JPH0254301A - 重心決定回路 - Google Patents

重心決定回路

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JPH0254301A
JPH0254301A JP63206007A JP20600788A JPH0254301A JP H0254301 A JPH0254301 A JP H0254301A JP 63206007 A JP63206007 A JP 63206007A JP 20600788 A JP20600788 A JP 20600788A JP H0254301 A JPH0254301 A JP H0254301A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の要約 ファジィ量を確定値に変換するためのデフアシファイア
の一つに信心決定回路がある。重心決定のためには乗算
と除算が必要となるが、除数(分母)が1となるように
ファジィ量を表わす電気信号の大きさを制御するととも
に重み付き加算回路を用いることにより1乗算回路と除
算回路を省略することができる。
発明の背景 この発明は、ファジィ量を確定値に変換するためのデフ
アシファイアの有力な回路として位置づけられる重心決
定回路に関する。
発明者は既にファジィ情報を高速で処理できるファジィ
・コントローラ、ファジィ−コンピュータと呼ばれるハ
ードウェア・システムを提案している。このシステムで
は、ファジィ・メンノく一チップ関数。ファジィ推論結
果等を含むファジィ情報は複数本のライン上に分布した
電気信号(電圧または電流)によって表わされる。ファ
ジィ・コントローラまたはファジィ・コンピュータから
出力される電気信号分布によって表現されるファジィ情
報から一つの確定値を見い出す必要が生じることが多い
。ファジィ情報を確定値に変換するための回路がデフア
シファイアであり、デフアシファイアの一例として重心
決定回路がある。
重心決定回路は乗算回路と加算回路と除算(割算)回路
とを含む。ここで乗算回路および除算回路はそのハード
ウェアが複雑で、調整が簡単でなく、そのダイナミック
・レンジも限られている。
発明の概要 この発明は1乗算回路と除算回路を用いることなくファ
ジィ情報の重心を決定することのできる回路を提供する
ことを目的とする。
第1の発明による重心決定回路は、複数本のライン上に
分布したファジィ情報を表わす電気信号のそれぞれに、
ラインの順位に応じた値を乗じてそれらを加算する第1
の重み付き加算回路、複数本のラインにに分布した一ヒ
記電気信号を加算する第2のllt純加純量算回路よび
第2の単純加算回路の出力信号が1に相当する値を表わ
すように一ト紀電気信号に関連する回路部分を制御する
制御手段を備えていることを特徴とする。
第1の発明によると、第2の単純加算回路の出力信号が
1に相当する値を表わすように関連電気回路が制御され
ているので、複数本のライン上に分布した上記電気信号
のそれぞれにラインの順位に応じた値を乗じてそれらを
加算する第1の重み付き加算回路の出力信号が重心を表
わすことになる。重心演算における除数(分母)となる
第1の単純加算回路の出力信号は1を表わしているので
除算回路は不要である。また乗算と加算は第1の重み付
き加算回路で行なわれているので9通常の意味での加算
回路も不要である。このようにして、簡単な構成でファ
ジィ情報の重心が決定され、決定された小心を表わす信
号を得ることができる。
第2の発明による重心決定回路はまた。メンバーシップ
関数を表わす信号を出力するメンバーシップ回路(メン
バーシップ関数回路およびメンバーシップ関数発生回路
を含む)の出力信号に基づいて所定のファジィ推論を実
行し、複数本のライン上に分布した推論結果を表わす信
号を出力するファジィ処理装置(ファジィ・コンピュー
タ。
ファジィ・コントローラを含む)に適用されるものであ
り、複数本のライン上に分布した推論結果を表わす信号
のそれぞれに、ラインの順位に応じた値を乗じてそれら
を加算する第1の重み付き加算回路、yi数本のライン
上に分布した推論結果を表わす信号を加算する第2の単
純加算回路、および第2の単純加算回路の出力信号々(
1に相当する値を表わすように上記メンバーシップ回路
の出力する信号のレベルを制御するグレード制御手段を
備えていることを特徴とする。
第2の発明においては、第2の単純加算回路の出力信号
が1に相当する値を表わすようにファジィ処理装置内の
メンバーシップ回路のメンバーシップ関数のグレードが
調整されているので、第1の発明と同じように乗算回路
と除算回路とを省略して、ファジィ推論結果の重心を決
定することができる。
実施例の説明 [第1実施例] 第1図は重心決定回路の全体構成を示している。この重
心決定回路の入力はファジィ情報である。このファジィ
情報は、ファジィ・コントローラのファジィ推論合成回
路またはファジィ・コンピュータのファジィ推論エンジ
ンから出力される推論結果を表わすものであっても、推
論の途中を表わすものであっても、メンバーシップ関数
発生回路から出力されるメンバーシップ関数を表わすも
のであってもよい。
n本の信号ラインJ  、J  、i!  、・・・、
β1゜・・・、2  、で があり、ファジィ情報はこ
れらn−1n のn本のライン上に分布した電気信号(電圧または電流
)によって表わされる。ファジィ情報はファジィ集合(
またはメンバーシップ関数)といいかえることができ、
ファジィ集合(メンバーシップ関数)は?k l&の要
素(変数)に対応するグレード(関数値)の集合である
第2図にファジィ情報の一例が示されている。
ファジィ集合の要素(またはメンバーシップ関数の変数
)をXで表わし、これは離散的な値x1゜X2 *  
X3 r ・・”  x+     n−1”  をと
るものとする。この要素(または変数)xt〜Xnは複
数の信号ライン11〜Ilnによって具現化される。そ
してこれらの要素に対応するグレード(変数に対応する
関数値)μm、μ2.μ3゜・・・、μl、・・・、μ
。−1,μ はこれらのラインf1〜β 上に表われる
アナログ電圧または電流信号によって表わされる。
以下の議論ではグレードμm〜μ。が電圧によって表わ
されるものとする。したがって回路上においてはグレー
ドμl〜μ。を表わす電圧も便宜的にμm〜μ。で表現
する。
このファジィ情報の重心CG (x軸上の位Wi)は次
式で与えられる。
第(1)式から分るように重心CGを求めるためには乗
算、加算および除算(割算)が必要である。第1図の重
心決定回路によると乗算と除算を用いることなく加算の
みで重心CGが求められる。
第(+)式は次のように変形される。
・・・(2) 第(2)式の分母が1になるようにkを調整すれば重心
CGは次式で表わされることとなる。
CG−Σ (k u l) x l”・(3)第1図に
おいて、ファジィ情報を表わす電圧μ が分布したn本
の信号ラインf1は可変係数アレイ11の入力側に接続
されている。電圧μIを係数に倍する演W(kμI)は
可変係数アレイ5によって実行される。
可変係数アレイ5の出力(kμm)(i−1〜n)はセ
み付き加算回路2に与えられる。重み付き加Xtを行な
って重心CGを表わす電圧信号を出力するものである。
可変係数アレイ5の出力(kμm)(t −1〜n)は
また単純加算回路3に入力する。この単純加算行ない、
その演算結果を表わす出力は電圧調整回路(比較器また
は差動回路)4の一方の入力端子に人力する。
電圧調整回路4の他方の入力端子にはファジィ情報にお
けるグレード1に相当する電圧が与えられている。ファ
