JPH025120Y2 - - Google Patents

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JPH025120Y2
JPH025120Y2 JP1985066005U JP6600585U JPH025120Y2 JP H025120 Y2 JPH025120 Y2 JP H025120Y2 JP 1985066005 U JP1985066005 U JP 1985066005U JP 6600585 U JP6600585 U JP 6600585U JP H025120 Y2 JPH025120 Y2 JP H025120Y2
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JP
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casing
pump
discharge
flange
discharge port
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 「産業上の利用分野」 この考案はポンプ中心の軸方向に吐出口を備え
たポンプの吐出ケーシングに関する。
「従来の技術」 ポンプ中心の軸方向に吐出口を備えたポンプの
吐出ケーシングは鋳鉄製が多用されている。
処が鉄鋳鉄製であると錆が生じ易く、赤水等が
出易い。これをステンレス鋳鉄製にすれば赤水は
出なくなるが高価なものとなり、又近時取扱上か
ら要請の強い軽量化を計ることができない。そこ
でステンレス鋼板を使えばこれらの問題点は解決
できる訳である。
第3図、第4図は夫々現用されている従来例の
吐出ケーシングの縦断面図である。第3図は単板
でできており、第4図は内ケーシング13aと外
ケーシング13bが溶接されそれらの間が中空と
なつている。何れも図示断面のポンプ軸の軸心O
を中心とする円環状である。
「考案が解決しようとする問題点」 第3図の例ではポンプケーシングに圧接してい
る下端面37から吐出口30側に向つて軸方向の
変形が次第に大きくなり且つ変形量も大きいので
単段低圧ポンプ用として使われる。第4図の例で
は内外ケーシング13a,13bの変形が周辺よ
り吐出口30に向つて大きくなる。即ち、内外ケ
ーシング13a,13bの変形方向は同様であ
る。この例では第3図のものより変形量は小さい
が尚、変形量は大きい。即ち、板金製では強度は
ともかく変形量が大きい、即ち剛性が不足すると
いう問題点がある。
この考案はポンプ中心の軸方向に吐出口を備え
たポンプの吐出ケーシングにおける上記問題点を
解消し、剛性の大きい板金製吐出ケーシングを提
供することを目的とするものである。
〔考案の構成〕
「問題点を解決するための手段」 この考案は軸方向中心に吐出口16を備え、ポ
ンプに組付けるための締結具の挿入される開口3
1を外ケーシング24の外周部21に設け、外ケ
ーシング24の端面19に締結具と一体のボルト
がとおるボルト孔27及びその座部28を斜設し
て前記締結具によりポンプケーシング7に固定さ
れる吐出ケーシングであつて、該吐出ケーシング
は一体とした内外ケーシング23,24を有する
中空板金構造を持ち、内ケーシング23は吐出口
16及びポンプ内部に面し、外ケーシング24は
ポンプ外部に面し、外ケーシング24は吐出口1
6の回りに吐出配管用フランジを取付ける座面1
8が設けられ、該座面18外側の端面19につづ
いて筒状外周部21が設けられており、内ケーシ
ング23には外ケーシング24の該外周部21に
つづいてポンプケーシングと当接する端面14及
びポンプケーシング7との内円筒形嵌合部15が
形成されており、上記内外ケーシング23,24
間の空間には軸方向に両端が内外ケーシング2
3,24に溶着されてナツト部材25が収容され
ており、外ケーシング24の座面18には該ナツ
ト部材25の中心のめねじと一致するボルト孔2
6が設けられ、吐出配管連結用フランジを該外ケ
ーシング24の座面18に接し、該フランジのボ
ルト孔を挿通して前記ナツト部材25にねじ部材
をねじ込む如く用いられる板金吐出ケーシングで
ある。
「作用」 内外ケーシングがナツト部材により補剛され、
ナツト部材は配管の締結部材となり、且つ吐出ケ
ーシングと吐出配管連結用フランジを接して吐出
配管連結用フランジのボルト孔を挿通してボルト
をナツト部材にねじ込むと吐出ケーシングと吐出
配管連結用フランジは圧接されて一体的となり剛
性が高くなる。
「実施例」 以下、図面に従つてこの考案の実施例について
説明する。第1図は縦断面図である。水中モータ
1がベース2を有する脚3に固定されて立設さ
れ、水中モータ1上部の通水口4を有する立上り
部5上端の外フランジ6上には吸込カバー10を
最下部に介してポンプケーシング7が重ねられ、
ポンプケーシング7内には夫々モータとポンプの
共通の主軸9に固定された羽根車8が収容されて
いる。各段のポンプケーシング7は下部に吸込
口、上部に次段への吐出し口11が設けられてい
る。モータの上部の外フランジ6の下面にはモー
タ外周と間隔をおいて配される吸込ケーシング1
2の上端が接しており、後述の締結手段によりポ
ンプ側枠体と吸込ケーシング12が引寄せ固定さ
