JPH0251170A - 自己診断モード表示方式 - Google Patents

自己診断モード表示方式

Info

Publication number
JPH0251170A
JPH0251170A JP63202595A JP20259588A JPH0251170A JP H0251170 A JPH0251170 A JP H0251170A JP 63202595 A JP63202595 A JP 63202595A JP 20259588 A JP20259588 A JP 20259588A JP H0251170 A JPH0251170 A JP H0251170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
mode
display
key
self
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63202595A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Uchida
内田 啓一
Takao Otake
大竹 孝雄
Shinobu Sakakibara
榊原 しのぶ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP63202595A priority Critical patent/JPH0251170A/ja
Publication of JPH0251170A publication Critical patent/JPH0251170A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複写機等の記録装置のユーザインターフェー
スに係り、特に、自己診断モードを使用して状態のチェ
ック、状態の設定等を行う場合の画面表示を分かりやす
くした自己診断モードの表示方式に関するものである。
[従来の技術] 近年、複写機等の記録装置では、コンピュータの導入に
より高度な制御技術、データ処理技術を駆使するように
なったため、利用できる機能も多様化しまたそのための
機能選択や機能実行の条件設定に多くの且つ種々の操作
が必要になる。オペレータにとっては、覚える操作の種
類が多く操作が煩雑になるため、操作手順の間違いや誤
操作が発生しやすくなる。そこで、できるだけオペレー
タの操作を容易にするため、コンソールパネルが採用さ
れている。コンソールパネルは、操作選択のための各種
キースイッチや、テンキー等の操作手段が設けられ、さ
らにキー操作による選択、設定状態、操作案内のメツセ
ージを表示する表示ランプや表示器が設けられる。
従来のユーザインターフェースは、キーやLEDl  
液晶表示器を配置したコンソールパネルが主流を占め、
例えばバックリフトタイプやメツセージ表示付きのもの
等がある。バッタリットタイプのコンソールパネルは、
予め所定の位置に固定メツセージが配置された表示板を
背後からランプ等で選択的に照明することによって、そ
の部分を読めるようにしたものであり、メツセージ表示
付きのコンソールパネルは、例えば液晶表示素子から構
成され、表示面積を大きくすることなく様々なメツセー
ジを随時表示するようにしたものである。
これらのコンソールパネルにおいて、そのいずれを採用
するかは、複写機のシステム構成の複雑さや操作性等を
考慮して複写機毎に決定されている。
第73図は複写機に採用されるコンソールパネルの一例
を示す図であり、本出願人が既に別途提案(例えば特願
昭82−2786i53号〜特願昭82−278655
号)しているものである。
このコンソールパネル701には、その上部にメニュー
表示板702が配置されており、それぞれのパネル部分
(703〜708)の内容が文字で表示されている。
このうちソーター用パネル703には、1つのスイッチ
709と2つの表示ランプ710が配置されており、ソ
ーターが接続された場合におけるソーティングのモード
(スタックモードと丁合モード)を選択することができ
るようになっている。
機能選択用パネル704には、画像の編集、または修正
・確認を行うためのスイッチ711、ジeブメモリに記
憶させるためのスイッチ712、ページ連写機能やわく
消し機能、とじしろ機能その他いろいろな複写形態をと
るためのスイッチ713及び両面コピーをとるためのス
イッチ714と、これらのスイッチの選択の有無を表示
するための表示ランプ715が配置されている。
単色カラー強調用パネル705には、その−容土にカラ
ー現像剤の種類(色)を示す表示ランプ715が4個配
置され、残りの部分には、4つのスイッチ716〜71
9とこれらのスイッチ716〜719のいずれが設定さ
れたかの表示を行うための表示ランプ710が配置され
ている。これらは、マーキングカラースイッチ716、
部分カラー変換スイッチ717、速写カラー合成スイッ
チ718、単色カラースイッチ719である。
コピー濃度パネル706には、5段階のコヒー濃度のい
ずれが選択されたかを示す表示ランプ710と、これら
のコピー濃度の1つを選択するためのシフトキー720
.721が配置されている。
上側のシフトキー720が押されるとコピー濃度が薄く
なる方向、下側のシフトキー721が押されるとコピー
濃度が濃くなる方向でそれぞれ濃度−設定が行われ、例
えば16段階に調整できるようになっている。コピー濃
度パネル706の下には自動濃度調整スイッチ723が
配置され、その操作により自動濃度表示ランプ722が
点灯して自動濃度調整モードとなる。
倍率・用紙選択用パネル707には、その左側に倍率の
設定および表示を行う部分が配置されて−おり、右側に
用紙の選択を行う部分が配置されている。倍率の設定お
よび表示を行う部分には、任意倍率を設定するシフトキ
ー724.725及び倍率表示部723が配置され、そ
の隣には、予め定められた固定倍率の選択を行う固定倍
率キー726とその倍率表示板727と表示ランプ71
0が配置されている。コピー用紙の選択を行う部分には
、用紙サイズあるいは用紙の種類を表示した8種類の表
示板728と、これらのうちの1つを選択するためのシ
フトキー729.730が配置されている。また、8種
類の表示板728の左隣りには、いずれの用紙サイズあ
るいは用紙が選択されたかを示す表示ランプ710が配
置されている。さらに、倍率・用紙選択用パネル707
の下方には、予めセットされた倍率と用紙サイズ・の組
み合わせを選択する自動用紙/倍率選択スイッチ731
が配置されている。
倍率・用紙選択用パネル707の右側に位置する表示パ
ネル708には、この複写機の図柄732と液晶表示部
733とが配置されている。図柄732は、供給トレイ
の選択状態や紙づまりの生じた場所等をランプの点灯で
表示し、液晶表示部733は、漢字を含んだ文章により
種々のメツセージを表示し、機能の選択や実行条件の設
定を行う。
さらに、表示パネル708の下方にも、種々のキーまた
はボタンが配置されている。これらは、複写機を基本状
態すなわち優先モードに戻すためのオールクリアボタン
734、コピー枚数をセットしたり、複写機の診断を行
う際の診断内容の特定等を行うための数値入力に用いる
テンキー735、連続コピーを行っているときで、他の
緊急コピーをとる必要があるときに使用される割り込み
ボタン736、コピー作業を途中で停止するときや、コ
ピー枚数の設定時やソータのビンの設定時のクリアボタ
ンとして使用するストップクリアボタン737、コピー
作業を開始させるためのスタートボタン738、液晶表
示部733に表示されたメツセージに対してカーソルを
動かすための選択キー739、カーソルで指定された場
所に設定するための設定キー740等である。
以上説明したコンソールパネルは、例えば用紙の選択や
コピー濃度の設定といった基本操作のエリアと、例えば
機能選択や単色カラー強調といった応用操作のエリアを
分離した配置となっている。
これに加えて液晶表示部733に漢字カナ混じり文を表
示して応用操作の補助を行うことで、パネル操作におけ
る間違いの発生を可能な限り低下させるよう工夫してい
る。
複写機の場合には、本体マシンに各種の機能を備えたも
の、付加装置としてソータや自動原稿送り装置、用紙ト
ルレイ、ICカード装置等の装備されたもの等その組み
合わせが非常に多くなる。当然、これらの組み合わせに
応じて利用可能な機能も異なるので、コンソールパネル
に配置される機能選択のためのスイッチの数や操作に伴
う装置内での処理も異なり、また、それに対応して表示
ランプや表示器の配置や数も異なってくる。そのため、
コンソールパネルは、複写機の規模によってスイッチ類
や表示器類の配置、サイズを決定し設計がなされている
[発明が解決しようとする課題] さて、記録装置としての複写機においては、修理時等に
使用する自己診断モード(以下、自己診断モードをダイ
アグモードと称す。)を有するのが一般的であり、サー
ビスマンはこのダイアグモードを用いて、不揮発性メモ
リNVRAMの初期化、入力チェック、出力チェック、
ジャム回数や用紙フィード枚数等のヒストリー(履歴)
の参照、コンフィギユレーションの設定等の種々の操作
を行う。
しかし、上述したように従来のユーザインターフェース
は液晶表示装置を用いたとしても表示文字数はせいぜい
1行20字で2行、即ち高々40字程度であるから、ダ
イアグモード使用時の表示に限らず表示できる内容は限
られたものにならざるを得ないものであった。特にダイ
アグモードの表示については直接的なデータしか表示で
きず、その他関連するデータを表示できないために、サ
ービスマンは各種のコード表を参照しながら操作しなけ
ればならず非常に手間のかかるものであった。
例をあげると次のようである。NVRAMに書き込まれ
ている設定値を更新しである箇所のパラメータを設定し
ようとする場合、例えば、DADF原則開始タイミング
を設定する場合には、先ずDADF原則開原則開始タイ
ミーングードを入力し、現在の設定値を参照することを
行うが、従来は入力されたコード、および当該入力され
たコードに対応した現在の設定値だけしか表示されない
ので、設定に時間を要していた。つまり、DADF原則
開始タイミングを設定するには、関連する箇所の設定値
をも参照する必要があるのであるが、従来は入力された
コード番号に係るデータしか表示できないので、サービ
スマンは関連する箇所のコード番号をコード表で捜して
1回1回入力してその設定値を参照せざるを得ないもの
であった。また、パラメータの設定を行う際には、その
箇所の初期値、を参照する必要があるが、従来は表示文
字数が少ないためにNVRAMに設定されている値しか
表示されず、サービスマンはいちいちコード表によって
該当するコード番号に対して予め設定されている初期値
を確認しながら作業を行わなければならなかった。
また、逆にNVRAMで設定していた値を初期値に戻し
たい場合、例えば、DADFの初期化を行−うにはどの
ようなフード番号を入力しなければ蜆、らないかは、い
ちいちコード表を参照しなければな゛らなかったので操
作性の悪いものであった。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、操作性
のよい自己診断モード表示方式を提供することを目的と
するものである。
[−課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明の自己診断モード
表示方式は、第1図に示すように、テンキーその他のキ
ー入力手段01と、該キー入力手段01で入力された指
示がダイアグモードか否かを判別する状態判別手段02
と、状態判別手段02でダイアグモードであると判別さ
れた場合に所定のダイアグモード画面の表示を行う画面
表示制御手段03と、該画面表示制御手段03の制御の
基に所定の画面表示を行うユーザインターフェースとし
ての表示手段04、例えばCRTデイスプレィ装置、を
具備し、例えば、パラメータ設定の場合には、入力され
たコード番号に対応する現在の設定値のみならずその初
期値、その他の付随するデータをも表示し、更に、入力
されたコード番号のデータだけでなく、その近辺のコー
ド番号のデータをも表示することを特徴とし、また、本
発明においてNVRAMの初期化を行う場合には、表示
手段04にコード番号の解説を表示することを特徴とす
るものである。
[作用コ 本発明の自己診断モード表示方式では、ユーザがキー入
力手段01で所定の操作、例えば所定のファンクシロン
キーを押しつつ電源を投入することでダイアグモードを
選択すると、状態判別手段02はダイアグモードが選択
されたことを認識して、画面表示制御手段03に対して
ダイアグモードの画面を準備させる。ダイアグモードの
画面は図示しないメモリに格納されている。すると画面
表示制御手段03は表示手段04上に先ず初期画面を表
示させる。次にユーザがキー入力手段01により、ダイ
アグモードの中から所望の診断を行うために所定のコー
ドを入力すると、状態判別手段02はそれを判別して、
画面表示制御手段03に通知する。すると画面表示制御
手段03は次の画面を表示手段04上に表示する。以上
の処理を繰り返してダイアグモードのそれぞれの機能に
対して便利、かつ操作性のよい画面表示を行うことがで
きる。
[実施例コ 目次 以下の実施例では、記録装置の例として複写機をとりあ
げて説明する。説明に先立って、本実施例の説明につい
ての目次を示す。以下の説明において、 (1)〜(I
I)は本発明が適用される複写機の全体構成の概要を説
明する項であって、その構成の中で本発明の詳細な説明
する項が(III)である。
(I)装置の概要 (I−1)装置構成 (I−2)システムの機能・特徴 (I−3)システム構成 (I−4)シリアル通信方式 (I−5)ステート分割 (II)具体的な各部の構成 (II−1)光学系 (II−2)ベルト廻り (n−3)用紙搬送系 (n−4)原稿自動送り装置 (n−5)ソータ (In)ユーザインターフェース(U/ I )(II
I−1)ユーザインターフェースの特徴(III−2)
制御システムの構成 (III−3)表示画面の構成 (III−4)キー/LEDボード及びデイスプレィ表
示回路 (I[l−5)ユーザインターフェースにおける各種処
理 (I[[−8)ダイアグモード表示方式(本発明の要部
) (I)装置の概要 (I−1)装置構成 第2図は本発明が適用される複写機の全体構成の1例を
示す図である。
本発明が適用される複写機は、ベースマシン1に対して
幾つかの付加装置が装備可能になったものであり、基本
構成となるベースマシン1は、上面に原稿を載置するプ
ラテンガラス2が配置され、その下方に光学系3、マー
キング系5の各装置が配置されている。他方、ベースマ
シン1には、上段トレイ6−1、中段トレイ6−2、下
段トレイ6−3が取り付けられ、これら各給紙トレイは
全て前面に引き出せるようになっており、操作性の向上
と複写機の配置スペースの節約が図られると共に、ベー
スマシン1に対して出っ張らないスッキリとしたデザイ
ンの複写機が実現されている。
また、給紙トレイ内の用紙を搬送するための用紙搬送系
7には、インバータ9.10およびデユーブレックスト
レイ11が配置されている。さらに、ベースマシン1上
には、CRTデイスプレィからなるユーザインターフェ
イス12が取付けられると共に、プラテンガラス2の上
にDADF (デユーブレックスオートドキュメントフ
ィーダ: 自動両面原稿送り装置)13が取り付けられ
る。また、ユーザインターフェース12は、スタンドタ
イプであり、その下側にカード装置が取り付は可能とな
っている。
次に、ベースマシン1の付加装置を挙げる。DADF1
3の代わりにRDH(リサイクルドキュメントハンドラ
ー二原稿を元のフィード状態に戻し原稿送りを自動的に
繰り返す装置)15或いは通常のADF(オートドキュ
メントフィーダ: 自動原稿送り装置)、エディタパッ
ド(座標入力装置)付プラテン、プラテンカバーのいず
れかを取付けることも可能である。また、用紙搬送系7
の供給側には、MSI(マルチシートインサータ:手差
しトレイ)16およびHCF(ハイキャパシティフィー
ダ:大官1トレイ)17を取付けることが可能であり、
用紙搬送系7の排出側には、1台ないし複数台のソータ
19が配設可能である。
なお、DADF13を配置した場合には、シンプルキャ
ッチトレイ20或いはソータ19が取付可能であり、ま
た、RDH15を取付けた場合には、コピーされた1組
1組を交互に重ねてゆくオフセットキャッチトレイ21
、コピーされた1組1組をステーブルでとめるフィニッ
シャ22が取付可能であり、さらに、紙折機能を存する
フォールダ23が取付可能である。
(I−2)システムの機能・特徴 (A)機能 本発明は、ユーザのニーズに対応した多種多彩な機能を
備えつつ複写業務の入口から出口までを全自動化すると
共に、上記ユーザインターフェイス12においては、機
能の選択、実行条件の選択およびその他のメニュー等の
表示をCRTデイスプレィで行い、誰もが簡単に操作で
きることを大きな特徴としている。
その主要な機能として、CRTデイスプレィ上で表示画
面を切換えることにより、基本コピー応用コピーおよび
専門コピーの各モードに類別して、それぞれのモードで
機能選択や実行条件の設定等のメニューを表示すると共
に、キー入力により画面のカスケードを移動させて機能
を選択指定したり、実行条件データを入力可能にしてい
る。
本発明が適用される複写機の機能としては、主要機能、
自動機能、付加機能、表示機能、ダイアグ機能等がある
主要機能では、用紙サイズが八6〜A2.86〜B3ま
での定形は勿論、定形外で使用でき、先に説明したよう
に3段の内蔵トレイを存している。
また、7段階の固定倍率と1%刻みの任意倍率調整及び
99%〜101%の間で0.15%刻みの微調整ができ
る。さらに、固定7段階及び写真モードでの濃度選択機
能、両面機能、1mm〜16mmの範囲での左右単独と
じ代設定機能、ピリング機能等がある。
自動機能では、自動的に原稿サイズに合わせて行う用紙
選択、用紙指定状態で行う倍率選択、濃度コントロール
、パワーオン後のフユーザレディで行うスタート、コピ
ーが終了して一定時間後に行うクリアとパワーセーブ等
の機能がある。
付加機能では、合成コピー 割り込み、予熱モード、設
定枚数のクリア、オートモードへのオールクリア、機能
を説明するインフォメーシロン、ICカードを使用する
ためのPキー 設定枚数を制限するマキシマムロック原
稿戻しやDADFを使用するフルジ日ブリカバリ−ジャ
ム部以外の用紙を排紙するパージ、ふちけしなしの全面
コピ原稿の部分コピーや部分削除を行うエディタ、1個
ずつジョブを呼び出し処理する。ジョブプログラム、白
紙をコピーの間に1枚ずつ挿入する台紙、ブックものに
利用する中消し/枠消し等がある。
表示機能では、CRTデイスプレィ等を用い、ジャム表
示、用紙残量表示、トナー残量表示、回収トナー満杯表
示、フユーザが温まるまでの待ち時間表示、機能選択矛
盾やマシンの状態に関する情報をオペレータに提供する
メツセージ表示等の機能がある。
また、ダイアグ機能として、NVRAMの初期化、入力
チェック、出力チェック、ジャム回数や用紙フィード枚
数等のヒスドリフアイル、マーキングや感材ベルトまわ
りのプロセスコードに用いる初期値の合わせ込み、レジ
ゲートオンタイミングの調整、フンフィギュレーション
の設定等の機能がある。
さらには、オプションとして、先に説明したようなMS
I、HCFl セカンドデペのカラー(赤、青、緑、茶
)、エディター等が適宜装備可能になっている。
(B)特徴 上記機能を備える本発明のシステム全体とじて下記の特
徴を宵している。
(イ)省電力化の達成 1.5kVAでハイスピード、高性能の複写機を実現し
ている。そのため、各動作モードにおける1、5kVA
実現のためのコントロール方式を決定し、また、目標値
を設定するための機能別電力配分を決定している。また
、エネルギー伝達経路の確定のためのエネルギー系統表
の作成、エネルギー系統による管理、検証を行うように
している。
(ロ)低コスト化 高額部品を内製化し技術改善および標準化を図ると共に
、画材ライフのハード側からの改善、トナー消費の低減
により画材費の低減化を図っている。
(ハ)信顆性の向上 部品故障の低減及び長寿命化を図り、各パラメータのイ
ン/アウト条件を明確化し、設計不具合を低減化し、1
00kCvノーメンテナンスの実現を図っている。
(ニ)高画質の達成 本装置においてはトナー粒子にフェライトからなるマイ
クロキャリアを使用して精細にし、また反発磁界により
現像する方式を採用している。また感光体としては有機
感材を何層にも塗って形成した高感度汎色有機感材ベル
トを採用し、さらにセットポイントを駆使したビクトリ
アルモードにより中間調を表現できるようにしている。
これらのことによりジェネレーシヨン・コピーの改善、
黒点低減化を図り、従来にない高画質を達成している。
(ホ)t!!作性の改善 原稿をセットしコピー枚数を入力するだけでスタートキ
ーの操作により所定のモードでコピーを実行する全自動
モードを有すると共に、基本コピー 応用コピー 専門
コピーに分割した画面によるコピーモードの設定を含め
、多様なモード設定をユーザの要求に応じて選択できる
ようにしている。これらのユーザインターフェースは、
CRTデイスプレィとその周囲に画面と対応して配置し
た少数のキー及びLEDにより行い、見易い表示メニュ
ーと簡単な操作でモード設定を可能にしている。また、
不揮発性メモリやICカードにコピーモードやその実行
条件等を予め記憶しておくことにより、所定の操作の自
動化を可能にしている。
(C)差別化の例 本発明が適用される複写機は、ICカードに格納された
プログラムにより複写機の機能を左右することができる
。従って、ICカードに格納されるプログラムをカード
単位で変化させることで、複写機の使用に対する差別化
が可能になる。これについて、分かり易い例を幾つか挙
げて説明する。
第1の例として、雑居ビルに複数の会社が共同使用する
複写機が備えられていたり、一つの会社内や工場内であ
っても異なった部門間で共同使用する複写機が備えられ
ている場合を説明する。後者の共同使用は、予算管理上
で必要となるものであり、従来ではコピーライザ等の機
器を用いて各部門の使用管理を行っていた。
この複写機は、第2図で示したベースマシン1にICカ
ード装置、DADF13、ソータ19、ユーザインター
フェース12、供給トレイ(6−1〜B−3L  およ
びデユープレックストレイ11を備えた比較的高度なシ
ステム構成の複写機であるとする。共同使用者の中には
、DADF13やソータ19を必要とする人あるいは部
門もあれば、なんら付加装置を必要としない人または部
門もある。
これら使用態様の異なる複数の人または部門が複写機の
費用負担を各自のコピーボリュームからだけで決定しよ
うとすれば、低ボリュームのコピーしかとらない人また
は部門は、各種付加装置が装備された複写機の導入に反
対してしまい、複写機を高度に使用しようとする大また
は部門との間の調整が困難となってしまう。
このような場合には、各人または各部門の使用態様に応
じたICカードを用意しておき、高度な機能を望む人あ
るいは部門はど基本的な費用を多(負担すると共に、多
くの機能を活用することができるようにしておけばよい
。例えば最も高度なICカードの所有者は、そのICカ
ードをICカード装置にセットした状態で複写機を動作
させることにより、DADF13、ソータ19、供給ト
レイ(6−1〜6−3)およびデユープレックストレイ
11を自在に使用することができ、事務効率も向上させ
ることができる。これに対してコピー用紙のソーティン
グを必要としない人は、ソーティングについてのプログ
ラムを欠<ICカードをセットして、キャッチトレイ2
0のみを使用することで経費を節減することができる。
第2の例として、コピー業者がICカードでセルフコピ
ーサービス店を営む場合を説明する。
店の中には、複数台の複写機が配置されており、それぞ
れにICカード装置22が取りつけられて−いる。客は
サービス態様に応じたICカードを請求し、これを自分
の希望する複写機にセットしてセルフサービスでコピー
をとる。複写機に不慣れな客は、操作説明の表示機能を
プログラムとして備えたICカードを請求し、これをセ
ットすることでU112に各種操作情報の表示を可能と
し、コピー作業を間違いなく実行することができる。
DADF 13の使用の可否や、多色記録の実行の可否
等も貸与するICカードによって決定することができ、
また使用機種の制限も可能となって料金にあった客の管
理が可能になる。更にコピー枚数や使用したコピー用紙
のサイズ等のコピー作業の実態をICカードに書き込む
ことができ・るので、料金の請求が容易になり、常連客
に対するコピー料金の割り引き等の細かなサービスも可
能になる。
第3の例として、特定ユーザ向けのプログラムを格納し
たICカードを用いたサービスについて説明する。例え
ば特許事務所では写真製版により縮小された特許公報類
を検討するときに原寸と同一のコピーをとる必要から2
00%という比較的大きな拡大率でコピーをとる仕事が
ある。また官庁に提出する図面を作成する際に、その要
請に応えるために元の図面を小刻みに縮小あるいは拡大
する作業が行われる。また、市役所あるいは区役所等の
住民票のコピーを行う部門では、請求の対象外となる人
に関する記@箇所や個人のプライバシを保護するために
秘密にすべき箇所の画情報を削除するようにして謄本や
抄本を作成する。
このように使用者(ユーザ)によっては、複写機を特殊
な使用態様で利用する要求がある。このような要求にす
べて満足するように複写機の機能を設定すると、コンソ
ールパネルが複雑となり、また複写機内部のROMが大
型化してしまう。そこで特定ユーザ別にICカードを用
意し、これをセットさせることでそのユーザに最も適す
る機能を持った複写機を実現することができる。
例えば特許事務所の例では、専用のICカードを購入す
ることで、固定倍率として通常の数種類の縮倍率の他に
200%の縮倍率を簡単に選択できるようになる。また
微調整を必要とする範囲で例えば1%刻みで縮倍率を設
定することができるようになる。更に住民票の発行部門
では、テンキー等のキーを操作することによって液晶表
示部等のデイスプレィに住民票の種類や削除すべき欄や
項目を指示することができるようになり、この後スター
トボタンを押すことでオリジナルの所望の範囲のみがコ
ピーされたり、必要な部分のみが編集されて記録される
ようになる。
(I−3)?1写機の電気系制御システムの構成第3図
は本発明が適用される複写機のサブシステムの構成を示
す図、第4図はCPUによるハード構成を示す図である
本発明が適用される複写機のシステムは、第3図に示す
ようにメイン基板31上のSQMGRサブシステム32
、CHMサブシステム33、IMMサブシステム34、
マーキングサブシステム35からなる4つのサブシステ
ムと、その周りのU/Iサブシステム36、INPUT
サブシステム37.0UTPUTサブシステム38、O
PTサブシステム39、IELサブシステム40からな
る5つのサブシステムとによる9つのサブシステムで構
成している。そして、SQMGRサブシステム32に対
して、CHMサブシステム33及びIMMサブシステム
34は、SQMGRサブシステム32と共に第4図に示
すメインCPU41下にあるソフトウェアで実行されて
いるので、通信が不要なサブシステム間インターフェー
ス(実線表示)で接続されている。しかし、その他のサ
ブシステムは、メインCPU41とは別個のCPU下の
ソフトウェアで実行されているので、シリアル通信イン
ターフェース(点線表示)で接続されている。次にこれ
らのサブシステムを簡単に説明する。
SQMGRサブシステム32は、U/Iサブシステム3
6からコピーモードの設定情報を受信し、効率よくコピ
ー作業が実施できるように各サブシステム間の同期をと
りながら、各サブシステムに作業指示を発行すると共に
、各サブシステムの状態を常時監視し、異常発生時には
速やかな状況判断処理を行うシーケンスマネージャーで
ある。
CHMサブシステム33は、用紙収納トレイやデユープ
レックストレイ、手差しトレイの制御、コピー用紙のフ
ィード制御、コピー用紙のバージ動作の制御を行うサブ
システムである。
IMMサブシステム34は、感材ベルト上のパネル分割
、感材ベルトの走行/停止の制御、メインモータの制御
その他感材ベルト周りの制御を行うサブシステムである
マーキングサブシステム35は、コロトロンや露光ラン
プ、現像機、感材ベルトの電位、トナー濃度の制御を行
うサブシステムである。
U/Iサブシステム36は、ユーザインターフェースの
全ての制御、マシンの状態表示、pビーモード決定等の
ジeブ管理、シロブリカバリ−を行うサブシステムであ
る。
INPUTサブシステム37は、原稿の自動送り(DA
DF)や原稿の半自動送り(SADF)、大型サイズ(
A2)の原稿送り(LDC)、コンピュータフオーム原
稿の送り(OFF)、原稿の2枚自動送り(2−UP)
の制御、原稿の繰り返し自動送り(RDH)の制御、原
稿サイズの検知を行うサブシステムである。
0UTPUTサブシステム37は、ソーターやフィニッ
シャ−を制御し、コピーをソーティングやスクッキング
、ノンソーティングの各モードにより出力したり、綴じ
込み出力するサブシステムである。
OPTサブシステム3θは、原稿露光時のスキャン、レ
ンズ移動、シャッター P I S/N0N−PISの
制御を行い、また、LDCモード時のキャリッジ移動を
行うサブシステムである。
IELサブシステム40は、感材ベルト上の不要像の消
し込み、像に対する先端・後端の消し込み、編集モード
に応じた像の消し込みを行うサブシステムである。
上記システムは、第4図に示す7個のCPUを核として
構成され、ベースマシン1とこれを取り巻く付加装置等
の組み合わせに柔軟に対応することを可能にしている。
ここで、メインCPU41は、ベースマシン1のメイン
基板上にあってSQMGRサブシステム32、CHMサ
ブシステム33、IMMサブシステム34のソフトを含
み、シリアルバス53を介して各CPU42〜47と接
続される。これらのCPU42〜47は、第3図に示す
シリアル通信インターフェースで接続された各サブシス
テムと1対1で対応している。シリアル通信は、100
m5ecを1通信サイクルとして所定のタイミングに従
ってメインCPU41と他の各CPU42〜47との間
で行われる。そのため、機構的に厳密なタイミングが要
求され、シリアル通信のタイミングに合わせることがで
きない信号については、それぞれのCPUに割り込みボ
ート(INT端子信号)が設けられシリアルバス53と
は別のホットラインにより割り込み処理される。すなわ
ち、例えば84cpm(A4LEF)、309mm/s
eeのプロセススピードでコピー動作をさせ、レジゲー
トのコントロール精度等を±1mmに設定すると、上記
の如き100m5 e cの通信サイクルでは処理でき
ないジョブが発生する。このようなジョブの実行を保証
するためにホットラインが必要となる。
従って、この複写機では、各種の付加装置を取りつける
ことができるのに対応して、ソフトウェアについてもこ
れら各付加装置に対応したシステム構成を採用すること
ができるようになっている。
このような構成を採用した理由の1つは、(I)これら
の付加装置すべての動作制御プログラムを仮にベースマ
シン1に用意させるとすれば、このために必要とするメ
モリの容量が膨大になってしまうことによる。また、 
(■)将来新しい付加装置を開発したり、現在の付加装
置の改良を行った場合に、ベースマシン1内のROM 
(リード−オンリ・メモリ)の交換や増設を行うことな
く、これらの付加装置を活用することができるようにす
るためである。
このため、ベースマシン1には、複写機の基本部分を制
御するための基本記憶領域と、ICカードから本発明の
機能情報と共に取り込まれたプログラムを記憶する付加
記憶領域が存在する。付加記憶領域には、DADF13
の制御プログラム、ユーザインターフェース12の制御
プログラム等の各種プログラムが格納されるようになっ
ている。
そして、ベースマシン1に所定の付加装置を取りつけた
状態でICカードをICカード装置22にセットすると
、ユーザインターフェース12を通してコピー作業に必
要なプログラムが読み出され、付加記憶装置にロードさ
れるようになっている。
このロードされたプログラムは、基本記憶領域に書き込
まれたプログラムと共働して、あるいはこのプログラム
に対して優先的な地位をもってコピー作業の制御を行う
。ここで使用されるメモリは電池によってバックアップ
されたランダム・アクセス・メモリから構成される不揮
発性メモリである。もちろん、ICカード、磁気カード
、フロッピーディスク等の他の記憶媒体も不揮発性メモ
リとして使用することができる。この複写機ではオペレ
ータによる操作の負担を軽減するために、画像の濃度や
倍率の設定等をプリセットすることかできるようになっ
ており、このプリセットされた値を不揮発性メモリに記
憶するようになっている。
(I−4)シリアル通信方式 第5図はシリアル通信の転送データ構成と伝送タイミン
グを示す図、第6図は1通信サイクルにおける相互の通
信間隔を示すタイムチャートである。
メインCPU41と各CPU (42〜47)との間で