ジィ情報を表わす個々のグレードはθ〜1の範囲の連続
的な値をとりうる。この電圧調整回路4の出力信号によ
って、単純加算回路3の出力が常に1となるように可変
係数アレイ5における係数kが調整される。
第3図は重み付き加算回路2の具体的構成例を示してい
る。演算増幅141の入力側に並列に接続された抵抗R
、R、R、・・・、R3゜・・・、R、Rを通して可変
係数アレイ5のn−1n 出力にμ 、にμ 、にμ 、・・・、にμl、・・・
にμ  、にμ が入力する。演算増幅器41にはn−
I    n 帰還抵抗Rrが設けられている。
したがって演算増幅器41の出力電圧VOは次式%式% Rr / R1−X t            ・”
 (5)と置けば第(4)式は次のように簡略化される
Vo−−Σ (k u t > x t      ・
” (8)これは上述した第(3)式と実質的に同じで
ある。マイナスの符号は単に電圧の反転を示すもので、
必要ならばさらに反転(増幅)回路を接続して正の値と
すればよい。
第(5)式からも分るように、信号ライン1の配列位置
によって具現化されるファジィ情報(メンバーシップ関
数)の要素(変数)Xlは。
重み付き加算回路2では入力側の抵抗R1によって表現
されかつ実現される。
単純加算回路3は、第3図に示す重み付き加算回路の構
成において、入力側の抵抗R1(i−1〜n)をすべて
等しい値に設定することにより実現されるのは容易に理
解できよう。
可食係数アレイ5は種々の手段で実現することができる
。たとえば電圧調整回路4の出力電圧によって増幅度k
がr′+1変な増幅回路を各ラインに設けることによっ
ても実現できるし9重み付き加算回路2と単純加算回路
3の入力抵抗(R1−Rn等)を同時に同じように変え
ることによっても実現されよう。さらに第4図に示すよ
うに帰還抵抗に代えてMOS  FETを用いることも
できる。
第4図において1重み付き加算回路2は演算増幅器41
と複数の人力抵抗R1〜Rnと帰還抵抗としてのn M
 OS  F E T Q lとから構成されている。
また単純加算回路3は、演算増幅器42と、同じ値の複
数の人力抵抗Rと帰還抵抗として用いられるn M O
S  F E T Q 2とから構成されている。これ
らのMOS  FETQ  、Q2は電圧調整回路4の
出力電圧V によって制御されることによりそのソース
71142間抵抗が変化するので、これらの加算回路2
,3のゲインk  、にが変わり 111純加算回路3
の出力を常に1とすることができる。MOS  FET
のドレイン特性の直線性のよいところを利用することが
好ましい。
この実施例では、第(2)式は次のように表現される。
さらに人力抵抗R−R,RをMOS PETにI   
   n よって置換えてもよい。この場合はとくにIC化に好適
である。
[第2実施例] 次に、ファジィ・メンバーシップ関数発生回路(MFG
)および/またはファジィ・メンバシップ関数(MFC
)のグレードを調整することにより第(2)式の分母を
1にする実施例について説明する。
この実施例の説明に先たち、ファジィ処理回路(ファジ
ィ・コンピュータおよびファジィ・コントローラを含む
)について説明する。
(1)ファジィ推論ならびにファジィ・コンピュータお
よびファジィ・コントローラの概念人間の経験則を最も
単純化して。
「もしXがAならば、yはBである」 (If’  x  is  A、   then  y
  Is  B)という命題で表現することができる。
ここで。
「もしXがAならば」は前件部(antecedent
) 。
「yはBである」は後件部(consequent)と
呼ばれる。AやBが、「背が高い」 「作者いた人」。
「正の小さな値」等のあいまいな言語情報であるならば
、これらは上述したようにメンバーシップ関数によって
特徴づけることが可能である。すなわち、A、Bはファ
ジィ集合である(後述する具体的な回路の説明では、A
、B等はメンバーシップ関数を表わす電圧信号を示す)
1−記の命題は簡Illに XlA → y−B と表現される。
人間は、前件部および後件部にファジィ表現を含む推論
杏しばしば行なう。このタイプの推論は古典的なプール
論理を用いては満足に実行し得ない。
次のような形式のtta論を考える。
インプリケーション(1mplicat1on) :X
■A→y−B ブレミス(preIlise) : xmA’ 結論(conclusion) :     y −B
 ’この推論の形式、すなわちインプリケーションが存
在するときに、与えられたプレミスから結論を推論する
ことを「−膜化されたモーダス・ボネンス(gcncr
alizcd modus poncns) Jという
次のように、多数のインプリケーションφルールが存在
することもある。
インプリケーション1 x−A  →y=B   elseまたはand+  
        1 インプリケーション2: x−A  −y−B   elseまたはandx−A
’ 結  論 :          y−B’多数のイン
プリケーションはelse (さもなければ)またはa
nd(かつ)で連結(connect Ive)されて
いる。
「AからBへのファジィ関係([’uzzy rela
tionf’rom A  to B) Jという概念
を考え、これをRABと表わす(以下、単にRと略す)
一般に A−(a、a、  ・・・、a 、・・・、a  11
  2      i      cms−+b、b、
  ・・・、b、、・・・、b  11  2    
  J      nとしたとき、AからBへのファジ
ィ関係Rはインプリケーションr: X −a A  −4y a−m Br「 ブレミス: 1・−aI■bj IJ で表わされる。
ファジィ関係を表わす演算0については後述する。A、
Bをメンバーシップ関数と考えると、 1式はメンバー
シップ関数をサンプリングしてベクトルで記述した場合
に相当する。
1つのインプリケーションやルール(x−A→y−s)
に対して、プレミス(x−A’ )が与えられたときに
、これらから結論(y−B’ )を推論する場合の「推
論合成規則(composltlonalrule o
f’ jnf’erenee)Jは、ファジィ関係Rを
用いて次のように表わされる。
B’ −A’  *R =[a’、a’、・・・、a ′、・・・、a   ]
1 2    l    − −cb     、b    、  ・・・、b、  
 、 ・・・、b    ]1    2      
  3         nb、−■ (「、■a  
  )            (1)J      
   IJ     i−■l(a   ■b、)  
■a    )      (2)IJ       
i ファジィ関係■を表わす演算は種々提案されている0詳
しくはMasaharu Mlzumoto andH
ans−Jurgcn Zlamcriann、 −C
omparison o!’ FuzzyReason
ing  MOthods、  ”Fuzzy  5e
ts  and  SystemsVol、8. No
、3. pL253−283、(1982)を参照。
既に提案された代表的なファジィ関係には次のようなも
のがある。
r、、−a、Ab、       旧N演算規則IJ 
     I       J r、、=(a、Ab 、) V (1−a I)  M
AX規則IJ        I       Jr、
、−1△(1−a  Ab、 )    算術規則IJ
        I   J 1記の旧N演算規則が最もよく知られており。
産業的な応用においてその9効性も証明されているので
