JPH068633B2 - 水中モ−タ及び水中ポンプ - Google Patents

水中モ−タ及び水中ポンプ

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JPH068633B2
JPH068633B2 JP60095159A JP9515985A JPH068633B2 JP H068633 B2 JPH068633 B2 JP H068633B2 JP 60095159 A JP60095159 A JP 60095159A JP 9515985 A JP9515985 A JP 9515985A JP H068633 B2 JPH068633 B2 JP H068633B2
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JP
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pump
motor
submersible
flange
casing
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研一 梶原
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Ebara Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 「産業上の利用分野」 この発明はポンプに用いて好適な水中モータと上部又は
下部にポンプを備え、このポンプを駆動する水中モータ
を備え、水中モータ外周に吸込又は吐出ケーシング等を
配した水中ポンプに関する。
「従来の技術」 従来、この種の水中ポンプのモータ、ポンプは全く別の
寸法系列、設計思想のもとに製作されており、モータと
ポンプを組立てるため、その中間の部材を必要としてい
た。
これを避けるため例えば実開昭59−129363号公報には
水中モータの出力軸端側にエンドカバーを設けて、エン
ドカバーにポンプ取付用のフランジを設けると共に吸込
ケーシング取付用の外円筒部を設けていた。
「発明が解決しようとする問題点」 上記中間部材はその両側でポンプ、モータと嵌め合せる
ため寸法精度が要求され、ポンプとモータの間に介在す
るためポンプ側の総ての負荷を受け、且つ取扱いに対し
ても充分なように強度が要求され、かつ個々のポンプ、
モータの組合せにより、数多くの種類が必要であつた。
そして中間部材は形状が複雑であり、ポンプ、モータ側
夫々と定められた外形寸法内において連結するため軸方
向の寸法が必要であり水中ポンプの長さを大きくしてし
まう欠点があつた。又、実開昭59−129363号公報に示さ
れるエンドカバーに対する取付部は夫々異なる形状で別
個に設けているため、エンドカバーの外周部の形状を複
雑としてしまい、モールド成形によらなければ製作出来
ないものであつた。又、エンドカバーに軸方向に吸込通
路を設けその外側にポンプ取付用のフランジを張り出し
たためモータ胴部に対してエンドカバーの直径が著しく
大きくなる。このような水中モータのため、水中モータ
ポンプとしてはフランジ外周に合せるため、ポンプ直径
の方が大で水中モータ部の吸込ケーシングの方がフラン
ジへの締結部材の関係で直径を小さくせざるを得ないと
いうことがあつた。
この発明はポンプ類等の水中の作業機及び吸込又は吐出
ケーシング等を直接取付けることのできる簡単な構成の
水中モータ並びに該水中モータを用いることによりモー
タとの結合部を簡易とすると共にポンプと吸込又は吐出
ケーシング等の直径をほぼ等しくした水中ポンプを提供
することにより上記従来の水中モータ及び水中ポンプの
問題点を解消することを目的とする。
〔発明の構成〕
「問題点を解決するための手段」 本願第1発明は出力軸端側の枠体周辺に、軸方向に立上
り部を囲繞して設け、該立上り部につづけて外フランジ
を形成し、該立上り部に通水口を設けた水中モータにお
いて、前記外フランジはその両面が密封可能な取付面と
なつていることを特徴とする水中モータである。
本願第2発明は下部にフランジ付モータ、上部にポンプ
を備え、モータの外周と間隔をおいて筒状の吸込ケーシ
ングを配し、ポンプ下部中心と吸込ケーシング間に吸込
通路を設けた水中ポンプにおいて、出力軸端側の枠体周
辺に、軸方向に立上り部を囲繞して設け、該立上り部に
つづけて外フランジを形成し、該立上り部に通水口を設