行われるシリアル通信では、それぞれ第5図(a)に示
すようなデータ量が割り当てられる。同図(a)におい
て、例えばユーザインターフェースの場合にはメインC
PU41からの送信データTXが7バイト、受信データ
RXが15バイトであり、そして、次のスレーブすなわ
ちオプティカルCPU45に対する送信タイミングtl
  (同図(C))が2 El m5ecであることを
示している。この例によると、総通信量は86バイトと
なり、98008PSの通信速度では約100 m5e
cの周期となる。そして、データ長は、同図(b)に示
すようにヘッダーコマンド、そしてデータから構成して
いる。同図(a)による最大データ長による送受信を対
象とすると、全体の通信サイクルは、第6図に示すよう
になる。ここでは、9600BPSの通信速度から、1
バイトの送信に要する時間を1 、 2 m5ecとし
、スレーブが受信終了してから送信を開始するまでの時
間をl m5ecとし、その結果、100 ll1se
cを1通信サイクルとしている。
(I−5)ステート分割 第7図はメインシステムのステート分割を示す図である
ステート分割はパワーONからコピー動作、及びコピー
動作終了後の状態をいくつかに分割してそれぞれのステ
ートで行うジ日ブを決めておき、各ステートでのジープ
を全て終了しなければ次のステートに移行しないように
してコントロールの能率と正確さを期するようにするた
めのもので、各ステートに対応してフラグを決めておき
、各サブシステムはこのフラグを参照することによりメ
インシステムがどのステートにいるか分かり、自分が何
をすべきか判断する。また各サブシステムもステート分
割されていてそれぞれ各ステートに対応して同様にフラ
グを決めており、メインシステムはこのフラグを参照し
て各サブシステムのステートを把握し管理している。
先ず、パワーオンするとプロセッサーイニシャライズの
状態になり、ダイアグモードかユーザーモード(コピー
モード)かが判断される。ダイアグモードはサービスマ
ンが修理用等に使用するモードで、NVRAMに設定さ
れた条件に基づいて種々の試験を行う。
ユーザーモードにおけるイニシャライズ状態においては
NVRAMの内容により初期設定を行う。
例えば、キャリッジをt−ムの位置、レンズを倍率10
0%の位置にセットしたり、また各サブシステムにイニ
シャライズの指令を行う。イニシャライズが終了すると
スタンバイに遷移する。
スタンバイは全てのサブシステムが初期設定を終了し、
スタートボタンが押されるまでのステートであり、全自
動画面で「おまちください」の表示を行う。そしてコル
ツランブを点灯して所定時間フユーザ−空回転を行い、
フユーザ−が所定のコントロール温度に達するとU/I
がメツセージで「コピーできます」を表示する。このス
タンバイ状態は、パワーON1回目では数10秒程度の
時間である。
セットアツプはスタートボタンが押されて起動がかけら
れたコピーの前準備状態であり、メインモータ、ソータ
ーモータが駆動され、感材ベルトのV DDP等の定数
の合わせ込みを行う。またADFモータがONL、、1
枚目の原稿送り出しがスタートし、1枚目の原稿がレジ
ゲートに到達して原稿サイズが検知されてAPMSモー
ドではトレイ、倍率の決定がなされ、ADF原稿がプラ
テンに敷き込まれる。そして、ADF2枚目の原稿がレ
ジゲートまで送り出され、サイクルアップに遷移する。
サイクルアップはベルトを幾つかのピッチに分割してパ
ネル管理を行い、最初のパネルがゲットパークポイント
へくるまでのステートである。即ち、コピーモードに応
じてピッチを決定し、オプチカル・サブシステムに倍率
を知らせてレンズ移動を行わせる。そして、CHMサブ
システム、1MMサブシステムにコピーモードを通知し
、倍率セットが認識されると、倍率と用紙サイズにより
スキャン長が決定されてオプチカル・サブシステムに知
らせる。そして、マーキング拳サブシステムにコピーモ
ードを通知し、マーキング・サブシステムの立ち上げが
終了すると、IMMサブシステムでピッチによって決ま
るパネルL/Eをチェックし、最初のコピーパネルが見
つかり、ゲットパークポイントに到達するとゲットパー
クレディとなってサイクルに入る。
サイクルはコピー動作中の状態で、ADC(AutoI
Ilatlc  Density  Control)
1AE (AutoIlatlc  Exposure
)、DDP:lントロール等を行いながらコピー動作を
繰り返し行う。そしてR/L=カウント枚数になると原
稿交換を行い、これを所定原稿枚数だけ行うとコインシ
デンス信号が出てサイクルダウンに入る。
サイクルダウンは、キャリッジスキャン、用紙フィード
等を終了し、コピー動作の後始末を行うステートであり
各コロトロン、現像機等をOFFし、最後に使用したパ
ネルの次のパネルがストップパーク位置に停止するよう
にパネル管理して特定のパネルだけが使用されて疲労を
生じないようにする。
このサイクルダウンからは通常スタンバイに戻るが、プ
ラテンモードでコピーしていた場合に再度スタートキー
を押すリスタートの場合にはセットアツプに戻る。また
セットアツプ、サイクルアップからでもジャム発生等の
サイクルダウン要因が発生するとサイクルダウンに遷移
する。
バージはジャムが発生した場合のステートで原因ジャム
用紙を取り除くと他の用紙は自動的に排出される。通常
、ジャムが発生するとどのようなステートからでもサイ
クルダウン→スタンバイ→バージと遷移する。そしてパ
ージエンドによりスタンバイまたはセットアツプに遷移
するが、再度ジャムが発生するとサイクルダウンへ遷移
する。
ベルトダウンはタフキングポイントよりトレイ側でジャ
ムが発生したような場合に生じ、ベルトクラッチを切る
ことによりベルト駆動が停止される状態で、ベルトより
先の用紙は排出することができる。
ハードダウンはインターロックが開けられて危険な状態
になったり、マシーンクロックフェイルが発生して制御
不能になったような状態で、24V電源供給が遮断され
る。
そして、これらベルトダウン、ハードダウン要因が除去
されるとスタンバイに遷移する。
(n)具体的な各部の構成 (n−1)光学系 第8図(a)は光学系の概略側面図、第8図(b)は平
面図、 (C)は(b)のX−X方向側面図である。
本実施例の走査露光装置3は、像を感材ベルト4の移動
速度よりも速い速度で感材上に露光するPIS(プリセ
ツションもイメージング・システム)方式を採用すると
共に、第2走査系Bを固定し、第1走査系Aを独立して
移動可能にする方式を採用している。すなわち、第1走
査系Aは、露光ランプ102および第1ミラー103を
有する第1キヤリツジ101と、第2ミラー106およ
び第3ミラー107を有する第2キヤリツジ105から
構成され、プラテンガラス2上に載置された原稿を走査
する。一方、第2走査系Bは、第4ミラー110および
第5ミラー111を存する第3キヤリツジ109と、第
6ミラー113を有する第4キヤリツジ112から構成
されている。また、第3ミラー107と第4ミラー11
0の光軸上にはレンズ108が配置され、倍率に応じて
レンズモータにより移動されるが、走査露光中は固定さ
れる。
これら第1走査系Aおよび第2走査系Bは、直流サーボ
モータであるキャリッジモータ114により駆動される
。キャリッジモータ114の出力軸115の両側に伝達
軸116.117が配設され、出力軸115に固定され
たタイミングプーリ115aと伝達軸lie、117に
固定されたタイミングプーリ116a1117a間にタ
イミングベルト119a、119bが張設されている。
また、伝達軸116にはキャプスタンプーリ116bが
固定されこれに対向して配置される従動ローラ120 
a、  12 Ob間には、第1のワイヤーケーブル1
21aがたすき状に張設され、該ワイヤーケーブル12
1aには、前記第1キヤリツジ101が固定されると共
に、ワイヤーケーブル121aは、第2キヤリツジ10
5に設けられた減速プーリ122aに巻回されており、
キャリッジモータ114を図示矢印方向に回転させた場
合には、第1キヤリツジ101が速度Vlで図示矢印方
向に移動すると共に、第2キヤリツジ105が速度Vl
 /2で同方向に移動するようにしている。
また、伝達軸117に固定されたタイミングブー1J1
17bとこれに対向して配置される伝達軸123のタイ
ミングプーリ123a間には、タイミングベルト119
cが張設され、伝達軸123のキャプスタンプーリ12
3bとこれに対向して配置される従動ローラ120C間
に第2のワイヤーケーブル121bが張設されている。
該ワイヤーケーブル121bには、前記第4キヤリツジ
112が固定されると共に、ワイヤーケーブル121b
は、第3キヤリツジ109に設けられた減速プーリ12
2bに巻回されており、キャリッジモータ114を図示
矢印方向に回転させた場合には、第4キヤリツソ112
が速度v2で図示矢印方向に移動すると共に、第3キヤ
リツジ109が速度V2/2で同方向に移動するように
している。
さらに、第8図(b)に示すように、伝達軸117には
、タイミングプーリ117aの回転をタイミングプーリ
117bに伝達させるためのPISクラッチ125(電
磁クラッチ)が設けられていて、該PISクラッチ12
5の通電がオフになるとこれを係合させ、回転軸115
の回転が伝達軸117.123に伝達される。また、P
ISクラッチ125に通電されこれが解放すると伝達軸
117.123には回転軸115の回転が伝達されない
ように構成されている。また、第8図(C)に示すよう
に、タイミングプーリ116aの側面“には、係合突起
126aが設けられ、LDCロックソレノイド127の
オンにより係合片126bが係合突起126aに係合し
て、伝達軸116を固定しすなわち第1走査系Aを固定
し、LDCロックスイッチ129をオンさせるようにし
ている。
さらに、タイミングプーリ123aの側面には、係合突
起130aが設けられ、PISロックソレノイド131
のオンにより係合片130bが係合突起130aに係合
して、伝達軸123を固定しすなわち第2走査系Bを固
定しPISロックスイッチ132をオンさせるようにし
ている。
以上のように構成した走査露光装置おいては、PISク
ラッチ125の係合解放によりP■SモードとN0N−
P I Sモードの露光方式が選択される。PISモー
ドは、例えば倍率が65%以上の時にPISクラッチ1
25を係合させて第2走査系Bを速度v2で移動させる
ことにより、感材ベルト4の露光点を感材と逆方向に移
動させ、光学系の走査速度VlをプロセススピードVP
より相対的に速くして単位時間当たりのコピー枚数を増
大させる。このとき、倍率をMとするとV1=Vpx3
.5/(3,5M−1)であり、M=1、VP =30
8.9mm/sとするとVl=432゜5mm/sとな
る。また、V2はタイミングプーリ117b1123a
の径により決まりV2=(1/3〜1/4)Vlとなっ
ている。一方、N。
N−PISモードにおいては、縮小時における走査系の
速度の増大および照明パワーの増大を防止し消費電力を
抑制するために、例えば64%以下の場合には、PIS
クラッチ125を解放させると共にPISロックソレノ
イドをオンさせることにより、第2走査系Bを固定し露
光点を固定してスキャンし、駆動系の負荷および原稿照
明パワーの増大を回避し、1.5KVAの実現に寄与す
るものである。
上記レンズ108は、第9図(a)に示すように、プラ
テンガラス2の下方に配設されるレンズキャリッジ13
5に固定された支持軸136に摺動可能に取付けられて
いる。レンズ108はワイヤー(図示せず)によりレン
ズモータZ137に連結されており、該レンズモータZ
137の回転によりレンズ108を支持軸136に沿っ
てZ方向(図で縦方向)に移動させて倍率を変化させる
また、レンズキャリッジ135は、ベース側の支持軸1
39に摺動可能に取付けられると共に、ワイヤー(図示
せず)によりレンズモータX140に連結されており、
レンズモータX140の回転によりレンズキャリッジ1
35を支持軸139に沿って、X方向(図で横方向)に
移動させて倍率を変化させる。これらレンズモータ13
7.140は4相のステッピングモータである。レンズ
キャリッジ135が移動するとき、レンズキャリッジ1
35に設けられた小歯車142は、レンズカム143の
雲型面に沿って回転しこれにより大歯車144が回転し
ワイヤーケーブル145を介して第2走査系の取付基台
146を移動させる。従って、レンズモータX140の
回転によりレンズ108と第2走査系Bの距離を所定の
倍率に対して設定可能になる。
また、第9図(b)に示すように、レンズ108の1側
面にはレンズシャッタ147がリンク機構148により
開閉自在に設けられ、シャッタソレノイド149のオン
オフにより、イメージスキャン中はレンズシャッタ14
7が開となり、イメージスキャンが終了すると閉となる
。レンズシャッタ147により遮光する目的は、ベルト
感材上にDDPパッチ、ADCバッチを形成することと
、PISモード時において第2走査系Bがリターンする
ときの像の泊込を防止することである。
第10図は光学系のサブシステムの概要を示すブロック
構成図を示している。オプティカルCPU45は、メイ
ンCPU41とシリアル通信およびホットラインにより
接続され、メインCPU41から送信されるコピーモー
ドにより感材上に潜像を形成するために、各キャリッジ
、レンズ等のコントロールを行っている。制御用電源1
52は、ロジック用(5v)、アナログ用(±15v)
、ソレノイド、クラッチ用(24V)からなり、モータ
用電源153は38Vで構成される。
キャリッジレジセンサ155は、第1ミラー101のレ
ジスト位置に対応するように配置され、第1走査系Aに
取付けられたアクチュエータがキャリッジレジセンサ1
55を踏み外すと信号を出力する。この信号はオプティ
カルCPU45に送られレジストレーションを行うため
の位置或いはタイミングを決定したり、第1走査系Aの
リターン時におけるホーム位置Pを決定するようになっ
ている。また、キャリッジの位置を検出するために第1
ホームセンサ156 aN  第2ホームセンサ156
bが設けられており、第1ホームセンサ156aは、レ
ジスト位置と第1走査系Aの停止位置との間の所定位置
に配置され、第1走査系Aの位置を検出し信号を出力し
ている。また、第2ホームセンサ156bは第2走査系
の位置を検出し信号を出力している。
ロータリエンコーダ157は、キャリッジモータ114
の回転角に応じて90°位相のずれたA相、B相のパル
ス信号を出力するタイプのものであり、例えば、200
パルス/回転で第1走査系のタイミングブーりの軸ピッ
チが0.1571mm/パルスに設計されている。偏倚
用ソレノイド159は、CPU45の制御により偏倚レ
ンズ(図示せず)を垂直方向に移動させ、偏倚レンズの
移動を偏倍スイッチ161のオンオフ動作で確認してい
る。レンズホームセンサ1eL1B2は、レンズXモー
タ140およびレンズXモータ137のホーム位置を検
出するセンサである。LDCロックソレノイド127は
、CPU45の制御により第1走査系Aを所定位置に固
定するもので、ロックしたことをLDCロックスイッチ
129により確認している。PISロツタソレノイド1
31は、N0N−PI Sモード時にPISクラッチ1
25が解放されたときに、第2走査系Bを固定するもの
で、ロックしたことをPIS’ロックスイッチ132で
確認している。PISクラッチ125は、通電時にクラ
ッチを解放させ非通電時にクラッチを係合させるタイプ
のもので、PISモード時の消費電力を低減させ1.5
kVAの実現に寄与している。
第11図(a)、 (b)は光学系のスキャンサイクル
の制御を示し、本制御は第1走査系Aを指定された倍率
、スキャン長で走査するもので、ホットラインよりスキ
ャンスタート信号を受信すると起動する。メインより受
信したスキャン長データから、レジセンサの割り込みか
らスキャン終了までのエンコーダクロツタのカウント数
であるイメージ・スキャンカウントが演算される。先ず
、倍率に対応した基準クロックデータを設定した後、ス
テップ■でキャリッジモータをスキャン方向(CW)に
回転させ、スキャン時の加速制御を行う(ステップ■)
。次いでステップ■においてPLL(位相制御)モード
にセットし、ステップ■でレジセンサがオフの割り込み
信号があれば、イメージスキャンを開始しエンコーダク
ロックのカウント数が上記スキャン長に相当する値以上
になると(ステップ■)、PLLモードを解除して速度
モードにセットし、キャリッジモータをリターン方向(
CCW)に回転させる。次いで、ステップ■においてC
Wからccw c逆転信号)への割り込みがあるか否か
が判断され、あればリターン時の加速制御を行い(ステ
ップ■)、エンコーダのカウント数が予め設定されたブ
レーキ開始点に到れば(ステップ[相])、リターン時
の減速制御を行い(ステップ■)、再度逆転信号があれ
ばキャリッジモータを停止する(ステップ@)。また、
 (b)に示すように、シャッタをオン(開)するカウ
ント数を設定し、エンコーダのクロック数がシャッタオ
ンカウント以上になればシャッタを開き、エンコーダの
クロック数がシャッタオフカウント以上になればてシャ
ッタを閉じてイメージスキャンを終了する。
(II−2)ベルト廻り ベルト廻りはイメージング系とマーキング系からなって
いる。
イメージング系はIMMサブシステム34によって管理
され、潜像の書込み、消去を行っている。
マーキング系はマーキングサブシステム35により管理
され、帯電、露光、表面電位検出、現像、転写等を行っ
ている。本発明においては、以下に述べるようにベルト
上のパネル管理、バッチ形成等を行ってコピーの高速化
、高画質化を達成するために、IMMサブシステム34
とマーキングサブシステム35とが互いに協動している
第12図はベルト廻りの概要を示す図である。
ベースマシーン1内には有機感材ベルト4が配置されて
いる。有機感材ベルトは電荷発生層、トランスファ届等
何層にも塗って感材を形成しているので、Seを蒸着し
て感材を形成する感光体ドラムに比して自由度が大きく
、製作が容易になるのでコストを安くすることができ、
またベルト回りのスペースを大きくすることができるの
で、レイアウトがやり易くなるという特徴がある。
一方、ベルトには伸び縮みがあり、またロールも温度差
によって径が変化するので、ベルトのシームから一定の
距離にベルトホールを設けてこれを検出し、またメイン
モータの回転速度に応じたパルスをエンコーダで発生さ
せてマシーンクロックを形成し、−周のマシーンクロッ
クを常時カウントすることにより、ベルトの伸び縮みに
応じてキャリッジのスタートの基準となるピッチ信号、
レジゲートのタイミングを補正する。
本装置における有機感材ベルト4は長さが1m以上あり
、A4サイズ4枚、A3サイズ3枚が載るようにしてい
るが、ベルトにはシームがあるため常にパネル(ベルト
上に形成される像形成領域)管理をしておかないと定め
たパネルのコピーがとれない。そのため、シームから一
定の距離に設けられたベルトホールを基準にしてパネル
の位置を定め、ユーザーの指定するコピーモード、用紙
サイズに応じてベルト上に載るパネル数(ピッチ数)を
決め、またスタートボタンを押して最初にコピーをとる
パネルがロール201の友傍のゲットバークの位置にき
たとき信号を出し、ここからコピーがとれるという合図
をするようにしている。
有機感材ベルト4はチャージコロトロン(帯電器)21
1によって一様に帯電されるようになっており、図の時
計方向に定速駆動されている。そして最初のパネルがレ
ジ(露光箇所)231の一定時間前にきたときピッチ信
号を出し、これを基準としてキャリッジスキャンと用紙
フィードのタイミングがとられる。チャージコロトロン
211によって帯電されたベルト表面は露光箇所231
において露光される。露光箇所231には、ベースマシ
ン1の上面に配置されたプラテンガラス2上に載置され
た原稿の光像が入射される。このために、露光ランプ1
02と、これによって照明された原稿面の反射光を伝達
する複数のミラー101〜113および光学レンズ10
8とが配置されており、このうちミラー101は原稿の
読み取りのためにスキャンされる。またミラー110.
11L113は第2の走査光学系を構成し、これはPI
Sと呼ばれるもので、プロセススピードを上げるのには
限界があるため、プロセススピードを上げずにコピー速
度が上げられるように、ベルトの移動方向と反対方向に
第2の走査光学系をスキャンして相対速度を上げ、最大
64枚/min(CPM)を達成するようにしている。
露光箇所231でスリット状に露光された画情報によっ
て有機感材ベルト4上には原稿に対応した静電潜像が形
成される。そして、IEL(インターイメージランプ)
215で不要な像や像間のイレーズ、サイドイレーズを
行った後、静電潜像は、通常黒色トナーの現像装置21
6、またはカラートナーの現像装置217によって現像
されてトナー像が作成される。トナー像は有機感材ベル
ト4の回転と共に移動し、プリトランスファコロトロ:
/ (転写器) 218、)ランスフアフロトロン22
0の近傍を通過する。プリトランスファコロトロン21
8は、通常、交流印加によりトナーの電気的付着力を弱
めトナーの移動を容易にするためのものである。また、
ベルトは透明体で形成されているので、転写前にプリト
ランスファランプ225(イレーズ用に兼用)で背面か
らベルトに光を照射してさらにトナーの電気的付着力を
弱め、転写が行われ易くする。
一方、ベースマシン1の供給トレイに収容されているコ
ピー用紙、あるいは手差しトレイ16に沿って手差しで
送り込まれるコピー用紙は、送りロールによって送り出
され、搬送路501に案内されて有機感材ベルト4とト
ランスファコロトロン220の間を通過する。用紙送り
は原則的にLE F (Long Edge Feed
 )によって行われ、用紙の先端と露光開始位置とがタ
ブキングポイントで一致するようにレジゲートが開閉制
御されてトナー像がコピー用紙上に転写される。そして
ブタツクコロトロン221、ストリップフィンガ222
で用紙と感材ベルト4とが剥がされ、転写後のコピー用
紙はヒートロール232およびプレッシャロール233
の間を通過して熱定着され、搬送ロール234.235
の間を通過して図示しない排出トレイ上に排出される。
コピー用紙が剥がされた感材ベルト4はプレクリーンコ
ロトロン224によりクリーニングし易くされ、ランプ
225による背面からの光照射により不要な電荷が消去
され、ブレード226によって不要なトナー ゴミ等が
掻き落とされる。
なお、ベルト4上にはパッチジェネレータ212により
像間にパッチを形成し、パッチ部の静電電位をESVセ
ンサ214で検出して濃度調整用としている。またベル
ト4には前述したようにホールが開けられており、ベル
トホールセンサ213でこれを検出してベルトスピード
を検出し、プロセススピード制御を行っている。またA
DC(Auto Denslty  Control)
センサ219で、パッチ部分に載ったトナーからの反射
光量とトナーがない状態における反射光1とを比較して
トナーの付着具合を検出し、またポツプセンサ223で
用紙が剥がれずにベルトに巻きついてしまった場合を検
知している。
第13図は感材ベルト4上のパネル分割の様子を示すも
のである。
ベルト4はシーム部251があるので、ここに像がのら
ないようにしており、シーム部から一定距1i11の位
置にベルトホール252が設けられ、例えば周長115
8.■の場合で1は701a■としている。図の253
.254は感材ベルト面をNピッチ分割したときの先頭
と最後のパネルで、図のBはパネルの間隔、Cはパネル
長、Dはパネルのピッチ長さであり、4ピッチ分割の場
合は289.5113ピッチ分割の場合は386璽■、
2ピッチ分割の場合は579−mである。シーム251
は、パネル253のLE (Lead Edge )と
パネル254のT E (Tail Edge )との
中央にくるようにA=B/2とする。
なお、パネルのLEは用紙のLEと一致させる必要があ
るが、TEは必ずしも一致せず、パネル適用の最大用紙
TEと一致する。
第14図はIMMサブシステムの機能の概略を示すブロ
ック構成図である。
1MMサブシステム34の機能を概説すると、IELサ
ブシステム40とパスラインによるシリアル通信を行い
、高精度のコントロールを行うためにホットラインによ
り割り込み信号を送って像形成の管理を行うと共に、マ
ーキングサブシステム35、CHMサブシステム33に
制御信号を送ってベルト廻りのコントロールを行ってい
る。
また宵機感材ベルト4に開けたホールを検出してメイン
モータの制御を行うと共に、パネルの形成位置を決定し
てパネル管理を行っている。また低温環境の場合にはフ
ユーザ−の空回転を行わせて定着ロールを所定温度に維
持し、迅速なコピーが行えるようにしている。そして、
スタートキーが押されるとセットアツプ状態になり、コ
ピーに先立ってV DDP等の定数の合わせ込みを行い
、コピーサイクルに入ると原稿サイズに基づいてイメー
ジ先端、後端の縁消しを行って必要な像領域を形成する
。またインターイメージ領域にパッチを形成してトナー
濃度調整用のパッチの形成を行っている。さらにジャム
要因、ベルトフェール等のハードダウン要因が検出され
ると、ベルトの停止、あるいはシーケンスマネージャと
交信してマシンの停止を行う。
次に1MMサブシステムの入出力信号、及び動作につい
て説明する。
ブラックトナーボトル261、カラートナーボトル26
2におけるトナーの検出信号が入力されてトナー残量が
検出される。
オプチカルレジセンサ155からは1MMサブシステム
からマーキングサブシステムへ出すPGリクエスト信号
、バイアスリクエスト信号、ADCリクエスト信号の基
準となるオプチカルレジ信号が入力される。
プラテン原稿サイズセンサ5lli −8IOからは原
稿サイズが入力され、これと用紙サイズとから工EL2
15による消し込み領域が決定される。
ベルトホールセンサ213からはベルトホール信号が入
力され、メインモータ2B4.285によりプロセスス
ピードの制御を行ってベルトが一周する時間のバラツキ
に対する補正を行っている。
メインモータは2個設けて効率のよい動作点で運転でき
るようにし、負荷の状態に応じてモータのパワーを・効
率よく出せるようにし、また電力の有効利用を図ると共
に、停止位置精度を向上させるためにモータによる回生
制動を行っている。またモータは逆転駆動を行うことが
できる。これはブレードを感材ベルトに密着させてクリ
ーニングを行うとブレードの手前側に紙粉やトナーの滓
が溜るのでこれを落とすためである。またモータによる
ベルト駆動はベルトクラッチ267を介して行っており
、ベルトのみ選択的に停止することができる。このモー
タの回転と同期してエンコーダからパルスを発生させ、
これをマシンクロックとして使用してベルトスピードに
応じたマシンクロックを得ている。
ナオ、ベルトホールセンサ213で一定時間ホールが検
出できなかったり、ホールの大きさが変わってしまった
ような場合にはこのことがIMMからシーケンスマネー
ジャに伝えられてマシンは停止される。
また、1MMサブシステムは、■ELサブシステム40
とシリアル通信を行うと共に、ホットラインを通じて割
り込み信号を送っており、IELイネーブル信号、置イ
メージ信号、ADCパッチ信号、 ■ELブラックバン
ド信号を送出している。IELイメージ信号で不要な像
の消し込みを行い、ADCバッチ信号でIELサブシス
テム40により、パッチジェネレータ212で形成され
たパッチ領域の形状、面積を規定すると共に、電荷1を
調整して静電電位を500〜600Vの一定電位に調整
する。IELブラックバンド信号はブレード226によ
りベルト4を損傷しないように、所定間隔毎に像間にブ
ラックバンドを形成してトナーを付着させて一種の潤滑
剤の役割りを行わせ、特に白紙に近いような状態のよう
なトナーユが極めて少ないときコピーの場合でもベルト
4を損傷しないようにしている。
さらに、IMMはマーキングサブシステム35とはホッ
トラインによる通信を行っており、オプチカチカルレジ
信号を基準にしてパッチ形成要求信号、バイアス要求信
号、ADC要求信号を送出する。マーキングサブシステ
ム35はこれを受けてパッチジェネレータ212を駆動
してパッチを形成すると共に、ESVセンサ214を駆
動して静電電位を検出し、また現像機218.217を
駆動してトナー画像を形成している。またブリトランス
ファコロトロン218、トランスファコロトロン220
、ブタツクコロトロン221の駆動制御を行っている。
IMMからはピッチリセット信号■が送出されており、
これを基準にしてキャリッジのスタートのタイミングを
とるようにしている。
またカラー現像器ユニットが装着されているか否かの検
知信号が入力され、現像器のトナーが黒色かカラーかを
検出している。
08Mサブシステム33へはIMMからレジゲートトリ
ガ信号を送ってタッキングポイントで用紙と像の先端と
が一致するように制御すると共に、レジゲートの開くタ
イミングを補正する必要がある場合は、その補正量を算
出して送っている。
またブレード226で掻き落としたトナーは回収トナー
ボトル268に回収され、ボトル内のトナー量の検出信
号がIMMに入力され、所定景を超えると警報するよう
にしている。
またIMMはファンモータ263を駆動して異常な温度
上昇を防止し、環境温度が許容温度範囲内にあって安定
した画質のコピーが得られるようにしている。
第15図はタイミングチャートを示すものである。
制御の基準となる時間はオプチカルレジセンサ位置であ
る。オプチカルレジセンサオン/オフ信号の所定時間(
T1)後よりIELがオフされる。
すなわちT1まではオンしていて先端消し込みを行い、
T2以後はオンして後端消し込みを行っている。こうし
てIELイメージ信号により像形成が行われ、またレジ
ゲートのタイミングを制御することでタッキングポイン
トでの用紙の先端と像の先端とを一致させている。像形
成終了後、パッチジェネレータ要求信号(基準時よりT
5後)によりADCバッチ信号が発生し、インターイメ
ージにパッチを形成する。またパッチ形成後、バイアス
要求信号が発せられて(Te後)現像が行われ、その後
ADC要求信号が発せられ(T7後)でトナー濃度の検
出が行われる。またブラックバンド信号によりインター
イメージにブラックバンドが形成される。
なお、A E (Auto Exposure ) ス
キャン中においては、IELイメージ(言号の0N10
FFは行わない。
(n−3)用紙搬送系 第16図において、用紙トレイとして上段トレイ6−1
、中段トレイ6−2、下段トレイ6−3、そしてデユー
ブレックストレイ11がベースマシン内に装備され、オ
プションによりサイドに大写1トレイ (HCF)17
、手差しトレイ(MSI)16が装備され、各トレイに
は適宜ノーペーパーセンサ、サイズセンサ、およびクラ
ッチ等が備えられている。ここで、ノーペーパーセンサ
は、供給トレイ内のコピー用紙の有無を検知するための
センサであり、サイズセンサはトレイ内に収容されてい
るコピー用紙のサイズを判別するためのセンサである。
また、クラッチは、それぞれの紙送りロールの駆動をオ
ン・オフ制御するための部品である。このように複数の
供給トレイに同一サイズのコピー用紙をセットできるよ
うにすることによって、1つの供給トレイのコピー用紙
がなくなったとき他の供給トレイから同一サイズのコピ
ー用紙を自動的に給送する。
コピー用紙の給送は、専用に設けられたフィードモータ
によって行われ、フィードモータにはステップモータが
使用されている。コピー用紙の給送が正常に行われてい
るかどうかはフィードセンサによって検知される。そし
て、−旦送り出されたコピー用紙の先端を揃えるための
レジストレーション用としてゲートソレノイドが用いら
れる。
このゲートソレノイドは、通常のこの種のソレノイドと
異なり通電時にゲートが開きコピー用紙を通過させるよ
うな制御を行うものである。従って、コピー用紙の到来
しない待機状態ではゲートソレノイドに電源の供給がな
く、ゲートは開いたままとなって消費電力の低減を図っ
ている。そして、コピー用紙が到来するわずか手前の時
点にゲートソレノイドが通電され、通過を阻止するため
にゲートが閉じる。しかる後、所定のタイミングでコピ
ー用紙の搬送を再開する時点で通電を停止しゲートを開
くことになる。このような制御を行うと、コピー用紙の
先端が通過を阻止されている時点でのゲートの位置の変
動が少なくなり、コピー用紙が比較的強い力でゲートに
押し当てられた場合でもその位置決めを正確に行うこと
ができる。
用紙の両面にコピーする両面モードや同一面に複数回コ
ピーする合成モードにより再度コピーする場合には、デ
ユープレックストレイ11ヘスタツクする搬送路に導か
れる。両面モードの場合には、搬送路から直接デユーブ
レックストレイ11ヘスタツクされるが、合成モードの
場合には、旦搬送路から合成モード用インバータ10へ
搬送され、しかる後反転してデユープレックストレイ1
1へに導かれる。なお、搬送路501からソーター等へ
の排紙出口502とデユープレックストレイ11側との
分岐点にはゲート503が設けられ、デユープレックス
トレイ11側において合成モード用インバータ10へ導
く分岐点には搬送路を切り換えるためのゲート505.
