JPH0253581B2 - - Google Patents
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- JPH0253581B2 JPH0253581B2 JP56064957A JP6495781A JPH0253581B2 JP H0253581 B2 JPH0253581 B2 JP H0253581B2 JP 56064957 A JP56064957 A JP 56064957A JP 6495781 A JP6495781 A JP 6495781A JP H0253581 B2 JPH0253581 B2 JP H0253581B2
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- cork board
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Floor Finish (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はガラス繊維を用いた複合コルク板を
使用して遮音床を施工する方法に関する。
使用して遮音床を施工する方法に関する。
従来知られているコルク板は、コルク粉粒体に
ブタジエンスチレンゴムのような合成ゴム、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニルなど
からなるエマルジヨン、熱可塑性樹脂からなるペ
ーストあるいはフエノール樹脂、メラミン樹脂な
どの熱硬化性樹脂などをバインダとして加えて十
分に混合し、これを熱圧その他の方法により結合
させてブロツク状にしたものを板状に切削して作
られており、これは適度のクツシヨン性を有する
ほか遮音性、断熱性にも富んでいるため床仕上
材、壁材などの建築用材料として広く使用されて
いる。
ブタジエンスチレンゴムのような合成ゴム、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニルなど
からなるエマルジヨン、熱可塑性樹脂からなるペ
ーストあるいはフエノール樹脂、メラミン樹脂な
どの熱硬化性樹脂などをバインダとして加えて十
分に混合し、これを熱圧その他の方法により結合
させてブロツク状にしたものを板状に切削して作
られており、これは適度のクツシヨン性を有する
ほか遮音性、断熱性にも富んでいるため床仕上
材、壁材などの建築用材料として広く使用されて
いる。
しかし上記コルク板は、上述したような好まし
い性能を有している反面、コルク本来の性質とし
て吸水性が大でそれによる寸法変化が大きく、し
かもバインダに合成樹脂を用いているため温度変
化に対する寸法安定性にも劣つている。したがつ
て、これを床仕上材として用いた場合には、反
り、突上げ、脹れ、目地すきなどの問題を生じ、
外観上見苦しいばかりでなく、甚だしい場合には
使用に耐えられないものとなる。
い性能を有している反面、コルク本来の性質とし
て吸水性が大でそれによる寸法変化が大きく、し
かもバインダに合成樹脂を用いているため温度変
化に対する寸法安定性にも劣つている。したがつ
て、これを床仕上材として用いた場合には、反
り、突上げ、脹れ、目地すきなどの問題を生じ、
外観上見苦しいばかりでなく、甚だしい場合には
使用に耐えられないものとなる。
また、このコルク板を用いる遮音床施工法も知
られている。これはコンクリートスラブのような
床基盤の上にコルク板を接着剤で貼り、その上に
通常発泡層を有する遮音性能の高い積層タイプの
合成樹脂製床仕上材を貼る方法である。しかし、
このような方法で施工された床は、使用したコル
ク板が上述したように吸水や温度変化による寸法
安定性に劣つているため、コルク板の反り、突上
げ、脹れなどが床仕上材の表面に現われて見苦し
くなりやすい。これを防止するため従来は、第2
図に示すようにコンクリートスラブ5の上に接着
剤4′で貼つたコルク板1の上に接着剤4′を介し
て合板9を2層に貼り、その上に裏打層6、中間
層7、表面層8からなる床仕上材Bを接着剤4′
で貼る方法が採られている。この方法では通常合
板の方がコルク板より寸法が大きいため目地が減
少し、コルク板の上に直接床仕上材を貼る場合よ
りも床の外観は良い。しかし合板も水分の影響を
受けやすく反つたりするため、コルク板に比べて
割合は少ないがコルク板と同様の問題が発生して
完全とは言えないほか、材料費が増し施工能率も
よくないのでコスト的にも好ましくない。
られている。これはコンクリートスラブのような
床基盤の上にコルク板を接着剤で貼り、その上に
通常発泡層を有する遮音性能の高い積層タイプの
合成樹脂製床仕上材を貼る方法である。しかし、