、以下に述べる具体的な回路例では旧N演算規則を採用
する。しかしながら、他の多くの演算規則も適用可能で
あるのはいうまでもない。
上式における*の演算(すなわち■と■の演算)にも種
々の演算が提案されている。たとえばMIN /WAX
演算1代数積/ WAX演算を用いるもの等々である。
以下に述べる具体的な回路例では。
最もよく使用されているMIN /MAX演算を車の演
算として用いる。すなわち、■の演算としてMAX演算
を、■とじて旧N演算を採用する。
したがって、推論合成規則による結論す。
は、*演算として旧N/MAX演算を用い、ファジィ関
係としてMIN演算規則を用いると2次のように表わさ
れる。
bj −v((a  Ab、)八a   )   (3
−1)、    t    J     i −v lb、△(a  Aa   )1、J     
 11 −b、△ ((a  Aa  ’)l   (3−2)
J、II 上式から、ファジィ推論エンジンまたはファジィ推論合
成回路は主要に旧N回路およびMAX回路を用いて構成
されることが理解されよう。
ファジィ・コンピュータおよびファジィ・コントローラ
の構成について説明する前にメンバーシップ関数につい
て6千説明しておく。
メンバーシップ関数は、一般的には、第5図(A)にそ
の−例が示されているように1曲線で表現されることが
多い。しかし9曲線で表現されるべきかどうかはメンバ
ーシップ関数にとって本質的なことではない。メンバー
シップ関数のより重要な特徴は、それが0〜1までの連
続的な値をとるということである。
他方2回路膜;1上の観点からいうと、第5図(1’3
)にMF、MF2で示されているように、メンバーシッ
プ関数を直線の折線で表現する方が取扱いが容易であり
、少数のパラメータでメンバーシップ関数を特徴づける
ことができ、さらに設計も簡単となる。しかも、メンバ
ーシップ関数を折線で表わしても、上記の特徴が失なわ
れることはない。
基本的には実線で第5図(B)に示される三角形状のメ
ンバーシップ関数MF  、および鎖線で示される台形
状のメンバーシップ関数MF2が考えられる。三角形状
のメンバーシップ関数MF、は関数μ(X)−ピーク値
P(ピーク値−1とは限らない)のときの変数Xの値x
I、(これをラベルという)および勾配によって特徴づ
けられる。台形状のメンバーシップ関数MF2は、基本
的には。
その上底の中心を表わす変数xL (これもラベルとい
う)と勾配によって特徴づけられる。
なお、メンバーシップ関数μ(X)の変数X、後に出て
くる関数μ(y)の変数yは、上述した推論形式のX、
yとは同じ記号が用いられているが。
相互に特に関連性はない。この明細書ではこのような記
号を使う習慣にしたがうものとする。
第5図(C)に示すように変数(X)が小さいところで
は関数μ(X)が1の値をとり、ある変数X(。
において関数μ(X)が一定の勾配で下降し遂には0と
なる関数MF3 (これを2関数という)。
およびこのZ関数と逆の変化をたどる関数M F 4(
これをS関数という)もある。その他1種々の形のメン
バーシップ関数が考えられる。
上述のメンバーシップ関数は種々の形態で具現化される
。−例を挙げると、第6図に示すように、複数本(たと
えば25本)の信号ラインp上に分布した電気信号(電
圧または電流であるがここでは電圧信号のみを考える)
で表わすことである。メンバーシップ関数μ(X)の変
数は離散的な値をとり、各信号ラインにこれらの変数が
割当てられる。割当てられた変数に対応して信号ライン
には番号(第6図では1〜25)が付けられている。複
数本の信号ラインは一種のバスを構成している。ラベル
xLはピーク電圧が現われる信号ラインの番号で表わさ
れる。
第7図は第6図に示すバス・ライン上に分布したメンバ
ーシップ関数を用いて演算を行なうパラレル・タイプの
ファジィ・コンピュータであって1つのインプリケーシ
ョンが存在する場合に適用されるファジィ・コンピュー
タの概念を示している。ファジィ・コンピュータは、第
6図に示すバス・ラインLに分布したメンバーシップ関
数A。
A’、Bをそれぞれ出力する3つのメンバーシップ関数
発生回路11.12.13.およびこれらの回路11、
12.13の出力信号が与えられ、上述したモーダス・
ボネンスのファジィ推論演算(具体的にはたとえば第(
3−1)、 (3−2)式)を行ない、その推論結果B
′を出力するファジィ推論エンジン14から構成される
。メンバーシップ関数発生回路11゜12、13には出
力されるべきメンバーシップ関数を規定するラベルLA
、LA’ 、LBがそれぞれ与えられる。ファジィ拳コ
ンピュータから確定的な結果、すなわち非ファイシイ出
力を得ることが必要であればファジィ推論エンジン14
の後段にデフアシファイア15が接続される。
ト述のファジィ推論エンジン14の構成例が第9図に示
されている。これは第(3−2)式で表わされる演算を
行なうものである。それぞれm本の信号ライン上に分布
したメンバーシップ関数A、A’を表わす電圧がC−旧
N回路(コレスボンデンス旧N回路) 21に与えられ
、ここで21  Aa   (i−1〜m)の旧N演算
が行なわI れる。C−MIN回路21は2人カー出力の旧N回路を
m個含むものである。C−旧N回路21のm個の出力電
圧はE−MAX回路(アンサンプルMAX回路)22に
人力する。このE−MAX回路22の出力はa、△a、
′を表わす。E −MAX回路はm個1・+  l  
 l の人力信号のアンサンプルMAX演算を行なうものであ
る。E −MAX回路22の出力はトランケーティング
人力aとしてトランケーション回路23に与えられる。
他ツノ゛、トランケーション回路23にはn本の信号ラ
インLに分布したファジィ・メンバーシップ関数Bを表
わす電圧(b、、j−1〜n)が入力している。トラン
ケーション回路23はC−旧N回路において一方の入力
をすべて共通にした回路である。結局、トランケーショ
ン回路23で最終的に第(3−2)式の演算が行なわれ
、n本の出力ライン上に分布したアナログ電圧す、 の
果合とコ してのファジィ推論の結論B′を得ることができる。
第8図はr個のインプリケーションが存在する場合に有
効なパラレル・タイプのファジィ・コンピュータの概念
を示している。3つのメンバーシップ関数発生回路[1
〜13とファジィ推論エンジン14とからなるセットが
r個設けられる。メンバーシップ関数発生回路に与えら
れるラベルLA、LBにはインプリケーションごとに添
字1〜「が付されている。これらのセットごとにメンバ
ーシップ関数発生回路12を設ける必要はなく、1個の
回路12をすべてのセットで共用することができる。イ
ンプリケーションの連結(elseまたはHlso)は
MAX回路16で実現される。すなわち、すべてのファ
ジィ推論エンジン14の出力はMAX回路IGにりえら
れ、 MAX回路1Gから最終的な推論結果B′が得ら
れる。もちろん、連結をMAX以外の演算で実行しても
よい。
理解を助けるために上述したファジィ推論エンジン14
て実行されるファジィ推論の一例として第(3−2)式
にしたがう推論を図式的に表わしたのが第10図である
。ここでは環数(r個)のインプリケーションがあるこ
とを前提とする。また三角形状のメンバーシップ関数が
示されている。第(3−2)式ではメンバーシップ関数
A、A’ B等がファジィ集合の要素a、a、’、b、
等を用いJ て表現されているが、第1O図では横軸を変数Xまたは
yとして関数μ(X)またはμ(y)で表現されている
第10図の最上段左側のグラフを参照して、メンバーシ
ップ関数AlとA′の旧N演算結果A1△A′が斜線で
示されている。このWIN演算結果の最大値a max