れるものである。
第1図の拡大図の第2図に示すように終段のポ
ンプケーシング7の吐出し口11のある側の端板
外周は吐出ケーシング13の内ケーシング23の
端面14が当接しており、該端面14の内側端は
内円筒形の嵌合部15が形成されている。
吐出口16回りの端面に吐出配管用フランジ1
7を取付ける座面18が設けられ、該座面18外
側の端面19につづいて筒状外周部21が設けた
外ケーシング24を有する。
以上の内外ケーシング23,24間は中空空間
であつて内外ケーシング23,24により図示断
面のポンプ軸9の延長上を中心とする中空環状部
材となつている。この内外ケーシング23,24
は一体となるように溶着されているものであり、
この実施例では吐出口16を構成する吐出口部2
2の軸方向の中間で内外ケーシング23,24が
嵌合して溶接されると共に筒状外周部21とポン
プケーシング7に接する端面14との角で溶接さ
れていて、内ケーシング23、外ケーシング24
の二つの板金材を一体として構成してある。
内外ケーシング23,24間の空間には軸方向
に一端が外ケーシング24の座面18の裏側に溶
接され他端が内ケーシング23に溶接されてナツ
ト部材25が周上に等配して収容されている。該
ナツト部材25のめねじと一致するように座部1
8にはボルト孔26が設けてある。
吐出ケーシング13をポンプケーシング7に組
付けるため締結具のとおるボルト孔27と該ボル
ト孔27用の凹座28を外ケーシング24の端面
周上の等配位置に設けてある。該ボルト孔27は
軸方向ポンプ外部側に向つて主軸9の延長上に傾
くように斜設されている。このボルト孔27と同
位置で外周部21には締結具のボルト29が出入
りできる開口31が設けてある。水中モータ1上
部の外フランジ6には吸込ケーシング12の上部
に設けた内壁32の嵌入するゴム製の断面L形の
環状の嵌合部材33が設けてある。嵌合部材33
は吸込ケーシング12とフランジ6間の密封を計
ることを兼ねている。
吸込ケーシング12の上部は二重壁とするよう
に内壁32が設けられ、該二重壁部分の吸込ケー
シング12に設けた引掛け穴39の内側は、その
上方が該吸込ケーシング12の外側板の内側に入
り込んでおり、この引掛け穴39の上側の該外側
板にフツク状の先端が係合し、ポンプ外周に軸方
向に沿う帯状部材34の上端にはポンプの吐出ケ
ーシング13の外ケーシング24のボルト孔27
に嵌入する前記ボルト29がポンプ中心側へ先端
が近ずくように傾いて溶接されている。そしてボ
ルト29にナツト38をねじ込み、吐出ケーシン
グ13と吸込ケーシング12を引寄せるようにな
つている。
ナツト38を締込むとボルト29を介して帯状
部材34は引かれ吐出ケーシング13と吸込ケー
シング12のポンプのケーシング類は重ねて圧接
され、モータに固定される。座面18には配管用
フランジ17が密封材を介して接し、該吐出ケー
シング17のボルト孔を挿通してボルト36がナ
ツト部材25にねじ込まれる。
ポンプの運転により吐出ケーシング13の内部
の液体の圧力が高くなると該圧力は吐出ケーシン
グ13の内ケーシング23に加わり、内ケーシン
グ23で担持されると共につづく外ケーシング2
4で押えられ、更にナツト部材25を通じて外ケ
ーシング24でも担持される。そして更に又、内
外ケーシング23,24間はナツト部材25によ
り剛に結合されているので剛性が高く歪が少な
い。更に又、座面18は配管用フランジ17によ
り圧せられているので座面18は中央部が軸方向
に変形することに対して強い抵抗を示す。
吐出ケーシング13内の液体の圧力による軸方
向の外方へ向う推力は帯状部材34とボルト29
よりなる締付バンド35を通じて吸込ケーシング
12を介しモータの上部フランジ6により担持さ
れる。
〔考案の効果〕
この考案は軸方向中心に吐出口16を備え、ポ
ンプに組付けるための締結具の挿入される開口3
1を外ケーシング24の外周部21に設け、外ケ
ーシング24の端面19に締結具と一体のボルト
がとおるボルト孔27及びその座部28を斜設し
て前記締結具によりポンプケーシング7に固定さ
れる吐出ケーシングであつて、該吐出ケーシング
は一体とした内外ケーシング23,24を有する
中空板金構造を持ち、内ケーシング23は、吐出
口16及びポンプ内部に面し、外ケーシング24
はポンプ外部に面し、外ケーシング24は吐出口
16の回りに吐出配管用フランジを取付ける座面
18が設けられ、該座面18外側の端面19につ
づいて筒状外周部21が設けられており、内ケー
シング23には外ケーシング24の該外周部21
につづいてポンプケーシングと当接する端面14
及びポンプケーシング7との内円筒形嵌合部15
が形成されており、上記内外ケーシング23,2
4間の空間には軸方向に両端が内外ケーシング2
3,24に溶着されてナツト部材25が収容され
ており、外ケーシング24の座面18には該ナツ
ト部材25の中心のめねじと一致するボルト孔2
6が設けられ、吐出配管連結用フランジを該外ケ
ーシング24の座面18に接し、該フランジのボ
ルト孔を挿通して前記ナツト部材25にねじ部材
をねじ込む如く用いられる板金製吐出ケーシング
としたからその組立構造により板金製であり乍
ら、従来の鋳造製品と同様の見かけ剛性を持たせ
