JPH0252014B2 - - Google Patents

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JPH0252014B2
JPH0252014B2 JP61145899A JP14589986A JPH0252014B2 JP H0252014 B2 JPH0252014 B2 JP H0252014B2 JP 61145899 A JP61145899 A JP 61145899A JP 14589986 A JP14589986 A JP 14589986A JP H0252014 B2 JPH0252014 B2 JP H0252014B2
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JP
Japan
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film
foil
base paper
pattern
gold
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JP61145899A
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JPS62191528A (ja
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Zenzo Nakatsuka
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は両面模様引箔原反の製造法に関する。
本明細書に於て“両面模様引箔原反”なる語に
於ける“引箔原反”とは、箔糸である模様引箔を
得るための、一種のパネルである素材を指す。こ
の引箔原反は、それに従来がそうであつたと同様
に、引箔の幅に相当する間隔で幅方向に並ぶ多数
の切れ目を前後端部を残して長さの方向に切入
れ、その切れ目と切れ目との間の細幅リボン状部
が模様引箔に充当される。この模様引箔用部は、
織物の織製に際し、その並列順に順次、切箔原反
から切離して、緯入れすることにより、引箔原反
に当初施されていた模様を織物に再現する。
従来、両面模様引箔は既に提案されているが、
両面が同一模様でしかも優れた風合いの両面模様
引箔は未だ開発されていない。
そこで本発明は両面が同一模様でしかも優れた
風合いを持つた両面模様引箔原反を簡潔に製造で
きる両面模様引箔原反の製造法を提供しようとい
うものである。
本発明の両面模様引箔原反の製造法は、透明ベ
ースフイルムの片面に、これより幅が狭い、当業
者に金(或いは銀)箔原紙と称されている金或い
は銀平箔用原紙(以下、金銀箔原紙という)であ
つて、目的引箔原反(一枚もの或いは複数枚分連
続したもの)の2倍の長さに相当する長さの素材
を必要長さに分断して得られたものの一つを左右
に余白を存して貼着積層し、該透明ベースフイル
ムの他の片面に当該素材の必要長さ分断になるも
のの他の一つを左右に余白を存して貼着積層し、
該透明ベースフイルムの表、裏面に貼着積層した
上記金銀箔原紙の上に更にフイルムを貼着積層
し、斯くして得られた複合積層体の片面の金銀箔
原紙上のフイルムに模様を、該面の透明ベースフ
イルムの余白部に位置合せマークをぞれぞれ施
し、該複合積層体の他の片面の金銀箔原紙上のフ
イルムに上記模様と同一の模様を施し、その際上
記マークの透視下、これに基づき模様の位置合せ
を行なうことによつて特徴づけられる。
本発明においては、引箔原反の素材には、ベー
スフイルムの表、裏面に金銀箔原紙及びフイルム
を貼着した複合積層体が適用されるので、それ等
の複合を以て単層での一部厚みむらの問題を解消
でき、従つて単層からなる素材より得られた箔糸
で見られる、素材厚みむらによる収縮率の不同に
基づく織物上の緯入れ引箔と引箔の間の模様ずれ
をなくし得る。また上記積層をベースフイルムの
表、裏片面ずつ行なうことにより、緯入れされる
引箔の長さの数十倍以上の長さの場合でも、上記
素材を簡潔にしわの発生なしに従つて良好な風合
いのものとして工業的に製造できる。斯かる長尺
の素材を表、裏同時貼着により製造するには表、
裏の被積層長尺原紙或いはフイルムをしわが寄ら
ないように同一テンシヨンに保持しつつ積層する
必要が生じ、これを行なうことは実際問題上、技
術的に極めて困難であるが、片面ずつ行なえば、
ベースフイルムを弛まない程度に軽く引つ張つ
て、これに被積層原紙或いはフイルムを通常のテ
ンシヨン制御巻取り形式によりしわが発生しない
ようにして貼着できる。斯くして本発明によれ
ば、複合積層体からなるしわのない風合いの良好
な長尺の素材が工業的に簡潔に得られる。素材の
風合いは、ベースフイルムの表、裏面に貼着され
る金銀箔原紙に目的引箔原反(一枚もの或いは複
数枚分連続したもの)の2倍の長さに相当する素
材を前後に必要長さに分断して得られたものを適
用するので、表、裏が合致する。それはこうして
得られる金銀箔原紙は同一ロツトの製品であつ
て、厚み、強度、腰の強さ等の物性が実質的に同
一であることによる。
これと異なり複合積層体の表、裏の風合いが合