50Bが設けられ、さらに、排紙出口502はゲート5
07が設けられトリロールインバータ9で反転させるこ
とにより、コピーされた面を表側にして排出できるよう
にしている。
上段トレイ及び中段トレイは、用紙枚数が500枚程程
度A3−B5、リーガル、レター 特B4.11X17
の用紙サイズが収容可能なトレイである。そして、第1
7図に示すようにトレイモータ551を有し、用紙が少
なくなるとトレイ552が傾く構造になっている。セン
サとしては、用紙サイズを検知する3つのペーパーサイ
ズセンサ553〜555、用紙切れを検知するノーペー
パーセンサ556、トレイ高さの調整に使用するサーフ
エースコントロールセンサ557を備えている。また、
トレイの上がりすぎを防止するためのイマージェンシイ
スイッチ558がある。下段トレイは、用紙枚数が11
00枚程度1上段トレイ及び中段トレイと同様の用紙サ
イズが収納可能なトレイである。
第16図において、デユープレックストレイは、用紙枚
数が50枚程度、上記各トレイと同じ用紙サイズが収容
可能なトレイであり、用紙の1つの面に複数回のコピー
を行ったり、2つの面に交互にコピーを行う場合にコピ
ー済の用紙を一時的に収容するトレイである。デユープ
レックストレイ11の入口側搬送路には、フィードロー
ル507、ゲート505が配置され、このゲート505
により合成モードと両面モードに応じた用紙搬送の切り
換え制御を行っている。例えば両面モードの場合には、
上方から搬送されてきた用紙がゲート505によりフィ
ードロール509側に導かれ、合成モードの場合には、
上方から搬送されてきた用紙がゲー)505.506に
より一旦合成モード用インバータ10に導かれ、しかる
後反転するとゲート506によりフィードロール510
、デユープレックストレイ11側に導かれる。デユープ
レックストレイ11に用紙を収納して所定のエツジ位置
まで自由落下させるには、一般に17°〜20″程度の
トレイ傾斜角が必要である。しかし、本発明では、装置
のコンパクト化を図りデユープレックストレイ11を狭
いスペースの中に収納したため、最大で8@の傾斜角し
かとれない。そこで、デユープレックストレイ11には
、第18図に示すようにサイドガイド561とエンドガ
イド562が設けられている。これらサイドガイドとエ
ントガ、イドの制御では、用紙サイズが決定されるとそ
の用紙サイズに対応する位置で停止させる。
大容量トレイ(HCF)は、数十枚のコピー用紙を収容
することのできる供給トレイである。例えば原稿を拡大
したり縮小してコピーをとる必要のない顧客や、コピー
量が少ない顧客は、ベースマシン単体を購入することが
適切な場合が多い。
これに対して、多量のコピーをとる顧客や複雑なコピー
作業を要求する顧客にとってはデユープレックストレイ
や大容量トレイが必要とされる場合が多い。このような
各種要求を実現する手段として、この複写機システムで
はそれぞれの付加装置を簡単に取りつけたり取り外すこ
とができる構造とし、また付加装置の幾つかについては
独立したCPU (中央処理装置)を用意して複数のC
PUによる分散制御を行うことにしている。このことは
、単に顧客の希望する製品が容易に得られるという利点
があるばかりでなく、新たな付加装置の取り付けの可能
性は顧客に対して新たなコピー作業の可能性を教示する
ことになり、オフィスの事務処理の進化を推進させると
いう点でこの複写機システムの購入に大きな魅力を与え
ることになる。
手差しトレイ(MSI)16は、用紙枚数50枚程度、
用紙サイズA2F−A6Fが収容可能なトレイであって
、特に他のトレイに収容できない大きなサイズの用紙を
使うことができるものである。従来のこの種の手差しト
レイは、1枚ずつ手差しを行うので、手差しが行われた
時点でコピー用紙を手差しトレイから優先的に送り出せ
ばよく、手差しトレイ自体をオペレータが選択する必要
はない。これに対して本発明の手差しトレイ16は複数
枚のコピー用紙を同時にセットすることができる。従っ
て、コピー用紙のセットをもってその手差しトレイ18
からの給送を行わせると、コピー用紙を複数枚セットし
ている時点でそのフィードが開始される可能性がある。
このような事態を防止するために、手差しトレイ16の
選択を行わせるようにしている。
本発明では、トレイにヌジャーロール513、フィード
ロール512、ティクアウェイロール511を一体に取
り付ける構成を採用することによってコンパクト化を図
っている。用紙先端がティクアウェイロール511にニ
ップされた後、フィードアウトセンサーで先端を検知し
て一時停止させることによって、転写位置を合わせるた
めのプレレジストレーションを行い、フィーダ部での用
紙の送り出しばらつきを吸収している。送り出された用
紙は、アライナ装置515を経て感材ベルト4の転写位
置に給送される。
(II−4)原稿自動送り装置 (DADF’)第19
図においてDADF13は、ベースマシン1のプラテン
ガラス2の上に取りつけられている。このDADF 1
3には、原稿601を載置する原稿トレイ602が備え
られている。原稿トレイ602の原稿送り出し側には、
送出パドル603が配置されており、これにより原稿6
01が1枚ずつ送り出される。送りだされた原稿601
は、第1の駆動ローラ605とその従動ローラ606お
よび第2の駆動ローラ607とその従動ローラ608に
より円弧状搬送路609に搬送される。
さらに、円弧状搬送路609は、手差し用搬送路610
と合流して水平搬送路611に接続されると共に、円弧
状搬送路609の出口には、第3の駆動ローラ612と
その従動ローラ613が設けられている。この第3の駆
動ローラ612は、ソレノイド(図示せず)により上下
に昇降自在になっており、従動ローラ613に対して接
離可能に構成されている。水平搬送路611には、図示
しない駆動モータにより回動される停止ゲート615が
設けられると共に、水平搬送路611から円弧状搬送路
609に向けて反転用搬送路616が接続されている。
反転用搬送路616には、第4の駆動ローラ617が設
けられている。また、水平搬送路611の出口と対向し
てプラテンガラス2の上にベルト駆動ローラ619が設
けられ、その従動ローラ620間に張設されたベルト6
21を正逆転可能にしている。このベルト搬送部の出口
には、第5の駆動ローラ622が設けられ、また、前記
手差し用搬送路610には第6の駆動ローラ623が配
設されている。該駆動ローラ623はベースマシン1の
前後方向(図で紙面と垂直方向)に2個設けられ、同一
サイズの原稿を2枚同時に送ることが可能に構成されて
いる。なお、625は第7の駆動ローラ626により送
出バドル603の表面をクリーニングするクリーニング
テープである。
次に第20図をも参照しつつフォトセンサSt〜S12
について説明する。Stは原稿トレイ602上の原稿6
01の有無を検出するノーペーパーセンサ、S2は原稿
の通過を検出するテイクアウエイセンサ、S3、S4は
手差し用搬送路610の前後に設けられるフィードセン
サ、S5はスキューローラ627により原稿の斜め送り
が補正され停止ゲート615において原稿が所定位置に
あるか否かを検出するレジセンサ、8B −8IOは原
稿のサイズを検出するペーパサイズセンサ、SI+は原
稿が排出されたか否かを検出する排出センサ、S12は
クリーニングテープ625の終端を検出するエンドセン
サである。
次に第21図をも参照しつつ上記構成からなるDADF
 13の作用について説明する。 (イ)はプラテンモ
ードであり、プラテン2上に原稿601を載置して露光
するモードである。
(ロ)はシンプレックスモードであり、原稿トレイ60
2には、原稿601をそのコピーされる第1の面が上側
となるようにして積層する。スタートボタンを押すと先
ず、第1の駆動ローラ605および第2の駆動ローラ6
07が回転するが、第3の駆動ローラ612は上方に移
動して従動ローラ613と離れると共に、停止ゲート6
15は下降して水平搬送路611を遮断する。これによ
り原稿601は円弧状搬送路609を通り、停止ゲート
615に押し当てられる(■〜■)。この停止ゲート6
15の位置でスキューローラ627により、原稿はその
端部が水平搬送路611と直角になるように補正される
と共に、センサse −510で原稿サイズが検出され
る。次いで、第3の駆動ローラ612が下方に移動して
従動ローラ613と接触すると共に、停止ゲート615
は上昇して水平搬送路611を開き、第3の駆動ローラ
612、ベルト駆動ローラ619および第5の駆動ロー
ラ822が回転し、原稿のコピー°される面が下になっ
てプラテン2上の所定位置に送られ露光された後、排出
される。なお、手差し用搬送路810から単一原稿を送
る場合にも同様な作用となり、原稿を1枚づつ送る機能
に加え、同一サイズの2枚の原稿を同時に送る機能(2
−UP)、大型原稿を送る機能(LDC)、コンピュー
タ用の連続用紙を送るコンピュータフオームフィーダ(
CCF)機能を有する。
(ハ)はデユープレックスモードであり、原稿の片面を
露光する工程は上記(ロ)の■〜■の工程と同様である
が、片面露光が終了するとベルト駆動ローラ619が逆
転し、かつ、第3の駆動ローラ612は上方に移動して
従動ローラ613と離れると共に、停止ゲート615は
下降して水平搬送路611を遮断する。従って、原稿は
反転用搬送路616に搬送され、さらに第4の駆動ロー
ラ617および第2の駆動ローラ607により、円弧状
搬送路609を通り、停止ゲート615に押し当てられ
る(■〜■)。次いで、第3の駆動ローラ612が下方
に移動して従動ローラ613と接触すると共に、停止ゲ
ート615は上昇して水平搬送路611を開き、第3の
駆動ローラ612、ベルト駆動ローラ619および第5
の駆動ローラ622が回転し、原稿の裏面が下になって
プラテン2上の所定位置に送られ露光される。両面の露
光が終了すると再びベルト駆動ローラ619が逆転し、
再度反転用搬送路616に搬送され以下同様にしてプラ
テン2上を通って第5の駆動ローラ622により排出さ
れる(■〜@l)。従って排出された原稿は、コピーさ
れる第1の面が下側になって最初に原稿トレイ602に
積層した順番で積層されることになる。
(n−5)ソータ 第22図においてソータ19は、可動台車651上にソ
ータ本体652と20個のビン653ををしている。ソ
ータ本体652内には、搬送ベルト655を駆動させる
ベルト駆動ローラ656およびその従動ローラ657が
設けられると共に、チェーン659を駆動させるチェー
ン駆動スプロケット660およびその従動スプロケット
661が設けられている。これらベルト駆動ローラ65
6およびチェーン駆動スプロケット660は1個のソー
タ用モータ658により駆動される。搬送ベルト855
の上部には用紙入口662、用紙出口663および図示
しないソレノイドにより駆動される切換ゲート665が
設けられている。また、チェーン659には、コピー用
紙を各ビンへ切換供給するためのインデクサ−666が
取付けられている。第23図に示すように、ソータ用モ
ータ658のドライブシャフト671の回転はタイミン
グベルト672を介してプーリ673に伝達される。該
プーリ673の回転は、ベルト駆動ローラ656に伝達
されると共に、ギヤ装置674を介してチェーン駆動ス
プロケット660に伝達される。
次にその作用を第24図により説明する。 (イ)はノ
ンソートモードを示し、切換ゲート665はノンソート
の位置にあってコピー用紙を最上段の排出トレイに送る
ものである。 (ロ)はソートモードを示し、切換ゲー
ト665がソート位置に切換えられ、奇数枚目の用紙が
上から下のビンに向けて奇数段目のビンに搬送され、偶
数枚目の用紙が下から上のビンに向けて偶数段目のビン
に搬送される。これによりソート時間が短縮される。 
(ハ)および(ニ)はスタックモードを示し、 (ハ)
は4枚の原稿を原稿毎に4部コピーした例を示し、(ニ
)は1ビン当たりの最大収納枚数を越えた場合であり、
例えば50枚を越えた場合には次の段のビンに収納する
ようにしている。
(III)ユーザインターフェース(U/ I )(n
l−1)ユーザインターフェースの特徴第25図はデイ
スプレィを用いたユーザインターフェースの取り付は状
態を示す図、第26図はデイスプレィを用いたユーザイ
ンターフェースの外観を示す図である。
(A)システムの特徴 本発明のユーザインターフェースは、モニターキー入力
や表示出力を制御するモジュール(ビデオコントローラ
)と、キー入力情報やマシンのステートを管理して表示
画面に反映させ、コピーモードを決定してマシンの動作
コマンドを生成してジ鍔ブを管理するモジュール(ジロ
ブコントローラ)からなる分割構成を採用している。そ
して、これら分割された機能をインターフェースコマン
ドにより結合し、ジロブを処理している。また、画面デ
ータは、各画面毎に階層構造のデータベースにして持ち
、さらに付加装置や付加機能の有無に応じて変化する可
変データについては、実装状態に応じて制御できるよう
に表示制御データとして持っている。キー管理やジ日ブ
管理をするモジュールにおいても、ステートテーブルや
コピーモードテーブルを持ってキー入力やマシンステー
トの変化に応じて更新することによって、多機能化され
た装置できめこまかに対応できるようにしている。この
ようなシステム構成を採用することによって、表示手段
としてデイスプレィからコンソールパネルに変える場合
であっても、全体を設計変更することなくキー入力と表
示出力を制御する部分のモジュールのみを変えるだけで
柔軟に対応できるようになっている。
(B)取付位置の特徴 本発明は、ユーザインターフェースとして先に述べた如
き従来のコンソールパネルを採用するのではなく、スタ
ンドタイプのデイスプレィを採用することを特徴として
いる。デイスプレィを採用すると、第25図(a)に示
すように複写機本体(ベースマシン)1の上方へ立体的
に取り付けることができるため、特に、ユーザインター
フェース12を第25図(b)に示すように複写機本体
1の右奥隅に配置することによって、ユーザインターフ
ェース12を考慮することなく複写機のサイズを設計す
ることができ、装置のコンパクト化を図ることができる
。また、複写機において、プラテンの高さすなわち装置
の高さは、原稿をセットするのに程よい腰の高さになる
ように設計され、この高さが装置としての高さを規制し
ている。
従来のコンソールパネルは、複写機の上面に取り付けら
れるため、はぼ腰の高さで手から近い位置にあって操作
としてはしやすいが、目から結構離れた距離に機能選択
や実行条件設定のための操作部及び表示部が配置される
ことになる。その点、本発明のユーザインターフェース
12では、第25図(c)に示すようにプラテンより高
い位置、すなわち目の高さに近くなるため、見やすくな
ると共にその位置がオペレータにとって下方でなく前方
で、且つ右側になり操作もしやすいものとなる。
しかも、デイスプレィの取り付は高さを目の高さに近づ
けることによって、その下側をユーザインターフエース
の制御基板やカード装置24、キーカウンター・等のオ
プシ日ンキットの取り付はスペースとしてもを効に活用
できる。従って、カード装置24を取り付けるための構
造的な変更が不要となり、全く外観を変えることなくカ
ード装置24を付加装備でき、同時にデイスプレィの取
り付は位置、高さを見やすいものとすることができる。
また、デイスプレィは、所定の角度で固定してもよいが
、角度を変えることができるような構造を採用してもよ
いことは勿論である。
第25図(d)はユーザインターフェースを取り付けた
様子を示す正面図、同図(e)は側面図である。
本発明におけるユーザインターフェースでは、図示のよ
うに本体1のトップカバー287奥の隅にダクト形状の
サポート286を立て、ここにアンダーカバー285、
ベース284を取り付け、その上にデイスプレィ280
本体の回転ベース283を取り付け、全体としてマシン
外側ラインからはみ出さないようにしている。回転ベー
ス283は、横方向の回転と縦方向の回転が可能になっ
たものであり、パソコンやワープロ等のデイスプレィに
用いられているものでよい。このようにすると、プラテ
ンの手前側に平面的に取り付ける従来のコンソールパネ
ルと違って、その正面の向きを簡単に変えることができ
るので、第25図(C)に示すようにデイスプレィの画
面をオペレータの目線に合わせて若干上向きで且つ第2
5図(b)に示すように左向き、つまり中央上方(オペ
レータの目の方向)へ向けることによって、さらに見や
すく操作性のよいユーザインターフェース12を提供で
きる。例えばデイスプレィ280本体の取り付けは、ユ
ーザの身長のばらつきを考慮して、90%のユーザを滴
定させるよ゛うにベース284、アンダーカバー285
、サポート286を含めた高さ、傾き角度を設定しよう
とすると、角度としては、横向き及び上向きにそれぞれ
10’±5°程度が望ましい値となる。この角度は、上
からの写り込みの光も排除できる角度でもある。
さらに、本発明のユーザインターフェースでは、デイス
プレィ280本体の下側と横にキーボード281.28
2を配置するが、特にキーボード282は、横へ出っ張
ることになると同時にユーザ側からさらに遠くなる位置
にある。一般にコピー枚数を設定してスタートキーを操
作するだけのユーザは凡そ80%に及ぶとみられており
、このような使用頻度の高いき−が操作位置から遠くな
ることは好ましくない。そこで、キーボード282をデ
イスプレィ280の表示面よりさらに中央へ向けること
によって、キーを近くして操作性をよくシ、また、外形
上の出っ張りをなくすことができる。この角度は、例え
ば30@±5″程度が望ましい値である。このようにす
ると、コンパクトな装置では、オペレータが装置の中央
部にいて、移動することなく原稿セット、ユーザインタ
ーフェースの操作を行うことができる。また、サポート
286を使用することによって、トップカバー287で
の取り付は専を面積をデイスプレィ280本体のサイズ
より小さくし且つその位置もより隅に設定でき、ADF
との干渉をなくすと共に第25図(e)の側面図から明
らかなようにユーザインターフェースの下方の原稿送り
スペースとその視界を確保することができる。さらに、
サポート286の中は、ユーザインターフェースの制御
基板、IC装置の配置スペースとして利用できるが、ユ
ーザインターフェースの制御基板はベース284の中を
利用してもよい。なお、第25図(d)はサポート28
6の前面を化粧パネル288で覆い、その下方にカード
装置24、電源スィッチSWを取り付けた状態を示して
いる。
同図(f)はサポートの下端部の取り付は状態を示す図
、同図(g)はトップカバーにおけるユーザインターフ
ェース取り付は構造の例を示す図である。
本発明のユーザインターフェースは、本体1のパネルト
ップ287上に出っ張るため、搬送時の損傷を受けやす
くなる。このような問題をなくすためには、ユーザイン
ターフェースの取り付けが簡単な構造を採用すると、別
梱包で微大して据え付は時に組み立てることができる。
。このような要求にあった取り付は構造の1例を示した
のが同図(f)、(g)である。この取り付は方法は、
パネルトツブ287に取り付はフレーム289を設け、
この取り付はフレーム289にサポート286を嵌め込
むものである。この場合のサポート286の固定は、同
図(g)に示すように取り付はフレーム289の前方に
ロケットピン290を設け、サポート286を滑り込ま
せてロケットビン290にサポート286の孔を嵌合さ
せ、後方をねじ291止めしている。
第25図(h)はサポート286の上端でアンダーカバ
ー285を回転可能な構造で固定した例を示す図である
。この取り付は方法では、アンダーカバー285とサポ
ート286との間で円筒状に嵌合する凹凸部を設け、ア
ンダーカバー285をサポート286で回転可能にした
もので、その回転中心部に孔を設けてハーネスを通して
いる。なお、380”を越えて無制限に回転できるよう
にするとハーネスが捩じれてしまうので、一定の角度内
でのみ回転が可能となるようにストッパー(図示せず)
を設けてもよい。また、ユーザインターフェースが18
00回転できるようにすると、マシンを後ろから点検す
るときの作業性がよくすることができる。また、上記の
ようなユーザインターフェースの配置では、手を伸ばし
てキーボードを操作するため突き指操作に近くなると、
女性のように爪を伸ばしたユーザは、キー操作に抵抗感
を持つことになる。そこで、このような問題を改善する
には、キーの形状を斜め上に向くようにしたり、ぼたん
形状の出っ張りを設けたりするとよい。
(C)画面上での特徴 一方、デイスプレィを採用する場合においても、多機能
化に対応した情報を提供するにはそれだけ情報が多くな
るため、単純に考えると広い表示面積が必要となり、コ
ンパクト化に対応することが難しくなるという側面を持
っている。コンパクトなサイズのデイスプレィを採用す
ると、必要な情報を全て1画面により提供することは表
示密度の問題だけでなく、オペレータにとって見易い、
判りやすい画面を提供するということからも難しくなる
そこで、コンパクト化を命題としてユーザインターフェ
ースにデイスプレィを採用する場合には、そのバランス
上からデイスプレィもコンパクトなサイズのものを採用
して、その中で表示制御に工夫をすることが必要となる
。本発明では、デイスプレィが、コンソールパネルで使
用されているLEDや液晶表示器に比べ、多様な表示態
様、表示制御を採用することができるというメリットを
活用し、コンパクトなサイズであっても判りやすく表示
するために種々の工夫を行っている。
例えば本発明のユーザインターフェースでは、基本コピ
ー、応用コピー 専門コピーの各コピーモードに類別し
て表示画面を切り換えるようにし、それぞれのモードで
機能選択や実行条件の設定等のメニューを表示すると共
に、キー入力により画面のカスケード(カーソル)を移
動させ選択肢を指定したり実行条件データを入力できる
ようにしている。また、メニューの選択肢によってはそ
の詳細項目をポツプアップ表示(重ね表示やウィンドウ
表示)して表示内容の拡充を図っている。その結果、選
択可能な機能や設定条件が多くても、表示画面をスッキ
リさせることができ、操作性を向上させることができる
。その他に、上記各画面の設定状態を一覧表示するレビ
ュー画面や、機能ヲ説明するインフォメーション画面、
標準のコピーモードを実行するときに利用する全自動画
面、初期のマシン設定やマシン点検動作等をさせるため
のダイアグ画面、ジャムを表示するジャム画面等を切り
換え表示できるようにしている。
このように本発明では、画面の分割構成、各画面での領
域分割、輝度調整やグレイ表示その他の表示態様の手法
で工夫し、さらには、操作キーとLEDとをうまく組み
合わせることにより操作部を簡素な構成にし、デイスプ
レィの表示制御や表示内容、操作入力を多様化且つ簡素
化し、装置のコンパクト化と多機能化を併せ実現するた
めの問題を解決している。このような考えによりCRT
デイスプレィを用いて構成したユーザインターフェース
の外観を示したのが第26図である。この例では、CR
Tデイスプレィ301の下側と右側の正面にキー/LE
Dボードを配置している。画面の構成として選択モード
画面では、その画面を複数の領域に分割しその1つとし
て選択領域を設け、さらにその選択領域を縦に分割しそ
れぞれをカスケード領域として各機能を個別に選択設定
できるようにしている。そこで、キー/LEDボードで
は、縦に分割した画面の選択領域の下側にカスケードの
選択設定のためのカスケードキー319−1〜319−
5を配置し、選択モード画面を切り換えるためのモード
選択キー308〜310その他のキー(302〜304
.30B、307.315〜318)及びLED(30
5,311〜314)は右側に配置する構成を採用して
いる。
このようにキー及びLEDの数を少なくシ、かつこれら
をCRTデイスプレィ301の横と下に配置しているの
で、サイズをCRTデイスプレィ301より僅かに大き
くするだけでよく、コンパクトなユーザインターフェー
スを提供することができる。なお、第26図は、ペアの
アップ/ダウンキーをカスケードキー319−1〜31
9−5として配置した例を示しているが、アップ方向或
いはダウン方向のキーだけを配置してもよいし、アップ
、ダウンのそれぞれのキーを独立に配置してもよい。
(II!−2)制御システムの構成 第27図はU/I用CPUとシリアル通信で接続された
メインCPUとの関係を示す図、第28図はユーザイン
ターフェースのハードウェア構成を示す図、第29図は
ユーザインターフェースのソフトウェア構成を示す図で
ある。
(A)ハードウェア構成 メインCPU41(例えば1チツプCPUインテル社の
7810を使用)は、第27図に示すようにROM32
3、NVRAM (不揮発性メモリ)324、ベースマ
シンとのデータの授受を行うインターフェース(例えば
周辺LSIインテル社の8255を使用)32L  付
加装置(OPTION)とのデータの授受を行うインタ
ーフェース322を有し、バスがバスアービター328
を介して通信制御回路(例えばインテル社の78PG1
1Eを使用)327に接続され、通信制御回路327を
通してシリアルの通信ライン上でU/I用CPU4E3
その他のCPUとの通信を行うように構成されている。
ROM323は、先に説明したシーケンスマネージャー
やイメージングモジュール、コピーハンドリングモジュ
ール等の各サブシステムを含むプログラムを格納するも
のである。
パスアービター326は、システムRAM325を有し
、メインCPU41から他のCPUに送出するデータ及
び他のCPUから受信するデータを保持し、メインCP
U41がシリアル通信のタイミングと非同期でデータを
授受できるようにするものであり、ROM328は、通
信制御回路327によりシリアル通信ラインでのデータ
の送受信を行う通信プログラムを格納するものである。
なお、通信に関するこれらのパスアービター326や通
信制御回路327に関する機能を全てメインCPU41
で行うように構成してもよい。メインCPU41におけ
るシーケンスマネージャーのサブシステムは、シリアル
通信により各サブシステムの状態を監視し、ユーザイン
ターフェースからコピーモードの信号を受信すると、所
定のタイミングで効率よくコピー作業が実施できるよう
に各サブシステムに作業指示を行う。
U/I用CPU (例えば1チツプCPUインテル社の
8031を使用)46を備えたユーザインターフェース
のシステムは、ハードウェアとして第28図に示すよう
に基本的にCRT基板331とCRTデイスプレィ30
1とキー/LEDボード333より構成される。そして
、CRT基板331は、全体を統括制御するU/I用C
PU4B、CRTデイスプレィ301を制御するCRT
コントローラ(例えば基板HD6845Sを使用)33
5、キー/LEDボード333を制御するキーボード/
デイスプレィコントローラ(例えば基板8279を使用
)336を備え、さらに、メモリとして上記の各プログ
ラムを格納するプログラムメモリ(ROM)337、フ
レームデータを格納するフレームメモリ(ROM)33
8、一部は不揮発性メモリとして構成され各テーブルや
表示制御データ等を格納すると共に作業領域として使用
さiるRAM339.2組のv−RAM(ビデオ用RA
M)340、キャラクタジェネレータ342等を有して
いる。
メインCPU41とCRT基板331のU/I用CPU
4E3との間では、ドライバ344とレシーバ343を
介してシリアルの通信ラインによりデータの送受信が行
われる。TXDがCRT基板331からの送信信号、R
XDがCRT基板331への受信信号である。クロック
発生器346には、例えば11.0592MHzの水晶
発振器が用いられ、これをU/I用CPU4B内部で1
/12に分周することによって、0.9218MH2の
基本周波数を生成している。そして、UZI用CPU4
Bの通信では、これを内部タイマにより1〜256分周
(プログラマブル)することにより転送りロックを設定
している。従って、基本周波数0.9218MHzをプ
ログラムで1/3に分周決定し、さらに1/32に分周
すると、転送りロックは9800Hz (送信ビット速
度は9600BPS)になる。
U/I用CPU4f3は、メインCPU41からマシン
の状態信号を受信し、また、キーボード/デイスプレィ
コントローラ336からキー/LEDボード333の操
作信号を入力してCRTデイスプレィ301に表示する
画面の切り換え、コピーモードの設定、CRTデイスプ
レィ301に表示するメツセージの生成を行う。そして
、キー/LEDボード333の操作信号の入力処理にお
いて、スタートキー318が操作されると、そのときの
コピーモードをチェックし矛盾がなければメインCPU
41へそのコピーモードを送信し、コピーモードに矛盾
がある場合にはJコードメツセージを生成してCRTデ
