JPH0252308B2 - - Google Patents

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JPH0252308B2
JPH0252308B2 JP56101935A JP10193581A JPH0252308B2 JP H0252308 B2 JPH0252308 B2 JP H0252308B2 JP 56101935 A JP56101935 A JP 56101935A JP 10193581 A JP10193581 A JP 10193581A JP H0252308 B2 JPH0252308 B2 JP H0252308B2
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circuit
voltage
integrating circuit
terminal
capacitor
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Tadayoshi Enomoto
Tsutomu Ishihara
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Nippon Electric Co Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06GANALOGUE COMPUTERS
    • G06G7/00Devices in which the computing operation is performed by varying electric or magnetic quantities
    • G06G7/12Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers
    • G06G7/16Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers for multiplication or division
    • G06G7/161Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers for multiplication or division with pulse modulation, e.g. modulation of amplitude, width, frequency, phase or form

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  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は集積化が容易なアナログ信号の4象限
半導体乗算回路に関する。
アナログ電気信号を効果的に処理する場合、複
数個のアナログ信号を互いにたし合わせる加算回
路、一方のアナログ信号から他方のアナログ信号
を減ずる減算回路、2個のアナログ信号を互いに
かけ算する乗算回路等の演算回路が必要である。
従来の4象限アナログ信号乗算回路(以後、従
来の乗算回路と呼ぶ)は特性が等しいか、あるい
は互いに極めて近い2個の電界効果トランジスタ
(以後、FETと呼ぶ)、抵抗と演算増幅器(以後、
OP ampと呼ぶ)より成る電流/電圧変換回路
(以後、I/V変換回路と呼ぶ)が2個、抵抗と
OP ampより成る減算回路より構成されていた。
ところが該従来の乗算回路あるいは該従来の乗算
回路と他の回路を1個の半導体チツプ上に集積化
する場合、以下に述べる多大が不都合な結果を生
じ、高密度の集積化が全く不可能であつた。この
理由は多数の抵抗をチツプ上に形成するために生
ずる。従来の乗算回路には、 (1) 集積化抵抗の比抵抗が極めて小さい。従つて
所望の抵抗値を得るために、極めて大きな面積
が必要となり、高密度の集積化ができない。
(2) チツプ内、チツプ間、ウエハー間、ロツト間
における比抵抗値のばらつきが大きい。この結
果デバイス間に多大な特性のばらつきが生ず
る。
(3) 抵抗の消費電力が大きいため、チツプの総消
費電力およびチツプの温度上昇が極めて大き
い。
(4) 比抵抗値は電圧と非線形の関係にあるから、
乗算結果に大きな誤差を伴なうばかりか、非線
形歪をも生ずる などの欠点があつた。
本発明の目的は、上述した従来の乗算回路の欠
点を解消すべく、一切の抵抗を除去し、精度の向
上と高密度化を図ることに特徴があるアナログ信
号乗算回路を提供することにある。
本発明の乗算回路はFET、積分回路、スイツ
チ、コンデンサあるいは静電容量(以後、簡に容
量と呼ぶ)等で構成され、抵抗を一切使用しない
から、前記した従来の乗算回路の欠点を全て除去