このような方法で施工された床は、使用したコル
ク板が上述したように吸水や温度変化による寸法
安定性に劣つているため、コルク板の反り、突上
げ、脹れなどが床仕上材の表面に現われて見苦し
くなりやすい。これを防止するため従来は、第2
図に示すようにコンクリートスラブ5の上に接着
剤4′で貼つたコルク板1の上に接着剤4′を介し
て合板9を2層に貼り、その上に裏打層6、中間
層7、表面層8からなる床仕上材Bを接着剤4′
で貼る方法が採られている。この方法では通常合
板の方がコルク板より寸法が大きいため目地が減
少し、コルク板の上に直接床仕上材を貼る場合よ
りも床の外観は良い。しかし合板も水分の影響を
受けやすく反つたりするため、コルク板に比べて
割合は少ないがコルク板と同様の問題が発生して
完全とは言えないほか、材料費が増し施工能率も
よくないのでコスト的にも好ましくない。
一方、コルク板の片面または両面にポリ塩化ビ
ニルなどの熱可塑性樹脂層を設けた複合コルク板
も知られているが、これは耐水性に富むが、その
反面単なる熱可塑性樹脂層を積層したものである
ため、温度変化に対する寸法安定性がわるく非常
に反りやすい欠点がある。したがつて、この種の
複合コルク板を床仕上材、壁材などの建築用材料
として用いた場合にも、やはり従来のコルク板と
同様に反り、突上げ、脹れなどの問題が生じる。
ニルなどの熱可塑性樹脂層を設けた複合コルク板
も知られているが、これは耐水性に富むが、その
反面単なる熱可塑性樹脂層を積層したものである
ため、温度変化に対する寸法安定性がわるく非常
に反りやすい欠点がある。したがつて、この種の
複合コルク板を床仕上材、壁材などの建築用材料
として用いた場合にも、やはり従来のコルク板と
同様に反り、突上げ、脹れなどの問題が生じる。
この発明は、上述したような従来のコルク板に
おける欠点およびその使用上における障害を除く
ためになされたもので、コルク板にガラス繊維ま
たはこれを主体とする材料を一体に結合した複合
コルク板を床基盤上に敷設し、その上に後述する
ような床仕上材を敷設する遮音床施工法を提供す
るものである。以下これらを添付の図面に基いて
詳しく説明する。
おける欠点およびその使用上における障害を除く
ためになされたもので、コルク板にガラス繊維ま
たはこれを主体とする材料を一体に結合した複合
コルク板を床基盤上に敷設し、その上に後述する
ような床仕上材を敷設する遮音床施工法を提供す
るものである。以下これらを添付の図面に基いて
詳しく説明する。
第1図は本発明に用いられる各種複合コルク板
の断面を例示したもので、複合コルク板は、イに
示すようにコルク板1の片面にガラス繊維層2が
形成されたものA1、ロに示すようにコルク板1
の両面にガラス繊維層2,2が形成されたもの
A2、ハに示すように複数枚のコルク板1,1の
間にガラス繊維層2を介在したものA3のいずれ
でもよく、またニおよびホに示すようにガラス繊
維層を形成しないコルク板1′の表面にそれぞれ
透明な合成樹脂層3を設けたものA4,A5および、
ヘに示すようにコルク板1とガラス繊維層2の間
に接着剤層4を形成したものA6のいずれでもよ
い。
の断面を例示したもので、複合コルク板は、イに
示すようにコルク板1の片面にガラス繊維層2が
形成されたものA1、ロに示すようにコルク板1
の両面にガラス繊維層2,2が形成されたもの
A2、ハに示すように複数枚のコルク板1,1の
間にガラス繊維層2を介在したものA3のいずれ
でもよく、またニおよびホに示すようにガラス繊
維層を形成しないコルク板1′の表面にそれぞれ
透明な合成樹脂層3を設けたものA4,A5および、
ヘに示すようにコルク板1とガラス繊維層2の間
に接着剤層4を形成したものA6のいずれでもよ
い。
複合コルク板の製造手段としては、ガラス繊維
層とコルク板またはコルク粉粒体を熱圧により形
成する方法、ガラス繊維を含む流動状態の合成樹
脂をコルク板に塗布して加熱その他の手段により
硬化させて一体に形成する方法、あるいは接着剤
を用いて両者を一体に接合する方法などが挙げら
れる。
層とコルク板またはコルク粉粒体を熱圧により形
成する方法、ガラス繊維を含む流動状態の合成樹
脂をコルク板に塗布して加熱その他の手段により
硬化させて一体に形成する方法、あるいは接着剤
を用いて両者を一体に接合する方法などが挙げら
れる。
上記のガラス繊維層とは、ガラス繊維の不織布
または織布、あるいは適宜の長さに切断されたガ
ラス繊維を層状に形成したもの、およびこれらの
ガラス繊維材料と樹脂よりなる複合体を言う。こ
れらの複合体としては、たとえば上記のガラス繊
維材料に樹脂を塗布、散布または含浸させたも
の、ガラス繊維材料と樹脂シートを積層したも
の、ガラス繊維材料を樹脂に埋設したり樹脂で被
覆したりしたものなどが挙げられる。なお、ここ