イスプレィ301に表示するような処理を行う。CRT
デイスプレィ301の表示処理では、表示画面に対応し
てキャラクタジェネレータのコードを設定し、そのコー
ドをV−RAM340に書き込む。そのキャラクタジェ
ネレータのコードを設定する情報を格納したものがフレ
ームメモリ338である。V−RAM340にコードが
書き込まれると、CRTコントローラ335の制御によ
ってタスクアドレスに同期してキャラクタジェネレータ
342のドツトデータが読み出され、並/直変換回路3
55でシリアルデータに変換され、CRTデイスプレィ
301に表示される。
ウォッチドッグタイマ(W、D、T)345は、U/I
用CPU48の暴走をチェックするものであり、U/工
用CPU46がある特定の番地例えばデータ領域700
0〜77FFのいずれかの番地をリードした時リセット
される。従って、150m5以内にこの特定番地をリー
ドするようにプログラムを作成しておくことによって、
UZI用CPU4Bが暴走すると、150m5ec以上
経過しても特定番地がリードされなくなりウォッチドッ
グタイマ(W、D、T)345がリセットされないので
、U/I用CPU46暴走に対する処理がなされる。
キーボード/デイスプレィコントローラ336は、U/
I用CPU1に入力しているクロック発生器346の出
力をカウンタ347で1/4に分周して2.7648M
Hzにしたクロックを入力し、さらにプリスケーラによ
り1/27に分周して102kHzにすることにより4
.98m5のキー/LEDスキャンタイムを作り出して
いる。
このスキャンタイムは、長すぎると入力検知に長い時間
を要することになるためオペレータによるキー操作時間
が短いときに入力データの取り込みがなされなくなると
いう問題が生じ、逆にあまり短くするとCPUの動作頻
度が多くなリスループツトを落とすことになる。従って
、これらの状況を勘案した最適のスキャンタイムを選択
する必要がある。
(B)ソフトウェア構成 ユーザインターフェースのソフトウェア構成は、第29
図に示すようにI10管理やタスク管理、通信プロトコ
ルの機能を存するモニターと、キー入力管理や画面出力
管理の機能を有するビデオコントローラと、ジョブの管
理や制御、選択の判定、モード決定等の機能を有するジ
ョブコントローラからなる。ここで、所定枚数のコピー
を取る場合、そのコピー動作をスタートさせて所定枚数
のコピーを行い終了させるまでが1つのジョブとされる
このようにソフトウェアを分割して構成し、ビデオコン
トローラで画面の編集制御やキー入力の変換処理を行う
ことによって、ジョブコントローラでは、表示装置やキ
ーボードに関係なくソフトウェアを設計することができ
る。従って、例えばデイスプレィをコンソールパネルに
取り換える場合でもジョブコントローラは全く変えるこ
となく、ビデオコントローラをコンソールパネルに合わ
せて設計変更するだけでよい。つまり、ビデオコントロ
ーラは、表示装置やキーボードとジョブコントローラと
の間にあって、ジョブコントローラへ論理キーを渡し、
ジョブコントローラから受けたインターフェースコマン
ドを表示装置やキーボードへ反映させるようにすればよ
い。
このようなソフトウェアの分割を可能にしているのが論
理キーとインターフェースコマンドであり、ジョブコン
トローラからインターフェースコマンドでビデオコント
ローラを制御することによってジョブコントローラでは
画面を全く意識せずジョブの管理を行えるようにし、ソ
フトウェアの構築を容易にしている。従って、キー入力
に関しては、ビデオコントローラでキーの物理的情報を
処理シ、ジョブコントローラでモードを認識してキー受
付条件のチェックを行いジョブのコントロールを行う。
画面表示では、ジョブコントローラでマシンの状態情報
や選択モード情報等により画面制御を行いビデオコント
ローラにインターフェースコマンドを発行することによ
って、ビデオコントローラでそのコマンドを実行し画面
の編集、描画を行う。なお、以下で説明するキー変化検
出部362、その他のデータの処理や生成、コントロー
ルを行うブロックは、それぞれ一定のプログラム単位(
モジュール)で示したものであり、これらの構成単位は
説明の便宜上まとめたものであって、さらにあるものは
その中を複数のモジュールで構成したり、或いは複数の
モジュールをまとめて構成することもあることは勿論で
ある。
「ビデオコントローラ」 キー変化検出部362は、物理キーテーブル361によ
りモニターから渡される物理キーの情報について二重押
しチェックやキ一連続押し状態検知を行うものである。
キー変換部363は、このようにして検知された現在押
状態の物理キーを論理キー(論理的情報)に変換するも
のであり、その論理キー(カーレントキー)のキー受付
条件のチェックをジョブコントローラに依願する。変換
テーブル364は、この物理キーから論理キーへの変換
の際にキー変換部363が参照するものであり、例えば
カスケードキーは同じ物理キーであっても複数の論理的
情報を有し、表示中の画面によって論理的情報は異なる
ので、表示制御データ367の表示画面情報により物理
キーから論理キーへの変換テーブルが切り換えられる。
画面切り換え部368は、ジョブコントローラからキー
受付信号と論理キーを受け、或いはビデオコントローラ
内で直接キー変換部363から論理キーを受けて、論理
キーが基本コピー画面や応用コピー画面を呼び出し、或
いはカスケードの移動によってポツプアップ画面を展開
するような単なる画面切り換えキーで、モード更新やス
テート更新のないキーの場合には表示制御データ367
の画面番号で更新する。画面切り換え部368では、テ
ーブルとしてポツプアップ画面を展開する論理キーを記
憶し、当該論理キーが操作され且つ750m−5ec以
内に他のキー入力がなかった場合には、ポツプアップ画
面を展開するように表示制御データ367の更新を行う
。この処理は、ある選択肢の選択過程において一時的に
カスケードキーの操作によってポツプアップ画面を持つ
選択肢が選択される場合があり、このような場合にもポ
ツプアップ画面が一々展開されるのを防止するために行
うものである。従って、ポツプアップ画面を展開する論
理キーであっても750m5ec以内に他のキー入力が
あった場合には、−時的なキー入力としてキャンセルさ
れることになる。また、ジャムの発生等のステートの更
新、カスケードの移動その他のコピーモードの更新、メ
ツセージやカウント値の更新の場合には、表示制御部3
69がジョブコントローラからインターフェースコマン
ドを受けて解析し、表示制御データ367の更新を行う
表示制御データ367は、表示する画面番号や画面内の
表示変数情報等、各画面の表示を制御するデータを持ち
、ダイアログデータ370.は、各画面の基本フレーム
、各フレームの表示データ、表示データのうち変数デー
タの参照アドレス(表示変数情報を格納した表示制御デ
ータ367のアドレス)を持つ階層構造のデータペース
である。
ダイアログ編集部366は、表示制御データ367の画
面番号をもとに表示する画面の基本フレーム、表示デー
タをダイアログデータ370から読み出し、さらに変数
データについては表示制御データ367の表示変数情報
に従って表示データを決定して画面を編集しV−RAM
3135に表示画面を描画展開する。
カスケードキーの操作では、カスケードキーがオンから
オフになった時、引き続き750m5eC押され続けた
時、その後もさらに引き続き押され続け125m5ec
経過した時、を契機として対応するキーが受付可であれ
ば1ランク移動する。
また、その移動先がモード受付不可であれば1ランクス
キツプされ次のキーが選択される。この動作は、カスケ
ードがアップしたことによりそれに対応する論理コード
がシープコントローラにキー受付として渡され、表示デ
ータとしてジョブコントローラからビデオコントローラ
にフィードバックされる。
「ジョブコントローラ」 キー管理部374は、ステートテーブル371を参照し
て論理キーが今受付可能な状態か否かをチェックするも
のであり、受は付は可であればその後750m5ec経
過するまで他のキー情報が入力されないことを条件とし
てキー情報を確定しキーコントロール部375に送る。
キーコントロ# u 375は、キーの受付処理を行っ
てコピーモード378の更新、モードチェックやコピー
実行コマンドの発行を行い、マシン状態を把握して表示
管理部377に表示制御情報を渡すことによって表示制
御を行うものである。コピーモード378には、基本コ
ピー 応用コピー 専門コピーの各コピー設定情報がセ
ットされる。表示管理部377は、キー管理部374又
はキーコントロール部375による処理結果を基にイン
ターフェースコマンドをビデオコントローラに発行し、
インターフェースルーチン(表示制御部369)を8励
させる。ステート管理部372は、キー受付状態やジャ
ムやフェイルの発生、インターロックが開いている等の
マシンの状態情報からステートの変化を判断してキー受
付のためのステートテーブル371を更新する。そして
、これらのステート情報によってキーの受付条件がチェ
ックされる。
ジョブコントロール部376は、スタートキーの操作後
、マシンの動作情報を受けてマシン制御のためのコマン
ドを発行して原稿1枚に対するコピー動作を実行するた
めの管理を行うものである。
コマンドコントロール部373は、本体から送信されて
きたステートコマンドよりマシンの状態をステート管理
部372及びジョブコントロール部376に通知すると
共に、ジョブ実行中はジョブコントロール部376から
その実行のためのコマンドを受けて本体に送信する。
従って、スタートキーが操作され、キーコントロール部
375がコピーモードに対応したコマンドを送信バッフ
ァ380にセットすることによってコピー動作が実行さ
れると、マシンの動作状態のコマンドが逐次受信バッフ
ァ379に受信される。コマンドコントロール部373
よりこのコマンドをジョブコントロール部376に通知
することによって所定枚数のコピーが終了してマシン停
止のコマンドが発行されるまで、1枚ずつコピーが終了
する毎に次のコピー実行のコマンドが発行される。コピ
ー動作中において、ジャム発生のコマンドを受信すると
、コマンドコントロール部373を通してステート管理
部372でジャムステートを認識し、ステートテーブル
371を更新すると同時にキーコントロール部375を
通して表示管理部377からビデオコントローラにジャ
ム画面制御のインターフェースコマンドを発行する。
「インターフェースコマンド」 第30図はインターフェースコマンドの構成例を示す図
である。
先に説明したようにジョブコントローラでは、第30図
に示すようなステート登録、通常設定、編集設定、ジョ
ブプロ設定、表示、表示制御、モード、マシン動作、イ
ニシャライズ、ダイアグの各コマンドをビデオコントロ
ーラに発行してそれぞれの表示制御を行い、ビデオコン
トローラでは、インターフェースコマンドを解析してダ
イアログ編集を行う。このようなインターフェースコマ
ンド方式の採用によってジョブコントローラとビデオコ
ントローラがそれぞれ独立に設計可能となり、ビデオコ
ントローラを変更することによって簡単にデイスプレィ
をコンソールパネルに変更したり、他の入出力手段に変
更することができるようにしている。
ビデオコントローラの表示制御部369では、これらの
コマンドを解析(第30図のコマンド解析)して表示制
御データ367の更新処理を行う。
登録コマンドでは、コンフィグ、倍率、セカンドデベの
カラー トレイに関する登録を行い、例えば「コンフィ
グ」で各画面の初期設定を、「トレイ」で用紙サイズや
向き、紙質の登録を行う。また、通常設定コマンドでは
、機能選択に関する画面の制御を行い、例えば「カスケ
ード」で通常設定画面におけるカスケード設定状態を表
示し、 「任意倍率」で任意倍率を倍率表示として指定
の倍率値を表示し、 「カスケード消去」でカスケード
不要の場合の消去を行う。表示コマンドでは、メツセー
ジやノーペーパー等のメンテナンス情報の表示を制御し
、モードコマンドでは、ジャムクリア要求画面の表示(
ジャムコマンド)や予熱画面の表示のオン/オフ(予熱
コマンド)制御を行う。
また、LED(図示省略)のオン/オフを行う。
このようにソフトのつくりやすさや処理上の都合等から
分類コマンドで大別し、それぞれの処理コードで処理を
行うようにしている。
「テーブル」 第31図はジョブコントローラに用意されるテーブルの
例を示す図である。
本発明では、上記のようにユーザインターフェースでキ
ー管理やコピーモードの生成のために種々のテーブルを
持っている。特に、64Cpm1309mm/secの
プロセススピードでコピー動作をさせるような高速の複
写機に本発明を適用した場合、ユーザインターフェース
は、マシンの制御を統括管理するシーケンスマネージャ
ー(SQMGRサブシステム)との間がシリアル通信で
接続され、マシンステート情報が所定の通信タイミング
でないと渡されないことから、ユーザインターフェース
のキー操作とマシンの動作とを直結させることはできな
い。そのために柵々のステートを生成してキー受付管理
を行う必要が生じ、テーブルが使用される。
ジョブコントローラでは、ユーザの要求を論理キーで処
理し、ユーザに入力設定情報やマシン情報を提供するた
めに各種のテーブルを用意してこれらの情報を処理して
いる。ステートテーブル371はその1つであって、先
に説明したようにキーの受付を管理するのに用いられる
ものであり、そのテーブル構成を示したのが第31図(
a)である。
ステート情報としては、ジョブステート、マシンステー
ト、ランケース、コンステート(コンソールステート)
、ステートケース、モード情報からなる。
ジョブステートは、ジョブコントローラの状態を示すも
のであり、同図(b)に示すように通常のジョブ(1s
tジロブ)か割り込みジョブ(2naジヨブ)か、さら
にそのジョブが終了状態(COMPLETE)か実行中
(INCOMPLETE)か、デユープレックスモード
の状態(S/S、D/S、S/D、D/D)がどうかの
情報に区別し、デユープレックストレイを使用するモー
ド(S/D、D/D)の場合には、さらにその中でジョ
ブが終了状態か実行中かの情報を管理している。例えば
プラテン上に原稿をセットして設定枚数5枚のコピーを
実行する場合には、その5枚のコピーを実行している間
、すなわち5枚のコピーの実行を終了するまでがインコ
ンプリート、終了するとコンプリートとなる。
マシンステートは、第31図(C)に示すように本体か
らマシンの状態をもらったときに覚えておく情報であり
、本体が初期状態(INITIARIZE)、コピーサ
イクルに入った所謂動作状態(PROGRESS)、コ
ピーサイクルが終わって止まろうとしている状態(SO
FTDOWN C0IN)、ジャムやベルト切断等の異
常停止状態(SOFTDOWN PAUSE)、ジャム
後に自動的に排紙する状態(PURGE)、マシンの停
止状態(STAND−BY)、スタート指令でパージを
実行する状態(PURGE 5TAND−BY)、マシ
ンがジャムで停止した状態(JAM)かの情報がある。
従って、マシン動作との関係は、スタンバイからスター
トキーが操作されると、プログレスになり、ソフトダウ
ンコインを経て通常に動作終了すると再びスタンバイに
なる。
しかし途中でジャムが発生すると、ソフトダウンボーズ
になり、停止するとジャムになる。そして、用紙を排出
する必要があればパージスタンバイになり、用紙を排出
するするとパージになって再度コピーを続行するとプロ
グレスに移行する。
ランケースは、ステート管理部で作り出されるキー管理
特有のステートの1つであり、マシンステートの情報で
あって、さらにプログレスやパージでストップキーを押
していないか押されたか、ソフトダウンコインのプラテ
ンモードでスタートキーが押されていないか押されたか
、パージスタンバイでジョブコンプリートかインコンプ
リートの情報を持っている。本発明では、本体との通信
があるためその通信との兼ね合いでキーの受付が変わる
ので、このような情報を持っている。そして、ジョブス
テート、ランケース、ステートケース等のそれぞれの状
態でキー、対応のテーブルを持っていて、このテーブル
から受付可能か否かを検索している。
コンソールステートは、ステート管理が作り出すステー
トであって、レディ(RDY)、ウェイト(WAIT)
、Jコード、コーシヨン、Uコード、ジャム等、コンソ
ール上のキー受付情報や表示情報を持ち、ステートケー
スでは、Jコードのナンバーを持っている。このような
ステートによって表示するメツセージやプライオリティ
が違う。モード情報では、オートスタートやパワーセー
ブ、編集入力等の情報を持っている。以上の各ステート
情報によってキー管理を行っている。
第31図(d)はコピーモードテーブル378の構成を
示すものであり、バイト0から12までの本体送信情報
とバイト13から24までのFEATURERECOV
ERY情報とバイト25.26のジョブステータスから
なる。キー管理部374で上記のステートテーブル37
1に基づいてキー受付条件のチェックが行われ、キーコ
ントロール部375によってキーの受付処理が行われる
と、このコピーモードテーブル378が更新され、そし
て、スタートキーが操作されコピーモードを決定すると
きにまた参照される。
上記のほか、コマンドコントロール部373には、Uコ
ードテーブル、ジャムステータス情報、コーションテー
ブル等を持っている。このうちUコードテーブルは、マ
シンに異常が生じたときに本体から送られてくる情報よ
り生成するものであり、この情報をもとにステートケー
スに応じてコンステートを作ることによって、キー管理
部で受付可能なUフードか否かを判断する。コーション
テーブルは、インターロック開、トレイ抜け、ノーペー
パーの状態等の情報を有するものである。
「画面データ」 第32図は画面データの構成例を示す図である。
本発明は、付加装置等の実装状況が異なってカスケード
や選択肢すなわち選択可能な機能が変わる場合でも、そ
の組み合わせに対応した画面を用意することなく、基本
的には第29図に示すように画面のデータベースをダイ
アログデータ370としてROMに持ち、その変数を表
示制御データ367としてRAMに持つことによって、
特定の表示ブロックを変化させて1画面のデータで編集
できるようにしている。
第32図(a)はダイアログデータのメモリ空間の構成
を示したものであり、32にバイトのチップを8枚使用
し、ページ(p age N umber)と絶対アド
レス(Absolute Address)でアクセス
する構造になっている。そして、図示のようにページO
の一部をジャンプテーブルとして用い、各画面(フレー
ム)のデータの格納アドレスをポイントすることによっ
て、画面番号(フレームNaとポツプアップN(L)に
よりアクセスできる。基本的なデータ構造は、同図(b
)に示すように何のデータかを示すIDとページと絶対
アドレス、そして先頭の表示位置(S creen P
 osftlon)のあるものと、先頭の表示位置のな
いものからなり、例えばメツセージデータ(Messa
ge  Varlable)、セットカウント等の数値
データ(Numeric  Varlable)、表示
内容の固定された形状データ(F Igure Var
lable)、装置の実装状況によって内容が変化する
変数データ(E lementary Variabl
e)、取り外されたトレイ等をブリンク表示するブリン
クデータ(B11nk  Variable)、予めセ
ット可能なカスケードデータ(P resettabl
e  V arlable)、ベーシックフレームのデ
ータ、ポツプアップフレームのデータ等に用いられる。
ダイアログデータの全体のデータ構造は、同図(C)に
示すようにジャンプテーブルJT、  フレームF1、
F2、・・・・・・、各フレームを構成するベーシック
フレームBFやポツプアップフレームPF等の構成フレ
ーム、オブジェクトリファレンスOR1それぞれの具体
的な表示データが格納されたオブジェクトデータODか
らなり、オブジェクトデータODに実際の表示情報を持
ち、他は矢印に示すように階層構造(木構造)のポイン
タとなっている。そして、構成フレームで全画面データ
が用意され、それぞれの画面に対応する全表示データが
オブジェクトリファレンスORとオブジェクトデータO
Dの対で用意され、各画面の制御には、オブジェクトリ
ファレンスORの参照情報(T estvarlabl
e)が用いられる。例えばオン/オフ表示される設定状
態表示領域のデータの場合、オンのデータとオフのデー
タがオブジェクトリファレンスORとオブジェクトデー
タODに用意され、そのいずれを用いるかは参照情報の
示すアドレスの表示制御データ367の設定に依存する
ようになっている。つまり、参照情報(Test Va
rlable)は、表示制御データ367の参照アドレ
スを示し、そのアドレスに表示制御部369(第29図
)がコピーモードや付加装置の実装状態に応じてデータ
をセットすればよい。従って、ソーター等が実装されて
いるか否かに応じた表示制御も同様である。
次に各データ構造を詳述する。ジャンプテーブルJTは
、それぞれのフレームに対応してページと絶対アドレス
からなり、対応するフレームF1、F2、・・・・・・
の先頭アドレスをポイントしている。
フレームF1、F2、・・・・・・は、基本コピー画面
や応用コピー画面、専門コピー画面、レビュー画面、イ
ンフォノ−21フ画面、ジャム画面等である。
各フレームは、その先頭にデータが幾つあるかを示すr
 P osslbllltlesJ情報を有し、その後
に「IDJとデータアドレスによりベーシックフレーム
、ポツプアップフレームからなる各構成フレームの先頭
アドレスをポイントしている。例えば基本コピー画面の
場合、構成フレームは、ポツプアップのないベーシック
フレームBF1 倍率のポツプアップフレーム、コピー
濃度のポツプアップフレームPFからなる。ベーシック
フレームBF1ポツプアップフレームPF等の構成フレ
ームも同様にその先頭にr P osslb目1tle
sJ情報を有し、その後にrIDJとデータアドレスに
より当該フレームを構成する全てのオブジェクトリファ
レンスORの先頭アドレスをポイントすると共に、先頭
の表示位置(S creen P osltlon)を
持っている。
オブジェクトリファレンスORは、r P 0sslb
l IItlesJ情報の後に表示制御データ367の
アドレスを内容とする参照情報(Test Varia
ble)、最大の表示領域情報(Max  Heigh
t & Wldth)を有し、そして、各オブジェクト
データODに対応してrIDJとデータアドレス、リバ
ースやグレイ等の表示態様データ(Rev/ G ra
y)、定数(Constant )のデータが続いてい
る。
例えばメツセージデータの例では、メツセージデータか
に個あるとすると、オブジェクトリファレンスORは定
数「0」からrkJまでのデータを有し、それぞれが対
応するメツセージデータのオブジェクトデータODをポ
イントしている。そこでいま、オブジェクトリファレン
スORのポイントする定数「0」のオブジェクトデータ
のキャラクタ列が「コピーできます。」、定数「1」の
それが「コピーしています。」であるとすると、このオ
ブジェクトリファレンスORの参照情報で示すアドレス
の表示制御データ387に表示制御部369から「0」
を書き込むことによって「コピーできます。」を表示す
ることができ、 「1」を書き込むことによって「コピ
ーしています。」を表示することができる。このように
オブジェクトリファレンスORには、例えばメツセージ
データであれば上段のメ゛ツセージと下段のメツセージ
に分けそれぞれに全データが用意されている。ダイアロ
グ編集部366では、そのオブジェクトリファレンスO
Rにおいて参照情報をもとにオブジェクトデータODを
選択し、そのポイントするオブジェクトデータODを処
理することによって例えば「コピーできます。」のキャ
ラクタを読み出して最終的にV−RAMに書き込む。
また、オブジェクトデータODが数データの場合には、
1行しか使用しないので高さ情報(Helght )は
なく、データの幅(タイル数、  Wldth)、ゴシ
ック体、明朝体等のフォントを指定するデータ、リバー
ス等の表示属性データ、参照情報(Test Var、
)が続く。この参照情報の指定するアドレスの表示制御
データ387にはカウント値や倍率値等の表示すべき数
値が書き込まれている。グレイスケールの場合には同様
にその領域のサイズ(Height 、 Width)
とレベル(オフ「00」、レベル1roIJ、レベル2
r10J、・・・)が続く。このようにダイアログデー
タでは、種々の性格のデータを含んでおり、それを基本
コピー画面で類別して示したのが同図(d)である。
同図(d)に示す基本コピー画面では、先に述べたよう
に設定状態表示領域及びソーターのカスケード名のデー
タE V (E lementary Varlabl
e)がオン/オフ表示されるデータとなる。従って、こ
のようなデータの場合には、同図(e)に示すように定
数「1」と「0」によりオンとオフ(ブランク)が対に
なったリファレンスデータとなる。従って、参照情報(
Te5t Variable)の指定するアドレスの表
示制御データには「1」かrOJが書き込まれ、 「1
」の場合には例えば「ソーター」が表示されrOJの場
合にはブランクとなる。
同図(f)は変更のない固定カスケードに適用されるデ
ータ構造例を示したものであり、同図(d)に示す基本
コピー画面では縮小/拡大や両面コピーコピー1度の各
カスケードに適用されるデータCV(Cascade 
 Varlable)である。このデータでは、オブジ
ェクトリファレンスORに各カスケードについて枠有り
(ON)と枠無しく0FF)のリファレンスを一連のデ
ータとして持っている。
そして、参照情報(Test Variable)の指
定するアドレスの表示制御データには枠有りにするカス
ケード番号が書き込まれる。従って、このデータの場合
には、表示制御データで枠有りを指定しているカスケー
ドのみ枠有り(ON)のデータが選択され、それ以外の
カスケードは枠無しく0FF)のデータが選択される。
先に説明したように枠有りでは、右側と下側に立体感を
出す枠(影)が表示されると共にバックが高輝度で表示
され、枠無しでは、バックがグレー階調で表示される。
同図(g)はトレイのようなブリンクに適用されるデー
タ構造の例を示したものであり、同図(d)に示す基本
コピー画面では手差しを除くトレイの表示領域に適用さ
れるデータB L (B 1ink  Varlabl
e)である。このデータでは、参照情報(TestVa
rlable)の指定するアドレスの表示制御データに
ブリンク指定のデータがセットされると、先頭の表示位
置(S crean P osltlon)とサイズ(
Helght 、 Width)  によって指定され
る領域をブリンクに設定する。つまり、ブリンク表示の
対象となる領域については全てこのデータが用意される
同図(h)は予め設定変更が可能なカスケードに適用さ
れるデータ構造例を示したものであり、同図(d)に示
す基本コピー画面では、用紙トレイやソーターの各カス
ケードに適用されるデータPC(Presettabl
e  Cascade  V arlable)である
。このデータでは、枠有りのカスケードを制御するため
の参照情報とrIDJと各カスケードのリファレンス情
報を有するグループ(Group of Flgure
s)のアドレスを持ち、その後に各カスケード位置に対
応して参照情報(Tach Rap  Variabl
e)と先頭の表示位置(S creen P oslt
ion)を持っている。
そして、各カスケード対応の参照情報(TechRep
  V arlable)で示す表示制御データに選択
肢が設定される。
同図(1)〜(1)は表示制御データの仕様例を示す図
である。この図に示す仕様に従って表示制御部369が
表示制御データの設定を行う。例えば専門コピー画面に
おいてジョブメモリーのカスケードをデフォルト以外に
設定すると、表示制御部369によって表示制御データ
367のアドレスAOCに「1」が書き込まれる。従っ
て、基本コピー画面が表示されたときには、その設定状
態表示領域に「ジョブメモリー」のカスケード名が表示
される。
(III−3)表示画面の構成 本発明のユーザインターフェースでは、CRTデイスプ
レィを最大限に有効活用し、キー/LEDボードの構成
を簡素化している。その中でも画面をシンプル且つ見易
く、選択設定や確認、メツセージの伝達機能を効果的に
発揮させるため、画面の分割に工夫をしている。画面と
しては、コピーモードを選択するための選択モード画面
、コピーモードの設定状態を確認するためのレビュー画
面、標準のモードでコピーを実行するための全自動画面