i (第9図に示すトランケーティング人力a)が求め
られる。第1O図最上段中央にはメンバーシップ関数8
1が示され、この関数Blと上記最大値a m+axl
との旧N演算結果が斜線Slで示されている。この斜線
の部分S1が1つのインブリケージシンについての推論
結果であり、1つのファジィ推論エンジン14またはフ
ァジィ推論合成回路34から出力される。
他のインプリケージシンについても同様の手法で推論が
行なわれる。それらの推論結果が32゜S で表わされ
ている。
「 これらの推論結果のMAX演算(回路1B)の結果B′
が第10図の右側に表わされている。この推論結果を非
ファジィ化(デファジファイ)する手法には多くのもの
が提案されているが、その1つにこの発明の主題である
重心法がある。この方法によると重心y は y    −t  μ (y)   拳 y   dy
/l  μ (y)dyによって求められる。すなわち
、ハツチングで示した面積を左右に2分するy座標を求
めることである。このようにして求められたy がデフ
アシファイア15から確定値として出力される。
上述したファジィ・コンピュータにおけるファシイ推論
エンジンおよびファジィ推論合成回路はいずれもインプ
リケーションの前件部に1つのファジィ命題のみが存在
する推論を行なうものであるが2次に示すように、イン
プリケーションの前件部に2つのファジィ命題を含む推
論が必要となることがある。これが拡張ファジィ推論と
呼ばれるものである。インプリケーションの前件部は「
かつ/または(andlor) Jによって結合されて
いる。[かつ(and)Jまたは「または(or)Jの
いずれか−h゛が選択される。
インプリケーション: XがAでかつ/またはyがBなら ば、2はCである ( Irx iSA andlor y Is B、 
then z ls C)ブレミス:XはA′でかつ/
またはyはB′である 結  論:2はC′である。
これは次のよう上記号で表現される。
インプリケーション: x−A andlor y−B→Z−Cブレミス: x
 −A’ andlory −B’結     論 :
                    z−C・パ
ラレル・タイプのファジィ・コンピュータにおける拡張
ファジィ推論は、拡張ファジィ推論エンジンによって実
行される。拡張推論エンジンの概念が第1!図に示され
ている。入力はメンバーシップ関数A、B、C,A’ 
およびB′ ならびに「かつ/または」の結合を選択す
るための結合選択Cである。出力は結論を表わすメンバ
ーシップ関数C′となる。メンバーシップ関数A、A’
はm本の信号ライン上に分布した電圧によって。
B、B’ はm′本の信号ライン上に分布した電圧によ
って、Cは0本の信号ライン上に分布した電圧によって
それぞれ表わされる。
第12図はこの拡張された推論エンジンの構成を示して
おり、これは第9図に示す基本的な推論エンジンの構成
を若]−修正することによって得られる。メンバーシッ
プ関数AとA′との間でC〜旧N、演算が行なわれ(C
−旧N回路21A)、その結果を表わすm個の電圧のE
−WAX演算が行なゎれる( E −MAX回路22A
)。メンバーシップ関数BとB′とについてもC−旧N
、E−MAXの演算が行なわれる(C−旧N回路21B
、  E−M^X回路22B)  結合「かつ(and
) Jはこの実施例では旧N演算によって、「または(
or)JはMAX演算によってそれぞれ実現される。こ
の結合の演算と選択か容易にi+J能となるように、コ
ンドロールド旧λl−MAX回路24か用いられる。コ
ンドロールドMIN−MAX回路24は、結合選択人力
信号Cのレベル(Hかしか)に応じて旧N演算機能とM
AX演算機能とを切換えることができるものである。2
つのE−MAXの演算結果はこのコンドロールド旧N−
MAX回路24に人力する。そして、「かつ」か「また
は」を選択するための結合選択人力信号Cがコンドロー
ルド旧N−MAX回路24の制御入力として与えられる
。メンバーシップ関数Cはトランケーション回路23に
与えられ、そのトランケーティング信号としてコンドロ
ールドMIN−MAX回路24の出力aが与えられる。
トランケーション回路23から結論C′を表わすファジ
ィφメンバーシップ関数の電圧性、111がi5られる
次にファジィ・コントローラの概念について説明する。
一般にコントローラは制御対象から得られる制御量を人
力とし、所望の制御をするために制御対象に対して操作
量を出力する。制御量、操作量のいずれも確定的な値で
ある。ファジィ・コントローラもまた確定的な値を入力
とし、ファジィ推論を行なった上で確定的な値を出力す
る。これに対してインプリケーションの前件部に1つの
ファジィ命題がある場合を例としていえば、上述のファ
ジィ・コンピュータにおいては人力はファジィ集合また
はメンバーシップ関数A′で与えられ、ファジィ集合ま
たはメンバーシップ関数B′(場合によっては確定値)
を出力する。
ファジィ・コントローラにおけるファジィ推論を第1O
図との対比の上で、1つのインプリケーション(制御則
)の場合(前件部のファジィ命題も1つ)について、グ
ラフ的に表わすと第13図に示すようになる。メンバー
シップ関数AとBとを含むインプリケーションに対して
、確定値XAを与えたときのファジィ推論結果は斜線で
示すBパとなる。この推論結果を非ファジィ化すること
により確定的な推論結L4!:B   が得られること
になり る。
インプリケーション(制御則)の前件部に2つのファジ
ィ命mをもつ場合について示したのが第14図である。
インプリケーションの前件部における2つのメンバーシ
ップ関数A、Bに対してそれぞれ確定値x 、yBを与
えたときの関数値a A l  a uの旧NまたはM
AX  (結合andまたはorに対応)がとられ、こ
の演算結果aMとメンバーシップ関数Cとの旧N演算結
果がファジィ推論結果(斜線で示すC’ )となる。こ
の推論結果C′を非ファジィ化することにより確定的な
推論結果Cw ’が得られる。
慢数のインプリケーション(制御則)が存在しかつ各イ
ンプリケーションの前件部に2つのファジィ命題をもつ
ファジィ推論に適用される。バス・ライン1−に分布し
たファジィ・メンバーシラ・プ関数を用いるパラレル串
タイプのファジィeコントローラの一構成例が第15図
に示されている。
第8図およびそのファジィ推論エンジンを示す第12図
と対比しながら説明する。
制御則は次のように表わされる。
インプリケーション: 制御則1   x=Al  andlor  y−Bl
→ z−C1 制御則2x−A2  andlor  y=B2→ z
−C2 制御則r   x−Ar  andlor  y−Br
42 冨 C「 結   論 :z−C’ ファジィ推論エンジン14はファジィ推論合成回路14
aに置きかえられている。2つの入力は確定(1ix、
x  で与えられるから、バス・ライン上I3 に分布したメンバーシップ関数を発生する回路11、1
2等は不要となり、それに代えてメンバーシップ関数回
路31a 、 31bが設けられる。各制御則ごとにこ
れらのファジィ推論合成回路14a、メンバーシップ関
数回路31a、 31b等が設けられ。
かつメンバーシップ関数回路31a 、 31bのラベ
ルLA、LBに、制御則の番号に対応して添字が付けら
れている。以下、制御則1を代表例として述べる。
メンバーシップ関数回路31a、 31bは入力変数X
  、X  に対応したメンバーシップ関数値I3 μ (X )2μm31(yB)を出力するものであA
I     A る。これらの回路31a、 31bの出力は旧Nまたは
