14.73) 実験値:C(35.00)、H(5.57)、
N(11.92)、Cl(14.8) 実施例 10 5−エチルアミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−
ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレー
ト。 (a) 5−エチルアミノ−5−デソキシ−1.4;3.6
−ジアンヒドロ−L−イジトール: 11.2g(50ミリモル)の1.4;3.6−ジアンヒ
ドロ−D−グルシトール5−メタンスルホネー
ト、40.5g(500ミリモル)のエチルアミノヒ
ドロクロリド、20g(500ミリモル)の水酸化
ナトリウムおよび水200mlからなる混合物を密
閉スチールオートクレーブ中で150℃、窒素雰
囲気下で15時間撹拌した。ついで冷却し、圧解
放後、水酸化ナトリウム2g(50ミリモル)を
加え、減圧下で乾燥させ、クロロホルムで残渣
を加熱したまま抽出し、ついで蒸発乾燥させ
た。その結果、9g(50ミリモル)の油状5−
エチルアミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
ンヒドロ−L−イジトールを得、ついでこれを
硝酸でエステル化した。その一部をヒドロクロ
リドに変換し、イソプロパノールから2度再結
晶させた。 m.p.=181〜183℃(decomp.); 〔α〕25 D51.3(C1;水) 元素分析:C8H15NO3×HCl(209.68) 計算値:C(45.83)、H(7.69)、
N(6.68)、Cl(16.91) 実験値:C(46.26)、H(8.06)、
N(6.59)、Cl(16.9) (b) 5−エチルアミノ−5−デソキシ−1.4;3.6
−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレー
ト: 6g(35ミリモル)の5−エチルアミノ−5
−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イ
ジトール、70mlの酢酸、2.1g(35ミリモル)
の尿素からなる混合物に対し、撹拌下、10℃
で、まず、96%硝酸(d=1.5)6.2mlの酢酸35
ml溶液を加え、さらに無水酢酸35mlを加えた。
この乳濁液を10℃で3時間撹拌し、透明な溶液
を得た。ついで、800mlのエーテルで粗生成物
を硝酸水素塩として析出させ、この析出物を分
離し、水100ml中に溶解させ、炭酸水素ナトリ
ウムで中和した。ついで、クロロホルム200ml
で3回抽出し、無水硫酸塩上で乾燥し、減圧下
で蒸発し、遊離塩の形で油性粗生成物を得た。
次に、等モル量の塩酸を用いてエタノール溶液
中でヒドロクロリドに変換させ、再び減圧下で
蒸発させ、ジクロロメタンから再結晶させ、
4.2g(16.5ミリモル)の5−エチルアミノ−
5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−
イジトール2−ニトレートヒドロクロリドを得
た。 m.p.=146〜7℃(decomp.); 〔α〕25 D59.5(C0.7;水) 元素分析:C8H14N2O5×HCl(254.67) 計算値:C(37.73)、H(5.94)、
N(11.00)、Cl(13.92) 実験値:C(38.07)、H(6.30)、
N(10.84)、Cl(14.2) 実施例 11 5−アダマンチ−1−ルアミノ−5−デソキシ
−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2
−ニトレート. (a) 5−アダマンチ−1−ルアミノ−5−デソキ
シ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトー
ル: 11.2g(50ミリモル)の1.4;3.6−ジアンヒ
ドロ−D−グルシトール5−メタンスルホネー
ト、39g(250ミリモル)の1−アミノ−アダ
マンタンおよび100mlのn−ブタノールからな
る混合物を150℃で密閉スチールオートクレー
ブ中で3日間加熱した。ついで減圧下で蒸発乾
燥させ、残渣クロロホルム250ml中に溶解させ、
過順のアダマンチルアミンを1モル塩酸で抽出
した。さらに抽出をおこない反応生成物を抽出
した。この反応生成物の塩酸溶液を希水酸化ナ
トリウム水溶液でPH=8に調整し、再びクロロ
ホルムで抽出した。ついで、これを無水硫酸ソ
ーダで乾燥し、5−アダマンチ−1−ルアミノ
−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L
−イジトールを得た。次にシクロヘキサンを用
いて再結晶をおこなつた。 m.p.=126〜127℃; 〔α〕25 D26.0(C1;エタノール) 元素分析:C16H25NO3(279.39) 計算値:C(68.79)、H(9.02)、N(5.01) 実験値:C(68.80)、H(9.25)、N(5.07) (b) 5−アダマンチ−1−ルアミノ−5−デソキ
シ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール
2−ニトレート: 2.08g(7.44ミリモル)の5−アダマンチ−
1−ルアミノ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−
イジトール、0.5g(8.3ミリモル)の尿素およ
び酢酢酸40mlからなる混合物に対し、撹拌しな
がら、10〜15℃で96%硝酸1.3mlの酢酸10ml溶
液、さらにつづいて無水酢酸10mlを滴下した。
これを15℃で3時間撹拌し、ついでエーテル/
石油エーテルで析出させた。この得られた油状
粗製品を200mlのクロロホルムに溶かし、炭酸
水素ナトリウム水溶液を用い酸を洗滌除去し
た。さらに無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥
し、8ミリモルのエタノール性塩酸加え、減圧
下で蒸発させ、エタノール/イソプロパノール
から再結晶させた。その結果、2.11g(5.85ミ
リモル)の5−アダマンチ−1−ルアミノ−5
−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イ
ジトール2−ニトレートヒドロクロリドを得
た。 m.p.=207〜210℃(decomp.); 〔α〕25 D30.1(C1;エタノール) 元素分析:C16H24N2O5×HCl(360.84) 計算値:C(53.26)、H(6.98)、
N(7.76)、Cl(9.82) 実験値:C(53.22)、H(7.25)、
N(7.60)、Cl(10.2) 実施例 12 5−ジメチルアミノ−5−デソキシ−1.4;3.6
−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレー
ト. (a) 5−ジメチルアミノ−5−デソキシ−1.4;
3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール: 22.5g(0.5モル)のジメチルアミンを冷却
しながら100mlのn−ブタノールに加えて溶か
し、さらに11.2g(50ミリモル)の1.4;3.6−
ジアンヒドロ−D−グルシトール5−メタンス
ルホネートと混合し、150℃に保つた密閉スチ
ールオートクレーブ中で15時間加熱した。冷
却、解圧後、さらに100mlの0.5モルブタノール
性水酸化ナトリウム溶液を加え、ろ過し、減圧
下で蒸発させた。残渣をクロロホルムで抽出
し、その抽出物を減圧下で蒸発させた。その結
果、8.5g(49ミリモル)の油状の5−ジメチ
ルアミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒ
ドロ−L−イジトールを得た。その一部をヒド
ロクロリドに変換させ、イソプロパノールを用
いて再結晶させた。 m.p.=227〜229℃; 〔α〕25 D46.8(C0.58;水) 元素分析:C8H15NO3×HCl(209.68) 計算値:C(45.82)、H(7.69)、
N(6.68)、Cl(16.91) 実験値:C(46.02)、H(7.96)、
N(6.79)、Cl(16.6) (b) 5−ジメチルアミノ−5−デソキシ−1.4;
3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニト
レート: 前以つて得られた5−ジメチルアミノ−5−
デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジ
トールをイソプロパノールに溶かし、等モル量
の65%硝酸を加えることにより硝酸水素塩とし
て析出させた。実施例9bと同様にして硝酸を
を用いて、硝酸水素塩4.7g(20ミリモル)エ
ステル化し、ついでヒドロクロリドに変換さ
せ、エタノール/イソプロパノールから再結晶
させた。その結果、3.67g(14.4ミリモル)の
5−ジメチル−アミノ−5−デソキシ−1.4;
3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニト
レートヒドロクロリドを得た。 m.p.=184〜189℃(decomp.); 〔α〕25 D50.9(C1;水) 元素分析:C8H14N2O5×HCl(254.67) 計算値:C(37.73)、H(5.94)、
N(11.00)、Cl(13.92) 実験値:C(37.70)、H6.07)、
N(10.93)、Cl(14.3) 実施例 13 5−ジエチルアミノ−5−デソキシ−1.4;3.6
−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレー
ト. (a) 5−ジエチルアミノ−5−デソキシ−1.4;
3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール: 実施例12aと同様にして、過剰のジエチルア
ミンを1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシト
ール5−メタンスルホネートとブタノール中で
150℃で反応させた。さらに硝酸水素塩として
分離させた。 m.p.=129℃(イソプロパノールから); 〔α〕25 D39.8(C1;水) 元素分析:C10H19NO3×HNO3(264.28) 計算値:C(45.45)、H(7.63)、N(10.60) 実験値:C(44.97)、H(7.86)、N(10.65) (b) 5−ジエチルアミノ−5−デソキシ−1.4;
3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニト
レート: 前以つて得た硝酸水素塩2.1g(8ミリモル)
実施例9(b)と同様にして硝酸を用いてエステル
化し、ヒドロクロリドに変換したのち、エタノ
ール/イソプロパノールから再結晶し、製品
1.6g(5.7ミリモル)を得た。 m.p.=182〜186℃(decomp.); 〔α〕25 D45.3(C1;水) 元素分析:C10H18N2O5×HCl(282.72) 計算値:C(42.48)、H(6.77)、
N(9.91)、Cl(12.54) 実験値:C(42.62)、H(7.24)、
N(9.64)、Cl(12.8) 実施例 14 5−ピロリジノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジ
アンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート (a) 5−ピロリジノ−5−デソキシ−1.4;3.6−
ジアンヒドロ−L−イジトール: 11.2g(50ミリモル)の1.4;3.6−ジアンヒ
ドロ−D−グルシトール5−メタンスルホネー
トと、36g(0.5モル)のピロリジンと、100ml
のn−ブタノールの混合物を密閉スチールオー
トクレーブ中にて、窒素雰囲気下、150℃で24
時間加熱した。冷却後、10mlの5モル(モル濃
度)の水酸化ナトリウム溶液を加え、ついで減
圧下で過剰のピロリジンを蒸発させ、終り近く
で水を添加し、クロロホルムを用いて残渣から
製品を抽出した。この蒸発させたクロロホルム
抽出液から不溶性の副生成物をエーテルを用い
て除去した。このエーテルろ液を無水硫酸ナト
リウム上で乾燥させ、蒸発させた結果、5−ピ
ロリジノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒ
ドロ−L−イジトール8.7g(43.7ミリモル)
を得た。その一部を硝酸水素塩に変換し、イソ
プロパノールから再結晶させた。 m.p.123〜124℃; 〔α〕25 D45.9(C1;エタノール) 元素分析:C10H17NO3×HNO3(262.26) 計算値:C(45.80)、H(6.92)、N(10.68) 実験値:C(45.74)、H(7.16)、N(10.79) (b) 5−ピロリジノー5−デソキシ−1.4;3.6−
ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレー
ト: 5−ピロリジノ−5−デソキシ−1.4;3.6−
ジアンヒドロ−L−イジトール6g(30ミリモ
ル)と、尿素1.5g(25ミリモル)と酢酸60ml
との混合物に対し、撹拌下、10℃で、95%硝酸
4ml(90ミリモル)の酢酸30ml溶液を滴下し、
さらに30mlの無水酢酸を添加した。ついで、10
℃で4時間撹拌し、400mlの水で希釈し、30分
間撹拌し、7.5gの炭酸水素ナトリウムを添加
した。この無水酢酸の加水分解の終了後、炭酸
水素ナトリウムをさらに加えてPH=6〜7に調
整し、180mlのクロロホルムを用いて3回抽出
をおこなつた。このクロロホルム抽出液集め、
減圧下で蒸発させ、1モル塩酸を用いてヒドロ
クロリドに変換させたのち、再び蒸発させ、イ
ソプロパノールを用いて再結晶させた。その結
果、3.4g(12.1ミリモル)のピロリジノ−5
−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イ
ジトール2−ニトレートヒドロクロリドを得
た。 m.p.=172〜173℃; 〔α〕25 D52.7(C0.52;水) 元素分析:C10H16N2O5×HCl(280.71) 計算値:C(42.79)、H(6.11)、
N(9.98)、Cl(12.63) 実験値:C(43.05)、H(6.20)、
N(10.01)、Cl(12.4) 実施例 15 5−ピペリジノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジ
アンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート。 (a) 5−ピペリジノ−5−デソキシ−1.4;3.6−
ジアンヒドロ−L−イジトール: 11.2g(50ミリモル)の1.4;3.6−ジアンヒ
ドロ−D−グルシトール5−メタンスルホネー
ト、42.5g(0.5モル)のピペリジンおよび100
mlのn−ブタノールの混合物を密閉したスチー
ルオートクレーブ中において、窒素雰囲気下
150゜で24時間加熱した。減圧下で蒸発した後、
その残渣をエーテルで抽出した。この場合、ピ
ペリジンハイドロゲンメタンスルホネートが溶
解せずに残存した。エーテル抽出液を無水硫酸
ナトリウムで乾燥しそして蒸発させると、10g
(47ミリモル)の生成物が得られた。これを50
mlの酢酸に溶解しそして当量モルの30%硝酸で
ハイドロゲンナイトレートに転換した。これを
エーテルで沈殿しそしてイソプロパノールから
再結晶すると、11.6g(42ミリモル)の5−ピ
ペリジノ−5−デスオキシ−1.4;3.6−ジアン
ヒドロ−L−イジトールハイドロゲンナイトレ
ートが得られた。 M.p.182−4゜(分解);〔α〕25 D46.0(C1;エタノ

ル) 元素分析:C11H19NO3×HNO3(276.29) 計算値:C(47.82)、H(7.30)、N(10.14) 測定値:C(47.80)、H(7.44)、N(10.21) (b) 5−ピペリジノ−5−デソキシ−1.4;3.6−
ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレー
ト: 8.3g(30ミリモル)の前以つて得られた硝
酸水素塩を実施例9(b)と同様にしてエステル化
し、ヒドロクロリドに変換し、イソプロパノー
ル用いて再結晶させた。収量:7.2g(24.4ミ
リモル)。 m.p.=186〜188℃(decomp.);〔α〕25 D47.0
(C0.5;水) 元素分析:C11H18N2O5×HCl(294.73) 計算値:C(44.83)、H(6.50)、
N(9.50)、Cl(12.03) 実験値:C(44.73)、H(6.58)、
N(9.53)、Cl(11.8) 実施例 16 5−モリホリノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジ
アンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート (a) 5−モルホリノ−5−デソキシ−1.4;3.6−
ジアンヒドロ−L−イジトール: 実施例12(a)と同様にして50ミリモルの1.4;
3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトール5−メ
タンスルホネートと0.5モルのモルホリンとを
反応させて得た。収量、8.6g(40ミリモル)
の油性製品、ヒドロクロリドとしての特性を以
下示す。 m.p.159〜161℃(イソプロパノール/エタノー
ルから); 〔α〕25 D48.5(C1;エタノール) 元素分析:C10H18NO4×HCl(251.71) 計算値:C(47.72)、H(7.21)、N(5.57) 実験値:C(47.42)、H(7.20)、N(5.61) (b) 5−モルホリノ−5−デソキシ−1.4;3.6−
ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレー
ト: 3.7g(17ミリモル)の前以つて得た5−モ
ルホリン−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒ
ドロ−L−イジトールを実施例14(b)と同様にし
て硝酸でエステル化し、ついでヒドロクロリド
に変換させたのち、イソプロパノールから再結
晶させた。その結果、2.5g(8.4ミリモル)の
5−モルホリノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジ
アンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートヒ
ドロクロリドを得た。 m.p.=195〜196℃(分解); 〔α〕25 D46.5(C0.51;水) 元素分析:C10H16N2O6×HCl(296.71) 計算値:C(40.48)、H(5.78)、
N(9.44)、Cl(11.95) 実験値:C(40.51)、H(5.75)、
N(9.44)、Cl(12.1) 実施例 17 5−(4−メチルヒペラジノ)−5−デソキシ−
1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−
ニトレート: (a) 5−(4−メチルヒペラジノ)−5−デソキシ
−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール: 11.2g(50ミリモル)の1.4;3.6−ジアンヒ
ドロ−D−グルシトール5−メタンスルホネー
トおよび15g(150ミリモル)のN−メチルピ
ペラジンの混合物を、スチールオートクレーブ
中において、窒素雰囲気下150゜で24時間撹拌し
た。冷却後、それに2.0g(50ミリモル)の水
酸化ナトリウムおよび100mlのn−ブタノール
の溶液を添加しそして減圧下で蒸発乾固した。
得られた油状残渣を500mlのクロロホルムで処
理してそして不溶物(メタンスルホン酸ナトリ
ウム)から取された。そのクロロホルム相
を、それぞれ200ml量の水で2度抽出し、その
水相を合わせて真空で蒸発しそしてエタノール
およびクロロホルムで共沸乾燥すると粗塩基が
得られた。これを50mlの氷酢酸に溶解しそして
2倍のモル量の希硝酸を添加してジハイドロゲ
ンナイトレートに転換した。この大部分は直換
析出してきた。残りの生成物をエーテルで沈殿
させた。イソプロパノール/エタノールから再
結晶すると、8.9g(25ミリモル)の5−(4−
メチルピペラジノ)−5−デスオキシ−1.4;
3.6−ジアンヒドロ−L−イジトールジハイド
ロゲンナイトレートが得られた。 M.p.124−5゜(分解);〔α〕25 D27.9(C0.5;水) 元素分析:C11H20N2O3×2HNO3(354.32) 計算値:C(37.29)、H(6.26)、N(15.81) 測定値:C(37.10)、H(6.36)、N(15.54) (b) 5−(4−メチルピペラジノ−5−デソキシ
