JPH025288Y2 - - Google Patents

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JPH025288Y2
JPH025288Y2 JP1983147497U JP14749783U JPH025288Y2 JP H025288 Y2 JPH025288 Y2 JP H025288Y2 JP 1983147497 U JP1983147497 U JP 1983147497U JP 14749783 U JP14749783 U JP 14749783U JP H025288 Y2 JPH025288 Y2 JP H025288Y2
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air
tongue
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、クロスフローフアンを備えた空気調
和機に関し、特にその真下方向吹出し性能の改善
に関するものである。
(従来技術) 従来より、クロスフローフアンを備えた冷暖房
装置等の空気調和機として、例えば第2図に示す
ように、本体ケーシングaの前面央部に吸込口b
を、前面下部に吹出口cをそれぞれ設け、該本体
ケーシングa内に吸込口b後方に対向して熱交換
器dおよびクロスフローフアンeを順に配置し
て、該クロスフローフアンeにより吸込口bから
熱交換器dを経て吸込んだ吸込空気をほぼ180゜転
回し、フアンハウジングfで構成された吐出通路
gを経て吹出口cに吐出し、該吹出口cから熱交
換された吐出空気を吹出すようにしたものは知ら
れている(例えば実開昭54−168043号公報参照)。
そして、従来、上記吹出口cには、吐出空気を
ほぼ真下方向に案内する変向案内板h1を有する回
動可能な吹出グリルhを配設し、冷房時には吹出
グリルhを仮想線で示す如くその変向案内板h1
ほぼ水平方向になるように位置付けて、吐出空気
をそのままほぼ水平前方に吹出す一方、暖房時に
は吹出グリルhを実線で示す如くその変向案内板
h1がほぼ垂直方向になるように位置付けて、吐出
空気を変向案内板h1によりほぼ真下方向に吹出す
ことにより、冷房、暖房に応じて吐出空気の気流
分布を均一にするようになされている。
また、上記クロスフローフアンeは、そのロー
タe1の吐出側外周に沿つて吐出空気をほぼ180゜転
回させるべく案内するフアンハウジングfに吸込
側と吐出側とを締切る後板を構成する上流端部
(図示せず)を有するとともに、該上流端部とク
ロスフローフアンeのロータe1を挾んで対向する
位置に、同じく吸込側と吐出側とを締切る前板を
構成する舌部iを有し、該舌部iは、クロスフロ
ーフアンeのロータe1に対面する第1舌部壁i1
と、該第1舌部壁i1の吐出側先端から吐出方向に
ほぼ直角に折曲がる第2舌部壁i2とからなるL字
形形状であつて、上記第1舌部壁i1をロータe1
近接させて、該第1舌部壁i1の近傍において強制
渦wを、その渦中心をロータe1の羽根内周面近傍
に位置せしめて発生させることにより、吸込空気
流線に対して吐出空気流線を確実にほぼ180゜転回
させるようになされている。
しかるに、上記従来のものでは、暖房時等、吹
出グリルhを真下方向吹出し位置に位置付けたと
き、つまりその変向案内板h1により吐出空気をほ
ぼ真下方向に変向案内するとき、図示の如く吐出
空気が変向案内板h1に激しく衝突して変向される
ため、それに伴つて強制渦wの渦中心がロータe1
の羽根内周面近傍から外周側へ移動し、強制渦の
位置が不安定となつて振動する、いわゆるサージ
ング現象が発生し、その結果、吐出空気の風量が
大幅に低下し、また吹出風に乱れが生じて均一な
気流分布が得られないなど、暖房効果が減ずるこ
とになり、また騒音が発生するという問題があつ
た。
(考案の目的) 本考案の目的は、上記の如きクロスフローフア
ンを備えた空気調和機において、クロスフローフ
アンにおける前板を構成する舌部の形状構造、並
びに該舌部とクロスフローフアンと吹出グリルの
変向案内板との配置関係を適切に選定して、強制
渦の渦中心を安定させてそのサージング現象をな
くすことにより、吹出グリルの真下方向吹出し位
置時での吐出空気の風量低下や乱れをなくし、ま
た騒音の発生を防止することにある。
(考案の構成) 上記目的を達成するため、本考案の構成は、前
面に吸込口、前面下部および底面前部に吹出口を
有する本体ケーシングと、上記吸込口からの吸込
空気流線に対し吹出口への吐出空気流線をほぼ
180゜転回させるクロスフローフアンと、該クロス
