JPH0256229B2 - - Google Patents

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JPH0256229B2
JPH0256229B2 JP4667482A JP4667482A JPH0256229B2 JP H0256229 B2 JPH0256229 B2 JP H0256229B2 JP 4667482 A JP4667482 A JP 4667482A JP 4667482 A JP4667482 A JP 4667482A JP H0256229 B2 JPH0256229 B2 JP H0256229B2
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JP
Japan
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pva
parts
original plate
layer
hydrogen atom
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JP4667482A
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English (en)
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JPS58162390A (ja
Inventor
Tohei Morya
Junnosuke Yamauchi
Makoto Shiraishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41NPRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
    • B41N1/00Printing plates or foils; Materials therefor
    • B41N1/12Printing plates or foils; Materials therefor non-metallic other than stone, e.g. printing plates or foils comprising inorganic materials in an organic matrix
    • B41N1/14Lithographic printing foils

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐水性が良好で印刷性に優れる平版
印刷原版に関する。さらに詳しくは支持基体上に
特定の自己橋かけ性能を有する変性ポリビニルア
ルコールを含有する層を設けてなる平版印刷原版
に関し、前記変性ポリビニルアルコールとして、
分子内に下記一般式()で示される共重合単位
を含む変性ポリビニルアルコールを用いてなる平
版印刷原版に関する。
(ここで、R1は水素原子または低級アルキル基、
R2は水素原子またはアルキル基を意味する。) 従来より、主として事務用印刷で使用されてい
る平版印刷原版として、湿潤強力紙などを支持基
体としてこの上に直描型の画像受理層あるいは光
導電型の画像受理層を形成させてつくられてい
る。そして印刷にあたつては原版上に画像を形成
後、不感脂処理をした後に、油性インキを撥じく
に必要な親水性を有すると同時に、印刷中に供給
される湿し水により版の状態が悪化しないような
充分な耐水性を必要としている。
こうした親水性と耐水性を両立させるために、
原版上には、顔料およびポリビニルアルコール
(以下PVAという)、カゼイン、殿粉などの水溶
性高分子を含む層を設け、これに耐水化剤および
必要に応じて合成樹脂エマルジヨン、ラテツクス
を配合することが知られている。耐水化剤として
は、メラミン−ホルマリン樹脂、尿素−ホルマリ
ン樹脂、ポリアミドポリアミノエピクロルヒドリ
ン樹脂、ケトン−ホルマリン樹脂、メチロール化
ポリアミド樹脂、グリオキザールあるいは多価金
属塩などが使用されるが、これらの耐水化剤を使
用すると、塗工液が増粘、ゲル化する傾向があ
り、塗工の作業性が著しく損われるのが一般的で
あり、増粘しない程度の量を用いる時には充分は
耐水性が得られないという不都合を有している。
本発明者らは、かかる問題点の解決を目的とし
てPVAそれ自身に橋かけ性能を付与し、塗工作
業性に優れると同時に、塗工された後にはPVA
の橋かけ反応によつて高度の耐水性を発揮するよ
うな変性PVAを企画し、多数の変性PVAについ
て評価を実施した結果、分子内に前記の橋かけ性
の基を共重合成分として含む変性PVAがかかる
目的に対して優れた性能を有することおよび、こ
れを用いて実際に平版印刷原版をつくり、その印
刷性が極めて優れていることを確認して本発明を
完成するに至つた。
本発明の平版印刷原版において用いられる変性
PVAは、ビニルエステル、とりわけ酢酸ビニル
と式CH2=CR1−CONHCH2O−R2(R1は水素原
子または低級アルキル基、R2は水素原子または
アルキル基)で表わされる単量体、とりわけR1
が水素原子またはメチル基、R2が炭素数1〜4
のアルキル基であるN−アルコキシメチル(メ
タ)アクリルアミド、特に好ましくはN−メトキ
シメチルアクリルアミド、N−イソブトキシメチ
ルアクリルアミドまたはN−n−ブトキシメチル
アクリルアミドとをラジカル重合開始剤を用いて
共重合させ、しかる後にこの共重合体のアルコー
ル溶液にアルカリ触媒を作用させて共重合体中の