する上、集積度の高密度化に最適である。
本発明によればドレイン(またはソース)が互
いに接続された第1の電界効果トランジスタ(以
後FETと呼ぶ)と第2のFETを備え、演算増幅
器、静電容量(コンデンサ)、スイツチより成り、
該第1のFETに流れるドレイン電流を積分し、
電圧に変換する第1の積分回路、該第1の積分回
路と同一構成で、かつ該第2のFETに流れるド
レイン電流を積分し、電圧に変換する第2の積分
回路、少なくとも1個以上のスイツチとコンデン
サより成り、該第1の積分回路の出力信号と該第
2の積分回路の出力信号の差を得る減算回路およ
び演算増幅器、コンデンサ、スイツチより成り、
該減算回路の出力信号を積分する第3の積分回路
より構成され、該第1のFETのソース(または
ドレイン)と該第1の積分回路の入力、該第2の
FETのソース(またはドレイン)と該第2の積
分回路の入力、該第1の積分回路の出力と該減算
回路の一方の入力、該第2の積分回路の出力と該
減算回路の他方の入力、該減算回路の出力と該第
3の積分回路の入力をそれぞれ接続したことを特
徴とするアナログ信号乗算回路が得られる。
以下図面を用いて詳細に説明する。
第1図は従来の乗算回路を示し、1,2は電気
的特性が互いに全く等しいかあるいは極めて近い
MOS構造のFET(以後MOSTと呼ぶ)、3はOP
amp4と抵抗5より成る第1のI/V変換回路、
6はOP amp7と抵抗8より成る第2のI/V変
換回路、9はOP amp10と抵抗11,12,1
3,14より成る減算回路、15は出力端子、2
1,22,23,24は信号電圧あるいはバイア
ス電圧を印加する端子である。今、端子21より
MOST1のゲートへ直流電圧VGに重畳された第
1のアナログ信号電圧vg,即ち、VG+vgが、端
子22よりMOST2のゲートへ該直流電圧VGの
みが、それぞれ印加されているとする。また端子
23よりMOST1およびMOST2の一方の拡散
層、例えばドレイン、へ直流電圧VDに重畳され
た第2のアナログ信号vd、即ち、VD+vdが、端
子24へ該直流電圧VDが、それぞれ印加されて
いるとする。なお該端子21,22,23,24
への該印加電圧の値は該MOST1およびMOST
2がいずれも3極管領域で動作する範囲内とす
る。また第1および第2のアナログ信号、即ち
vgおよびvdは正および負のいずれの値でもかま
わない。以下では一例として該MOST1および
MOST2がnチヤネルのMOSTと仮定して、該
従来の乗算回路が乗算機能を達成することを説明
する。
今該vdが正の時、該vgの符号に関係なく、
MOST1のドレイン電流IPおよびMOST2のド
レイン電流INはそれぞれ矢印201および矢印202
の方向に流れ、その値はそれぞれ、 IP=B(VG+vg−VD−vd/2−VT)vd (1) IN=B(VG−VD−vd/2−VT)vd (2) で与えられる。ここでBは該MOST1あるいは
MOST2の個有な特性定数、VTは該MOST1
およびMOST2の閾値電圧である。該電流IPお
よびINはそれぞれ該抵抗5および該抵抗8に流
れる。従つて、該第1のI/V変換回路3の出力
電圧は端子24への印加電圧VDより該抵抗5に
生ずる電圧降下の値を引いた値となる。同様に該
第2のI/V変換回路6の出力電圧は該直流電圧
VDより該抵抗8に生ずる電圧降下の値を引いた
値となる。即ち、該第1(第2)のI/V変換回
路は該第1(第2)のMOSTに流れるドレイン電
流IP(IN)を該抵抗5(8)の両端に生ずる電圧に変
換し、該抵抗5(8)の抵抗値を比例定数とする電
流/電圧変換の働きをする。該減算回路9は該第
1および該第2のI/V変換回路、即ち、3およ
び6、の出力信号の差を演算し、減算結果を端子
15に生ずる。該減算結果は前記第1および第2
のアナログ信号、即ち、vgおよびvd、の積に比
例し、比例定数は前記特性定数Bおよび、抵抗
5,8,11,12,13,14の抵抗値で与え
られる。以上、該vdが正の場合について述べた。
同様に、該vdが負の場合も、該vgの符号に関係
なく、端子15より得られる出力信号は該vgと
vdの積に比例する。
次に従来の乗算回路を集積化した場合、該乗算
回路の総面積と抵抗の占める面積を見積ることに
する。該閾値電圧VTが約−4V、チヤネル幅が
200μm,ゲート長が10μmであるnチヤネルの
MOSTを該MOST1および2に用いるとすれば、
前記ドレイン電流IPは約0.75mA,INは約0.65m
Aとなる。但し、該vdおよびvgはいずれも0.5V,
該VDおよび該VGはいずれも零ボルトとする。
従つて、該抵抗5,8,11,12,13,14
の抵抗値をいずれも10KΩとすれば、端子15の
出力信号は約1Vとなる。比抵抗10Ω/口の拡散
層を用いて10KΩの抵抗を実現すると、幅は10μ