け、前記外フランジの両面が取付面となつている水中モ
ータの出力軸端側を上にして水中モータを下部に配し
て、吸込口が下部中心にあり前記水中モータにより駆動
されるポンプの枠体を水中モータの前記フランジの上面
に密封当接すると共に水中モータの該フランジ下面に水
中モータ外周と間隔をおいて配した筒状の吸込ケーシン
グ上面を密封当接し、該吸込ケーシングとポンプの枠体
を軸方向に引寄せる締結手段を備えた水中ポンプであ
る。
「実施例」 以下、図面に従つてこの発明の実施例について説明す
る。第1図は縦断面図である。板金製円筒形のフレーム
1内には固定子2が固定され両側にはリング状の上部フ
レーム側板3、下部フレーム側板4が圧入して溶着さ
れ、上下部フレーム側板3,4の内径にステータキヤン5
が溶接され固定子室6が形成せられる。即ち、フレーム
1とステータキヤン5は固定子2の内外径に接している
のである。
上部フレーム側板3には密封輪8を介して上部ブラケツ
トを兼ねる軸封ケース9が嵌入し、軸封ケース9の端板
11のボルト孔を貫通してシール座金を介してボルト1
2を上部フレーム側板3にねじ込み固定してある。
軸封ケース9よりもモータ内において、上部フレーム側
板3には上部軸受ブラケツト13が嵌入し、上部軸受ブ
ラケツト13のフランジのボルト孔を挿通し座金を介し
ボルト14を上部フレーム側板3にねじ込み固定されて
いる。
上部軸受ブラケツト13に上部ラジアルメタル15が嵌
入し、両者13,15の間を半径方向に交叉嵌入する不図示
の回り止めピンにより回り止めされている。
ポンプとモータを通ずる主軸16は主軸16が滑合する
上部ラジアルメタル15より上にのびて軸封ケース9の
端板11を挿通する部分は、軸封ケース9の端板11の
外側に設けた円筒形部材17の内周に嵌入するオイルシ
ールのような軸封部材18と該円筒形部材17の外周に
接近する主軸16に嵌入するサンドスリンガー19によ
り軸封されている。
軸封ケース9にはほぼモータの直径と等しい円筒形の立
上り部20が設けられ、立上り部20から外方に伸びる
フランジ21が設けられ、該フランジ21はポンプの吸
込カバー22とモータの外周に間隔をおいて配した吸込
ケーシング23の上端面に密封材24,25を介して当
接している。即ち、フランジ21はその両面が密封可能
な取付面となつている。立上り部20には周上に複数の
通水口26が設けてある。
該フランジ21の外周は円形で吸込カバー22の外周部
に設けた内円筒形嵌合部に嵌合位置決めされるようにな
つている。
前述した密封材25には主軸16を中心とする環状の嵌
合部30が一体に設けられ、吸込ケーシング23の上端
部が該嵌合部30に嵌合して吸込ケーシング23の位置
決めが行われるようになつている。該嵌合部30は密封
材25の補剛の効果も有する。密封材25は吸込ケーシ
ング23に加硫接着してあるが嵌着するようにしてもよ
い。
27は端板11にねじ込まれた回転子室への封液封入用
の栓である。
斜視図の第2図に示すように上部軸受ブラケツト13の
フランジ部分の円周上には間隔をおいて突出部28が立
設され、組立状態において軸封ケースの端板11と接し
ている。この突出部28同志の間は突出部28内外部方
向の封液の連通通路となる。上部軸受ブラケツト13の
上部フレーム側板3への取付面の一部には軸封ケース9
内と回転子33のある回転子室を連通する連通溝13a
が設けられ、軸方向に連通孔13bが貫通している。
下部フレーム側板4には下部軸受ブラケツト29が嵌入
し、下部軸受ブラケツト29のフランジのボルト孔を挿
通して座金を介してボルト31が下部フレーム側板4に
ねじ込まれて固定されている。下部軸受ブラケツト29
には下部ラジアルメタル32が嵌入し、下部軸受ブラケ
ツト29と下部ラジアルメタル32の嵌合面端部軸方向
に不図示の回り止めピンが嵌入している。
下部ラジアルメタル32にはステータキヤン5とわずか
に隙間をおいて配された回転子33が圧入固定された主
軸16が滑入している。
34は主軸16に圧入固定された回転子の動的バルンス
を調整するバランスリングである。下部ラジアルメタル
32の上方には以下の様なスラスト軸受35が配され
る。
主軸16に不図示のキーを介してスラストデイスク36
が回転に対して剛に嵌入し、スラストデイスク36にス
ラストカーボン板37が接して嵌め込まれ、スラストデ
イスク36とスラストカーボン板37の当接端面を横切
