JPH0256308A - 布付搬送ベルト - Google Patents

布付搬送ベルト

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JPH0256308A
JPH0256308A JP20570488A JP20570488A JPH0256308A JP H0256308 A JPH0256308 A JP H0256308A JP 20570488 A JP20570488 A JP 20570488A JP 20570488 A JP20570488 A JP 20570488A JP H0256308 A JPH0256308 A JP H0256308A
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JP
Japan
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belt
cloth
polyether polyurethane
polyurethane
water
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JP20570488A
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Yoshifumi Kojima
好文 小島
Kazumi Saito
斉藤 一美
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Nippon Mektron KK
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Nippon Mektron KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、搬送面に粗い凹凸や搬送物の形状に合わせた
プロフィルを設けることなく、種々の搬送物を位置ずれ
することな(搬送することができ、特に高水湿潤下にお
いて優れた性能を発現する布付搬送ベルトに関する。
〔従来の技術〕
従来ベルトによる自動化ライン搬送においては、搬送物
の移動やズレを防止するため、ベルトの搬送面に搬送物
形状に合わせた形状のプロフィルを固定するか、凹凸を
設けるか或いは低硬度のポリエステル系ポリウレタンフ
ィルムをベルト本体に直接貼着していた。
〔発明が解決しようとする技術課題〕
しかしながら、プロフィル付ベルトは搬送物の形状が変
わる度に取付けたプロフィルを変更しなければならず、
これは非常に手間を要する作業であった。また、凹凸を
有する搬送ベルトは搬送物に対するグリップ効果が充分
ではなく、搬送物の種類、特に軽い搬送物にあっては、
多少の滑りは免れなかった。更に、低硬度ポリエステル
系ポリウレタンフィルム付搬送ベル1−は乾燥状態での
摩擦、摩耗による耐久性が不充分である上、水湿潤下に
おいてグリップ性及び耐久性が著しく低下した。
そこで、搬送物の形状に関係な(搬送できる汎用性を有
し、搬送物の重量に無関係にベルトの動きに正確に追従
できるグリップ性を有すると共に、乾燥状態は勿論、水
湿潤下において長時間使用しても材料の劣化を起こさず
、長く初期の性能を維持し得る搬送ベルトが求められて
いた。
〔課題解決の手段〕
本発明は上記課題を解決することを目的とし、その構成
は、ヘルドの外周面にポリエーテル系ポリウレタン被覆
を施した布を貼着した搬送ベルトであって、上記ポリエ
ーテル系ポリウレタンのJIS A硬度が30〜80で
あることを特徴とする。
本発明に係るベルト本体には、熱可塑性ポリウレタンエ
ラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー、熱可
塑性ポリオレフィンエラストマー熱可塑性ポリアミドエ
ラストマー、その他の熱可塑性エラストマー素材を使用
し、JISΔ硬度は一般に80〜95である。本発明の
ベルトは平ベルト、歯付ベルト、■ベルトなどに使用さ
れる。
ベルトの外周面にはポリエーテル系ポリウレタンを被覆
した布地を貼着する。このポリエーテル系ポリウレタン
層はJIS A硬度が30〜80、好ましくは40〜7
0である。ポリエーテル系ポリウレタンは硬度がJIS
A30〜80の範囲で一般のポリエステル系ポリウレタ
ンよりもはるかに高い摩擦係数を示し、特に水潤滑時に
も摩擦係数がほとんど低下しない。このようなポリエー
テル系ポリウレタンのみの層の厚さは10μ以上であり
、好ましくは30μ以上、より好ましくは50μ以上で
ある。ポリエーテル系ポリウレタンは布巾の間隙内にも
充分に浸透していることが好ましい。
厚さ10μ未満では好ましい特性を充分に長(持続する
ことができない。布としては特に限定はないが耐久性の
あるナイロン、ポリエステルなどの素材が好ましい。
ポリエーテル系ポリウレタンには0.1〜2重景%のシ
リコーンオイルを配合し、組成物として用いることもで
きる。シリコーンオイルの配合によりシリコーンの有す
る優れた撥水性との相乗効果によりポリエーテル系ポリ
ウレタンの撥水性を更に向上でき、水に対してより安定
なものとなる。
配合するシリコーンオイルとしては、ジメチルポリシロ
キサン、メチルフェニルポリシロキサン、アルキル変性
シリコーン、アミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリ
コーン、アルコール変性シリコーンなどが挙げられ、粘
度が100〜10万CS、好ましくは1000〜1万c
sである。
布地にポリエーテル系ポリウレタンまたはその組成物を
被覆するには公知の方法が採用され、例えばカレンダー
加工、ジメチルホルムアミド、メチルエチルケトン、ト
ルエンなどの溶剤に溶解した溶液の塗布或いはフィルム
状物の熱融着などにより行われる。
〔作用〕
本発明は搬送ベルトの外周に、ポリエーテル系ポリウレ
タン又はその組成物を含浸した布地を貼着した結果、ポ
リエーテル系ポリウレタンはt8水性を有するため、水
潤滑時においてもポリエーテル系ポリウレタンと被搬送
物との間に実質的に水が存在できなくなり、水が存在し
ても本来の高摩擦係数を維持することができる。
更に0.1〜2重量%のシリコーンオイルを配合して用
いるとポリエーテル系ポリウレタンの高い摩擦係数にシ