m、長さは1cmとなる。通常このような抵抗は、
抵抗間にギヤツプを設けた折曲げ構造とする。今
該ギヤツプを10μmとすると、10KΩの抵抗を実
現するために必要な面積は2×105μm2となる。従
つて、6個の該抵抗5,8,11,12,13,
14の総面積は1.2×106μm2となる。一方1個の
OP ampは約1.6×105μm2程度で実現が可能であ
るから、3個のOP amp4,7,10の総面積は
4.8×105μm2である。これより従来の乗算回路の
総面積(約1.68×106μm2)に対する該抵抗の占め
る面積の割り合いは約72%にもなり、高密度集積
化に極めて不利であることがわかる。
第2図は本発明の4象限アナログ信号乗算回路
の具体的な回路構成の一例である。1,2は電気
的特性が互いに全く等しいかあるいは該電気的特
性が互いに極めて近いMOSTである。21,2
2,23,24はそれぞれ第1,第2,第3,第
4の信号源に接続される端子、201および20
2はそれぞれドレイン電流IPおよびINの方向で
ある。30は第1のOP amp31、第1のコンデ
ンサあるいは静電容量(以後簡に容量と呼ぶ)3
2および第1のMOSTスイツチより成る第1の
積分回路、34および35はそれぞれ該第1の積
分回路30の入力および出力端子、36は第1の
電圧パルス源に接続される端子である。40は第
2のOP amp41,第2の容量42,第2の
MOSTスイツチ43より成る第2の積分回路、
44および45はそれぞれ該第2の積分回路40
の入力および出力端子である。50は第3の容量
51および第3、第4、第5、第6のMOSTス
イツチ52,53,54,55より成る減算回
路、61は第2の電圧パルス源に接続される端
子、62は第3の電圧パルス源に接続される端
子、63,64は該第3の容量51の両端の端
子、65,66,67,68はそれぞれ該減算回
路50の第1、第2、第3、第4の端子である。
70は第3のOP amp71、第4の容量72、第7の
MOSTスイツチ73より成る第3の積分回路で、
74と75はそれぞれ該第3の積分回路の入力と
出力、76は第4の電圧パルス源に接続される端
子である。
第3図は第2図に示した該端子21,23,3
6,61,62,76への印加電圧、および端子
35あるいは45の電位を示したものである。な
お横軸は時間軸である。101は直流電圧VGに
重畳された第1のアナログ信号電圧vg,即ち、
VG+vgで、端子21へ印加される。102は直
流電圧VDに重畳された第2のアナログ信号電圧
vd,即ち、VD+vdで、端子23へ印加される。
なお図示しないが、該直流電圧VGおよび該直流
電圧VDもそれぞれ該端子22および24へ印加
される。103は該端子36へ印加される周期的
な第1の電圧パルスである。該第1の電圧パルス
103が高レベルにある期間、該第1、第2の
MOSTスイツチ33,34は導通状態となるか
ら、第1、第2の該容量32,42は短絡され
る。従つて、該第1、第2の容量32,42に充
電されている電荷は放電される。一方、該第1の
電圧パルス103が低レベルにある期間、該第
1、第2のMOSTスイツチ33,34は非導通
状態となるから、該MOST1,2にそれぞれ流
れるドレイン電流IP,INはそれぞれ該第1、第
2の容量32,43に積分される。104は端子
35あるいは45に現われる電位変化の一例であ
る。105は該端子61および該端子76へ印加
される周期的な第2の電圧パルスで、該第2の電
圧パルスが高レベルおよび低レベルにある期間、
該第3、第4、第7のMOSTスイツチ52,5
3,73はそれぞれ導通および非導通状態とな
る。106は端子62へ印加される周期的な第3
の電圧パルスで、該第3の電圧パルスが高レベル
および低レベルにある期間、該第5、第6の
MOSTスイツチ54,55はそれぞれ導通およ
び非導通状態となる。なお該端子21,22,2
3,24への印加電圧の範囲は、第1図の説明と
同様、該MOST1および該MOST2が3極管領
域で動作する範囲内とする。また該第1のアナロ
グ信号電圧vgおよび該第2アナログ信号電圧vd
は正あるいは負のいずれの値をもとることができ
る。
以下、第2図、第3図を用いて、本発明の乗算
回路の動作を詳細に説明する。今該vdが正のと
き、該vgの符号に関係なく、該MOST1のドレ
イン電流IPおよび該MOST2のドレイン電流IN
は、それぞれ矢印201および矢印202の方向
に流れ、その値は、それぞれ前出の(1)式および(2)
式で与えられる。時該t=0よりも以前の期間、
該第1の電圧パルス103は高レベルであるか
ら、該第1、第2のMOSTスイツチ33,43
は導通状態にあり、該第1、第2の容量32,4
2の両端は短絡されている。従つて、該ドレイン
電流IPおよびINはそれぞれ該第1、第2の