MAX回路24aに与えられる。この旧NまたはMAX
回路24aはコンドロールドMIN−MAX回路24に
対応するもので、この回路24と置きかえてもよい。
回路24aの出力がトランケーショング人力aMlとな
る。一方、メンバーシップ関数Ctをバス書ライン(i
数本の信号線)[二に現われる電圧分布として発生する
メンバーシップ関数発生回路13の出力がトランケーシ
ョン回路23に与えられ、aMlとの旧N演算が行なわ
れ、この旧N演算結果がc、  である。
(r−1)個の制御則について同じようにC2〜Cがi
すられ、それらのMAX演算結果(MAX回路1B)が
ファジィ推論結果C′となり。
非ファジィ化される結果C′が得られる。
(2)重心決定回路 第16図は第7図に示すファジィ・コンピュータに対し
てこの発明による重心決定回路を適用した例を示してい
る。メンバーシップ関数発生回路11〜13に代えて、
グレード・コントローラプル・メンバーシップ関数発生
回路(以下GC−MFGという)110c〜130Cが
用いられている。またデフアシファイア15の具体例と
して1重み付き加算回路2および単純加算回路3を含む
重心決定回路が用いられている。GC−MFGは、その
具体的構成を後述するように、与えられる制御電圧V 
に応じて発生するメンバーシップ関数を表わす電圧分布
の電圧(グレード)が変化するものである。この制御電
圧■ は電圧調整回路4から発生する。そして、単純加
算回路3の出力が常に1となるように(すなイつち第(
2)式の分母が1になるように)電圧調整回路4から制
御電圧V が出力され、 GC−MPG110cm13
Gcに与えられる。重み付き加算回路2からは推論結果
の重心を表わす確定値(非ファジィ出力)が得られる。
この考えb゛は第8図、第11図、第12図に示すファ
ジィ・コンピュータにも適用可能であるツバいうまでも
ない。
第17図は第15図に示すファジィ・コントローラにこ
の発明による重心決定回路を適用したものである。ここ
ではMAX回路16は省略され、1つのインプリケーシ
ョン・ルールを処理する回路のみが図示されているが、
 MAX回路16を含む複数のインプリケーションに対
するファジィ・コントローラにも適用r+j能であるの
はいうまでもない。メンバーシップ関数回路31a、 
31bのメンノ(−シップ関数のピークr1(グレード
)を制御するグレード制御回路51が設けられている。
そして、電圧調整回路4の出力制御電圧V がこのグレ
ード制御口路5IおよびQC−MPG 13ccに与え
られ、単純加算回路3の出力が常に1となるように、メ
ンバーシップ関数回路31a、 31bおよびGC−M
PG 13Gcのメンバーシップ関数のグレードが調整
される。グレード制御回路51とメンバーシップ関数回
路31aまたは3)bとの組合せをグレード・コントロ
ーラプル・メンバーシップ関数回路(GC−NFC)と
いう。
(3) GC−MPGおよびQC−MFG次にG C−
M 17 GおよびGC−NPCの具体例について述べ
る。
第18図において、 GC−MPG 73は、12数の
信号ライン上に所定の電圧分布を発生する電圧分布発生
回路742発生した電圧分布を所定の出力信号ライン上
に送り出すためのスイッチ・アレイ75および与えられ
るラベルを表わすコードを解読してスイッチφアレイ7
5のスイッチを制御するデコーダ76から構成されてい
る。電圧分布発生回路74から発生する電圧分布の形は
あらかじめ定められているが、この電圧分布の出力信号
ライン上の位置がデコーダ7Bの出力によって制御され
るスイッチ・アレイ75によって変化させられる。した
がって。
与えられたラベルに対応したメンパージ・ノブ関数を表
わす電圧分布が出力ラインに現われる。電圧分布発生回
路74で発生する電圧分布のグレード(電圧値)がグレ
ード制御信号V によって調整される。
以ドにいくつかのGC−MFGの具体例について説明す
るが、ここでは7種類のメンバーシップ関数が発生する
。これらのメンバーシップ関数のラベルを1・述したN
L、NM、NS、ZR,PS、PMおよびPLとする。
ここでNはNcgat lyeを、PはPos i t
 i veを、ZRはZeroを、LはLHrgeを1
Mは肋(口UVaを、SはSmallをそれぞれ表わし
ている。
また、メンバーシップ関数の変数の領域における点の数
(ファジィ集合の要素の数に対応)は25に制限されて
いるものとする。したがって、メンバーシップ関数発生
回路の出力端子は25個である。
第19図および第20図は、スイッチ・アレイとしてス
イッチ・マトリクスを使用したGC−MPGの例を示し
ている。第19図において、 GC−MFGの0〜24
まで番号が付けられた出力端子の下方に、これらの出力
端子から出力される7種類のメンバーシップ関数が図示
されている。
出力されるファジィ・メンバーシップ関数の値は、簡単
のために4レベルに量子化されている。
この4レベルは” ” cl ”c2 ”c3” vc
であり、制御電圧V の最大値はたとえば5Vである。
これらの4つのレベルの電圧は電圧分布発生回路74A
においてつくられる。この回路74Aは直列に接続され
た3個の抵抗71を含み、この抵抗回路に制御電圧V 
が印加され、抵抗71の接続点の電圧がV  、■ と
なる。したがって” cl”cl     c2 v  /3.Ve2−2Vo/3となる。この電圧分布
発生回路74Aから第19図で斜めに引かれた5本の電
圧ラインVLがのびており、中央のラインには電圧V 
が、その両側のラインには電圧V。2が、最も外側の2
本のラインには電圧vclがそれぞれ与えられている。
デコーダ76Aは1オブ8デコーダである。このデコー
ダ76Aにはラベルを表わす3ビット(C、C、C3)
のバイナリイ信号が入力している。デ゛コーダ76Aは
この入力信号の表わすコードに応じて8つの出力端子の
いずれかにHレベルの信号を出力する。8つの出力端子
は、指定なしおよびト述の7種類のラベルに対応してい
る。たとえば1人力コード信号が000のときには指定
なしの出力端子に、001のときにはNLの出力端子に
それぞれHレベルの信号が出力される。これらの出力端
子からは、指定なしの出力端子を除いて、第19図に水
平なラインで示された信号ラインSLがのびている。
スイッチ・マトリクス75Aにおいて、電圧ラインVL
と信号ラインSLの所定の交差点から25の出力端に出
力ラインOLがのびている。これらの交差点に小さな正
方形で示された記号75aは、第20図に示されている
ように、電圧ラインVLと出力ラインOLとの間に設け
られかつ信号ラインSLの電圧によってオン、オフ制御
されるスイッチであり、たとえばMOS PETで構成
される。1本の出力ラインOLに2つ以上のスイッチ7
5aを設けてももちろんよい。各出力ラインOLはその
出力端子側において抵抗75bをそれぞれ介して接地さ
れている。
以上の構成において、あるメンバーシップ関数のラベル
がデコーダ76Aに与えられると、信号ラインSLのう
ちそのラベルに対応するものにH(イネーブル)レベル
の信号が現われ、その信号ラインに設けられたスイッチ
75aがオンとなる。
この結果、オンとなったスイッチ75aを通して電圧分
布発生回路74Aの各電圧が出力ラインOLを経て対応
する出力端子に現われるので、上記のメンバーシップ関
数を表わす電圧分布が出力されることになる。そして、
出力されるメンバーシップ関数のグレードは制御電圧V
 によって変えられる。
第21図および第22図は、スイッチ・アレイとしてバ
ス争トランジスタ・アレイ75Bを用いたGC−MFG
を示している。
電圧分布発生回路74Bは、メンバーシップ関数をl!