−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2
−ニトレート: 前に得た硝酸二水素塩5.82g(16ミリモル)、
尿素1.0g(16.6ミリモル)、氷酢酸40mlとの混
合物に対し、撹拌しながら、10℃で、まず硝酸
(96%、d=1.5)2.6ml(59ミリモル)の氷酢
酸20ml溶液を添加し、ついで20mlの無水酢酸を
加え、10℃で一晩撹拌した。生成物を完全に析
出させるため、エーテル/石油エーテルを加
え、デカンテーシヨンにより分離したのち、そ
の析出物200mlの水に溶かした。ついで、炭酸
水素ナトリウムを加えてPH=6に調整し、30分
間撹拌したのち、150mlのクロロホルムで3回
抽出をおこない。その抽出後を集め100mlの水
で洗滌し、無水硫酸ナトリウム/炭酸ナトリウ
ム上で乾燥させた。ついで、減圧下で濃縮さ
せ、1モル濃度のHCl33mlを加えて、ジヒドロ
クロリドに変換させた。減圧下で蒸発させ、イ
ソプロパノールを用いて再結晶させた結果、
3.2g(9.2ミリモル)の5−(4−メチルピペ
ラジノ)−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒ
ドロ−L−イジトール2−ニトレートジヒドロ
クロリドを得た。 m.p.=201〜209℃(分解); 〔α〕25 D32.7(C0.53;水) 元素分析:C11H19B3O5×2HCl(346.22) 計算値:C(38.16)、H(6.11)、
N(12.14)、Cl(20.48) 実験値:C(38.08)、H(6.30)、
N(12.02)、Cl(19.9) 実施例 18 5−ピリドキシリデンアミノ−5−デソキシ−
1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−
ニトレート: エタノール80ml中に溶かした水酸化ナトリウム
1.2g(30ミリモル)溶液にピリドキサルヒドロ
クロリド6.1g(30ミリモル)、5−アミノ−5−
デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
ール2−ニトレート(エタノール20mlに溶解させ
たもの)5.7g(30ミリモル)およびベンゼン100
mlにつづけて混合し、沸とうさせた。ついでベン
ゼン/エタノール/水の共沸混合物(沸点=64.9
℃)を揮散させ、反応容量を一定に保つた。沸点
が68℃(エタノール/ベンゼンの共沸混合物)に
上昇したとき、冷却し、塩化ナトリウムから吸引
ろ過し、減圧下でろ液を蒸発させ、油状粗生成物
10g(29.5ミリモル)を得た。これを精製するた
め、エーテルを用いて抽出をおこない、蒸発した
エーテル抽出液を少量のベンゼン中に溶解させ、
さらに20倍のエーテルで希釈し、石油エーテルを
用いて、注意深く析出させた。その結果、結晶質
の5−ピリドキシリデンアミノ−5−デソキシ−
1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニ
トレート7.1g(21ミリモル)を得た。 m.p.=123〜126℃; 〔α〕25 D140.5(C0.2;クロロホルム) 元素分析:C14H17N3O7(339.32) 計算値:C(49.56)、H(5.05)、N(12.38) 実験値:C(49.28)、H(4.95)、N(12.16) 実施例 19 5−(N−ベンジル−N−メチルアミノ)−5−
デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジ
トール2−ニトレート: 5−メチルアミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−
ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート
(実施例9(b)参照)4.1g(20ミリモル)エタノー
ル50mlに溶かしたものに、2.5ml(21ミリモル)
の塩化ベンジルを加え還流下で2時間加熱した。
ついで冷却し、これに800mg(20ミリモル)の水
酸化ナトリウムを加え、再び還流下で2時間加熱
した。ついで、減圧下で蒸発させ、ジクロロメタ
ンで残渣を抽出し、さらに蒸発をおこない、イソ
プロパノールから再結晶させ、4.1g(12.4ミリ
モル)の5−(N−ベンジル−N−メチルアミノ)
−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−
イジトール2−ニトレートヒドロクロリドを得
た。 m.p.=170〜173℃; 〔α〕25 D39.2(C1;水) 元素分析:C14H18N2O5×HCl(330.77) 計算値:C(50.84、H(5.79)、
N(8.47)、Cl(10.72) 実験値:C(50.03)、H(5.77)、
N(8.25)、Cl(11.2) 実施例 20 5−〔N−(2−フエニルエチル)−N−メチル
アミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒ
ドロ−L−イジトール2−ニトレート: 10g(49ミリモル)の5−メチルアミノ−5−
デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
ール2−ニトレート、50mlのエタノール、3.0ml
(20ミリモル)の臭化2−フエニルエチルからな
る混合物を還流下で14時間加熱し、減圧下で蒸発
させた。残渣をクロロホルム50mlと水30mlとの間
で分配した。0.2モル濃度の塩酸25mlを用いて抽
出し、クロロホルム相を過剰の出発アミンから遊
離させ、無水硫酸ナトリウム上で乾そうさせ、減
圧下で蒸発させたのち、エタノール溶液中でヒド
ロクロリドに変換(20ミリモルのHCl用いて)さ
せ、さらにエタノールにより再結晶させた。その
結果、4.1g(12ミリモル)の5−〔N−2−フエ
ニルエチル)−N−メチルアミノ〕−5−デソキシ
−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−
ニトレートヒドロクロリドを得た。 m.p.=165〜169℃; 〔α〕25 D35.2(C0.4;水) 元素分析:C15H20N2O5(344.80) 計算値:C(52.25)、H(6.14)、
N(8.12)、Cl(10.28) 実験値:C(52.18)、H(6.28)、
N(7.58)、Cl(10.7) 実施例 21 5−〔N−メチル−N−(3−フエニルプロピ
ル)−アミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
ンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート: 実施例20と同様にして、49ミリモルの5−メチ
ルアミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒド
ロ−L−イジトール2−ニトレート20ミリモルの
3−フエニル−1−ブロモプロパンとをエタノー
ル中で反応させた。ついでヒドロクロリドとして
分離し、イソプロパノール/エタノールから再結
晶させ、5.2g(14.5ミリモル)の目的物を得た。 m.p.=142〜145℃; 〔α〕25 D32.2(C0.4;水) 元素分析:C16H22N2O5×HCl(358.82) 計算値:C(53.56)、H(6.46)、
N(7.81)、Cl(9.88) 実験値:C(53.33)、H(6.62)、
N(7.65)、Cl(10.3) 実施例 22 5−〔N−(4−フエニルブチル)−N−メチル
アミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒ
ドロ−L−イジトール2−ニトレート: 実施例20と同様に処理し、ヒドロクロリドとし
て分離した。イソプロパノールから再結晶させた
のち収率は60%であつた。 m.p.=143〜146℃; 〔α〕25 D35.1(C1;水) 元素分析:C17H24N2O5×HCl(372.85) 計算値:C(54.76)、H(6.76)、
N(7.51)、Cl(9.51) 実験値:C(54.78)、H(7.02)、
N(7.47)、Cl(9.4) 実施例 23 5−〔N−メチル−N−(5−フエニルペンチ
ル)−アミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
ンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート: 実施例20と同様にして処理し、ヒドロクロリド
として分離した。イソプロパノール/エーテルか
ら再結晶させたのちの収率は51%であつた。 m.p.=114〜147℃; 〔α〕25 D36.2(C10;水) 元素分析:C18H26N2O5×HCl(386.88) 計算値:C(55.88)、H(7.04)、
N(7.24)、Cl(9.16) 実験値:C(55.89)、H(7.20)、
N(7.19)、Cl(6.4) 実施例 24 5−(N−シンナミル−N−メチルアミノ)−5
−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イ
ジトール2−ニトレート: 実施例20と同様にして、5−メチルアミノ−5
−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジ
トール2−ニトレート3−フエニル−1−ブロモ
−2−プロペン反応させ、ついでヒドロクロリド
として分離させた。 m.p.=155−157℃(イソプロパノールから再結
晶) 〔α〕25 D23.2(C0.44;水) 元素分析:C16H20N2O5×HCl(356.81) 計算値:C(53.86)、H(5.93)、
N(7.85)、Cl(9.94) 実験値:C(53.91)、H(6.05)、
N(7.64)、Cl(9.9) 実施例 25 5−ベンジルアミノ−5−デソキシ−1.4;3.6
−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレー
ト: 15.2g(80ミリモル)の5−アミノ−5−デソ
キシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール
2−ニトレート(実施1c参照)、70mlのエタノー
ルおよび3.6ml(30ミリモル)の臭化ベンジルか
らなる混合物を還流下で5時間沸とうさせた。冷
却後、析出した過剰の出発アミンヒドロブロミド
から吸引ろ過し、ろ液を減圧下で蒸発させ、60ml
のクロロホルム中に残渣を溶解させ、0.5モル
HClで抽出をおこなつた。このHCl相をNaOH溶
液でPH=8〜9に調整し、生成物をクロロホルム
で再抽出した。このクロロホルム抽出物を蒸発さ
せたのち、30ミリモルのHClでヒドロクロリドに
変換させ、メタノール/イソプロパノールから再
結晶させた。その結果、6.0g(18.9ミリモル)
の5−ベンジルアミノ−5−デソキシ−1.4;3.6
−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート
ヒドロクロリドを得た。 m.p.=171〜175℃(分解); 〔α〕25 D51.2(C0.4;水) 元素分析:C15H16N2O5×HCl(316.74) 計算値:C(49.30)、H(5.41)、
N(8.84)、Cl(11.19) 実験値:C(49.28)、H(5.42)、
N(8.87)、Cl(11.3) 実施例 26 5−ジフエニルメチルアミノ−5−デソキシ−
1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニ
トレート: 5.7g(30ミリモル)の5−アミノ−5−デソ
キシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール
2−ニトレート、40mlのジメチルホルムアミドお
よび3.9g(15ミリモル)のブロモジフエニルメ
タンからなる混合物を80℃で2日間撹拌した。冷
却後、640mg(16ミリモル)のNaOHを用いてPH
=8〜9に調整し、減圧下で蒸発させた。残渣を
ジクロロホルムで抽出し、これをHClで飽和さ
せ、再び減圧下で蒸発させ、トルエンで加温抽出
させた。この抽出物を水で数回洗滌し、減圧下で
蒸発させた。その結果、2.5g(6.4ミリモル)の
5−ジフエニルメチルアミノ−5−デソキシ−
1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニ
トレートヒドロクロリドを得た。ついでエーテ
ル/石油エーテルを用い、ジクロロメタンからサ
ンプルを再析出させた。 m.p.=189〜195℃分解); 〔α〕25 D78.3(C1;クロロホルム) 元素分析:C19H20N2O5×HCl(392.84) 計算値:C(58.09)、H(5.39)、
N(7.13)、Cl(9.02) 実験値:C(57.91)、H(5.44)、
N(7.08)、Cl(8.8) 実施例 27 5−(2−フエニルエチルアミノ)−5−デソキ
シ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール
2−ニトレート: 実施例25と同様にして処理し、ヒドロクロリド
として分離させた。収量:53%、 m.p.=185℃(分解)(水から再結晶)。 〔α〕25 D48.6(C0.21;水) 元素分析:C14H18N2O5×HCl(330.77) 計算値:C(50.84)、H(5.79)、
N(8.47)、Cl(10.72) 実験値:C(50.54)、H(5.76)、
N(8.46)、Cl(10.3) 実施例 28 5−(3−フエニルプロピルアミノ)−5−デソ
キシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトー
ル2−ニトレート: 実施例25と同様に処理し、ヒドロクロリドとし
て分離させた。メタノール/水から再結晶させた
のちの収率49%。 m.p.=174℃(分解); 〔α〕25 D48.8(C0.5;メタノール) 元素分析:C15H20N2O5×HCl(344.80) 計数値:C(52.25),H(6.14),
N(8.12),Cl(10.28) 実験値:C(52.42),H(6.50),
N(7.90),Cl(10.7) 実施例 29 5−(4−フエニルブチルアミノ)−5−デソキ
シ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール
2−ニトレート: 16g(75ミリモル)の4−フエニル−1−ブロ
モ−ブタン、250mlのメタノールおよび35g(184
ミリモル)の5−アミノ−5−デソキシ−1.4;
3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレ
ートを還流下で24時間沸とうさせた。冷却後、過
剰の出発アミンヒドロブロミドを吸引ろ過し、析
出物をジクロロメタンで洗滌し、ろ液を減圧下で
濃縮し、200mlのジクロロメタンで混合し、つい
で50mlの5%酢酸を用い2回、出発アミンの抽出
をおこなつた。50mlの1モルNaOH水溶液で洗
滌後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で
蒸発させ、ジクロロメタン相から21.5g(67ミリ
モル)の粗生成物を得た。これを100mlのエタノ
ールに溶解し、68ミリモルにのHClと混合させ、
減圧下で再び蒸発させた。活性炭を用いて、メタ
ノールから2度再結晶させ、10.3g(29ミリモ
ル)の5−(4−フエニルブチルアミノ)−5−デ
ソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトー
ル2−ニトレートヒドロクロリドを得た。 m.p.=166〜168℃; 〔α〕25 D41.6(C0.39;水) 元素分析:C16H22N2O5×HCl(358.82) 計数値:C(53.56),H(6.46),
N(7.81),Cl(9.88) 実験値:C(53.48),H(6.51),
N(7.89),Cl(10.1) 実施例 30 5−(5−フエニルペンチルアミノ)−5−デソ
キシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトー
ル2−ニトレート: 実施例29と同様にして処理し、ヒドロクロリド
として分離させた。活性炭を添加し、水から再結
晶させたのちの収率は37%であつた。 m.p.=146〜148℃; 〔α〕25 D41.1(C0.3;水) 元素分析:C17H24N2O5×HCl(372.85) 計数値:C(54.76),H(6.76),
N(7.51),Cl(9.51) 実験値:C(54.88),H(6.91),
N(7.40),Cl(9.6) 実施例 31 5−〔3−(3,4−ジメトキシフエニル)−プ
ロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジ
アンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート: (a) 3−(3,4−ジメトキシフエニル)−プロピ
ル−1−メタンスルホネート: 10g(50ミリモル)の3−(3,4−ジメト
キシ−フエニル)−1−プロパノール、50mlの
クロロホルムおよび14ml(100ミリモル)のト
リエチルアミンからなる混合物に撹拌下、無湿
気、−15℃で5.5ml(70ミリモル)のメタンスル
ホン酸クロリド20mlクロロホルム溶液を滴下
し、ついで、冷却バス中で2時間撹拌したの
ち、室温に戻し、ついで、氷水100mlおよび37
%HClからなる混合物に注いた。これを良く撹
拌し、クロロホルム相を分離し、20mlの水およ
び20mlの炭酸水素ナトリウムで洗滌し、無水硫
酸ナトリウム上で乾操させ、減圧下で蒸発させ
た。その結果、黄色油状の3−(3,4−ジメ
トキシフエニル)−プロピル−1−メタンスル
ホネート14gを得た。 (b) 5−〔3−(3,4−ジメトキシフエニル)プ
ロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジ
アンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート: 11g(40ミリモル)の前記油状物質を80mlの
エタノール、19g(100ミリモル)の5−アミ
ノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−
L−イジトール2−ニトレートとともに還流下
で12時間加熱し、ついで減圧下で蒸発させた。
残渣を80mlのクロロホルム中にとり、過剰の出
発アミンをメタンスルホン酸水素として不溶状
態に保つた。 次に、吸引ろ過し、クロロホルムで洗滌し、
40mlの水で2回、20mlの0.2モル酢酸で5回連
続的に抽出し、ろ液を出発アミンから分離させ
た。さらに希NaOH水溶液を用いて洗滌し、
クロロホルム相を無水硫酸ナトリウムで乾燥さ
せ、減圧下で蒸発させ、得られた生成物をエタ
ノールに溶かし、40ミリモルのHClを加え、再
び蒸発させた。その結果10.8g(26.7ミリモ
ル)の5−〔3−(3,4−ジメトキシフエニ
ル)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;
3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニト
レートヒドロクドリドを得た。活性炭を添加し
てエタノールから再結晶させ5.7g(14.1ミリ
モル)の精製物を得た。 m.p.=160〜163℃; 〔α〕25 D41.3(C0.33;メタノール) 元素分析:C17H24N2O7×HCl(404.85) 計数値:C(50.44),H(8.76),
N(6.92),Cl(6.37) 実験値:C(50.51),H(6.37),
N(6.89),Cl(9.1) 実施例 32 5−〔4−(4−メトキシフエニル)−ブチルア
ミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒド
ロ−L−イジトール2−ニトレート: 実施例31(a),(b)と同様にして、5g(28ミリモ
ルの4−(4−メトキシフエニル)−1−ブタノー
ルとメタンスルホン酸クロリドとを反応させ、
7.2g(28ミリモル)の油状4−(4−メトキシフ
エニル)−ブチル1−メタン−スルホネートを得
た。これを14.3g(75ミリモル)の5−アミノ−
5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イ
ジトール2−ニトレートと反応させ6.7g(19ミ
リモル)の粗塩基を得た。これをヒドロクロリド
に変換させ、エタノールから再結晶させ、2.8g
(7.2ミリモル)の5−〔4−(4−メトキシフエニ
ル)−ブチルアミノ〕−1.4;3.6−ジアンヒドロ−