MOSTスイツチ33,34を流れ、該第1およ
び第2の積分回路の出力端子35,45の電位は
端子24へ印加された該直流電圧VDと同電位と
なる時刻t=0で、該電圧パルス103が高レベ
ルから低レベルへ変化すると、該第1、第2の
MOSTスイツチ33,43が非導通状態となる
から、該容量32,42はそれぞれ該ドレイン電
流IP,INの積分を開始する。該積分の工程は該
電圧パルス103が再び高レベルとなり、該第
1,第2のMOSTスイツチ33,43が導通状
態となる時刻t=T5まで継続される。今、時刻
t=0からt=T5の期間該第1および第2のア
ナログ信号電圧vgおよびvdが一定、即ち、該ド
レイン電流IPおよびINが一定、であるとすれば、
該第1、第2の容量32および42に積分される
電荷量はそれぞれIPと積分時間の積およびINと
積分時間の積で与えられる。従つて、時刻t=
T3における該端子35の電位は、 VD−IP・T3/C1 (3) で与えられ、一方該端子45の電位は、 VD−IN・T3/C1 (4) で与えられる。但しC1は該第1、第2の容量3
2,42の容量値である。なお、第(3)式、第(4)式
から明らかなように、該第1(第2)の積分回路
は該第1(第2)のMOSTに流れるドレイン電流
IP(IN)を該容量32(42)に積分し、T3/C1
を比例定数とし電流を電圧に変換する積分回路で
あつて、第1図に示した従来の乗算回路に用いた
電流/電圧変換回路3および6とは、その動作お
よび原理が本質的に異なるものである。
該第3の電圧パルス105が時刻t=T2で高
レベルとなると、該第3、第4のMOSTスイツ
チ52,53が導通状態となるから、該第3の容
量51の両側の該端子63,64はそれぞれ該端
子35,45と接続する。従つて、該端子63,
64の電位はそれぞれ該端子35,45の電位と
共に変化し、該第3の容量51を充電する。次に
時該t=T3で該第3の電圧パルス105が高レ
ベルから低レベルへ変化すると、該第3、第4の
MOSTスイツチ52,53は非導通状態となり、
該第3の容量51を該端子35,45より切り離
す。従つて、時刻t=T3における該第3の容量
51の電荷量Qは該第3の容量51の両端の電位
差、即ち、(3)式と(4)式の差と該第3の容量51の
該容量値C2の積に等しい。一方、該第2の電圧
パルス105が高レベルである期間(t=T2か
らt=T3)、該第7のMOSTスイツチ73も導
通し、該第4の容量72を短絡し、電荷を放電さ
せるから、端子75の電位は端子77に印加した
基準電圧レベル、例えば、零ボルトと等しくな
る。時刻t=T4で該第3の電圧パルス106が
低レベルから高レベルとなると、該第5、第6の
MOSTスイツチ54,55が導通状態となるか
ら、端子64は該第4の端子68へ印加した基準
電圧レベル、例えば、零ボルトと等しくなる。一
方端子67は該第3の積分回路70の入力端子7
4に接続される。従つて、該容量51に保持され
ている電荷量Qの電荷は該容量72へ全部移動す
る。従つて、該端子75の出力電圧Vは該電荷量
Qの該容量72の容量値C3で除した値、即ち V=B・C2・T3/C1・C3・vg・vd (5) で与えられ、該第1のアナログ信号vgおよび該
第2のアナログ信号vdの積に比例する。比例定
数は該B,T3,C1,C2,C3で決まる。該vdが正
の場合について述べた。同様に該vdが負の場合
も該vdの符号に関係なく、端子75より得られ
る出力信号Vは(5)式で与えられ、該vgと該vdの
積に比例する。
次に本発明の乗算回路を集積化した場合、該乗
算回路の総面積と容量の占める面積を見積ること
にする。今閾値電圧が約−4V、チヤネル幅が
200μm,ゲート長が10μmのnチヤネルMOSTを
第2図に示したMOST33,34に用いたとす
る。このとき、該vdおよびvgをいずれも約0.5V、
該VDおよび該VGをいずれも零ボルトとすると、
前記ドレイン電流IPは約0.75mA、INは約0.65m
Aとなる。今該第1、第2、第3、第4の容量3
2,42,51,72を5pF,該積分時間T3を
約50nsecとすれば、本発明の乗算回路の絶対値出
力Vは約1Vとなる。この値は一例として述べた
前記従来の乗算回路出力とほぼ等しい値である。
誘導体として厚さ1000Aの二酸化シリコン膜
(SiO2)を用いて、5Fの容量を4個形成すると、
該容量の占める総面積は約5.2×104μm2となる。
一方前記同様1個のOP ampの面積を約1.6×
105μm2とすれば、3個のOP ampの総面積は4.8
×105μm2となる。これより本発明の乗算回路の総
面積(約5.3×105μm2)に対する該容量の占める
面積の割り合いは9.8%となり、極めて小さく、
高密度集積化に極めて有利である。さらに、前記
したように、従来の乗算回路ではOP amp以外の