つて軸方向に回り止めピン38が嵌合している。
下部軸受ブラケツト29の上部の凹面には直径をわたる
二個所に下部が片球形状のスラストピン39が接してい
る。スラストピン39は下調心カラー41に圧入されて
いる。下調心カラー41上の球形凹部にスラストピン3
9と平面上の配置が90度異なる位置に調心球42が嵌
まり、調心球42は上調心カラー43の下面の球形凹部
に嵌まつている。上調心カラー43上面は円周を3個所
以上を等配して凹所が設けられ、該凹所には支持球44
が夫々嵌まり込み、支持球44上に下部スラスト軸受と
なるスラストパツド45の凹所が嵌まりスラストパツド
45にはスラストカーボン板37が摺擦する。従つてス
ラストカーボン板37、スラストデイスク36、主軸1
6、回転子33、バランスリング34、主軸16端に固
定した羽根車46(46-1,46-2,・・・・)等のポンプ側回
転部材等の重量及びポンプ運転によつて発生するスラス
ト等が負荷としてスラスト軸受35に加わる。
下部フレーム側板4の下端面の円周溝に嵌入する密封輪
47を介して下部フレーム側板4には下部軸受ブラケツ
ト29の外方でダイヤフラム室48が当接し、ダイヤフ
ラム室48のボルト孔を挿通しシール座金を介してボル
ト49が下部フレーム側板4にねじ込み固定されてい
る。
ダイヤフラム室48にはゴム製で図示断面の円筒形容器
状のダイヤフラム51が収容されダイヤフラム51の外
フランジに嵌入すると共に該外フランジをダイヤフラム
室48に対して押圧する仕切板52がダイヤフラム室4
8に溶着した植ボルト53とナツト54により固定され
ている。仕切板52にはダイヤフラム51の過大な膨脹
を止める保護板55が複数の点在する脚56を介して溶
着されている。57は仕切板52に設けた通液孔であ
る。ダイヤフラム室48の中心に設けた通液口58の縁
の外側とダイヤフラム51に嵌入しているスプリング受
板59間には圧縮した円錐状のコイルスプリング61が
嵌入している。
ダイヤフラム室48には合成樹脂又はゴム等で環状にで
きているベース62を附された脚63の内円筒部が嵌入
し、ダイヤフラム室48に溶着したボルト64と該ボル
ト64にねじ込んだナツト65により固定されている。
吸込ケーシング23の下部はベース62の上面の環状突
部の外側に嵌入している。吸込ケーシング23の上部は
二重壁とするように内壁66が設けられ、該二重壁部分
の吸込ケーシング23に設けた引掛け穴67の上部の縁
の内側は、外側板の内側に入り込んでおり、この引掛け
穴67の上側の該外側板にフツク状の先端が係合してい
るポンプ外周に軸方向に沿う帯状部材68の上端にはポ
ンプの吐出しケーシング69のボルト用座部71のボル
ト孔に嵌入するボルト72がポンプ中心側へ傾いて溶接
されている。そしてボルト72にナツト73をねじ込
み、吐出しケーシング69と吸込ケーシング23を引寄
せるようになつている。該帯状部材68、ボルト72等
からなる締付バンド70はポンプ外周に等配されてお
り、密封材25、モータ上部のフランジ21、密封材2
4、吸込カバー22、夫々の間に密封材を介して軸方向
に重ねられ互に嵌合部を持つと共に吸込カバー22、吐
出しケーシング69共嵌合部を持つたポンプケーシング
74(74-1,74-2・・・・)が共締め固定されることによ
り、モータに対して吸込ケーシング23及びポンプのケ
ーシング類が固定されている。
フレーム1の下部に中心が貫通している半径方向の座部
75が固定され、座部75には内部の芯線を屈曲して合
成樹脂等で一体モールドした水中ケーブルの継手部76
のフランジが当接し該フランジを挿通するボルト79を
座部75にねじ込むことにより継手部76をモータに固
定してある。水中ケーブル77はモータ内では固定子2
のコイルに配線され、外部はモータポンプの軸方向に沿
つて配され地上に延びており、上部に嵌入されたブツシ
ング78の上に重ねたチヤンネル状カバー80にて蔽わ
れ、チヤンネル状カバー80の上から締付サドル81,82
による夫々吐出しケーシング69、吸込ケーシング23
に小ねじ83,84により固定してある。尚、吸込ケーシン
グ23に小ねじ84をねじ込む部分は吸込ケーシングの
内壁66のある部分である。従つてこの内壁66により
封水されると共に内壁66の位置の外壁が肉厚となつて
いることにより、上記吸込ケーシング23の締結部分が
変形せず、封水が確実となるものである。チヤンネル状
