JPH09202417A - 搬送ベルト - Google Patents

搬送ベルト

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JPH09202417A
JPH09202417A JP1025696A JP1025696A JPH09202417A JP H09202417 A JPH09202417 A JP H09202417A JP 1025696 A JP1025696 A JP 1025696A JP 1025696 A JP1025696 A JP 1025696A JP H09202417 A JPH09202417 A JP H09202417A
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JP
Japan
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cover rubber
rubber
back cover
belt
conveyor belt
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JP1025696A
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English (en)
Inventor
Shoji Nakamura
彰二 中村
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト浮上式コンベヤの搬送ベルトのカーリ
ングを防止して、搬送管内壁に馴染み易くする。 【解決手段】 搬送管内壁に沿って断面略U字形状に弾
性変形し、搬送管内をエア圧により浮上した状態で走行
して搬送物を搬送する搬送ベルトBを、搬送物が積載さ
れる表カバーゴムTRと裏カバーゴムURとで構成す
る。この際、自由状態でカーリングしないよう表カバー
ゴムTRの加硫前後の寸法変化率を裏カバーゴムURよ
りも小さく、かつ表カバーゴムTR及び裏カバーゴムU
Rを異なる厚みに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送時、搬送ベル
トをエア圧により浮上させるいわゆるベルト浮上式コン
ベヤの搬送ベルトの改良に関し、特にカーリング対策に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ベルト浮上式コンベヤの搬送ベ
ルトは、ヘッドプーリとテールプーリとにエンドレスに
掛け渡され、円管からなる搬送管内に搬送上流端及び搬
送下流端を除く大半が挿入配置され、該挿入部分は断面
略U字形状に弾性変形して搬送管内壁に沿っている。
【0003】そして、上記搬送ベルトは、搬送管底部か
ら吹き出すエアにより浮上し、駆動装置の起動により搬
送管内を浮上状態で走行することで搬送物を搬送するよ
うになっている(特開平4−317911号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ベルト浮上式コンベヤの搬送ベルトでは、走行抵抗を低
減させる観点からベルト全体が搬送管内壁に馴染むこと
が要求される。このためには、搬送ベルトをベルト幅方
向にカーリングしないように作製することが重要な課題
となる。
【0005】また、搬送ベルトは、その搬送管内におけ
る配置形状(断面略U字形状)からして柔軟性のある低
剛性のものが望ましいが、このようなゴムは、一般に通
常のゴムに比べて耐摩耗性が劣るため、搬送物が積載さ
れる表面側には採用し難い。さりとて、硬度の高いゴム
を採用したのでは、搬送ベルトが搬送管内壁に馴染み難
くなる。したがって、搬送管内壁への馴染みと耐摩耗性
との双方の条件を満たす何らかの対策が望まれる。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、カーリングせず、ベル
ト浮上式コンベヤの搬送管の内壁に馴染み易い搬送ベル