、多機能化したコピーモードについて説明画面を提供す
るインフォメーシ日ソ画面、ジャムが発生したときにそ
の位置を適切に表示するジャム画面等により構成してい
る。さらに、選択モード画面は、機能が多く1画面では
煩雑になり、また、機能の中には極一般に使用される機
能だけでなく専門的な機能もあることから、これらを使
用される内容に応じて3分割している。この分割した画
面は、適宜モード選択キー308〜310により選択し
て切り換え表示させることができ、それぞれの画面によ
り所望の機能を選択設定できる。
さらに、これらの画面の中を選択領域や他のモードの設
定状態表示領域、メツセージ領域等に分割することによ
り、操作状態に応じてユーザに情報の的確な伝達を行え
るように構成している。
本発明は、これら種々の画面の中でも、例えば選択モー
ド画面やインフォメーション画面で、全ての情報を一度
に表示できない項目については、その細部項目を展開す
るポツプアップ画面を設け、その画面を持つ選択肢が選
択された場合にはポツプアップ画面を上書きすることに
よってオリジナルの画面を簡素化しわかりやすい画面の
構成となるように工夫している。また同様に、ジャム画
面についても、ジャムが発生した場合にそのときの画面
の上にジャム画面を上書きしている。
第33図は基本コピー画面とそのポツプアップ画面の例
を示す図、第34図は応用コピー画面とそのポツプアッ
プ画面の例を示す図、第35図は専門コピー画面とその
ポツプアップ画面の例を示す図、第36図はインフォメ
ーション画面の例を示す図、第37図はジャム画面の例
を示す図である。
選択モード画面としては、第33図〜第35図に示す基
本コピー、応用コピー、専門コピーの3画面が設定され
、モード選択キー308〜310の操作によってCRT
デイスプレィに切り換え表示される。これらの画面のう
ち、最も一般によく用いられる機能を類別してグループ
化したのが基本コピー画面であり、その次によく用いら
れる機能を類別してグループ化したのが応用コピー画面
であり、残りの特殊な専門的機能を類別してグループ化
したのが専門コピー画面である。
各選択モード画面は、基本的に上から2行で構成するメ
ツセージ領域A、  3行で構成する設定状態表示領域
B、  9行で構成する選択領域Cに区分して使用され
る。メツセージf[Aにハ、コピー実行条件に矛盾があ
るときのJコードメツセージ、サービスマンに連絡が必
要なハード的な故障のときのUコードメツセージ、オペ
レータに種々の注意を促すCコードメツセージ等が表示
される。このうち、Jコードメツセージは、各カスケー
ドの設定内容によるコピー実行条件の組み合わせチェッ
クテーブルを備え、スタートキー318が操作されると
、テーブルを参照してチェックを行いコピーモードに矛
盾がある場合に出力される。設定状態表示領域Bには、
他モードの選択状態、例えば基本コピー画面に対して応
用コピーと専門コピーの選択状態が表示される。この選
択状態の表示では、選択領域Cのカスケードの状態がデ
フォルト(最下段)以外である場合にそのカスケードが
表示される。選択領域Cには、上段にカスケード名が表
示され、各カスケード領域の最下段がデフォルト領域、
それより上の領域がデフォルト以外の領域となっていて
、カスケードキーの操作によって5つのカスケード領域
で個別に選択できるようにな°っている。従って、選択
操作しない場合には、デフォルト領域が選択され、すべ
てデフォルトの状態が全自動コピーのモードとなる。ま
た、選択領域は、縦5つに分割されたカスケード領域に
対応する下方のカスケードキー319−1〜319−5
で選択設定が行われる。なお、メツセージ領域Aの右側
はセットカウントとメイドカウントを表示するカウント
部として、また、設定状態表示領域Bの下1行はトナー
ボトル満杯、トナー補給等のメンテナンス情報部として
用いる。以下に各選択モード画面のカスケード領域の内
容を説明する。
(A)基本コピー画面 基本コピー画面は、第33図(a)に示すように「用紙
トレイ」、「縮小/拡大」、「両面コピー」、「コピー
濃度」、「ソーター」のカスケードからなる。
「用紙トレイ」では、自動がデフォルトになっていて、
この場合には、原稿サイズと同じ用紙を収容したトレイ
が自動的に選択される。カスケードキーの操作によりデ
フォルト以外の領域を使って手差しトレイや大容量トレ
イ、上段トレイ、中段トレイ、下段トレイのいずれかを
選択できる。
なお、各トレイの欄には図示のように収容されている用
紙を判別しやすいようにその用紙サイズ、種類及びアイ
コン(絵文字)が表示される。用紙は、長手方向に送り
込む設定と、長手方向と直角方向に送り込む設定がある
「縮小/拡大」は、等倍がデフォルトになっていて、カ
スケードキーの操作により自動、固定/任意が選択でき
る。自動では、選択されている用紙サイズに合わせて倍
率を自動的に設定し、コピーする。倍率(線倍率)は、
50%から200%まで任意に1%刻みで設定すること
ができ、カスケードキーの操作により固定/任意が選択
されると、具体的な設定対象となる内容が第33図(b
)に示すポツプアップ画面により表示され、50.7%
、70%、81%、100%、121%、141%、2
00%の7段階設定からなる固定倍率を選択することが
できると共に、1%ずつ連続的に変化する任意倍率を選
択設定することができる。
「両面コピー」は、片面がデフォルトになっていて、デ
フォルト以外として原稿→コピーとの関係において両面
→片面、両面→両面、片面→両面が選択できる。例えば
両面→片面は、両面原稿に対して片面コピーを行うもの
であり、片面→両面は、片面原稿を両面コピーにするも
のである。両面コピーをとる場合には、最初の面にコピ
ーが行われたコピー用紙がデユープレックストレイにま
ず収容される。次にこのデユープレックストレイからコ
ピー用紙が再び送り出され、裏面にコピーが行われる。
「コピー1度」は、自動がデフォルトになっていて、デ
フォルト以外として7段階の濃度設定ができ、また写真
モードでも7段階の濃度設定ができる。この内容の設定
は第33図(c)に示すポツプアップ画面により行われ
る。
「ソーター」は、コピー受けがデフォルトになっていて
、デフォルト以外として丁合いとスタックが選択できる
。丁合いは、ソーターの各ビンにコピー用紙を仕分けす
るモードであり、スタックモードは、コピー用紙を順に
堆積するモードである。
(B)応用コピー画面 応用コピー画面は、第34図(a)に示すように「特殊
原稿」、「とじしろ」、「カラー」、1合紙」「排出面
」のカスケードからなる。
「特殊原稿」は、デフォルト以外のカスケードで同一サ
イズの2枚の原稿を1枚の用紙にコピーする二丁掛機能
(2−UP)、コンピュータの連帳出力の原稿について
孔をカウントして1頁ずつコピーする機能(CF F;
 コンピュータフオームフィーダ)、A2/83等の大
型原稿をコピーする機能(LDC)が選択でき、後者の
2機能が第34図(b)、(C)に示すポツプアップ画
面で展開される。
「とじしろ」は、コピーの右端部または左端部にl +
am〜16龍の範囲で“綴代”を設定するものであり、
右とじ、左とじ、綴代の長さをデフォルト以外で設定す
ることができ、細部項目は第34図(d)、(e)に示
すポツプアップ画面で展開される。
「カラー」は、黒がデフォルトになっていて、デフォル
ト以外で赤を選択できる。
r合紙」は、OHPコピーの際に中間に白紙を挟みこむ
機能であり、デフォルト以外で選択できる。
「排出面」は、おもて面とうら面のいずれかを強制的に
指定して排紙させるようにデフォルト以外で選択できる
(C)専門コピー画面 専門コピー画面は、第35図(a)に示すように「ジョ
ブメモリー」、「編集/合成」、「等倍散調整」、「わ
く消し」のカスケードからなる。
「ジョブメモリー」は、カードを使用するページプログ
ラムであって、複数のジPブを登録しておき、それを呼
び出してスタートキーを押すことによって自動的にコピ
ーを行うようにするものであって、その登録と呼び出し
がデフォルト以外で選択でき、細部項目が第35図(b
)、(c)に示すポツプアップ画面で展開される。
「編集/合成」は、編集機能と合成機能をデフォルト以
外で選択できる。編集機能は、エディタ等を用いて編集
のためのデータを入力するための機能であり、第35図
(d)に示すポツプアップ画面で展開されさらにこの中
を第35図(e)〜(k)に示すポツプアップ画面によ
り領域指定、マーキングカラー 油出・削除、部分写真
、部分カラーの各機能の細部が展開され選択できるよう
になっている。部分カラーは、指定した領域のみカラー
1色でコピーし、残りの部分は黒色でコピーする。部分
写真は、指定した領域に写真をコピーし、部分削除は、
指定した領域をコピーしないようにする。
マーキングカラーは、マーキングを行う領域を指定する
と、−例としてはその部分にカラーの薄い色を重ねて記
録し、あたかもマーキングを行ったような効果を得るも
のである。
合成機能は、デユープレックストレイを使用し2枚の原
稿から1枚のコピーを行う機能であり、第35図(1)
に示すポツプアップ画面により展開されるが、合成機能
としては、シート合成と並列合成がある。シート合成は
、第1の原稿と第2の原稿の双方全体を1枚の用紙に重
ねて記録する機能であり、第1の原稿と第2の原稿につ
いてそれぞれ異なった色でコピーを行うことも可能であ
る。
他方、並列合成は、第1の原稿の全体に第2の原稿の全
体をくっつけた形で1枚の用紙に合成コピーを作成する
機能である。
1等倍微調整」は、99%〜101%の倍率で0.15
%の刻みで設定するものであり、この機能をデフォルト
以外で選択でき、その細部は第35図(m)に示すポツ
プアップ画面により展開される。
「わく消し」は、原稿の周辺部分の画情報についてはコ
ピーを行わず、あたかも画情報の周辺に“枠°′を設定
したようにするものであり、わく消しを2. 5mmで
行う標準をデフォルトとし、第35図(n)に示すポツ
プアップ画面による任意の寸法の設定とわく消しをしな
い全面コピーモードをデフォルト以外で選択できる。
(D)インフォメーシロン画面 インフォメーシロン画面は、第36図(a)に示すよう
なコピーモードのそれぞれについてコピーのとり方等の
説明画面を提供するための画面であり、インフォメーシ
ョンキー302の操作によって表示され、この画面で表
示されたインフォメーションコードをテンキーから入力
することによって同図(b)、(c)に示すようにポツ
プアップ画面により説明画面が表示される。
(E)ジャム画面 ジャム画面は、第37図(a)N  (b)に示すよう
にコピー実行中に表示されていた画面の上に重ねて表示
され、元の画面の輝度を1ランクずつ落とすことによっ
てジャム表示の内容が鮮明になるようにしている。この
ジャム画面の特徴は、本体のイメージに合わせて内部を
黒で表現し、ドアハンドルの絵を付加し、且つドアオー
プンのメツセージを付加していることである。
(F)その他の構成画面 第38図はレビュー画面と全自動画面の例を示す図であ
る。
レビュー画面は、3つに分割された上記の各選択モード
画面で選択されているコピーモードの状態を表示するも
のであって、第38図(a)に示すように各選択モード
画面のカスケードの設定状態を1画面に表示するもので
ある。このレビュー画面では、選択項目すなわちカスケ
ード名とそのとき選択されているモードすなわち選択肢
を表示し、選択されているモードがデフォルトの場合に
は例えばグレイバックで、デフォルト以外の場合には通
常の輝度を背景にした表示を採用している。このように
デフォルトの状態かデフォルト以外の状態かで区別する
ことによって、特に全自動モードから変えたデフォルト
以外のカスケード(選択肢)を目立つように表示してい
る。また、画面構成は、基本コピー 応用コピー 専門
コピーの各コピーモードに分けて3段で表示し、この表
示位置をモード選択キーの位置と対応させ、さらに白抜
きの矢印でその画面選択キーを指示することによって、
レビュー画面から各モード画面への切り換えをわかりや
すくしている。この表示によりオペレータは、各カスケ
ードの設定状態を確認することができ、操作性を向上さ
せ、コピーミスを少なくすることができる。
全自動画面は、第38図(b)に示すような画面で、パ
ワーオンされたときや予熱モードで予熱キー306が操
作されたとき或いはオールクリアキー316が操作され
たときに表示され。各選択モード画面のカスケードがす
べてデフォルトに設定されている状態の画面である。こ
の画面では、その指示のとおりプラテン上に原稿をセッ
トし、テンキーによりコピー枚数を設定してスタートキ
ー318を押すと、原稿と同じサイズの用紙が選択され
て設定枚数のコピーが実行される。
(G)画面の変化 第39図は画面が変化する契機を説明するための図であ
る。
画面の変化は、それぞれ第39図に示す条件を契機にし
て行われる。まず、電源が投入され、初期化(イニシャ
ル)が終了すると、ダイアグモードへの移行指示がない
場合には基本コピー画面が表示される。この基本コピー
画面は、さらにオールクリアキー 基本コピーのモード
選択キー 予熱画面時の予熱キーを操作することによっ
て表示され、応用コピー画面、専門コピー画面、レビュ
ー画面は、それぞれのモード選択キーの操作によって切
り換え表示される。これらの画面においてのみスタート
キーが受は付けられ、コピー動作の実行が可能となる。
また、専門コピー画面では、編集やジロブプログラムが
選択されると、その入力画面、に変化し、入力が終了す
ると元の専門コピー画面に戻る。また、これらの画面か
らインフォメーションキーの操作、さらにそのコードの
入力ではインフォメーシロン画面に移行し、予熱キー(
パワーセーブキー)の操作で予熱画面に移行する。そし
て、ジャムが発生した場合には、そのコピー実行時の選
択モード画面上にジャム画面が重表示される。焼付防止
画面は、上記のいずれかの画面のままで所定の時間経過
してもキー入力が一切ない場合にタイマーの動作によっ
て移行し、キー操作によって元の画面に復帰する。
(H)表示態様 第40図は画面レイアウトの類別例を示す図である。
本発明は、先に説明したように複数の画面に分割して切
り換え表示し、さらには細部情報をポツプアップ画面で
展開することによって、その時々における余分な情報を
少なくし1画面の情報を簡素化しているが、これらは例
えば第40図に示す画面レイアウトに類別化される。す
なわち、同図(a)は選択モード画面のレイアウト、同
図(b)はレビュー画面や全自動画面、編集入力画面、
ジョブプログラム画面等のレイアウト、同図(C)は予
熱画面や焼付防止画面、インフォメーション画面、ダイ
アグ画面等のレイアウトである。
本発明では、これらのレイアウトの表示領域やその入力
設定状態等に応じて表示態様を変えることによってアク
セントのある見易く判り易い画面を構成している。例え
ば第40図(a)に示すレイアウトの選択モード画面で
は、先に説明したようにメツセージ領域(カウント領域
を含む)と設定状態表示領域(メンテナンス情報領域を
含む)と選択領域に分割しているが、それぞれの領域の
表示態様を変え、基本的にはバックを白、キャラクタを
黒(白地に黒文字)で表示するノーマル表示と、バック
を黒、キャラクタを白(黒字に白文字)で表示する反転
表示を使い、さらに明表示部の輝度を変えることによっ
て多彩な表示態様を実現している。
具体的に採用している表示態様をさらに説明すると、選
択されているものは、ノーマル表示を採用して特に目立
つようにし、現在の状態を一目で理解させるようにして
いる。そして、選択対象となるもの(選択できるもの)
は、ライトグレー地に黒文字の表示を採用し目にやさし
い明るいグレーのカードに模したものとしている。これ
は、各フレームで表示面積が大きい点を考慮したもので
ある。また、デスクトップペースは、黒文字にも白文字
にも干渉せず目立たないダークグレーを採用し、メツセ
ージ領域は、通常の複写機のバックリフトデイスプレィ
を模した黒地に白文字の表示を採用している。カラー表
示の場合には、黒字にグリーンと赤文字が理想的である
。さらに、カードに影(縁取り)をつけることにより立
体感を出し、よりカードに近いイメージの表現を実現し
ている。コンピュータデイスプレィは、複雑な操作を連
想させるため、ユーザインターフェースのイメージとし
ては好ましくないという問題がある。
その点、カードイメージの表現は、コンピュータ的デイ
スプレィのイメージを排除でき、また、カードに書き込
んで処理するといった日常的な作業イメージを模倣する
ことで、日常の作法イメージをそのまま応用でき、操作
に近親感を持たせることができる。その他、文字の大き
さを例えば3段階に、また太さを2段階に、ベース色を
白黒含めて4段階に変化させることにより、上記の表示
に加えてさらに変化を持たせることができる。
上記のような表示態様を採用することにより選択モード
画面では、例えばカウント部を含むメツセージ領域では
、バックを黒にしてメツセージの文字列のみを高輝度表
示にし、バッタリッドタイプのコンソールパネルと同じ
ような表現を採用することによって、メツセージを文字
列として見やすく親しみやすい表示にしている。また、
設定状態表示領域では、背景を網目表示、すなわちドツ
トを成る所定の均等な密度、例えば1対1の白黒表示し
、カスケード名の表示部分をノーマル表示にしている。
すなわち、この表示は、各カスケード名をカードイメー
ジで表現したものである。さらに設定状態表示領域の下
1行は、トナーボトルの溝杯やトナー補給等のメンテナ
ンス情報領域として使用されるが、この情報は、設定状
態表示情報とはその性格が異なるので、その違いが明瞭
に認識できるようにメツセージ領域と同様の表示態様を
採用している。そして、選択領域では、周囲を網目表示
にし、カスケード表示領域全体を輝度の低いグレイ表示
にすると共に、横と下に影(縁取り)表示を付加するこ
とによって、設定状態表示領域と同様に立体感を出した
カードイメージの表示を行っている。そして、この領域
における選択肢やカスケード名を黒文字で表示すると共
に、この表示に加えて設定された選択肢の白地を高輝度
にすることによって、カスケード位置を特に目立つよう
にしているので、視認性を高め、操作確認を容易にし操
作ミスの軽減を図ることができる。
また、例えば基本コピー画面において用紙トレイのカス
ケードで用紙切れとなったトレイの選択肢はバックを黒
にして文字を高輝度表示としている。
第38図(b)に示す全自動画面は第40図(b)に示
す画面レイアウトになるが、この画面では、表示領域の
背景を暗い網目表示にし、 「原稿セット」等の各操作
指示を表示した領域を明るい網目表示にすると共にその
境界を縁取りして表示の明瞭性を向上させ見易くしてい
る。このように背景の表示態様は、適宜自由に変更して
組み合わせることができることは勿論である。
上記のようにメツセージ領域、設定状態表示領域、選択
領域に領域分割した1画面において、各領域を異なる表
示態様、イメージで表示することにより各領域の情報の
認識、確認が的確に行える。
また、他の領域との区別が明瞭になるので、他領域との
情報の混同を防止できる。
なお、文字の表示においても、反転表示やブリンク表示
することによって、表示情報毎にそれぞれ特徴のある注
意をユーザに喚起できる。また、上記のように文字列に
おけるバックとその文字の輝度の変化を工夫するだけで
なく、本発明は、選択肢やカスケード名その他の文字列
に対してアイコン(絵文字)を付加しよりイメージ的に
特徴付けした表示態様を採用している点でも特徴がある
例えば基本コピー画面では、カスケード名「縮小/拡大
」、「両面コピー」、「コピー濃度」、「ソーター」の
それぞれ頭に付加したもの、また「用紙トレイ」の選択
肢で、下段、中段、上段の用紙サイズの後ろに付加した
ものがそれである。このアイコンは、文字列だけにより
情報のアクセントが薄まるのを別の面からすなわちイメ
ージにより視覚的にユーザに情報を伝達するものであり
、情報の内容によっては文字列よりも正確且つ直観的に
必要な情報をユーザに伝達できるという点で大きなメリ
ットがある。
(III−4)キー/LEDボー1及びデイスプレィ表
示回路 (A)キー/LEDボード ユーザインターフェースは、第26図に示すようにCR
Tデイスプレィとキー/LEDボードにより構成される
が、本発明では、特にCRTデイスプレィの画面を使っ
て選択肢の表示及びその設定を行うように構成している
ため、キー/LEDボードにおけるキー及びLEDの数
を最小限に抑えるように工夫している。
すなわち、先に説明しているようにCRTデイスプレィ
を有効に活用するために、CRTデイスプレィに表示す
る画面を分割し、且つそれぞれの画面においても領域を
分割して表示内容の整理、見易い画面を構成するように
工夫している。例えば選択モードの画面は、基本コピー
と応用コピーと専門コピーに3分割して切り換え表示し
、さらにそれぞれの画面の選択領域を5つのカスケード
領域に分割してそれぞれのカスケード領域で機能の選択
設定を行うようにしている。そして、画面切り換えのた
めのモード選択キー308〜310と、各カスケード領
域の選択のためのカスケードキー319−1〜319−
5による8つのキーで機能の選択、設定をできるように
している。従って、モード選択キー308〜310を操
作して基本コピー画面、応用コピー画面、専門コピー画
面のいずれかを選択すると、その後はカスケードキー3
19−1〜319−5の操作以外、テンキー307によ
る数値入力だけで全ての機能を選択し、所望の機能によ
るコピーを実行させることができる。カスケードキー3
19−1〜319−5は、それぞれのカスケード領域で
設定カーソルを上下させて機能を選択設定するため、上
方への移動キーと下方への移動キーがベアになったもの
である。
このように選択モードの画面は、3つの中からモード選
択キー308〜310によって選択されその、1つが表
示されるだけであるので、その画面がどのモード選択キ
ー308〜310によって選択されているのかを表示す
るのにLED311〜313が用いられる。つまり、モ
ード選択キー308〜310を操作して選択モードの画
面を表示させると、そのモード選択キー308〜310
に対応するLED311〜313が点灯する。
多くの機能を備えると、ユーザにとってはその全ての機
能を覚え、使いこなすことが容易ではなくなる。そこで
、コピーモードのそれぞれについてコピーのとり方の説
明画面を提供するのにインフォメーションキ−302が
用いられる。このインフォメーション機能は、次のよう
にして実行される。まず、インフォメーションキー30
2が操作されると第33図(C)に示すようなインフォ
メーションインデックス画面でインフォメーションコー
ドの一覧表を表示する。この画面に指定されたインフォ
メーションフードをテンキー307により選択入力する
と、そのコードに対応するインフォメーシ日ツボツブア
ップ画面に移行し、そこでコピーモードの説明画面を表
示する。
また、上記のように選択モードの画面が3つに分割され
、3つの画面で定義される各種の機能の選択設定が行わ
れるため、他の画面も含めた全体の設定状態を確認でき
るようにすることも要求される。そこで、このような全
画面の設定状態を確認するのにレビューキー303が用
いられる。このレビューキー303は、レビュー画面を
表示させるキーであり、このキーを操作すると、基本コ
ピー 応用コピー 専門コピーの全画面に関する設定状
態を示した第33図(b)に示すようなレビュー画面が
表示される。
デュアルランゲージキー304は、表示画面の言語を切
り換えるキーである。国際化に伴って種々の異なる言語
を使用するユーザが装置を共有する場合も多い。このよ
うな環境においても、言語の障害をなくすために例えば
日本語と英語の2言語により表示データ及びフォントメ
モリを用意し、デュアルランゲージキー304の操作に
よって表示データ及びフォントメモリを切り換えること
によって、日本語と英語を自由に切り換えて表示画面を
出力できるようにする。なお、2言語に限らずさらに複
数の言語を容易し、デュアルランゲージキー304の操
作によって所定の順序で言語を切り換えるようにしても
よいし、日本語の方言を加えてもよい。
予熱キー306は、非使用状態における消費電力の節約
と非使用状態からコピー動作への迅速な移行を可能にす
るために予熱モードを設定するものであり、この予熱キ
ー30etの操作によって予熱モードと全自動モードと
の切り換えを行う。従って、そのいずれの状態にあるか
を表示するものとしてLED305が使用される。
オールクリアキー316は、複写機をクリアすなわち各
選択モード画面のデフォルトに設定した全自動モードと
するもであり、全自動画面を表示する。これは第33図
(a)に示すようにオペレータに現在のコピーモードが
全自動のモードであることを伝える画面の内容になって
いる。
割り込みキー315は、連続コピーを行っているときで
、他の緊急コピーをとる必要があるときに使用されるキ
ーであり、割り込みの処理が終了した際には元のコピー
作業に戻すための割り込みの解除も行われる。LED3
14は、この割り込みキー315が割り込み状態にある
か解除された状態にあるかを表示するものである。
ストップキー317は、コピー作業を途中で停止すると
きや、コピー枚数の設定時やソーターのビンの設定時に
使用する。
スタートキー318は、機能選択及びその実行条件が終
了しコピー作業を開始させるときに操作するものである
第41図(a)はキーボードスキャンの設定マツプの例
を示す図、第41図(b)はLEDスキャンの設定マツ
プの例を示す図である。
キー/LEDは、先に説明したようにキーボード/デイ
スプレィコントローラ336で102kHzのクロック
より4.98m5ecのスキャンタイムを作り出して処
理しているが、そのスキャンでは、第41図(a)に示
すように「0」〜「7」までの8スキヤンを1サイクル
とし、各スキャンを「0」〜「7」までの1バイトのデ
ータで構成し、先に説明した物理テーブルを生成してい
る。
同様にLEDも第41図(b)に示すようなスキャンマ
ツプによりオン/オフ制御している。
(B)デイスプレィ 第42図はデイスプレィの表示タイミングを示す図、第
43図はV−RAMのアドレス対応例を示す図、第44
図は第1のV−RAMの番地とCR7表示位置との対応
を示す図、第45図はキャラクタジェネレータの読み出
し回路を説明するための図、第46図はドツトパターン
とデータ及びスキャンアドレスの対応例を示す図である
CRTデイスプレィ301は、例えば9インチサイズの
ものを用い、ペーパーホワイトの表示色、ノングレアの
表面処理を施したものが用いられる。
このサイズの画面を使って、180mm (H)Xl 
10mm (V)の表示領域に総ドツト数480×24
0、 ドツトピッチ0.33mmX0.48mm%  
タイル(キャラクタ)のドツト構成を8×16にすると
、タイル数は80X15になる。そこで、漢字やかなを
16ドツト×16ドツト、英数字や記号を8ドツト×1
6ドツトで表示すると、漢字やかなでは、2つのタイル
を使って30X15文字の表示が可能になる。また、タ
イル単位で通常輝度、グレー1、グレー2、黒レベルの
4階調で指定し、リバースやブリンク等の表示も行う。
このような表示の入力信号タイミングは、ドツト周波数
fdを10MHz、480X240とすると、第42図
に示すように64μsを水平同期信号の周期で48μs
の間ビデオデータを処理し、16.90m5の垂直同期
信号の周期で15.36m5の間ビデオデータを処理さ
れることになる。
クロツタ発生回路353は、並/直変換回路355から
出力するドツトの周波数のクロックを発生するものであ
り、カウンタ354でキャラクタジェネレータ342か
ら読み出す並列のドツトデータの読み出し周期に分周し
ている。従って、カウンタ354の出力クロックにより
キャラクタジェネレータ342から複数ビットのドツト
データを並/直変換回路355に入力し、シリアルデー
タにして属性付加回路356へ送出する。属性付加回路
356は、CRTコントローラ335からブランキング
信号を入力して、表示期間のみ属性データに応じてビデ
オ信号を制御するものである。
また、ワンショット回路348は、CRTコントローラ
335から出力されるブランキング信号のうち垂直同期
のブランキング信号でU/I用CPU4Bの割り込み信
号を生成するものである。
V−RAM340に書き込まれるビデオデータは、1タ
イルにつき16ビツトで構成され、そのうちの12ビツ
トを使ってキャラクタジェネレータのコードを表し、さ
らに残り4ビツトを使って属性を表す。そのため、V−
RAM340は、CRT画面の番地に対応させてキャラ
クタジェネレータのコードを下位8ビツトはRAM−L
に、上位4ビツト及び属性の4ビツトはRAM−Hに書
き込むように構成され、これらを2画面分保持している
v−RAM340のアドレスは、第43図に示すように