ることができる。従来は、変形等により使用でき
なかつた中高圧減(10〜15Kg/cm2)の吐出圧力を
持つポンプにも、ステンレス鋼板製の吐出ケーシ
ングを採用する事により、耐食性にすぐれ、軽量
かつ低コストのポンプを供給出来る。
吐出ケーシングとポンプケーシングを締結する
ための、締結具と一体のボルトを斜設でき、それ
によつてボルト周辺の座面を圧しても、吐出配管
用フランジ取付用座面及び内ケーシングに変形を
及ぼすことがない。
配管用フランジの締結部材を内外ケーシングの
中間の応力部材として使用し、さらに剛性を持つ
配管用フランジを締付ける事により該フランジの
剛性も併せて総合的に剛性を高める効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の縦断面図、第2図
は第1図の一部拡大図、第3図、第4図は夫々が
従来列の縦断面図である。 1……水中モータ、2……ベース、3……脚、
4……通水口、5……立上り部、6……外フラン
ジ、7……ポンプケーシング、8……羽根車、9
……主軸、10……吸込カバー、11……吐出し
口、12……吸込ケーシング、13……吐出ケー
シング、13a……内ケーシング、13b……外
ケーシング、14……端面、15……嵌合部、1
6……吐出口、17……吐出管用フランジ、18
……座面、19……端面、21……筒状外周部、
22……吐出口部、23……内ケーシング、24
……外ケーシング、25……ナツト部材、26,
27……ボルト孔、28……凹座、29……ボル
ト、30……吐出口、31……開口、32……内
壁、33……嵌合部材、34……帯状部材、35
……締付バンド、36……ボルト、37……下端
面、38……ナツト、39……引掛け穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸方向中心に吐出口16を備え、ポンプに組付
    けるための締結具の挿入される開口31を外ケー
    シング24の外周部21に設け、外ケーシング2
    4の端面19に締結具と一体のボルトがとおるボ
    ルト孔27及びその座部28を斜設して前記締結
    具によりポンプケーシング7に固定される吐出ケ
    ーシングであつて、該吐出ケーシングは一体とし
    た内外ケーシング23,24を有する中空板金構
    造を持ち、内ケーシング23は吐出口16及びポ
    ンプ内部に面し、外ケーシング24はポンプ外部
    に面し、外ケーシング24は吐出口16の回りに
    吐出配管用フランジを取付ける座面18が設けら
    れ、該座面18外側の端面19につづいて筒状外
    周部21が設けられており、内ケーシング23に
    は外ケーシング24の該外周部21につづいてポ
    ンプケーシングと当接する端面14及びポンプケ
    ーシング7との内円筒形嵌合部15が形成されて
    おり、上記内外ケーシング23,24間の空間に
    は軸方向に両端が内外ケーシング23,24に溶
    着されてナツト部材25が収容されており、外ケ
    ーシング24の座面18には該ナツト部材25の
    中心のめねじと一致するボルト孔26が設けら
    れ、吐出配管連結用フランジを該外ケーシング2
    4の座面18に接し、該フランジのボルト孔を挿
    通して前記ナツト部材25にねじ部材をねじ込む
    如く用いられる板金製吐出ケーシング。
JP1985066005U 1985-05-02 1985-05-02 Expired JPH025120Y2 (ja)

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JP1985066005U JPH025120Y2 (ja) 1985-05-02 1985-05-02

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Publication Number Publication Date
JPS61181897U JPS61181897U (ja) 1986-11-13
JPH025120Y2 true JPH025120Y2 (ja) 1990-02-07

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ID=30598505

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU3187189A (en) * 1988-02-29 1989-09-22 Ebara Corporation Piping connection part of pump

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JPS5512024B2 (ja) * 1974-07-16 1980-03-29

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JPS6137839Y2 (ja) * 1978-07-10 1986-11-01
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