致しないと、表、裏の模様の風合いも整合した好
ましいものとはならないし、更には下記表、裏面
模様の位置整合がなされても、その有用性は低い
ものとなるが、本発明では上記のように表、裏の
風合いが合致する複合積層体が得られるので、そ
の有用性は高い。
本発明に於て、この長尺素材の表、裏の金銀箔
原紙には必要に応じ、目止めのためのコーテイン
グ層(例えばうるし、合成樹脂のコーテイング
層)を、或いは目止めコーテイング層及びそれの
オーバーコートとしての保護コーテイング層を形
成してもよく、また表裏のフイルムには必要に応
じ、金属光沢付与のための金属蒸着層を形成した
ものを適用してもよい。
本発明に於て、上記長尺素材の表、裏の金銀箔
原紙上のフイルムには、次いで適宜の手段、例え
ば印刷により模様が施される。この場合、該素材
の透明ベースフイルムの左右に余白部があつて、
これに位置合わせマークが付されているので、当
該素材の表面に模様を施した後、その裏面に模様
を施す際、該マークを透視しつつ、それに基づき
裏面模様の位置合わせを行なうことより、これを
簡潔、正確に行うことができる。
本発明ではベースフイルムの表裏面に金銀箔原
紙を貼着積層し、該ベースフイルムの表裏面の金
銀箔原紙の上に更にフイルムを貼着積層し、その
上に模様を施すので、得られる両面模様引箔原反
はふつくらした柔かい感じの風合いで、触感、光
沢及び色調が優れている。従つて本発明による
と、高級西陣織の帯に要求される微妙な風合いを
両面模様引箔原反に発現できる。
しかし金銀箔原紙をベースフイルムに貼着する
と貼着後しわが発生し、これが模様印刷時にその
模様に表われてくる。そしてこのしわの発生の仕
方が表、裏の紙で異なると、表裏の模様が見た目
に異なつたものになつてしまう。これ等は本発明
に係る研究段階で判明した現象である。
本発明者はこの問題に鑑み、ベースフイルムの
表裏に金銀箔原紙を表裏均一なしわにて貼着する
ことにつき、多くの試みを重ねた結果、目的引箔
原反(一枚もの或いは複数枚分連続したもの)の
2倍の長さに相当する金銀箔原紙を前後に必要長
さに分断して得られたものを適用し、その一つを
ベースフイルムの片面に、他の一つを該ベースフ
イルムの他の片面に貼着積層することにより、ベ
ースフイルムの表裏の紙でしわの発生の仕方を均
一なものにすることに成功した。かくして、本発
明に従いベースフイルムの表裏面に貼着積層した
金銀箔原紙の上に更にフイルムを貼着積層し、そ
の上に表、裏同一模様を施すことにより、これを
風合いも表裏同一ならしめて形成でき、高級西陣
織の帯に要求される微妙な風合いでしかも表裏同
一の模様を発現できる両面模様引箔原反の製造法
を提供し得るに至つた。
しかもこのように、ベースフイルムの表、裏面
に金銀箔原紙を貼着積層し、その上に更にフイル
ムを貼着積層することは、金銀箔原紙に基づく前
記のふつくらした柔かい感じの風合いは、該フイ
ルムを通して視感されることになるので、沈んだ
感じの深みのあるものである。
かくして本発明は、表裏両面に所望の同一模様
を有する両面模様引箔原反が簡潔に得られるので
ある。
更にまた本発明に於てはこのように表、裏両面
の模様の位置合わせを簡潔、正確に行ない得る結
果、織物の表、裏に個々に連続する模様をずれな
く織り出すのに即した両面模様引箔のための原反
も簡潔に製造することが保証される。即ち、これ
を満足する、両面が織物の長さの方向に個々に連
続する模様の両面模様引箔原反を得るには、それ
に対応する模様区画を複合積層体の表、裏面に施
し、該区画である引箔原反の織物構成部分の4隅
(上下左右の角)に模様接続用マーク(より正確
には区画接続用マーク)を付すことにより目的が
達成される。この場合、既に説明したように引箔
原反の表、裏の模様の関係位置を正確に規制し得
るので、引箔原反の模様区画である織物構成部分
の4隅に施した接続用マークによる位置合わせを
以て、織物に表、裏共にずれのない模様をあらわ
すことを可能にする。
次に本発明の実施例について図面を参照して説
明する。
透明ベースフイルム1は適宜の材料、例えばポ
リエステルフイルム、ナイロンフイルムが適用可
能である。該フイルムの厚さは広い範囲で可変で
あるが、一般的には0.01mm弱が好ましい。該フイ
ルムの幅は通常より若干広いことが必要であり、
一般的には例えば通常の幅が600mmであれば650mm
幅である。長さは通常長さの数十倍以上でもよ
い。
透明ベースフイルム1の表、裏面に貼着積層さ
れる金銀箔原紙2は、例えば従来、切箔原反に使
用されている金銀箔原紙と同様なものが適用可能
である。金銀箔原紙の上に積層されるフイルム3
は適宜の材料、例えば透明ベースフイルムと同様
な材料が適用できる。その厚さは目的に応じて適
宜に選定すれば良い。この原紙及びフイルムは透
明ベースフイルム1より狭い幅、即ち通常の幅に
相当する幅である。
透明ベースフイルム1の表、裏面に積層される
金銀箔原紙には必要に応じ、目止めのためのコー
テイング層(例えばうるし、合成樹脂のコーテイ
ング層)が、或いは目止めコーテイング層及びそ
れのオーバーコートとしての保護コーテイング層
が形成され、またフイルム3には必要に応じ、金
属光沢付与のための金属蒸着層5が形成される。