フローフアンの吸込側と吐出側とを締切る前板を
構成する舌部と、上記クロスフローフアンからの
吐出空気を吹出口に導くフアンハウジングで形成
された吐出通路と、上記吹出口に設けられ、吐出
空気をほぼ真下方向に変向案内する変向案内板を
有する回動可能な吹出グリルとを備えた空気調和
機において、上記舌部を、クロスフローフアンに
対面する第1舌部壁と、該第1舌部壁の吐出側先
端から吐出方向にほぼ直角に折曲がる第2舌部壁
とからなるほぼL字形形状に形成し、該第1舌部
壁の吐出側先端にクロスフローフアンに向う方向
に突出する突出部を設け、上記舌部の第1舌部壁
と第2舌部壁との接続点と、吹出グリルの真下方
向吹出し位置時における変向案内板の下端と、ク
ロスフローフアンの軸心とをほぼ一直線上に配置
したことを特徴とするものである。このことによ
り、吹出グリルをその変向案内板をほぼ垂直方向
とする真下方向吹出し位置に位置付けたときに
は、クロスフローフアンの強制渦の渦中心を前板
としての舌部近傍においてロータの羽根内周面上
に安定させて、吐出空気を変向案内板によりほぼ
真下方向にスムーズに案内して吹出すようにした
ものである。
(考案の効果) したがつて、本考案によれば、吹出グリルの真
下方向吹出し位置時、クロスフローフアンの強制
渦の渦中心を安定させてそのサージング現象を防
止し、吐出空気をほぼ真下方向にスムーズに吹出
すことができるので、吐出空気の風量低下や乱れ
を防止して、多量の吐出空気を均一な気流分布に
吹出すことができ、よつて真下方向吹出し性能を
向上できるとともに、騒音の発生を防止できるも
のである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は本考案の実施例に係る空気調和機とし
ての冷暖房装置を示す。同図において、1は本体
ケーシングで、該本体ケーシング1の前面中央か
ら上部にわたつて吸込口2が、前面下部から底面
前部にかけて吹出口3がそれぞれ設けられてお
り、上記本体ケーシング1内には、吸込口2後方
に対向して熱交換器4が立設配置され、さらにそ
の後方にクロスフローフアン5が配置されてお
り、該クロスフローフアン5によつて吸込口2か
ら熱交換器4を経て吸込んだ吸込空気をほぼ180゜
転回せしめて吹出口3に吐出し、該吹出口3から
熱交換された吐出空気を吹出すようになされてい
る。
上記クロスフローフアン5は、モータ(図示せ
ず)によつて回転駆動されるロータ6の吐出側外
周に沿つて吐出空気をほぼ180゜転回させるべく案
内するフアンハウジング7を備えており、該フア
ンハウジング7は滑らかに湾曲形成されていて、
その下流端は吹出口3に接続されて吐出空気を吹
出口3に導くための吐出通路8が形成されてい
る。上記フアンハウジング7には、クロスフロー
フアン5の吸込側と吐出側とを締切る後板を構成
する上流端部9が設けられており、一方、該上流
端部9にロータ6を挾んで対向する位置には、同
じく吸込側と吐出側とを締切る前板を構成する舌
部10が設けられている。該舌部10は、ロータ
6に対面する第1舌部壁10aと、該第1舌部壁
10aの吐出側先端から吐出方向にほぼ直角に折
曲がる第2舌部壁10bとからなるほぼL字形形
状に形成されており、上記第1舌部壁10aの近
傍において強制渦wをその渦中心をロータ6の羽
根6a内周面近傍に位置せしめて発生させること
により、吸込空気流と吐出空気流との合流を阻止
して吸込空気流線に対して吐出空気流線をほぼ
180゜転回させるようにしている。尚、上記第1舌
部壁10aは熱交換器4下方に配置したドレンパ
ン11の後端に一体に成形されており、また第2
舌部壁10bはドレンパン11の下部に配置した
断熱材12の一部によつて構成されている。
また、上記吹出口3には、吹出グリル13が回
動可能に配設されており、該吹出グリル13には
吹出空気をほぼ真下方向に変向案内する変向案内
板13aが設けられていて、冷房時に吹出グリル
13を仮想線で示す如く変向案内板13aがほぼ
水平方向になるように位置付けて、吐出空気をそ
のままほぼ水平前方に吹出口3から吹出す一方、
暖房時には吹出グリル13を実線で示す如く変向
案内板13aがほぼ垂直方向に且つその上端が断
熱材12にシール当接して吹出口3の前面部を閉
塞するように位置付けて、吐出空気を変向案内板
13aによりほぼ真下方向に吹出口3の下面部か
ら吹出すように構成されている。
そして、本考案の特徴として、上記舌部10の
第1舌部壁10aの吐出側先端にはクロスフロー
フアン5のロータ6に向う方向に突出する突出部
14が一体に設けられている。さらに、上記舌部