で言う埋設または被覆とは、樹脂の表面からガラ
ス繊維の一部分が露出しているものも含む。
または織布、あるいは適宜の長さに切断されたガ
ラス繊維を層状に形成したもの、およびこれらの
ガラス繊維材料と樹脂よりなる複合体を言う。こ
れらの複合体としては、たとえば上記のガラス繊
維材料に樹脂を塗布、散布または含浸させたも
の、ガラス繊維材料と樹脂シートを積層したも
の、ガラス繊維材料を樹脂に埋設したり樹脂で被
覆したりしたものなどが挙げられる。なお、ここ
で言う埋設または被覆とは、樹脂の表面からガラ
ス繊維の一部分が露出しているものも含む。
また樹脂としては、たとえば熱可塑性樹脂、あ
るいは熱その他の方法により硬化または架橋する
タイプの樹脂などが挙げられ、これらの樹脂は発
泡脂樹でもよく、また安定剤、可塑剤、充填剤そ
の他の配合助剤を含んでいてもよい。
るいは熱その他の方法により硬化または架橋する
タイプの樹脂などが挙げられ、これらの樹脂は発
泡脂樹でもよく、また安定剤、可塑剤、充填剤そ
の他の配合助剤を含んでいてもよい。
本発明に用いられる複合コルク板は、温度変化
に対する寸法安定性の極めて良好なガラス繊維層
を有しているので寸法安定性が良く、従来のコル
ク板にみられるような反り、突上げ、脹れなどを
生じることはなく、またガラス繊維層は耐水性が
よいので複合コルク板の耐水性も極めて良好であ
る。なお、ガラス繊維層の存在は、コルク板が合
成ゴムラテツクス、合成樹脂エマルジヨン、熱可
塑性樹脂ペーストなどをバインダに用いて作られ
たものに適用した場合に好ましい結果が得られ
る。本発明に用いられる複合コルク板は、上述し
たように温度変化に対する寸法安定性ならびに耐
水性が極めて良好であるため、建築用材料とくに
遮音床用の床下地材として、また通常の床仕上材
としても好適である。
に対する寸法安定性の極めて良好なガラス繊維層
を有しているので寸法安定性が良く、従来のコル
ク板にみられるような反り、突上げ、脹れなどを
生じることはなく、またガラス繊維層は耐水性が
よいので複合コルク板の耐水性も極めて良好であ
る。なお、ガラス繊維層の存在は、コルク板が合
成ゴムラテツクス、合成樹脂エマルジヨン、熱可
塑性樹脂ペーストなどをバインダに用いて作られ
たものに適用した場合に好ましい結果が得られ
る。本発明に用いられる複合コルク板は、上述し
たように温度変化に対する寸法安定性ならびに耐
水性が極めて良好であるため、建築用材料とくに
遮音床用の床下地材として、また通常の床仕上材
としても好適である。
次に以上のような複合コルク板を使用する本発
明の遮音床施工法について添付の図面を参照しな
がら説明する。第3図は上記施工法の1例を示し
たもので、たとえばコンクリートスラブからなる
床基盤5′の上に接着剤4′を介して複合コルク板
A2を貼り、その上に床仕上材Bを接着剤4′(ま
たは粘着テープ)を用いて貼付けるものである。
なお、床仕上材としては少なくとも非発泡表面層
および発泡中間層を有する積層タイプの合成樹脂
製床仕上材が遮音性能その他の点でとくに好まし
い。発泡層の裏面には所望により裏打層を設ける
ことができる。このような施工法によれば、耐水
性および温度変化に対する寸法安定性の良好な複
合コルク板を床下地材として用いるので、反り、
突上げ、脹れなどを生じることがない外観の極め
て良好な遮音床が得られる。また、従来のコルク
板を用いる施工法では必要とされる合板の使用が
不要であり、そのため材料費を低減できるととも
に、施工能率も大巾に向上させることができる。
明の遮音床施工法について添付の図面を参照しな
がら説明する。第3図は上記施工法の1例を示し
たもので、たとえばコンクリートスラブからなる
床基盤5′の上に接着剤4′を介して複合コルク板
A2を貼り、その上に床仕上材Bを接着剤4′(ま
たは粘着テープ)を用いて貼付けるものである。
なお、床仕上材としては少なくとも非発泡表面層
および発泡中間層を有する積層タイプの合成樹脂
製床仕上材が遮音性能その他の点でとくに好まし
い。発泡層の裏面には所望により裏打層を設ける
ことができる。このような施工法によれば、耐水
性および温度変化に対する寸法安定性の良好な複
合コルク板を床下地材として用いるので、反り、
突上げ、脹れなどを生じることがない外観の極め
て良好な遮音床が得られる。また、従来のコルク
板を用いる施工法では必要とされる合板の使用が
不要であり、そのため材料費を低減できるととも
に、施工能率も大巾に向上させることができる。
第1図イ〜ヘはそれぞれ本発明の遮音床施工法
に使用される複合コルク板の断面図、第2図は従
来の遮音床施工法の説明図、第3図は本発明遮音
床施工法の説明図である。 1,1′……コルク板、2……ガラス繊維層、