リコーンオイルの18水性増強効果が負荷され、被搬送
物の滑り防止効果は一段と優れたものとなる。
また、低荷重の搬送物を搬送する場合であっても布がク
ツション効果を有し、グリップ効果を向上させ、ベルト
の動きに対して搬送物がずれることなく充分に追随でき
る。更に、搬送面の摩擦、摩耗耐久性は表面のポリエー
テル系ポリウレタンまたはその組成物層が摩耗してなく
なった後も、布とポリエーテル系ポリウレタンまたは組
成物とが一体化した層が存在することにより布層までが
摩耗し尽くすまで当初の効果を持続し得る。
〔実施例1〕 第1図は本発明布付搬送ベルトの1実施例の横断した状
態の斜視図である。■は歯付ベルト本体であり、本実施
例においてはJIS A硬度90のポリウレタンゴムを
用いた。2は歯であり、3は抗張体である。4は布地で
あり、本実施例においてはナイロン製の厚さ0.5mm
0平織を用いた。この布地4にJIS A硬度70のポ
リエーテル系ポリウレタンをカレンダー加工により被覆
した。被覆層を充分に厚くしたため、布地の上にもポリ
エーテル系ポリウレタンのみからなる被覆層5が形成さ
れ、その厚みは0.5mmであった。
ベルトの成形方法としては、ポリウレタン製歯付ベルト
の外周面にポリエーテル系ポリウレタンを被覆した布地
をベルト成形時に貼着した。その結果、布地の裏面がポ
リウレタン製ベルト本体1に埋込まれ確実に貼着して一
体化した。
このようにして得たベルトを銘木式摩擦摩耗試験機を用
い、相手材として5S−41を用いて静止摩擦係数(μ
)を測定し、第1表に示す結果を得た。
なお、 条件■は荷重15Kg、線速度96mm /秒、乾燥状
態条件■は荷重15Kg、線速度96■/秒、水潤滑状
態条件■は荷重15Kg、線速度96mm /秒、乾燥
状態(水中80℃X 1000hrs浸漬後のサンプル
)であった。
第 表 なお、比較例1としては外周にJIS A硬度70のポ
リエーテル型ポリウレタン層を設けた布なしベルトを用
いた。
比較例2としては、外周にJIS A硬度70のポリエ
ステル型ポリウレタン層を設けた布付ベルトを用いた。
比較例3としては外周にJIS A硬度70のポリエス
テル型ポリウレタン層を設けた布なしベルトを用いた。
比較例2及び比較例3は、水中80℃X 1000時間
の浸漬により材料劣化が生じていることが確認された。
実施例1及び比較例1の布地を被覆したポリウレタン層
を形成しているベルトの表面層の材料自身について、ポ
リエーテル型ポリウレタン被覆素材と比較例2及び比較
例3のポリエステル型ボリウレクン被覆素材について、
水中80℃×1000時間の浸漬による引張強度の経時
変化を第2図に示した。
また、本発明に係る搬送ベルトは剥離強度も太き(、す
なわち、ベルト接触回数(プーリーとベルトの延べ接触
回数)が1×107でも剥離性に何ら問題がなく、しか
も、被覆層もほとんど摩耗しないで残っており、初期の
静止摩擦係数を維持した。
〔実施例2〕 ポリジメチルポリシロキサンオイル(粘度1000C3
)を1実施%添加したJIS A硬度70のポリエーテ
ル系ポリウレタンを実施例1と同様の布地にカレンダー
加工により被覆した。被覆層の厚みは0.5mmである
。摩擦、摩耗試験の結果を第1表に併記した。
〔効果〕
本発明によれば、被搬送物の滑りを防止しグリップ効果
を高め、ベルトの動きに対して正確な搬送が可能となっ
た。更に、水潤滑下においても従来の搬送ベルトに比し
て初期性能を数倍も長く維持させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の布付搬送ベルトの1実施例の横断した
状態の斜視図であり、第2図は実施例のポリエーテル型
ポリウレタンと比較例のポリエステル型ポリウレタンと
の水中に浸漬した場合の引張強度の変化率を示すグラフ
である。 図面中、符号 ■はベルト本体、2は歯、3は抗張体、4は布地、5は
被覆層である。 1゜ 2゜ 3゜ 4゜ 手続補正書 平成1年2月ノ日 特許庁長官 吉 1)文 毅 殿 事件の表示 昭和63年特許願第205704号 発明の名称 布付搬送ベルト 補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 東京都港区芝大門−丁目12番15号名称 日本
メクトロン株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ベルトの外周面にポリエーテル系ポリウレタン被
    覆を施した布を貼着した搬送ベルトであって、上記ポリ
    エーテル系ポリウレタンのJISA硬度が30〜80で
    ある布付搬送ベルト。
  2. (2)ポリエーテル系ポリウレタンに、粘度100〜1
    0万csのシリコーンオイルを0.1〜2重量%添加し
    た請求項1記載の布付搬送ベルト。
JP63205704A 1988-08-20 1988-08-20 布付搬送ベルト Expired - Lifetime JPH0688647B2 (ja)

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JP63205704A JPH0688647B2 (ja) 1988-08-20 1988-08-20 布付搬送ベルト

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JPH0256308A true JPH0256308A (ja) 1990-02-26
JPH0688647B2 JPH0688647B2 (ja) 1994-11-09

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11142619A (ja) * 1997-11-13 1999-05-28 Nitto Denko Corp ノングレア層及びノングレアシート
JP2001153186A (ja) * 1999-11-24 2001-06-08 Nitta Ind Corp 平ベルト

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JPS61160103U (ja) * 1985-03-27 1986-10-03

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