10と吹出グリル13とクロスフローフアン5と
は、舌部10の第1舌部壁10aと第2舌部壁1
0bとの接続点(折曲点)Pと、吹出グリル13
の真下方向吹出し位置時における変向案内板13
aの下端Qと、クロスフローフアン5(ロータ
6)の軸心Oとがほぼ一直線l上に並ぶように配
置されている。
したがつて、上記実施例においては、暖房時つ
まり吹出グリル13の真下方向吹出し位置時に
は、クロスフローフアン5によつてほぼ180゜転回
され吐出通路8(フアンハウジング7)によつて
滑らかに吹出口3に向つて案内される吐出空気
は、吹出グリル13のほぼ垂直方向に位置付けら
れた変向案内板13aによつてほぼ真下方向に変
向案内されて吹出口3の下面部から吹出される。
その場合、クロスフローフアン5の前板を構成す
るL字形の舌部10の第1舌部壁10aの吐出側
先端にロータ6側に向つて突出する突出部14を
設けたこと、および該舌部10の第1舌部壁10
aと第2舌部壁10bとの接続点Pと、そのとき
の変向案内板13aの下端Qと、クロスフローフ
アン5の軸心Oとをほぼ一直線lに配置したこと
により、上記吐出空気は変向案内板13aに衝突
することなくスムーズにほぼ真下方向に変向さ
れ、強制渦wが移動することなくその渦中心がロ
ータ6の羽根6a内周面上に安定することにな
る。その結果、吐出空気の風量低下や乱れを生じ
ることがなく、多量の吐出空気を均一な気流分布
に吹出すので、暖房効果の向上を図ることができ
るとともに、騒音の発生を防止して静粛性の向上
を図ることができる。例えば、具体的に、従来の
ものではクロスフローフアンの回転数が1360rpm
のときの吐出空気の風量が7.0m3/minであるの
に対し、上記実施例のものでは回転数1310rpmで
風量が7.2m3/minも得られ、風量を増大できる
ことが判る。
尚、冷房時つまり吹出グリル13の水平方向吹
出し位置時には、吐出空気が変向案内板13aに
変向されることなくそのままほぼ水平前方へ吹出
されるので、強制渦を十分に安定化でき、風量及
び到達距離を十分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す部分縦断面図、第
2図は従来例を示す部分縦断面図である。 1……本体ケーシング、2……吸込口、3……
吹出口、5……クロスフローフアン、7……フア
ンハウジング、8……吐出通路、10……舌部、
10a……第1舌部壁、10b……第2舌部壁、
13……吹出グリル、13a……変向案内板、1
4……突出部、P……第1舌部壁と第2舌部壁と
の接続点、Q……変向案内板の下端、O……クロ
スフローフアンの軸心、l……直線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前面に吸込口2、前面下部および底面前部に吹
    出口3を有する本体ケーシング1と、上記吸込口
    2からの吸込空気流線に対し吹出口3への吐出空
    気流線をほぼ180゜転回させるクロスフローフアン
    5と、該クロスフローフアン5の吸込側と吐出側
    とを締切る前板を構成する舌部10と、上記クロ
    スフローフアン5からの吐出空気を吹出口に導く
    フアンハウジング7で形成された吐出通路8と、
    上記吹出口3に設けられ、吐出空気をほぼ真下方
    向に変向案内する変向案内板13aを有する回動
    可能な吹出グリル13とを備えた空気調和機にお
    いて、上記舌部10を、クロスフローフアン5に
    対面する第1舌部壁10aと、該第1舌部壁10
    aの吐出側先端から吐出方向にほぼ直角に折曲が
    る第2舌部壁10bとからなるほぼL字形形状に
    形成し、該第1舌部壁10aの吐出側先端にクロ
    スフローフアン5に向う方向に突出する突出部1
    4を設け、上記舌部10の第1舌部壁10aと第
    2舌部壁10bとの接続点Pと、吹出グリル13
    の真下方向吹出し位置時における変向案内板13
    aの下端Qと、クロスフローフアン5の軸心Oと
    をほぼ一直線l上に配置したことを特徴とする空
    気調和機。
JP1983147497U 1983-09-21 1983-09-21 空気調和機 Granted JPS6054040U (ja)

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JPS6054040U JPS6054040U (ja) 1985-04-16
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