のレベルには子化するために、 10個の直列抵抗71
からなる分圧回路を有し、この分圧回路に制御電圧V 
が印加される。アース端子および抵抗の接続点にはファ
ジィ真理値電圧0゜V  −V  /10 、V  −
2V  /10.−、  V、9−cl   c   
  c2    ℃9V  /10.V   −V  
が現われ、これらはc     clo   c ファジィ真理値0.1/lo、・・・、9/10および
1にそれぞれ対応する。これらの電圧V。1〜vclO
ちまた制御電圧V によって可変である。またこの発生
回路74Bはラベル−ZHのメンバーシップ関数の値が
プログラムされたPROMを備えている。
このFROMには、上記電圧源およびグランドに接続さ
れた電源ラインVLと、パス・トランジスタ・アレイ7
5Bを紅で出力端子まで接続された出力ラインOLとが
設けられている。PRONi、を上下の2層のA(層よ
りなり、第1層に出力ラインOLが。
第2層に電源ラインVLがそれぞれ形成されている。こ
れら上ドの2層は絶縁層たとえば光感性ポリイミドによ
って絶縁されている。これらの層の交叉点にスルーホー
ルを形成することによってメンバーシップ関数の形がプ
ログラムされる。スルーホールはマスクROM技術を用
いて形成することができるので、任意の形のメンバーシ
ップ関数がプログラムできる。ラインVLとラインOL
との結節点を示す黒丸がスルーホールを示している。ス
ルーホールが形成されている点においてラインVLとラ
インOLとが接続され、ファジィ真理値電圧がバス・ト
ランジスタ・アレイ75Bに転送される。2つのライン
VLとOLの結節点をフィールドROM技術、すなわち
高電圧を印加することによって所望の交点を絶縁破壊す
ることによって短絡するようにしてもよい。
パス争トランジスタ・アレイ75Bは、電圧分布発生回
路74Bからのびた出カラインOL、デコーダ78Bの
7つの出力端子に接続された信号ラインSL、  これ
らのラインの交点の電圧を左または右に4デイジツトま
たは8デイジツト分だけシフトさせるための斜めのライ
ンBL、ならびに信号ラインSLと出力ラインOLおよ
び斜めラインBLとの交点にそれぞれ設けられ、かつ信
号ラインSLの電圧によって制御されるスイッチング素
子、 P M OS P IE 1’ 75 cから構
成されている。このスイッチング素子75cの接続の様
子は第22図に示されている。デコーダ7GBに接続さ
れた7本の信号ラインSLまたはそれらのラインによっ
て制御されるスイッチング素子の列をそれぞれスイ・ソ
チ列1、 2.・・・S7とする。81〜S7はこれら
S のラインSL七の信号をさすときもある。
スイッチ列S1は電圧分布発生回路74Bにプログラム
されたメンバーシップ関数を4デイジ・ント左にシフト
し、スイッチ列S、S4およびS6は4デイジツト右に
、8デイジツト左に、および8デイジツト右にそれぞれ
シフトする。スイ・ン千列S およびS5はプログラム
されたメン1< −シップ関数を右または左にシフトす
るものではなく、それを出力端子に直接に送り出す。ス
イ・ソ千列S7は接地されたスイ・ソチ・アレイであっ
て、このスイッチS がオン、他のスイッチS1〜S 
がオフのときにすべての出力端子をグランド・レベルに
落とす。
メンバーシップ関数のラベルと信号s  −87■ のバイナリイ・レベルとの関係が第23図に示されてい
る。デコーダ76Bは2人力する3ビツトのバイナリイ
信号c + 、C2、Ca  (OVまたは+5V)を
第23図に示すテーブルにしたがって7ビツトのバイナ
リイ信号S  −37(−5V rLレベル」または+
5VrHレベル」)に変換するものであり、具体的には
第24図に示されるようにNANDゲート77とインバ
ータ78との組合せから構成される。
たとえば2人力したラベルがPLの場合には。
スイッチ列S と86がオンになる。電圧分布発主回路
74Bにプログラムされたメンバーシップ関数は、スイ
ッチ列S3を通して4デイジツト右にシフトされ、さら
にスイッチ列S6を通して8デイジツト右にシフトされ
る。したがって、プログラムされたメンバーシップ関数
は12デイジツト右にシフトされ、出力端子に現われる
メンバーシップ関数はPL(正の大きな値)となる。
第21図において、電圧分布発生回路74Bのグランド
・レベルに接続されたラインVLには、中央の25本の
出力ラインOLに加えて、その左右において312本ず
つの出力ラインOLに平行なうインと斜めラインBLと
が接続され、これらのラインと信号ラインSLとの交点
にスイ・ソチ列S1゜S2.s  、s  、sBが設
けられている。これは、プログラムされたメンパージ・
ノブ関数がどのようにシフトされようと、グランド・レ
ベルの信号を出力端子に確実に出力させるようにするた
めのちのである。
パス・トランジスタ・アレイ75Bはファジィ真理値電
圧(0〜5V)を減衰させることなく出力端子に通さな
ければならない。通常のPMO8回路では、もしファジ
ィ真理値電圧がPMO8PETのスレシホールド電圧よ
りも低いときには、 PMO8PETは。
ゲート電圧V (デコーダの出力)がOvであれば、完
全なオン状態にはならない。PMO8PETが完全にオ
ン状態となるようにするために、vGを一5V程度にす
る必要がある。このために。
上述したようにデコーダ76Bは一5V(L)。
+5V(H)をとる出力を発生するように構成されてい
る。このような出力信号S −87を発生する第24図
のデコーダを・構成するNANDゲート77の一例が第
25図に示されている。
上述の説明では、ファジィ・メンバーシップ関数は山形
ないしは一二角形状のものとして示されている。しかし
ながら、メンバーシップ関数としては種々のものが煮え
られるし、必要に応じて異なる形のものを選択できるよ
うにしておくことが好ましい。
第26図は、第19図に示されるタイプのGO−MPG
に七に適用r+J能な電圧分布発生回路であって、ファ
ジィ・メンバーシップ関数形を選択できるようにした回
路を示している。制御電圧■ によって制御される分圧
電圧■。1〜■c4が現われる結節点に接続された電圧
ラインVLに、山形ないしは三角形状のファジィ・メン
バーシップ関数形を表わす電圧分布を出力するように結
線された出力ラインOLIと2台形状の関数形を表わす
電圧分布を出力するように結線された出力ラインOL2
とが設けられている。これらのラインOLI、OL2に
はそれぞれスイッチング素子、 NHO2FET 7Q
A。
70Bが接続され、これらのスイッチング素子の出力側
においてラインOLI、OL2は出力端子に接続される
出力ラインOLに接続されている。スイッチング素子7
0Bは選択信号Cによって直接に、素子70Aはインバ
ータ79を介してそれぞれ制御される。
選択信号CがLレベルの場合にはスイッチング素子70
Aがオンとなって、山形ないしは三角形状のメンバーシ
ップ関数形を表わす電圧が出力ラインOLに出力される
。逆に信号CがHレベルの場合には素子70Bかオンと
なるので台形の関数形を表イ)す電圧が出力される。こ
のようにして。
ファジィ・メンバーシップ関数形を選択することが可能
となる。
第26図の回路において、 PET 70A、 70B
のスレシホールド値電圧をVTII(通常1v程度)と
すれば、これらのFETを制御する選択信号Cのバイナ
リイ・レベルは、LレベルがvTH以下、HレベルがV
、rII+5V以上であればよい。ここで5Vは、制御
電圧V の最大電圧である。
電圧分布発生回路における発生電圧の分布形。
すなわちファジィ・メンバーシップ関数形は、上述した
2つの形のみならず、3つ以上の形をあらかじめ作成し
ておいてこれらのうちから1つを選択できるようにする