カバー80の下端を押え、継手部76を通過させるため
に軸方向に吸込ケーシング23に設けた切込み85を蔽
うところの継手部カバー86が吸込ケーシング23に当
接し、小ねじ87により取付けられている。かゝる水中
モータの回転子室に封入された封液はダイヤフラム室4
8にねじ込んだ栓88を外すと下部軸受ブラケツト29
に設けた回転子室とダイヤフラム室48との連通孔29
a等を通じて排出できるようになつている。
一段目の羽根車46-1の吸込部外周は吸込カバー22に嵌
入固定された封水リング89により封入されており、該
羽根車46-1は二面幅部分を有する取付軸部16aが始ま
る段部にカラー91を介して嵌入し、羽根車46-1につづ
いてスリーブ92、二段目の羽根車46-2、スリブ93が
嵌入し、中心孔が取付軸部16aに一致した形で取付軸
部16aに回動できないように嵌入するロツク座金94
を介して取付軸部16aよりも小さいねじ部16bにね
じ込まれた六角形の軸ナツト95の端面の環状突座にて
圧して固定され、ロツク座金94の円筒形の縁を軸ナツ
ト95の辺に向けて変形させロツクしてある。夫々のポ
ンプケーシング74には案内羽根96を備えた戻り流路
97が形成され、次段へ連通する。一段目のポンプケー
シング74-1には封水リング99,101が嵌入しスリーブ9
2及び二段目羽根車46-2の吸込部外周との間の水封が計
られる。二段目のポンプケーシング74-2は一段目のポン
プケーシング74-1と同一であり、戻り流路97を形成す
る部材の中心側にはスリーブ93との間の封水をする封
水リング99が圧入されている。
最上部に配される吐出しケーシング69は中心に吐出口
102を備え、吐出口102と二段目のポンプケーシン
グ74-2の吐出し口103との間は吐出通路104の空間
となつている。吐出通路104、吐出口102に面する
内ケーシング105とポンプ外部の液体に接する外面及
び吐出配管用座面106を備えた外ケーシング107は
板金にて一体に成形溶接され内部は空間となつている。
該空間中に軸方向にナツト部材108が収容されてい
る。ナツト部材108は両端面が内外ケーシング105,1
07に接して溶接されており、上記座面106に密封材を
介して吐出配管連結用のフランジ109を当接し、該フ
ランジ109のボルト孔、座面106のボルト孔を挿通
してボルト111をナツト部材108にねじ込んであ
る。外ケーシング107の締付バンド70のボルト72
が進入する部分は開口112が設けてある。
水中ケーブル77を通じて固定子2に給電されると回転
子33は主軸16に担持されて回転し、主軸16は羽根
車46を回転させる。吸込ケーシング23の下部に設け
た通水孔から、吸込ケーシング23とモータ外周間に入
つた液体は上昇して軸封ケース9の立上り部の通水口2
6を通じてポンプの吸込カバー22と軸封ケース9間の
空間に入り、吸込カバー22の中心の吸込口から羽根車
46-1に吸込まれて羽根車46-1により増速昇圧されてポン
プケーシング74-1内に出て該ポンプケーシング74-1の戻
り流路97を通じて次段の羽根車46-2に吸込まれて増速
昇圧されてポンプケーシング74-2内に出て該ポンプケー
シング46-2の戻り流路97を通じて、吐出し口103か
ら吐出通路104に出て吐出口102から不図示の配管
を通じて送液される。
ポンプとモータの分解組立をのべれば次のとおりであ
る。先ず吐出しケーシング69と締付サドル81を締結
している小ねじ83を外しておく。第1図の状態におい
てナツト73をゆるめて外し、締付バンド70を引下げ
るとボルト72は内外ケーシング105,107からなる吐出
しケーシング69のボルト孔から抜けると共に帯状部材
68の下端のフツク部は引掛け穴67の奥側で内壁64
に沿つて下り、ボルト72は吐出しケーシング69のボ
ルト孔から抜け、帯状部材68先端は引掛け穴67を通
じて外方へ移動できる。かくして各締付バンド70を外
す。そこで吐出しケーシング69を持上げると吐出しケ
ーシング69はポンプケーシング74-2から外れる。ロツ
ク座金94の軸ナツト95に押し付けている端縁を一文
字ねじ回し等により押し拡げて軸ナツト95をねじ戻
し、ロツク座金94を取り外す、後は順次上方に向つて
ポンプケーシング74-2、スリーブ93、羽根車46-2、ス
リーブ92、ポンプケーシング74-1、羽根車46-1カラー
91、吸込カバー22を分解できる。ポンプの組立は以