トを提供しようとすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、搬送物が積載される表側とその裏側とで
カバーゴムの加硫前後の寸法変化率及び厚みを工夫して
カーリングを防止したことを特徴とする。
【0008】具体的には、本発明は、断面略U字形状に
弾性変形して搬送管内壁に沿った状態で該搬送管を貫挿
し、該搬送管内をエア圧により浮上した状態で走行して
搬送物を搬送する搬送ベルトを対象とし、次のような解
決手段を講じた。
【0009】すなわち、本発明の第1の解決手段は、厚
み方向の上側部分を構成し上記搬送物が積載される表カ
バーゴムと、厚み方向の下側部分を構成する裏カバーゴ
ムとで搬送ベルトを構成する。この際、自由状態でカー
リングしないよう上記表カバーゴム及び裏カバーゴムの
加硫前後の寸法変化率及び厚みを共に同じに設定したこ
とを特徴とする。
【0010】上記の構成により、本発明の第1の解決手
段では、表カバーゴム及び裏カバーゴムは共に、加硫前
後の寸法変化率及び厚みが同じであり、搬送ベルトは表
裏でバランスがとれて自由状態でカーリングせず、偏平
状態にある。このような搬送ベルトは、ベルト浮上式コ
ンベヤの搬送管内でその内壁に十分に沿い、断面略U字
形状に弾性変形してベルト全体が搬送管内壁に均一に馴
染む。
【0011】したがって、上記搬送ベルトを搬送管内で
エア圧により浮上させて走行させると、搬送ベルトの裏
カバーゴムは搬送管内壁とベルト幅方向全体に一定の距
離を保ち、搬送管内壁に接触し難くなって走行抵抗が低
減する。
【0012】本発明の第2の解決手段は、厚み方向の上
側部分を構成し上記搬送物が積載される表カバーゴム
と、厚み方向の下側部分を構成する裏カバーゴムとで搬
送ベルトを構成する。この際、自由状態でカーリングし
ないよう上記表カバーゴムの加硫前後の寸法変化率を裏
カバーゴムよりも小さく、かつ表カバーゴム及び裏カバ
ーゴムを異なる厚みに設定したことを特徴とする。
【0013】上記の構成により、本発明の第2の解決手
段では、表カバーゴムの加硫前後の寸法変化率が裏カバ
ーゴムよりも小さく、かつ表カバーゴム及び裏カバーゴ
ムの厚みが異なっており、この両カバーゴムの違いによ
り搬送ベルトは表裏でバランスがとれて自由状態でカー
リングせず、偏平状態にある。
【0014】したがって、第1の解決手段と同様に、搬
送ベルトは、ベルト浮上式コンベヤの搬送管内で断面略
U字形状に弾性変形してベルト全体が搬送管内壁に均一
に馴染み、浮上走行中、搬送管内壁との間でベルト幅方
向全体に一定の距離を保ち、搬送管内壁に接触し難くな
って走行抵抗が低減する。
【0015】また、この場合、表カバーゴムとして耐摩
耗性に優れたゴムを、裏カバーゴムとして柔軟性のある
低剛性のゴムをそれぞれ採用すれば、搬送管内壁への馴
染みと耐摩耗性との双方の条件を備え、搬送物を積載し
て搬送する搬送ベルトとして好適である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
【0017】(実施の形態1)図1(a)は本発明の実
施の形態1に係る搬送ベルトBを示す。該搬送ベルトB
は、例えば石炭や石灰石等の塊、粒状物及び粉状物等の
搬送物(図3に仮想線にて示す)Gが積載される表カバ
ーゴムTRと、該表カバーゴムTRの裏面に一体に接合
された裏カバーゴムURとからなり、上記表カバーゴム
TRは搬送ベルトBの厚み方向の上側部分を、上記裏カ
バーゴムURは搬送ベルトBの厚み方向の下側部分をそ
れぞれ構成している。両者は一体に融合してその境目は
判然としないが、両者の境目に相当する箇所には、2プ
ライの帆布Fが心体として全体に亘って埋設されてい
る。そして、上記表カバーゴムTR及び裏カバーゴムU
Rの厚みt1,t2は同じに設定されている。したがっ
て、上記心体帆布Fは搬送ベルトBの厚み方向の真中に
配置されている。
【0018】上記表カバーゴムTR及び裏カバーゴムU
Rは、例えば同じ材質のものであり、加硫前後の寸法変
化率が共に同じに設定され、上述の如く厚みt1,t2
も同じであることから、表裏でバランスがとれて自由状