L−イジトール2−ニトレートヒドロクロリドを
得た。 m.p.=182〜184℃; 〔α〕25 D38(C0.2;水) 元素分析:C17H24N2O6×HCl(388.85) 計数値:C(52.51),H(6.48),
N(7.20),Cl(9.12) 実験値:C(52.24),H(6.44),
N(7.02),Cl(9.3) 実施例 33 5−〔N−(2−フエノキシエチル)−N−メチ
ルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアン
ヒドロ−L−イジトール2−ニトレート: 実施例20と同様にして、過剰の5−メチルアミ
ノ−5−デソキシ−1.4,3.6−ジアンヒドロ−L
−イジトール2−ニトレートと2−フエノキシ−
1−ブロモエタンと反応させ、さらにヒドロクロ
リドとして分離し、エタノール/イソプロパノー
ルから再結晶をおこなつた。 m.p.=153〜156℃; 〔α〕25 D43.4(C0.5;水) 元素分析:C15H20N2O6×HCl(360.80) 計数値:C(49.94),H(5.97),
N(7.76),Cl(98.3) 実験値:C(50.27),H(6.06),
N(7.51),Cl(10.1) 実施例 34 5−〔N−メチル−N−(3−フエノキシプロピ
ル)−アミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
ンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート: 実施例20と同様にして、過剰の5−メチルアミ
ノ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2
−ニトレートを3−フエノキシ−ブロモプロパン
と反応させ、ついでヒドロクロリドとして分離さ
せ、イソプロパノール/エタノールから再結晶を
おこなつた。 m.p.=132〜134℃; 〔α〕25 D35.5(C0.95;水) 元素分析:C16H22N2O6×HCl(374.82) 計数値:C(51.27),H(6.18),
N(7.47),Cl(9.46) 実験値:C(51.03),H(6.30),
N(7.24),Cl(9.3) 実施例 35 5−(2−フエノキシエチルアミノ)−5−デソ
キシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトー
ル2−ニトレート: 14.1g(70ミリモル)の2−フエノキシ−1−
ブロモエタン、250mlのエタノール、32g(168ミ
リモル)の5−アミノ−5−デソシキ−1.4;3.6
−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート
からなる混合物を還流下で24時間沸とうさせた。
冷却後、吸引により過剰の出発アミンヒドロブロ
ミドをろ過し、ついでクロロホルムで洗滌し、ろ
液を減圧下で蒸発させ、80mlクロロホルム中に残
渣を取りあげ、50mlの水で4回、35mlの0.2モル
酢酸で3回抽出し、出発アミンをさらに回収し
た。このモノ置換生成物を0.5モルHClを繰り返
し用い(合計120ml)、クロロホルム相から抽出
し、ヒドロクロリドの形で部分的に析出させた。
このHCl抽出物を蒸発させた結果、さらにヒドロ
クロリドを得た。これをメタノールにより再結晶
させ、11.9g(3.43ミリモル)の5−(2−フエ
ノキシエチルアミノ)−5−デソキシ−1.4;3.6
−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート
ヒドロクロリドを得た。 m.p.=182〜186℃(分解); 〔α〕25 D50.7(C0.41;水) 元素分析:C14H18N2O6×HCl(346.77) 計数値:C(48.49),H(5.52),
N(8.08),Cl(10.22) 実験値:C(48.57),H(5.63),
N(8.04),Cl(10.8) 実施例 36 5−(3−フエノキシプロピルアミノ)−5−デ
ソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
ール2−ニトレート: 実施例35と同様に処理し、ヒドロクロリドとし
て分離した。メタノール/水から再結晶させ収率
60.7%を得た。 m.p.=205〜207℃(decomp.); 〔α〕25 D42.8(C0.5;水) 元素分析:C15H20N2O6×HCl(360.80) 計数値:C(49.94),H(5.87),
N(7.76),Cl(9.83) 実験値:C(49.88),H(5.90),
N(7.62),Cl(10.0) 実施例 37 5−(4−フエノキシブチルアミノ)−5−デソ
キシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトー
ル2−ニトレート: 実施例35と同様にして処理し、ヒドロクロリド
として分離させた。水から再結晶をおこない、収
率48.4%を得た。 m.p.=162〜165℃(分解); 〔α〕25 D41.7(C0.42;水) 元素分析:C16H22N2O6×HCl(374.82) 計数値:C(51.27),H(6.18),
N(7.47),Cl(9.46) 実験値:C(51.74),H(6.35),
N(7.56),Cl(9.6) 実施例 38 5−(5−フエノキシペンチルアミノ)−5−デ
ソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
ール2−ニトレート: (a) 5−フエノキシ−1−プロモペンタン: 無水エタノール100ml中に3.5g(0.15モル)
のNaを溶かした溶液に対し、14.1g(0.15モ
ル)のフエノールを加え、還流下で5分間沸と
うさせた。ついで40〜50℃に冷却したのち、
100ml(0.73モル)の1,5−ジブロモペンタ
ンを急激に加えたに加えた。のちに還流下で5
時間沸とうさせ、冷却後、吸引ろ過して臭化ナ
トリウムを除去し、減圧下で溶媒を除去し、50
mlのクロロホルムを加え、1モルNaOH溶液
30mlを用いて、4回抽出をおこなつた。次に50
mlの水で一度洗滌し、クロロホルムを蒸発さ
せ、水ポンプで排気しながらVigreuxカラムで
分留をおこなつた。94〜160℃の留分の中間物
を除去し、160〜170℃(10〜12mmHg)のもの、
すなわち、5−(フエノキシ−1−ブロペンタ
ン22.3g(0.0092モル)を得た。 (b) 5−(5−フエノキシペンチルアミノ)−5−
デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジ
トール2−ニトレート: 14.6g(60ミリモル)の前の5−フエノキシ
−1−ブロモペンタン、200mlのエタノール、
28.5g(150ミリモル)の5−アミノ−5−デ
ソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
ール2−ニトレートを還流下で24時間沸とうさ
せた。冷却後、析出物を吸引ろ過し、クロロホ
ルムを用いて沸とうさせ、その抽出物と、ろ液
を一緒にし、減圧下で蒸発させた。過剰の出発
アミンを回収するため、残渣の200mlクロロホ
ルム溶液を100mlの水で2回、30mlの0.3モル酢
酸で4回抽出した。クロロホルム抽出分を1モ
ルNaOH30mlで洗滌し、減圧下で蒸発させた。
その結果、18.3g(52ミリモル)の粗生成物が
得られ、これをエタノール中に溶解し、52mlの
1モルHClと混合し、再び蒸発させ、イソプロ
パノールから再結晶させた。その結果13.3g
(34.2ミリモル)の5−(5−フエノキシペンチ
ルアミノ)−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアン
ヒドロ−L−イジトール2−ニトレートヒドロ
クロリドを得た。 m.p.=129〜131℃; 〔α〕25 D40.2(C0.41;水) 元素分析:C17H24N2O6×HCl(388.85) 計数値:C(52.51),H(6.48),
N(7.20),Cl(9.12) 実験値:C(52.44),H(6.69),
N(7.08),Cl(9.6) 実施例 39 5−(6−フエノキシヘキシルアミノ)−5−デ
ソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
ール2−ニトレート: 実施例38と同様にして、ナトリウムフエノラー
トを1.6−ジブロムヘキサンと反応させ、6−フ
エノキシ−1−ブロモヘキサン(b.p.11=172〜
175℃;収率77%)を得、これを過剰の5−アミ
ノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L
−イジトール2−ニトレートと反応させた。これ
をヒドロクロリドとして分離し、イソプロパノー
ルから再結晶させたものの収率は53%であつた。 m.p.=114〜116℃; 〔α〕25 D38.5(C0.39;水) 元素分析:C18H26N2O6×HCl(402.88) 計数値:C(53.66),H(6.76),
N(6.95),Cl(8.80) 実験値:C(53.48),H(6.96),
N(6.82),Cl(9.3) 実施例 40 5−(7−フエノキシヘプチルアミノ)−5−デ
ソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
ール2−ニトレート: 実施例38と同様にして、ナトリウムフエノラー
トを1,7−ジブロモヘキサンと反応させ、7−
フエノキシブロモヘプタン(b.p11=184〜190℃
;収率71%)を得、これを過剰の5−アミノ−5
−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジ
トール2−ニトレートと反応させた。これをヒド
ロクロリドとして分離し、エタノール/イソプロ
パノールから再結晶させて、収率59%を得た。 m.p.=163〜138℃; 〔α〕25 D43.9(C0.3;メタノール) 元素分析:C19H28N2O6×HCl(416.90) 計数値:C(54.74),H(7.01),
N(6.72),Cl(8.50) 実験値:C(54.78),H(7.15),
N(6.66),Cl(9.5) 実施例 41 5−(8−フエノキシオクチルアミノ)−5−デ
ソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
ール2−ニトレート: 実施例38と同様にしてナトリウムフエノラート
と1,8−ジブロモオクタンと反応させ、8−フ
エノキシ−1−ブロモオクタン(b.p11=196〜
202℃;収率75%)を得、これを過剰の5−アミ
ノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L
−イジトール2−ニトレートと反応させた。これ
をヒドロクロリドとして分離させ、エタノール/
イソプロパノールから再結晶させた。収率=62% m.p.=117〜119℃; 〔α〕25 D35.3(C0.3;メタノール) 元素分析:C20H30N2O6×HCl(430.93) 計数値:C(55.74)、H(7.25)、
N(6.50)、Cl(8.23) 実験値:C(55.89)、H(7.42)、
N(6.40)、Cl(8.6) 実施例 42 2−(3−フエノキシプロピルアミノ)−2−デ
ソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルジ
トール5−ニトレート: 8.8g(40ミリモル)の98%3−フエノキシ−
1−ブロモプロパン、130mlのエタノール、19g
(100ミリモル)の2−アミノ−2−デソキシ−
1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトール5−
ニトレート(実施例3c参照)を還流下で24時間沸
とうさせ、ついで減圧下で蒸発させた。残渣を50
mlクロロホルム中にとりあげ、50mlの水で2回、
30mlの0.3モル酢酸で3回、30mlの0.1モルHClで
5回つづけて抽出した。HClで撹拌したとき、そ
の一部がヒドロクロリドとして析出し、これを吸
引ろ過した。 酢酸抽出物2、3をHCl抽出物と一緒にし、希
NaOHでアルカリ性とし、クロロホルムを抽出
した。このクロロホルム抽出物を無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥させ、蒸発させ、7g(21.7ミリモ
ル)の粗生成物を得、これを22mlの1モルHClで
ヒドロクロリドに変換させ、再び蒸発させた。前
に得たヒドロクロリドと一緒にし、エタノールか
ら2回再結晶をおこない、7.3g(20.2モル)の
2−(3−フエノキシプロルアミノ)−2−デソキ
シ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトール
5−ニトレートヒドロクロリドを得た。 m.p.=165〜168℃(分解); 〔α〕25 D94.6(C0.43;水) 元素分析:C15H20N2O6×HCl(360.80) 計数値:C(49.94)、H(5.87)、
N(7.76)、Cl(9.83) 実験値:C(50.08)、H(5.92)、
N(7.68)、Cl(10.3) 実施例 43 2−(4−フエニルブチルアミノ)−2−デソキ
シ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトー
ル5−ニトレート: 6.5g(30.5ミリモル)の4−フエニル−1−
ブロモブタン、100mlのエタノール、14.4g(76
ミリモル)の2−アミノ−2−デソキシ−1.4;
3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトール5−ニト
レート(実施例3c参照)を還流下で17時間沸とう
させ、ついで減圧下で蒸発させた。残渣を50mlク
ロロホルム中に取りあげ、50mlの水で2回、30ml
の0.1モルHClで2回抽出をおこなつた。この水
およびHCl抽出物を用いて過剰の出発アミンの回
収をおこなつた。クロロホルム相を50mlの希
NaOH水溶液で洗滌し、減圧下で蒸発させ、残
渣をエタノール中に溶解させ、等モル量のHClを
加えることによりヒドロクロリドに変換させた。
再び蒸発をおこない、エタノール/イソプロパノ
ールから2度再結晶させ、53.3g(14.9ミリモ
ル)の2−(4−フエニルブチルアミノ)−2−デ
ソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシト
ール5−ニトレートヒドロクロリドを得た。 m.p.=154〜158℃(分解); 〔α〕〓2591.4(C0.4;水) 元素分析:C16H22N2O5×HCl(358.82) 計数値:C(53.56)、H(6.46)、
N(7.81)、Cl(9.88) 実験値:C(53.64)、H(6.50)、
N(7.87)、Cl(10.2) 実施例 44 5−〔2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフエ
ノキシ)−プロルアミノ〕−5−デソキシ−1.4
;3.6−ジアンヒドロ−L−イシトール−2−
ニトレート: 50mlエタノール中に溶かした7.6g(40ミリモ
ル)の5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジ
アンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートの溶
液に還流下で沸とうさせながら、2〜3時間を要
して、5.4g(30ミリモル)の1,2−エポキシ
−3−(4−メトキシフエノキシ)−プロパンの50
mlエタノール溶液を滴下し、さらに還流下で24時
間沸とうさせ、減圧下で蒸発させた。過剰の出発
アミンを分離させるため、50mlのクロロホルムに
残渣を溶かしたものを0.2モル酢酸20mlで3回抽
出し、希NaOH水溶液で洗滌した。のちに、20
mlの一モルHClで数回抽出をおこない、すべての
モノ置換物をHCl相に移行させた。これらを減圧
下で蒸発させ、エタノール/イソプロパノールか
ら再結晶させた。その結果、5.62g(13.8ミリモ
ル)の5−〔2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシ
−フエノキシ)−プロルアミノ〕−5−デソキシ−
1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール−2−
ニトレートヒドロクロリドを得た。 m.p.=174〜176℃(分解); 〔α〕25 D46.8(C0.98:水) 元素分析:C16H22N2O8×HCl(406.82) 計数値:C(47.24)、H(5.70)、
N(6.89)、Cl(8.71) 実験値:C(47.66)、H(5.84)、
N(6.76)、Cl(9.1) このエポキシ誘導体はたとえば以下のようにし
て製造することができる。 82g(0.66モル)の4−メトキシフエノール
と、62g(0.67モル)のエピクロロヒドリンとの
混合物に対し、撹拌下、50℃(内部温度)で2〜
3時間要して、89g(0.67モル)の30%NaOH水
溶液を滴下した。さらに50℃で撹拌し、反応を終
了させ、冷却させたのち、200mlのクロロホルム
を加え、有機相を分離し、さらに50mlのクロロホ
ルムで2回水相を抽出し、これらクロロホルム抽
出物を希NaOH水溶液で3回洗滌した。このク
ロロホルムを無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸
発させ、さらにVigrenxカラムを通して真空下で
油状残渣を分留した。その結果、63g(0.35モ
ル)の1,2−エポキシ−3−(4−メトキシフ
エノキシ)−プロパンを8mmHg、154〜158℃で得
た。 実施例 45 5−〔2−ヒドロキシ−3−(3−メトキシフエ
ノキシ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−
1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール−2
−ニトレート: 実施例44と同様にして、1,2−エポキシ−3
−(3−メトキシフエノキシ)−プロパン(b.p.9
=158〜161℃)と過剰の5−アミノ−5−デソキ
シ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2
−ニトレートから製造した。これをヒドロクロリ
ドとして分離した。エタノール/イソプロパノー
ルから再結晶させ、収率43%を得た。 m.p.=172〜174℃(分解); 〔α〕25 D41.9(C0.4;エタノール) 元素分析:C16H22N2O6×HCl(406.82) 計数値:C(47.24)、H(5.70)、
N(6.89)、Cl(8.71) 実験値:C(47.46)、H(5.87)、
(6.70)Cl(9.2) 実施例 46 5−〔2−ヒドロキシ−3−(2−メトキシフエ
ノキシ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−
1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール−2
−ニトレート: 実施例44と同様にして1,2−エポキシ−3−
(2−メトキシフエノキシ)−プロパン(b.p.8
146〜148℃)および過剰の5−アミノ−5−デソ
キシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール
2−ニトレートから製造した。これをヒドロクロ
リドとして分離し、塩化メチレンからエーテルに
より再結晶させ収率45%を得た。 m.p.=80〜104℃;〔α〕25 D34(C1;水) 元素分析(60℃/0.1mmHg乾燥後): C16H22N2O8×HCl(406.82) 計数値:C(47.24)、H(5.70)、
N(6.89)、Cl(8.71) 実験値:C(46.72)、H(5.69)、
N(6.60)、Cl(9.6) この試料には未だジクロロメタン1.5%を有し
ていた。 実施例 47 5−〔2ヒドロキシ−3−(2−エトキシフエノ
キシ)−プロルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6
−ジアンヒドロ−L−イジトール−2−ニトレー
トを、1,2−エポキシ−3−(2−エトキシフ
エノキシ)−プロパン(b.p.0.8=120〜121℃)と
過剰の5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジ
アンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートとか
ら、実施例44と同様に調整した。シリカゲル充
填、クロロホルム/メタノール95/5を溶離剤と