ビニルエステル単位を部分的にあるいは高度にケ
ン化せしめ、ビニルアルコール単位とすることに
より製造される。
前述の共重合体を製造する際に使用し得るビニ
ルエテルは共重合後ケン化をすればビニルアルコ
ールとなることから任意のビニルエステルで本質
的には同一の効果を有するが経済的にみて酢酸ビ
ニルが好ましい。
前述した式CH2=CR1−CONHCH2O−R2(R1
は水素原子または低級アルキル基、R2は水素原
子またはアルキル基)で表わされる単量体の具体
的な例はN−メチロールアクリルアミド、N−メ
トキシメチルアクリルアミド、N−メトキシメチ
ルメタクリルアミド、N−エトキシメチルアクリ
ルアミド、N−エトキシメチルメタクリルアミ
ド、N−n−プロポキシメチルアクリルアミド、
N−n−プロポキシメチルメタクリルアミド、N
−イソプロポキシメチルアクリルアミド、N−イ
ソプロポキシメチルメタクリルアミド、N−n−
ブトキシメチルアクリルアミド、N−n−ブトキ
シメチルメタクリルアミド、N−イソブトキシメ
チルアクリルアミド、N−イソブトキシメチルメ
タクリルアミド、N−tert−ブトキシメチルアク
リルアミド、N−tert−ブトキシメチルメタクリ
ルアミドが挙げられ、このうちN−メトキシメチ
ルアクリルアミド、N−イソブトキシメチルアク
リルアミドあるいはN−n−ブトキシメチルアク
リルアミドが効果と経済性の点で特に好ましい。
これらの単量体は従来からもよく知られており、
例えば英国特許955420号においては酢酸ビニルお
よびアクリル酸エステルの共重合体について示さ
れているが、N−アルコキシメチル(メタ)アク
リルアミドとビニルエステルとの共重合体をケン
化することにより生成した共重合体ケン化物及び
その有用性については知られていない。
上述したN−アルコキシメチル(メタ)アクリ
ルアミドとビニルエステルとの共重合体のケン化
物及びその具体的製造法については本発明者等に
よつて開発され、すでに特願昭56−176024(特公
平1−31525号公報)、同56−178594(特公平1−
31764号公報)として特許出願されているが、本
発明の目的に対して用いられる上記変性PVAと
しては通常N−アルコキシメチル(メタ)アクリ
ルアミド単位の含量が0.05〜10モル%、ケン化度
70モル%以上のものが用いられる。
平版印刷原版の基本構成は、紙、特に湿潤強力
紙あるいはプラスチツクフイルムを支持基本とし
て使用し、この支持基板上に画像受理層または光
導電層を形成してつくられる。画像受理層は顔料
と結着剤を主成分としており、通常は顔料100部
に対して結着剤を8〜50部の範囲で使用する。こ
の結着剤に上述した自己橋かけ性変性PVAを使
用することが本発明において最も効果的である。
また顔料としてはクレー、炭酸カルシウム、酸化
亜鉛、シリカ、酸化アルミニウム、硫酸バリウ
ム、酸化チタンなど従来公知のものが使用され
る。特に酸化亜鉛を全顔料の10〜80%使用するこ
とが望ましい。
また、結着剤としては、本発明の特徴となす変
性PVA以外に通常の変性していないPVA、カル
ボキシル基変性PVA、カチオン化PVA、スルホ
ン化PVA、疎水基変性PVA、殿粉、カゼイン、
樹脂エマルジヨン・ラテツクス等を併用してもよ
く、また、作業性を悪化させない範囲で前述した
耐水化剤を併用することも許される。また、本発
明で用いる変性PVAはそのままでも高い耐水性
が得られるが、塩化アンモニウム、ロダンアンモ
ニウム、硝酸アンモニウム、ギ酸アンモニウム、
シユウ酸アンモニウム、有機酸、あるいは無機酸
等を橋かけ触媒として少量併用することにより耐
水化が効果的に発揮される。
また、電子写真方式平版では、光導電性を有す
る酸化亜鉛、硫酸カドミウム、酸化チタン等をア
クリル樹脂、シリコーン樹脂、酢酸ビニル樹脂の
中に分散したものを用いる。以下の画像受理層あ
るいは光導電層と支持基体の間に中間層を形成す
ることも版材の耐刷性を向上させるためによく実
施される。中間層は主としてクレーと結着剤より
構成するが、この結着剤として前述した自己橋か
け性変性PVAを使用することが効果的である。
また、結着剤としてエマルジヨン、ラテツクス特
にアクリルエステル系エマルジヨンを利用するこ
とも目的によつては好ましいが、このエマルジヨ
ンの乳化剤として上述の自己橋かけ性変性PVA
を保護コロイドとすることが高度の耐水性を得る
上で好ましい。
更に、支持基体の裏面にはカール防止などを目
的としてバツクコート層を形成し、これに導電性
成分あるいは吸湿性成分を含有せしめることが望
ましい。このバツクコート層に用いる結着剤ある
いは糊剤としても上述の自己橋かけ性変性PVA
を用いることが効果的である。
以上、詳しく述べたごとく、平版印刷原版は、
画線受理層、導電層、中間層、バツクコート層な
どの親水性を有する層から構成され、その結着剤
成分あるいは糊剤としてすべてに上述の自己橋か
け性変性PVAを使用することが、本発明におい
て最も好ましい結果を与える。しかしながら、こ
れらの層の一部のみに上述の変性PVAを使用し
た場合も本発明に包含される。
前述した各々の層は、必要な組成の塗工液を作
成後塗工を実施した後100〜150℃で乾燥すること
により、高い耐水性を有する層が形成される。こ
うしてつくられた平版印刷原版を用いることによ
り、多数枚の印刷が鮮明に得られる。
以下に実施例により更に詳しく説明する。な
お、部あるいは%は特に断りのない限り重量基準
を示している。
実施例 1 N−メトキシメチルアクリルアミド単位を2モ
ル%含有し、酢酸ビニル単位のケン化度が88.5モ
ル%、平均重合度が1780の自己橋かけ性PVA(以
