JPH0252057A - 高吸水性樹脂の微細化方法 - Google Patents

高吸水性樹脂の微細化方法

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JPH0252057A
JPH0252057A JP20337288A JP20337288A JPH0252057A JP H0252057 A JPH0252057 A JP H0252057A JP 20337288 A JP20337288 A JP 20337288A JP 20337288 A JP20337288 A JP 20337288A JP H0252057 A JPH0252057 A JP H0252057A
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highly water
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water
resin
finely
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Yoshihisa Kuga
良壽 空閑
Shigehisa Endo
茂寿 遠藤
Kazuo Takeuchi
武内 一夫
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RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高吸水性樹脂を用いた衛生材、化粧品、塗料
、建築等の分野に係わり、詳しくは、アクリル酸ビニル
アルコール共重合体、アクリル酸ソーダ重合体等の高吸
水性樹脂の原材料を粉砕して微細化するのに好適な高吸
水性樹脂の微細化方法に関する。
(従来技術) 高吸水性樹脂は、自重の数100倍から1000倍も−
の水を吸収して長期間保持する性質、また、樹脂構造内
に包含された水は、乾燥によってのみ放水され、圧力に
よっては摘出されない性質がある。前記吸水−放水の性
質を利用して、紙オムツ、ナプキンに代表される吸水材
、吸湿材をはじめとして、結露防止材、油水分離材、乾
燥材などに幅広く用いられている。
塗料の分野においては、被塗物の美化、保護、腐食防止
等の性能のほかに湿度調節、濡れ性、シール性等の新た
な機能を付与した塗料が期待されており、特に、前記吸
水−放水の性質を有する高吸水性樹脂を塗料原料に添加
して、種々の環境条件に適合する塗料の開発が行われて
いる。
塗料の良否は、流動性、薄膜性、乾燥性、透明性等の優
れた特徴を有することが重要であり、前記吸水−放水性
塗料を作るためには、その粒子の粒径を10μm以下、
数μmオーダーに微細化することが必須の条件である。
高吸水性樹脂はポリマーと架橋材から成るゲル状物質で
あり、重合反応により合成されるため、数10μ山以下
の粒子を前記合成法で生成するのは困難である。そこで
、微粉末材料の製造には、機械的力による粉砕方法があ
るが、高吸水性が故に、通常の空気中では水分を吸収し
てしまうため、粉砕することができなかった。そのため
、冷却N2ガス気流中で粉子同士を衝突させるジェント
粉砕法により、平均径15−20μm程度の粒子を製造
しているのが現状である。
(発明が解決しようとする課題) しかし、吸水−放水性塗装の被塗膜厚は10μm以下が
望ましく、したがって、その原材料として用いる吸水性
樹脂の平均粒径も数μmの粒子を生成する必要があり、
前述した従来の粉砕方法では得ることが困難であるとい
う課題があった。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本発明は、真空中あるいは
乾燥ガス中で、粉砕媒体による機械的衝I 力等ヲ用い
て、アクリル酸ビニルアルコール共重合体、アクリル酸
ソーダ重合体等の高吸水性樹脂を微細化すること、さら
に、固体粉砕助材としてアタパルジャイト<Mgs八l
へ5iaL。(011,)81120)  を加え、高
吸水性樹脂をさらに微細化することを特徴とする。
なお、前記ガスとしてはHe、 A r、 N2 等の
不活性気体を使用するのが好ましい。
(作 用) 本発明は、真空引きを行って、高吸水性樹脂の粉砕を困
難としている水分を除去し、さらに、水蒸気の存在しな
い雰囲気中で、前記樹脂とボールの機械的衝撃力によっ
て粉砕する。また、粉砕の向上に障壁となるママコ現象
を解消するため、粉砕の分散材を添加して粉砕を行う。
(発明の効果) 本発明によれば、高吸水性樹脂の粒径を著しく小さく生
成できるので塗料原料に混合して塗料の性能に係わる薄
膜性、透明性等を阻害することのない吸水−放水性塗料
を実現することができる。
また、高吸水性…詣の吸水速度は、粒子の表面債に起因
するので、粒子を微細化することによって吸水あるいは
放水速度を著しく向上することができる。したがって、
例えば建築材料としての防水塗料材の他、微細加工の必
要な電子部品材料、光学機器等の除湿、防曇材、また、
合成繊維材に添加した除湿繊維材、化粧品バック材料な
どの各種分野に亙って広く応用することが可能である。
(実施例) 以下に、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明
する。
第1図は、本発明を実施するために試作した装置の概略
図である。装置の構成は、大別して粉砕容器および加熱
ヒーター、加S部、真空排気および置換ガス導入系によ
り構成されている。
原材料として、住友化学工業・商品名スミカゲル(SP
510)、アクリル酸・ビニルアルコール共重合体を用
いて、あらかじめ従来技術で得られた最小粒径の微粉砕
物をメッンユで分級し、平均粒径が10μmとなった高
吸水性樹脂の松科を用意しておき、粉砕容器l内に前記
樹脂とステンレス製のボール(外径2−8a+m)を仕
込む。粉砕容器lに巻き付けられた加熱ヒーター2にA
C100v供給しながら真空排気の荒引きをゲートバル
ヴ4.6を開口して行い、容器1内の脱ガスと乾燥を1