上と逆の順序に組付けるものである。
前記の実施例はポンプが上方でモータが下方にある水中
ポンプに関するが、ポンプが下方に配され、モータが上
方にある水中モータポンプにおいても同様に構成せられ
るものである。かゝる例を第3図の略縦断面図に示す。
図において113はポンプ台を兼ねたストレーナでその
上に吸込カバー22を介してポンプケーシング74が重
ねられ、その上部に不図示の密封材を介してモータとの
間を密封して中間板114を重ねその上に不図示の密封
材を介してモータのフレーム1の下部に一体又はモータ
の下部ブラケツトを兼ねた軸封ケース9が設けられる。
軸封ケース9には通水口26を備える立上り部20の端
にフランジ21を備える。このフランジ21の両面を中
間板114と吐出ケーシング115により挟持する。締
結手段は締付バンドで前実施例と同様である。
ストレーナ113をとおる液体はポンプケーシング74
の吸込口から吸込まれ羽根車46により増速昇圧されて
ポンプケーシング74から、中間ケーシング114とモ
ータ間に入り、通水口26から吐出ケーシング115中
に抜ける。
〔発明の効果〕
本願第1発明は出力軸端側の枠体周辺に、軸方向に立上
り部を囲繞して設け、該立上り部につづけて外フランジ
を形成し、該立上り部に通水口を設け外フランジはその
両面が密封可能な取付面となつている水中モータとした
から、 (1) モータは両面が取付面となった外フランジを備え
ているために一方の取付面にポンプ等を直接取付けるこ
とができ、他方の取付面に吸込ケーシング、吐出ケーシ
ング等を取付けることができる。
(2) モータとポンプ及び吸込ケーシング、吐出ケーシ
ング等の取付けはポンプをモータの外フランジに締結手
段により圧接する事により取付けることができ取付けが
簡単でポンプを容易に分離できる。
(3) モータとポンプの外径寸法を統一でき突出部がな
いため据付運搬時の損傷等がない (4) 板金製枠体に適しており、ステンレス鋼板で製作
すれば軽量化が計れる。
(5) 通水口を立上り部に設けてあるのでモータ外周と
間隔をおいてポンプ吸込口又は吐出口に連通する流体通
路を構成するのが簡単である。
本願第2発明は第1発明を主要部とし、水中モータの出
力軸端側を上にして水中モータを下部に配して、水中モ
ータの吸込口が下部中心にあり前記水中モータにより駆
動されるポンプの枠体を水中モータの前記フランジの上
面に密封当接すると共に水中モータの該フランジ下面に
水中モータ外周と間隔をおいて配した筒状の吸込ケーシ
ング上面を密封当接し、該吸込ケーシングとポンプの枠
体を軸方向に引寄せる締結手段を備えた水中ポンプとし
たから本願第1発明の上記効果を総て有するほか次の効
果を有する。
(1) モータの出力軸端が上に来てモータ枠体に設けた
立上り部の通水路が上にあるので吸込流がモータ上端面
に沿つてモータ軸中心に向つて流れモータは一定条件で
冷却され信頼性が向上する。
(2) ポンプ枠体と吸込ケーシングの直径を同一に出
来、これらケーシング類からの突出部がなく全体が円筒
状とすることができた。
(3) 一段目ポンプ枠体に吸込空間を作るための部材が
なく、多段ポンプの各段のポンプ枠体を同一に作ること
が出来た。
(4) ポンプ枠体、吸込ケーシング及びモータをポンプ
枠体と吸込ケーシングを軸方向に引寄せる締結手段のみ
で組立てられる。
本願請求項の第3によればポンプとモータが直接且つ正
確に芯合せされる。
本願請求項の第4によればポンプ側が単段、多段にかゝ
わらずポンプの各枠体を積み重ねて軸方向に圧接して締
結できる。従つて従来の外フランジをボルトでもって締
結する場合はポンプ枠体から外方へフランジが突出する
のに対して本締結法では外方への突出物がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の縦断面図、第2図は上部軸受
ブラケツトの斜視図、第3図は他の実施例の略縦断面図
である。 1・・フレーム 2・・固定子 3・・上部フレーム側
板 4・・下部フレーム側板 5・・ステータキヤン
6・・固定子室 8・・密封輪 9・・軸封ケース 1
1・・端板 12・・ボルト 13・・上部軸受ブラケ
ツト 13a・・連通溝 13b・・連通孔 14・・
ボルト 15・・上部ラジアルメタル 16・・主軸
16a・・取付軸部 16b・・ねじ部 17・・円筒
形部材 18・・軸封部材 19・・サンドスリンガー