上記金銀箔原紙2としては、既に述べた目的の
ために、同一ロツト製品であつて、且つ目的引箔
原反の一枚分或いは複数枚分の2倍の長さに相当
する長さの素材を充当し、これを前後に必要長さ
に分断して得られたものを適用する。金銀箔原紙
2やフイルム3に上記の目止めコーテイング層や
金属蒸着層を形成する場合には、目的引箔原反の
表、裏の風合い合致の目的をより合理的ならしめ
るために、該層の形成後に上記の素材分断処理が
施される。
透明ベースフイルム1に対する金銀箔原紙2の
貼着積層、該原紙2に対するフイルム3の貼着積
層は表、裏片側ずつ行なわれる。この積層は従来
公知の接着剤を使用し、通常のテンシヨン制御巻
取り形式により行なえばよい。積層に当り透明ベ
ースフイルム1の左右には余白部7を存するよう
にする。
斯くして得られた複合積層体の表、裏の金銀箔
原紙上のフイルムには、次いで模様が施される。
この模様の形成は適宜の手段、例えば印刷により
行えばよい。
初めの模様形成を行う際、その側の面の透明ベ
ースフイルム1の余白部7に適当な位置合せマー
ク、例えば〇印が付される。反対側の面には上記
初めの模様と同一の模様が形成される。この後者
の模様形成時に、上記位置合せマークを透視しつ
つ、それに基づいて当該模様形成の位置合せを行
う。その照合は、例えば多色印刷で行われている
方法を適用すればよく、照合用のマークとしては
上記〇印に符合する適宜の印、例えば+印を適用
できる。これ等マークは符合させるとになる。
引箔原反に表、裏の模様として、織物織幅に対
応する、引箔原反の第2図上下方向の模様区画8
個々に織物の表、裏に連続する模様をあらわすの
に即したものとする場合には、その各模様区画8
の接続を簡潔に行うことを保証するために、該区
画8の4隅に接続用マーク9を付しておくことが
好ましい。緯入れに際し、上記区画8は隣接する
ものが左端(或いは右端)と右端(或いは左端)
を相互に接続される。
得られた引箔原反素材には、必要間隔に切れ目
が切入れられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明引箔原反の1例を示す拡大断面
図、第2図は第1図に示された引箔原反に於ける
模様が連続模様の場合の1例を示す平面図であ
る。 1は透明ベースフイルム、2は金銀箔原紙、3
はフイルム、5は金属蒸着層、7は余白部、8は
模様区画、9は接続用マーク。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 透明ベースフイルムの片面に、これより幅が
    狭い金或いは銀平箔用原紙であつて、目的引箔原
    反の2倍の長さに相当する長さの素材を前後に必
    要長さに分断して得られたものの一つを左右に余
    白を存して貼着積層し、該透明ベースフイルムの
    他の片面に当該素材の必要長さ分断になるものの
    他の一つを左右に余白を存して貼着積層し、該透
    明ベースフイルムの表、裏面に貼着積層した上記
    金或いは銀平箔用原紙の上に更にフイルムを貼着
    積層し、斯くして得られた複合積層体の片面の金
    或いは銀平箔用原紙上のフイルムに模様を、該面
    の透明ベースフイルムの余白部に位置合せマーク
    をそれぞれ施し、該複合積層体の他の片面の金或
    いは銀平箔用原紙上のフイルムに上記模様と同一
    の模様を施し、その際、上記マークの透視下、こ
    れに基づき模様の位置合せを行うことを特徴とす
    る両面模様引箔原反の製造法。 2 特許請求の範囲第1項記載の引箔原反の製造
    法に於て、透明ベースフイルムの表、裏面に貼着
    積層された金或いは銀平箔用原紙上のフイルムの
    表面に金属蒸着層が形成されていて、該金属蒸着
    層面に模様が施される両面模様引箔原反の製造
    法。
JP61145899A 1986-06-20 1986-06-20 両面模様引箔原反の製造法 Granted JPS62191528A (ja)

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JP61145899A JPS62191528A (ja) 1986-06-20 1986-06-20 両面模様引箔原反の製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01124644A (ja) * 1987-11-05 1989-05-17 Toppan Printing Co Ltd 絵模様平糸の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS607751A (ja) * 1983-06-27 1985-01-16 Fujitsu Ltd 半導体装置

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JPS607751A (ja) * 1983-06-27 1985-01-16 Fujitsu Ltd 半導体装置

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