U/I用CPU4BとCRTコントローラ335がそれ
ぞれ独自に管理し、V−RAM340へのビデオデータ
の書き込みはU/I用CPU48で行い、CRTデイス
プレィ301への表示はCRTコントローラ335で行
う。例えばCRTコントローラ335からV−RAM3
40のアドレスを見ると第44図に示すようになり、 
「0」番地、 「1」番地、・・・・・・にそれぞれキ
ャラクタジェネレータのコード及び属性が書き込まれて
いる。従ってCRTコントローラ335は、第45図に
示す回路により表示タイミングに同期して対応する番地
のデータrDo +D7J  (左側)、「DO→D4
J  (H側)を読み出すと共に、ラスタアドレスrR
AJを生成してキャラクタジェネレータをアクセスする
ことによって各タイルのスキャンラインのデータrDO
+D7Jを並/直変換回路355に出力する。例えば「
富」の漢字のドツトパターンは、第46図のように表す
ことができるが、先に述べたように漢字は2タイルで構
成しているので、スキャンアドレス「AO→A3Jに対
応してまず左側半分をタイルとする出力「DO→D7」
、続いて右側半分をタイルとする出力「DO→D7Jが
キャラクタジェネレータ341の出力となる。
なお、このタイルの出力に対応して4ビツトの属性も読
み出されるが、第47図はその属性データに従ったビデ
オ信号の制御回路の構成例を示す図である。この図に示
すように属性の制御は、ビデオデータとリバース信号の
属性データはEXOR回路によって論理処理し、リバー
ス信号がオン(ハイレベル)の場合にビデオデータを反
転させ、さらにその出力をアンド回路で処理することに
よってブリンク信号がオンの場合には、クロックでオン
/オフさせ、グレイ信号により信号レベルを変えるよう
にすればよい。グレイ信号は、第38図に示す例の場合
には2ビツトで構成しているが、これを4ビツトで構成
し例えば10階調のグレイステップを実現するようにし
てもよい。この場合の回路は、第40図であればビデオ
アウトプットのレベルをオープンコレクターの出力で制
御することになるので、その階調に応じた数のオープン
コレクター及び抵抗の回路が接続される。先に選択モー
ド画面で説明したように分割領域を明瞭に表示し、或い
はカスケードの位置等の注目領域を明瞭に表示するため
に背景を変化させているが、その手法として表示属性の
制御によるグレイ表示、リバース表示が利用される。さ
らに、例えば第38図(b)で示しているようにドツト
による背景の表示態様の制御は、タイルのドツトパター
ンによって発生され、オン/オフのビデオデータとして
第47図の回路に入力される。すなわち、第38図(b
)における「原稿セット」、「枚数セット」、「スター
ト」の表示領域の背景と、その外側の背景とは、タイル
のドツト密度を変えることによって表示態様を変えてい
る。
上記のようにしてCRT画面の表示されるビデオ信号は
、CRTコントローラ335のスタートアドレスをダイ
ナミックに変更することにより第177)V−RAMと
第277)V−RAMを切り換エテそのいずれかを選択
して読み出し表示される。そのために、U/I用CPU
48には、ブランキング開始信号及び表示期間信号を入
力するポート、表示許可信号を出力するポートがそれぞ
れ用意される。そして、U/I用CPU48では、ブラ
ンキング開始信号によりCRTのブランキング期間の開
始時の立ち下がりエツジで割り込みがかかり、表示期間
信号によりCRT表示状態を認識する。
また、表示許可信号によりCRTへの表示許可及び禁止
を指示する。
(III−5)ユーザインターフェースにおける各種処
理 (A)機能選択コピー開始処理 まず、電源スィッチがオンされてからコピー動作を開始
するまでの全体の処理の概要を説明する。
第48図は電源オンからコピー動作が開始するまでの全
体の処理の流れを説明するための図である。
電源スィッチがオンされると、第38図(b)に示す初
期画面(全自動画面)を表示し、次のキー入力を待ち、
その操作内容を判定する。ここで、テンキー307の入
力があると、全自動による等倍コピーの枚数設定入力と
判断し、スタートキー318の操作によってコピーモー
ド及びその実行条件をメインCPU41に送信する。こ
れによってメインCPU41がコピー動作スタートの制
御を行い、設定枚数のコピー動作を開始する。
初期画面において、テンキー307ではなくモード選択
キー(308〜310)の入力があった場合には、その
キーが基本コピーのモード選択キー31Oか、応用コピ
ーのモード選択キー309か、専門コピーのモード選択
キー308かに応じて対応する選択モード画面を表示す
る。そして、当該選択モード画面で各カスケードの設定
が終了するまでカスケードキー319−1〜319−5
によるカスケードの設定処理を行い、続いて別のモード
選択の入力があるか否かを判断し、別のモード選択があ
れば同様にモード選択、カスケードの設定処理を行う。
モード選択がなくテンキー307の入力があると、コピ
ー枚数の入力を判定し、スタートキー318の操作によ
ってコピーモード及びその実行条件をチェックしてメイ
ンCPU41に送信する。これによってメインCPU4
1がコピー動作スタートの制御を行い、設定枚数のコピ
ー動作を開始する。
次に、オペレータによる操作及びマシンの状態に対応し
た具体的な処理の例を第29図を参照しつつ説明する。
まず、電源がオンされ初期化されると、ステートテーブ
ル371が初期ステートでキー入力がないことを条件に
キー管理部374から画面切り換え部368に初期画面
の指示を出す。ビデオコントローラでは、この指示を受
けて画面切り換え部368が表示制御データ367の表
示画面を初期画面にする。
表示制御データ367において初期画面が基本コピー画
面とされている場合には、ダイアログ編集部366がダ
イアログデータ370から基本コピーのフレームを読み
出す。このフレームには各領域毎に表示制御データ36
7のアドレスが示されているので、ダイアログ編集部3
66によってこのアドレスを基に表示制御データ387
を読み出し編集してV−RAM385に基本コピー画面
を描画する。同時に基本コピーのLEDを点灯する。こ
こで、キーボードの応用コピー 専門コピーのモード選
択キーが操作されると、キー管理部374でキー受付条
件のチェックを行って同様に画面切り換え部368に対
応する画面の指示を出す。なお、表示制御データ367
において初期画面が全自動画面とされていれば全自動画
面が描画される。この設定は、ダイアグモードで行われ
る。
これらの画面の表示状態において、オペレータによって
カスケードキーが操作され物理キーテーブル381が更
新されると、キー変化検出部361でそれを検知し、キ
ー変換部363で論理キーに変換する。カスケードキー
は、画面によって論理キーへの変換が異なるので、表示
制御データ367の画面情報より変換テーブル384の
参照位置を制御し論理キーへの変換が行われる。例えば
、第26図においてカスケードキー19−3が操作され
た場合、画面が基本コピー画面であれば両面コピーカス
ケードの論理キーに変換されるが、応用コピー画面であ
ればカラーカスケードの論理キーに変換される。
キー管理部374では、ステートテーブル371より今
受は付けられる状態か否かを判断し、この場合には選択
モード画面でのカスケードキーという条件で受付許可し
、このキーをキーコントロール部375さらにはここか
らステート管理部372に送る。キーコントロール部3
75では、このキーからコピーモード378を更新する
と共に表示管理部377にカスケードの表示情報を渡し
、表示管理部377でインターフェースコマンドを生成
して表示制御部369に発行する。表示制御部389は
、このインターフェースコマンドヲ受けて表示制御デー
タ367のカスケード設定情報を更新する。以後、この
内容はダイアログ編集部366により画面に反映される
ことは、先に説明した通りである。このようにして各選
択モード画面の切り換えを行い、各カスケードが設定さ
れると、その設定状態がデイスプレィに表示されると共
に、ジロブコントローラのコピーモード378、ステー
トテーブル371が更新されてゆく。
そして、スタートキーが操作されると、キーコントロー
ル部375は、コピーモード37Bをチェックを行いコ
ピー実行コマンドを発行する。このコピー実行コマンド
の発行は、送信バッファ380にセットすることにより
行われ、モニターによりシリアルの通信ラインを介して
メインCPUに送信される。モード設定が矛盾している
場合には、表示管理部377から表示制御のインターフ
ェースコマンドを生成、発行してメツセージを制御する
コピー実行コマンドの発行を契機にジョブコントロール
部376は、コピー1枚毎にコピー動作を管理する。例
えばマシンがコピー動作を開始してマシン状態コマンド
が受信バッファ379に刻々と受信されると、コマンド
コントロール部373でこれを解析してステート管理部
372及びジョブコントロール部376に通知する。ジ
ョブコントロール部376は、マシン状態コマンドを受
けてコピー1枚毎に設定枚数までマシン動作に必要なコ
マンドを発行する。これは、コマンドコントロール部3
73を通して送信バッファ380にセットされる。他方
、ステート管理部372は、このマシン状態コマンドに
従ってステートテーブル371を更新する。従って、こ
のステートになるとキー管理部374でモード選択キー
やカスケードキー等が受付許可されなくなる。
コピー実行中にジャムが発生しマシンからジャム発生コ
マンドを受信すると、その情報がコマンドコントロール
部373を通してジョブコントロール部376及びステ
ート管理部372に渡される。その結果、ステートテー
ブル371はジャム発生状態で更新され、ジョブは中断
される。そして、キーコントロール部375でジャムの
発生位置を認識してその情報を表示管理部377に渡す
ことによって、表示管理部377からジャムゾーンのパ
ラメータを付加した例えばモードの分類でジャムの処理
コードによるインターフェースコマンドを生成し発行す
る。そこで、表示制御部369がこのコマンドを処理し
表示制御データ367をジャム画面表示の内容に更新す
ることによって、その時の画面の輝度を1ランク下げそ
の上にジャムゾーンを表した画面が上書きされたジャム
画面がデイスプレィに表示される。
また、マシン状態コマンドでは、トナー残量や回収ボト
ルの状態、用紙切れ、インターロック開等の状態をキー
コントロール部375で認識して表示管理部377を通
してメツ奄−ジ領域、メンテナンス情報領域、カウント
部等の制御を行う。
ダイアグモードは、例えば電源をオンするときに、オー
ルクリアキーを同時に操作するという特殊の操作によっ
て移行する。このモードも、キー管理部374を通して
キーコントロール部375において認識される。そして
、表示管理部377を通してダイアグコマンドを発行し
て、ダイアグ画面を制御する。このモードでは、表示制
御データ367の特定領域について登録、設定でき、ダ
イアグモード以外の通常のモードでは設定できないよう
になっている。例えば全自動画面を表示するか、全自動
画面を表示しないようにするかの設定はその1つである
(B)画面切り換え制御 第42図により説明したように本発明のデイスプレィで
は、1画面の表示に約17m5の時間を要する。他方、
V−RAM340を書き替えるには約100m5の時間
を要し、6回の表示繰り返し時間に相当する。
ところで、先に説明したようにモード選択キー308〜
310やインフォメーシ日ツキ−302、レビューキー
303、デュアルランゲージキー304、オールクリア
キー316が操作された場合には、各画面の間で切り換
えが行われる。また、インフォメーシロン画面が表示さ
れている状態でテンキー307が操作された場合、選択
モード画面でカスケードキー319−1〜319−5が
操作され特定の選択肢が選択された場合には、ポツプア
ップ画面に移行する。このような画面の切り換え、ポツ
プアップ画面の展開を行う際に、その書き替え期間中は
表示を中断させると、約100m5ecの時間画面が表
示されないことになり、オペレータの目には画面のチラ
ッキとして感じられ画面が見にくくなる。
表示画面の切り換えを行う方法としては、上記のように
表示データの書き替えが終了するまで表示を中断する方
法の他に、垂直ブランキング期間を使用する方法もある
。この方法によると、第42図から明らかなように垂直
ブランキング期間は1、 54 m5ecLかなく、こ
の始まり信号を検出してフルに書き替え時間として使用
しても、約80回の垂直ブランキング期間を必要とする
。そのため、表示時間に換算すると1秒以上の時間を要
することになり、この間の画面の変化もまた、オペレー
タにとっては見にくいものとなる。また、第38図(b
)に示す全自動画面の表示を行わないように予め設定す
ることもできるが、この場合には、ある選択モード画面
を表示中にオールクリアキー316が操作されると、そ
の画面におけるカスケードがすべてデフォルトにリセッ
トされる。従って、画面上ではカスケードの設定領域が
切り替わることになり、同様に見にくい状態が生じる。
そこで、本発明では、上記のような画面の切り換え条件
が生じた場合、非表示状態にあるV−RAM(裏V−R
AM)340に新シイ表示画面を書き込んでCRTコン
トローラ335のスタートアドレスをダイナミックに切
り換える。しかし、書き替え情報量が少ない場合、例え
ばカスケードキーの操作によりその設定領域を移動する
だけの場合や、テンキーによる数値入力値を表示する場
合には、垂直ブランキング期間を使用する。
第49図は画面編集処理を説明するための図であり、同
図(a)は処理の流れ、同図(b)はモジュール構成例
を示す。
上記のように画面の変更内容が多い場合には裏V−RA
Mにデータを展開した後V−RAMを切り換えるため、
画面編集処理では、第49図(a)に示すようにまず1
画面の書き替え処理か否かの判断を行う必要がある。画
面は、第32図で説明したようにフレーム点とポツプア
ップ点、そして表示制御データの設定内容に従って編集
され展開される。従って、フレーム点或いはポツプアッ
プNaが変更された場合には当然画面が書き替えとなり
、裏V−RAMが使用されるが、オールクリアキーが操
作された場合にも各カスケードが全てデフォルトにリセ
ットされるため各カスケードが移動するので、変更内容
が多くなり裏V−RAMが使用されることになる。従っ
て、このように裏V−RAMを使用する処理か表V−R
AMの一部を書き替える処理かの判断をまず行うことに
なる(ステップ■)。
画面の書き替え処理の場合には、ダイアログ初期化を行
う。この処理では、フレームNαとポツプアップNaか
らダイアログデータの先頭アドレスを求め、ダイアログ
リードポインタを設定する(ステ、プ■)。
そして、構成情報群からr P osslbllity
Jの数だけ1ブロツクずつチェック処理を行い、固定ア
イテムか可変アイテムかを調べる(ステップ■、■)。
YESの場合(固定アイテムの場合)には、画面グレイ
チェックを行ったのちリード処理を起動し、裏V−RA
Mに出力して表示データを展開する(ステップ■〜■)
Noの場合(可変アイテムの場合)には、構成情報と参
照情報(T est V arlable)のアトl/
スをアップデートテーブルに登録し、全ての可変アイテ
ムを登録終了すると、アップデートテーブルにEOF 
(工ンドオブファイル)フードをセットする(ステップ
■〜[相])。
上記■〜[相]の処理をr P osslbl 1It
yJの数だけ行うと、次は、アップデートテーブルをE
OFコードまで1ブロツクずつチェックし、上記■〜■
と同様の処理を行う(ステップ■〜O)。
例えば選択モード画面の画面書き替え処理では、バック
がグレイ表示となるのでまず全体をグレイ表示態様で展
開し、その上に表示データを編集展開する。このように
することによって上書きする部分だけ処理すればよいの
で、処理量を少なくすることができる。画面書き替え処
理は、以上のようにして行われるが、上記■の判断処理
でNoの場合には、部分書き替え処理が行われる。
部分書き換え処理では、アップデータテーブルをチェッ
クして変化した可変アイテムのダイアログデータをリー
ドし、その表示ブロックデータを作成して表V−RAM
に出力する。
ポツプアップ表示とは、画面の表示が納まらない場合に
、選択されたモードを現在表示中の画面の延長としてク
ローズアップして展開表示するもので、表示中の画面上
の一部を特定モードのクローズアップされたウィンドウ
で上書きする。
ポツプアップオープンは、ポツプアップ対象のモードを
選択して一定時間、例えば750 m5ec経過したこ
とを条件とし、750m5ec経過以前にさらにカスケ
ードキーが操作される等、他のキー入力があるとキャン
セルされる。これは、他のモード決定と同様に一過的な
モード選択に対して応答処理することの無駄をなくすた
めである。このようなポツプアップオープンによって、
その部分に対応するカスケードキーによりポツプアップ
ウィンドウ上のモード選択を可能にする一方、ポツプア
ップウィンドウによって隠された部分のモードはカスケ
ードキーにより変更できないようにする。
ポツプアップクローズは、ポツプアップウィンドウ上の
「閉じる」 (クローズキー)が選択され一定時間経過
、例えば500 m5ec後、画面変更キーやオートク
リアキーその(也ポツプアップウィンドウ外のキー(カ
スケードキーを含む)が操作されたとき、予熱モードに
入ったとき、割り込みモードに入ったとき等に行われる
。従って、−旦画面が変更されてまた元の画面に戻った
ときもそれ以前のポツプアップは閉じている。なお、ク
ローズキーが操作されてポツプアップがクローズすると
きは、−旦カスケートでポツプアップを閉じることを表
示し、他のキーの入力は受は付けない。
(C)多画面の設定状態表示 第50図は設定状態表示領域の変更処理の流れを説明す
るための図である。
第48図で説明したように初期画面において、テンキー
307ではな(モード選択キー(308〜310)の入
力があった場合には、そのキーが基本コピーのモード選
択キー310か、応用コピーのモード選択キー309か
、専門コピーのモード選択キー30gかに応じて対応す
る選択モード画面を表示する。そして、当該選択モード
画面でカスケードキー319−1〜319−5によるカ
スケードの設定処理を行い、続いて別のモード選択の入
力があるか否かを判断し、別のモード選択があれば同様
にモード選択、カスケードの設定処理を行う。ここで、
選択モード画面の設定状態表示領域には、他の選択モー
ド画面の設定状態を表示するが、各選択モード画面にお
ける設定状態表示領域の内容は次の処理によって書き替
えられる。
まず、現在表示中の画面を認識し、基本コピーの画面で
あれば、設定状態表示領域に応用コピーのデフォルト以
外のカスケードのモード名及び同様に専門コピーのデフ
ォルト以外のカスケードのモード名を、応用コピーの画
面であれば、設定状態表示領域に基本コピーのデフォル
ト以外のカスケードのモード名及び同様に専門コピーの
デフォルト以外のカスケードのモード名を、また、専門
コピーの画面であれば、設定状態表示領域に基本コピー
のデフォルト以外のカスケードのモード名及び同様に応
用コピーのデフォルト以外のカスケードのモード名をそ
れぞれ表示する。
そして、表示中の画面においてカスケードで設定状態の
変更があると、他のコピーモードの対応する設定状態内
部データについてデフォルトのカスケードを削除し、デ
フォルト以外のカスケードを登録する。また、オールク
リアキーが操作されると、カスケードを全てデフォルト
にする。この処理では、例えば基本コピー画面に対する
ものであれば、第32図(+)〜(m)に示す仕様に従
って表示制御データのアドレスAOC−AOF、A11
〜A15のセル値の更新を行うことになる。
(D)併用禁止の制御 複写機では、用紙トレイの選択、コピー倍率にそれぞれ
自動機能を有している。自動用紙選択は、コピー実行の
際に原稿サイズを検知してそのサイズに合わせて同サイ
ズの用紙を選択する機能であり、自動倍率は、用紙サイ
ズが特定された場合に、原稿サイズから指定された用紙
サイズに合うようにコピー倍率を設定する機能である。
従って、上記自動機能は、そのいずれかが選択されてい
る場合には問題ないが、双方とも自動の場合には、用紙
サイズもコピー倍率も特定できないことになる。
つまり、両方の自動機能を併用することは禁止されてい
る。そこで、このような状態が選択設定された場合には
、ユーザに「自動用紙選択モードで自動倍率モードは行
えません」等のJコードメツセージを出力している。
多機能の複写機では、実際にスタートキーを操作してコ
ピー指令を出すまでに、数ステップの機能選択操作を行
うことになる。しかも、その選択操作の順序は決して一
定ではなく各機能を独立的に選択設定できるようにして
いる。従って、併用が禁止されていることを知らずに固
自動機能を選択する場合もあるが、意識しなくても他の
機能を選択する操作途中において一時的に固自動機能が
選択される場合もある。また、通常の場合、スタートキ
ーを操作する迄は、操作途中にあってユーザは最終的な
決定を下していないとみるべきであるが、この段階で、
併用禁止等のメツセージを出力することは、ユーザにと
って途中の操作に対して逐一指示を差し込まれることに
なり操作性にも問題が生じる。本発明は、スタートキー
が操作された時に、最終的な整合判断を行ってその結果
をメツセージで出力することにより、このような問題を
解消している。
また、整合しないモードが設定されるのを防止するため
に、本発明は、倍率モードを用紙選択モードに連動させ
るようにしている。そのアルゴリズムを説明するために
示した図が第51図である。
用紙選択(用紙トレイ)と倍率設定(縮小/拡大)のカ
スケードは、第51図(b)に示すようにデフォルトが
自動等倍になっているが、これらの設定状態が変化する
とその変化に応じてコピーモードテーブルのAPMSス
テート(第31図(d)のバイト2、ビットD4、D3
)を第51図(c)に示す4ステートで更新すると共に
、一定の条件で倍率カスケードを用紙カスケードに連動
させている。
第51図(C)において、 「00」はデフォルト状態
の自動倍率、 「01」は用紙が自動で倍率が任意/固
定の自動用紙、 「10」は用紙が自動以外で倍率が自
動の自動倍率、 「11」は用紙が自動以外で倍率が任
意/固定のマニュアルをそれぞれ示している。なお、こ
の中で手差しトレイは対象外となる。
本発明では、上記の各状態のうち自動倍率モードのとき
に用紙が自動に選択されると、そのほとんどが原稿サイ
ズに合わせて用紙サイズを選択するのが通常であること
から倍率のカスケードを等倍に連動させる。また、自動
等倍モードのときに手差し以外の特定のトレイが選択さ
れると、特定サイズの用紙に合わせて原稿がコピーされ
るように倍率のカスケードを自動に連動させる。このよ
うに用紙の選択モードに対応して通常の最も多く利用さ
れるであろうモードに倍率モードを連動させ、同時にA
PMSステートを更新することによって、併用禁止され
たモードの同時選択を少なくしている。しかし、この連
動制御は、あくまでも簡便的に行うものであり、ユーザ
の選択を絶対的に制限するものではない。従って、連動
制御にもかかわらず上記の組み合わせ以外の選択操作が
行われた場合には、そのモードが選択される。そして、
スタートキーが操作されたときに、併用禁止の機能がと
もに選択されている場合には、第31図(d)のコピー
モードテーブルにおいて、倍率とトレイ(TRAY)の
内容とAPMSステートとを照合することによって、そ
の判定を行いキーコントロール部375から表示管理部
377を通して併用禁止メツセージを出力するコマンド
を発行することになる。その倍率連動チェックコントロ
ールの処理フローを示したのが第51図(a)である。
次にそのモジュールの動作概要を説明すると、まず、用
紙トレイのカスケードキーが操作されると、用紙トレイ
のカスケードキーが自動に選択されたか否かを調べ、自
動の場合(YESの場合)には、続いてAPMSステー
トを調べて自動倍率モードであればコピーモードテーブ
ルの倍率を等倍にセットし、表示管理部377を通して
等倍カスケードの表示処理を行うと共に、APMSステ
ート更新処理を行う。また、APMSステートが自動倍
率モードでない場合にはそのままAPMSステート更新
処理を行う。
用紙トレイのカスケードキーが自動以外の選択である場
合(Noの場合)には、続いて手差しトレイ以外か、A
PMSステートが自動等倍モードかを調べ、いずれもY
ESの場合にはコピーモードテーブルの倍率を自動にセ
ットし、表示管理部377を通して自動倍率カスケード
の表示処理を行うと共に、APMSステート更新処理を
行う。
また、手差しトレイが選択されたか又はAPMSステー
トが自動等倍モードでない(少なくともいずれかの判定
処理がNoの場合)にはそのままAPMSステート更新
処理を行う。
以上のような倍率連動チェックコントロールによって、
スタートキーが操作されたときにAPMSステートと用
紙トレイと倍率の3つの情報からモード整合チェックの
判定を行うことができる。
(E)選択肢制御 第52図は使用可能な付加機能に伴う選択肢制御の処理
を説明するための図、第53図は付加装置と機能との関
係を説明するための図である。
本発明が適用される複写機には、様々な付加装置が装備
可能になっている。成るカスケードに着目した場合にお
いて、そのカスケードが単純にを効か否かであるときは
、そのまま画面を変えないことも考えられるが、画面に
表示が残っていればユーザが誤ってそのモードを選択す
ることも当然発生する。しかし、例えばアウトプット装
置、インプット装置、用紙トレイを挙げただけでも多様
な組み合わせが存在する。アウトプット装置では、ソー
ターやフィニッシャの有無があり、用紙トレイでは、M
SIやHCFの有無、インプット装置では、DADFや
RDHの有無がある。さらに用紙トレイでは、MSIと
HCFの両方が装備できるためそれぞれのいずれかがあ
る場合、いずれもある場合、いずれもない場合の組み合
わせがあり、これらを含めると全体では10のパラメー
タになる。このパラメータに対応したカスケードの変化
例を示したのが第53図であり、左端(第1)のカスケ
ードがアウトプット、第2のカスケードが用紙トレイ、
第3のカスケードが拡大/縮小、第4のカスケードが両
面、第5のカスケードが濃度の機能で構成された例を示
している。
第53図に示すように例えばアウトプットでは、ソータ
ーが装備された場合、フィニッシャが装備された場合で
、それぞれのカスケード名が変わり機能の選択肢も変わ
る。従って、アウトプット装置の有無だけでも単純に考
えて3枚の選択モード画面が必要になり、これに用紙ト
レイ、アウトプット装置が加わると、3X4X2=24
枚の選択モード画面が必要になる。その外に、セカンド
デべの偏倚、LDol 枠消し、ページ速写、ジョブプ
ログラム、エディタ等の有無を加え、基本コピー画面、
応用コピー画面、専門コピー画面に反映する機能との関
係をみると、その組み合わせ総数は数千にも及ぶ。この
すべての組み合わせに対応して画面を用意し管理すると
、画面を記憶する領域(ダイアログデータ370)が膨
大になると共にそれだけダイアログ編集での処理量が多
くなるという問題がある。
そこで、本発明では、ダイアログデータ370と表示制
御データ367により少ない画面データ両でフンフィギ
ュレーシdン設定の可能なデータ構造を採用し、フンフ
ィギュレーシeン情報を表示制御データ367に設定す
ることによって各画面のカスケード名及び選択肢を制御
すると共に、変換テーブル364も切り換えることによ
ってキー変換部363での論理キーへの変換を制御して
いる。そのコンフィギュレーシeン設定処理の流れを示
したのが第52図である。
フンフィギュレーシジン設定処理は、第52図(a)に
示すようにパワーオンで本体からのコマンドによりコン
フィギユレーション情報を受信し、その情報に従ってキ
ーコントローる部375から表示管理部377を通して
表示制御部369を起動することによって画面データ表
示用RAMからなる表示制御データ369な内容を更新
する。その更新処理は、同図(b)に示すようにソータ
ー カラー インプット、HCFトレイ等のそれぞれに
ついて有無を調べ、例えば「有」、「無」に応じて「1
」、 「0」のフラグを設定する。
この処理を第32図で説明した表示制御データの設定で
みると、例えばソーター有りの場合には、同図(1)、
(m)の仕様からアドレスAIBに「1」が設定される
と共に、アドレスA38、A39、A3Aにそれぞれ「
2」、 r3」、r4Jが設定される。その結果、同図
(cl)に示すようにカスケード名として「ソーター」
が、その下の選択肢として「コピー受け」、「丁合い」
、「スタック」が表示される。なお、アドレスA38.