するカラムクロマトグラフイーによつて精製し、
Rf=0.62の画分(シリカゲル仕上げプレート
F254;クロロホルム/メタノール9/1)を減
圧下で化合蒸発させて、ヒドロクロライドに転化
させた。ジクロロメタンからの再沈澱はエーテル
で行つた。 収率:10% 融点55℃:〔α〕25 D31.5(C1;水) 40℃/1mmHgでの乾燥後の元素分析 :C17H24N2O8×HCl(420.85) 計数値:C(48.52)、H(5.99)、
N(6.66)、Cl(8.42) 実験値:C(47.07)、H(5.89)、
N(6.21)、Cl(10.7) (分析物質は約3%のジクロロメタンを含んでい
た) 実施例 48 5−〔2−ヒドロキシ−3−(2−アリロキシフ
エノキシ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−
1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール−2−
ニトレートを、1,2−エポキシ−3−(2−ア
リロキシフエノキシ)−プロパンと過剰の5−ア
ミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−
L−イジトール2−ニトレートとの反応により、
実施例44と同様に調整した。シリカゲル充填、ク
ロロホルム/メタノール9/1を溶離剤とするカ
ラムクロマトグラフイーによつて精製し、Rf=
0.64(シリカゲル仕上げプレートF254;クロロホ
ルム/メタノール9/1)の画分を化合し、蒸発
後、遊離塩基型の純生成物を得た。 収率:20% 融点:106〜109℃(ジクロロメタン/n−ペンタ
ンから) 〔α〕25 D20(C0.5;エタノール) 元素分析:C18H24N2O8(396.40) 計数値:C(54.54)、H(6.10)、 N(7.07) 実験値:C(54.96)、H(6.15)、 N(7.04) 実施例 49 5−〔2−ヒドロキシ−3−(2−アリルフエノ
キシ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;
3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレ
ートを、1,2−エポキシ−3−(2−アリルフ
エノキシ)−プロパン(b.p.0.6=99〜100℃)と過
剰の5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
ンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートとの反
応により、実施例44と同様に調整した。シリカゲ
ル充填、クロロホルム/メタノールを溶離剤とす
るカラムクロマトグラフイーによつて精製し、
Rf=0.62(シリカゲル仕上げプレートF254;クロ
ロホルム/メタノール9/1)を減圧下蒸発、ヒ
ドロクロライドへの転化、エーテルによつてクロ
ロホルムからの2回再沈澱した後、純生成物を36
%の収率で得た。 融点範囲:74〜102℃:〔α〕25 D24.6(C1;水) 60℃/1mmHgで乾燥後の元素分析 :C18H24N2O7×HCl(416.86) 計数値:C(51.86)、H(6.05)、
N(6.72)、Cl(8.50) 実験値:C(51.23)、H(6.12)、
N(6.28)、Cl(9.1) (分析物質は約1%のクロロホルムを含有してい
た) 実施例 50 5−〔2−ヒドロキシ−3−(2−シアノフエノキ
シ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6
−ジアンヒドロ−L−イジトール−2−ニトレー
トを、1,2−エポキシ−3−(2−シアノフエ
ノキシ)−プロパンと過剰の5−アミノ−5−デ
ソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトー
ル2−ニトレートとの反応により実施例44と同様
に調整した。 シリカゲル充填、クロロホルム/メタノールを
溶離剤とするカラムクロマトグラフイーによつて
精製し、Rf=0.56(シリカゲル仕上げプレート
F254;クロロホルム/メタノール9/1)の画
分を減圧下蒸発、ヒドロクロライドへの転換し及
びエーテル/石油エーテルによつてクロロホルム
から再沈澱した後、純生成物を33%の収率で得
た。 融点範囲:75〜107℃:〔α〕25 D29.8(C1;水) 60℃/1mmHgでの乾燥後の元素分析 :C16H19N3O7×HCl(401.81) 計数値:C(47.83)、H(5.02)、
N(10.46)、Cl(8.82) 実験値:C(47.04)、H(5.05)、
N(9.79)、Cl(10.5) (分析物質は約2.2%のクロロホルムを含有して
いた) 実施例 51 5−〔2−ヒドロキシ−3−(3−トリロキシ)
−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−
ジアミノアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレ
ートを、1,2−エポキシ−3−(3−トリロキ
シ)−プロパン(b.p.10=129〜130℃)と過剰の5
−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒド
ロ−L−イジトール2−ニトレートとの反応によ
り、実施例44と同様に調整した。ヒドロクロライ
デとして単離し、水から再結晶した後の収率は36
%であつた。 融点:171〜5℃:〔α〕25 D48.3(C052;メタノー
ル) 元素分析:C16H22N2O7×HCl(390.82) 計数値:C(49.17)、H(5.93)、
N(7.17)、Cl(9.07) 実験値:C(49.59)、H(6.06)、
N(7.62)、Cl(9.5) 実施例 52 5−〔2−ヒドロキシ−3−(3−トリフルオロ
メチルフエノキシ)−プロピルアミノ〕−5−デソ
キシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール
−2−ニトレートを、1,2−エポキシ−3−
(3−トリフルオロメチルフエノキシ)−プロパン
(b.p.17=127〜131℃)と過剰の5−アミノ−5−
デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
ール2−ニトレートとの反応により、実施例44と
同様に調整した。ヒドロクロライドとして単離
し、メタノール/クロロホルムから再結晶後の収
率は29%であつた。 融点135〜8℃:〔α〕25 D36(C1;メタノール) 元素分析:C16H19F3N2O7×HCl(440.80) 計数値:C(43.21)、H(4.53)、
N(6.30)Cl(7.92)、F(12.81) 実験値:C(43.18)、H(4.60)、
N(6.23)、Cl(8.5) 実施例 53 5−〔2−ヒドロキシ−3−(4−カルバモイル
メチルフエノキシ)−プロピルアミノ〕−5−デソ
キシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール
2−ニトレートを、4−(2,3−エポキシプロ
ポキシ)−フエニル酢酸アミド(m.p.=169.5−
171℃:アセトンから)と過剰の5−アミノ−5
−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジ
トール2−ニトレートとの反応により実施例44と
同様に調整した。これをヒドロクロライドとして
単離した。エタノール/クロロホルム/エーテル
から再結晶後の収率は10%であつた。 融点177〜8℃(分解): 〔α〕25 D31.3(C1;水) 元素分析:C17H23N3O8・HCl(433.85) 計数値:C(47.00),H(5.58),
N(9.96)、Cl(8.17) 実験値:C(47.00),H(5.68),
N(9.39),Cl(8.3) 実施例 54 5−〔2−ヒドロキシ−3−(1−ナフチロキ
シ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6
−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート
を、1,2−エポキシ−3−(1−ナフチロキシ)
−プロパン(b.p.11=190〜195℃)と過剰の5−
アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ
−L−イジトール2−ニトレートとの反応により
実施例44と同様に調整した。これをビトロクロラ
イドとして単離した。エタノール/クロロホルム
から再結晶後の収率は49%であつた。 融点180〜190℃(分解); 〔α〕25 D41(C0.5;メタノール) 元素分析:C19H22N2O7×HCl(426.85) 計数値:C(53.46),H(5.43),
N(6.56)、Cl(8.31) 実験値:C(53.65),H(5.43),
N(6.99),Cl(8.9) 実施例 55 5−〔2−ヒドロキシ−3−(1−ナフチロキ
シ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6
−ジアンヒドロ−D−グルシトール2−ニトレー
トを、1,2−エポキシ−3−(1−ナフチロキ
シ)−プロパンと過剰の5−アミノ−5−デソキ
シ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グリシトール
2−ニトレート(実施例2bによつて調整)とを
沸騰n−ブタノール中で、実施例44と同様に反応
させることにより調整した。ヒドロクロライドと
して単離し、エタノール/クロロホルムから2度
の再結晶後の収率は9%であつた。 融点183〜187℃(分解点); 〔α〕25 D43.7(C0.5;ジメチルホルムアルデヒド) 元素分析:C19H22N2O7×HCl(426.85) 計数値:C(53.46)、H(5.43),
N(6.56)、Cl(8.31) 実験値:C(59.20)、H(5.53),
N(6.49),Cl(8.5) 実施例 56 5−〔2−ヒドロキシ−3−(1−オキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−5−ナフチルロキ
シ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6
−ジアンヒドロ−L−イジトール−2−ニトレー
トを、5−(2,3−エポキシプロポキシ)−1−
テトラロン(融点55゜;ヘキサンから)と、過剰
の5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアン
ヒドロ−L−イジトール2−ニトレートとの反応
により、実施例44と同様に、調整した。ヒドロク
ロライドとして単離し、エーテルでエタノールか
ら再結晶した後の収率は51%であつた。 融点:175〜6℃(分解点); 〔α〕25 D14.8(C1;エタノール) 元素分析:C19H24N2O8×HCl(444.87) 計数値:C(51.30)、H(5.66)、
N(6.30)、Cl(7.97) 実験値:C(50.88)、H(5.79)、
N(6.20)、Cl(8.0) 実施例 57 5−〔2−ヒドロキシ−3−(5,6,7,8−
テトラヒドロ−1−ナフチロキシ)−プロピル−
アミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒド
ロ−L−イジトール−2−ニトレートを、5−
(2,3−エポキシプロポキシ)−テトラリンと過
剰の5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
ンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートとの反
応により、実施例44と同様に調整した。ヒドロク
ロライドとして単離し、水から再結晶した後の収
率は46%であつた。 融点:161〜4℃(分解点); 〔α〕25 D22(C1;エタノール) 元素分析:C19H26N2O7×HCl(430.89) 計数値:C(52.96)、H(6.32)、
N(6.52)、Cl(8.23) 実験値:C(52.72)、H(6.55)、
N(6.52)、Cl(8.3) 実施例 58 5−〔3−(3−トリフルオロメチルフエノキ
シ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6
−ジアンヒドロ−L−イジトール−2−ニトレー
トの調整:8.5g(30ミリモル)の3−(3−トリ
フルオロメチル−フエキシ)−1−ブロモプロパ
ンと、100mlエタノールと、17.1g(90ミリモル)
の5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアン
ヒドロ−L−イジトール2−ニトレートとの混合
物を還流下20時間沸騰させた。冷却後、結晶化し
た過剰の出発アミン(ヒドロブロマイドとして存
在)を吸引過し、液は減圧下で蒸発させ、残
留物を100mlクロロホルム中に取出し、70mlの水
で2回、30mlの0.3モル酢酸で1回及び30ml1モ
ル水酸化ナトリウム水溶液で1回洗浄して残留出
発アミンを除去した。その後無水硫酸ナトリウム
と減圧蒸発したクロロホルム溶液で乾燥した。粗
製塩基11g(28ミリモル)を得、これをヒドロク
ロライドに転化し、エタノールでは2回再結晶し
た。純ヒドロクロライドの収率は8.77g(20.5ミ
リモル)であつた。 融点:172〜4℃(分解点): 〔α〕25 D36.5(C0.43;水) 元素分析:C16H19F3N2O6×HCl(428.80) 計数値:C(44.82)、H(4.70)、
N(6.53)、Cl(8.27) 実験値:C(44.91)、H(4.73)、
N(6.41)、Cl(8.4) 出発物として使用した3−(3−トリフルオロ
メチルフエノキシ)−1−(ブロモプロパン)は次
のように得ることができる。 150ml無水エタノール中に3.6g(157ミリモル)
臭化ナトリウムを溶解し、24.5g(151ミリモル)
98%3−ヒドロキシベンゾトリフルオロライドを
添加し、フエノレートを完全形成するために、短
時間沸騰し、約50℃に冷却した後、50ml(493ミ
リモル)1,3−ジブロモプロパンを添加して反
応が完結(約10時間)するまで還流下沸騰した。
冷却及び臭化ナトリウムの別後、減圧下でエタ
ノールを蒸発分離し、100mlジクロロメタンを添
加して、未反応3−ヒドロキシベンゾトリフルオ
ロライドを希釈水酸化ナトリウム水溶液で蒸発分
離し、クロロホルム溶液を無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、クロロホルムを蒸留除去し残留物をグレ
ツクス(Vigreux)カラムで分画した。10〜11mm
Hg下124℃と132℃の範囲で蒸留し、合計25.2g
(89ミリモル)の3−(3−トリフルオロメチルフ
エノキシ)−1−ブロモプロパンを得た。 実施例 59 5−〔3−(4−トリロキシ)−プロピルアミノ〕
−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−
イジトール−2−ニトレートを、3−(4−トリ
ロキシ)−1−ブロモプロパン(b.p.0.2=92〜4
℃)と過剰の5−アミノ−5−デソキシ−1.4;
3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレ
ートとの反応により、実施例58と同様に調製し
た。ヒドロクロライドとして単離し、メタノール
で再結晶後の収率25%であつた。 融点:202〜3℃(分解点); 〔α〕25 D43.8(C0.4;水) 元素分析:C16H22N2O6×HCl(374.82) 計数値:C(51.27)、H(6.18)、
N(7.47)、Cl(9.46) 実験値:C(51.22)、H(6.19)、
N(7.44)、Cl(9.7) 実施例 60 5−〔3−(4−フルオロフエノキシ)−プロル
アミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒド
ロ−L−イジトール2−ニトレートを、3−(4
−フルオロフエノキシ)−1−ブロモプロパン
(b.p.0.2=82〜83℃)と過剰の5−アミノ−5−
デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
ール2−ニトレートとの反応により、実施例58と
同様に調製した。ヒドロクロライドとして単離
し、メタノールで再結晶した後の収率は55%であ
つた。 融点:198〜201℃(分解点); 〔α〕25 D41.1(C0.4;水) 元素分析:C15H19FN2O6×HCl(378.79) 計数値:C(47.56)、H(5.32)、
N(7.39)、Cl(9.36) 実験値:C(47.90)、H(5.50)、
N(7.44)、Cl(9.3) 実施例 61 5−〔3−(1−ナフチロキシ)−プロピルアミ
ノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−
L−イジトール2−ニトレートを、3−(1−ナ
フチロキシ)−1−ブロモプロパン(b.p.15=157
℃)と過剰の5−アミノ−5−デソキシ−1.4;
3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレ
ートとの反応により、実施例58と同様に調整し
た。ヒドロクロライドとして単離し、メタノール
で再結晶した後の収率は32.3%であつた。 融点:192〜5℃(分解点); 〔α〕25 D34.3(C0.18;水) 元素分析:C19H22N2O6×HCl(410.85) 計算値:C(55.55)、H(5.64)、
N(6.82)、Cl(8.63) 実験値:C(55.68)、H(5.72)、
N(6.73)、Cl(9.0) 実施例 62 5−〔3−(4−メトキシフエノキシ)−プロピ
ルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒ
ドロ−L−イジトール2−ニトレートを、3−
(4−メトキシフエノキシ)−1−ブロモプロパン
と過剰の5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−
ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートと
の反応により、実施例58と同様に調製した。ヒド
ロクロライドとして単離し、メタノール/水で再
結晶した後の収率は24%であつた。 融点:185〜8℃(分解点); 〔α〕25 D39.2(C0.4;水) 元素分析:C16H22N2O7×HCl(390.82) 計数値:C(49.17)、H(5.93)、
N(7.17)、Cl(9.07) 実験値:C(49.02)、H(6.10)、
N(7.06)、Cl(9.4) 実施例 63 5−〔3−(3−メトキシフエノキシ)−プロピ
ルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒ
ドロ−L−イジトール−2−ニトレートを、3−
(3−メトキシフエノキシ)1−ブロモプロパン
と過剰の5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−
ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートと
の反応により、実施例58と同様に調整した。ヒド
ロクロライドとして単離し、エタノール/イソプ
ロパノールで再結晶した後の収率は25.7%であつ
た。 融点:187〜191℃(分解点); 〔α〕25 D39.5(C0.4;水) 元素分析:C16H22N2O7×HCl(390.82) 計数値:C(49.17)、H(5.93)、
N(7.17)、Cl(9.07) 実験値:C(49.15)、H(6.06)、
N(7.05)、Cl(8.9) 実施例 64 5−〔3−(2−メトキシフエノキシ)−プロピ
ルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒ
ドロ−L−イジトール2−ニトレートを、3−
(2−メトキシフエノキシ)−1−ブロモプロパン
と過剰の5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−
ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートと
の反応により実施例58と同様に調整した。ヒドロ
クロライドとして単離し、クロロホルム/ベンゼ
ンで再結晶した。 融点:130〜3℃(分解点); 〔α〕25 D38.5(C0.47;水) 元素分析:C16H22N2O7×HCl(390.82) 計数値:C(49.17)、H(5.93)、
N(7.17)、Cl(9.07) 実験値:C(49.09)、H(6.00)、