態でカーリングしないようになっている。
【0019】(実施の形態2)図1(b)は本発明の実
施の形態2に係る搬送ベルトBを示す。該搬送ベルトB
も、実施の形態1と同様に、搬送物Gが積載される表カ
バーゴムTRと、該表カバーゴムTRの裏面に一体に接
合された裏カバーゴムURとからなり、上記表カバーゴ
ムTRは搬送ベルトBの厚み方向の上側部分を、上記裏
カバーゴムURは搬送ベルトBの厚み方向の下側部分を
それぞれ構成している。両者は一体に融合してその境目
は判然としないが、両者の境目に相当する箇所には、2
プライの帆布Fが心体として全体に亘って埋設されてい
る。そして、表カバーゴムTR及び裏カバーゴムURは
異なる厚みに設定されている。本例では、表カバーゴム
TRの厚みt1が裏カバーゴムURの厚みt2よりも薄
く設定されている。したがって、上記心体帆布Fは搬送
ベルトBの厚み方向の上側部分に偏って配置されてい
る。
【0020】上記表カバーゴムTR及び裏カバーゴムU
Rは、異なる材質のものであり、表カバーゴムTRの加
硫前後の寸法変化率が裏カバーゴムURの加硫前後の寸
法変化率よりも小さく設定されている。そして、両者の
厚みt1,t2の比率と加硫前後の寸法変化率の比率
は、表裏でバランスがとれるよう搬送ベルトBが自由状
態でカーリングしない範囲に設定されている。
【0021】なお、本例では、表カバーゴムTRの厚み
t1を裏カバーゴムURの厚みt2よりも薄く設定して
いるが、両者を構成するゴム種によっては、これとは逆
に表カバーゴムTRの厚みt1を裏カバーゴムURの厚
みt2よりも厚く設定してもよく、要は搬送ベルトBが
自由状態でカーリングしないように表裏でバランスがと
れるようにすればよい。
【0022】上述の如く構成された実施の形態1,2に
係る搬送ベルトBは、図2〜4に示すベルト浮上式コン
ベヤCに適用され、搬送物Gを積載して目的地まで搬送
する。このベルト浮上式コンベヤCの構成を簡単に説明
する。
【0023】上記ベルト浮上式コンベヤCは共に、断面
円形の外管1と内管2とからなる2重構造の搬送管3を
備えてなり、該搬送管3の両端にはヘッドカバー4及び
テールカバー5がそれぞれ接続され、上記ヘッドカバー
4内に配置された従動プーリとしてのヘッドプーリ6
と、上記テールカバー5内に配置された駆動プーリとし
てのテールプーリ7とに上記搬送ベルトBが掛け渡さ
れ、該搬送ベルトBは、上記搬送管3を貫挿し、搬送上
流端(図2右端)及び搬送下流端(図2左端)を除く大
半が断面略U字形状に弾性変形して上記搬送管3の外管
1及び内管2の内部に沿った状態で配置されている。そ
して、上記テールプーリ7を図示しないモータの起動に
より回転させ、搬送ベルトBを走行させて内管2内部と
外管1内部との間で循環させるようになっている。この
際、搬送ベルトBを後述する浮上手段によって外管1及
び内管2の内壁から浮き上がらせるようにする。
【0024】また、上記内管2の搬送上流端には、搬送
物Gを投入する投入ダクト8が突設され、搬送下流端で
あるテールカバー5の下端には、搬送物Gを排出する排
出口9が開設されている。
【0025】さらに、上記外管1及び内管2にはエアダ
クト10が全長に亘ってそれぞれ設けられ、該各エアダ
クト10はブロア11に給気管12によって接続され、
ブロア11の起動によって圧送されるエアを給気管12
及び各エアダクト10を経て細孔1a,2aから外管1
及び内管2内に吹き出し、上記搬送ベルトBをこの吹き
出すエア圧により浮上させ、モータの起動により外管1
及び内管2の内部を浮上状態で走行させることで、上記
投入ダクト8から投入された搬送物Gを搬送し、排出口
9から排出するようになっている。
【0026】図2中、13は外管1及び内管2の内部に
吹き出されたエアを外部に排出する排気ダクト、14は
外管1及び内管2の内部を点検する点検窓である。
【0027】このベルト浮上式コンベヤCに適用される
実施の形態1,2に係る搬送ベルトBは共に、表裏でバ
ランスがとれて自由状態でカーリングしないので、ベル
ト全体を断面略U字形状に弾性変形させて搬送管3の外