こともできる。また、関数形の選択は第21図に示すG
C−MFGにも適用可能であるのはいうまでもない。
電圧分布発生回路は複数のラインーにに分布した電圧信
号を発生する。したがって、1つの電圧分布発生回路の
出力電圧を1梨数のスイッチ・アレイ75に与えること
が可能である。第27図は、1つの電圧分布発生回路7
4と、この出力電圧が与えられる複数のスイッチ・アレ
イ75とを含むGC−MFGを示している。谷スイッチ
・アレイ75はそれぞれのデコーダ7Gによって駆動さ
れる。各デコーダ76には同じまたは異なるラベルのコ
ード信号が与えられる。したがって、このGC−MFG
からは複数の同じまたは異なるメンバーシップ関数を表
わす電圧分布を得ることができる。しかもこれらの複数
のメンバーシップ関数のグレードを制御電圧V によっ
て等しくかつ同時に制御できる。
次にGC−NPCの具体例について第28図を参照して
説明する。メンバーシップ関数回路31a、 31bは
電圧て表イツされた゛メンバーシップ関数を発生するの
で、それらのラベルLA、LB、は電圧でLpえられ(
これらのラベル電圧をそれぞれvLA’■ とする)1
人力X  rVBも電圧信号で与え1、n      
          Aられる(入力端子信号をそれぞ
れV  、Y  とすy る)。メンバーシップ関数回路31a、 31bは上述
した二角形状のメンバーシップ関数MF1を表わす電圧
信号を出力するものである。2つのメンバーシップ関数
回路31aと31bは全く同じ構成であるから一方の回
路31aについて説明する。メンバーシップ関数回路3
1aは2つの差動回路81.62を含んでいるので、ま
ずこれらの回路の動作について差動回路62を例にとっ
て第29図および第30図を参照して説明する。
第29図において、差動回路62は2つのトランジスタ
Q  、Q  を含んでおり、これらのトランジスタの
エミッタ間には可変抵抗R22が接続されている。一方
のトランジスタQ61のベース(これがメンバーシップ
関数回路の入力端子となる)には入力端子■ が与えら
れ、他方のトランジスタQ82のベースにはラベルを表
わす電圧vLAが与えられる。電流Iが電流源Q54に
よって両トランジスタQ  、Q  のエミッタに供給
されている。
トランジスタQ に流れる電流を1  、トランジスタ
Q62に流れる電流を工。2とすると、第30図(A)
に示すように、V<VLAのときにはトランジスタQ6
2に162−1の電流が流れ、トランジスタQ6□には
電流は流れない(16、−0)。入力電圧V がラベル
vLA以上になると、トランジスタQ の電流■6□は
直線的に減少し、トランジスりQ61に流れる電流I6
、が0から直線的に増大していく。そしてV  −V 
LA + R221になったときに、I6゜−0,16
1−1となり、これ以上に太きLSV  の領域におい
てはこの状態に保たれる。
電流ミラーCM 2が設けられ、この電流ミラーはトラ
ンジスタQ に流れる電流” 82によって駆動される
。電流ミラーCM 2の出力側に抵抗RLが接続され、
この抵抗RLに現われる電圧を電圧X とする。電圧x
2はx2−I62RLで与えられるので、この電圧x2
は入力電圧Vxの変化に対して第30図(B)に実線で
示すように変わる。電圧x2が直線的に☆化する部分の
勾配は−Rt、 /Rで与えられる。したがって、抵抗
R22の値を変えることによってこの勾配を変えること
ができる。
第28図において、もう1つの差動回路B1も差動回路
62と同じ構成である。入力電圧V が与えられるトラ
ンジスタQ51およびラベル電圧vLAが与えられるト
ランジスタQ52に流れる電流をそれぞれI  、I 
 とすると、これらの電流は入力電圧■ に対して第3
0図(C)に示すように変化する。
電流ミラーCM  はトランジスタQ51に流れる電流
■51によって駆動される。電流ミラーCM1の出力側
に接続された抵抗R0には電流■51が流れるから、こ
の抵・抗Rt、で降下される電圧XtはX  ”” l
 s t Rt、となる。入力電圧vxに対する雷■ 圧×1の変化を示すグラフが第30図(D)の実線であ
る。電圧X1が直線的に増加する部分の勾配はRL/R
2□で与えられる。抵抗R2□は差動回路61の2つの
トランジスタQ51とQ52のエミッタ間に接続された
抵抗であり、この抵抗R2、の値ヲ変えることにより上
記勾配が変化する。
メンバーシップ関数回路31aには2人力のMIN回路
が含まれている。−F述した電圧X t 、 X2は旧
N回路を構成するトランジスタQ1□、Q1□のベース
に与えられる。これらのトランジスタQII ”12の
エミッタに現われる出力電圧vA(μA)は電圧xlと
x2のMIN演算結果であり、そのグラフが第30図(
E)に実線で示されている。出力電圧V^は入力電圧v
xに対して三角形状に変化し、三角形状のメンバーシッ
プ関数MF1を表わす。そして、ピーク値に対応する入
力電圧がラベル電圧vLAである。また抵抗R2□また
はR22によって、たとえば第5図(B)にSL、SL
2で示すように、勾配が変えられる。
他のメンバーシップ関数回路31bからも同じように、
設定されたラベル電圧■LBの下で入力電圧■ に対応
したメンバーシップ関数値(μB)をy′ 表わす出力電圧Vnが得られる。
MINM路24a(ファジィ推論合成回路14aに含ま
れでいる。第15図参照)は、ワイヤード0R63と電
流源64とを含む。そして、上記のメンバーシップ関数
回路31g、 31bの出力電圧v 、VBがワイヤー
ド0R63に与えられる。ワイヤード0R63の出力が
aMl(aM)に対応する旧N演算結果を表わす電圧V
Mとなる。
さらに詳しく述べれば、メンバーシップ関数回路31a
のトランジスタQII ”12と、メンバーシップ関数
回路31bのトランジスタQ11”12と、ワイヤーF
OR83と、電流源84とによって4人力の旧N回路が
構成されているといえる。
第30図(E)のグラフから分るようにメンバーシップ
関数回路31a、 31bにおけるメンバーシップ関数
のピーク値はIR,、で決定される。抵抗R,を一定と
すれば、電流Iを変えることによりピーク値が変化する
グレード制御回路51は与えられた制御電圧V に応じ
て電流■を変化させるための回路である。グレード制御
回路51には電流源として働く電流ミラーCM4があり
、この電流ミラーCM 4とメンバーシップ関数回路3
1aの電流源としてのI・ランジスタQ53”54およ
びメンバーシップ関数回路31bの電流源としてのトラ
ンジスタQ53Q54はマルチ電流ミラーを構成してい
る。したがって、電流ミラーCM4に流れる電流Iに等
しい電流がこれらのトランジスタQ53”54に流れる
ことになる。電流ミラーCM4はコンデンサC1を含ん
でいる。このコンデンサCIは位相補償用のコンデンサ
である。第17図のように電圧調整回路4の出力をグレ
ード制御回路51の入力V。
にフィードバックした際の発振はこのコンデンサC1で
防止できる。
この電流ミラーCM4はもう1つの電流ミラーCM5を
駆動する。この電流ミラーCM5の一方のトランジスタ
のコレクタには抵抗Rが接続されている。この抵抗Rに
電流Iが流れることにより、VR−IRoの電圧が現わ
れる。
グレード制御回路51には差動回路65とこれを駆動す
る電流源C8とが設けられている。差動回路65は2つ
のトランジスタQ71”72を含みそれらのエミッタは
等しい値の2つの抵抗R23”24によって接続され、
この2つの抵抗の接続点が電流源C8の出力側に接続さ
れている。一方のトランジスタQ71のベースには制御
電圧vcが与えられ、他h゛のトランジスタQ72のベ
ースには上記の電圧VRが与えられている。これらの電