N(7.15)、Cl(9.3) 実施例 65 5−〔3−(2,6−ジメトキシフエノキシ)−
プロルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
ンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートを、3
−(2.6−ジメトキシフエノキシ)−1−ブロモ−
プロパン(b.p.0.06=127〜132℃)と過剰の5−ア
ミノ−5−デソキシ−1.3;4.6−ジアンヒドロ−
L−イジトール2−ニトレートとの反応により実
施例58と同様に調整した。ヒドロクロライド半加
水物として単離した。収率:44% 融点:110〜111℃(エチルアセテート/n−ペン
タンで) 元素分析:C17H24N2O8×HCl×0.5H2O(429.86) 計数値:C(47.50)、H(6.10)、
N(6.52)、Cl(8.25) 実験値:C(47.50)、H(5.96)、
N(6.45)、Cl(9.1) 実施例 66 5−〔3−(3,5−ジメトキシフエノキシ)−
プロルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
ンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートを3−
(3,5−ジメトキシフエノキシ)−1−ブロモプ
ロパン(b.p.0.15=140〜152℃)と過剰の5−アミ
ノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L
−イジトール2−ニトレートとの反応により、実
施例58と同様に調整した。ヒドロクロライドとし
て単離し、エタノールで再結晶した後の収率は45
%であつた。 融点:186〜7℃(分解点); 〔α〕25 D36.1(C0.4;水) 元素分析:C17H24N2O8×HCl(420.85) 計算値:C(48.52)、H(5.99)、
N(6.66)、Cl(8.42) 実験値:C(48.39)、H(6.10)、
N(6.42)、Cl(8.8) 実施例 67 5−〔3−(2,3−ジメトキシフエノキシ)−
プロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジ
アンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートを、
3−(2,3−ジメトキシフエノキシ)−1−ブロ
モプロパン(b.p.0.06=135〜138℃)と過剰の5−
アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ
−L−イジトール2−ニトレートとの反応によ
り、実施例58と同様に調製した。ヒドロクロライ
ドとして単離し、エタノール/エーテルで再結晶
した後の収率は42.6%であつた。 融点:144〜5℃(分解点); 〔α〕25 D36.6(C0.4;水) 元素分析:C17H24N2O8×HCl(420.85) 計数値:C(48.52)、H(5.99)、
N(6.66)、Cl(8.42) 実験値:C(48.62)、H(6.16)、
N(6.57)、Cl(8.8) 実施例 68 5−〔3−(4−クロロフエノキシ)−プロピル
アミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒド
ロ−L−イジトール2−ニトレートを、3−(4
−クロロフエノキシ)−1−ブロモプロモプロパ
ン(b.p.11=152〜5℃)と過剰の5−アミノ−5
−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジ
トール2−ニトレートとの反応により、実施例58
と同様に調整した。ヒドロクロライドとして単離
し、エタノール/イソプロパノールで再結晶した
後の収率は6.33%であつた。 融点:179〜181℃(分解点); 〔α〕25 D40.1(C0.42;水) 元素分析:C15H19ClN2O6×HCl(395.25) 計数値:C(45.58)、H(5.10)、
N(7.09)、Cl(17.94) 実験値:C(45.57)、H(5.18)、
N(6.91)、Cl(18.3) 実施例 69 5−〔3−2−クロロフエノキシ)−プロルアミ
ノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−
L−イジトール2−ニトレートを3−(2−クロ
ロフエノキシ)−1−ブロモプロパン(b.p.0.8
115〜116℃)と過剰の5−アミノ−5−デソキシ
−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−
ニトレートとの反応により実施例58と同様に、調
整した。ヒドロクロライドとして単離し、エタノ
ールで再結晶した後の収率28.5%であつた。 融点:154〜6℃; 〔α〕25 D34.8(C0.39;水) 元素分析:C15H19ClN2O6×HCl(395.25) 計数値:C(45.58)、H(5.10)、
N(7.09)、Cl(17.94) 実験値:C(45.61)、H(5.09)、
N(7.00)、Cl(17.5) 実施例 70 5−〔3−(3−クロロフエノキシ)−プロピル
アミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒ
ドロ−L−イジトール2−ニトレートの調製: 8.8g(30ミリモル)約90%の3−(3−クロロ
フエノキシフ)−プロピル−1−メタンスルフオ
ネートと17.1g(90ミリモル)の5−アミノ−5
−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジ
トール2−ニトレートと100mlのエタノールとの
混合物を6時間還流下沸騰した。冷却及び減圧蒸
発後、80mlクロロホルム中に取り上げ、不溶性出
発アミンからヒドロゲンメタンスルフオネートを
過分離し、さらに出発アミンを50mlの水及び50
ml0.2モルの酢酸で3回の連続抽出によつて除去
した。残留クロロホルム相は30ml1モルの水酸化
ナトリウムで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、減圧蒸発した。生成物9.8g(27ミリモル)
を得た。それをエタノールに溶解し、14ml2モル
の塩酸で塩酸化物に転化した。蒸発及びエタノー
ルと活性炭で再結晶した後、7.96g(20.1ミリモ
ル)の純5−〔3−(3−クロロフエノキシ−プロ
ピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアン
ヒドロ−L−イジトール2−ニトレート塩酸化物
を得た。 融点188〜190℃; 〔α〕25 D39.3(C0.42;水) 元素分析:C15H19ClN2O6×HCl(395.25) 計数値:C(45.58)、H(5.10)、
N(7.09)、Cl(17.94) 実験値:C(45.78)、H(5.20)、
N(7.08)、Cl(18.4) 出発物質として使用した3−(3−クロロフエ
ノキシ)−プロピル1−メタン−スルホネートは
次のようにして得た。 3.73g(0.2モル)の3−(3−クロロフエノキ
シ)−1−プロパノール(3−クロロフエノール
ナトリウム塩と、3−クロロ−1−プロパノール
との沸騰メタノール中での反応により得たもの)
と、42ml(0.3モル)トリエチルアミンとの150ml
クロロホルム中の溶液に、撹拌、水分排除及び−
15℃に冷却しながら20ml(0.26モル)メタン・ス
ルホニツク・クロライドの50mlのクロロホルム中
溶液を1滴ずつ2時間以内に添加した。−10℃で
さらに2時間撹拌し、室温になるよう一昼夜放置
した。この反応混合物を、300ml氷水と5ml36%
の塩酸との混合液中に、撹拌しながら注入した。
クロロホルム相の分離後、100mlの水で2回及び
次いで炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄して酸を
除去し、無水硫酸ナトリウムで乾燥及び減圧蒸発
した。事実上定量的収率(58.7g)で3−(3−
クロロフエノキシ)−プロピル1−メタンスルホ
ネートを得た。これは、ゆつくり結晶する油状物
として約10%のクロロホルムをなお含有してい
た。石油エーテルで洗浄及び真空テシケータ中で
乾燥した後の結晶化物は融点が36〜37℃であつ
た。 実施例 71 5−〔3−(3,4−クロロフエノキシ)−プロ
ピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアン
ヒドロ−L−イジトール2−ニトレートを、3,
4−ジクロロフエノール・ナトリウム塩と3−ク
ロロ−1−プロパノールとの反応により、実施例
70と同様に調製し3−(3,4−ジクロロフエノ
キシ−1−プロパノール(融点40〜43℃;収率的
90%)を得、これを定量的に3−(3,4−ジク
ロロフエノキシ)−プロピル1−メタンスルフオ
ネート(融点41〜43℃)に転化し、過剰の5−ア
ミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−
L−イジトール2−ニトレートと沸騰メタノール
中で反応した。ヒドロクロライドとして単離し、
エタノールで再結晶した後の収率は56%であつ
た。 融点175〜8℃; 〔α〕25 D32(C0.2;水) 元素分析:C15H18Cl2N2O6×HCl(429.69) 計数値:C(41.93)、H(4.46)、
N(6.52)、Cl(24.75) 実験値:C(41.84)、H(4.40)、
N(6.52)、Cl(24.5) 実施例 72 5−〔3−(2,4−ジクロロフエノキシ)−プ
ロルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアン
ヒドロ−L−イジトール2−ニトレートを、3−
(2,4−ジクロロフエノキシ)−プロピル1−メ
タン−スルフオネートと過剰の5−アミノ−5−
デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
ール2−ニトレートとの反応により実施例71と同
様に調整した。ヒドロクロライドとして単離し、
エタノールで2回再結晶した後の収率は31.6%で
あつた。 融点:162〜4℃; 〔α〕25 D32.7(C0.2;水) 元素分析:C15H18ClN2O6×HCl(429.69) 計数値:C(41.93)、H(4.46)、
N(6.52)、Cl(24.75) 実験値:C(41.65)、H(4.44)、
N(6.54)、Cl(24.4) 実施例 73 5−〔3−(4−アセトアミドフエノキシ)−プ
ロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
ンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートを、3
−(4−アセトアミドフエノキシ)−1−ブロモプ
ロパン(融点136〜7℃;エタノール/クロロホ
ルムで)と過剰の5−アミノ−5−デソキシ−
1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニ
トレートとの反応により実施例58と同様に調整し
た。1/2モルの水で結晶化物のヒドロクロライ
ドとして単離し、エタノール/メタノールで2回
再結晶した後の収率は68.6%であつた。 融点:186〜9℃(分解点); 〔α〕25 D37.7(C0.4;水) 元素分析:C17H23N3O7×HCl×0.5H2O(426.86) 計数値:C(47.84)、H(5.90)、
N(9.84)、Cl(8.30) 実験値:C(48.08)、H(5.95)、
N(9.65)、Cl(8.4) 実施例 74 5−〔3−(3−ジメチルアミノフエノキシ)−
プロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジ
アンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートは、
3−ジメチルアミノフエノール・ナトリウム塩と
3−クロロ−1−プロパノールとの反応により実
施例70と同様の調製により、3−(3−ジメチル
アミノフエノキシ)−1−プロパノール(b.p.0.7
=150〜5℃;収率57%)を得、これを定量的に
3−(3−ジメチルアミノフエノキシ)−プロピル
1−メタンスルフオネート(油状物)に転化し、
過剰の5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジ
アンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートと沸
騰エタノール中で反応した調製した。ヒドロクロ
ライドとして単離し、エタノール+活性炭で再結
晶した後の収率は38.2%であつた。 融点:173〜6℃(分解点); 〔α〕25 D35(C0.41;水) 元素分析:C17H25N3O6×HCl(403.87) 計数値:C(50.56)、H(6.49)、
N(10.40)、Cl(8.78) 実験値:C(50.00)、H(6.59)、
N(10.16)Cl(9.1) 実施例 75 5−〔3−(4−クロロフエニル)−プロピルア
ミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ
−L−イジトール2−ニトレートの調製:19g
(100ml)5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−
ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート、
10g(40ミリモル)3−(4−クロロフエニル)−
プロピル1−メタンスルフオネート(融点43〜45
℃;3−(4−クロロフエニル)−1−プロパノー
ルとメタスルホニル・クロライドとの反応により
得たもの)と、150mlのエタノールとの混合物を、
2時間還流下で沸騰して、減圧蒸発してから、50
mlクロロホルム中に取り上げ、30ml0.3モルの酢
酸で3回及び30ml1モルの水酸化ナトリウム水溶
液で1回洗浄した。次いで、無水硫酸ナトリウム
で乾燥し、過及び再度減圧蒸発した。 以上の如く得た9.4g(2.74ミリモル)の粗製
塩基は、ヒドロクロライドへ転化及びエタノール
で2回再結晶した後、5.08gの5−〔3−(4−ク
ロロフエニル)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ
−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−
ニトレート・ヒドロクロライドとして得た。 融点:174.5〜176℃(分解点); 〔α〕25 D41.5(C0.4;水) 元素分析:C15H19ClN2O5×HCl(379.25) 計数値:C(47.51)、H(5.32)、
N(7.39)、Cl(18.70) 実験値:C(47.82)、H(5.48)、
N(7.52)、Cl(18.3) 実施例 76 5−〔4−(4−クロロフエニル)−プチルアミ
ノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−
L−イジトール2−ニトレートを、5−アミノ−
デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
ール2−ニトレートと、4−(4−クロロフエニ
ル)−ブチル1−メチン−スルフオネートとの反
応により実施例75と同様に調製した。ヒドロクロ
ライドへ転化及びエタノールで再結晶した後の収
率は36%であつた。 融点:173〜175℃; 〔α〕25 D+40.0(C0.2;水) 元素分析:C16H21ClN2O5×HCl(393.28) 計数値:C(48.87)、H(5.76)、
N(7.48)、Cl(18.03) 実験値:C(49.08)、H(5.76)、
N(7.48)、Cl(18.2) 実施例 77 5−ニコチノイルアミノ−5−デソキシ−1.4
;3.6−ジアンヒドロ−D−マンニトール2−
ニトレートの調製: 2.3g(10ミリモル)5−アミノ−5−デソキ
シ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−マンニトール
2−ニトレート・ヒドロクロライドと、3.6g
(20ミリモル)ニコチニツクアシド・クロライ
ド・ヒドロクロライドと、50ml無水ピリジンとの
混合物を、水分排除しながら60℃で16時間撹拌し
た。これを、冷却後、100mlの氷水に注入し、2.8
g(70ml)の水酸化ナトリウムを添加して30分間
撹拌した。計300mlクロロホルムで抽出をくり返
すことにより、反応生成物を抽出し、クロロホル
ム相を100mlの水で2回洗浄してから無水硫酸ナ
トリウムで乾燥及び真空蒸発した。かくの如く得
た2.5g(8.5ミリモル)の粗製塩基(粗収率は85
%)は、ヒドロクロライドへ転化及び無水エタノ
ール/アセトンで再結晶した後、純5−ニコチノ
イルアミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒ
ドロ−D−マンニトール2−ニトレート・ヒドロ
クロライドとして得た。 融点:162〜163℃(分解点); 〔α〕25 D77.5(C0.4;水) 元素分析:C12H13N3O6×HCl(331.71) 計数値:C(43.45)、H(4.25)、
N(12.67)、Cl(10.69) 実験値:C(42.99)、H(4.30)、
N(12.57)、Cl(10.7) 実施例 78 5−N−メチル−N−ニコチノイルアミノ−5
−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジ
トール2−ニトレートを、5−メチルアミノ−5
−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジ
トール2−ニトレートとニコチニツク・アジド・
クロライド・ヒドロクロライドとのピニジン中で
の反応により実施例78と同様に調製し、粗収率は
91%であつた。これをヒドロクロライドへ転化し
て、エタノール/アセトンで再結晶して、純5−
N−メチル−N−ニコチノイルアミノ−5−デソ
キシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール
2−ニトレートヒドロクロライド半加水物を得
た。 融点:173〜175℃(分解点); 〔α〕20 D+33.2(C0.4;水) 元素分析:C13H15N3O6×HCl×0.5H2O(354.75) 計数値:C(44.01)、H(4.83)、
N(11.84)、Cl(9.99) 実験値:C(44.18)、H(4.57)、
N(11.82)、Cl(10.4) 本発明による化合物の薬理学上特性の研究の場
合、比較化合物として常時、商用化合物イソソル
バイド・ジニトレート(ISDN)及びイソソルバ
イド・モノニトレート(ISMN)を使用した。そ
の際、ISMNは1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グ
ルシトール2−ニトレートである。 本発明による化合物の冠状動脈流通増加効果
は、隔離したモルモツトの心臓で測定した(分離
心臓はランゲンドーフ(Langendorff)により、
方法はブンゲル等のプフリーゲル・アルシーフ
(Bunger et al.,Pfu¨ger′ s Archiv)、353
317−325(1975)による)。30分して静止状態に達
した後、心臓各々には、各25μg1mlの試験物質の
含有量を有する50mlチロード(tyrode)溶液を注
いだ。各試験物質は3〜6の心臓について試験し
た。各々の場合、イノトロピズム
(inotropism)、流通及び脈はく数測定し、表1
に記載した値は最初の値に比較してのパーセント
変換の平的値である。測定値の比較は、本発明に
よる化合物の冠状動脈流通増加効果はISMNのも
のより大きく、若干の物質の冠状動脈流通増加効
果さえもISDNのものを越えているということを
示している。 本発明による物質の多くは良好なイノトロピツ
ク(inotropic)及び脈はく数低下作用を示して
いる。
【表】
【表】 本発明による化合物のけいれん鎮制
(spasmolytie)効果は、ノルアドレナリン
(noradrenaline−)及び塩化カルシウムで誘発の
収縮で隔離ネズミの大動脈調整品について測定し
た(方法は、ヴエンデとパイパー、プフリーケル
ズ・アルチーフ、320、133−141(1970)〔Wende
and Peiper、Pfu¨ger′s Archiv、320、133−141
(1970)〕及び、トバルトとストエペル、薬理学の
ナウニーン−シミーデベルグス アルチーフス、
「Towart and Stoepel、Nannyn−
Schmiedebergs Archives of Pharmacology、」