後自己橋かけ性PVAをSCL−PVAと略記する)
を用いて次の成分からなる組成物を作成した。
SCL−PVAの10%水溶液 100部 塩化アンモニウム 0.5部 酸化亜鉛 クレー 30% 70%の50%水分散液 85部 水 65部 この分散液を支持基板である湿潤強力紙(100
g/m2)上に塗工後、130℃で5分間乾燥して20
g/m2)の画像受理層を得た。更にこの支持基体
の裏面に下記の組成の分散液を同様に塗工後130
℃で5時間乾燥して10g/m2のバツクコート層と
した後スーパーカレンダー処理をして直描型平版
印刷原版をつくつた。
SBRラテツクス(50%液、ダウケミカルDL−
636) 20部 SCL−PVAの10%水溶液 90部 クレーの50%水分散液 160部 塩化アンモニウム 0.2部 水 140部 この原版に複写機(株式会社リコー製P−500)
で画像を形成後、エツチ液(不感脂液)で処理
し、オフセツト印刷機で印刷を行つたところ、
2000枚の印刷を行なつた後にも版の状態は何ら損
傷が見られず、鮮明な印刷物が得られた。
実施例 2 実施例1のSCL−PVAに代えて、N−n−ブ
トキシメチルアクリルアミド単位を2モル%含有
し、酢酸ビニル単位のケン化度が98.5モル%、平
均重合度が1770のSCL−PVAを用いて実施例1
と同様にして印刷原版をつくり印刷を実施したと
ころ、2000枚以上の印刷を行つた後にも版の状態
は良好で鮮明な印刷物が得られた。
比較例 1及び2 実施例1と2の自己橋かけ性PVAに代えて変
性していない次の2種類のPVAを使用した他は
実施例1と同様にして印刷原版をつくつた。
比較例1で用いたPVA:ケン化度88.5モル%、
平均重合度1780のPVA。
比較例2で用いたPVA:ケン化度99.9モル%、
平均重合度1770のPVA。
得られた原版を用いて印刷を実施したところ、
比較例1においては約25枚目よりまた比較例2に
おいては約80枚目から画像受理層の剥離が生じ
た。
実施例 3 N−n−ブトキシメチルアクリルアミド単位を
1モル%含有し、酢酸ビニル単位のケン化度が88
モル%、平均重合度が1200のSCL−PVAを6部、
第二燐酸ナトリウム0.8部を含む水溶液150部にア
クリル酸ブチル10部および過硫酸カリウム0.4部
を含む水溶液6部を加え、70℃で乳化重合を実施
した。重合開始30分後からアクリル酸ブチル100
部を4時間にわたり連続的に滴下し、その後1時
間熟成してアクリル酸ブチル重合体エマルジヨン
を得た。
次いでかかるアクリル酸ブチル重合体エマルジ
ヨンを用いて以下に示す組成の分散液を作成し、
これを支持基体(湿潤強力紙、100g/m2)の表
面に乾燥塗工量10g/m2で塗工後、130℃で5分
間乾燥して中間層を得た。
アクリル酸ブチル重合体エマルジヨン 25部 クレー 65部 実施例1で用いたSCL−PVA 6部 塩化アンモニウム 0.1部 更に、この表面に次の組成の塗料を乾燥塗工量
25g/m2になるように塗工して光導電層を得た。
光導電性配化亜鉛(境化学製サゼツクス2000)
100部 シリコーン樹脂(信越化学製KR−211) 30部 ローズベンガル 0.1部 トルエン 150部 また、支持基体の裏面に次の組成の導電性塗工
液を乾燥塗工量が4g/m2になるように塗工し、
バツクコート層とした。
実施例1で用いたSCL−PVA 30部 酢酸ビニル樹脂(ダイセル製セビアンA−522)
50部 導電剤(ダウケミカル製ECR−34) 20部 こうして得られた原版に電子製版機で画像を形
成した。これをエツチ液で処理し、オフセツト印
刷機で印刷を行つたところ、20000枚印刷後も版
には何ら損傷が見られず鮮明な印刷物が得られ
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 分子内に下記一般式()で示される共重合
    単位を含む変性ポリビニルアルコールを含有する
    層を支持基体上に設けてなる平版印刷原版。 (ここで、R1は水素原子または低級アルキル基、
    R2は水素原子またはアルキル基を各々意味す
    る。)
JP4667482A 1982-03-23 1982-03-23 平版印刷原版 Granted JPS58162390A (ja)

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JP4667482A JPS58162390A (ja) 1982-03-23 1982-03-23 平版印刷原版

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JPS58162390A JPS58162390A (ja) 1983-09-27
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JP4667482A Granted JPS58162390A (ja) 1982-03-23 1982-03-23 平版印刷原版

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6166697A (ja) * 1984-09-11 1986-04-05 Mitsubishi Paper Mills Ltd 直描型オフセツト印刷原板

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JPS58162390A (ja) 1983-09-27

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