3……合成樹脂層、4,4′……接着剤層、5,
5′……床基盤(コンクリートスラブ)、6……裏
打層、7……中間層、8……表面層、9……合
板、A……複合コルク板、B……床仕上材。
に使用される複合コルク板の断面図、第2図は従
来の遮音床施工法の説明図、第3図は本発明遮音
床施工法の説明図である。 1,1′……コルク板、2……ガラス繊維層、
3……合成樹脂層、4,4′……接着剤層、5,
5′……床基盤(コンクリートスラブ)、6……裏
打層、7……中間層、8……表面層、9……合
板、A……複合コルク板、B……床仕上材。
Claims (1)
- 1 コルク板にガラス繊維またはこれを主体とす
る材料を一体に結合した複合コルク板を床基盤上
に敷設し、その上に少なくとも非発泡表面層およ
び発泡中間層を有する積層タイプの合成樹脂製床
仕上材を敷設することを特徴とする遮音床施工
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6495781A JPS57180745A (en) | 1981-04-28 | 1981-04-28 | Composite cork plate and sound-proof floor constructing method using same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6495781A JPS57180745A (en) | 1981-04-28 | 1981-04-28 | Composite cork plate and sound-proof floor constructing method using same |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57180745A JPS57180745A (en) | 1982-11-06 |
JPH0253581B2 true JPH0253581B2 (ja) | 1990-11-19 |
Family
ID=13273029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6495781A Granted JPS57180745A (en) | 1981-04-28 | 1981-04-28 | Composite cork plate and sound-proof floor constructing method using same |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57180745A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0633678B2 (ja) * | 1985-10-14 | 1994-05-02 | 旭有機材工業株式会社 | 遮音乾式浮床構造 |
JP2001271483A (ja) * | 2000-03-24 | 2001-10-05 | Tajima Inc | 合成樹脂床材 |
JP2002021305A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-01-23 | Tajima Inc | コルク床タイル |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4828080A (ja) * | 1971-08-16 | 1973-04-13 | ||
JPS4937632U (ja) * | 1972-07-10 | 1974-04-03 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5635454Y2 (ja) * | 1977-03-16 | 1981-08-21 | ||
JPS5697336U (ja) * | 1979-12-23 | 1981-08-01 |
-
1981
- 1981-04-28 JP JP6495781A patent/JPS57180745A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4828080A (ja) * | 1971-08-16 | 1973-04-13 | ||
JPS4937632U (ja) * | 1972-07-10 | 1974-04-03 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57180745A (en) | 1982-11-06 |
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