suppl.Vol.308、R18(1979)によるものである) 表に、けいれん(spasm)−(ED50値)の50
%抑制に必要である試験物質の濃度を記載してあ
る。本発明による化合物のけいれん鎮制
「spasmolytic」効果は特に、ノルアドレナリン
けいれん及び塩化カリウムけいれんの場合、有効
投与量の薬理学的に重要な比を考慮に入れると、
ISMN及びISDNのものよりは、まつたく著しく
良い。
【表】
【表】
【表】 本発明による化合物の血圧低下効果は、投薬
後、麻酔をかけたモルモツトについて、ISDMと
ISMNと比較して測定した。表(1/2)に記載
した値は、本発明による化合物がすべてISMNよ
り効果があり、化合物第5はISDNより強い作用
を有していることを示している。 本発明による化合物のイノトロピツク
「inotrpic」及び心臓循環効果は、静脈内投薬に
より1.5〜3.5Kg体重の雑種キヤツトについて測定
した。該動物はクロラローズ・ウレタン混合物
(1.2g/Kgウレタン+投薬した40mg/Kgクロラロ
ーズ)で麻酔をかけた。該動物は気管キヤニユラ
(canula)を介して自然に呼吸した。A.キヤロテ
イス シニストラ「A.carotis sinistra」は、カ
テテールチツプマノメータ「catheter tip
manometer」を左側心臓室に置くために使用し
た。V.ジユギユラリス(V.jugularis)は注射目
的の役目をした。カテーテルを、A.フエモラリ
ス、デキストラ「A.femoralis dextra dextra」
を経て大動脈デイセンダンス「desandans」へ押
し、圧力記録計(Statham P23Db)に連結した。
心臓の脈はく数は、左心室の圧力信号からパルス
周波数測定器(firm Hngo Sachs Electronik)
で記録した。 次のごとく、表に記載した値により、本発明
による試験化合物の効果は、比較化合物ISDNの
ものより良い。特に、すべての化合物は、さらに
強血圧低下及び良好な脈はく数低下効果を示し、
並びに若干の場合、イノトロピズム
「inotropism」の長い持続低下を示している。 さらに、これらの作用を、2.5〜3.5Kg体重の雑
種キヤツトに十二指腸内投薬した場合について測
定した。該動物はクロラローズ・ウレタン混合物
(1.2g/Kgウレタン+投薬40mg/Kgクロラロー
ズ)で麻酔をかけた。該動物は気管キヤニユラ
(canula)を介して自然に呼吸した。A.キヤロテ
イス シニストラ「A.carotis sinistra」は、カ
テテール チツプ マノメータ「catheter tip
manometer」を左側心臓室に置くために使用し
た。V.ジユギユラリス「V.jugularlis」は注射目
的の役目をした。カテテールを、A.フエモラリ
スデキストラ「A.femorails dextra」を経て、
大動脈デイセンダンス「desendans」へ押し、圧
力記録計(Statham P23Db)に取付けた。心臓
脈はく数は、左心室の圧力信号からパルス周波数
測定器(firm Hngo Sachs Electronink)で記
録した。 十二指腸環は腹壁切開により露出した。被試験
物質は直接ルーメン「lumen」中へ注射した。 次のごとく、表に記載した値により、本発明
による試験化合物の血圧低下作用は、比較物質
ISDNのものより良好である。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 本発明による若干の化合物の激毒性の検査を知
るために、該化合物を、生理学的塩類溶液におい
て雌のNMRI−アルビノ(albino)ハツカネズミ
に、それぞれ50,100,200mg/Kgの投与量で静脈
内に投薬した。該化合物を投与量あたり少なくと
も3びきの動物注射した。投薬の最高量までつづ
けてどの動物も死亡しなければ、該化合物の投与
量はこれ以上試験しなかつた。疑問の場合、同投
与量を適用して、少なくとももう3びきの動物に
ついて検査をくり返した。投薬後24時間以内に死
亡したラツトを観察した。表に死亡の測定ラツ
ト、さらにそれから評価したLD50−範囲を示す。
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式のアミノデソキシ−1.4;3.6−ジア
    ンヒドロヘキシトール・ニトレート。 但し、R1及びR2は、互いに独立して、水素原
    子又は炭素数1〜4の低級アルキルを示す;ある
    いはR1は水素原子を示し、R2は脂肪族又は単一
    不飽和の又はメチル置換の炭素数2〜8のモノカ
    ルボン酸のアシル残基、又はニコチノイル、2−
    0−アセチルサリコイルないし1−アダマンチル
    基を示す;R1は水素原子を示し、R2は一般式
    aの2−ヒドロキシ−3−(置換基)−フエノキシ
    プロピ−1−イル基を示す、 R3は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
    又はアルケニル、トリフルオロメチル基、炭素数
    1〜4の低級アルコキシ又はアルケニロキシ、シ
    アノ類、又はカルバモイルメチル基を示す;R1
    は水素原子、R2は2−ヒドロキシ−3−(α−ナ
    フチロキシ)−プロピ−1−イル基を示し、ヒド
    ロキシプロピル類でエーテル化しないナフタレ
    ン・スケルトン環は全部又は部分的に水素化又は
    オキソ類に置換することができる;R1は水素原
    子又は炭素数1〜4の低級アルキルを示し、R2
    は一般式bのω−(置換基)−フエニル−アルキ
    ル類を示す、 nは1〜6の数であり、R4及びR5は、互いに
    独立して、水素原子、炭素数1〜4の低級アルキ
    ル、トリフルオロメチル基、炭素数1〜4の低級
    アルコキシ、塩素原子を示す;R1は水素原子又
    は低級アルキルを示し、R2はジフエニルメチル
    基又はチンナミル基を示す;R1は水素原子又は
    炭素数1〜4の低級アルキルを示し、R2は一般
    式cのω−(置換基)−フエノキシアルキルを示
    す、 mは2〜8の数であり、R6及びR7は互いに独
    立して、水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
    又はアルケニル、トリフルオロメチル基、炭素数
    1〜4の低級アルコキシ又はアルケニロキシ、ふ
    つ素又は塩素原子、アミノ基本又はアセチルアミ
    ノ基、炭素数1〜4のモノ又はジ低級アルキルア
    ミノ類を示す、又はR6及びR7は、フエニル基と
    共に、α−ナフチル基を形成する;R1及びR2は、
    両者を窒素原子に付加して、ヘテロ原子を含みう
    る5〜7員環の環状、非芳香族第2アミンの残基
    を表わす;R1及びR2は共にピリドキシリデン基
    を示す;及びその酸添加塩類も示す。 2 一般式 で示される5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6
    −ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート
    である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 3 一般式 で示される5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6
    −ジアンヒドロ−D−グルシトール2−ニトレー
    トである特許請求の範囲第1項記載の化合物。 4 一般式 で示される2−アミノ−2−デソキシ−1.4;3.6
    −ジアンヒドロ−D−グルシトール5−ニトレー
    トである特許請求の範囲第1項記載の化合物。 5 一般式 で示される5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6
    −ジアンヒドロ−D−マンニトール2−ニトレー
    トである特許請求の範囲第1項記載の化合物。 6 5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
    ンヒドロ−D−グルシトール2−ニトレートであ
    る特許請求の範囲第2項記載の化合物。 7 5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
    ンヒドロ−D−グルシトール2−ニトレートであ
    る特許請求の範囲第3項記載の化合物。 8 2−アミノ−2−デソキシ−1.4;3.6−ジア
    ンヒドロ−D−グルシトール5−ニトレートであ
    る特許請求の範囲第4項記載の化合物。 9 5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
    ンヒドロ−D−マンニトール2−ニトレートであ
    る特許請求の範囲第5項記載の化合物。 10 5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジ
    アンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートであ
    る特許請求の範囲第2項記載の化合物。 11 5−アセチルアミノ−5−デソキシ−
    1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニ
    トレートである特許請求の範囲第2項記載の化合
    物。 12 5−ニコチノイルアミノ−5−デソキシ−
    1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニ
    トレートである特許請求の範囲第2項記載の化合
    物。 13 5−(2−アセトキシベンゾイルアミノ)−
    5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イ
    ジトール2−ニトレートである特許請求の範囲第
    2項記載の化合物。 14 5−エチルアミノ−5−デソキシ−1.4;
    3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレ
    ートである特許請求の範囲第2項記載の化合物。 15 5−エチルアミノ−5−デソキシ−1.4;
    3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレ
    ートである特許請求の範囲第2項記載の化合物。 16 5−アダマント−1−イルアミノ−デソキ
    シ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2
    −ニトレートである特許請求の範囲第2項記載の
    化合物。 17 5−ジメチルアミノ−5−デソキシ−
    1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニ
    トレートである特許請求の範囲第2項記載の化合
    物。 18 5−ジメチルアミノ−5−デソキシ−
    1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニ
    トレートである特許請求の範囲第2項記載の化合
    物。 19 5−ピロリジノ−5−デソキシ−1.4;3.6
    −ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート
    である特許請求の範囲第2項記載の化合物。 20 5−ピペリジノ−5−デソキシ−1.4;3.6
    −ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート
    である特許請求の範囲第2項記載の化合物。 21 5−モルホリノ−5−デソキシ−1.4;3.6
    −ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート
    である特許請求の範囲第2項記載の化合物。 22 5−(4−メチルピペラジノ)−5−デソキ
    シ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2
    −ニトレートである特許請求の範囲第2項記載の
    化合物。 23 5−ピリドキシリデンアミノ−5−デソキ
    シ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2
    −ニトレートである特許請求の範囲第2項記載の
    化合物。 24 5−(N−ベンジル−N−メチルアミノ)−
    5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イ
    ジトール2−ニトレートである特許請求の範囲第
    2項記載の化合物。 25 5−〔N−(2−フエニルエチル)−N−メ
    チルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアン
    ヒドロ−L−イジトール2−ニトレートである特
    許請求の範囲第2項記載の化合物。 26 5−〔N−メチル−N−(3−フエニルプロ
    ピル)−アミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
    ンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートである
    特許請求の範囲第2項記載の化合物。 27 5−〔N−(4−フエニルブチル)−N−メ
    チルアミノ〕−5−デソキシ1.4;3.6−ジアンヒ
    ドロ−L−イジトール2−ニトレートである特許
    請求の範囲第2項記載の化合物。 28 5−〔N−メチル−N−(5−フエニルペン
    チル)−アミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
    ンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートである
    特許請求の範囲第2項記載の化合物。 29 5−(N−チンナミル−N−メチルアミノ)
    −5−デソキシ1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イ
    ジトール2−ニトレートである特許請求の範囲第
    2項記載の化合物。 30 5−ベンジルアミノ−5−デソキシ−
    1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニ
    トレートである特許請求の範囲第2項記載の化合
    物。 31 5−ジフエニルメチルアミノ−5−デソキ
    シ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2
    −ニトレートである特許請求の範囲第2項記載の
    化合物。 32 5−(2−フエニルエチルアミノ)−5−デ
    ソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトー
    ル2−ニトレートである特許請求の範囲第2項記
    載の化合物。 33 5−(3−フエニルプロピルアミノ)−5−
    デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
    ール2−ニトレートである特許請求の範囲第2項
    記載の化合物。 34 5−(4−フエニルブチルアミノ)−5−デ
    ソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトー
    ル2−ニトレートである特許請求の範囲第2項記
    載の化合物。 35 5−(5−フエニルペンチルアミノ)−5−
    デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
    ール2−ニトレートである特許請求の範囲第2項
    記載の化合物。 36 5−〔3−(3,4−ジメトキシフエニル)
    −プロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−
    ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートで
    ある特許請求の範囲第2項記載の化合物。 37 5−〔4−(4−メトキシフエノキシ)−ブ
    チルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアン
    ヒドロ−L−イジトール2−ニトレートである特
    許請求の範囲第2項記載の化合物。 38 5−〔N−(2−フエノキシエチル)−N−
    メチルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
    ンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートである
    特許請求の範囲第2項記載の化合物。 39 5−〔N−メチル−N−(3−フエノキシプ
    ロピル)−アミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジ
    アンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートであ
    る特許請求の範囲第2項記載の化合物。 40 5−(2−フエノキシエチルアミノ)−5−
    デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
    ール2−ニトレートである特許請求の範囲第2項
    記載の化合物。 41 5−(3−フエノキシプロピルアミノ)−5
    −デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジ
    トール2−ニトレートである特許請求の範囲第2
    項記載の化合物。 42 5−(4−フエノキシブチルアミノ)−5−
    デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
    ール2−ニトレートである特許請求の範囲第2項
    記載の化合物。 43 5−(5−フエノキシペンチルアミノ)−5
    −デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジ
    トール2−ニトレートである特許請求の範囲第2
    項記載の化合物。 44 5−(6−フエノキシヘキシルアミノ)−5
    −デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジ
    トール2−ニトレートである特許請求の範囲第2
    項記載の化合物。 45 5−(7−フエノキシヘプチルアミノ)−5
    −デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジ
    トール2−ニトレートである特許請求の範囲第2
    項記載の化合物。 46 5−(8−フエノキシオクチルアミノ)−5
    −デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジ
    トール2−ニトレートである特許請求の範囲第2
    項記載の化合物。 47 2−(3−フエノキシプロピルアミン)−2
    −デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グル
    シトール5−ニトレートである特許請求の範囲第
    4項記載の化合物。 48 2−(4−フエニルブチルアミノ)−2−デ
    ソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−クルシト
    ール5−ニトレートである特許請求の範囲第4項
    記載の化合物。 49 5−〔2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシ
    フエノキシ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−
    1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニ
    トレートである特許請求の範囲第2項記載の化合
    物。 50 5−〔2−ヒドロキシ−3−(3−メトキシ
    フエノキシ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−