管1及び内管2の内壁に均一に馴染ませることができ、
浮上状態で走行する搬送ベルトBと外管1及び内管2の
内壁との距離を一定に保って走行抵抗を低減することが
できる。
【0028】加えて、実施の形態2に係る搬送ベルトB
では、表カバーゴムTRとして耐摩耗性に優れたゴム
を、裏カバーゴムURとして柔軟性のある低剛性のゴム
をそれぞれ採用することで、搬送管3内壁への馴染みと
積載面の耐摩耗性とによって長期使用に十分に耐えるこ
とができる。
【0029】次に、このことを実証するために、本発明
を具体的に説明する。
【0030】表1に示すような2種類のゴムを用意し
た。この2種類のゴムは共に天然ゴムであり、表1中、
R1は表裏異種ゴムである場合の表カバーゴムTRを構
成する超耐摩耗性のあるゴムであり、R2は裏カバーゴ
ムURを構成する柔硬度でかつ耐摩耗性のあるゴムであ
る。以下に示す表2〜7においても同様である。
【0031】表1中、物性を表すTB は引張強度、EB
は切断時伸び、TR は引裂強度、HS は硬度であり、実
測値はJIS K 6301の「加硫ゴム物理試験方
法」に準拠するものである。DIN摩耗(摩耗し易さ)
の実測値はJIS K 6264の「加硫ゴムの摩耗試
験方法」に準拠するものである。
【0032】
【表1】
【0033】上記2種類のゴムを用いて搬送ベルトBの
テストピースP(図5(a),(b)参照)を作製し
た。このテストピースPは縦100mm、横500mm、厚
み7.2mmの矩形板状のものであり、18種類用意し
た。このテストピースPのゴム種は、表2〜5に示すN
o.1からNo.5までが表1に示す超耐摩耗性ゴムR
1であり、表裏共にこの超耐摩耗性ゴムR1で作製され
ている。表2〜5に示すNo.6からNo.10までが
表1に示す柔硬度耐摩耗性ゴムR2であり、表裏共にこ
の柔硬度耐摩耗性ゴムR2で作製されている。表2〜5
に示すNo.11からNo.18までが表1に示す超耐
摩耗性ゴムR1を表カバーゴムTRに、表1に示す柔硬
度耐摩耗性ゴムR2を裏カバーゴムURにそれぞれ用い
たものである。上記18種のテストピースPの表カバー
ゴムTR及び裏カバーゴムURを構成するゴム種、厚み
及び表裏の厚みの比率を表2に示す。
【0034】
【表2】
【0035】テストピースPの表カバーゴムTRと裏カ
バーゴムURとの間に埋設される心体帆布Fとしては、
ナイロン繊維の経糸及び緯糸を150メッシュに織成し
て2プライにし、これをニトリルゴム(NBR)でトッ
プコートしたものを用いた。厚みは1.8mmである。
【0036】上記テストピースP(表カバーゴムTR及
び裏カバーゴムUR)の加硫条件は、下記の如くであ
る。
【0037】温度:150℃ 時間: 14min. 圧力:2.8MPa 作製されたテストピースPの表カバーゴムTR及び裏カ
バーゴムUR(共に心体帆布F入り)の加硫前後の寸法
変化とカーリング量(4角の浮き量、中央部の浮き量)
とを下記の要領にて測定し、その結果を表3〜5、図6
及び図7に示す。
【0038】また、上記のテストピースPは心体帆布F
入りで完成品としての搬送ベルトBを模したものである
が、これに用いる表カバーゴムTR及び裏カバーゴムU
R単体(厚み7.2mm)の加硫前後の寸法変化結果を表
6に、心体帆布F単体のそれを表7にそれぞれ示す。用
いたテストピースPの形状及び加硫条件は、心体帆布F
の加硫時間が13min.であるほかは上記心体帆布F入り
の場合と同じである。
【0039】<加硫前後の寸法変化の測定要領>加硫前
のテストピースPに横方向約200mmの標線を銀ペンで
印し、この標線の変化を加硫前、加硫直後及び24時間
冷却後の3段階において測定した。
【0040】<カーリング量の測定要領>作製後24時
間以上経過したテストピースPを長さ400mm、幅70
mmにカットし、図5(a),(b)の位置にてカーリン
グ量をノギスで測定した。図5(a)はテストピースP
の4角の浮き量S1の測定位置を、図5(b)はテスト
ピースPの中央部の浮き量S2の測定位置をそれぞれ示
す。
【0041】その結果、No.1、No.6及びNo.