A39、A3Aのセル値に上記の順序を変えて設定する
と、選択肢の表示順序を変えることができる。また、ソ
ーター無しの場合にはアドレスAIBに「0」が設定さ
れ、アドレスA3B、A39、A3Aにそれぞれ「1」
が設定される。その結果、カスケード名、各選択肢は全
てブランクとなる。用紙トレイの場合には、同図(j)
の仕様から各アドレスのセル値を「1」から「7」のい
ずれに設定するかによって、その表示順序を変えること
ができる。
同図((り、(d)はフルコンフィギユレーションのキ
ーコードテーブルをROMに持った構成の例を示したも
のである。この場合には、まず、パワーオンによりフル
コンフィギユレーションのキーコード変換テーブルをR
OMからRAM(384)にコピーシ、本体からコンフ
ィギュレーシ日ン情報を受信すると、その情報に従って
RAMのキーコード変換テーブル364を更新する。こ
の更新によって、例えばソーターが実装されている場合
、フィニッシャ−が実装されている場合のそれぞれに応
じた論理キー変換が行われように制御されることは勿論
、ソーターもフィニッシャ−も実装されていない場合に
は、そのカスケードキーが仮に操作されても無効として
処理される。
(F)全自動モードコントロール 本発明のユーザインターフェースにおける全自動モード
は、選択モード画面のいずれかを表示し且つ各カスケー
ドをデフォルト設定にした状態と、全自動画面を表示し
た状態の2通りがある。この同じ全自動モードであって
も、前者の場合には各カスケードの状態を確認できるが
、後者の場合にはそれができない。しかし、使用初期で
装置に慣れない状況では、選択モード画面が表示される
と、5つのカスケードが表示されるためどのような操作
、設定をすればよいのか操作に戸惑いを感じるという問
題があり、このような場合には全自動画面が使用しやす
いと思われるのに対し、操作に慣れた利用者の場合には
むしろ選択モード画面を表示して各カスケードの設定状
態を確認したいという要求が出てくる。
そこで、本発明は、オールクリア状態のときの画面とし
て全自動画面を表示するか、選択モード画面を表示する
かをダイアグモードで不揮発性メモリに設定記憶させる
。この画面を表示する契機は、例えばオールクリアキー
が操作された時、割り込みモードに入った時、予熱キー
により予熱状態から復帰した時、オールクリア機能が動
作した時、パワーオン時等である。これに対して全自動
画面の表示をやめる契機は、ジョブ終了状態でモード選
択キー レビューキー インフォーメータ8ンキーが操
作された時である。
全自動モードでは、先に示した選択モード画面からも明
らかなようにトレイは自動選択、倍率は等倍、コピー濃
度は自動、両面機能は片面のモードが設定される。従っ
て全自動画面でのキーの受付は、ダイレクトキーと画面
変更キーのみが可能となる。このようなキーの受付管理
は、先に説明したようにステートテーブル371に従っ
てキー管理部374が行い、キーコントロール部375
が第31図(d)に示すようなコピーモード378を生
成してコピーモードの管理を行っている。
また、アウトプットモードは、設定枚数の入力内容によ
り、1枚のときはコピー受けとし、2枚以上のときは丁
合モードとする。この処理では、先に説明した第31図
(d)のコピーモードテーブルのバイト19.20の設
定枚数が参照される。この丁合モードを自動的に選択す
るか否かは、不揮発性メモリの設定とする。なお、割り
込みモード時は、ソートモードでの割り込みもあるので
、自動的にソートモードとはしない。
次に第54図(a)により全自動モードのチェックコン
トロールの流れを説明する。
本発明のユーザインターフェースでは、先に説明したよ
うにスタートキーが操作された時に最終的なモード決定
を行うようになっている。従って、全自動モードのチェ
ックにおいても、スタートキーが操作されるのを待ち、
スタートキーが操作されると、全自動画面か否かを調べ
る(ステップの、■)。
全自動画面(No)でない場合には、モード画面の内容
を判断し、実行条件をチェックしてコピーモードを設定
する(ステップ■〜■)。
全自動画面(YES)の場合には、不揮発性メモリの内
容が全自動モードに設定され、インプットモード情報が
ADFであり、且つ設定枚数が2以上であるか否かを調
べ、全ての条件がYESの場合にはアウトプットモード
情報を丁合モードにセットし、少なくともいずれかの条
件がNoの場合にはアウトプットモード情報をコピー受
けにセットする(ステップ■〜[相])。
そして、ユーザインターフェースからメインCPUへ設
定モードによりマシンコマンドを送信スる(ステップ■
)。
第54図(b)はインプット決定処理の流れを説明する
ための図、第54図(C)は設定枚数入力チェック処理
の流れを説明するための図である。
ユーザインターフェースと本体(シーケンスマネージャ
ー)との間では、ユーザインターフェースで操作入力に
応じてコピーモードを決定してマシンスタートコマンド
を本体に送信するが、本体では、マシン状態を監視しつ
つコマンドに従ってソーケンス上のマシンコントロール
を行っている。
そして、原稿がセットされているかいないか、原稿がど
こにセットされているかは、常にセンサで検知し原稿の
有無を判定してユーザインターフェースにインプットス
テータスコマンドを送信してくる。ユーザインターフェ
ースでは、そのコマンドからインプットモードを決定し
ている。また、全自動モードでは、プライオリティがS
 A D F。
ADFl プラテンの順に決められていて、このプライ
オリティに従ってインプットモードの決定処理が行われ
る。
インプット決定処理では、第54図(b)に示すように
まずインプットステータスコマンドを受信するのを待ち
、該コマンドを受信すると、次にインプットステータス
情報が第1のプライオリティの5ADFに原稿セットさ
れた状態か否かを調べる。
5ADFに原稿がある場合(YESの場合)には、イン
プットモード情報を5ADFにセットする。
5ADFに原稿がない場合(Noの場合)には、インプ
ットステータス情報がDADF原稿か否かヲ調べ、YE
Sの場合にはインプットモード情報をADFにセラ斗し
、NOの場合にはインプットモード情報をプラテンにセ
ットする。
また、設定枚数入力チェック処理では、第54図(C)
に示すようにまずテンキーの入力を待ち、テンキーの入
力により設定枚数入力が1桁目か2桁目かを認識し、1
桁目の場合にはそのままRAMの設定枚数情報の1桁目
に入力値をセットし、2桁目以降の場合にはRAMの設
定枚数情報のそれぞれセットされている桁の数値を1桁
ずつ上位にシフトして1桁目に入力値をセットする。
(G)焼付防止画面の制御 第55図は待機状態の焼付防止画面による表示処理の例
を説明するための図である。
ユーザインターフェースとしてCRTデイスプレィを用
いた場合、複写機等の装置では、非使用状態における消
費電力の節約と非使用状態からコピー動作への迅速な移
行を可能にするために待機状態では予熱モードにしてお
くのが普通である。
この予熱モードは、オペレータが使用を終了したときに
予熱キー306を操作すると、その操作毎に設定/解除
されるが、オペレータが予熱キー306の操作を忘れた
場合にも消費電力の節約を図るために自動的に予熱モー
ドに移行するようにしている。この場合、待機状態にお
ける予熱モードであることをオペレータに判りやすくす
るためにそのモード画面をCRTデイスプレィに表示す
る。
ところが、この待機状態は、使用頻度が低くなると長い
時間同じモード画面を表示することになる。
このような固定表示は、CRTデイスプレィを劣化させ
、表示画質を低下させると共にデイスプレィの寿命を短
くすることになる。そこで、本発明では、このような固
定表示によるCRTデイスプレィの劣化を第55図(d
)に示す表示制御によって防止している。
第55図(d)に示す処理では、成る画面が表示されて
から一定時間、例えば15分以上にわたり何も操作がな
い場合、或いはマシンの操作や状態変化がない場合には
待機状態(予熱モード)の画面を表示する。さらに、待
機状態画面を表示した後は、一定時間内に何等かの操作
があればその操作内容に対応した表示画面の切り換えを
行うが、何も操作がない場合にはタイマーをリセットし
て一定時間毎、例えば1.5秒毎に第55図(a)〜(
c)に示すように待機状態画面の表示位置を変更する。
なお、予熱モードにおいて予熱キー30Bを操作すると
、全自動画面に切り替わり、全自動のコピーモードとな
る。待機状態画面の表示位置を変化させる処理は、予め
複数の表示位置及び表示順序を設定しておき、その順序
に従って変更してもよいし、乱数発生手段等を用いてラ
ンダムに表示位置を変更してもよい。このようにすると
、一定時間以上の長時間にわたって固定表示を行うこと
がなくなるので、部分的に一部の画素だけが著しく焼は
付いて劣化するということを防ぐことができる。また、
上記焼付防止画面と同じようにデイスプレィの一部に画
面を表示し時々移動させる表示(ムービングクロック)
をオペレータの操作やマシン動作の中断時に利用しても
よい。この制御は、スタートキーが操作される前のモー
ド設定段階において、あるキー入力があった後、一定時
間経過しても次のキー入力がない場合、或いはスタート
キーが操作され、マシンがコピー動作を開始した後、ジ
ャム等の発生により一定時間画面が固定表示された場合
に行う。そして、キー入力その地回等かの状態変化があ
ったとき、例えばオートスタートでマシンが動作したと
き、オペレータがマシンを操作してインターロックの開
閉や用紙トレイの抜き差し等があったとき、メツセージ
(U、  J。
CAUT I ON)の表示事由の発生/クリア、ジャ
ムの発生/クリア等のマシンの状態が変化したときには
、元の画面に復帰させる。なおこの場合、グラフィック
が常に画面上に収まるように表示することは勿論である
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではな
く、種々の変形が可能である。例えば上記の実施例では
、ユーザインターフェースにCRTデイスプレィを用い
たが、プラズマデイスプレィやELデイスプレィ、液晶
デイスプレィ、蛍光表示管等を用いてもよいし、さらに
タッチパネルを装着してもよい。その配置としても右奥
の隅としたが、左奥の隅にしてもよい。また、CRTデ
イスプレィの表示態様を制御することによってアクセン
トのある表示を行うようにしたが、カラーデイスプレィ
を使用して色彩的な変化を持たせるようにしてもよいし
、選択モード画面を上段からメツセージ領域、設定状態
表示領域、選択領域に領域分割したが、選択領域を真中
にメツセージ領域、設定状態表示領域をその両側に領域
割り当てる他、様々に変形できることはいうまでもない
さらには、モード選択キーを分割した画面の数に対応し
て配置したが、1個のモード選択キーだけで画面の切り
換え操作を行うように構成してもよい。
画面を切り換える場合だけでなく、ポツプアップ画面を
展開する場合や、選択モード画面でのクリア処理(全自
動画面の設定処理)の場合も2組の画像用メモリを用い
るようにしたが、画像用メモリの書き換え速度との関係
で、表示タイミングの合間に書き換えが可能であれば、
直接表示中の画像用メモリの内容を書き換えるようにし
てもよいことは勿論である。また、ユーザインターフェ
ースの操作が中断したまま一定時間が経過すると、注意
を喚起するための画面(ムービングクロツタ)が表示さ
れるが、このような画面やさらにはジャム画面等の切り
換え表示にも本発明が適用できる。
(ItI−6)ダイアグモード表示方式(本発明の要部
) 以上、ユーザインターフェースの表示システムに関して
詳細に説明したが、次に、具体的にはどのような画面表
示がなされるかをダイアグモードを使用して自己診断を
行う場合を例にとって説明する。なお、以下の説明にお
いては各種データの溝造、授受の仕方等については説明
の重複を避けるために必要最小限にとどめることにする
上述したように、ダイアグモードはサービスマンが複写
機をユーザの要望に合わせるために調整する場合や故障
修理の際に使用するモードであり、種々の機能を有して
いる。ダイアグモードとして如何なる機能を持たせるか
は適宜決定すればよい事項であるが、ここでは次の機能
を考えることにする。
■P○・・・NVRAM初期化 ■P1・・・入力チェック ■P2・・・出力チェック ■P3・・・ヒストリーファイル ■P5・・・サブシステムチェック ■P6・・・パラメータ設定 ■P8・・・モード設定 以下、これらのダイアグモードの各機能について表示画
面と共に説明する。
(1)POモード 複写機が出荷されるときはNVMにはある値が書き込ま
れており、これが初期値であるが、通常ユーザの要求に
応じて調整、変更が行われる。この調整、変更は後述す
るP3(ヒストリーファイル)、P6(パラメータ設定
)、P8(モード設定)で行われるが、POモードは調
整、変更されたNVRAMの値を初期状態に戻すために
使用されるモードである。
NVMの初期化というのはNVMの設定に外ならず、従
って後述するP6モードのパラメータ設定を使用して初
期値に設定すれば初期化を行うことはできるが、その場
合には初期値をコード表で探して入力しなければならな
いし、初期化というのは設定とは異なる特別な操作であ
ることに鑑み、本複写機においては初期化と設定とを区
別しているのである。
以下、POモードの際の操作を、第56図のフローチャ
ートおよび第57図の画面表示の例を参照して説明する
先ず、所゛定の操作、例えば適当なファンクションキー
を押しながら電源を投入すると、ダイヤグモードに入る
。そのときの表示画面は第57図aのようであり、ダイ
ヤグモードであること°の表示と文字Pが表示される。
このときマシンは何の動作も行わず、その状態は変化し
ない。この状態でテンキーからOを入力するとPOモー
ドに入り、画面表示は第57図すのようにPOモードに
入ったことを表示する。この画面において、初期化のた
めのリモート値、即ち上述したコード番号に相当する番
号とその解説が表示されている。1は、以下の2〜9に
示されている全ての項目の初期化を行うリモート値であ
ることを示し、以下同様に2はP6−マーキング、つま
りP6で設定したマーキングの初期化を行うリモート値
、3はDADFの初期化を行うリモート値、4はCHM
の初期化を行うリモート値、5はIMMの初期化を行う
リモート値、6はP6のシステムで設定した値の初期化
を行うリモート値、7はユーザインターフェースの初期
化を行うリモート値、8はP3の初期化を行うリモート
値、9はP8の初期化を行うリモート値、であることを
示している。前にも述べたように、従来では、例えば全
ての初期化を行うにはコード表から該当するリモート値
を捜し出して入力していたのであるが、本複写機ではこ
のようにリモート値とその解説が表示されるので、サー
ビスマンはいちいちコード表を捜す必要はなく、操作性
のよいものである。
また、NVMの初期化を細分化し、サブシステム毎に初
期化を行えるようにしたことも特徴の一つである。つま
り、工場出荷時にはパラメータとして設計値が設定され
ているが、使用されていく過程において変更されたパラ
メータ値が次第に固定値となり、ROM化されたり、次
の機種の設計に使用されたりする。従って、当該固定値
とされたパラメータについては初期化を行う必要はない
のであるが、従来はNVMに書き込まれている全てのパ
ラメータ値を初期化していたので、固定化されたパラメ
ータ値については再度設定し直さなければならないもの
であった。これに対して、サブシステム毎にNVMの初
期化を行えるようにしておけば、必要なサブシステムに
対してのみ初期化を行えるので、結果的にNVM初期化
の作業を軽減させることができるものである。そのため
には、NVMに対して各サブシステム毎に所定のバイト
数、例えば100バイトを割り付け、指定されたサブシ
ステムのパラメータ値のみを初期値に戻すようにすれば
よい。
なお、このときもマシンの状態は変化しない。
第57図すの状態で、例えば、全てを初期化するために
、テンキーで1を入力すると、第57図Cに示すように
カーソル800の次の位置に1が表示される。このとき
もマシンは何の動作も行わないのでその状態は変化しな
い。ここでスタートキーが押されると第57図dに示さ
れるように「INIT、Jの文字が表示され、初期化が
開始されたことを作業者に知らせると共に、マシンは入
力されたコード番号に該当するリーモート(サブシステ
ム)のNVMの初期化を行う。なお、初期状態とはP3
では全てol peおよびP8ではコード表に示す初期
値である。
全てを初期化した場合はこれで終了であるが、例えば7
のP8−UIの初期化を行い、次に4のP6−CHMの
初期化を行おうとするときには、上述した手順中箱57
図Cで7を入力して初期化を行い、終了したらストップ
キーを押して直前の画面に復帰させ、更にクリアーキー
を押してPOモードの初期画面に復帰させて第57図す
の画面に戻し、この状態で4を入力して初期化を行う。
また、どの画面の状態においてもPキー(プログラムキ
ー)を押すことによって第57図aのダイアグモードの
初期画面に戻ることができる。つまり、ストップキー 
クリアキーおよびPキーは入力誤りの際に所望の画面に
復帰するための操作に用いられるのである。
第57図では1画面には9項目しか表示されていないが
、より多くの項目がある場合には、カスケードキーを操
作することによりカーソルを上下に移動させて選択する
ようにするか、または、カスケードキーの操作により画
面をスクロールさせるようにすればよい。
(2)PLモード このモードは、スイッチまたはセンサが正しく動作して
いるかどうかを、回路基板のボート側のレベルでチェッ
クし、コネクタ側のレベルで表示することにより入力チ
ェックを行うものである。
勿論、ボートレベルを表示することは可能であるが、そ
のためにはボート、例えばICのピンの部分に多くの配
線を施さなければならず、シe−トしてICを破壊して
しまう危険性もあるので、コネクタ側のレベルで表示す
るようにしたのである。
しかし、実際にはボートとコネクタの間にはゲート、ド
ライバ等が介在しているので、ボートレベルをコネクタ
レベルに変換する手段、例えば論理回路あるいは変換用
のサブルーチンが必要である。
どのような変換手段を採用するかは適宜選択できるが、
本複写機においては設計変更への対応の容易性を考慮し
てサブルーチンを採用している。
以下に、P1モードの際の操作手順と表示画面の例を示
すが、操作手順のフローチャートは第56図に示すPO
モードの場合と同様であるので表示画面例を説明するに
とどめる。
第57図aの画面でテンキーにより1を入力すれば、P
1モードに入り、第58図aの画面が表示される。この
画面において、コードN1の欄にはチェックしようとす
るスイッチまたはセンサのコード番号を入力する。全て
のスイッチまたはセンサにはコード番号が付されている
のでチェックしたいスイッチまたはセンサのコード番号
をコード表で捜して入力するのである。そして、コード
番号で指定された項目に対してスイッチまたはセンサの
0N10FF (高レベル/低レベル)状態が表示され
るが、表示には次の2種類が用意されている。一つは、
スイッチまたはセンサからの入力がディノタルである場
合であり、この場合にはPWB基板のコネクタ信号のレ
ベルで判定された「HJ / rLJを第58図aのレ
ベルの欄に表示する。なお、H/Lは例えば5001I
ISeC毎に判定されるようになされる。もう一つはス
イッチまたはセンサからの入力がアナログである場合で
あり、この場合には、H/Lレベルに変換されて表示さ
れるものと、アナログ値を8ビツトでA/D変換し、第
58図aのrA/DJ欄にO〜255の値で表示される
ものがある。例えば、前者の例としてはPOPセンサが
あり、コネクタ側のレベルがH/L判定基準値、例えば
2V(ボルト)以上のときにはH(高レベル)とされる
。後者の例としては、フユーザサーミスタ、露光ランプ
サーミスタ等がある。なお、A/D値は例えば10 m
5ec周期で書き換えられるようになされ、表示の更新
は例えば5 Q Q m5ec毎に行われるようになさ
れる。
第58図aのrcOUNTJ欄にはスイッチまたはセン
サのH/Lの変化回数が表示される。例えばスイッチは
切り替えが行われるときにはバウンドしてチャタリング
を生じることがあり、それはそのままコネクタ側のレベ
ルに現れるので、その変化回数を表示し、これを接触不
良等の判断材料に使用する。この変化回数を測定するに
は、従来はオンロスコープを用いるしかなかったが、本
複写機ではPWB基板のコネクタ側レベルの変化で判定
した変化回数がシーケンスマネジャーSQMGRサブシ
ステムのCPU内のRAMに格納されているので当該デ
ータを呼び出して画面に表示するのである。
第58図すは、第58図aの状態においてテンキーによ
り23を入力し、スタートキーを押して23というコー
ド番号のスイッチまたはセンサの入力チェックを行った
ときの画面である。これによると、コードNα23のス
イッチまたはセンサは低レベルLであり、H/Lの変化
回数は2回であることが分かる。第58′図すの状態か
ら次のスイッチまたはセンサの入力チェックを行うには
、POモードで述べたと同様にストップキーを押し、更
にクリアキーを押して第58図aの画面に戻り、入力チ
ェックを行いたいスイッチまたはセンサのコード番号を
テンキーで入力するようにする。
以上のように本複写機のダイヤグP1モードでは、従来
行われていたレベル表示に加え、AZD値および変化回
数をも表示するので、スイッチまたはセンサの状態を容
易に把握することができるものである。
(3)P2モード P2モードは出力チェックであり、ハードウェアを部品
単位で動作させ、その動作をみることで部品のチェック
を行うために設けられている。
以下に出力チェックの際の操作手順を第59図のフロー
チャートと第60図の表示画面例を参照しつつ説明する
第57図aのダイアグモードの初期画面の状態でテンキ
ーから2を入力するとP2モードに入り、第60図aに
示す画面が表示される。この状態で、出力チェックを行
いたい部品のコードNαを入力するが、いま、逆転モー
タ(リバースチェンジモータ)1の出力チェックを行う
ためにコードNl1802をテンキーから入力すると第
60図すに示すように802という数字が表示される。
この画面の状態でスタートキーが押されると、マシンが
動作してコードNaに該当する出力ポートをONとする
。このとき表示画面は第80図Cに示すように、コード
Nα802の行にONと表示されて逆転モータ1の出力
ポートがONとなったことが分かる。このとき当該部品
が不良状態にあれば出力ポートがONとなされても動作
しないので、オペレータは上記の操作で出力ポートをO
Nとし、当該部品が動作するかしないかを確認すれば部
品のチェックを行うことができるのである。
第60図Cの状態、即ち単一の部品の出力チェックを行
った状態でストップキーを押すと、ストップキーは直前
に入力したコードNαの出力のみをOFFとする機能を
存するので、この場合は第60図すのフードHaだけが
表示された画面に戻る(実線801の画面遷移)。そし
て、第60図すの状態でクリアキーを押すと、クリアキ
ーは直前のデータを消去する機能を有しているから、実
線802に従って、第60図aのP2モードの初期画面
に戻る。
なお、どの画面においてもPキーが押されるとダイアグ
モードの初期画面である一第57図aに戻る。
以上は単一部品の出力チェックについての説明であるが
、第60図C示されているように、一つのコードNαに
ついて出力ONとするとカーソルは次の行に移動し、次
のコードNaの入力を待機する状態に入るので、例えば
、逆転モータ1のチェックの後、引き続いてメインモー
タ1のチェックを行う場合には、第60図Cの状態でそ
のままメインモータ1のフードN1である801を入力
し、スタートキーを押せば画面は第60図dのようにな
る。
なお、これは第59図の波線803に従う画面遷移であ
る。
このように本複写機の出力チェックでは一つの画面で多
項目の出力チェックを連続して行うことができるように
なされている。つまり、出力チェックは関連する複数個
の部品について行うのが一般的であるが、従来はユーザ
インターフェースの表示文字数が少ないために1コ一ド
分の表示しかできず、従って関連する部品の出力チェッ
クを行う場合にはコード地を一つ一つ入力してチェック
を行い、その結果をメモするなどして総合的に判断せざ
るを得ないものであった。それに対して本複写機におい
ては、一つの画面で複数個、例えば10コード分の部品
の出力チェックを行うことができるので、関連する部品
を一括してチェックすることができ、操作性がよいもの
である。
上記のように複数のコードNαの出力チェックを同一画
面上で行えるようにすると次のような問題が生じる。つ
まり、いくつかの部品の出力チェックを行い、いま第6
0図eの状態にあるとすると、この状態で全てのコード
NIlの出力をOFFとして出力チェックを終了したい
場合もあろうし、例えばコードNa801のみの出力を
一旦OFFとして引き続き出力チェックを続行したい場
合もあるので、あるコードNαの出力のみをOFFとす
る操作と、全てのコード゛Nαの出力をOFFとする操
作を区別しなければならないのである。
そのためにどのキーにどのような機能を持たせるかは適
宜設定できるところであるが、本複写機においては、一
つのコードNaの出力をOFFにする場合にはストップ
キーを使用し、全てのコードNαの出力をOFFとする
場合にはPキーを使用することとし、他のモード時にお
ける各キーの機能と矛盾せず、相似な機能を持たせるこ
とにしたのである。
さて、第60図eの状態で、例えば、メインモータ1(
コードNα801)の出力のみをOFFとしたい場合に
は次のような操作を行う。上記のようにストップキーは
直前のコードNαについてだけOFFとするから、もし
第60図eの状態でコードNa805の出力をOFFに
するなら単にストップキーを押せばよいのであるが、そ
れ以前のコードNaである801については、先ず第6
0図eの状態でチンキ−で801を入力してスタートキ
ーを押しく第60図f)、次にストップキーを押してO
FFとする(第60図g)。このときには直前の801
の行ばかりでなく、その3行上の801の行もOFFと
なされる。
これは出力チェックが終了したにもかかわらず以前の同
一コードNαをON表示のままにしておくとオペレータ
が見誤って故障と判断しかねないので、同一コードNα
のON、OFF表示は常に同じ状態にしておく必要があ
るのである。勿論、同一コードNαが入力されたときに
以前の同じコードNaを削除する編集機能を持たせるこ
とはできるが処理が複雑になるので、上述したように同
一のコードNαの有無を確認して画面上に同一コードN
aが表示されているときには同一の表示を行うにとどめ
るのがよいのである。
なお、この画面の状態においても次の行にはカーソルが
表示されてコードNα入力の待機状態になされている。
この画面遷移は第59図の波線804に従うものである
第60図gの状態でクリアキーが押されると、OFF状
態にある最下のコードNαが消去され、第60図りの画
面になる。このときそれ以前のコードNα801の行は
OFF表示されたままであるので、過去に出力チェック
が行われたが、現在は終了していることが分かるのでオ
ペレータは誤った判断をすることはない。これは第59
図の波線805に従う画面遷移である。
以上のように、ストップキーを使用することにより、複
数の部品の出力チェックを行っている場合、その中のあ
る部品について出力をOFFさせることができる。これ
に対して、第60図eの状態で全ての部品の出力をOF
Fする場合、出力チェックを取り消す場合、もしくはダ
イヤグモードを変更する場合にはPキーを操作すること
によりどの画面の状態からでもダイヤグモードの初期画
面に戻ることができる。
このように、複数の部品の出力チェックを行っている場
合には、ストップキーとPキーを使い分けることにより
所望のコードNaの部品について出力をOFFとするこ
とができるので操作がよいものである。
(4)P3モード P3のヒストリーファイルは、SQMGRサブシステム
のCPU内のRAMに格納されているヒストリーファイ
ルからデータを得てU/Iの画面に表示することにより
複写機の履歴を参照することでマシンの調整箇所の目安
としたり、次の複写機の設計資料としたり、更には各種
カウンターの内容を参照することにより部品交換の目安
とするために設けられているものであり、第61図に示
す内容を含んでいる。HI S I (High Fr
equencyServlce Item)は各トレイ
のフィード枚数等を参照するもので、第62図に示すよ
うに13種類の項目を含んでいる。
ダイヤグモードの初期画面(第57図g)で3を入力し
てP3モードに入り、そこで1を入力するとHF5Iの
画面が表示され、スタートキーを押すと第63図gに示
す画面となる。この画面において、1〜13の番号は第
62図の地に対応している。例えば、第63図gから上
段トレイのフイード数は1234枚であることが分かる
。なお、HF5Iの種類は13しがないので第63図a
の14以下は空欄になされている。
ジャムヒストリーは最近発生したジャム20回分をジャ
ムコードで記憶しておき表示するもので、その例を第6
3図すに示す。この画面でNα1が一番最近に発生した
ジャムのコードである。つまり、一番最近に発生したジ
ャムは13というコードのジャムであること、その前の
ジャムもコードNα13のジャムであることが分かる。
そして作業者はコード表を参照しながらジャムの内容を
確認するのである。
フェイルヒストリーはUコード、即ちサービスマンに連
絡が必要なハードの故障が何回、発生したかを表示する
もので、最近発生したフェイル情報を20回分フェイル
コードで記憶しておき表示するものであり、1例を第6
3図Cに示す。第63図すの画面と同様に1に表示され
ているのが一番最近に発生したフェイルのフード限であ
る。従ってこの図によれば、最近3回のフェイルが発生
しており、一番最近に発生したフェイルはコードN1が
82というフェイルであることが分かる。当該コードN
aがどのようなフェイルであるかはコード表を参照して
確認する。
ジャムカウンターは本体(PROC)と入出力(INl
oUT)に分かれており、それぞれ本体、入出力に設け
られている各種カウンターの内容を参照できるものであ
る。本体のジャムカウンター表示の例を第63図dに、
入出力のジャムカウンター表示の例を第63図eにそれ
ぞれ示す。第63図dによれば本体には26個のジャム
カウンターがあり、コード亀1のカウンターは1回ジャ
ムを検知し、コードNα9のカウンターは2回ジギムを
検知していること等が分かる。第63図eについても同
様である。
以上のようにP3モードにおいては、従来の1項目ずつ
の表示に比較し各種のヒストリーがそれぞれ1画面上に
表示されるので、作業者は一目で各ヒストリーを確認で
きるものである。
(5)P5モード P5のサブシステムチェックは、マーキングのサブシス
テムの単体動作あるいはセットアツプ動作を自動的に実
行させてチェックするものであり、第64図に示すよう
に14のモードを有している。
第65図にP5モードの表示画面の例を示す。
まず、適当なファンクシ日ンキーを押しながら電源ON
すると、ダイヤグモードに入り(第57図a ) N 
 この状態でテンキー5を押すと、P5システムチェッ
クに入り、画面表示は第65図aに示すようにP5モー
ドに入ったことを表示する。
そして、例えばパッチジェネレータリモート(PGRE
M)セットアツプ用コードである10を入力すると、表
示画面は第65図すのようにチェックモード表示となり
、この状態でスタートキーを押すと、パッチジェネレー
タリモートセットアツプが自動的に実行される。この時
の表示画面は第65図Cのようにコードナンバー10、
パッチ領域の電圧を示すV P G A、  及びモニ
ターするリモート値が表示される。そして、ストップキ
ーを押すと、第65図すの表示画面に戻り、この状態で
Pキーを押すと、自己診断モードの初期画面に戻る。ま
た、第65図すの表示画面にある状態で、クリアキーを
押すと、第85図aの表示画面の状態になり、他のチェ
ックコードが入力可能になる。
こうして、各チェックモードに応じたコードナンバーを
入力することにより、ダイヤグモードにおける各モード
を走らせることができる。
(8)Paモード P6はパラメータ設定、即ち、マシンのばらつきをなり
シ、設計値通りの状態にするためにNVRAMの値を調
整するモードである。
第66図にパラメータ設定を行う際の操作のフローチャ
ートを、第67図に表示画面の例を示す。