    1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニ
    トレートである特許請求の範囲第2項記載の化合
    物。 51 5−〔2−ヒドロキシ−3−(2−メトキシ
    フエノキシ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−
    1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニ
    トレートである特許請求の範囲第2項記載の化合
    物。 52 5−〔2−ヒドロキシ−3−(2−エトキシ
    フエノキシ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−
    1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニ
    トレートである特許請求の範囲第2項記載の化合
    物。 53 5−〔2−ヒドロキシ−3−(2−アリロキ
    シフエノキシ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ
    −1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−
    ニトレートである特許請求の範囲第2項記載の化
    合物。 54 5−〔2−ヒドロキシ−3−(2−アリルフ
    エノキシ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−
    1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニ
    トレートである特許請求の範囲第2項記載の化合
    物。 55 5−〔2−ヒドロキシ−3−(2−シアノフ
    エノキシ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−
    1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニ
    トレートである特許請求の範囲第2項記載の化合
    物。 56 5−〔2−ヒドロキシ−3−(3−トリロキ
    シ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6
    −ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート
    である特許請求の範囲第2項記載の化合物。 57 5−〔2−ヒドロキシ−3−(3−トリフル
    オロメチルフエノキシ)−プロピルアミノ〕−5−
    デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
    ール−2−ニトレートである特許請求の範囲第2
    項記載の化合物。 58 5−〔2−ヒドロキシ−3−(4−カルバモ
    イルメチルフエノキシ)−プロピルアミノ〕−5−
    デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジト
    ール−2−ニトレートである特許請求の範囲第2
    項記載の化合物。 59 5−〔2−ヒドロキシ−3−(1−ナフチル
    ロキシ)−プロピル−アミノ〕−5−デソキシ−
    1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール−2−
    ニトレートである特許請求の範囲第2項記載の化
    合物。 60 5−〔2−ヒドロキシ−3−(1−ナフチロ
    キシ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;
    3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトール2−ニト
    レートである特許請求の範囲第3項記載の化合
    物。 61 5−〔2−ヒドロキシ−3−(1−オキソ−
    1・2・3・4−テトラヒドロ−5−ナフチロキ
    シ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6
    −ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート
    である特許請求の範囲第2項記載の化合物。 62 5−〔2−ヒドロキシ−3−(5・6・7・
    8−テトラヒドロ−1−ナフチロキシ)−プロピ
    ルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒ
    ドロ−L−イジトール2−ニトレートである特許
    請求の範囲第2項記載の化合物。 63 5−〔3−(3−トリフルオロメチルフエノ
    キシ)−プロピル−アミノ〕−5−デソキシ−
    1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−イジトール−2−
    ニトレートである特許請求の範囲第2項記載の化
    合物。 64 5−〔3−(4−トリロキシ)−プロピルア
    ミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−
    L−イジトール2−ニトレートである特許請求の
    範囲第2項記載の化合物。 65 5−〔3−(4−フルオロフエノキシ)プロ
    ピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアン
    ヒドロ−L−イジトール2−ニトレートである特
    許請求の範囲第2項記載の化合物。 66 5−〔3−(1−ナフチロキシ)−プロピル
    アミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒド
    ロ−L−イジトール2−ニトレートである特許請
    求の範囲第2項記載の化合物。 67 5−〔3−(4−メトキシフエノキシ)−プ
    ロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
    ンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートである
    特許請求の範囲第2項記載の化合物。 68 5−〔3−(2−メトキシフエノキシ)−プ
    ロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
    ンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートである
    特許請求の範囲第2項記載の化合物。 69 5−〔3−(2−メトキシフエノキシ)−プ
    ロピルアミノ)−5−デソキシ−1.4;3.6−ジア
    ンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートである
    特許請求の範囲第2項記載の化合物。 70 5−〔3−(2,6−ジメトキシフエノキ
    シ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−1・4;
    3・6−ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニト
    レートである特許請求の範囲第2項記載の化合
    物。 71 5−〔3−(3,5−ジメトキシフエノキ
    シ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6
    −ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート
    である特許請求の範囲第2項記載の化合物。 72 5−〔3−(2,3−ジメトキシフエノキ
    シ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6
    −ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート
    である特許請求の範囲第2項記載の化合物。 73 5−〔3−(4−クロロフエノキシ)−プロ
    ピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアン
    ヒドロ−L−イジトール2−ニトレートである特
    許請求の範囲第2項記載の化合物。 74 5−〔3−(2−クロロフエノキシ)−プロ
    ピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアン
    ヒドロ−L−イジトール2−ニトレートである特
    許請求の範囲第2項記載の化合物。 75 5−〔3−(3−クロロフエノキシ)−プロ
    ピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアン
    ヒドロ−L−イジトール2−ニトレートである特
    許請求の範囲第2項記載の化合物。 76 5−〔3−(3,4−ジクロロフエノキシ)
    −プロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−
    ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートで
    ある特許請求の範囲第2項記載の化合物。 77 5−〔3−(2,4−ジクロロフエノキシ)
    −プロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−
    ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレートで
    ある特許請求の範囲第2項記載の化合物。 78 5−〔3−(4−アセトアミドフエノキシ)
    −プロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3,6
    −ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート
    である特許請求の範囲第2項記載の化合物。 79 5−〔3−(3−ジメチルアミノフエノキ
    シ)−プロピルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6
    −ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート
    である特許請求の範囲第2項記載の化合物。 80 5−〔3−(4−クロロフエニル)−プロピ
    ルアミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒ
    ドロ−L−イジトール2−ニトレートである特許
    請求の範囲第2項記載の化合物。 81 5−〔4−(4−クロロフエニル)−ブチル
    アミノ〕−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒド
    ロ−L−イジトール2−ニトレートである特許請
    求の範囲第2項記載の化合物。 82 5−ニコチノイルアミノ−5−デソキシ−
    1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−マンニトール2−
    ニトレートである特許請求の範囲第5項記載の化
    合物。 83 5−N−メチル−N−ニコチノイルアミノ
    −5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−
    イジトール2−ニトレートである特許請求の範囲
    第2項記載の化合物。 84 一般式 (但し、R1及びR2は、互いに独立して水素原子
    又は炭素数1〜4の低級アルキルをを示す;ある
    いはR1は水素原子を示し、R2は脂肪族又は単一
    不飽和の又はメチル置換の炭素数2〜8のモノカ
    ルボン酸のアシル残基、又はニコチノイル、2−
    0−アセチルサリコイルないし1−アダマンチル
    基を示す;R1は水素原子を示し、R2は一般式
    aの2−ヒドロキシ−3−(置換基)−フエノキシ
    プロピル−1−イル基を示す、 R3は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
    又はアルケニル、トリフルオロメチル基、炭素数
    1〜4の低級アルコキシ又はアルケニロキシ、シ
    アノ類、又はカルバモイルメチル基を示す;R1
    は水素原子、R2は2−ヒドロキシ−3−(α−ナ
    フチロキシ)−プロピ−1−イル基を示し、ヒド
    ロキシプロピル類でエーテル化しないナフタレ
    ン・スケルトン環は全部又は部分的に水素化又は
    オキソ類に置換することができる;R1は水素原
    子又は炭素数1〜4の低級アルキル示し、R2
    一般式bのω−(置換基)−フエニル−アルキル
    類を示す、 nは1〜6の数であり、R4及びR5は、互いに
    独立して、水素原子、炭素数1〜4の低級アルキ
    ル、トリフルオロメチル基、炭素数1〜4の低級
    アルコキシ、塩素原子を示す;R1は水素原子又
    は低級アルキルを示し、R2はジフエニルメチル
    基又はチンナミル基を示す;R1は水素原子又は
    炭素数1〜4の低級アルキルを示し、R2は一般
    式cのω−(置換基)−フエノキシアルキルを示
    す、 mは2〜8の数であり、R6及びR7は互いに独
    立して、水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
    又はアルケニル、トリフルオロメチル基、炭素数
    1〜4の低級アルコキシ又はアルケニロキシ、ふ
    つ素又は塩素原子、アミノ基本又はアセチルアミ
    ノ基、炭素数1〜4のモノ又はジ低級アルキルア
    ミノ類を示す、又はR6及びR7は、フエニル基と
    共に、α−ナフチル基を形成する;R1及びR2は、
    両者を窒素原子に付加して、ヘテロ原子を含みう
    る5〜7員環の環状、非芳香族第2アミンの残基
    を表わす;R1及びR2は共にピリドキシリデン基
    を示す;及びその酸添加塩類も示す。〕 で示されるアミノデソキシ−1.4;3.6−ジアンヒ
    ドロヘキシトール・ニトレートの調製方法であつ
    て、下記(A)〜(D)からなる方法: (A) L−イソイダイド、D−イソソルバイド、又
    はD−イソーマンナイドをスルホン酸クロライ
    ドで、相応するモノ−0−アシル−1.4;3.6−
    ジアンヒドロヘキシトールに転化し、 (B) これを、アンモニア水溶液による加安分解又
    は、炭素数1〜4の第1ないし第2アルキルア
    ミン又は環状非芳香族第2アミンによる、アミ
    ン添加分解によつて、さらに適当な溶媒の添加
    で、反応して、相応するアミノデソキシ−
    1.4;3.6−ジアンヒドロ−ヘキシトールを得
    る、 (C) その後、このアミノデソキシ−1,4;3.6
    −ジアンヒドロヘキシトールの遊離ヒドロキシ
    基あるいはその酸添加塩を、硝酸、硝化酸、又
    は硝酸と氷酢酸/酢酸無水物との混合物によつ
    て尿素の存在下でエステル化して、相当のアミ
    ノデソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロヘキシト
    ール、ニトレートを得、 (D) その後、該ニトレートを、置換基R2に対応
    する反応性化合物、すなわち、カルボン酸クロ
    ライド、アルデヒド、ω−(置換基)−アリルア
    ルカリ・ハライド、ω−フエニル−アルケニル
    −ハライド、ω−(置換基)−アリルアルキル・
    メタン−スルホネート、ω−(置換基)−アリロ
    キシアルキル・ハライド、1,2−エポキシ−
    ω−(置換基)−フエノキシアルカン、1,2−
    エポキシ−ω−(置換基)−フエノキシアルカ
    ン、1,2−エポキシ−ω−(置換基)−(1−
    ナフチロキシ)−アルカン、又はω−(置換基)
    −フエノキシ−アルキルメタンスルホネート、
    と反応する。 85 一般式 〔但し、R1及びR2は、互いに独立して、水素原
    子又は炭素数1〜4の低級アルキルを示す;ある
    いはR1は水素原子を示し、R2は脂肪族又は単一
    不飽和の又はメチル置換の炭素数2〜8のモノカ
    ルボン酸のアシル残基、又はニコチノイル、2−
    0−アセチルサリコイルないし1−アダマンチル
    基を示す;R1は水素原子を示し、R2は一般式
    aの2−ヒドロキシ−3−(置換基)−フエノキシ
    プロピ−1−イル基を示す、 R3は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
    又はアルケニル、トリフルオロメチル基、炭素数
    1〜4の低級アルコキシ又はアルケニロキシ、シ
    アノ類、又はカルバモイルメチル基を示す;R1
    は水素原子、R2は2−ヒドロキシ−3−(α−ナ
    フチロキシ)−プロピ−1−イル基を示し、ヒド
    ロキシプロピル類でエーテル化しないナフタレ
    ン・スケルトン環は全部又は部分的に水素化又は
    オキソ類に置換することができる;R1は水素原
    子又は炭素数1〜4の低級アルキルを示し、R2
    は一般式bのω−(置換基)−フエニル−アルキ
    ル類を示す、 nは1〜6の数であり、R4及びR5は、互いに
    独立して、水素原子、炭素数1〜4の低級アルキ
    ル、トリフルオロメチル基、炭素数1〜4の低級
    アルコキシ、塩素原子を示す;R1は水素原子又
    は低級アルキルを示し、R2はジフエニルメチル
    基又はチンナミル基を示す;R1は水素原子又は
    炭素数1〜4の低級アルキル示し、R2は一般式
    cのω−(置換基)−フエノキシアルキルを示
    す、 mは2〜8の数であり、R6及びR7は互いに独
    立して、水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
    又はアルケニル、トリフルオロメチル基、炭素数
    1〜4の低級アルコキシ又はアルケニロキシ、ふ
    つ素又は塩素原子、アミノ基本又はアセチルアミ
    ノ基、炭素数1〜4のモノ又はジ低級アルキルア
    ミノ類を示す、又はR6及びR7は、フエニル基と
    共に、α−ナフチル基を形成する;R1及びR2は、
    両者を窒素原子に付加して、ヘテロ原子を含みう
    る5〜7員環の環状、非芳香族第2アミンの残基
    を表わす;R1及びR2は共にピリドキシリデン基
    を示す;及びその酸添加塩類も示す。〕 で示される5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6
    −ジアンヒドロ−L−イジトール・2−ニトレー
    トの調製方法であつて、下記(A′)〜(E′)か
    らなる方法; (A′) D−イソソルバイドを過剰のスルホン酸ク
    ロライド、又はトルエン・スルホニルクロライ
    ドと定量的に反応し、相応するイソソルバイ
    ド・ジ−アシレートを得、 (B′) これを、アンモニア水溶液による加安分解
    又は炭素数1〜4の第1又は第2アルキルアミ
    ンによる又は環状非芳香族第2アミンによるア
    ミン添加分解により反応して、相応する5−ア
    ミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジアンヒドロ
    −L−イジトール2−スルホネートを得る、 (C′) その後、(B′)で得た反応混合物を、酸性
    又はアルカリ性加水分解し、 (D′) この得た5−アミノ−5−デソキシ−1.4;
    3.6−ジアンヒドロ−L−イジトールの遊離ヒ
    ドロキシ基あるいはその酸添加塩を、硝酸、硝
    化酸、又は硝酸と氷酢酸/酢酸無水物との混合
    物によつて尿素の存在下でエステル化して、相
    当の5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6−ジ
    アンヒドロ−L−イジトール・2−ニトレート
    を得、 (E′) その後、該ニトレートを、置換基R2に対応
    する反応性化合物、すなわち、カルボン酸クロ
    ライド、アルデヒド、ω−(置換基)−アリルア
    ルカリ・ハライド、ω−フエニル−アルケニル