部分、即ち抵抗の占める割り合いが72%と大きか
つたのに対し、本発明の乗算器ではOP amp以外
の部分、即ち、容量の占める割り合い(9.8%)
は極めて減少する。
以上本発明の4象限アナログ乗算回路の構成と
動作の一例を説明した。本発明では、従来の乗算
回路を構成する上で必要であつた抵抗を完全に除
去することにより、大規模集積化を可能にしたこ
とに特徴がある。さらに小形で高精度で得られる
容量を用いるから、下にあげる多くの特徴・長所
が生み出される。
(a) 単位面積当り、大きな値の容量を容易に集積
化できるから、集積度が向上する。
(b) 容量値のばらつきはチツプ内、チツプ間、ウ
エハー間、ロツト内で極めて小さくおさえるこ
とができるから、乗算回路の特性のばらつきが
極めて小さい。
(c) スタンバイ時は電流が流れないから消費電力
が小さい。
(d) 出力信号に歪が、ほとんど生じない。
(e) 第(5)式で示されるように、増幅率は容量比で
与えられるから、所望の値を容易に得ることが
できる上、デバイス間のばらつきが極めて小さ
い。
以上本発明の説明では該第2のアナログ信号
vdが正の場合について詳述したが、該vdが負で
あつてもかまわない。nチヤネルのMOSTにつ
いてのみ述べたが、PチヤネルのMOSTにも適
用される。電圧パルスのタイミングや極性、直流
電圧値は一例であつて、本発明の乗算回路が正常
に動作すれば、これに限定されることはない。本
説明では該vgおよび該vdが同一極性の時、該出
力信号Vが正となるような回路接続の一例を示し
たが、端子35と端子66および端子45と端子
65をそれぞれ接続することにより、反転出力が
得られることは明らかである。また本発明では端
子61および76への電圧パルスを共通の電圧パ
ルスを用いた異子電圧パルスでもいつこうにかま
わない。回路の開閉にMOSTスイツチを用いて
説明したが、スイツチング機能が満足されれば、
どのようなスイツチを用いてもかまわない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の4象限アナログ信号乗算回路の
回路図、第2図は本発明の4象限アナログ信号乗
算回路の具体的な回路構成の一例、第3図は第2
図の回路に印加する信号、パルスおよび出力波形
のタイミング図である。第1図において、1,2
はMOST,3,6はI/V変換回路、9は減算
回路、4,7,10はOP amp、5,8,11,
12,13,14は抵抗である。第2図におい
て、1,2はMOST、30は第1の積分回路、
40は第2の積分回路、50は減算回路、70は
第3の積分回路、31,41,71はOP amp、
32,42,51,72は容量、33,43,5
2,53,54,55,73はMOSTスイツチ
である。第3図において101は第1のアナログ
信号vgが重畳された直流電圧VG、102は第2
のアナログ信号vdが重畳された直流電圧VD、1
03は第1の電圧パルス、104は端子35ある
いは45に現われる信号、105および106は
それぞれ第2および第3の電圧パルスである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ドレイン(またはソース)が互いに接続され
    た第1の電界効果トランジスタ(以後FETと呼
    ぶ)と第2のFETを備え、演算増幅器、静電容
    量(コンデンサ)、スイツチより成り、該第1の
    EFTに流れるドレイン電流を積分し、電圧に変
    換する第1の積分回路、該第1の積分回路と同一
    構成で、かつ該第2のFETに流れるドレイン電
    流を積分し、電圧に変換する第2の積分回路、少
    なくとも1個以上のスイツチとコンデンサより成
    り、該第1の積分回路の出力信号と該第2の積分
    回路の出力信号の差を得る減算回路および演算増
    幅器、コンデンサ、スイツチより成り、該減算回
    路の出力信号を積分する第3の積分回路より構成
    され、該第1のFETのソース(またはドレイン)
    と該第1の積分回路の入力、該第2のFETのソ
    ース(またはドレイン)と該第2の積分回路の入
    力、該第1の積分回路の出力と該減算回路の一方
    の入力、該第2の積分回路の出力と該減算回路の
    他方の入力、該減算回路の出力と該第3の積分回
    路の入力をそれぞれ接続したことを特徴とするア
    ナログ信号乗算回路。
JP10193581A 1981-06-30 1981-06-30 アナログ信号乗算回路 Granted JPS583072A (ja)

Priority Applications (1)

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