13の3つのテストピースPでカーリングがほとんど生
じなかった。No.1は、表カバーゴムTR及び裏カバ
ーゴムURが共に超耐摩耗性ゴムR1であり、かつ両者
の厚みt1,t2が2.7mmと同じであるテストピース
Pである。No.6は、表カバーゴムTR及び裏カバー
ゴムURが共に柔硬度耐摩耗性ゴムR2であり、かつ両
者の厚みt1,t2が2.7mmと同じであるテストピー
スPである。No.13は、表カバーゴムTRが超耐摩
耗性ゴムR1で裏カバーゴムURが柔硬度耐摩耗性ゴム
R2であり、かつ表カバーゴムTRの厚みt1が2.2
mmで裏カバーゴムURの厚みt2が3.2mmであり、両
者の厚みt1,t2の比率がt1/t2=0.688で
あるテストピースPである。また、図6及び図7のグラ
フによると、4角の浮き量S1は表カバーゴムTRと裏
カバーゴムURとの厚みt1,t2の比率がt1/t2
=0.641でほとんどなくなっており、中央部の浮き
量S2は表カバーゴムTRと裏カバーゴムURとの厚み
t1,t2の比率がt1/t2=0.688でほとんど
なくなっていることが判る。
【0042】なお、図6及び図7中、□印は表カバーゴ
ムTR及び裏カバーゴムURが共に超耐摩耗性ゴムR1
であることを、■は表カバーゴムTR及び裏カバーゴム
URが共に柔硬度耐摩耗性ゴムR2であることを、□印
の斜め下半分を黒く塗り潰した印は表カバーゴムTRが
超耐摩耗性ゴムR1で、裏カバーゴムURが柔硬度耐摩
耗性ゴムR2であることをそれぞれ示す。
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】
【表5】
【0046】
【表6】
【0047】
【表7】
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る本
発明によれば、自由状態でカーリングしないよう表カバ
ーゴム及び裏カバーゴムの加硫前後の寸法変化率及び厚
みを共に同じに設定したので、搬送ベルトを搬送管内で
断面略U字形状に弾性変形させて搬送管内壁に均一に馴
染ませることができ、浮上走行時、搬送管内壁とベルト
幅方向全体に一定の距離を保って搬送ベルトの走行抵抗
を低減することができる。
【0049】請求項2に係る本発明によれば、自由状態
でカーリングしないよう表カバーゴムの加硫前後の寸法
変化率を裏カバーゴムよりも小さく、かつ表カバーゴム
及び裏カバーゴムを異なる厚みに設定したので、上記の
場合と同様に搬送ベルトの走行抵抗を低減することがで
きる。加えて、表カバーゴムとして耐摩耗性に優れたゴ
ムを、裏カバーゴムとして柔軟性のある低剛性のゴムを
それぞれ採用することで、搬送管内壁への馴染みと耐摩
耗性との双方の条件を備えたものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態1に係る搬送ベル
トの断面図、(b)は本発明の実施の形態2に係る搬送
ベルトの断面図である。
【図2】ベルト浮上式コンベヤの全体図である。
【図3】図2のIII −III 線における断面図である。
【図4】搬送管の内部構成を示す斜視図である。
【図5】(a)はテストピースの4角の浮き測定の説明
図、(b)はテストピースの中央部の浮き測定の説明図
である。
【図6】テストピースのカバー厚比と4角浮き量との関
係を示すグラフである。
【図7】テストピースのカバー厚比と中央浮き量との関
係を示すグラフである。
【符号の説明】
3 搬送管 B 搬送ベルト G 搬送物 TR 表カバーゴム UR 裏カバーゴム t1,t2 厚み

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略U字形状に弾性変形して搬送管内
    壁に沿った状態で該搬送管を貫挿し、該搬送管内をエア
    圧により浮上した状態で走行して搬送物を搬送する搬送
    ベルトであって、 厚み方向の上側部分を構成し上記搬送物が積載される表
    カバーゴムと、 厚み方向の下側部分を構成する裏カバーゴムとからな
    り、 自由状態でカーリングしないよう上記表カバーゴム及び
    裏カバーゴムは共に、加硫前後の寸法変化率及び厚みが
    同じに設定されていることを特徴とする搬送ベルト。
  2. 【請求項2】 断面略U字形状に弾性変形して搬送管内
    壁に沿った状態で該搬送管を貫挿し、該搬送管内をエア
    圧により浮上した状態で走行して搬送物を搬送する搬送
    ベルトであって、 厚み方向の上側部分を構成し上記搬送物が積載される表
    カバーゴムと、 厚み方向の下側部分を構成する裏カバーゴムとからな
    り、 自由状態でカーリングしないよう上記表カバーゴムの加
    硫前後の寸法変化率は、裏カバーゴムよりも小さく、か
    つ表カバーゴム及び裏カバーゴムは、異なる厚みに設定
    されていることを特徴とする搬送ベルト。
JP1025696A 1996-01-24 1996-01-24 搬送ベルト Pending JPH09202417A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009029556A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Yokohama Rubber Co Ltd:The コンベヤベルト
CN102328803A (zh) * 2010-07-13 2012-01-25 上海工程技术大学 裙边带式输送装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009029556A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Yokohama Rubber Co Ltd:The コンベヤベルト
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