圧V。
とVRとが等しい場合には電流ミラーCM3によって両
トランジスタQ71.Q72に等しい電流が流れる。
電圧V とV1ンとが等しくない場合には両トランジス
タに流れる電流11と■2には差が生じる。電流ミラー
CM  は両トランジスタQ71とQ7□とに等しい電
流を流すように働くので、?!!流I と■ の差の電
流は、トランジスタQ72のコレクタ側に接続されたト
ランジスタQ73のベースに流れ、トランジスタQ73
のエミッタにその差の電流増幅率β倍の電流が流れる。
トランジスタQ73のエミッタはツェナー・ダイオード
ZDを介して電流ミラーCM4に接続されているので、
電流ミラーCM4に流れる電流が変化する。この電流変
化は抵抗Rに流れる電流■の変化として現われ、電圧V
Rが制御電圧、voに等しくなるように作用する。ツェ
ナー・ダイオードZDはトランジスタQ73のエミッタ
に適当な電位を与えるためのものであり、トランジスタ
を複数個設けることによりこれに代えてもよい。
電圧V とVRとの差をΔV 、R23” R24−〇 r とすると電流!、主電圧Rは次式で与えられる。
1 −  (1/r   )  ・ β −ΔVV  
−RI−(1/r  )・β・R8Ro       
       e Δ V −(1/r )・β・R(v −vR)e      
        OC したがって。
vR−[(1/r8)−β−Ro/+1+(1/r  
  )   ・ β ・ R)  コ  ・ v。
CO ここで (1/r  )  ・β・R〉〉1とすると。
e              O ■17 ″■c となる。したがって、抵抗Rに流れる電流Iは1−V 
 /R CO となる。
以上のようにして、制御電圧V によって電流■が制御
され、メンバーシップ関数回路31a。
31bのピーク電圧が、#ド純加算回路3の出力電圧が
1となるように制御される。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例を示すもので2重心決定回路のブ
ロック図である。 第2図はファジィ情報とその重心とを説明するためのグ
ラフである。 第3図は重み付き加算回路の構成例を示す回路図である
。 第4図は変形例を示す回路図である。 第5図から第30図は第2の実施例を示すものである。 第5図はメンバーシップ関数を示すグラフで。 同図(^)は一般的な形を、同図(B)は三角形状およ
び台形状の同関数を、同図(C)はZ関数およびS関数
をそれぞれ示している。 第6図は複数本の信号ライン上に分布した・電圧によっ
て表わされるメンバーシップ関数を示している。 第7図はパラレル・タイプの基本的なファジィ・コンピ
ュータの概念を示すブロック図、第8図は成敗のインプ
リケーションが存在する場合の同タイプのファジィ・コ
ンピュータの概念を示すブロック図である。 第9図はパラレル・り゛イブの基本的なファジィ推論エ
ンジンの構成を示すブロック図である。 第1O図はファジィ推論の過程を模式的に表わした説明
図である。 il1図はパラレル・タイプの拡張されたファジィ推論
エンジンの概念を示すものであり、第12図はその構成
を示すブロック図である。 第13図および第14図はファジィ・コントローラにお
ける推論過程の説明図である。 第15図はパラレル・タイプのファジィ・コントローラ
の構成を示すブロック図である。 第16図は重心決定回路を適用したファジィ・コンピュ
ータの一例を示すブロック図である。 第17図は重心決定回路を適用したファジィ・コントロ
ーラの一例を示すブロック図である。 第18図はグレード・コントローラプル・メンバーシッ
プ関数回路の基本構成を示すブロック図である。 第19図は、スイッチ・マトリクスを用いて実現したグ
レード・コントローラプル・メンバーシップ関数発生回
路を示す回路図、第20図は第19図における記号の具
体的構成を示すものである。 第21図は、パス・トランジスタ・アレイを用いて実現
したグレード・コントローラプル・メンバーシップ関数
発生回路を示す回路図、第22図は第21図における記
号の具体的構成を示すもの、第23図は第21図におけ
るデコーダの動作を示すテーブル、第24図は同デコー
ダの具体的構成を示す回路図、第25図は第24図の回
路において用いられるNANDゲートを示す回路図であ
る。 第26図は、メンバーシップ関数形を選択できる電圧分
布発生回路を示す回路図である。 第27図はグレード・コントローラプル・メンバーシッ
プ関数発生回路の発展形態を示すブロック図である。 第28図はグレード・コントローラプル・メンバーシッ
プ関数回路の具体的構成例を示すブロック図である。 第29図はメンバーシップ関数回路を説明するために同
回路の一部を抜出して示す回路図、第30図(A)〜(
E)は同回路の信号を示すグラフである。 2・・・重み付き加算回路。 3・・・単純加算回路。 4・・・電圧調整回路。 5・・・口1変係数アレイ。 11GC,12Gc、  13Gc ・・・グレード争コントローラプル・メンノく−シップ
関数発生回路。 14・・・ファジィ推論エンジン。 14a・・・ファジィ推論合成回路。 31a、31b ・・・グレード・コントローラブル−メンノ(−シップ
関数回路。 51・・・グレード制御回路。 QI”2・・・MOS  FET。 以  上 第2図 第3図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数本のライン上に分布したファジィ情報を表わ
    す電気信号のそれぞれに、ラインの順位に応じた値を乗
    じてそれらを加算する第1の重み付き加算回路、 複数本のライン上に分布した上記電気信号を加算する第
    2の単純加算回路、および 第2の単純加算回路の出力信号が1に相当する値を表わ
    すように上記電気信号に関連する回路部分を制御する制
    御手段、 を備えた重心決定回路。
  2. (2)メンバーシップ関数を表わす信号を出力するメン
    バーシップ回路の出力信号に基づいて所定のファジィ推
    論を実行し、複数本のライン上に分布した推論結果を表
    わす信号を出力するファジィ処理装置に適用され、 複数本のライン上に分布した推論結果を表わす信号のそ
    れぞれに、ラインの順位に応じた値を乗じてそれらを加
    算する第1の重み付き加算回路、複数本のライン上に分
    布した推論結果を表わす信号を加算する第2の単純加算
    回路、および第2の単純加算回路の出力信号が1に相当
    する値を表わすように上記メンバーシップ回路の出力す
    る信号のレベルを制御するグレード制御手段、を備えた
    重心決定回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0561533A (ja) * 1991-09-02 1993-03-12 Mitsubishi Electric Corp 数値制御装置及びこの装置に適用可能なフアジー推論装置
JPH05159084A (ja) * 1991-07-19 1993-06-25 Mikuni Corp ファジィ推論回路
US5317674A (en) * 1991-03-04 1994-05-31 Mikuni Corporation Center-of-gravity determining circuit for pulse generation
US5561739A (en) * 1991-04-15 1996-10-01 Mikuni Corporation Defuzzifier curcuit

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