    −ハライド、ω−(置換基)−アリルアルキル・
    メタン−スルホネート、ω−(置換基)−アリロ
    キシアルキル・ハライド、1,2−エポキシ−
    ω−(置換基)−フエノキシアルカン、1,2−
    エポキシ−ω−(置換基)−フエノキシアルカ
    ン、1,2−エポキシ−ω−(置換基)−(1−
    ナフチロキシ)−アルカン、又はω−(置換基)
    −フエノキシ−アルキルメタンスルホネート、
    と反応する。 86 一般式 〔但し、R1及びR2は、互いに独立して、水素原
    子又は炭素数1〜4の低級アルキルを示す;ある
    いはR1は水素原子を示し、R2は脂肪族又は単一
    不飽和の又はメチル置換の炭素数2〜8のモノカ
    ルボン酸のアシル残基、又はニコチノイル、2−
    0−アセチルサリコイルないし1−アダマンチル
    基を示す;R1は水素原子を示し、R2は一般式
    aの2−ヒドロキシ−3−(置換基)−フエノキシ
    プロピ−1−イル基を示す、 R3は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
    又はアルケニル、トリフルオロメチル基、炭素数
    1〜4の低級アルコキシ又はアルケニロキシ、シ
    アノ類、又はカルバモイルメチル基を示す;R1
    は水素原子、R2は2−ヒドロキシ−3−(α−ナ
    フチロキシ)−プロピ−1−イル基を示し、ヒド
    ロキシプロピル類でエーテル化しないナフタレ
    ン・スケルトン環は全部又は部分的に水素化又は
    オキソ類に置換することができる;R1は水素原
    子又は炭素数1〜4の低級アルキルを示し、R2
    は一般式bのω−(置換基)−フエニル−アルキ
    ル類を示す、 nは1〜6の数であり、R4及びR5は、互いに
    独立して、水素原子、炭素数1〜4の低級アルキ
    ル、トリフルオロメチル基、炭素数1〜4の低級
    アルコキシ、塩素原子を示す;R1は水素原子又
    は低級アルキルを示し、R2はジフエニルメチル
    基又はチンナミル基を示す;R1は水素原子又は
    炭素数1〜4の低級アルキルを示し、R2は一般
    式cのω−(置換基)−フエノキシアルキルを示
    し、 mは2〜8の数であり、R6及びR7は互いに独
    立して、水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
    又はアルケニル、トリフルオロメチル基、炭素数
    1〜4の低級アルコキシ又はアルケニロキシ、ふ
    つ素又は塩素原子、アミノ基本又はアセチルアミ
    ノ基、炭素数1〜4のモノ又はジ低級アルキルア
    ミノ類を示す、又はR6及びR7は、フエニル基と
    共に、α−ナフチル基を形成する;R1及びR2は、
    両者を窒素原子に付加して、ヘテロ原子を含みう
    る5〜7員環の環状、非芳香族第2アミンの残基
    を表わす;R1及びR2は共にピリドキシリデン基
    を示す;及びその酸添加塩類も示す。〕 で示される5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6
    −ジアンヒドロ−D−グルシトール・2−ニレー
    トの調製方法であつて、下記(A″)〜(E″)か
    らなる方法: (A″) D−イソソルバイドを過剰のスルホン酸ク
    ロライド、又はトルエンスルホニルクロライド
    と定量的に反応し、相応するイソソルバイドジ
    アシレートを得、 (B″) これを、安息香酸ナトリウム塩と選択に反
    応し、相応する1.4;3.6−ジアンヒドロ−L−
    イジトール2−スルホネート5−ベンゾーエー
    トを得、 (C″) その後、この得た化合物を、アンモニア水
    溶液による加安分解又は炭素数1〜4の第1又
    は第2アルキルアミンによる又は環状非芳香族
    第2アミンによるアミン添加分解により反応し
    て、相応する5−アミノ−5−デソキシ−
    1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトールを
    得、安息香酸基は同時に加水分解的に分解す
    る、 (D″) このように得た5−アミノ−5−デソキシ
    −1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトール
    の遊離ヒドロキシ基あるいはその酸添加塩を、
    硝酸、硝化酸、又は硝酸と氷酢酸/酢酸無水物
    との混合物によつて尿素の存在下でエステル化
    して、相当の5−アミノ−5−デソキシ−
    1.4;3.6−ジアンヒドロ−D−グルシトール・
    2−ニトレートを得、 (E″) その後、該ニトレートを、置換基R2に対応
    する反応性化合物、すなわち、カルボン酸クロ
    ライド、アルデヒド、ω−(置換基)−アリルア
    ルカリ・ハライド、ω−フエニル−アルケニル
    −ハライド、ω−(置換基)−アリルアルキル・
    メタン−スルホネート、ω−(置換基)−アリロ
    キシアルキル・ハライド、1,2−エポキシ−
    ω−(置換基)−フエノキシアルカン、1,2−
    エポキシ−ω−(置換基)−フエノキシアルカ
    ン、1,2−エポキシ−ω−(置換基)−(1−
    ナフチロキシ)−アルカン、又はω−(置換基)
    −フエノキシ−アルキルメタンスルホネート、
    と反応する。 87 安息香酸ナトリウム塩との反応(B″)は、
    無水、両極性の中性溶媒、不活性ガス雰囲気下、
    100〜180℃で行うことを特徴とする特許請求の範
    囲第86項記載の方法。 88 加安分解又はアミン添加分解は、2〜
    20atsの圧力下及び90〜180℃で行うことを特徴と
    する特許請求の範囲第84、86又は87項記載
    の方法。 89 加安分解又はアミン添加分解は2〜20ats
    下、及び90〜120℃で行うことを特徴とする特許
    請求の範囲第85項記載の方法。 90 下記一般式のアミノデソキシ−1.4;3.6
    −ジアンヒドロヘキシトール・ニトレートおよび
    その薬理学上許容し得る酸付加塩を有効成分とす
    る冠動脈障害、狭心症、心ぞう梗塞、肺性高血圧
    のための治療薬; 但し、R1及びR2は、互いに独立して、水素原
    子又は炭素数1〜4の低級アルキルを示す;ある
    いはR1は水素原子を示し、R2は脂肪族又は単一
    不飽和の又はメチル置換の炭素数2〜8のモノカ
    ルボン酸のアシル残基、又はニコチノイル、2−
    0−アセチルサリコイルないし1−アダマンチル
    基を示す;R1は水素原子を示し、R2は一般式
    aの2−ヒドロキシ−3−(置換基)−フエノキシ
    プロピ−1−イル基を示す、 R3は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
    又はアルケニル、トリフルオロメチル基、炭素数
    1〜4の低級アルコキシ又はアルケニロキシ、シ
    アノ類、又はカルバモイルメチル基を示す;R1
    は水素原子、R2は2−ヒドロキシ−3−(α−ナ
    フチロキシ)−プロピ−1−イル基を示し、ヒド
    ロキシプロピル類でエーテル化しないナフタレ
    ン・スケルトン環は全部又は部分的に水素化又は
    オキシ類に置換することができる;R1は水素原
    子又は炭素数1〜4の低級アルキルを示し、R2
    は一般式bのω−(置換基)−フエニル−アルキ
    ル類を示す、 nは1〜6の数であり、R4及びR5は、互いに
    独立して、水素原子、炭素数1〜4の低級アルキ
    ル、トリフルオロメチル基、炭素数1〜4の低級
    アルコキシ、塩素原子を示す;R1は水素原子又
    は低級アルキルを示し、R2はジフエニルメチル
    基又はチンナミル基本を示す;R1は水素原子又
    は炭素数1〜4の低級アルキルを示し、R2は一
    般式cのω−(置換基)−フエノキシアルキルを
    示す、 mは2〜8の数であり、R6及びR7は互いに独
    立して、水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
    又はアルケニル、トリフルオロメチル基、炭素数
    1〜4の低級アルコキシ又はアルケニロキシ、ふ
    つ素又は塩素原子、アミノ基又はアセチルアミノ
    基、炭素数1〜4のモノ又はジ低級アルキルアミ
    ノ類を示す、又はR6及びR7は、フエニル基と共
    に、α−ナフチル基を形成する;R1及びR2は、
    両者を窒素原子に付加して、ヘテロ原子を含みう
    る5〜7員環の環状、非芳香族第2アミンの残基
    を表わす;R1及びR2は共にピリドキシリデン基
    を示す。 91 一般式 〔但し、R1及びR2は、互いに独立して、水素原
    子又は炭素数1〜4の低級アルキルを示す;ある
    いはR1は水素原子を示し、R2は脂肪族又は単一
    不飽和の又はメチル置換の炭素数2〜8のモノカ
    ルボン酸のアシル残基、又はニコチノイル、2−
    0−アセチルサリコイルないし1−アダマンチル
    基を示す;R1は水素原子を示し、R2は一般式
    aの2−ヒドロキシ−3−(置換基)−フエノキシ
    プロピ−1−イル基を示す、 R3は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
    又はアルケニル、トリフルオロメチル基、炭素数
    1〜4の低級アルコキシ又はアルケニロキシ、シ
    アノ類、又はカルバモイルメチル基を示す;R1
    は水素原子、R2は2−ヒドロキシ−3−(α−ナ
    フチロキシ)−プロピ−1−イル基を示し、ヒド
    ロキシプロピル類でエーテル化しないナフタレ
    ン・スケルトン環は全部又は部分的に水素化又は
    オキソ類に置換することができる;R1は水素原
    子又は炭素数1〜4の低級アルキルを示し、R2
    は一般式bのω−(置換基)−フエニル−アルキ
    ル類を示す、 nは1〜6の数であり、R4及びR5は、互いに
    独立して、水素原子、炭素数1〜4の低級アルキ
    ル、トリフルオロメチル基、炭素数1〜4の低級
    アルコキシ、塩素原子を示す;R1は水素原子又
    は低級アルキルを示し、R2はジフエニルメチル
    基又はチンナミル基を示す;R1は水素原子又は
    炭素数1〜4の低級アルキルを示し、R2は一般
    式cのω−(置換基)−フエノキシアルキルを示
    す、 mは2〜8の数であり、R6及びR7は互いに独
    立して、水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
    又はアルケニル、トリフルオロメチル基、炭素数
    1〜4の低級アルコキシ又はアルケニロキシ、ふ
    つ素又は塩素原子、アミノ基本又はアセチルアミ
    ノ基、炭素数1〜4のモノ又はジ低級アルキルア
    ミノ類を示す、又はR6及びR7は、フエニル基と
    共に、α−ナフチル基を形成する;R1及びR2は、
    両者を窒素原子に付加して、ヘテロ原子を含みう
    る5〜7員環の環状、非芳香族第2アミンの残基
    を表わす;R1及びR2は共にピリドキシリデン基
    を示す。〕 で示される5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6
    −ジアンヒドロ−L−イジトール2−ニトレート
    およびその薬理学上許容し得る酸付加塩を有効成
    分とする冠動脈障害、狭心症、心ぞう梗塞、肺性
    高血圧のための治療薬。 92 一般式 〔但し、R1及びR2は、互いに独立して、水素原
    子又は炭素数1〜4の低級アルキルを示す;ある
    いはR1は水素原子を示し、R2は脂肪族又は単一
    不飽和の又はメチル置換の炭素数2〜8のモノカ
    ルボン酸のアシル残基、又はニコチノイル、2−
    0−アセチルサリコイルないし1−アダマンチル
    基を示す;R1は水素原子を示し、R2は一般式
    aの2−ヒドロキシ−3−(置換基)−フエノキシ
    プロピ−1−イル基を示す、 R3は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
    又はアルケニル、トリフルオロメチル基、炭素数
    1〜4の低級アルコキシ又はアルケニロキシ、シ
    アノ類、又はカルバモイルメチル基を示す;R1
    は水素原子、R2は2−ヒドロキシ−3−(α−ナ
    フチロキシ)−プロピ−1−イル基を示し、ヒド
    ロキシプロピル類でエーテル化しないナフタレ
    ン・スケルトン環は全部又は部分的に水素化又は
    オキソ類に置換することができる;R1は水素原
    子又は炭素数1〜4の低級アルキルを示し、R2
    は一般式bのω−(置換基)−フエニル−アルキ
    ル類を示す、 nは1〜6の数であり、R4及びR5は、互いに
    独立して、水素原子、炭素数1〜4の低級アルキ
    ル、トリフルオロメチル基、炭素数1〜4の低級
    アルコキシ、塩素原子を示す;R1は水素原子又
    は低級アルキルを示し、R2はジフエニルメチル
    基又はチンナミル基を示す;R1は水素原子又は
    炭素数1〜4の低級アルキルを示し、R2は一般
    式cのω−(置換基)−フエノキシアルキルを示
    す、 mは2〜8の数であり、R6及びR7は互いに独
    立して、水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
    又はアルケニル、トリフルオロメチル基、炭素数
    1〜4の低級アルコキシ又はアルケニロキシ、ふ
    つ素又は塩素原子、アミノ基本又はアセチルアミ
    ノ基、炭素数1〜4のモノ又はジ低級アルキルア
    ミノ類を示す、又はR6及びR7は、フエニル基と
    共に、α−ナフチル基を形成する;R1及びR2は、
    両者を窒素原子に付加して、ヘテロ原子を含みう
    る5〜7員環の環状、非芳香族第2アミンの残基
    を表わす;R1及びR2は共にピリドキシリデン基
    を示す。〕 で示される5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6
    −ジアンヒドロ−D−グルシトール2−ニトレー
    トおよびその薬理学上許容し得る酸付加塩を有効
    成分とする冠動脈障害、狭心症、心ぞう梗塞、肺
    性高血圧のための治療薬。 93 一般式 〔但し、R1及びR2は、互いに独立して、水素原
    子又は炭素数1〜4の低級アルキルを示す;ある
    いはR1は水素原子を示し、R2は脂肪族又は単一
    不飽和の又はメチル置換の炭素数2〜8のモノカ
    ルボン酸のアシル残基、又はニコチノイル、2−
    0−アセチルサリコイルないし1−アダマンチル
    基を示す;R1は水素原子を示し、R2は一般式
    aの2−ヒドロキシ−3−(置換基)−フエノキシ
    プロピ−1−イル基を示す、 R3は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
    又はアルケニル、トリフルオロメチル基、炭素数
    1〜4の低級アルコキシ又はアルケニロキシ、シ
    アノ類、又はカルバモイルメチル基を示す;R1
    は水素原子、R2は2−ヒドロキシ−3−(α−ナ
    フチロキシ)−プロピ−1−イル基を示し、ヒド
    ロキシプロピル類でエーテル化しないナフタレ
    ン・スケルトン環は全部又は部分的に水素化又は
    オキソ類に置換することができる;R1は水素原
    子又は炭素数1〜4の低級アルキルを示し、R2
    は一般式bのω−(置換基)−フエニル−アルキ
    ル類を示す、 nは1〜6の数であり、R4及びR5は、互いに
    独立して、水素原子、炭素数1〜4の低級アルキ
    ル、トリフルオロメチル基、炭素数1〜4の低級
    アルコキシ、塩素原子を示す;R1は水素原子又
    は低級アルキルを示し、R2はジフエニルメチル
    基又はチンナミル基を示す;R1は水素原子又は
    炭素数1〜4の低級アルキルを示し、R2は一般
    式cのω−(置換基)−フエノキシアルキルを示
    す、 mは2〜8の数であり、R6及びR7は互いに独
    立して、水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
    又はアルケニル、トリフルオロメチル基、炭素数
    1〜4の低級アルコキシ又はアルケニロキシ、ふ
    つ素又は塩素原子、アミノ基本又はアセチルアミ
    ノ基、炭素数1〜4のモノ又はジ低級アルキルア
    ミノ類を示す、又はR6及びR7は、フエニル基と
    共に、α−ナフチル基を形成する;R1及びR2は、
    両者を窒素原子に付加して、ヘテロ原子を含みう
    る5〜7員環の環状、非芳香族第2アミンの残基
    を表わす;R1及びR2は共にピリドキシリデン基
    を示す。〕 で示される2−アミノ−2−デソキシ−1.4;3.6
    −ジアンヒドロ−D−グルシトール5−ニトレー
    トおよびその薬理学上許容し得る酸付加塩を有効
    成分とする冠動脈障害、狭心症、心ぞう梗塞、肺
    性高血圧のための治療薬。 94 一般式 〔但し、R1及びR2は、互いに独立して、水素原
    子又は炭素数1〜4の低級アルキルを示す;ある
    いはR1は水素原子を示し、R2は脂肪族又は単一
    不飽和の又はメチル置換の炭素数2〜8のモノカ
    ルボン酸のアシル残基、又はニコチノイル、2−
    0−アセチルサリコイルないし1−アダマンチル
    基を示す;R1は水素原子を示し、R2は一般式
    aの2−ヒドロキシ−3−(置換基)−フエノキシ
    プロピ−1−イル基を示す、 R3は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
    又はアルケニル、トリフルオロメチル基、炭素数
    1〜4の低級アルコキシ又はアルケニロキシ、シ
    アノ類、又はカルバモイルメチル基を示す;R1
    は水素原子、R2は2−ヒドロキシ−3−(α−ナ
    フチロキシ)−プロピ−1−イル基を示し、ヒド
    ロキシプロピル類でエーテル化しないナフタレ
    ン・スケルトン環は全部又は部分的に水素化又は
    オキソ類に置換することができる;R1は水素原
    子又は炭素数1〜4の低級アルキルを示し、R2
    は一般式bのω−(置換基)−フエニル−アルキ
    ル類を示す、 nは1〜6の数であり、R4及びR5は、互いに
    独立して、水素原子、炭素数1〜4の低級アルキ
    ル、トリフルオロメチル基、炭素数1〜4の低級
    アルコキシ、塩素原子を示す;R1は水素原子又
    は低級アルキルを示し、R2はジフエニルメチル
    基又はチンナミル基を示す;R1は水素原子又は
    炭素数1〜4の低級アルキルを示し、R2は一般
    式cのω−(置換基)−フエノキシアルキルを示
    す、 mは2〜8の数であり、R6及びR7は互いに独
    立して、水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル
    又はアルケニル、トリフルオロメチル基、炭素数
    1〜4の低級アルコキシ又はアルケニロキシ、ふ
    つ素又は塩素原子、アミノ基本又はアセチルアミ
    ノ基、炭素数1〜4のモノ又はジ低級アルキルア
    ミノ類を示す、又はR6及びR7は、フエニル基と
    共に、α−ナフチル基を形成する;R1及びR2は、
    両者を窒素原子に付加して、ヘテロ原子を含みう
    る5〜7員環の環状、非芳香族第2アミンの残基
    を表わす;R1及びR2は共にピリドキシリデン基
    を示す。〕 で示される5−アミノ−5−デソキシ−1.4;3.6
    −ジアンヒドロ−D−マンニトール2−ニトレー
    トおよびその薬理学上許容し得る酸付加塩を有効
    成分とする冠動脈障害、狭心症、心ぞう梗塞、肺
    性高血圧のための治療薬。
JP56116324A 1980-07-25 1981-07-24 Aminodesoxy-1,4;3,6-dianhydrohexitol nitrate, preparation and drug composition Granted JPS5758686A (en)

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