先ず、所定のキー操作により第57図aのダイアグモー
ドの初期画面を呼び出し、テンキーで6を入力すると第
67図aに示すP6モードの初期画面が表示される。こ
の状態でコード陽を入力すると該コードNαによって指
定された項目に対するマシン制御のパラメータの現在の
設定値(CURRE?IT)および初期値(INITI
AL)が表示されるが、いま、DADF原則開始タイミ
ングのパラメータを確認するためにコードNα500を
入力すると、画面は第67図すに示すように変わり、ス
タートキーが押されると、第67図Cに示すように入力
されたコードNa31を先頭に10コード分のコード点
と、そのコードNaに該当するモードの現在の設定値お
よび初期値が表示される。この画面からコードNα50
G〜502の設定値は128であり、初期値は100で
あることが分かる。コード点503〜509は使用され
ていないのでNG (No Good)という表示がな
されている。このときスタートキーボードが押されたの
で、始めてマシンは動作し、コードNα500のカレン
ト値である128をNVMから読み出す。
第67図Cに示すように、入力されたコードN11から
連続する10のコードを表示するのは、コード番号はば
らばらに付されるのでなく、関連するもの毎に付される
のであり、また、あるパラメータを変更する場合には関
連する箇所のパラメータを参照する必要があるからであ
る。これに対して従来は、パラメータ値の表示は一度に
は1つじか表示されないので、パラメータを変更しよう
とすると、関連するパラメータ値を一つ一つ入力するこ
とによって参照していたが、上述した表示によれば一つ
のコードNαを入力するだけで関連するコードNαのパ
ラメータも表示されるので作業効率を向上させることが
できるものである。なお、第67図Cでは連続する10
コードを表示するようになされているが、いくつのコー
ドを表示するかは必要に応じて決定できるものである。
また、第67図Cにおいて初期値を表示するのは、NV
RAMの値を調整する際には初期値が目安になるからで
ある。従来は現在の設定値だけが表示されていたが、上
記の表示では初期値をも表示しているので、初期値を知
るためにコード表を参照する必要はなく、この点でも作
業効率を向上できるものである。
第67図Cの状態でコードN1500の設定値を128
から105に変更しようとしてテンキーで105を入力
すると、画面は第67図dに示すように、コードN[L
500の行の表示が白黒反転され、カレント値カ月05
に変わる。この状態でスタートキーが押されると画面は
第67図eに示すように白黒反転表示から通常の表示状
態に戻ると共にNVMには105が書き込まれる。この
ように設定値を書き換える箇所の表示を白黒反転表示す
ることによって作業者は容易に作業内容を確認すること
ができ、結果として作業効率を向上させることができる
ものである。
第67図eの状態から次にコードNα502の設定値を
更新しようとする場合には、カスケードキーでカーソル
を上下させるか、または画面をスクロールさせて502
の位置にカーソルを合わせ、上記の操作を行えばよい。
従来、設定値を変更する場合にはコードNαを一つ一つ
入力しなければならなかったが、カスケードキーで所望
の位置にカーソルを移動させるだけでパラメータ設定を
行うことができるので、パラメータ設定の作業をスピー
ドアップさせることができる。
なお、第67図すの状態でクリアキーを押せば入力され
たコードNαをクリアして第67図aのP6モードの初
期画面に戻り、第67図Cの状態、および第02図eの
状態でストップキーを押せば第67図すの画面に復帰し
、また、どの画面の状態においてもPキーを押すことに
よりダイヤグモードの初期画面(第57図a)に戻るこ
とができる。
以上の説明において、テンキーで設定された設定値が設
定範囲の上限より大きい場合には設定範囲上限値に自動
的に補正され、設定範囲下限より小さい場合には設定範
囲下限値に自動的に補正されるようになされている。
(7)P8モード P8は優先トレイの変更、オートクリア有無の指定、A
PS(自動用紙選択)/ATS (自動トレイ選択)の
有無の設定等、マシンの機能をユーザの希望するモード
に変更するものである。第68図にモード設定の種類と
そのコードNlの一部を示すが、ユーザの種々の要求に
対応できるように多くのモード設定を行うことができる
ようになされている。
以下、第69図のフローチャートと第70図の表示画面
の例を参照してP8のモード設定を行う際の手順を説明
する。
先ず、所定のキー操作により第57図aのダイアグモー
ドの初期画面を呼び出し、テンキーで8を入力すると第
70図aに示すP8モードの初期画面が表示される。こ
の状態で、いま、ソータの1ビンに収納する枚数を設定
するためにコードNr131をテンキーで入力すると、
画面は第70図すに示すように変わり、スタートキーが
押されると、第70図Cに示すように入力されたコード
Na31を先頭に10コード分のコードNllと、その
コードNαに該当するモードの現在の設定値(CURR
ENT)および初期値(INITIAL)が表示される
。コードNa34〜40は使用されていないのでNG 
(No Good)という表示がなされている。このと
きスタートキーボードが押されたので、始めてマシンは
動作し、コードNa31のカレント値である50をNV
Mから読み出す。ここでコードNα31のモードのカレ
ント値を50から25に変更しようとしてテンキーで2
5を入力すると、画面は第70図dに示すように、コー
ドNα31の行の表示が白黒反転され、カレント値が2
5に変わる。この状態でスタートキーが押されると画面
は第70図eに示すように通常の表示状態に戻ると共に
NVMには25が書き込まれる。この場合、カーソルが
コードNα31の箇所にあるのでテンキーで所望のカレ
ント値を入力すれば足りるが、もし第70図Cの状態で
コードNa34のモードの設定を変更しようとする場合
には、カーソルをカスケードキーによりコードNa34
の箇所に移動させて上述した操作を行わなければならな
い。なお、第70図すの状態でクリアキーを押せば入力
されたフードNαをクリアして第70図aのP8モード
の初期画面に戻り、第70図Cの状態、および第70図
eの状態でストップキーを押せば第70図すの画面に復
帰し、また、どの画面の状態においてもPキーを押すこ
とによりダイヤグモードの初期画面(第57図a)に戻
ることができる。
以上述べた操作によりコードNαが付されたモードに付
いてはユーザが所望の状態に設定できるのであるが、次
に、本複写機におけるモード設定の特徴であるAPS/
ATS機能の切り換えについて説明する。
本複写機のようにAPS(自動用紙選択)およびATS
 (自動トレイ選択)機能を有する複写機において、A
TSモードに設定されていれば、コピーの最中に現在使
用されているトレイに用紙がなくなった場合には各トレ
イの用紙サイズを検索し、同一サイズの用紙が入ってい
るトレイがあれば、自動的にトレイを切り換えてコピー
動作が続行されるようになされている。しかし、その一
方、トレイによっては色紙、OHP用紙等の特殊用紙が
入れられるものもあり、その場合に用紙サイズが同じだ
からといってATS機能により特殊用紙が入ったトレイ
が選択されると、色紙、oHP用紙等の特別な用紙にコ
ピーされてしまうという不都合が生じることになる。
そこで、本複写機のダイヤグモードのP8ではAPS/
ATS機能の有無の設定を行えるようにしたのである。
なお、APS/ATSモードのを無の設定は一般的には
全てのトレイに対して行うことができるが、上記の説明
で上段トレイに限ったのは、特殊用紙は上段トレイに入
れられる場合が多いからである。
さて、第68図に示されているように当該モードはコー
ドNr173が付されているので、上段トレイをAPS
/ATSの対象から外す場合には、第70図aの状態で
テンキーから73を入力してスタートキーを押し、73
〜82のコードNα、およびそのカレント値と初期値が
表示された状態でテンキーで1を入力しスタートキーを
押せばよい。
第71図に上段トレイがAPS/ATSの対象から外さ
れた場合のトレイ選択の判定処理のフローチャートを示
す。即ち、以下の説明においては上段トレイはAPS/
ATSの対象から外されているものとする。
選択トレイ判定処理においては、先ずステップS1で現
在使用中のトレイの用紙の有無が判断される。この判断
は第72図に示すトレイステータステーブル、および第
31図dのコピーモードテーブルを参照することで行う
ことができる。つまり、 トレイステータステーブルは
第72図に示すように全部で12バイト構成のテーブル
であり、上段トレイからデユープレックストレイまでの
各トレイについてそれぞれ2バイトで用紙の有無、用紙
サイズ等のトレイの状態を示すものであり、更に第31
図dのテーブルのTRAYの項で現在使用しているトレ
イが分かるから、これらの情報を参照することによりス
テップS1の判断を行うことができるのである。なお、
第72図において、C3とあるのはトレイが本体にセッ
トされていないことを示すコードである。
さて、第71図のステップS1でまだ用紙が有ると判断
されると当該トレイを使用し続け、用紙が無い場合には
ステップS2で現在APSモードが選択されているのか
どうかが判断される。この処理は第31図dのコピーモ
ードテーブルのAPMS 5TATEの項を参照するこ
とにより行うことができる。本複写機のP8においては
、APSモードの場合に限ってAPS/ATSの有無の
設定が可能なようになされているから、ステップS2で
APSモードでないと判断されるとステップS7に分岐
して画面状にノーペーパーである旨を表示して処理を終
了し、APSモードであればステップS3において、こ
れまで使用していた用紙と同じサイズの用紙が入ったト
レイの有無が判断される。
この処理も第72図に示すトレイステータステーブルお
よび第31図dのコピーモードテーブルを参照すること
で行うことができる。つまり、 トレイステータステー
ブルのサイズの項目を参照すれば各トレイに収納されて
いる用紙のサイズを知ることができ、またコピーモード
テーブルのTRAMの項から現在使用中のトレイNαが
分かるから、当該トレイの用紙サイズと同じサイズの用
紙が収納されているトレイNαを検索すればよい。
同一サイズの用紙が入ったトレイが見つかればステップ
S4で当該トレイが上段トレイであるかが判断される。
この処理はトレイステータステーブルのトレイNαを参
照することにより行うことができる。上段トレイでなけ
ればステップS6で当該トレイを次に使用するトレイと
してコピーモードテーブル(第31図d)のTRAMの
項に当該トレイのトレイNαを書き込み、処理を終了す
る。
ステップS4で同一サイズの用紙が入ったトレイが上段
トレイと判断されると、ステップS5で上段トレイがA
PS/ATS禁止モードか否かが判断される。上述した
ところからAPS/ATSモードが禁止されているか否
かはNVRAMで設定されるから、このステップS5の
処理はNVRAMの値を参照することにより行うことが
できる。
この場合上段トレイはAPS/ATSモードが禁止され
ている状態にあるから、再びステップS3に戻ってトレ
イステータステーブルの次のトレイNl以下のトレイに
ついて検索を行う。ステップ83以下の処理の結果、同
一サイズの用紙が入ったトレイがなければステップS7
に分岐して画面上にノーペーパーである旨を表示して処
理を終了する。
以上述べてきたように、本複写機のダイヤグモードのP
8において、所定のトレイをAPS、ATSモードの対
象から外すことができるようにしたので、特殊用紙を使
用する場合に不都合が生じることを防止できるものであ
る。
[発明の効果コ 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ユー
ザインターフェースとしてCRTデイスプレィ等の一度
に多くの情報を表示可能なデイスプレィを使用するので
、次のような種々の優れた効果を奏するものである。
PONVRAM初期化ではコードNαの解説を表示する
のでサービスマンはNVRAMの初期化ヲ行う際にいち
いちコード表を参照する必要がない。
P1人カチェックでは、従来はレベルの表示しかなされ
なかったが、レベルに加えてA/D値およびH/Lの変
化回数をも表示するのでスイッチまたはセンサの接触不
良等を容易に見つけ出すことができる。
P2出力チェックでは最大10コード分の0N10FF
表示を行うので関連する部品の出力チェツクを1画面内
で行うことができると共に、1画面内に同一コードがあ
った場合にその0N10FFは常に統一されて表示され
るので、サービスマンの判断の誤りを防止できる。
P6パラメータ設定では、入力されたコードNαを先頭
として連続する10コード分のパラメータが表示される
ので1画面内で関連するコードのパラメータを参照でき
る。また、パラメータとしては現在の設定値に加えて初
期値をも表示するので、パラメータ値を調整する場合に
便利である。更に、パラメータ設定を行う場合には設定
を行うコードの欄が白黒反転表示となるのでサービスマ
ンは容易に作業内容を確認することができる。
P8モード設定では所望のトレイをAPSl ATSの
対象トレイから外せるようにしたので、特殊用紙を使用
する場合にも不都合が生じることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自己診断モード表示方式の1実施
例構成を示す図、第2図は全体の概略構成を示す図、第
3図は制御系のシステム構成を示す図、第4図はCPU
のハード構成を示す図、第5図はシリアル通信の転送デ
ータ構成と伝送タイミングを示す図、第6図は1通信サ
イクルにおける相互の通信間隔を示すタイムチャート、
第7図はプロセッサの状態遷移図、第8図は走査露光装
置の構成を示す図、第9図はレンズ駆動系の構成を示す
図、第10図は光学系の制御システム構成を示す図、第
11図は光学系の動作を説明するための図、第12図は
マーキング系を説明するための概略構成図、第13図は
感材ベルト上のパネル分割を説明するための図、第14
図はマーキング系の機能の概略を示すブロック構成図、
第15図はマーキング系制御シーケンスのタイミングチ
ャートを示す図、第16図は用紙搬送系を説明するため
の側面図、第17図は用紙トレイの側面図、第18図は
デユーブレックストレイの平面図、第19図は原稿自動
送り装置の側面図、第20図はセンサの配置例を示す平
面図、第21図は原稿自動送りの作用を説明するための
図、第22図はソータの構成を示す側面図、第23図は
ソータの駆動系を説明するための図、第24図はソータ
の作用を説明するための図、第25図はデイスプレィを
用いたユーザインターフェースの取り付は状態を示す図
、第26図はデイスプレィを用いたユーザインターフェ
ースの外観を示す図、第27図はU/I用CPUとシリ
アル通信で接続されたメインCPUとの関係を示す図、
第28図はユーザインターフェースのハードウェア構成
を示す図、第29図はユーザインターフェースのソフト
ウェア構成を示す図、第30図はジョブコントローラに
用意されるテーブルの例を示す図、第31図は画面デー
タの構成例を示す図、第32図は画面編集処理を説明す
るための図、第33図は基本コピー画面とそのポツプア
ップ画面の例を示す図、第34図は応用コピー画面とそ
のポツプアップ画面の例を示す図、第35図は専門コピ
ー画面とそのポツプアップ画面の例を示す図、第36図
インフォメーシロン画面とそのポツプアップ画面の例を
示す図、第37図はジャム画面の例を示す図、第38図
はレビュー画面と全自動画面の例を示す図、第39図は
画面の切り換え制御を説明するための図、第40図は画
面レイアウトの類別例を示す図、第41図a)はキーボ
ードスキャンの設定マツプの例を示す図、第41図b)
はLEDスキャンの設定マツプの例を示す図、第42図
は表示タイミングを示す図、第43図はV−RAMのア
ドレス対応例を示す図、第44図は第1のV−RAMの
番地とCRT表示位置との対応を示す図、第45図はキ
ャラクタジェネレータの読み出し回路を説明するための
図、第46図はドツトパターンとデータ及びスキャンア
ドレスの対応例を示す図、第47図は属性データに従っ
たビデオ信号の制御回路の構成例を示す図、第48図は
電源オンからコピー動作が開始するまでの全体の処理の
流れを説明するための図、第49図は画面編集処理を説
明するための図、第50図は設定状態表示領域の変更処
理の流れを説明するための図、第51図はモード整合チ
ェックのアルゴリズムを説明するための図、第52図は
使用可能な付加機能に伴う選択肢制御の処理を説明する
ための図、第53図は付加装置と機能との関係を説明す
るための図、第54図(a)は全自動モードのチェック
コントロールの流れを説明するための図、第54図(b
)はインプット決定処理の流れを説明するための図、第
54図(c)は設定枚数入力チェック処理の流れを説明
するための図、第55図は待機状態の焼付防止画面によ
る表示処理の例を説明するための図、第56図はPOモ
ード時の操作手順のフローチャートを示す図、第57図
はPOモード時の画面表示の例を示す図、第58図はP
1モード時の画面表示の例を示す図、第59図はP2モ
ード時の操作手順のフローチャートを示す図、第60図
はP2モード時の画面表示の例を示す図、第61図はヒ
ストリーファイルの内容の例を示す図、第62図はHF
5Iの種類の例を示す図、第63図はP3モード時の画
面表示の例を示す図、第64図はP5の各モードの例を
示す図、第65図はP5モード時の画面表示の例を示す
図、第66図はP6モード時の操作手順のフローチャー
トを示す図、第67図はP6モード時の画面表示の例を
示す図、第68図はP8モードで設定が可能なモードの
例を示す図、第69図はP88モードの操作手順のフロ
ーチャートを示す図、第70図はP88モードの画面表
示の例を示す図、第71図は選択トレイ判定処理のフロ
ーチャートを示す図、第72図はトレイステータステー
ブルの構成例を示す図、第73図はコンソールパネルを
用いた従来のユーザインターフェースの例を示す図であ
る。 01・・・キー入力手段、02・・・状態判別手段、0
3・・・画面表示制御手段、04・・・表示手段。 出  願  人 富士ゼロックス株式会社代理人 弁理
士 菅 井 英 雄(外4名)第2図 第1図 モ=ツてイ匙串τる 第3図 第5図 (a) (b) APPSχ′45する 第4図 第7図 第8 図(b) 第8 図(C) 第9 図(a) 第9 図(b) 第11 図(a) 第11 図(ト) ホー4也〉す 第10図 第17図 第18図 RONTt 第 20図 第22図 す 第 図 第24図 (C) (d) 第25図(d) 第25図(e) 第25図(f) 第30図 第31図(a) 第31図<b) 第31図(d) 第32図 (a) (b) 第32図 (d) V V 第32図 第32図(i) 第32図(j) !32図(【) 第32図(k) 第32図(m) 第36図(a) 第36図(C) 第37図(a) (b) 第38図 (a) (b) 第40図 第39図 第41図 第44図 第43図 第46図 第50図 第51図 (シ) 第51図 第51 図 第52図 (a) 第52vlJ(c) 第52図(d) 第54図 (a) 第53図 第55図 <、d) M2S図 α (し ○ 山 し a し e 渠 第60図 第63図 ■ し Q 第63図 α 第65図 ■ し ν C 第67匪 山 す 第71図

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表示手段と、キー入力手段と、前記キー入力手段
    で入力された指示が自己診断モードか否かを判別する状
    態判別手段と、前記状態判別手段で自己診断モードであ
    ると判別された場合に前記表示装置に所定の自己診断モ
    ード画面の表示を行う画面表示制御手段とを具備し、前
    記キー入力手段で指示されたモードが自己診断モードの
    パラメータ初期化である場合には上記表示手段にパラメ
    ータ初期化のコード番号および当該コード番号の説明を
    表示することを特徴とする自己診断モード表示方式。
  2. (2)上記コード番号はサブシステム毎に割り当てられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の自己診断モード
    表示方式。
  3. (3)表示手段と、キー入力手段と、前記キー入力手段
    で入力された指示が自己診断モードか否かを判別する状
    態判別手段と、前記状態判別手段で自己診断モードであ
    ると判別された場合に前記表示装置に所定の自己診断モ
    ード画面の表示を行う画面表示制御手段とを具備し、前
    記キー入力手段で指示されたモードが自己診断モードの
    入力チェックである場合には上記表示手段に部品のコー
    ド番号、入力レベルおよび入力レベルの変化回数を表示
    することを特徴とする自己診断モード表示方式。
  4. (4)前記入力レベルは、前記部品からの入力がディジ
    タル入力である場合には高レベルまたは低レベルで表示
    し、前記部品からの入力がアナログ入力である場合には
    前記アナログ入力をA/D変換した値で表示することを
    特徴とする請求項3記載の自己診断モード表示方式。
  5. (5)上記入力レベルの表示はプリント基板のコネクタ
    信号レベルに基づいて行われることを特徴とする請求項
    3または4記載の自己診断モード表示方式。
  6. (6)表示手段と、キー入力手段と、前記キー入力手段
    で入力された指示が自己診断モードか否かを判別する状
    態判別手段と、前記状態判別手段で自己診断モードであ
    ると判別された場合に前記表示装置に所定の自己診断モ
    ード画面の表示を行う画面表示制御手段とを具備し、前
    記キー入力手段で指示されたモードが自己診断モードの
    出力チェックである場合には上記表示手段に複数の部品
    のコード番号および出力状態が表示可能となされている
    ことを特徴とする自己診断モード表示方式。
  7. (7)上記複数の部品のコード番号の中に同一のコード
    番号がある場合には当該コード番号の出力状態の表示を
    常に同一にすることを特徴とする請求項6記載の自己診
    断モード表示方式。
  8. (8)上記出力状態はONまたはOFFで表示されるこ
    とを特徴とする請求項8または7記載の自己診断モード
    表示方式。
  9. (9)上記キー入力手段の所定の第1のキーを操作する
    ことにより上記複数の部品のコード番号の内の一つのコ
    ード番号の出力のみがOFFとなされ、上記キー入力手
    段の所定の第2のキーを操作することにより上記複数の
    部品のコード番号の全てのコード番号の出力がOFFと
    なされることを特徴とする請求項6、7または8記載の
    自己診断モード表示方式。
  10. (10)表示手段と、キー入力手段と、前記キー入力手
    段で入力された指示が自己診断モードか否かを判別する
    状態判別手段と、前記状態判別手段で自己診断モードで
    あると判別された場合に前記表示装置に所定の自己診断
    モード画面の表示を行う画面表示制御手段とを具備し、
    前記キー入力手段で指示されたモードが自己診断モード
    のパラメータ設定である場合には上記表示手段に、入力
    されたコード番号を先頭とする連続するコード番号を所
    定の数表示し、更に表示されたコード番号のパラメータ
    の現在の設定値および初期値を表示することを特徴とす
    る自己診断モード表示方式。
  11. (11)カスケードキーによりカーソルが移動可能にな
    されていることを特徴とする請求項10記載の自己診断
    モード表示方式。
  12. (12)カスケードキーにより画面がスクロールされる
    ことを特徴とする請求項10記載の自己診断モード表示
    方式。
  13. (13)上記キー入力手段により所望のコード番号の現
    在の設定値を更新する場合には当該コード番号の欄が反
    転表示されることを特徴とする請求項10、11または
    12記載の自己診断モード表示方式。
  14. (14)表示手段と、キー入力手段と、前記キー入力手
    段で入力された指示が自己診断モードか否かを判別する
    状態判別手段と、前記状態判別手段で自己診断モードで
    あると判別された場合に前記表示装置に所定の自己診断
    モード画面の表示を行う画面表示制御手段とを具備し、
    前記キー入力手段で指示されたモードが自己診断モード
    のモード設定である場合には所定のコード番号を入力す
    ることにより予め定められた複数のモードの内所望のモ
    ードの状態を設定可能となされていることを特徴とする
    自己診断モード表示方式。
  15. (15)上記予め定められたモードには、少なくとも所
    定のトレイに対して自動用紙選択モード、自動トレイ選
    択モードの対象から除外できるようになされていること
    を特徴とする請求項14記載の自己診断モード表示方式
  16. (16)上記キー入力手段により所望のコード番号のモ
    ードの状態を変更する場合には当該コード番号の反転表
    示されることを特徴とする請求項14または15記載の
    自己診断モード表示方式。
JP63202595A 1988-08-12 1988-08-12 自己診断モード表示方式 Pending JPH0251170A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63202595A JPH0251170A (ja) 1988-08-12 1988-08-12 自己診断モード表示方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63202595A JPH0251170A (ja) 1988-08-12 1988-08-12 自己診断モード表示方式

Related Child Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9286640A Division JP2970621B2 (ja) 1988-08-12 1997-10-20 表示装置の制御装置
JP10054775A Division JPH10240079A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 記録装置
JP10054774A Division JP3069075B2 (ja) 1998-03-06 1998-03-06 記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0251170A true JPH0251170A (ja) 1990-02-21

Family

ID=16460077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63202595A Pending JPH0251170A (ja) 1988-08-12 1988-08-12 自己診断モード表示方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0251170A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980054736A (ko) * 1996-12-27 1998-09-25 김광호 초기 팩시밀리 상태 리스트 출력방법
US6813038B1 (en) 1995-11-08 2004-11-02 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus for controlling image processing and a method for controlling image processing

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5210142A (en) * 1975-07-14 1977-01-26 Canon Inc Paper feed device
JPS60158430A (ja) * 1984-01-27 1985-08-19 Minolta Camera Co Ltd 複写機
JPS617906A (ja) * 1984-06-22 1986-01-14 Ricoh Co Ltd 装置状態の表示装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5210142A (en) * 1975-07-14 1977-01-26 Canon Inc Paper feed device
JPS60158430A (ja) * 1984-01-27 1985-08-19 Minolta Camera Co Ltd 複写機
JPS617906A (ja) * 1984-06-22 1986-01-14 Ricoh Co Ltd 装置状態の表示装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6813038B1 (en) 1995-11-08 2004-11-02 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus for controlling image processing and a method for controlling image processing
US7289239B2 (en) 1995-11-08 2007-10-30 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus for controlling image processing and a method for controlling image processing
US7589848B2 (en) 1995-11-08 2009-09-15 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus for controlling image processing and a method for controlling image processing
KR19980054736A (ko) * 1996-12-27 1998-09-25 김광호 초기 팩시밀리 상태 리스트 출력방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0252834A (ja) ジャム画面表示方式
JP3508989B2 (ja) 表示装置及び該表示装置を備えた記録装置
JP3116899B2 (ja) ユーザインターフェース用表示装置
JP3069075B2 (ja) 記録装置
JPH0251170A (ja) 自己診断モード表示方式
JP3042509B2 (ja) 表示装置
JP2970621B2 (ja) 表示装置の制御装置
JP3028086B2 (ja) ユーザインターフェース用表示装置
JP3312727B2 (ja) 表示装置及び該表示装置を備えた記録装置
JP3223886B2 (ja) 記録装置
JP2005302013A (ja) 画像読取装置及び画像読取システム
JP2960420B2 (ja) ユーザインターフェース用表示装置、及び記録装置
JP3028085B2 (ja) 記録装置
JP3185764B2 (ja) 表示装置の制御装置、及び表示装置
JP3201361B2 (ja) ユーザインターフェース用表示装置及び記録装置
JP2888237B2 (ja) 表示装置及び該表示装置を備えた記録装置
JP2887800B2 (ja) ユーザインターフェース用表示装置及び記録装置
JP2972829B2 (ja) 記録装置
JP2996463B2 (ja) ユーザインターフェース用表示装置
JP2002189548A (ja) 表示装置、該表示装置を備えた記録装置および表示方法
JP2687134B2 (ja) 記録装置の表示装置
JP3149848B2 (ja) 表示装置及び該表示装置を備えた記録装置
JP3137184B2 (ja) 表示装置
JP2002040880A (ja) ユーザーインターフェース用表示装置
JP2002189389A (ja) 表示方法およびその装置