2時間以上行う。3はフィルターである。次に、ゲート
バルウ゛6を閉じ、5を開口して置換ガス導入系からA
r、N2He等の不活性ガスを粉砕器1内に導入した後
、その雰囲気中で粉砕器装置全体を加振する。この加振
は、モーター7を作動させ、カップリング8を介して加
振用偏心重り9の軸に回転運動が伝達され、偏心運動が
発生し、バネ10で支持されたベース11に伝達するこ
とにより震動が発生される。脱ガス・乾燥および置換ガ
ス導入を行い、ゲートバルウ′4を閉じ、振動ボールミ
ル型式の粉砕処理を行う。振動によって、真空排気と置
換ガス経路が破損するため、同経路の末端にはベローズ
等の緩衝材を設けておく。
本実施例では真空度を10−’Torrとした後、Ar
ガスパージを行い、粉砕を5時間行った。これで得られ
た生成物の平均粒度は約4.4μmであった。
高吸水性樹脂は粉砕処理の過程で粉をこねたような固ま
りのママコ状態が発生しやすく、この対策として、松科
の分散性を高め、粉砕性を促進するアクパルジャイトと
呼ばれるマグネシウム、アルミニウムの塩基性含水ケイ
酸塩鉱物 (!、(gsAI、!u8[1z。(OL)8L[l)
を樹脂紛糾に1−20i%添加し、前述した作業手順と
同様に粉砕処理を行った。その結果として、粒径が約4
μmc7)微粉体の生成物を得ることができた。したが
って、アタパルジャイト等の分散材を添加することによ
って、高吸水性樹脂の粉砕性をさらに向上することがで
きた。本発明に用いる分散材としては、アタパルジャイ
トの他にステアリン酸カルシウム、ステアリン酸ナトリ
ウム、リグニンスルホン酸ナトリウム、ε−カプロラク
タム、アクリルアミド等を用いることができる。
なお、粉砕容器1を加熱ヒーター2により加熱する代わ
りに、乾燥加熱気体を容器l内に吹き込むようにしても
良いことはいうまでもない。
第2図は、レーザー回折・散乱粒度分布測定器で得られ
た本実施例の結果を示す粒度分布曲線図である。図中、
横軸は粒径〔μm〕を、縦軸は粒径に対するフルイa過
積算分布を表している。同図において、■の曲線は、従
来技術で得られた高吸水性樹脂の微粉砕物を分級した後
に計測した砕料の粒度分布を示し、平均粒径(フルイ通
過50%の径)で10μm、塗膜材として、とりわけ重
要な5μm以下の粒子は25%程度である。■は、前記
■の従来技術で得られた高吸水性樹脂の微粉砕物を更に
本発明の方法によって微細化して得られた微粉体の粒度
分布曲線であり、平均粒径で464μm、5μn以下の
粒子が55%存在していることが分かる。■は、アクパ
ルシイイトを添加した場合の粒度分布を示し、平均粒径
が3.8μmであり、5μmの粒子が60%し、■の結
果よりも生成物粒径が小さくなっていることから分散材
の効果が分かる。このように、同図かろ高吸水性)封詣
の微細化に本発明が有効であることが分かる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に基づく高吸水性樹脂の微細化のため
の装置を示すヰ既略図、 第2図は、本発明の実施例による粒度分布曲線を示す図
。 (符号の説明) 1・・・・粉砕容器、   2・・・・ヒーター3・・
・・フィルター4.5.6・・・・ゲートバルウ゛、7
・・・・モーター、   8・・・・カップリング、9
・・・・加振用偏心重り、  10・・・・バネ、■1
・・・・ベース。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)真空中あるいは乾燥ガス中で、高吸水性樹脂を微
    細化する方法。
  2. (2)固体粉砕助材としてアタパルジャイト(Mg_8
    Al_2Si_8O_2_0(OH_2)8H_2O)
    を加え、前記高吸水性樹脂をさらに微細化する請求項(
    1)記載の方法。
JP63203372A 1988-08-16 1988-08-16 高吸水性樹脂の微細化方法 Expired - Lifetime JPH082422B2 (ja)

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JPH0252057A true JPH0252057A (ja) 1990-02-21
JPH082422B2 JPH082422B2 (ja) 1996-01-17

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6514615B1 (en) 1999-06-29 2003-02-04 Stockhausen Gmbh & Co. Kg Superabsorbent polymers having delayed water absorption characteristics

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS549346A (en) * 1977-06-22 1979-01-24 Hartwell Corp Combining device
JPS5953853U (ja) * 1982-09-30 1984-04-09 株式会社島津製作所 臭化カリウム錠剤調製用粉砕装置
JPS6316052A (ja) * 1986-07-07 1988-01-23 川崎重工業株式会社 振動ミル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6514615B1 (en) 1999-06-29 2003-02-04 Stockhausen Gmbh & Co. Kg Superabsorbent polymers having delayed water absorption characteristics

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JPH082422B2 (ja) 1996-01-17

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