20・・立上り部 21・・フランジ 22・・吸込
カバー 23・・吸込ケーシング 24,25・・密封材
26・・通水口 27・・栓 28・・突出部 29・
・下部軸受ブラケツト 29a・・連通口 30・・嵌
合部 31・・ボルト 32・・下部ラジアルメタル
33・・回転子 34・・バランスリング 35・・ス
ラスト軸受 36・・スラストデイスク 37・・スラ
ストカーボン板 38・・回り止めピン 39・・スラ
ストピン 41・・下調心カラー 42・・調心球 4
3・・上調心カラー 44・・支持球 45・・スラス
トパツド 46,46-1,46-2・・羽根車 47・・密封輪
48・・ダイヤフラム室 49・・ボルト 51・・
ダイヤフラム 52・・仕切板 53・・植ボルト 5
4・・ナツト 55・・保護板 56・・脚 57・・
通液孔 58・・通液口 59・・スプリング受板 6
1・・コイルスプリング 62・・ベース 63・・脚
64・・ボルト 65・・ナツト 66・・内壁 6
7・・引掛け穴 68・・帯状部材 69・・吐出しケ
ーシング 70・・締付バンド 71・・ボルト用座部
72・・ボルト 73・・ナツト 74,74-1,74-2・
・ポンプケーシング 75・・座部 76・・継手部
77・・水中ケーブル 78・・ブツシング 79・・
ボルト 80・・チヤンネル状カバー 81,82・・締
付サドル 83,84・・小ねじ 85・・切込み 86・
・継手部カバー 87・・小ねじ 88・・栓 89・
・封水リング 91・・カラー 92,93・・スリーブ
94・・ロツク座金 95・・軸ナツト 96・・案内
羽根 97・・戻り流路 99・・封水リング 101
・・封水リング 102・・吐出口 103・・吐出し
口 104・・吐出通路 105・・内ケーシング 1
06・・吐出配管用座面 107・・外ケーシング 1
08・・ナツト部材 109・・フランジ 111・・
ボルト 112・・開口 113・・ストレーナ 11
4・・中間板 115・・吐出ケーシング。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力軸端側の枠体周辺に、軸方向に立上り
    部を囲繞して設け、該立上り部につづけて外フランジを
    形成し、該立上り部に通水口を設けた水中モータにおい
    て、前記外フランジはその両面が密封可能な取付面とな
    つていることを特徴とする水中モータ。
  2. 【請求項2】下部にフランジ付モータ、上部にポンプを
    備え、モータの外周と間隔をおいて筒状の吸込ケーシン
    グを配し、ポンプ下部中心と吸込ケーシング間に吸込通
    路を設けた水中ポンプにおいて、出力軸端側の枠体周辺
    に、軸方向に立上り部を囲繞して設け、該立上り部につ
    づけて外フランジを形成し、該立上り部に通水口を設
    け、前記外フランジの両面が取付面となつている水中モ
    ータの出力軸端側を上にして水中モータを下部に配し
    て、吸込口が下部中心にあり前記水中モータにより駆動
    されるポンプの枠体を水中モータの前記フランジの上面
    に密封当接すると共に水中モータの該フランジ下面に水
    中モータ外周と間隔をおいて配した筒状の吸込ケーシン
    グ上面を密封当接し、該吸込ケーシングとポンプの枠体
    を軸方向に引寄せる締結手段を備えた水中ポンプ。
  3. 【請求項3】水中モータの前記フランジ外周とポンプ枠
    体間に嵌合部を形成した特許請求の範囲第2項記載の水
    中ポンプ。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第2項記載の吸込ケーシン
    グとポンプの枠体を軸方向に引寄せる締結手段が吸込ケ
    ーシング上部に設けた外方に向って開口する上部が内側
    に入り込んだ縁を有する引掛け穴と、該引掛け穴の上部
    の縁に先端が係合して軸方向にポンプ外周に沿う帯状部
    材の上端にポンプ上部のボルト孔に嵌入するポンプ中心
    側へ傾くボルトを設けた締付バンドと、該ポンプ上部に
    ポンプ軸に対して傾斜して設けた上記ボルトの嵌入する
    ボルト孔と、該ボルトに嵌入するナツトとからなる特許
    請求の範囲第2項又は第3項記載の水中ポンプ。
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